国家公務員は高卒でもなれる?高卒者試験の概要や受験資格・仕事内容についても紹介
「高卒でも国家公務員にはなれるの?」
「高卒で国家公務員になるはどうすればいいの?」
こんな疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
国家公務員という響きから、大卒ではないとなれないと思っている人も一定数います。しかし、高卒でも国家公務員を目指すことは可能です。
この記事では、高卒で国家公務員になる方法はもちろん、メリットやキャリアなどについても紹介します。参考にしてください。
高卒で国家公務員になる方法についてざっくり説明すると
- 高卒でも国家公務員になることは可能
- 高卒で国家公務員になるといくつかのメリットがある
- 国家公務員だけではなく地方公務員を目指すことも可能
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高卒でも国家公務員になれる?
国家公務員採用試験には、年齢制限や受験資格が存在します。しかし、国家公務員採用試験は広く門戸が開かれており、高卒でも国家公務員を目指すことができる採用試験も準備されています。
そこで、高卒を対象とした国家公務員採用試験に焦点を当てて解説します。
高卒程度国家公務員採用試験を受験しよう
国家公務員採用試験は一般的に学歴別に実施されます。主な学歴は院卒、大卒、短大卒、高卒の4種類です。
高卒で国家試験を目指す場合は、高卒を対象にした国家公務員採用試験を受験します。この試験に合格すれば、高卒でも国家公務員になることが可能だということです。
国家公務員採用試験は行政府、司法府、立法府など様々な管轄で試験が行われています。それぞれの管轄における仕事の内容は異なります。自分がどこで国家公務員として働きたいのかを考え、試験を受験することが大切です。
国家公務員一般職(高卒者試験)が一般的
高卒を対象とした国家公務員採用試験には3種類あります。具体的な試験の名称や対象者については以下の通りです。
試験の名称 | 対象者 |
---|---|
国家公務員採用一般職試験 | 高卒者 |
国家公務員採用専門職試験 | 高卒者 |
国家公務員社会人試験 | 高卒程度 |
上記3種類の高卒を対象とした試験のうち、最も人気があるのは「国家公務員採用一般職試験」です。専門的な知識が問われるわけではないため、高卒を対象とした国家公務員採用試験の中では、比較的受験しやすい内容になっています。
一方の「国家公務員採用専門職試験」は、受験する管轄についての専門知識が問われます。深堀した問題も出題されるため、一般職試験よりも試験内容は難しいという印象が強くあります。
また、「国家公務員社会人試験」はすでに社会人としての経験がある人が対象です。40歳未満という年齢制限はありますが、高卒レベルの人なら受験可能になっています。
高卒国家公務員採用試験の受験資格
高卒を対象とした国家公務員採用一般職試験の受験資格は以下の通りです。
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試験年度の4月1日の時点で、高卒または中等教育学校の卒業日の翌日から起算して2年を経過していない、及び翌年3月までに高校または中等教育学校卒業見込みの者
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人事院が「1.」に掲げる条件に準ずると判断した者
多くの人たちが関係するのは、上記の条件の中でも「1.」でしょう。受験条件として年齢制限が設けられており、記されている期限をクリアしている人は国家公務員採用一般職試験を受験できます。
しかし、期限を超えているからと言って受験できないわけではありません。「1.」に設けられている条件を超えている場合は、「国家公務員社会人試験」を受験することになります。
上記以外の受験資格に関する規定
国家公務員採用一般職試験の受験条件として規定されているのは、上記に記した2つだけではありません。それ以外にも条件が設けられています。
例えば、日本国籍を有していない人は国家公務員採用試験一般職試験を受験することはできません。受験自体は広く門戸が開かれていますが、あくまで日本国籍を有している人のみです。
また、国家公務員法第38条に該当する人も受験することは不可能です。禁固刑以上の刑や懲戒処分、反社会的組織に属しているなどの場合は、受験することはできないということです。
