TOEFL writingのおすすめ対策法は?Integratedパートのテンプレや構成の注意点も公開

「TOEFLのWriting対策はどうすれば良い?」

「Integratedパートに有用なテンプレは?構成の注意点は何?」

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

TOEFL iBTのライティングセクションでは、Integrated writingとIndependent writingという2種類のタスクが出題されます。

どちらもハイレベルですが、特にIntegrated writingではリーディングとリスニングのスキルも必要になるので難易度が高いです。

今回はそんなTOEFL iBTのwritingにおすすめの対策法について、Integratedパートのテンプレや構成の注意点を含めて解説します。

これを参考に、レベルの高いTOEFLのライティングセクションを攻略してください。

TOEFL writingのおすすめ対策法についてざっくり説明すると

  • 両タスクの採点基準を理解した上で対策を進めるべき
  • essayの基本となる論理構成を押さえる
  • テンプレートを用意した上で本番に臨むのがおすすめ
  • 独学が厳しいならプログリットなどの英語塾を活用する

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TOEFL iBT writingの概要

パソコンを見る女性

TOEFL iBTのライティングセクションでは、Integrated writingとIndependent writingという2種類のタスクが出題されます。

Integrated writing

このタスクではライティングだけでなく、リスニングとリーディングのスキルも同時に試されるので、攻略には3技能の熟達が必要です。

大抵の英語試験なら、ライティングは英作文を書くだけなので、このIntegrated writingはかなり特殊な試験だと言えるでしょう。

なお、このタスクの出題形式は以下の通りです。

形式 時間 内容
リーディング 3分 アカデミックな内容の読解
リスニング 約2分 リーディング内容の反論を聞き取る
ライティング 20分 上記二つの内容を踏まえて150〜200語の要約を書く

Independent writing

このタスクでは、質問に対する自分の意見を300〜350語で記述します。出題数は1題、制限時間は30分です。

質問の内容は答えが一様に決まるようなものではなく、また自分自身の主張を一貫性のある文章で表現しなければならないので、随所でロジカルシンキングが求められます。

なお、このタスクの質問パターンは以下の5通りです。

  • Agree or Disagree(賛否型)
  • Description or Explanation(説明型)
  • Preference(選好型)
  • Compare and Contract(比較型)
  • If or Imaginary(仮定型)

タイピングスキルが大切なセクション

TOEFL iBTはコンピュータ上で解答する試験なので、ライティングセクションではタイピングで英作文を入力しなければなりません

限られた時間の中で英文の構成を考え、それを素早く打ち込まなければならないので、ある程度のタイピングスキルが求められます。

またタイピングの入力ミスによる誤字脱字にも気をつけなければなりません。

キーボードの違いに注意

TOEFL iBTでは、日本で主流のJISキーボードではなく、アメリカで用いられるUSキーボードを使ってタイピングを行います。

両者の違いですが、英作文に使用するキーで言えば「’」や「”」、「:」の位置が異なるので注意しましょう。

JISキーボードの場合、アポストロフィーは7、引用マークは2、コロンはLの2つ右横にあります。

一方でUSキーボードの場合は、アポストロフィーと引用マークはLの2つ右横、コロンはLの1つ右横です。

慣れていないと戸惑うので、よく確認してから臨みましょう。

コピペ方法は若干異なる

iBTの画面には「Cut」「Paste」というボタンが表示されており、これを使ってコピーアンドペーストを行います。

一般的な「Ctrl+C & Ctrl+V」や右クリックで「コピー」「ペースト」を選択などの方法は使えないので注意しましょう。

具体的な方法ですが、まずコピーしたいところをドラッグして「Cut」を選択します。これでいわゆるコピーができるので、続いてペーストする部分で「Paste」を押してください。

