TOEFLの勉強法は?初心者や独学でも点数をとれる対策やおすすめ参考書を紹介
「TOEFL iBTのより良い勉強法は?」
「初心者や独学者におすすめの対策法やテキストはある?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
TOEFL iBTはアメリカなどの大学・大学院への進学・留学や海外での就労などにスコアが役立つ英語試験です。
今回はそんなTOEFLの勉強法について、初学者や独学者での点数が伸ばせる対策のコツやおすすめのテキストなどを解説します。
これを読めば、より良いTOEFL対策ができるようになるはずです。
TOEFLの勉強法についてざっくり説明すると
- リーディング攻略には語彙力強化が必要
- リスニング力はディクテーションや音読で鍛える
- スクールやオンライン英会話の活用もおすすめ
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TOEFLの概要
まずはTOEFLに関する基本情報をお伝えします。
TOEFLは世界共通の英語試験
TOEFLは国際的に著名な英語試験です。ハイスコアを取得すれば、グローバルに英語力を証明することができます。
iBTのスコア満点は120点
最もメジャーなTOEFL iBTは英語4技能に関してそれぞれ試験が実施されますが、配点は各30点満点、合計120点満点です。
なお、スコアの有効期限は受験から2年間であるため、スコアを利用する際は注意してください。
iBTの試験日程・会場
TOEFL iBTは月に3〜6回のペースで実施されており、2020年の試験回数は計54回です。ちなみに11月は1、7、8、14、15、21日(いずれも土日)の計6回実施されます。
また会場は北海道から沖縄まで全国20都道府県に設けられるので、多くの場合、在住もしくは近隣の都道府県で受験可能です。
iBTの受験方法・費用
TOEFL iBTを受験したいなら、試験日の7日前までにWeb・電話・郵送のいずれかの方法で受験申込を行わなくてはなりません。受験料は235USドル(約24,602円)です。
なお、7日前を過ぎても申し込みは可能ですが、その場合は40USドル(約4,187円)の追加料金が必要になります。
また試験当日は原則パスポートを持参しなければならないので、ない方は早めに準備をしておきましょう。
TOEFLテストは2種類ある
TOEFLにはiBTとITPという2種類のテストがあります。より一般的なのはiBTで、こちらは個人受験が可能です。
海外の大学・大学院に留学する際や海外での就職の際などにそのスコアが役立ちます。
一方でITPの方は、学校や企業などの団体で受験できるテストです。こちらは団体内で構成員の英語力を評価するために用いられます。
海外の大学進学に必要な点数
以下では海外の大学に進学する場合、iBTでどのくらいの点数が必要になるのかを紹介します。
一般の四年制大学
一般的な四年制大学に進学する場合は、iBTで平均80点程度が必要だと言われています。
ただし、アメリカでアイビーリーグと呼ばれるコロンビア大学やイエール大学などのトップ大学を狙う場合は、100点は取らなければなりません。
なお、そうしたトップ大学ではiBT以外にSAT(こちらで言うセンター試験のようなもの)の受験を求められることもあります。
つまり英語はネイティブの学生と同じような水準で、当たり前のように使いこなせなければならないということです。
二年制大学(コミュニティカレッジ)
アメリカやカナダのコミュニティカレッジへの進学にはiBTで60点前後が必要と言われています。
しかし、45点で入れるところあれば、70点以上が必要なところも存在するなど、学校によってかなりの幅があるので、詳しくは志望校の公式サイトで確認してみてください。
語学学校の場合
語学学校は英語を勉強する場所なので、基本的にTOEFLのスコアは必要ありません。
学校によってはTOEFL対策コースが用意されているところもあるので、大学進学を目指して、語学学校で英語力を鍛えるというのも良いでしょう。
TOEIC・IELTS・英検との違い
TOEICはビジネス英語が中心に扱われる試験で、日本発祥ということもあって国内での就職・転職の際に便利です。
IELTSはTOEFLと同じく、国際的な英語試験ですが、こちらはイギリス英語の試験なので、イギリス英語が使われる国・地域での進学・就労などに役立ちます。
