危険物取扱者の難易度は?甲種・乙種・丙種の合格率や勉強時間・合格基準まで解説!

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「危険物取扱者の難易度は高いの?」

「甲種・乙種・丙種のそれぞれの合格率はどれくらい?」

このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

危険物取扱者試験は難易度が高いのではないかと、不安に感じる方もいるでしょう。

この記事では、危険物取扱者の難易度や甲種・乙種・丙種の合格率・勉強時間などを解説していきます。

狙い目の資格やおすすめの参考書も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!

危険物取扱者の難易度をざっくり説明すると

  • 甲種や乙4の合格率は約30%
  • 丙種や乙種の多くの試験区分の合格率は約50~60%
  • 合格に必要な勉強期間は1ヶ月~4ヶ月程度
  • 甲種が最も難しい

危険物取扱者試験の難易度は?

危険物取扱者の難易度表

ここでは、甲種・乙種・丙種の3つの種の難易度や勉強時間について紹介していきます。危険物取扱者の資格の取得を検討している方は把握しておくべき情報といえるでしょう。

ここでは各種の難易度がどの程度なのか、合格率・勉強時間・合格基準点などの具体的な指標に触れながら解説していきます。

全体の合格率は30~60%

まずは、危険物取扱者の甲種・乙種・丙種の3つについて、それぞれの合格率を見ていきましょう。

以下が令和元年度の危険物取扱者試験の甲種・乙種・丙種の各種の受験者数と合格率をまとめた表になります。

区分 甲種 乙4種のみ 乙種4類以外 乙種(全種)計 丙種 合計
受験者(人) 19540 221867 60549 282416 27523 329479
合格者(人) 7721 85669 41206 126875 13879 148475
合格率(%) 39.5 38.6 68.1 44.9 50.4 45.1

後に詳述しますが、乙種に関しては第4種のみ、30%台と低い合格率になっています。また、乙4種の受験者数も乙種全体の約8割を占めており、乙4自体が人気であることも分かります。

甲種の合格率は30%〜40%程度

年度 合格率
平成28年度 33.5%
平成29年度 37.3%
平成30年度 39.8%
令和元年度 39.5%
令和2年度 42.5%

甲種危険物取扱者は3つの中で、最も難しくなっています。合格率は30%〜40%程度と低めで、しっかりと勉強をしなければ合格は難しいでしょう

危険物取扱者甲種試験は試験範囲が広く、個々の設問自体のレベルも高いため、危険物取扱者試験の中では最も難しい試験となっています。しかし、甲種の免状を取得していると危険物取扱者は全ての危険物を扱うことが可能になるため、取得する価値は非常に大きいです。

乙種の合格率は平均すると約40%

年度 第一類 第二類 第三類 第四類 第五類 第六類
平成28年度 65.5% 67.2% 68.4% 28.9% 66.9% 64.3%
平成29年度 68.4% 70.9% 69.2% 34.4% 69.4% 63.6%
平成30年度 66.9% 68.3% 67.7% 39.0% 66.1% 64.4%
令和元年度 67.9% 68.5% 68.2% 38.6% 68.7% 67.0%
令和2年度 71.5% 70.8% 70.8% 38.6% 71.2% 68.5%

乙種危険物取扱者は6つの類に分かれており、全体的に見ると乙種の合格率は約40%です。甲種に比べると難易度は低めといえるでしょう。

ただし、乙1種・2種・3種・5種・6種の合格率は60%を超える場合が多い一方、乙種の中でも第4類の試験のみ合格率は約30%と低くなっています。ただし、これは乙4の試験が特に難しいという訳ではなく、乙4試験が人気であるがゆえの合格率の低さなのです。

乙種合格率の裏事情

実際には、工業高校の生徒や企業の社員でまとめて受験する場合があるので、受験者数は特に多くなっています。

また、乙4は乙種資格の中で最も実用的な業務で活かしやすい資格であるため、乙種試験の中で最初に受験するという人が多いです。このように受験者数が多い反面、しっかりと試験対策をしないまま試験に挑むという人も多く、結果的に合格率が低くなりやすいという事情があります。