ただし、カットを使うとコピーした部分は消えてしまうので、その部分にももう一度「Paste」をして、消えた部分を元に戻します。

writingは採点基準の理解が先決

指差す少年

主催団体であるETSはライティングセクションの大まかな採点基準を公開しています。

よって対策を進めるには、まずその採点基準を知っておかなくてなりません。

Integrated writing

ETSのHPで公開されているIntegrated writingの採点基準をまとめると概ね以下の通りです。

  • リスニングで要点を理解できているか
  • リスニングとリーディングの内容を適切に関連づけて表現できているか
  • エッセイ全体の構成は適当か
  • 文法・語彙やスペリングにミスはないか

上記の通り、リスニングとリーディングの内容理解が重視されます。

このタスクで高得点を取るためのコツは、リスニングの内容を多分に盛り込んで表現することです。

Independent writing

一方でIndependent writingの採点基準は以下の通りです。

  • 質問に対して的確に答えられているか
  • 自分の考えを具体的に伝えられるだけの論理展開ができているか
  • 全体の構成に一貫性はあるか
  • 文法・語彙やスペリングは適当か

このタスクでは、第一に質問に対して真正面から答えるということが重要です。

その上で議論の具体性や論旨の一貫性、文法・語彙の正しさなども見られます。

スコアの算出方法

ライティングセクションでは、まず各タスクに対し、ETSの採点官と「E-rater」という自動採点システムが0〜5の6段階評価で点数(Level)を付けます。

そして両タスクの平均点(Writing Rubric Mean Average)を以下の表にしたがって換算し、最終的にライティングセクションのスコアが算出されるという仕組みです。

level Writing Rubric Mean Average Scaled Score
Good 4.0~5.0 5.00 30
4.75 29
4.50 28
4.25 27
4.00 25
Fair 2.5~3.5 3.75 24
3.50 22
3.25 21
3.00 20
2.75 18
2.50 17
2.25 15
Limited 1.0~2.0 2.00 14
1.75 12
1.50 11
1.25 10
1.00 8

採点の具体例

例えば、採点官と「e-rater」が付けた点数の平均(Level)が、Integrated writingでは4.0点、Independent writingでは3.0点だったとします。

この場合、両者の平均点(Writing Rubric Mean Average)は3.50点になるので、上記の換算表より、この受験者のScaled Scoreは22点です。

なお、Writing Rubric Mean AverageとScaled Scoreの換算表は、2019年9月以降はETSの公式サイトから削除されてしまったので、現在は閲覧することはできません。

しかし、ライティングセクションに内容変更があったわけではないので、上記の換算表は現在でも有効だと考えられます。

Integrated writing対策のコツを紹介

PCを見る女性

ここからはIntegrated writingの対策を行う際のポイントについて解説します。

先述した通り、Integrated writingはリーディング、リスニング、ライティングの3技能が試されるタスクです。

reading面で押さえておきたいポイント

まずは大学の講義を題材にした英文を3分間でリーディングします。その際に気を配るべきポイントは以下の通りです。

readingは4つのパラグラフ構成が鉄則

このタスクで読む英文は必ず4段落構成になっており、各パラグラフの内容も以下のように決まっています。

パラグラフ 内容
筆者の意見表明(賛成or反対)
賛成or反対する理由1
賛成or反対する理由2
賛成or反対する理由3

まず最初の段落で、ある議題に対して筆者が賛成であるか、反対であるかがはっきりと示されます。よってここをしっかり読んで、文章全体の方向性を知ることが大切です。

そして残り3つのパラグラフでは、筆者の主張を裏付ける根拠・理由が述べられますが、1つの段落に1つの理由が対応するので、ここはかなり読みやすいと言えるでしょう。

ノートテイキングの練習が必須

このタスクのリーディングで理解すべきことははっきりとしているので、その部分をわかりやすくメモしておけば、続くリスニング及びライティングを攻略しやすくなります。

なお、メモの内容としては各パラグラフごとの要点をまとめるのが良いでしょう。

【reading編】具体的な問題を用いて解説

ここでは実際にTOEFL Integrated writingのreading編の具体的問題を用いて、上で説明した内容を実践してみます。

In an effort to encourage ecologically sustainable forestry practices, an international organization started issuing certifications to wood companies that meet high ecological standards by conserving resources and recycling materials. Companies that receive this certification can attract customers by advertising their products as “ecocertified.” Around the world, many wood companies have adopted new, ecologically friendly practices in order to receive ecocertification. However, it is unlikely that wood companies in the United States will do the same, for several reasons.

