TOEIC750点の英語力やレベルは?取得難易度から勉強法・おすすめの参考書まで紹介
「TOEIC750点ってどれくらいのレベル?」
「TOEICで750点を取るためにおすすめの参考書や勉強法が知りたい!」
TOEIC対策の勉強している方の中には、このように思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、TOEIC750点のレベルや、取得に必要な英語力などを詳しく紹介します。
また、750点を取得することの難易度、就活での評価、必要な勉強時間の目安、おすすめの参考書・勉強法なども合わせてご紹介します。
TOEICで750点を目指している方はぜひ参考にしてください!
TOEIC750点についてざっくり説明すると
- 難易度は英検準1級に余裕を持って合格できるレベル
- 偏差値でいうと60程度
- 就活では商社などで高い評価を受ける
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TOEIC750点レベルに必要な英語力
TOEIC750点とはどのくらいのレベル・難易度なのでしょうか。
また、750点を取得するためにはどのくらいの英語力が必要なのでしょうか。詳しく解説をしていきます。
TOEIC700点以上は上位30%に入る
例年、TOEICの平均点数は580点前後になっており、700点以上が取れればTOEIC受験者の中で上位30%以内に入ることが可能です。
このことから、750点以上が取れればおおよそ上位25%以内に入ると考えられます。
また、わかりやすい目安として偏差値があります。TOEICで750点が取れた場合、偏差値でいうと60以上になります。
偏差値60とはかなり上のレベルです。これだけ見ても、750点が取れる方は高い英語力があることがわかるでしょう。
TOEICは日本で最も受験者が多い英語検定です。また、受験者は英語学習や試験対策をしっかり積んできた方が多数であることも特徴です。
そのような中でも上位に位置することから、TOEICで750点を取れる方はかなり高い英語力を持っているレベルにあると言えます。
外資系企業に応募できるレベル
外資系企業では、応募の時点でTOEIC700点を足切の基準にしているところが非常に多くなっています。
そのため、TOEIC750点を取得できていれば、レベルの高い企業の応募条件を十分に満たすことができるのです。
また、TOEIC750点とは、英語の基礎がしっかり身に付いており、英会話もある程度ならできるレベルとなっています。
つまり、TOEIC750点を取得できれば、英語力の面で他の応募者より優位に立つことが可能です。
外資系企業への就活を検討している方は、まずは750点の取得を目標にするのがよいでしょう。
もちろん、さらに上を目指せるのであればレベルの高い企業での採用はより有利になります。
750点を取得できたあとはさらに上のスコアを目指していきましょう。
750点の取得難易度は英検準1級以上
TOEIC700点を英検に換算すると、準1級に合格するレベルになります。
つまり、TOEICで750点が取得できるということは、英検準1級に余裕を持って合格できるほどの高い英語力があるレベルだと言えます。
また、TOEIC750点が取得できるほどになると、ビジネスシーンで困らない程度の英会話ができるレベルになっています。
このくらいのレベルになると、英語を使った業務を支障なくこなすことができるでしょう。
外資系企業以外でも、日常的に英語を使う企業・職種は多々あります。そのような企業・職種に就きたい方も、750点以上を目標にするのがおすすめです。
TOEIC750点の就活での評価
TOEIC750点はレベルが高く、取得難易度も高いスコアです。
このくらいのスコアがあると就活の際にはどのような評価をされるのでしょうか。
TOEIC750点を大学生・社会人はどのように仕事に活かしていけばよいのか、また新卒採用や転職ではTOEIC750点はどのように評価されるのか解説します。
750点の就職時評価①学生の場合
大学生で留学を希望している方の場合、750点は最低限取っておきたいスコアです。
留学の選考試験の基準は大学によって違いますが、750点を選考試験の基準にしている大学もあるからです。
留学は語学力や国際感覚を見つけられる絶好の機会であり、就活に活かすためにも、ぜひ経験しておきたいことの一つだと言えます。
留学を希望する方は、入学時に選抜基準をしっかり調べ、基準のスコアを目標にして早い段階から勉強を始めておくことをおすすめします。
また、750点は履歴書に書いて英語力をアピールできるレベルです。
このくらいのレベルになると、英語を使ったアルバイトに採用されることや、海外企業への就職活動をすることが可能になります。
このように、大学生が750点を取っておくと将来の可能性が広がるメリットがあると言えます。
750点の就職時評価②社会人の場合
TOEIC750点は、社会人受験者の平均点よりも少し上のレベルです。このくらいスコアが取得できると、英語力が必要な部署への異動も可能になってきます。
750点が取得できるレベルになると、英語での会話がおおよそ聴き取れるようになり、自分の意見もある程度は英語で言えるようになっています。
また、ビジネス英語も身に付いているので、英語力が必要な仕事で通用するレベルの英語力があると言えるのです。
英語を使う部署に異動したい方は、750点の取得を目指しましょう。
TOEIC750点の新卒社会人の評価は?