しかし、一方で特に乙種ではいずれかの類に合格しているとそれ以降、他の類の試験で「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の10問以外の危険物に関する法令」と「物理学及び化学」の試験問題が免除となる科目免除制度があるため、乙4試験合格した後は、4類以外の乙種試験には高い確率で合格しやすくなっています

丙種の合格率は約50%

年度 合格率
平成28年度 48.7%
平成29年度 50.7%
平成30年度 51.2%
令和元年度 50.4%
令和2年度 54.0%

丙種危険物取扱者の合格率は約50%です。甲種・乙種・丙種の中でも最も簡単な試験で、危険物取扱者試験に初めて挑戦するという人も多く受験しています。

危険物取扱者の勉強時間と合格基準点

危険物取扱者の難易度を見ていくにあたって気になるのは、実際に合格するにはどれぐらいの勉強をすればいいのかということでしょう。

ここでは、勉強時間と目標となる合格基準点から見ていきましょう。

危険物取扱者試験対策に必要な勉強時間

また、一日平均1時間、ひと月で約30時間の勉強時間を確保できると仮定した場合、合格に必要な勉強期間の目安は以下の表のようになります。

各種 勉強時間
甲種 2~4カ月
乙種 2~3カ月
丙種 1~2カ月

試験区分が上位になる程、勉強時間の目安は1カ月ごと増えていくというイメージです。最も難しい甲種の場合は、勉強時間が2~4カ月が必要です。どの種を受験する時も勉強時間は多めに確保して、余裕を持って試験に臨みましょう。

合格基準点は6割以上の得点

危険物取扱者試験の合格基準点は基本的には60%以上の試験問題に正解することです。

また、危険物取扱者として仕事をするためには、「法令」・「物理学と化学」・「危険物の性質と火災の予防・消火の方法」のいずれの知識も万遍なく必要です。そのため、3つの試験区分のいずれでも6割以上の得点が取得できていないと合格できないという点には十分注意しましょう。

危険物取扱者の試験情報

試験中の人

ここまで危険物取扱者試験の甲種・乙種・丙種の難易度や合格率について、紹介してきました。危険物取扱者試験に合格するためには、試験日から逆算して時間に余裕を持って勉強をする必要があります。

次に危険物取扱者の試験情報について、詳しく見ていきましょう。試験場所・試験日程・受験資格・受験料金など、受験者なら気になる項目について確認してきます。

危険物取扱者試験の試験場所・試験日程

危険物取扱者試験の試験場所は、全国各地の都道府県で受験できます。試験日は各都道府県によって変わるので、住んでいる地域や受験を検討している都道府県の試験情報を一度確認してみることがおすすめです。

例えば、北海道の場合は5月から9月(前期)、10月から3月(後期)の間に数回試験が行われています。各地域によって試験日・試験回数などは変わるので、公式のホームページを確認してみましょう。

危険物取扱者試験の受検資格及び受験料

甲種危険物取扱者の受験する場合には、受験資格が課される点に注意が必要です。具体的には甲種危険物取扱者試験を受験する場合、以下のうちいずれかに該当することが必要になります。

  • 大学等で化学に関する学科等を修了して卒業した方
  • 大学等で化学に関する科目を15単位以上を習得した方
  • 乙種危険物取扱者免状を持つ方(危険物の取扱いの実務経験が2年以上の方・乙種の中で4種類以上を持っている方。なお、「4種類以上」とは、第1類又は第6類・第2類又は第4類・第3類・第5類の内から4種類以上となっています。)
  • 修士・博士の学位を有する方(化学に関する事項を専攻した方)

一方、乙種・丙種の危険物取扱者試験は受験資格がなく、誰でも受けることが可能です。

また、危険物取扱者試験の甲種・乙種・丙種の受験料は、以下のようになります。

種別 受験料
甲種 6600円
乙種 4600円
丙種 3700円

ちなみに、各種の併願も可能になっています。

危険物取扱者試験問題の内容は難しい?