英検は単語や文法の知識をはじめとする総合的な英語力が評価される検定試験で、こちらは中学〜大学の入試の際に有用です。
海外大学への進学に使えるのは
基本的に海外の大学に進学する際は、TOEFLかIELTSのスコアが必要になります。
TOEICはビジネス英語に関する試験なので、進学・留学にはあまり関係ありません。また英検は日本国内では有用であるものの、国際的にはほとんど使えないと言って良いでしょう。
TOEFL iBTの問題形式
以下ではTOEFL iBTの出題構成や問題内容などの紹介します。
各セクションの時間構成
TOEFL iBTの問題数及び試験時間、配点は以下の通りです。
セクション | 問題数 | 制限時間 | スコア |
---|---|---|---|
リーディング | 36~70問 | 60~100分 | 30 |
リスニング | 34〜52問 | 60〜90分 | 30 |
スピーキング | 6問 | 20分 | 30 |
ライティング | 2問 | 50分(20分+30分) | 30 |
リーディングは内容が難しい
リーディングでは、700語程度の長文3〜4パッセージに関する選択式の問題に解答するセクションです。
1パッセージ12〜14問、計36〜56問に解答し、試験時間は各パッセージに対して与えられます。
また内容はどれも学術的で、生物学や天文学、社会学、歴史などの専門用語も多数登場するため、そうしたアカデミックな語彙力も高めておかなければなりません。
リスニングもアカデミック
リスニングは、大学生活についての会話に関する出題が2〜3セット(各5問)、大学の講義やディスカッションについての出題が4〜6セット(各6問)という構成になっています。
いずれの出題でも舞台は大学なので、リスニングの内容もリーディング同様にアカデミックで高度です。
ちなみに試験時間は60〜90分ですが、そのうち一つの会話が3分程度、一つの講義・ディスカッションが3〜5分程度になります。
スピーキングは融合問題あり
スピーキングセクションは以下の6問で構成されています。
- Independent Task(2問):身近かつ個人的なテーマに対する自分の考えや意見を述べる
- Integrated Task(4問):リーディングやリスニングで理解した内容に関する設問に答える
上記の通り、4問出題される統合型の問題では、スピーキングだけでなく、リーディングやリスニングも含めた総合的な英語力が試されます。よって難易度が高いと言えるでしょう。
ライティングの難易度も高い
ライティングセクションは、以下2つの問題によって構成されています。
-
Integrated Task(20分):学術的な文章を読み、それに関する講義を聞いた上で、150〜225語程度で内容を要約する
-
Independent Task(30分):与えられたテーマに関する自分の意見や立場を300語以上で述べる
このように、最初の問題ではやはり総合的な英語力が求められ、後の問題では説得力がある論述文を比較的短時間で書き上げなければなりません。
よってライティングの難易度も、スピーキング同様に高いと言えるでしょう。
セクションごとのTOEFL勉強法
ここからはTOEFLの勉強法をセクションごとに解説します。
リーディングで得点を伸ばすコツ
リーディングセクションで得点を伸ばすには、以下の2点が重要になります。
ボキャブラリーが大切
読解のスピードや正確性を左右するのは語彙力です。よって長文中の全単語を覚える必要なないものの、ある程度の基本的な単語はきちんと暗記しておくのが良いでしょう。
また先述した通り、TOEFLではアカデミックな内容の出題が多いので、学術的な専門用語のきちんと覚えておくべきです。
設定時間を意識しよう
TOEFLのリーディングでは各大問を20分で解き切らなければならないので、1問あたりなら1分20〜40秒以内に解く必要があります。
よって最初は時間を気にせずじっくり取り組むのも構いませんが、本番が近づいてきたら、時間を測って制限時間内に解き切れるような練習もするべきです。
リスニングは英語に慣れよう
リスニングの勉強では以下の2点を意識するべきです。
ディクテーションで精聴
リスニング力を鍛えるには、ディクテーションという方法がおすすめです。これは聞こえた英語を残さず書き取っていく練習のことを指します。
正確に書き取るために何度も聞き直さなければならないことも多く、かなり時間がかかる練習ではありますが、リスニング力を着実に高めることが可能です。
