医療秘書の志望動機の書き方は?定番の答え方から就職・転職時のおすすめ理由まで紹介!
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医師
安藤広真
「医療秘書の志望動機はどんなものが好印象なの?」
「医療秘書の志望動機の鉄板が知りたい!」
このような考えをお持ちの方、いらっしゃいませんか?
医療秘書は医療機関において活用しやすい資格で、多くの人が受験する人気資格です。
実際に選考の場でどのようなアピールをすれば周りと差をつけられるのか、気になりますよね。
この記事では、医療秘書として求人に応募する際の志望動機について解説していきます!
医療秘書の志望動機についてざっくり説明すると
- しっかりアピールすべき点と触れないほうが良い点がある
- 志望動機のポイントを押さえ、相手がどう思うかを常に考える
- うまく言い換えたり、プラスに捉えてもらえるようにするなどの工夫も必要
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医療秘書の志望動機に何を書けばいいの?
多くの医療機関では医療秘書の採用をしています。
そこで、求人への応募を決め、いざ履歴書などに志望動機を書かなければならないという状況になった時、どのように書けばいいのかで悩んでしまう人は多いです。
実際のところ「なんとなく医療秘書が良いと思った」「よくわからないけどとりあえず志望してみた」という人も多く、応募者の本気度はまちまちなのです。
しかし、当然のことながら本気で医療秘書を目指しておらず、曖昧な気持ちで志望動機を書いても採用される可能性はとても低いです。
医療秘書に限らず、人事の人や面接官に評価されるような「志望動機」を作るためには入念なリサーチと準備が必要です。
さらに、医療秘書は多くの人と接する機会が多く、病院のイメージなどにも関わってくるとても重要な仕事です。
そのため、医療系の職業の中でも特に面接が重視される傾向にあります。
つまり、志望理由書を書きながら志望動機を固めておくことは採用を目指す際にとても大切なのです。
そこで、本記事では「受かる」志望動機の書き方について解説していきます。
医療秘書の志望動機として書くべき事柄一覧
志望動機として書くべき内容は、以下のような点です。
- 医療秘書になろうと思った理由
- なぜこの病院・診療所なのか
- 患者さんへの配慮
- 仕事をする上での自分の長所
この4つのポイントを常に意識しながら志望動機を考えましょう。
医療秘書の志望動機と書き方のポイント
医療秘書になりたいと思った理由
採用面接担当者が最も聞きたいのは、医療系の仕事の中で「なぜ医療秘書として働きたいのか」という動機です。
実際に面接の場でもほぼ確実に聞かれると思っていてください。
この質問に対して十分に答えるためには、自己分析を徹底的に行い医療秘書になろうと思ったきっかけや理由を、エピソードなどを交えながら具体的に説明することが大切です。
例えば「生まれ育ったこの町で医療秘書として働き、自分の力で地域をより良くしていこうと思ったから」という書きぶりだと、具体性が全くありません。
また、相手に「それは医療秘書でなくてもできることですよね?」と思われます。
そこで「子供のころから医療の現場で陰ながら医療スタッフのサポートをしたり、患者さんに優しく接していた医療秘書の職員の方々の仕事にあこがれていた。大人になってからは医療秘書の職員としてとして医療の現場に立ち、人の命に関わる仕事に携わりながら地域に密着した業務を行い地域の人たちの健康に寄り添いたいと思っていた。」と伝えると、一気に印象が良くなります。
このような志望動機だと、医療秘書になりたいという熱意が伝わりやすく、意思も強く感じられるためかなり評価は高いでしょう。
なぜこの病院・診療所なのか
医療機関の採用担当者としては、自分たちの職場を選んだ理由までハッキリ言ってもらえると嬉しいものです。
医療秘書になりたいと思った「きっかけ」や「理由」と同じくらい重要なのが 「なぜこの病院または診療所で働きたいのか」という質問です。