First, American consumers are exposed to so much advertising that they would not value or even pay attention to the ecocertification label. Because so many mediocre products are labeled “new” or “improved,” American consumers do not place much trust in advertising claims in general.

Second, ecocertified wood will be more expensive than uncertified wood because in order to earn ecocertification, a wood company must pay to have its business examined by a certification agency. This additional cost gets passed on to consumers. American consumers tend to be strongly motivated by price, and therefore they are likely to choose cheaper uncertified wood products. Accordingly, American wood companies will prefer to keep their prices low rather than obtain ecocertification.

Third, although some people claim that it always makes good business sense for American companies to keep up with the developments in the rest of the world, this argument is not convincing. Pursuing certification would make sense for American wood companies only if they marketed most of their products abroad. But that is not the case—American wood businesses sell most of their products in the United States, catering to a very large customer base that is satisfied with the merchandise. TOEFL iBT®Test Writing Practice Setsより

この文章では、世界各地でエコ認証を取得するために、多くの木材企業が環境に配慮した新しい取り組みを実施しているとして文章が始まっています。

最初のパラグラフでは、筆者がアメリカ国内ではこのような取り組みが行われるとは考えにくいと意見表明をしています。

それが下記の箇所です。

it is unlikely that wood companies in the United States will do the same TOEFL iBT®Test Writing Practice Setsより

そして、定石通り2~4パラグラフではこの主張を補完する理由が来ると、" for several reasons"といわれているため、それを下のパラグラフで探していきます。

その理由を示した箇所は以下のように続いていきます。

  • 第2パラグラフ

First, American consumers~

  • 第3パラグラフ

Second, ecocertified wood~

  • 第4パラグラフ

Third, although some people ~

今回の理由を簡単に要約すると、

  • 第2パラグラフ→アメリカの消費者は「新しい」や「改良されている」といった広告の決まり文句が頻繁に使われていることに疑念を抱いているため、エコ認証ラベルを安易に信用したり注意を払うことはないこと。

  • 第3パラグラフ→エコ認証は製品のコストに余分に加算されていくため、アメリカ人は高い製品を買わずに、より安い価格の方に惹かれて購入してしまう。

  • 第4パラグラフ→アメリカ企業は主な販売をアメリカで行っているため、エコ認証を望む消費者が多い世界の他の地域で競争を強いられることはない。

となります。

これにより、しっかり3つの理由で主張が補強されていることがわかります。

listening面で押さえておきたいポイント

続いて、リスニングでは大学教授の講義(約2分)を聞きます。

readingと反対の内容が流される

リスニングの講義は、決まってリーディングの意見に反対するような内容なので、そのことは必ず頭に入れておくべきです。

例えば、リーディングの主張が「受験は団体戦だ!」ということであれば、リスニングでは「受験は個人戦だ!」という主旨の講義がなされます。

メモを効果的に活用しよう

リーディングでは、初めに意見表明があってその後に3つの理由が述べられましたが、リスニングでも反対する3つの理由が述べられます

よってここでもメモを取り、リーディングの理由と対照になるようにまとめておくと良いでしょう。

【listening編】具体的な問題を用いて解説

上のreading編と同じ話題で、次は教授のレクチャーの具体例を以下で掲載しながら、具体的な解き方を解説していきます。

Well, despite what many people say, there’s good reason to think that many American wood companies will eventually seek ecocertification for their wood products. First off, consumers in the United States don’t treat all advertising the same. They distinguish between advertising claims that companies make about their own products and claims made by independent certification agencies. Americans have a lot of confidence in independent consumer agencies. Thus, ecologically minded Americans are likely to react very favorably to wood products ecologically certified by an independent organization with an international reputation for trustworthiness.