高卒程度国家公務員採用試験の日程
内容 | 日程 |
---|---|
申込受付期間 | 6月中旬~7月初旬 |
一次試験 | 9月第1日曜日 |
一次試験合格発表日 | 10月第1木曜日 |
二次試験 | 10月第2水曜日〜10月第3金曜日 |
最終合格発表日 | 11月中旬の火曜日 |
上記は、国家公務員採用一般職試験の場合の試験の申込期間から最終合格発表までを一覧表にしたものです。必ずこの日程で行われるというわけではありませんが、一般的には上記の一覧表のような日程で行われます。
一方の国家公務員採用専門職試験の試験は、試験の種類が多岐にわたります。管轄によって試験日は異なるので、人事院などのホームページでチェックすることをおすすめします。
一般的には一般職試験同様に、9月上旬から末までの日曜日に実施されます。しかし、必ずその時期に試験が行われるとは限りませんから、注意してください。
高卒程度国家公務員採用試験の難易度
ここからは、国家公務員一般職の試験について難易度を解説してきます。
国家公務員の高卒試験は難易度が高い
高卒程度という条件は設けられていますが、試験の内容は決して簡単ではないのでそのつもりで試験に臨みましょう。あくまで国家公務員採用試験ですから、試験内容の難易度が高いのは当然と言えます。
しかし、試験内容に大卒程度の問題が出題されるということはありません。対象はあくまで高卒程度ですから、試験内容も高卒程度の内容になっています。
厳密には高校3年までの範囲内での問題が出題されます。そのため、高校3年程度の学力があれば合格することは可能です。
一次試験と二次試験の試験内容
国家公務員採用一般職試験には一次試験と二次試験があります。それぞれの内容については以下の通りです。
一次試験の内容
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基礎能力試験(択一式)
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適正試験(択一式)
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作文試験
基礎能力試験は、公務員採用試験の中で最も難しいと言われている筆記試験のことです。試験内容は高卒程度ですが、問題数が大変多いため、試験対策を行うのが大変困難です。
二次試験の内容
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面接試験
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官庁訪問
二次試験では、受験者の人柄を見るための試験が行われます。国家公務員としてふさわしいかどうか判断されるため、受け答えや服装などについても対策が必要です。
それぞれの試験についての詳しい内容や対策については、以下の項目で解説します。
基礎能力試験は難易度が高い
国家公務員採用一般職試験の中で最大の難関と言われているのが基礎能力試験です。いわゆる公務員採用試験の筆記試験と言われている試験で、この難関を突破しなければ次の試験を受験することはできません。
難易度が高いと言っても、大卒レベルの問題が出題されるわけではありません。高卒レベルを対象とした試験ですから、試験内容も高卒レベルになっています。
ただし、試験科目は大変幅広く、問題数が多いという特徴があります。あまりに範囲が広すぎるため、試験対策をするのが困難だと思う人が多いのです。
基礎能力試験で合格点を取るためには、科目の取捨選択も必要です。苦手な科目をあえて捨てて得意な部分をとことん勉強するなど、思い切った対策を取ることで、合格点に近づけることが可能です。
適正試験は試験時間に注意
適性試験は、その部署で仕事を行う上で適正な能力があるかどうかをチェックするための試験です。滞りなく仕事をスムーズにこなすことができるかどうかが見られるので、重要な試験と言えます。
適性試験で行われるのは、「計算」「照合」「置換」「分類」「図形把握」の5つのパターンがあります。これらすべてが出題されるわけではなく、この中から3つに絞り込んで出題されます。
ただし、試験では合計で120問出題されるため、時間との戦いです。1問に時間をかけてしまうと、あっという間に時間が経ってしまい、問題を解くことができなかったということになりかねません。
対策としては、問題を解くスピードを上げることです。適性試験対策のための問題集が市販されているので、繰り返し演習をしてスピードアップを図りましょう。