明確な志望理由があれば、相手に伝わるように分かりやすく伝える練習をしておきましょう。
この理由がはっきりしない場合「別の病院でも良いですよね?」と言われてしまい、不採用となってしまう可能性が高まってしまいます。
そのため、その病院オリジナルの志望動機を入念に準備する必要があります。
加えて、この質問への返答は地元の職場を受ける場合と、地元以外の職場を受ける場合で異なります。
以下の見出しでそれぞれ解説していきます。
地元の医療機関で働きたい場合
地元の病院や診療所を受ける場合は、セオリー通り「故郷への愛情」を主にアピールしていくと良い評価が得られる場合が多いです。
しかし、ただ単に「故郷が好きだから」とだけ伝えても高評価にはなりません。
例えば、「地域貢献であれば公務員のほうが良いですよ」と突っ込まれると途端にきつくなります。
この職種、この職場が良いという気持ちを強くアピールしてください。
「他の職場と比較して、この職場だからこそ地元への思いも強く、職場や患者さんのこともよく知ってる自分にできる仕事がある」など、その職場で生かせるものをアピールするようにしましょう。
このようや志望動機を詳しく言えるようにしておくと、好印象を持たれます。
地元以外の医療機関を志望する場合
地元の医療機関を受けるときと違い、地元以外の医療機関の採用試験に臨む場合は「故郷に愛着がある」というアピールはできなくなります。
しかし、「私の地元は▲▲ですが、この職場には他にはない○○という点があり、こうした特徴のある職場だからこそ働きたいと思った」という熱意を示すことでアピールができます。
このように工夫することで、地元の受験者に差を付けられないようになります。
また、場合によってはその熱意を評価され、地元出身者よりも面接を有利に進められることもあるでしょう。
同僚スタッフや患者さんへの配慮
医療秘書は、医療機関で医師や看護師が円滑な業務を行えるようにサポートをする仕事です。
そのため 「自分はどんな人とも円滑なコミュニケーションを取ることができ、多くの人に貢献したい意志を持っている」旨のアピールなど、患者への想いや医師や看護師などの医療スタッフに貢献する意思は志望動機の中に絶対に盛り込んだ方が良いでしょう。
例としては「医療現場に裏方スタッフとして携わり、カルテの管理や行政機関への届け出、医師への来客の対応などをスムーズに行い、仕事量の多い医師や心身の状態の悪い患者さんへの細やかなサポートを行い、よりよい医療サービスを提供したい」などと述べると好印象です。
この回答だと、医療秘書としての業務内容をよく理解していることに加え、医療スタッフや患者に対ししっかりとした配慮ができる人物なのだいうことを伝えることができます。
やりたい仕事と取り組みたい課題
志望動機を準備する際は、医療秘書として採用されたら 「どの部署に配属されて、地域の抱えるどんな課題にどういったアプローチで取り組みたいか」 を話せると評価が高くなりやすいです。
このように医療現場の課題や解決策などの話ができると、医療秘書の仕事への理解や問題発見の能力、解決策の提案能力などの実務能力があることをアピールできます。
また、具体的なアイデアを提示することで、医療秘書として仕事を始めてから必要とされる力を身に付けていることもアピールできるのです。
「希望の仕事に配属されなかったら」
面接の中で「具体的には○○という部署で△△のような課題に取り組みたい」と話すと、「希望する部署に配属されなかったらどうしますか」という質問を返されることがあります。
これはよく聞かれる質問でもあるので、想定しておくと良いでしょう。
医療秘書は業務の範囲が広いため、自分が例として挙げた希望部署に配属されなくても、やりがいのある仕事はたくさんあります。
そこで、必ずしも希望した仕事ができなくても「与えられた環境で自分の役割を見つけて意欲的に仕事をする」と返せば、何事も全力で取り組める人間であるとアピールできるでしょう。