次に危険物取扱者試験の甲種・乙種・丙種の試験内容について、各種ごとに見ていきましょう。

甲種危険物取扱者

甲種試験 内容
問題数 計45問
試験時間 150分
難易度 高い

出題形式はマークシート形式で、5つの選択肢から1つを選びます。試験科目が「危険物に関する法令」・「物理学及び化学」・「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の3種類です。

問題数は15問・10問・20問の計45問で、試験時間が150分です。

物理・化学に関して本格的な知識が必要とされるうえに、危険物に関する出題範囲も広く対策の難易度がかなり高い試験です。

乙種危険物取扱者

乙種試験 内容
問題数 計35問
試験時間 120分
難易度 やや高い

出題形式はマークシート形式で、5つの選択肢から1つを選びます。試験科目は「危険物に関する法令」・「基礎的な物理学及び基礎的な化学」・「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の3種類です。

問題数は15問・10問・10問の計35問で、試験時間が120分です。

甲種に比べると知識の深さや広さはそこまでですが、それでも危険物の取り扱いに精通していることが求められます。

専門的な知識をしっかり身につける必要がある点では難易度もやや高いと言えます。

丙種危険物取扱者

丙種試験 内容
問題数 計25問
試験時間 75分
難易度 やや低い

出題形式はマークシート形式で、4つの選択肢から1つを選びます。試験科目は「危険物に関する法令」・「燃焼及び消火に関する基礎知識」・「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の3種類です。

また、問題数は10問・5問・10問の計25問で、試験時間が75分です。

問題数も少なく、出題内容も比較的基礎的な内容が多いので他と比べると合格しやすい難易度です。

人気なのは甲種・乙種・丙種のうちどれ?

危険物取扱者試験は甲種・乙種・丙種の3種類があり、それぞれの種で取り扱える危険物が異なります。仕事上での必要となる方は、用途に合わせて取得するようになるでしょう。

また、危険取扱者の甲種・乙種・丙種の3種類の中で人気のあるのはどれなのか、気になる方もいるでしょう。ここでは、人気の種類の人気の理由まで解説します。

1番人気は乙4

危険物取扱者の中で最も人気のあり、多くの人が受験している試験区分は乙種4類です。その一方で、乙種4類は乙種の中では最も合格率が低くなっています。

人気の理由としては、危険物取扱者の中で最も仕事に直結する資格だからという点が挙げられます。乙種第4類が取り扱えるものは「ガソリン」・「灯油」・「軽油」などの生活に欠かせない危険物です。そのため、就職や転職の際にも仕事の需要が高いという観点からも取得がおすすめできます。

乙4は受験者が多いだけあって通信講座や参考書も多数あるため勉強しやすいという点も強みといえるでしょう。

おすすめ取得順序は?

危険物取扱者試験を受験しようと考えている方は、自分の目的に合った種から挑戦していきましょう。もし、いきなり難易度の高めの試験に合格する自信がない方はまずは難易度が低めの丙種から受験していくとともおすすめできます

また、乙種のうち1つに合格した場合、科目免除制度を使用することができ、次回の試験から乙種試験の試験科目の3項目のうち「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」のみを受験すればよい扱いとなります。

効率良く複数の資格を習得したて業務範囲を増やしたいという方は、まず乙種のいずれかの試験に合格しましょう。

おすすめ勉強法と参考書

ここでは、危険物取扱者試験の勉強法について紹介していきます。受験者の方におすすめの勉強法・参考書についても触れていきます。

危険物取扱者試験の受験を検討している方の中には、社会人や学校の勉強などで忙しいという方など勉強にあまり時間が取れないという方もいるでしょう。特に社会人は仕事が終わった後、帰宅してからの時間や休日に勉強することになるはずです。

まとまった時間が取れない方こそ、試験に合格できるように効率の良い勉強法や質の高い参考書や問題集を使用することで効果的な勉強をこころがけましょう。

合格するための勉強法

危険物取扱者試験に合格するためには、主に「参考書を買って独学で勉強」・「通信講座を利用する」の2つの勉強方法があり、受験者の生活スタイルによってどちらかを選ぶことになるでしょう。

