TOEFL ITPはどんな試験?iBTとの違いや出題レベル・対策法まで徹底解説!

更新日時 2020/09/20

「TOEFL ITPってどんな試験なの?」

「iBTとはどう違う?出題のレベルや対策法は?」

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

TOEFL ITPとは、マークシート方式で実施される団体受験向けのTOEFLテストです。TOEFL iBTに比べると格安の必要で受験できる一方、留学などの際に用いる公式のスコアにはできません

今回はTOEFL ITPについて、iBTとの違いや出題レベル・配点、対策法などを解説します。

学校や会社などでITPを受けなければいけない場合は、これを読んで対策法を考えると良いでしょう。

TOEFL ITPについてざっくり説明すると

  • ペーバー版のTOEFL PBTを再利用したテスト
  • 問われるのはリスニング・文法・リーディングだけ
  • アカデミックな単語をしっかり覚えることが重要
  • 学習は毎日継続することが大切

TOEFL ITPってどんな試験?

疑問を持つ女性 TOEFL ITPは大学や高校、企業などで実施される団体向けTOEFLテストのことです。

このテストは、過去に実施されていたペーバー版TOEFLであるTOEFL PBTの問題を再構成して作成されています。

団体の構成員の英語力を客観的に評価する目的で、500以上の団体に利用されている試験です。語学学校などではこのテストの結果でクラス分けが行われることもあります。

留学を証明する資格としては利用できない

TOEFL ITPテストは受験生の英語力を測定する指標として、多くの団体から高い評価を得ている英語試験です。

TOEFL iBTに比べると格安の料金で受験できるため、受験者にとっても一定のメリットがあると言えるでしょう。

ただし、TOEFL ITPはTOEFL iBTのように留学の際に英語力を証明するための手段としてスコアを活用できません

スコアをTOEFL iBTに換算して自分の実力を推し量ることはできますが、正式な証明にならないので、留学などの際はTOEFL iBTを受け直す必要があります。

iBTテストとの主な違い

TOEFL ITPとiBTの違いですが、第一に試験時間が異なります。TOEFL ITPの試験時間は約2時間であるのに対し、iBTは4時間以上と2倍程度長いです。

またITPは団体内での英語力を相対的に評価するには有用ですが、留学の手続きなどに用いる公式な記録として用いることはできません。

さらに両者では試験形式や試験内容、受験料も異なります。詳細は以下の通りです。

TOEFL ITP TOEFL iBT
試験形式 マークシート方式 4択形式・複数選択形式・文挿入形式・ドラッグ&ドロップ形式など(全てコンピュータを使って解答)
試験内容 リスニング・文法・リーディング リスニング・文法・リーディング・スピーキング・ライティング
受験料 2,430〜2,560円 ※200名以上の団体での受験 25,850円 ※1ドル=110円の場合

上記の通り、受験料はTOEFL ITPの方がiBTよりも圧倒的に安いです。

両試験のスコアの相関性は高い

TOEFL ITPとiBTのスコアは相関性が高いため、ITPを受験すればそのスコアからiBTでどのくらいのスコアが取れるのかを推定することができます。

TOEFL ITPの公式サイトで公開されているの「TOEFL® テストスコア能力表」によると、両者の対応関係は以下の通りです。

TOEFL ITP TOEFL iBT
350-400 19-32
400-450 32-45
450-500 45-61
500-550 61-79
550-600 79-100
600-677 100-120

他の試験とスコアを比較

またTOEFL ITPと英検、IELTSのスコアには以下のような対応関係があると言われています。

TOEFL ITP 英検 IELTS
- 3級 -
337-459 準2級 -
460-542 2級 4.0-5.0
543-626 準1級 5.5-6.5
627-677 1級 7.0-8.0
- - 8.5-9.0