このようなフォローができれば、上記のような質問がされても全く問題はありません。
仕事をするうえでの自分の長所
人間には誰しも長所と短所があり、当然面接官もそのことは分かっています。
そこで、仕事をする上で自分にどのような長所があり、自分が医療の現場でどのような働きができるかをアピールすることも重要です。
特に学生時代に力を入れたことや、前職で取り組んでどのような成果を出したのかなどをベースに自分の長所をアピールしましょう。
その中で、医療秘書の仕事に活かせるエピソードを見つけて話せると相手の印象にも残りやすく、高い評価を得られるでしょう。
学生時代に力を入れたこと
学生時代に力を入れたことや、行っていた活動もアピール材料になります。
「学生時代に力を入れたことが無い」「インターンシップなどをしていないから何も書けない」という人もいると思いますが、心配いりません。
特に目立った活動をしていなくても、サークル活動やアルバイトの経験などを振り返り、皆で何かを成し遂げた経験や一つの問題を解決した経験などがあれば十分に話のネタになります。
そのような経験を通じて「自分が医療の現場でもチームワークを発揮できる人材」であるとアピールできるでしょう。
例えば、サークル活動の場合であれば「皆のコミット率を上げるための努力」をしたり「皆が楽しむための企画の実現」したことなど、具体的なエピソードを交えつつ「どのような工夫をしてどのような成果を上げたのか」を魅力的に伝えていきましょう。
【タブー】志望理由書に書いてはいけない事柄
これまでは、志望理由書に書くと評価されやすくなるポイントを見てきました。
逆に、志望理由書に書いてしまうと全くアピールにならず、マイナス評価につながり不採用となる恐れが高まることがあり得る事柄もあります。
それらの事柄を以下で紹介していきます。
安定的な仕事につきたい
医療事務系の仕事は確かに安定しています。
しかし、医療秘書の採用面接で「安定しているから」「解雇されることはないから」「土日は休みがとれるから」「給料がいいから」などと勤務条件や福利厚生について言及するのは良くありません。
この旨の発言をしてしまうと、仕事への意欲が低いと思われかねないため、触れないほうが無難です。
また、これら全ての回答のベクトルが「自分」に向いており、社会生活における適性が疑われてしまう可能性があります。
当然「自分のことしか考えられない人間」という印象を与えてしまうと不採用になりやすいため、こうした回答は不適切とされているのです。
人の役に立ちたいから
医療秘書の志望動機で「人の役に立ちたい」「地域に貢献したい」という志望動機を言う人は多いです。
しかし、人の役に経つ仕事や地域に貢献したいという希望は民間企業や公務員などでも叶えることができます。
つまり、医療秘書職員を選ぶ理由にはならないのです。
そこで「人の命を救う医療現場に携わる仕事がしたい」「患者さんや医療スタッフに裏方から尽くしたいという気持ちの強い自分は医療秘書に向いている」ことなど医療秘書特有の動機を準備しておきましょう。
このように具体的な志望動機を言えないと評価してもらえないことに注意してください。
他の資格に落ちました
医師や看護士になるための道のりや試験は厳しく、医師や看護師として医療に携わりたいと思っていても実際には医師や看護師の資格を取得できない人も少なくありません。
こうした人の中には、妥協案として医療秘書の働き口を目指す人もいます。
医師や看護師にはなれなくても、医療に携わろうとする姿勢は立派ですが、医療秘書になろうとした理由として「医師や看護士になれなかったから」と回答すると悪印象を与えてしまいます。
前向きに医療秘書を目指していない旨を言ってしまうと、医療秘書に関してネガティブな印象を持っていると感じさせてしまう恐れがあるため慎みましょう。
そのため、医療秘書を目指しているポジティブな理由を準備しておき、わかりやすく語れるようにしておくと良いでしょう。
医療秘書の志望理由書を書く前に調べること
それでは、志望動機を書く時に手が止まってしまったらどうすればいいでしょうか?