社会人や忙しい方は、参考書を買って独学で勉強する場合もあるはずです。独学のメリットは自分のペースを勉強ができるという点です。

一方で、通信講座の魅力はわざわざ予備校の校舎に通学しなくても、プロの講師による良質な講義や試験合格に必要なエッセンスの詰まった教材とスケジュールで勉強ができるという点です。

以下では上記の2つの勉強方法について詳しく見ていきます。

参考書を買って独学で勉強する

参考書を買って独学で勉強を進める場合は、本屋やインターネットでテキストや参考書を探すところから始めましょう。独学の場合は、自分に合ったテキストや参考書を見つけることが非常に重要です。

特に独学の場合、勉強に対するモチベーションの維持もポイントになってきますが、一人でもテキストを理解しながら勉強を進めていく自信がある方には独学もおすすめです。

通信講座を利用する

通信講座を利用する場合は、自分あった通信講座を探すことから始めましょう。通信講座を受講するメリットは、効率的に学習を進めていくことができ、ある程度スケジュールにそって学習していくからこそ試験日までに合格できるレベルの実力がつけられるという点です。

特に初めて危険物取扱者試験を受験する方や効率的に試験対策を進めたいという方には通信講座の受講もおすすめです。

おすすめ参考書

ここでは、危険物取扱者試験の勉強をする時におすすめ参考書・問題集を3つ紹介していきます。

1つ目は「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 103) 」で、3,080円になります。

この参考書は「工藤本」とも呼ばれており、語呂合わせで暗記をしていく見やすい参考書です。

わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 103)
3080円
わかりやすい!甲種危険物取扱者試験 (国家・資格シリーズ 103)
3080円

2つ目は「10日で受かる! 乙種第4類危険物取扱者すい~~っと合格(増補改訂版) 」で、1,760円になります。

イラストやカラーを使用しており、見やすく効率的な勉強が可能です。また、赤シートを使いながら暗記もできるため、インプット学習には役立つ一冊です。

10日で受かる! 乙種第4類危険物取扱者すい~っと合格(増補改訂版)
1760円
10日で受かる! 乙種第4類危険物取扱者すい~っと合格(増補改訂版)
1760円

3つ目は「甲種危険物取扱者試験 令和5年版」で、 2,970円になります。

この本は過去をに出題された良問をベースに作成されており、試験にそのまま役に立つ実践的な問題集として評判です。社会人や忙しい方は、効率的に勉強ができるため良いでしょう。

甲種 危険物取扱者試験 令和5年版
2970円
甲種 危険物取扱者試験 令和5年版
2970円

通信講座もおすすめ

危険物取扱者試験対策をする上では特に物理学と化学・そして覚えにくい法令事項などでつまずいてしまうという受験者の方が一定数います。そのため、一度つまずいて試験に不合格になる前に、初めから通信講座を受講して効率よく一発合格を目指そうという勉強方法を取ることも非常におすすめです。

特にユーキャンの通信講座は初心者でもわかりやすいテキストに加え、質問対応制度や添削指導・本番さながらの模擬試験など勉強しやすい工夫が詰まっています。

また、覚えにくい暗記事項も覚えやすくするが詰まった「ゴロおぼえ手帳」がついており、独学では疎かになりがちなインプット学習もすっかりと行えます。

危険物取扱者試験対策用の通信講座は他にも存在しますが、中でもユーキャンは最もおすすめできる通信講座といえます

危険物取扱者を取得する利点

危険物取扱者のメリット

資格習得を目指す方は仕事上で必要になり、受験する方も多いでしょう。ここでは、危険物取扱者の資格習得するメリットについて説明していきます。

危険物取扱者を取得後に、どのようなメリットがあるのか把握しておくことでその後の活躍の幅も広がり、社会人の方のみならず、就活を行っている学生にとっても有益な情報です。