英検の受験経験がある人は多いはずなので、自分が受験した級からTOEFL ITPのスコアを換算してみましょう。

TOEFL ITPの試験内容

こちらを見る女性 ここからはTOEFL ITPの試験内容について解説します。

レベルは2段階に分かれる

TOEFL ITPにはレベル1とレベル2の2種類があります。それぞれの試験内容は以下の通りです。

  • Level 1
セクション 問題数 解答時間 スコアの範囲
Listening Comprehension 50問 約35分 31点 - 68点
Structure and Written Expression 40問 25分 31点 - 68点
Reading Comprehension 50問 55分 31点 - 67点
TOTAL 140問 約115分 310点 - 677点
  • Level 2
セクション 問題数 解答時間 スコアの範囲
Listening Comprehension 30問 約22分 20点 - 50点
Structure and Written Expression 25問 17分 20点 - 50点
Reading and Vocabulary 40問 31分 20点 - 50点
TOTAL 95問 約70分 200点 - 500点

なお、一般的によく利用されるのLevel1の方なので、以下ではLevel1を中心に解説します。

TOEFL ITPの試験範囲と出題形式

TOEFL ITPのスコアは310〜677点です。リスニング・文法・リーディングという3つのセクションがあります。詳細は以下の通りです。

セクション パート 内容
リスニング A 短い会話を聞いて質問に解答・30問
B 2つの会話と聞いて複数の質問に解答・8問
C 長いトークや講義を聞いて複数の質問に解答・12問
文法 Structure 短文を読んで空所に適切な語句を選択・15問
Written Expression 短い英文の4箇所の下線部から誤りのあるものを選択・25問
リーディング Reading 5つのパッセージを読んで複数の質問に解答・50問

スコアレベルの目安

TOEFL ITPのスコアと英語の運用能力を表すCEFRとの対応関係は以下の通りです。

CEFR TOEFL ITP
A1 -
A2 337-459
B1 460-542
B2 543-626
C1 627-677
C2 -

なお、CEFRの各レベルの内容は以下の通りです。

CEFR 内容
A1 代表的な日常表現や言い回しを用いて挨拶や自己紹介などの簡単なやりとりができる・英語を始めたばかりというレベル
A2 身近で日常的な事柄についての情報交換はできる・英語初級者レベル
B1 身近な話題かつ標準的な話し方であれば要点を理解できる・英語中級者レベル
B2 お互いに緊張せずにネイティブとやりとりができるほど流暢で自然・英語準上級者レベル
C1 様々なジャンルの高度で長いテクストも含意を含めて理解できる・英語上級者レベル
C2 かなり複雑な状況や詳細な意味の違いについても難なく理解できる・ほぼネイティブというレベル

独特のスコア算出法に注意

TOEFL ITPのスコアは、1問1点のような絶対的な基準で算出されるのではなく、難易度によって数字が変動する独自のスコア換算表に基づいて算出されます。

そのため、試験回が違う複数のスコアを単純比較することはできないという点には注意が必要です。

なお、スコアは具体的には以下のように算出されます。

  1. セクションごとの正解数を算出
  2. 正解数を換算表に当てはめ、セクションごとの点数を確認
  3. 3つのセクションの平均値を出して10をかける

具体的な算出方法を解説

例えば、以下のような換算表が用いられるとしましょう。なお、換算表の数値は試験回によって異なります。

正解数 セクション1 セクション2 セクション3
48〜50 63〜68 - 63〜67
45〜47 60〜62 - 61〜62
41〜44 57〜59 - 58〜60
38〜40 56 62〜68 56〜57
36〜38 54〜55 59〜61 54〜55
33〜35 52〜53 57〜58 52〜53
30〜32 49〜51 54〜56 50〜51
27〜29 47〜48 51〜53 48〜49
24〜26 45〜46 48〜50 45〜47
21〜23 43〜44 45〜47 43〜44
18〜20 40〜42 43〜44 41〜42
15〜17 38〜39 40〜42 39〜40
12〜14 36〜37 37〜39 37〜38
9〜11 34〜35 34〜36 35〜36
6〜8 32〜33 32〜33 32〜34
0〜5 31 31 31

セクションごとの正確数は、セクション1が36問、セクション2が33問、セクション3が39問だったとします。

この場合、換算表よりセクションごとのスコアは、セクション1が54〜55、セクション2が57〜58、セクション3が56〜57です。

よって先述した計算法に従えば、各セクションの最小値の平均値×10は、(54+57+56)÷3×10≒556となります。また各セクションの最大値の平均値×10は、(55+58+57)÷3×10≒566です。