Second point—of course it’s true that American consumers care a lot about price—who doesn’t? But studies of how consumers make decisions show that price alone determines consumers’ decisions only when the price of one competing product is much higher or lower than another. When the price difference between two products is small—say, less than five percent, as is the case with certified wood— Americans often do choose on factors other than price. And Americans are becoming increasingly convinced of the value of preserving and protecting the environment.

And third, U.S. wood companies should definitely pay attention to what’s going on in the wood business internationally, not because of foreign consumers, but because of foreign competition. As I just told you, there’s a good chance that many American consumers will be interested in ecocertified products. And guess what, if American companies are slow capturing those customers, you can be sure that foreign companies will soon start crowding into the American market, offering ecocertified wood that domestic companies don’t. TOEFL iBT®Test Writing Practice Setsより

ここでは、教授がリーディングで意見された内容について反論しているのがわかります。

それが以下の文章になります。

there’s good reason to think that many American wood companies will eventually seek ecocertification for their wood products. TOEFL iBT®Test Writing Practice Setsより

そして、反論の内容はリーディングの文章と同じく3つずつ用意されます。

それが以下の内容となります。

  • 第1パラグラフ

First off, consumers in the United States ~

  • 第2パラグラフ

Second point—of course it’s true~

  • 第3パラグラフ

And third, U.S. wood companies should definitely~

今回の反対の理由を簡単に要約すると以下のようになります。

  • 第2パラグラフ →アメリカの消費者は広告の種類を区別したうえで捉えており、製品に関する広告とは独立した機関には大きな信頼を払い、その広告に対してはしっかりと注意を向ける。

  • 第3パラグラフ →価格で消費者の意思決定が決まるのは、競合製品との間に大きな価格差がある場合のみであり、エコ認証などで足された小さな価格差にとどまる場合には、消費者は価格以外の要素も考慮に入れて選択を行い、エコ認証商品の方を買うはず。

  • 第4パラグラフ →アメリカ人が近い将来エコ認証に興味を持ち、海外のエコ認証先進企業が参入してくる際の競争に備えて、アメリカの企業もそのニーズに対応できるよう準備する必要がある。

これにより、3つの反論意見がリスニングで提示されていることになります。

writing面で押さえておきたいポイント

このタスクのライティングでは、リーディングの内容を踏まえながらリスニングの内容を要約するという問題に取り組みます。

文字数は150〜225wordsですが、これはあくまで目安ですので超過しても特に問題はありません

なお、ここでの問題文は決まって以下のような内容です。

Summarize the points made in the lecture you just heard, explaining how they cast doubt on the points made in the reading passage.

(今聞いた講義の要点を、それがリーディングの内容をどのように反駁していたのかを説明しつつ、まとめなさい。)

上記に関しては、毎回文言は多少違うものの、概ね定型文なので、特に読む必要はありません。

基本構成は4パラグラフ

このタスクでのライティングは、自分の意見を主張することでなく、リスニング及びリーディング内容の要約です。

リスニングとリーディングの英文はそれぞれ4段落構成になっていたので、こちらも4つのパラグラフでまとめるのが良いでしょう。

具体的には①それぞれの主張内容、②理由1、③理由2、④理由3という風にまとめるのがベターです。

内容は必ず今までの内容をまとめる

リーディングとリスニングでは意見が真っ向から対立するので、その対照を正しく踏まえつつ要約するのがポイントです。

具体的には各パラグラフで以下のようなことを述べるのが良いでしょう。

パラグラフ 内容
readingでは~と言っていたが、listeningで教授はそうではないといっていた
readingではXという理由で~が正しいと述べているが、教授はαという理由でXは間違いであると主張している
readingではYという理由で~が正しいと述べているが、教授はβという理由でYは間違いであると主張している
readingではZという理由で~が正しいと述べているが、教授はγという理由でZは間違いであると主張している