音読で発音を確認
リスニングの勉強を考える上での原則として、発音できない英語は聞き取れないというものがあります。
よってリスニング力を高めるには発音を鍛える必要があるので、音声のスクリプトやリーディングの長文を使って、何度も音読を重ねるのが良いでしょう。
その際は発音がわからない単語を単語帳や辞書で調べたり、音源を聞いてそれを真似するなどの工夫をするのがおすすめです。
スピーキングは普段から練習を
日本の英語教育では、スピーキングの機会がかなり少ないので、日本人がTOEFLを受験する場合は、日頃から英語を話す機会をたくさん設けるのが良いでしょう。
黙らないことを意識する
スピーキングテストでは、流暢に話せるかどうかが見られるので、黙ってしまうのは最悪です。
もちろん緊張感のある本番では、意見がなかなか浮かばず、詰まってしまうこともあるでしょう。しかし、ハイスコアを取得したいなら、少し考えたらとにかく言葉に出すということを意識するべきです。
短い文章から始めよう
スピーキングでは、頭に浮かんだ単語を正しい文法規則に当てはめ、もっともらしい英文を組み立てなければなりません。
さらにライティングとは違い、スピーキングでは瞬時に英文を作る必要があります。
よってかなり高度な作業だと言えるため、まずは短い文章を素早く作る練習から始めるのが良いでしょう。そこから徐々に話せる英文を長くしていくというのが、最も効率的な仕方だと言えます。
役に立つアカデミックな表現
TOEFLでは学術的な内容に関する出題が多いため、英語を話す際も学術的な言い回しを使うことを意識すると良いでしょう。
例えば、alsoならmoreoverやfurthermore、sayならargueやsuggestに言い換えると、より学術的な議論にふさわしい話し振りになるはずです。
ライティング対策のポイント
ライティングの対策では以下のポイントを意識するべきです。
まずはタイピング練習
TOEFLはコンピュータ試験なので、英作文はタイピングによる入力で作成します。
コンピュータ上で作成する方が、文字カウントや修正が楽なので、慣れている人にとっては好都合ですが、タイピングができなければ余計な苦労をすることになるでしょう。
よってタイピングに慣れていない人は、まずタイピングがきちんとできるように練習するべきです。
アカデミックライティングの構成
アカデミックライティングでは、冒頭に結論(意見や主張など)を述べ、その後の段落でその理由や具体例、経験などを書くという構成が一般的です。
また字数に余裕がある時は、最終段落でもう一度結論を異なる表現で述べることもあります。
定型文をある程度覚えよう
限られた時間の中で0から英文を作り上げるのは大変なので、アカデミックライティングによく使われる定型文を覚えておくのは非常に有意義です。
例えば、賛否を示す文章では「I do agree/disagree that ~」から書き始めるなど、書き方の「型」を持っておけばスムーズに書き進められます。
ただし、そうしたことは練習の中で自然と身に付けていくのが望ましいので、丸暗記を試みるのではなく、たくさん英文を書いて覚えていくのが良いでしょう。
初心者のTOEFL学習スケジュール
初めてTOEFLを受験する場合は、以下の学習スケジュールを参考にしてみてください。
TOEFL対策に必要な勉強時間
学習スケジュールを考える上で理解しておくべきなのが、TOEFLのスコアを10点上げるには300時間程度の勉強が必要だということです。
これは1日3時間のペースで勉強したとしても3ヶ月強かかる計算なので、TOEFLの対策は比較的長期戦になると心算しておくのが良いでしょう。
ちなみにTOEFLの日本人平均は70点前後なので、海外の大学に進学したいなら、一般的には3ヶ月以上TOEFL対策をしなければなりません。
①公式問題集を解いてみる
対策を始める際は、まず公式問題集を解いて現状のレベルがどのくらいかを把握するのが良いでしょう。
それによって必要な勉強時間の目安も分かりますし、自分の苦手分野やTOEFLの問題形式・出題傾向なども把握できるので、より効率的な学習スケジュールが立てられるようになります。
なお、公式問題集を解いて大体のスコアを出してみないことには、試験対策にかかる時間・期間が把握できないので、この作業にはできるだけ早めに取り組むのがおすすめです。
②目標スコア・勉強時間から計画作成