そのため、この場合のスコアは556〜566ということになります。

留学生に求められるテストスコアの目安

留学するならTOEFL ITPでは少なくとも500点以上取る必要があります。これは英語圏で日常生活が送れ、授業も大方は聞き取れるというレベルです。

しかし、一定レベル以上の大学へ留学したいなら、550点以上取るのが望ましいと言えます。また難易度の高い有名大学を希望する場合は、600点以上を狙うのが良いでしょう。

ちなみにTOEFL iBTに換算するなら、ITP500点は61点、600点は100点というレベルです。

TOEFL ITPのおすすめ勉強法

勉強する少女 TOEFL ITPの勉強法は、単語・英文法・リスニング・リーディング(主に長文)の4分野ごとに行うのが良いでしょう。

以下ではそれぞれの勉強法について解説します。

自分の目標点数を基に計画を立てる

まずは本番と同形式の問題を解いて、現状の実力を把握するのが良いでしょう。その結果とITPの実施日を勘案し、目標スコアを定めて上で学習スケジュールを立てるのがおすすめです。

なお、スケジュールは1週間単位で立てるのが最も効率的だと言えます。1日単位で予定を立てると、急な予定が入った時にスケジュールが崩れてしまいます。

そのため、ある程度余裕を持たせておくのが勉強を順調に進める秘訣です。

またスケジュールは先述した4分野についてそれぞれ立てましょう。目標スコアを達成するためには、各分野のスキルをどのくらい磨く必要があり、それを実現するにはどのような勉強が必要かをよく考えるべきです。

スコアアップにはまとまった学習時間が必須

TOEFL ITPの学習時間の目安は明らかになっていないので、学習時間を考える際は先述したCEFRを参考にするのが良いでしょう。

CEFRを1ランク上げるには、英語学習の指導者の下で200時間の学習をする必要があると言われています。よって現状のスコアと目標スコアをCEFRに換算し、そこから学習時間の目安を推定しましょう。

なお、TOEFL ITPの勉強は基本的には一人で行うことになるはずなので、CEFR1ランク分の学習時間は200時間より多めに見積もっておくべきです。

また自身の都合やその都度の進捗によって、柔軟に勉強時間を調整していくことも重要になります。

単語はアカデミック単語への対策が必須

TOEFL ITPにはアカデミックな単語が数多く登場するため、ハイスコアを取るにはそうした単語に慣れておくことが非常に大切です。

アカデミックな単語とは、具体的には astronomy(天文学)などの学問の名称やHydrogen sulfide(硫化水素)などの物質名、mid-term(中間試験)など大学の制度に関わる単語などのことを指します。

よって、こうした大学の授業で使用されるような単語については、単語帳を用いてきちんと暗記しておくのが良いでしょう。

また単語帳での暗記学習だけでなく、音読やリスニングの練習など多角的な学習を行うことで、より効果的に知識を定着させることができます。

なお、TOEFL ITPでは単語の言い換えもよく行われるので、同じ意味の単語を複数記憶しておくことも大切です。

熟語の勉強も忘れずに

リーディングの同義語選択やリスニングのPart Aなどでは熟語の知識も要求されます。よって言い換え表現を含めて熟語をよく記憶しておくことが重要です。

覚え方としては、熟語が含まれた英文を何度も聞いたり、音読したりして、文章ごと暗記してしまうのが良いでしょう。

この方法なら熟語の使い方も含めて覚えることができるため、応用力もつきやすいです。

英文法は中高の内容を押さえることが必須

TOEFL ITPの文法問題の難易度はそれほど高くありません。中学・高校の内容を完璧しておけば十分対応できるでしょう。

しかし、問題はアカデミックな内容なので、登場する単語のレベルは高く、構造もやや複雑です。よって問題集を使って演習を十分に行い、TOEFL ITPの形式や雰囲気に慣れておく必要があるでしょう。