作文試験は重要度が増している
作文試験は、受験者の考え方や仕事に対する意欲などを見ることが目的です。人物重視の試験内容になっていて、最近は注目度が増しています。
試験官が見ているポイントは、文字の書き方や読みやすさ、更に文章の構成の仕方などです。これらは実務でも大変重要な要素です。
文字の書き方や読みやすさは、その人の人柄を表すと言います。丁寧な読みやすい字で書く人は、注意深くて仕事も丁寧に行うという印象を与えます。
また、文章の構成については、本題に沿った内容で書かれているかなどをチェックしています。言われたことを的確に理解し、処理することができるかどうかを見ているのです。
面接試験では相応しい人材かを問われる
二次試験で最も重要になるのは、最初の難関でもある面接試験です。公務員としてふさわしい人柄であるかどうかはもちろん、社会人としての態度などもチェックしています。
試験では、志望動機や学生の時に特に取り組んだことなどを聞かれます。また、趣味や具体的なヴィジョンについても問われるので、このあたりは自分の言葉で伝えられるように準備しておきましょう。
また、性格検査が行われることもあります。試験内容はすべて「はい」か「いいえ」で答えられるものばかりです。特別な対策は必要ありません。素直に答えることが大切ですから、嘘をつかないように注意しましょう。
官庁訪問はしっかりとした対策が必要
一般企業にはない試験として、官庁訪問があります。国家公務員採用試験の独特の試験と言えるでしょう。
面接試験に合格したからと言って、軽い気持ちで官庁訪問をしてはいけません。ここでも公務員としての適性が見られており、ここで不採用になってしまうこともあるので注意が必要です。
官庁訪問で重要なことは、自分をアピールすることです。いかに自分がその場所にふさわしい人間であるか、仕事をする意欲がどれだけあるかをしっかりアピールすることが重要です。
官庁の特徴を徹底的に調べることはもちろん、自分の強みについてもしっかり分析しましょう。その上で、どのような形でアピールするのか対策することが重要です。
高卒程度国家公務員採用試験の年齢制限
高卒程度を対象とした国家公務員採用一般職試験には、年齢制限があります。この条件をクリアしていなければ、受験することはできません。具体的な年齢制限に関する内容について解説します。
年齢制限に注意して早めの対策を
高卒程度を対象とした一般職の国家公務員採用試験の場合、年齢制限が17~21歳前となっています。それ以下でもそれ以上でも受験資格はありませんので、注意が必要です。
国家公務員採用試験は、ある程度の準備期間が必要です。年齢に余裕がある場合は別ですが、年齢制限が近づいてから国家公務員採用試験を受験しようと考えた場合は、早めの対策が必要です。
国家公務員採用試験の難易度は、毎年高くなってきています。充分な試験対策をして準備をしておかなければ、合格することは難しいでしょう。短期間で合格が狙えるような試験ではないので、早い段階で対策を始めましょう。
大卒程度公務員採用試験も受験できる
17~21歳前後までという年齢制限があるのは、高卒程度の国家公務員採用試験の場合のみです。21歳を超えてしまったら、高卒では国家公務員を目指せないというわけではありません。
21歳以上を対象にした「国家公務員総合職試験(大卒程度)」という試験があります。年齢制限は21~30歳未満です。この年齢条件を満たしていれば、誰でも受験することは可能です。
ただし、高卒程度とは比べ物にならないほど試験内容は難易度が高いという特徴があります。合格者の多くは東大出身者なので、難易度の高さは想像できるでしょう。この試験で合格を目指すのは現実的とは言えないかもしれません。
国家公務員の社会人試験を受験する
高卒の学歴で受験できる国家公務員採用試験には、「国家公務員社会人試験(高卒程度)」という試験もあります。この試験は、40歳未満であれば受験することが可能です。
学歴に条件はありません。ただし、40歳未満であれば受験することが可能。他の試験ではない受験資格が設けられている、という場合もありますから、受験を考えている場合は確認する必要があります。
高卒国家公務員の仕事内容・就職先
高卒の国家公務員の仕事内容は、就職先などによって異なります。給料なども含めて仕事内容について解説します。
高卒国家公務員の給料や各種手当
まずは、高卒の国家公務員の給料や手当について見ていきましょう。公務員の給料は一般的に、長く勤めれば勤めるほど高くなっていく傾向があります。