ホームページを必ずチェック
医療秘書として働こうと考えている病院や診療所などのホームページなどを見てみると、志望動機に含めることができそうな情報が載っていることが多いです。
具体的には、その職場では特にどのような人材が求められているのか、どのような課題を抱えていると考えられるかなどがあるので、それらについて自分のビジョンが語れるようにしておくと良いでしょう。
また、病院の理念や社会的に果たしている役割などもしっかりと調べておくと面接のネタになります。
採用されたいと思う病院や診療所のホームページを閲覧してその職場を徹底的に調べ上げてみると、その職場が抱える課題や問題・魅力・強みなどが浮き彫りになっていくため必ずホームページは確認するようにしましょう。
OB・OGから情報収集
OBやOG訪問を行って現場の生の声を聞くことで、医療秘書の勤務についてリアルな情報を知ることができ、大いに役立つでしょう。
これはホームページを調べるだけでは決して知ることができない情報なので、有効に活用しましょう。
また、面接の際に対応してくれたOB・OGの名前を面接で出すことで説得力を持たせたり、OB・OG訪問を行う程意欲があることをアピールできます。
OB・OG訪問が役立つことを知りながら実際に行動に移す人はあまり多くありません。
そのため、実際に行うことで熱意や本気度を伝えることができるため、日程が合えばぜひOBOG訪問を行いましょう。
インターンシップをしてみよう
学生時代に頑張ったことがあまり思いつかない場合は、インターンシップを行うと良いでしょう。
インターンシップを行ったり学生団体に加入することで、社会についての見識を深め、問題解決の機会を得ることができます。
また、実際に病院の現場や雰囲気を感じ取ることができるため、とても有意義な経験になるでしょう。
インターンシップは多くの医療機関で行われているため、自分でも調べてみると良いでしょう。
インターンシップの経験は面接の際のネタになるため、ぜひ有効に活用してください。
本音を上手に言い換えよう
医療秘書を受けた理由が「安定だから」だったり「民間企業や他の資格の滑り止め」だったりする場合、魅力的な志望動機はうまく書けないため、工夫が必要になります。
そんな時は本音をうまく言い換えて、聞こえが良いようにしましょう。
例えば「看護士試験を受けましたが不合格でした。しかし、医療秘書試験の勉強を行う過程で、医療現場が抱える大量の事務などを円滑に処理するには医療秘書の役割の重要性に気づくことができ、医療秘書になっても看護士と同様に医療を通じて人々の役に立てると気づき、医療秘書試験を受けることにしました。」などと伝えられると相手に好印象を伝えられます。
このように、本音と建て前をうまく使いこなして、聞こえ良くなるようにが言い換えることを意識してみましょう。
「自分が面接官だったらどう思うか」を念頭に置きながら言い方を考えてみると、良い言い方がイメージできるでしょう。
医療秘書の志望動機の良い例と悪い例
こちらのトピックでは、志望動機について評価される例と評価されない例をそれぞれ出します。
良い例については何が良かったのか、悪い例については何が悪かったのかを考えながら読んでみてください。
良い例
「私は、子供の頃から病気になる度にこの地域では一番大規模な病院であるこの○○病院を訪れていました。一方で私が風邪をひいたりした際に診察を受けていた××診療所は、○○病院に比べると小規模ながら医療秘書などの裏方スタッフ方々が精力的に仕事をこなしていて、医師や看護師の事務処理の負担が軽減されており、非常に効率的に診察が行われていると感じました。そのため、この大規模な○○病院で医療秘書がさらに活躍すればもっとこの病院の診療効率はあがり、地域のもっと多くの人の役に立てると考えました。特に、○○病院では行政機関に提出する文書の作成も医師が行っているとOG訪問の際に伺いましたが、こうした業務は専門知識を持つ医療秘書にも行えるため、医療秘書がこうした仕事を行うことで、医師の負担は軽減され、診療の質・量がともに向上すると考えます。私は専門学校で医学や医療事務について詳しく学んだため、こうした専門知識も生かして、多忙な医師や患者さんにさりげない気遣いのできる医療秘書として○○病院でしっかりと精進していきたいです。」
この例の評価ポイントは以下の通りです。
- 2つの医療機関を比較していること
自分が実際に通院したことのある診療所を例に出し、裏方スタッフの仕事ぶりや貢献度をしっかりと観察し、その重要性を理解している点も好印象です。
そこで学んだ内容を〇〇病院でどう生かしていくのかが論理的に説明できているため、とても説得力のある伝え方と言えるでしょう。
- 具体的な業務内容を出しているため下調べをしてきたアピールができていること
OG訪問をしている点も高印象ですが、自分が医療秘書として具体的にどのような貢献をできるのかがわかりやすく伝えられています。
- 自分ができることのアピールが途中で盛り込まれていること