学習スケジュールを立てる上で必要になるのが、目標スコアと勉強時間の設定です。
目標スコアに関しては目的に応じて、勉強時間に関しては「10点UPに300時間」を基準に定めましょう。
それらが定まったら、試験本番までの1ヶ月毎の大まかな計画を作り、直近の2週間に関してはさらに詳細な計画も作ってください。
なお、計画には程よくゆとりを持たせるのがおすすめです。計画が達成できなければどんどんモチベーションを落としてしまうリスクがあるため、あまりにも厳しすぎる計画はおすすめできません。
目標を常に意識する
試験勉強の期間はモチベーションを維持するためにも、目標スコアを常に意識するのがおすすめです。
またどうしてTOEFLを受験するのかということも時々思い出せば、再度やる気を高めることができるでしょう。
毎日短時間でも継続する
効率よく英語力を高めていくためには、毎日勉強を続けるということが非常に重要になります。
平日の忙しい日や特に疲れている日には休みたくなることもあるでしょうが、1日30分でも構わないので、とにかく毎日続けるということを意識しましょう。
③頻出単語・文法を習得する
単語に関しては、TOEFL専用の単語帳を購入し、1冊分の頻出単語をしっかり覚えるのが良いでしょう。
文法に関しては、高校レベルの文法事項をしっかりマスターしておくべきです。
なお、単語と文法は4技能と全ての基礎であり、その基礎が盤石でないと得点力は一向に上がらないので、コツコツと学習を積み重ねるのが良いでしょう。
飽きずに単語学習を続けるには
単語学習は何度も反復的に行う地道な作業なので、飽きないにするための工夫をすることは非常に有意義です。
例えば、1周にかける時間(1つ1つの単語を見る時間)を短縮すれば、日々の暗記学習が短くて済むのでおすすめできます。
また覚えにくい単語を壁に貼ったり、スマホのパスワードにするなどの工夫をすれば、日常生活の中で無理なく暗記学習ができるのでおすすめです。
語源から単語を暗記しよう
単語の語源を知っておくと、意味の暗記・類推には大いに役立ちます。
例えば、「attract」は「(注意・興味などを)引く・魅了する」という意味の単語です。
これは「〜の方へ」という意味の接頭辞「at」と「引っ張る」という意味の単語「tract」の組み合わせによって理解することができます。
④セクションごとに計画的に勉強する
TOEFLの対策はセクション毎に行うのが基本です。各セクションの特徴や解答のテクニック・コツなどを把握した上で、問題演習を重ねましょう。
なお、各セクションに特化した参考書・問題集も多数出版されているので、自らの得手・不得手に合わせて購入してみてください。
特にライティングとスピーキングに関しては、馴染みが薄い人が多いはずなので、対策本を買ってみっちり練習するのが良いでしょう。
⑤実践的な問題演習を繰り返す
試験本番まで1ヶ月〜2週間を切ったら、本番と同形式の実戦演習を繰り返し行うのがおすすめです。
なお、間違えた問題や曖昧な箇所に関しては、解答・解説や参考書の該当箇所をよく読み込み、きちんと復習しておくのが良いでしょう。
また苦手なセクションがある場合は、それを重点的に対策するというのも有意義です。
雑音がある場所でやってみる
TOEFLでは同じ試験会場でそれぞれが自分のタイミングでコンピュータ試験を受験するため、リスニングの音声漏れやタイピングの「カタカタ」という音が気になる場合もあるでしょう。
そのような場合にも心を乱さないようにするために、たまにはカフェなどで勉強し、雑音のある中で問題を解くことに慣れておくのもおすすめです。
TOEFL試験当日に役立つテクニック
ここからはTOEFLの試験本番で役立つテクニックをいくつか紹介します。
周りを気にせず自分に集中
先にも述べたように、TOEFLでは受験者それぞれが各々のタイミングで受験するため、隣の人がスピーキングをしている声が聞こえてくるなど、試験会場は比較的ノイジーな環境です。
よってそのような環境の中でも周囲を気にせず、自分の試験に没頭できるような集中力を日頃の練習で培っておくのが良いでしょう。
勉強は静かな場所でするのが基本ですが、TOEFL対策に関しては時にはうるさい場所でするのも有意義です。
切り替えを重視して諦めない
試験当日は、リスニング音声が練習よりも聞き取れなかったり、スピーキングのトピックが難解であったり、様々な不測の事態が起こることもあります。
そんな試験本番で重要なのは、試験が終わるまで決して諦めないということです。