令和2年度の高卒者の国家公務員の初任給は15万円程度と言われています。サラリーマンと比べた場合、高卒者の初任給は17万円程度と厚生労働省が発表しています。それから比べると安いと感じるかもしれません。
しかし、初任給以外に扶養手当や住民手当など、さまざまな手当てが支給されます。これら多数の手当ては初任給に上乗せされるため、一般的な高卒者よりも初任給は高くなるというのが現状です。
一般職の仕事は配属先で異なる
高卒者が一般職の国家公務員として採用された場合、その仕事内容な省庁や行政機関などによって異なります。一般職の国家公務員だからと言って、すべての人たちが同じ仕事に従事しているわけではないのです。
ただし、国家公務員として仕事に従事したばかりの間は、事務処理がメインになります。先輩公務員の仕事をサポートしながら事務処理を行い、省庁や行政機関によって異なる仕事内容を覚えるというのが一般的です。
専門職の仕事内容は就職先で異なる
専門職の場合は、一般職とは違って仕事内容がかなり特殊なものになります。「専門」という言葉が入っているように、就職先によって仕事内容も専門的なものが多く、特別な知識やスキルが必要です。
例えば「刑務官」や「入国警備官」などの場合、仕事内容は事務的なものばかりではありません。特別なスキルや知識を駆使しなければ業務ができないため、他の省庁や行政機関とはまったく異なった仕事内容になります。
高卒国家公務員のキャリア
国家公務員の中でも特別な存在とされているのが、キャリアと呼ばれる人たちです。高卒の国家公務員がキャリアを目指す方法について解説します。
高卒はキャリアパスに制限がある
「ノンキャリア」という言葉を聞いたことがあるでしょう。ノンキャリアとは高卒で一般職の国家公務員として採用された人たちの総称です。
反対に「キャリア」と呼ばれる人たちもいます。キャリアとは、総合職の国家公務員として採用された人たちです。
省庁や行政機関では、キャリアとノンキャリアでは明確な区分わけがされています。具体的には、役割や役職にはっきりした差があるということです。
キャリア官僚に比べると、ノンキャリアの役割や役職は範囲が狭くなっています。ノンキャリアの方がキャリアパスが限られているということです。
高卒からキャリア官僚になるには
高卒の国家公務員がキャリア官僚を目指せないのかと言うと、そういうわけではありません。国家公務員総合職の試験は定期的に行われており、この試験に合格すればキャリア官僚になることは可能です。
しかし、国家公務員総合職の試験は難易度が高いという特徴があります。合格者のほとんどが東大卒ですから、その難易度の高さは容易に想像できるでしょう。高卒者が合格を目指すのは現実的とは言えません。
高卒の国家公務員には、高い誇りをもって仕事に従事できる人が向いています。役割や地位を考えず、自分に与えられた職務を真面目にこなして活躍できる人が良いでしょう。
高卒で国家公務員になるメリット
高卒で国家公務員になるには、いくつかのメリットがあります。そのメリットについて解説します。
高卒の中では待遇が非常に良い
高卒で国家公務員になる最大のメリットは、待遇が大変良いという点です。一般企業と比べた場合、その待遇は比べ物にならないくらい良いと言えます。
初任給だけで見た場合、令和2年度時点での高卒者の一般職国家公務員は15万円程度でした。一般企業に勤めた場合の高卒者の初任給は17万円程度と言われています。これから比べると安いと感じるでしょう。
しかし、初任給にさまざまな手当てが加算されます。具体的な手当ての種類や金額については省庁や行政機関などによって異なりますが、初任給にプラスされるため、必然的に高くなります。高いメリットと言えるでしょう。
大学に学費を払う必要がない
意外と見落とされがちなメリットとして、大学の学費を払う必要がないという点も挙げられます。
大学に進学した場合、平均的な費用は667万円と言われています。高卒ではこれらの学費を払う必要はありません。
また、若い年齢で仕事に従事することで、内容や手順を素早く覚えることが可能です。大卒者が入庁してきた時には、第一線で仕事をしていることになるので、大いに活躍できるでしょう。
公務員は収入が安定した職場でもあります。稼ぎ手として仕事ができるのは大きなメリットと言えるでしょう。
高卒国家公務員のデメリット
高卒で国家公務員になるのはメリットばかりではありません。メリットがあれば当然デメリットもあります。