文系の学生の場合、大学生活で得た知識やスキルは、形としてわかりにくく仕事に直接活かせないことも多いため、なかなか評価されにくい傾向にあります。
そのため、文系の就活ではTOEICなどの数字ではっきり能力が示される資格を取っておくことが重要です。
TOEICは国際感覚を養える資格ですので、グローバル化が進んでいる現在、750点レベルが取れていると就活では大きなアピールポイントになります。
また、理系の場合も、750点レベルが取れていると「大学生活で得た技術+英語力」で高い評価を受ける場合が多いです。
大学生の方は、何を専攻しているかにかかわらず750点以上を取得しておくことがおすすめです。
中途転職の際は評価が異なる
同じTOEICのスコアでも、大学生の新卒採用と中途採用では評価が異なる場合があります。
中途採用では即戦力が求められていることが大半であり、新卒採用より高いスコアが必要になることが多いです。
その点、750点は中途採用でも「英語力が高い」と評価されるスコアであるため、中途採用を希望する方も750点を目指すことをおすすめします。
特に、海外事業に関わるために転職したい場合には、750点は取得しておきたいスコアと言えるでしょう。
海外事業に関わる仕事の場合、750点は最低限のレベルとして判断されることが多いため、750点が取得できたらさらに上を目指していきましょう。
750点以下のスコアと評価を比較
TOEIC750点は、就活でどれほど有利になるのでしょうか。600点などの低いスコアの評価と比較し、詳しく解説します。
TOEIC600点以下の就職時評価
スコアが600点以下の場合、日常的な英会話もスムーズにいかない場合があるため、英語初心者として扱われるのが一般的です。
また、600点付近のスコアであれば、企業によっては稀に英語力が若干あるレベルだと評価されることもあります。
しかし、600点以下のスコアは基本的に評価されないと思っておいた方がよいでしょう。
600点以下のスコアを履歴書に書いてしまうと英語力がないことを自らアピールしていることになりますので、むしろ履歴書には書かないことをおすすめします。
600点〜700点の就職時評価
600点以上になるとTOEICの中級者としてみてもらえるようになります。
ビジネスでも600点以上から評価するという企業が多いため、TOEICを就活に活かしたいなら、600点は最低限取っておきたいスコアです。
ただ、高いレベルの英語力が求められる企業や職種では、600点台のスコアはマイナス評価になることが多いです。
このような企業・職種では、600点台の取得者は700点以上の取得者とは大きな差があるとみなされ、不利になってしまいます。
TOEIC750点以上が求められる就職先
TOEIC750点以上が求められる就職先の代表例として商社が挙げられます。
商社では、海外企業とも取引していることが一般的あり、海外赴任もあるため、英語力の高い人材が求められています。
一般的な商社では、750点は十分海外でも活躍できるレベルだと評価されることが多いです。
ただし、5代総合商社、外資家投資銀行、コンサルティングファームの場合、内定者のほとんどはTOEIC800点を超えています。
750点は英語力はあるとみなされるものの、トップレベルの英語力があるとは言えないスコアなのです。
そのため、5代総合商社、外資家投資銀行、コンサルティングファームへの就職を希望する場合は800点以上を目指しましょう。
TOEIC750点取得で得られる多くのメリット
TOEICで高スコアを取ると、就職以外にもさまざまなメリットがあります。今回は、その中でも特に就職後のメリットについて具体的に解説します。
就職後に昇進や昇格で活用できる
課長・部長・役員の役職に就いている場合、一般社員よりも高いTOEICスコアを求められることが多いです。
そのため、TOEICスコアが昇進・昇格要件になることも多くなっています。
日本でTOEICを実施している国際ビジネスコミュニケーション協会が行った調査「英語活用実態調査 2019」を元に、一部の業種での昇進・昇格の要件となるスコアをまとめると以下のようになります。
業種 | 従業員数 | 係長 | 課長 | 部長 | 役員 |
---|---|---|---|---|---|
商社 | 10,000-49,999 | 700 | 700 | 700 | 700 |
化学・薬品 | 299人以下 | 600 | 600 | 600 | 600 |
10,000-49,999人 | 500 | 500 | 500 | 500 | |