また文法に自信がないなら、基本レベルの文法書できちんと復習してから問題演習に進むべきです。

リスニングは音読を活用した勉強がおすすめ

TOEFL ITPのリスニングセクションでは、大学生活に関する内容の問題がよく出題されます

よって大学1年生や社会人にとってはイメージしにくいシチュエーションもあるはずなので、TOEFL対策の参考書を用いて雰囲気に慣れておくのが良いでしょう。

なお、聞き取る能力を高めるには音声を何度も聞くことが重要です。また聞き取りにくい部分に関しては、スクリプトも確認することをおすすめします。

さらに復習の際には音読も取り入れてみましょう。発音できる文章は聞き取れるという法則があるため、発音の能力は非常に重要です。

リーディングは素早く要旨をつかむ力の養成が必須

TOEFL ITPのリーディングセクションでは、250〜350字程度の学術的な文章一つにつき、10問の問題が出題されます。

限られた時間の中で5つの英文を読解し、全部で50問の問題を解かなければならないので、ハイスコアを出すには速読の力も必要です。

よって各パッセージの構成に注目しながら、論旨を素早く把握することを意識し、問題演習を重ねるのが良いでしょう。

また演習の際には時間を計測し、全問解き切れるような時間配分を体に染み込ませることも重要です。

実際に通しで演習を行うことも大切

TOEFL ITPでは2時間ぶっ通しで問題を解かないといけないので、ハイスコアを出すにはかなりの集中力と体力が必要です。

よって模擬問題を本番と同じような環境(制限時間など)で解いて、2時間集中して問題に取り組む練習を積んでおくのが良いでしょう。

なお、短時間で数多くの問題をこなしていく必要があるので、時間配分の作戦を立てたり、実際にそれを実践してコツを掴んでおくことも大切になります。

学習は毎日継続するのが鉄則

英語学習を成功させるには、毎日勉強を続けることが非常に重要です。

言語を習得するにはたくさんのことを覚えないといけないので、ある程度まとまった時間が必要になります。

また覚えたことをすぐに忘れてしまうという人間の特性を考えると、忘れないうちに知識を再確認しなければいけません。そのため、毎日コツコツ勉強することが最も効率的なのです。

よって短時間でも良いので、英語の文章を読んだり、単語の暗記学習をするなど、毎日何かしら英語に触れるのが良いでしょう。

対策におすすめテキスト・問題集

本を読む少年 TOEFL ITPの対策には以下のテキスト・問題集を使うと良いでしょう。

ちなみにTOEFLは留学を志す人が主に受験するので、就職や転職に活用しやすいTOEICに比べて受験者数は多くありません

ましてTOEFL ITPは団体向けのテストなので、個人では申し込めず、対策したいというニーズは少ないので参考書の数は限られています

なお、以下それぞれの最後には各書籍の基本情報を記載しています。

はじめてのTOEFL ITP テスト完全対策

【CD付】はじめてのTOEFL ITPテスト完全対策 改訂版 (TOEFL(R)テスト大戦略)
2200円
【CD付】はじめてのTOEFL ITPテスト完全対策 改訂版 (TOEFL(R)テスト大戦略)
2200円

TOEFL ITPを初受験するという人向けの参考書です。各セクションの攻略法を学べるので、勉強法がわからないという方などにおすすめできます。

1回分の模擬試験も付いているため、学んだテクニックやコツを実践的に試すことも可能です。

項目 内容
題名 はじめてのTOEFL ITPテスト完全対策
著者 田中真紀子
出版社 旺文社
価格(税込) 2,200円
ページ数 240ページ
特徴 ITPの傾向と解答手順が学べる初級者向けの参考書・巻末には受験体験記も収録
評判 特にリスニングの対策が充実している

TOEFLテスト英単語3800

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)
2530円
【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)
2530円

TOEFL ITPとiBTの両方に必要な3,800単語が収録されている単語帳です。別冊の「分野別英単語」では、アカデミックな専門用語や背景知識も学ぶことができます。