高卒者の国家公務員は出世しにくいという難点があります。大卒と比較した場合、役割や役職が限られているため、上を目指すことが難しいのです。
その結果、モチベーションが下がってしまう可能性も出てきます。やる気やモチベーションの低下は仕事にも支障をきたす場合があるため、デメリットと言えるでしょう。
高卒で地方公務員も目指せる
高卒で国家公務員が難しいと感じた場合は、地方公務員になるのも一つの方法です。種類や試験内容などについて解説します。
高卒地方公務員採用試験の種類
高卒で地方公務員を目指す場合、「地方初級試験」や「Ⅲ類試験」などを受験します。これらの試験に合格することで、地方公務員になることができます。
地方公務員の就職先は、都道府県や市区町村の役場です。試験は各自治体で空きができた時に募集するため、日程も試験内容も異なります。
受験を考えている場合は、どこの自治体で働きたいのかを明確にし、役所のホームページなどをチェックしましょう。採用試験が行われる場合は、ホームページ上にその情報が公開されます。
国家公務員採用試験と試験内容が被る
地方公務員採用試験と国家公務員採用試験は、併願で受験することが可能です。どちらか一方しか受験できないという条件はありません。
地方公務員の試験内容は、自治体によって異なります。しかし、教養試験・作文・面接試験が一般的な試験内容となっています。これらは国家公務員採用試験と被ることも多いので、比較的併願しやすいでしょう。
唯一、国家公務員採用試験と地歩公務員採用試験で異なる点があるとすれば、地方公務員採用試験の方が面接重視になっていることでしょう。地方公務員は国家公務員以上に人柄を重視します。そのため、面接に重きが置かれているのです。
高卒程度国家公務員採用試験の対策方法
高卒で国家公務員を目指すには、どのような対策を立てれば良いのでしょう。具体的な勉強方法などについて解説します。
過去問対策を徹底的に行う
公務員採用試験は、出題に一定のパターンがあります。極端に言えば、何年かに1回の割合で、同じような問題が出題されるのです。
このことから、過去問を徹底的に行うことが大切です。10年分の過去問の演習を行うことで、パターンを把握することができます。繰り返し徹底的に解いて、合格点に近づけましょう。
作文試験のために時事問題に触れる
作文試験は、社会問題などをテーマとして取り上げることが多々あります。その時点で話題になっている社会問題について、作文を書くというスタイルです。
日頃から時事問題に関心を持っておくことが大切です。新聞を読んだり、ネットで時事問題についての情報収集を行いましょう。
様々な意見なども参考にしながら、時事問題についての知識を深めていくことが重要です。
独学では面接・官庁訪問の対策が難しい
独学で国家公務員採用試験を目指す場合、難関になるのは面接と官庁訪問です。これらは相手が存在するため、独学で対策を立てることは大変難しいと言えます。
実際に試験を受ける人たちの多くは、プロからアドバイスをもらいます。国家公務員採用試験の面接や官庁訪問のプロの助けを借りることで、具体的な注意点なども明確になり、対策が立てやすくなるのです。
独学の場合、試験の傾向が正確に把握できません。そのため、対策が立てづらく、合格に必要なスキルや知識が不充分になって合格しにくくなるということが多々あります。
予備校・通信講座で効率よく合格を目指す
高卒試験は、他の国家公務員試験と比較して簡単と言われています。ただし、試験傾向を理解して学習を行うためには通信講座・予備校の利用がおすすめです。
また一次試験以上に、二次試験の人物試験対策では講座の利用が必須と言えるでしょう。
資格Timesがおすすめする講座は「アガルートの国家公務員講座」です。一次試験・二次試験ともに本格的な対策を行うことができます。
また、内定した受講者には支払い金額全額返金という破格のサービスも行なっているため、モチベーションが維持しやすいです。
高卒で国家公務員になる方法についてまとめ
高卒で国家公務員になる方法についてまとめ
- 一次試験の基礎能力試験が最大の難関
- 二次試験の官庁訪問では自己アピールできるかどうかがポイント
- 国家公務員の最大のメリットは待遇が良い点
高卒で国家公務員になる方法について解説してきました。道のりは大変厳しいですが、高卒で国家公務員を狙うことは可能です。
ただ、独学で目指す場合には面接や官庁訪問対策がネックになります。高卒で公務員を目指す場合、地方公務員なども視野に入れて考えてみると良いでしょう。