食品 | 2,000-4,999 | 600 | 600 | - | - |
電気・精密機器 | 299人以下 | 650 | 700 | 700 | 700 |
1,000-1,999 | 500 | 500 | 500 | - | |
2,000-4,999 | 400 | 400 | 500 | 500 | |
5,000-9,999 | 500 | 550 | 600 | - | |
情報通信・通信サービス | 300-499 | 700 | 700 | 700 | 700 |
500-999 | 500 | 600 | 720 | 720 | |
10,000-49,999 | 600 | 600 | 600 | 600 | |
飲食・宿泊 | 500-999 | 500 | 600 | 600 | 600 |
その他サービス業 | 500-999 | 400 | 400 | 500 | 600 |
このように、昇進・昇格の要件となるスコアを600~700点に設定している企業が多いという結果が出ています。
ただし、スコアは「2年以内に取得したもの」などの条件が付いていることが一般的です。
そのため、大学生時代や入社後の数年のうちに高スコアを取得できたから安泰というわけでもありません。
一度高スコアが取得できたとしても引き続き勉強を続け、高スコアを維持しておく必要があります。
報奨金や資格手当で給料がアップする
TOEICのスコアによって報奨金や資格手当がもらえる企業もあります。
「英語活用実態調査 2019」のデータを元に、一部の業種の報奨金、資格手当の金額をまとめると以下のようになります。
- 報奨金金額やスコアの例
業種 | 従業員数 | スコア | 金額 |
---|---|---|---|
商社 | 299人以下 | 940 | 5,725円 |
700 | 50,000円 | ||
2.000-4,999 | 800 | 5,000円 | |
化学・薬品 | 299人以下 | 990 | |
1,000-1,999 | 730 | 30,000円 | |
2,000-4,999 | 920 | 50,000円 | |
食品 | 299人以下 | 860 | 30,000円 |
2,000-4,999 | 730 | 20,000円 | |
電気・精密機器 | 1,000-1,999 | 800 | 100,000円 |
5,000-9,999 | 875 | 100,000円 | |
10,000-49,999 | 990 | 1,000,000円 |
- 資格手当金額やスコアの例
業種 | 従業員数 | スコア | 金額 |
---|---|---|---|
電気・精密機器 | 2,000-4,999 | 860 | 100,000円 |
5,000-9,999 | 875 | 7,500円 | |
卸売・小売 | 500-999 | 800 | 10,000円 |
飲食・宿泊 | 299人以下 | 800 | 30,000円 |
その他サービス業 | 500-999 | 990 | 5,000円 |
TOEICのスコア次第で給料が大きく上がる職種もあることから、高スコアを目指して勉強することには多くのメリットがあると言えるでしょう。
海外出張を楽しむことができる
TOEICで高スコアを取ることができれば、海外出張や海外赴任者の選抜で優位に立ちやすくなります。
それだけではなく、英語力が身に付いていることにより海外出張・海外赴任を楽しむことも可能です。
入社後に海外出張や海外赴任を経験したいなら、TOEICで高スコアを取得しておくことをおすすめします。
英語力が足りないと、仮に海外出張や海外赴任ができても、仕事をこなすことで精一杯になり、楽しむ余裕は生まれません。
その点、TOEICでは、ビジネス英語はもちろんのこと、日常会話も多く出題されるためさまざまな場面で対応できる英語力が身に付きます。
出張先・赴任先でのビジネストークができることはもちろん、空き時間に外食や観光などを楽しむこともできるようになるでしょう。
TOEIC750点対策に適した勉強法
TOEICで750点を取るためには、どのような試験対策・勉強法を取り入れればよいのでしょうか。詳しく解説していきます。
TOEIC750点取得の勉強時間目安
初心者の場合、TOEICで750点を取るためには900~950時間程度の勉強時間が必要です。
すでに中級レベルになっている方の場合も、750点を目指すには長めの勉強時間がかかります。
中級から上級にステップアップすることは、初級から中級にステップアップするよりも難しいのです。