専門学校で学んだことを積極的に生かしていきたいという熱意や〇〇病院に貢献したいという本気度が最後の文章で伝わります。
また、幼少期の体験や事前リサーチで得た情報もうまく繋がっているため完成度の高い志望動機となっています。
悪い例
「私は、地元であるこの〇〇病院をより良くしようと応募させていただきました。昔から、人の役に立つのが好きで、大学ではボランティアや募金活動などを積極的に行い、奉仕の心を学びました。この○○病院へ就職した暁には、患者さんに優しく接しつつ、皆が笑顔になるような仕事をしていきたいと思います。」
この例の悪いポイントは以下の通りです。
- 志望動機に具体性がないこと
地元に愛着を持っていること、奉仕活動をしていたことは伝わるものの、それはこの〇〇病院を志望した直接的な理由にはなりません。
また「そもそも医療業界でなくても希望は叶えられるのではないか?」と思われても仕方がないレベルの、内容が薄い志望動機です。
志望動機を伝えるときには「なぜこの業界なのか」「なぜこの職場を希望したのか」をうまく差別化しながら、そこでしかできない理由を伝えなければなりません。
- 「人の役に立つ」は医療秘書になら無くても実現できること
人の役に立つ仕事はいくらでもあります。
民間企業でも、非営利組織でも、公務員でも人の役に立つ仕事は可能です。
人の役に立ちたいと考えた結果、「なぜ医療秘書なのか」という点が全く見えてこないので、面接官は本気度を感じられない志望動機と受け止めるでしょう。
- 決意表明も抽象的な言葉ばかりで内容がないこと
先ほど挙げた良い例と比べると明らかですが、具体的にどのような貢献をしていきたいと考えているのか、これまでの経験をどのように生かしていきたいのかが全く見えてきません。
また、「患者に優しくする」ことは医療機関として当たり前のことでもあるため、全くプラス評価にはなりません。
周囲と差別化するためにも、これまでの自分の経験をどのように還元していきたいのかを明確に伝えることを意識しましょう。
面接で志望動機を聞かれないときは不採用?
そもそも、滅多にありませんが志望動機自体を面接で聞かれないこともあります。
その場合、多くの受験者が「志望動機すら聞かれなかった私は落ちてしまったのか?」と落ち込んでしまいますが、その必要は全くありません。
予め面接グループごとに聞かれる内容は決まっていたり、また志望動機は事前に提出されている履歴書などで確認されているためわざわざ面接で聞かないこともあります。
また、医療機関によっては志望動機よりも即戦力になれるかどうかのスキルや知識を最優先させているところもあるので、そこまで深く気にする必要は無いでしょう。
志望動機を聞かれなかったからと言って不合格になるわけではないので、落ち着いて結果を待ちましょう。
面接における第一印象は合否を左右
志望動機がすべての面接において合否を決定的に分ける要素ではない一方、面接における第一印象が合否を大きく左右することはあらかじめ知っておく必要があります。
医療秘書は、医師・看護師などの医療チームはもちろん、外部機関や場合によっては患者さんと直接やり取りをすることが求められるため、見た目の清潔さによる第一印象の良さは非常に重要なのです。
また、言葉遣いや明るい口調でしゃべることによっても第一印象はよくなるため、それらの点も事前に気を使っておくとよいでしょう。
やりがいやつらい面も把握しておくと良い
やりがい
医療秘書は直接医療を提供することはありませんが、それでも「自分が患者の役に立っている」という実感は得ることができます。
医師や看護師が自分の職務に集中できるのは、医療秘書や医療事務など裏方としてがサポートしてくれているからです。
単なる事務だけでなく、医療秘書の勉強をしておけばこなせる業務の範囲が広がるため、より患者さんの役に立てます。
動機のひとつとして「このようなやりがいを通して、さらにモチベーションと自分のスキルを向上させていきたい」などと言えば、好印象です。
つらいところ
仕事である以上、つらい面もあります。
医療事務や医療秘書は、患者から声を掛けられやすい場所で働くことが多く、かなり神経を使うことになります。
そのため、精神的な負担は他の一般事務と比べると大きいと言えます。
また、患者が集中したりすると多くの事務仕事が重なってしまうため、それらをこなすのに時間がかかり、大変なこともあります。
このような辛い面があることを考慮しながら「どのように乗り越えていくか」を具体的に示せると良いでしょう。
医療秘書の志望動機のまとめ
医療秘書の志望動機のまとめ
- 相手に自分をアピールする場なので、本気度や意欲の高さを伝えることが大事
- アピールできる経験などが無ければ、自分の人柄などを積極的に伝える
- 資格を取得していれば、取得したきっかけやなぜ取得したのかを説明できると良い
医療秘書は雇用が安定しており安心して働くことができる魅力的な資格です。
そのため倍率も高く、志望動機でいかに自分をアピールするか重要になります。
この記事を参考に、ぜひ魅力的な志望動機を考えてみてください!