この構成を頭に入れておき、Xなどに適切な内容を当てはめていくのがこのタスクの必勝法です。

最後には見直しの時間を設ける

要約の時間は20分間ですが、少し余裕を持って完成させ、残り数分は見直しに当てられるのが理想的です。

先述した通り、ライティングの採点基準には文法や語彙、スペリングが適切であるかということも含まれているため、それらにミスがないかをよく確認しておきましょう。

writingはテンプレートを活用することが有効

理想的な構成は大方決まっているので、パラグラフごとにテンプレートを用意しておくのが良いでしょう。

テンプレート通りに書けば構成で失敗する心配はないですし、構成を考える手間を省略できて時間短縮にも繋がるのでおすすめです。

なお、具体的には各パラグラフで以下のようなテンプレートを使ってみてください。

<パラグラフ1>

  • 「The article explains that ~~ . However, The professor insists that ~~(reading内容の反論).」

<パラグラフ2>

  • 「First of all, the article states that (reason 1). However, the professor contradicts this point by stating that (reason1’).」

<パラグラフ3>

  • 「Second, the reading says that (reason2). On the contrary, the lecturer refutes this point by stating that (reason2’).」

<パラグラフ4>

  • 「Third, the article states that (reason3). However, the professor opposes this point by stating that (reason3’).」

Independent writing対策のコツを紹介

パソコンを見る少女

続いてはIndependent writingの対策法について解説します。

なお、このタスクでは300~350wordsを目安に記述を行いますが、先ほどと同じように超過する分には問題ありません。

問題の趣旨を確実に読み取る訓練を

このタスクで気をつけるべきことは問題文の主旨を取り違えないということです。

質問に対して適切に答えているかということは採点基準にもなっているため、的外れな解答をすると大幅な減点につながります。

いくら論理展開が素晴らしくても、質問の意図を履き違えていれば目標スコアを取得することはおそらくできないので、十分に注意してください。

アイデアだしで方向性を定める訓練を

問題文の主旨を正しく理解したら、次はそのお題に沿ってアイデアを出し、以下の3点を決定してください。

  • 自分の立場
  • それを支える根拠(2、3個)
  • 各根拠を補強する具体例

なお、この際に重要なのが、自分の本当の主義主張に関係なく、書きやすい立場を選択するということです。

このタスクではいかに素晴らしい主義主張を持っているかということではなく、質問に対して論理が一貫した英文を作成できるかということが見られています。

そのため、自分がどう思っているかということは棚に上げて強かに点数を取りに行くべきです。

構成はIntro→body→conclusionの3つが必須

このタスクでは、Introduction、Body(2、3段落)、Conclusionという順番の4段落もしくは5段落構成にするのが鉄則です。

以下では各セクションの注意点を紹介します。

セクション 注意点
Introduction 自らの立場を明確に表明
Body(2・3段落) ○1つのパラグラフに1つの根拠
○トピックセンテンスを簡潔に書く
○必ず具体例を示す
Conclusion 自分の主張をしっかりとまとめる

ちなみにこれは英語のessayを書く上での基本的な論理構成になるので、覚えておくとどこでも活用できます。

クイックライティングの練習が有効

Independent writingでは、より分量の多い英文を作成しなければならないので、文章を書くスピードを速めておくということも必要になります。

そこでおすすめしたいのがクイックライティングという練習方法です。

やり方は、10分などの制限時間を設け、あるトピックに関する英文をひたすら書き続ける(タイピングし続ける)ということを繰り返します。

最初は文法やスペリングがあやふやでも構わないので、とにかくたくさん入力することを心がけましょう。

そして、ある程度分量を打てるようになってきたら、次は文法やスペリングの正確さにも気を配って文章の精度を上げていきます。

お題に関してはなんでも構いませんが、折角ならTOEFLの過去問や模擬問題のトピックを用いるのが良いでしょう。

Independent writingのテンプレート

先述した通り、Independent writingではいくつかの出題パターンがあるので、それぞれに対してテンプレートを考えておく必要があります。

なお、中でも「Agree or Disagree(賛否型)」は比較的テンプレ化しやすいので、まずはこれから対策をするのが良いでしょう。

以下では賛否型のIntroductionとConclusionのテンプレート文を、2文ずつ紹介します。

<Introduction>

  • Some or many people agree that with the statement, “問題文の内容”.
  • In my opinion, I agree or disagree with the statement, “問題文の内容” or I think that (自分の主張)