例えば現在600~650点の方は、たとえ100~150点のスコアアップであっても350時間ほどを目安に勉強した方がよいでしょう。
これらの勉強時間の目安から逆算すると必要な勉強期間を割り出すことができます。
例えば、初心者の方が1日2時間勉強できる場合、初心者に必要な勉強時間である900時間~950時間を2時間で割り、必要な日数を出します。
この計算では、450日~475日になりますので、初心者が750点までスコアを上げるには、1年と3~4ヶ月ほどかかるということになります。
このような計算で必要な日数を割り出し、長期的な学習スケジュールを立てることがおすすめです。
まずは英語学習の習慣を身につける
英語を身に付ける上で最も大事なのは「毎日継続すること」です。継続するためには、まず毎日の学習習慣を身に付けることから始めましょう。
そのためには、毎日勉強する時間帯や、勉強する量を決めることが大切です。その際には、具体的な数字を用いてルールを決めることをおすすめします。
例えば「毎日夜9時から11時まで2時間勉強する」「毎日英単語を30個覚える」などです。
また、ルールを設定するときには、必ず毎日できそうなものにすることもポイントです。
負担が大きいルールにしてしまうと、数日でギブアップしてしまう可能性も考えられます。
継続するためには、無理なくこなせるかどうかを考えて設定することが大切です。
750点取得に向けた勉強法(英単語)
ここからは、750点を取れるレベルの単語力を身に付けるための勉強法を解説していきます。
単語を音声で聴いて勉強する
単語を学ぶときには、単語帳を読んで紙に書くだけではなく、耳で聴いてその通りに自分で発音してみるという勉強法が効果的です。
ただひたすらノートに単語を書き写していくという勉強法は効果が出にくいため、おすすめできません。
さまざまな体の感覚を使って覚えることにより記憶が定着しやすくなりますので、単語を覚えるときは聴覚や自分で声に出す感覚も使うことを意識しましょう。
類義語まで同時に暗記する
TOEICでは類義語をどれだけ覚えているかも重要になります。
例えば、リーディングの本文中で使われていた単語が、該当する設問や選択肢では類義語に言い換えられていることが頻繁にあります。
リスニングでも、音声内で使われていた単語が、設問や選択肢では類義語に言い換えられていることが多いです。
類義語を覚えていないと解けない問題もあるため、なるべく多くの類義語を覚えておくことが必須です。
また、単語を学ぶときに類義語まで覚えるということは、一度に複数の単語を覚えることになり、非常に効率的だと言えます。
750点取得に向けた勉強法(英文法)
次に、単語とともに英語の核となる文法の勉強法について解説します。
参考書の反復を重視して学習する
1日に一つの文法を丁寧に覚えるのではなく、必ず複数の文法を学ぶようにしましょう。
そうすることにより参考書の周回数が増えるため、反復学習になり文法が身に付きやすくなります。
また、日ごろからTOEIC Part5とPart6の練習も意識し、短文・長文の穴埋め問題に解答する形式で勉強しておくことも大切です。
用法を文章で覚えてしまう
文法事項を覚えるときには、その文法が使われている文章ごと暗記すると効率がよくなります。
文章で暗記をするためには、文章単位でのリスニング・リーディングを繰り返し行うことが必要です。
そのことにより、文法を覚えられるだけではなく、次第にリスニング、リーディング能力が向上してきますので、結果的にスコアアップに繋がりやすくなります。
750点取得に向けた勉強法(リスニング)
次に、TOEICの2つのセクションのうち、リスニングに焦点を当てて勉強法を解説します。
全体を大まかに聞き取る訓練をする
TOEICのリスニングは、全体の内容がだいたい把握できており、設問に関わる部分が理解できれば解ける問題が多いです。
そのため、750点レベルを目指す場合は、全てを完璧に聴き取る必要はありません。
まずは、全体的にはどのような内容なのかを把握できるよう訓練していきましょう。
その際は、どのような場面設定なのかをイメージしながら聴くようにすると効果的です。
必ず音読をする
自分が発音できない英語を聴き取ることは難しいですが、発音ができる英語は聴き取れることが多いです。
そのため、リスニングの勉強法としては音読が効果的です。音読をするときは、正確な発音の仕方とスピードを意識して行いましょう。
また、正確に読み解くことができない文章を聴き取ることも難しいため、問題を精読して意味を理解してから音読を反復すると効果的です。