なお、この単語帳を含む旺文社のTOEFL対策書シリーズは売上No.1(2012年〜2013年)なので、信頼性は抜群と言えるでしょう。

項目 内容
題名 TOEFLテスト英単語3800
著者 神部 孝
出版社 旺文社
価格(税込) 2,530円
ページ数 304ページ
特徴 TOEFL ITPとiBTに頻出の3,800語を難易度ごとに収録・3枚の音声CD付き
評判 網羅性が高いので過去問演習でも単語で悩むことはなくなった

全問正解するTOEFL ITP TEST 文法問題対策

全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題対策 ([テキスト])
2200円
全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題対策 ([テキスト])
2200円

TOEFL ITPの文法問題で全問正解を目指せるだけの実践的なアプローチが学べる一冊です。

「英文のどこに目をつけたら良いか」を的確に指摘してくれる「パワフル・コード」も収録されているので、これ1冊をしっかりマスターすれば文法問題の完成度をかなり高めることができるでしょう。

項目 内容
題名 全問正解するTOEFL ITP TEST文法問題対策
著者 林 功
出版社 語研
価格(税込) 2,200円
ページ数 344ページ
特徴 全部で27個の「パワフル・コード」と実践的なアプローチによってITPの文法問題全問正解を目指せる一冊
評判 解説が非常にわかりやすいのでどんどん進められた

TOEFL ITP TEST リスニング完全攻略

TOEFL ITP TESTリスニング完全攻略
3080円
TOEFL ITP TESTリスニング完全攻略
3080円

リスニングセクションの対策法を頻出の出題パターンごとに学べる参考書です。練習問題の数は260問と非常に豊富なので、アウトプット用に使うのも良いでしょう。

また1回分のリスニング模試も付属しているので、より実践的な練習も行えます。

項目 内容
題名 TOEFL ITP TESTリスニング完全攻略
著者 宮野 智靖 他
出版社 語研
価格(税込) 3,080円
ページ数 432ページ
特徴 頻出の出題パターン18個の対策法を詳しく学べる参考書・練習問題260問とリスニング模試1回分(50問)も収録
評判 問題数がかなり豊富なので1冊こなせばかなりの実力がつく

TOEFL ITP テストリーディング問題攻略

TOEFL ITPテストリーディング問題攻略 (TOEFLテスト大戦略シリーズ―リーディング問題攻略)
2200円
TOEFL ITPテストリーディング問題攻略 (TOEFLテスト大戦略シリーズ―リーディング問題攻略)
2200円

リーディングセクションの攻略ポイントを頻出の問題パターンごとにまとめた参考書です。Practice Tests(模擬試験)3回分も収録されているので、学んだテクニックを実際に試すこともできます。

また付属の重要語彙リストを使えば、TOEFLに特化した語彙力を磨くことも可能です。

項目 内容
題名 TOEFL ITPテストリーディング問題攻略
著者 五十峰聖 他
出版社 旺文社
価格(税込) 2,200円
ページ数 254ページ
特徴 リーディングセクションで頻出の10の問題パターンについての「攻略ポイント+練習問題」を収録
評判 問題に慣れるという意味では良い

完全攻略!TOEFL ITPテスト模試4回分

【CD-ROM・音声DL付】完全攻略! TOEFL ITP(R)テスト 模試4回分 (TOEFLテストITP完全攻略シリーズ)
3080円
【CD-ROM・音声DL付】完全攻略! TOEFL ITP(R)テスト 模試4回分 (TOEFLテストITP完全攻略シリーズ)
3080円

TOEFL ITPの研究・分析に関する長年の経験を持つ専門家が、最新の傾向に合わせて作った問題を本番形式で4回分収録した問題集です。

ITP関連の参考書の中では圧倒的なボリュームを誇るため、問題の形式に慣れ、出題傾向を把握するには最適と言えるでしょう。

項目 内容
題名 完全攻略! TOEFL ITP®テスト 模試4回分
著者 ポール・ワーデン 他
出版社 アルク
価格(税込) 3,080円
ページ数 428ページ
特徴 本番そっくりの模試を4回分収録・スコア換算表も付いているので自己採点もできる
評判 難易度は本番と同じかやや難しいくらいなので非常に良い練習になる