<Conclusion>

  • In Conclusion, I believe that (問題文の内容).
  • I agree/disagree with the statement “問題文の内容”.

得点アップのためのマル秘戦略

指を立てる女性

ここからはライティングセクションで効果的にスコアを伸ばすための戦略について解説します。

ネイティブ向けの高度なライティングは必要ない

まず前提として、TOEFL iBTはノンネイティブ向けに実施されている試験であるということを理解しておきましょう。

つまり、ネイティブの学者や新聞記者などが備えているような高度なライティングスキルは求められないということです。

そのため、質問に対して的確に答えていれば多少は拙い部分があっても問題ありませんし、論理構成に関しても基本的なessayの書き方を踏襲していればハイスコアは取得できます

essayの基本構造だけは必ず守る

essayの基本構造、具体的には先述した、Introduction、Body、Conclusionという構成はしっかりと守るようにしましょう。

これは英作文における論理構成の基本であり、TOEFL iBTで評価される書き方なので、十分に演習を行って体得しておくべきです。

なお、Bodyに関しては、トピックセンテンス(結論)とその根拠、根拠を補強する具体例という順番で書いておけばまず間違いありません。

テンプレートは語彙や文法を多様化する

TOEFLのライティングでは、ハイレベルな語彙や文法を使った方がスコアが上がるという傾向があります。

しかし、本番で難解な単語や構文を無理に使おうとするとミスして減点される可能性があるので、予めテンプレートに高度な内容を盛り込んでおくのが良いでしょう。

ただし、それにしても難しい語彙や文法を使った良いテンプレートを自分で作成するのはハードルが高いので、英語塾などで教えてもらったものを使うのが無難です。

またYouTubeやブログなどでTOEFLの上級者が発信している情報を参考にするというのもおすすめできます。

スペル・単純な文法のミスはNG

先述した通り、文法や語彙、スペリングの正確性は両タスクの採点基準に含まれているので、無駄な失点をしないようにそれらのケアレスミスは避けるべきです。

具体的には時制の不一致や三単元のsの付け忘れ、タイピングミスなどをしないように、日頃から意識して練習しておきましょう。

またどれだけこれらを意識して練習を積んでいようとも、ミスをしてしまう可能性はあるので、各タスクとも5分間くらいは見直しに当てて、隅々までしっかり点検するのが賢明です。

さらに単語や構文のレベルが上がるほどミスの可能性も高くなるので、テンプレート以外の部分には簡単な語彙・文法しか使わないようにするというのも良いでしょう。

具体的な内容で文字数を多くする

各タスクのワード数はあくまで目安だと述べましたが、実際は文字数が多い方がスコアは伸びやすくなります。

よって各Bodyの具体例の部分を充実させ、文字数をできるだけ多くするように心がけましょう。

なお、先述したようにTOEFLはノンネイティブ向けの試験なので、具体例に関してもハイレベルな内容や論理性は求められません

日本語では稚拙に思われるような簡単な内容でも構わないので、積極的に付け足すべきです。

ただし、具体例以外の部分を水増しして文字数を増やしても点数にはつながらないので注意しましょう。

添削者がいると大幅な得点アップが実現可能

ライティングセクションは、TOEFL iBTの中でも特に独学での対策が難しい分野です。

自分では良い英文が書けているかの判断が難しいので、より効率的・効果的にレベルアップを図りたいのであれば、やはり客観的な添削指導をしてもらう機会を設けるのが良いでしょう。