TOEFLには4つのセクションがあり、リーディング・リスニングでは問題数も多いので、特定のセクションや問題が上手くいかなくても、切り替えて次に臨めば挽回することは十分にできます。
おすすめTOEFLテキスト・問題集
以下ではTOEFL対策におすすめのテキスト・問題集を紹介します。
公式問題集は必須
TOEFLを受験するなら「The Official Guide to the TOEFL Test」は、是非とも購入するべきです。公式から出ている過去問題集なので、信頼度は抜群だと言えます。
また本番と同じようにパソコン画面で演習ができるので、コンピュータ試験の形式に慣れるという意味でもおすすめです。
なお、基本的には英語版の購入がおすすめですが、日本語版も出版されているので英語にまだ自信がないという方はそちらを購入するのも良いでしょう。
初めて受験する方には対策ガイド
「はじめてのTOEFLテスト完全対策」はTOEFLの初心者に向けたガイドブック的参考書です。受験情報や学習アドバイスなどが載っているため、初心者が情報収集をするにはうってつけの教材だと言えます。
また各セクションの攻略法も網羅的に解説されているため、初めての受験で80点以上を狙いたいという方にもおすすめです。
定番のTOEFLテスト英単語3800
TOEFL iBTとITPに頻出の3,800語が収録された単語帳です。頻出語は4つの難易度ランクに分類されているため、それぞれの目標スコアに応じた暗記学習ができます。
またTOEFL関連書籍の中で売り上げNo.1を記録したこともあるシリーズの単語帳なので、信頼度の高さも抜群です。
単語帳を使った単語暗記法
単語を覚える際は適宜チェックテストを行い、覚えられた単語にチェックをつけていくと良いでしょう。そうすれば覚えられていない単語だけを効率よく学習できます。
また一度覚えただけではすぐに忘れてしまうので、1週間後と1ヶ月後のタイミングで復習をすると良いでしょう。
さらに問題演習で知らない単語を見つけた時はそれに印を付けておき、後から単語帳や辞書で調べるというのも有意義です。
リスニング力を伸ばす問題集
TOEFLのリスニングを攻略する上では欠かせない要旨を聞き取る力を鍛えるための参考書です。
他にも論理展開を把握するためのメモの取り方なども学ぶことができます。
さらに設問内容などの聞き取りが必要なライティングやスピーキングのIntegrated Taskの対策をすることも可能です。
このようにTOEFLのリスニングを網羅的に対策することができるので、特にリスニングが得意でない方にはおすすめです。
リーディングのおすすめ参考書
18題の集中トレーニングと2回分の模擬テストを収録した参考書です。問題毎の解答時間の目安や各パッセージのメモの取り方など、高得点に繋がる情報が多数収録されているため、充実したリーディング対策ができるでしょう。
またそれぞれのパッセージの音声も収録されているので、復習の際にも便利です。ディクテーションや音読に活用すれば、リスニング力も鍛えられます。
ライティングが得意になるテキスト
本書では、著者のTOEFL Writing対策講座20回分に相当する内容を再現しています。
実際の授業を受けているつもりで、しっかり読んで理解し、実際に答案を書き、復習を繰り返すことで成果を実感することができるようになっています。
TOEFLのライティング分野の点数を着実に上げるのにお勧めのテキストとなっています。
独学におすすめのスピーキング対策本
本書では、TOEFLのスピーキングに有用な例文を、実践的な演習を通して数多く学ぶことができる参考書です。
こちらにもWeb模試がついているため、本番直前のシミュレーションに活用するのも良いでしょう。
なお、模試では自分の解答音声を録音・保存することができるので、復習でスピーキング力に磨きをかける上では有用です。
TOEFL iBT対策に役立つオンライン教材
TOEFL対策には以下のようなオンライン教材を活用するのもおすすめです。
オンライン英会話でスピーキング対策
スピーキングに関しては独学での対策が難しいので、オンライン英会話などを活用し、実際にネイティブと会話しながら力をつけていくのが良いでしょう。
オンラインであれば、時間や場所の制約が少なく、比較的自由なタイミングで学習することができるため、忙しい方にも向いています。
ちなみにDMM英会話やレアジョブ英会話なら、比較的リーズナブルで知名度も高いのでおすすめです。