TOEFL ITP当日の流れ

PCを見る女性 TOEFL ITPは団体受験のテストなので、試験日程は主催する団体によって異なります。よって所属する大学や企業などの指示にしたがってください。

また当日の持ち物は以下の通りです。

  • Admission Form(必要事項を記入)
  • 写真付きの身分証明証
  • 鉛筆と消しゴム

なお、持ち物に関しても主催団体から特別な指示がある場合はそちらにしたがってください。

試験時間は約2時間

TOEFL ITPの試験時間は115分間です。試験はリスニング(約35分)、文法(25分)、リーディング(55分)という順番で実施されます。

なお、セクション間に休憩はないので、約2時間続けて試験を受けなければなりません。また試験に関する指示には英語が用いられます。

TOEICとは異なり、TOEFL ITPではリスニングの際に問題用紙にメモを書き込むことが認められていますが、書き込みに関して主催団体から特別な指示が出されることもあるため、注意して聞いておきましょう。

リスニングの解答時間は13秒

リスニングセクションでは、音声を聞いて適切な選択肢(4択)を選択します。解答時間は1問につき13秒です。なお、音声は1度しか流れないので注意しましょう

リスニングセクションの各パートの内容及び問題数は以下の通りです。

パート 内容 問題数
A 2人の短い会話を聞く・大学生活に因んだ学生同志の会話であることが多い 30問
B 200〜300語程度の男女の会話を聞く・こちらも大学生活に関するトピックが多い 8問題
C 教授による講義を聞く・アカデミックな内容で論理的な構成 12問

文法は40問を25分で解く

文法の試験時間は25分、問題数は全部で40問です。そのため、スピーディに問題を処理していく必要があります

なお、各パートの内容及び問題数、目安の解答時間は以下の通りです。

パート 内容 問題数 目安の解答時間
Structure 短文の空所補充問題 15問 8分(1問あたり32秒)
Written Expression 英文の文法的誤りを見つける4択問題 25問 15分(1問あたり36秒)

※残りの2分は見直しの時間

リーディングは55分で50問

先述した通り、リーディングセクションは10問の設問が含まれるパッセージが5つで構成されています。

5つの英文を読解した上で50問の問題に解答するという作業を55分で行わなければいけないので、こちらもかなりの処理スピードが必要です。

TOEFL iBTも併せて挑戦するのがおすすめ

成功の看板 TOEFL ITPのスコアは留学などに活用できる公式な記録とはならないので、スコアを活用したいならiBTも受験するのが良いでしょう。

iBTではスピーキングやライティングも含めて総合的な英語力が問われ、試験時間も長いため、ITPよりは難しいです。

しかし、その分自分の英語力を正確に把握できますし、試験勉強を通して留学に必要な実力を磨くこともできます。

ただし、ITPからiBTへ移行するなら、スピーキングとライティングの対策を別途行わないといけないので注意しましょう。またiBTには個人で申し込みが必要であるという点にも留意しておくべきです。

なお、現在は新型コロナウイルス感染症の防止策として、TOEFL iBT特別自宅受験版も実施されています。すでに業務を再開したテストセンターもありますが、「3密」を避けるために在宅で受けるのも良いでしょう。

TOEFL ITPについてまとめ

TOEFL ITPについてまとめ

  • 団体受験しかできない(個人申し込みはできない)
  • 留学するなら550点以上を狙うべき
  • CEFR1ランク分のレベルアップに200時間以上必要
  • iBTも合わせて受験すると良い

TOEFL ITPについて解説しました。

マークシート方式でリスニング・文法・リーディングの出題がなされる団体向けのTOEFL ITPは、TOEFL iBTよりも格安の費用で受験することができます。

しかし、留学などの際に用いる公式スコアとして利用することはできません。よって留学を考えるならiBTも合わせて受験すると良いでしょう。

なお、留学をしたいなら、ITPでは550点以上を狙うべきです。TOEFLにはアカデミックな単語が数多く登場するので、そうした単語はきちんと暗記しておきましょう。

以上を参考に、ITPを受ける方はより良い準備を行ってください。