自分よりも英語ができるパートナーを見つけて英文を見てもらっても良いですし、それが難しいのであれば英語塾を利用するというのもおすすめです。

そうすればテンプレートを作ってもらったり、スピーキングセクションの練習をすることもできるので、非常に有意義だと言えます。

writing対策に必須の参考書を紹介

本を読む少年

ここからはライティングセクションの対策に活用すべきおすすめの参考書をいくつか紹介します。

TOEFLテスト集中攻略ライティング

【新形式対応】TOEFLテスト集中攻略リーディング 改訂版
2640円
【新形式対応】TOEFLテスト集中攻略リーディング 改訂版
2640円

トフルゼミナール留学センターで行われている20回分のTOEFL Writing対策講座を再現したテキストです。

全体の構成に関する考え方を中心に、ライティングセクションでハイスコアを取得するための秘訣が詳しく解説されています。

トフルゼミナールの講師である著者の添削指導例も掲載されており、論理的な答案と非論理的な答案の違いなども具体的に学べるため、がっつり対策をしたいという初心者には良いでしょう。

TOEFLテストライティング問題100

【CD付】TOEFLテストライティング問題100 改訂版 (TOEFL(R)大戦略)
2310円
【CD付】TOEFLテストライティング問題100 改訂版 (TOEFL(R)大戦略)
2310円

4つのチャプターに沿って段階的に学習し、iBTのライティングを攻略できるという対策本です。

学習はライティングセクションの全容を把握したり、英作文の基礎をマスターすることから始まるので、こちらも初心者におすすめできます。

もちろんハイスコアを取得するための書き方のポイントも学べるため、初受験から高得点が期待できるでしょう。

また豊富な実戦問題や2回分の模擬試験も収録されているので、十分な演習量を積みたいという方にも向いています。

TOEFL iBTテスト必修フレーズ100

TOEFL iBTテスト必修フレーズ100-スピーキング・ライティング攻略のための
2420円
TOEFL iBTテスト必修フレーズ100-スピーキング・ライティング攻略のための
2420円

TOEFL iBTのライティングとスピーキングで論理的な主張を展開するのに役立つ100のフレーズが学べる参考書です。

TOEFLで評価される水準にある英語表現を数多くストックできるので、各タスクのテンプレートを用意したり、テンプレート以外で用いる語彙を増やしたりするのに役立ちます

よって独学中心にライティング対策を行うつもりの方は是非とも持っておくべきです。

本書の収録されている100の表現をバッチリ暗記した上で、先ほど紹介したクイックライティングの練習を行えば、英作文の能力は大きく向上するでしょう。

独学が困難な場合は英語塾がおすすめ

教室の風景

TOEFL iBT試験は英語試験の中でも特に難易度の高い試験であり、特にwriting・speakingセクションは試験の性質上自力での対策が困難を極めます。

よって、そのようなお悩みを抱えている方々は、積極的に英語塾・スクールを活用してみてはいかがでしょうか?

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TOEFL writingのおすすめ対策法まとめ

TOEFL writingのおすすめ対策法まとめ

  • USキーボードでのタイピングにも慣れておくべき
  • テンプレートには高度な語彙・文法を盛り込む
  • Independentでは具体例を膨らませ文字数を増やす
  • プログリットで添削指導を受けるのも良い

TOEFL writingにおすすめの対策法について解説しました。

第一に重要なのは、両タスクの採点基準を理解することです。出題パターンや論理構成の型も決まっているので、それらも押さえておくのが良いでしょう。

また試験本番で一から文章を考えるのは大変なので、予め高度な文法や語彙を盛り込んだテンプレートを用意しておくべきです。

さらに文字数を増やすことも大切なので、クイックライティングなど沢山書く練習もしておきましょう。

なお、独学でのライティング対策は難しいので、プログリットなどで添削指導を受けるのもおすすめです。

以上を参考に、より良いwriting対策を行ってください。

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