アプリも活用しよう
アプリなら外出先でもちょっとしたスキマ時間に手軽に勉強できるので、多忙な学生・社会人にはおすすめです。
またゲーム感覚で楽しみながら英語力を培えるアプリもあるので、勉強が苦手な方にも良いでしょう。
ちなみに特におすすめなのは、「Magoosh TOEFL Prep」や「TOEFL Go! 公式アプリ」などです。
TOEFL対策のおすすめアプリについては、以下の記事でより詳しく解説しているので、参考にしてください。
スクールなら効率的な対策ができる
最も効率的にTOEFLのスコアを挙げられる方法には、やはり塾・スクールの利用が挙げられるでしょう。
多くの英語塾がある中でも、特にPROGRITは学習進捗の管理や学習カリキュラム作成などの点で非常に高い評価を受けています。
これら以外にも、英語のスキルアップに必要な部分を徹底サポートしてくれるため、難易度の高いTOEFLにも対応できる英語力をつけることが可能です。
TOEFLを受験するメリット
以下ではTOEFLを受験するメリットを紹介します。
学生なら受験や留学に使える
TOEFLで一定以上のスコアを取得すれば、海外の大学・大学院への進学・留学の際に活用することができます。
特にアメリカの教育機関では、TOEFLのスコアで英語力が測られるのが一般的であるため、アメリカに進学・留学したいならTOEFLの受験はマストだと言えるでしょう。
また昨今は日本の大学入試でも、TOEFLのスコアによる加点や科目免除などの制度を設けるところが増えてきています。
社会人はチャンスが広がる
TOEFLを受験することは、社会人にとってもメリットがあります。一定以上のスコアを取得すれば、海外で就労する際に役立つからです。
TOEFLは世界的な英語試験であるため、ハイスコアを取得すれば、キャリアの幅を世界規模に広げることができます。
よってグローバルに活躍することを夢みる方は、その第一歩としてTOEFLでのハイスコを目指すのが良いでしょう。
TOEFLで高スコアを取るのに必要な英語力
ここからはTOEFL80点・90点・100点のそれぞれを取得するために必要な英語力について解説します。
初心者がTOEFL80点を達成するには
TOEFL80点台は、IETL6.0やTOEIC740〜820点に相当します。さらに日本人の平均点が70点程度であることを踏まえても、80点の取得は比較的難易度が高いと言えるでしょう。
具体的には高校英語は完璧に理解でき、英語で書かれたニュース記事や洋書の内容も大まかには把握できるくらいのレベルになります。
90点突破には高度な英語力が必要
TOEFL90点台はIELTS6.5やTOEIC820〜870点に相当する水準です。
このレベルに達するには、英語で書かれた論文や洋書を問題なく理解でき、日常会話ならスムーズにこなすことができる英語力が必要になります。
それはかなり高度な英語力だと言えるので取得するのは簡単ではありませんが、90点が取れれば海外で働けるチャンスが大きく広がるので非常に有意義です。
TOEFL100点はネイティブレベル
IELTS7.0やTOEIC870〜970点に相当するTOEFL100点台は、英語の論文や洋書をほぼ完璧に読解でき、様々な場面でネイティブとの会話を問題なくこなすことができるようなレベルです。
また英検に換算するなら、英検1級に相当します。よって100点以上を取得できれば、ネイティブに準ずるレベルで英語を使えることを証明することが可能です。
TOEFLの勉強法まとめ
TOEFLの勉強法まとめ
- 日頃から止まらず話せる練習をしておくべき
- ライティングはタイピング練習も必要
- アカデミックな語彙や言い回しも覚えておく
- 公式問題集は全受験者必携
TOEFLの勉強法について解説しました。
まずハイレベルなリーディングを攻略するには、アカデミックな単語・表現を中心に語彙力を強化することが必要です。
またリスニングもレベルが高いので、ディクテーションや音読などで聞き取る力を底上げするのが良いでしょう。
ライティングに関しては定型文や構成を覚え、タイピング練習もしておくべきです。
スピーキングは一人では対策が難しい部分もあるので、オンライン英会話の利用をおすすめします。
なお、独学に限界を感じる場合や時間がない場合は、スクールに通うのも有意義だと言えるでしょう。
以上を参考に、よりTOEFL対策で目標スコアを取得してください。