業務範囲の広い国家資格

危険物取扱者は、危険物を取り扱う上で必須となる国家資格です

消防法では、火災の原因となる危険性の高い物質が危険物となっています。例を挙げると、ガソリンスタンドで取り扱っているガソリン・灯油・燃料タンクなどがあります。

危険物取扱者は甲種・乙種・丙種の3つに分かれており、各種で扱える危険物の種類が異なります。甲種では、全類の危険物が扱うことが可能です。

ただし、乙種であっても、多数の指定された危険物の取扱が可能です。乙種は指定の類の取り扱い・定期点検・保安の監督もすることができます。また、丙種では特定の危険物(ガソリン・灯油)などに限り、取り扱いや定期点検業務等にあたることができます。

賃金の手当てを受けることができる

この資格を習得すると化学製品・製薬会社に就職した際には、賃金的に優遇される場合も多いです。

多くの会社では危険物取扱者の資格習得した方の離職を防ぐために、給料の中で手当てという項目で有資格者に手当を支給し、給与面でも優遇しているのです。これほど会社にとっては、危険物取扱者は重要な存在といえるのです。

就活・転職でも有利

学生や社会人で就職活動を行っている方は、危険物取扱者の資格習得していることで仕事の選択肢が広がってきます。会社は危険物取扱者の資格習得している方を優遇するようになっています。

就職活動をしている方も危険物取扱者資格を有していることを履歴書に記載して、面接でも堂々と伝えることができるでしょう。また、自分のアピールポイントとして今後の就職活動や転職活動に向けて、危険物取扱者資格習得を目指すことも考えられます。

就くことが出来る職業

続いて、危険物取扱者の資格を活かすことができる職業を紹介していきます。

  • ガソリンスタンドの従業員

各地域にあるガソリンスタンドで働く上で、引火性液体の知識が求められてきます。特にセルフのガソリンスタンドが危険物取扱者の資格が必要です。

セルフのガソリンスタンドは以前よりも増えており、モニター越しに従業員がチェックしています。危険物取扱者の資格を取得した方が必須になるので、必要となる前に受験をしておきましょう。

  • タンクローリーの運転手

タンクローリーの運転手は、ガソリンや灯油などの危険物を運搬しているので危険物取扱者の資格が必要です。

もし、運転手の方が危険物取扱者の資格を取得していない場合は、助手席で同乗している方が危険物取扱者が取得していなければなりません。

  • 危険物保安監督者

危険物保安監督者は、危険物を取り扱う場合に現場で安全を管理する責任者です。

また、危険物施設保安員へ的確な指示を行う指導的な立場でもあります。危険物を取り扱う場所では、大事な役割を担っているのが危険物保安監督者です。

危険物取扱者に向いている人

誰が向いているのか。

この資格を取得する方はどのような方が向いているのか、2つほど挙げていきましょう。

特に危険物取扱業務自体に向いている丁寧な仕事を行えるタイプの方と、資格を取得することで仕事の幅を広げたいという方には危険物取扱者資格を取得することがおすすめです。

危機管理能力が高い方

危険物を取り扱う資格なので、危機管理能力が高く細かい業務でも注意深くこなせるという方には向いています。

一方、危機管理能力が低い方や仕事が丁寧ではない方は向いていないでしょう。

また、危険物取扱者は、責任ある重要な仕事を担っているという意識も仕事をする上で重要な要素となるでしょう。

高収入を目指すドライバー

トラック運転手などで、今以上に収入を増やしたい方も危険物取扱者資格を取得することに向いています。

危険物取扱者の資格を持っているドライバーは、危険物取扱者をつけなくても一人で仕事を任せることができるため会社からは非常に重宝されています。給与面も一般的なドライバーよりも高くななることが多い点も魅力的です。

危険物取扱者の難易度まとめ

危険物取扱者の難易度についてまとめ

  • 試験実施回数は多くチャンスは多い
  • 甲種・乙4の合格率は30%台
  • 丙種危険物取扱者の合格率は約50%
  • 勉強時間は1~4ヶ月確保しよう

危険物取扱者の難易度について、様々な項目に分けて解説してきました。

危険物取扱者試験はしっかりと対策をして試験に臨めば合格することのできる試験です。是非試験の難易度を過度に恐れることなく、通信講座も利用するなど勉強方法にも工夫しながら試験対策を行いましょう。

この記事を読んだ方が輝かしいキャリアを築き活躍されることをお祈りしています。

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