毎日英語のリスニングを行う
リスニング対策では、まず英語を聴き慣れた耳を作ることが重要になります。
毎日少しでもよいですので、必ずリスニングをする時間を設けましょう。
実際に問題を解かなくとも、YouTubeなどで英語の音声を聴くだけでも効果があります。
そのため、通勤・通学時間などに英語の音声を聴いていれば、それだけでも効果的なリスニング対策になります。
750点取得に向けた勉強法(リーディング)
ここからは、TOEICのもう一方のセクションであるリーディングについて解説していきます。
まずは単語・文法の定着を優先
基本的な単語や文法事項が理解できていない場合、長文の読解は非常に難しくなります。
基本的な単語と文法事項が定着していない方は、リーディング対策をする前に、まずは単語と文法対策を行うことが必要です。
読解をしながら単語や文法の基礎を逐一学び直すと効率が悪くなってしまうため、読解に取り組むのは単語と文法を定着させてからにしましょう。
時間配分を意識して演習をする
TOEICのリーディングセクションでは「時間が足りず解ききれなかった」という理由で失敗する人が多くいます。
750点を取るためには、問題演習を行っているときから、一問一問の時間配分を明確にしておくことが必要です。
特にPart5とPart6はスムーズに解き進められるように、日ごろから一問ごとの時間を測りながら練習問題をたくさん解いておきましょう。
TOEIC750点を取得した人の体験談
ここからは、TOEICで750点を取れた人、取れなかった人それぞれの体験談を踏まえて、750点が取れた人のよかった点や、750点が取れなかった人の問題点を紹介します。
共通している特徴を把握し、参考にするようにしましょう。
TOEIC750点取得者に共通する特徴
TOEICで750点以上の高スコアが取れる人は、自分のミスを見直し、新たな学びを得ている人が多いです。そして、次は同じミスをしないように対策しています。
また、750点以上が取れた人の体験談では、問題演習をしていく中で、各パートの解答の仕方について戦略が立てられたという人も多くいました。
日ごろから解き方のコツを知っておき、試験ではどのように問題を解いていくかイメージしておくことが大切なのです。
TOEIC750点を取得できない人の問題点
TOEICで750点が取れなかった人の体験談では、単語や文法を応用させる解き方について学習不足であり、応用が必要な問題で点が取れていない人が多く見受けられます。
また、750点が取れなかった人の中には、ただやみくもに問題を解くだけで、解き方のコツを整理できていない人も多くいました。
TOEICでは、解き方のコツを掴んでおくだけでもスコアが変わってきます。問題を解いていく中で解き方のコツを学んでいきましょう。
TOEIC750点におすすめの参考書
ここからは、TOEICで750点取得を目指している受験者におすすめの参考書をご紹介していきます。
TOEIC750点のおすすめ参考書(単語帳)
『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、TOEIC用の単語帳として最も高い販売実績を誇っており、どのようなレベルの受験者にもおすすめできます。
「金フレ」は非常に内容が充実している単語帳であるため、これをつかって学習をすれば文句なしの単語力が身に付けることが可能です。
フレーズとともに単語を覚える単語帳であるため、単語の意味だけではなく具体的な使い方も覚えられ、より実践に近い形で暗記をすることができます。
TOEIC750点のおすすめ参考書(英文法・語法)
『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』は、先に述べた「金フレ」の著者・TEX加藤氏が執筆した文法の参考書です。
この参考書は文法分野で常にトップの販売実績を上げており、受験者から好評を得ています。
演習量が1049問と非常に多く、TOEICで出題される英文法・語法について網羅的に学ぶことができます。
また、正解の解説だけではなく、間違いの選択肢がなぜ間違っているのかも解説してくれるため、文法が苦手な人でもわかりやすい内容であることも特徴です。
TOEIC750点のおすすめ参考書(リスニング)
『TOEIC®テスト新形式精選模試リスニング2・3』は、リスニング対策に重要なポイントを詰め込んだ500問を収録しており、これ一冊でリスニング対策は完璧と言える内容になっています。
全体的に少し難易度は高めですが、750点を取るためにはできなければならないレベルの問題ばかりが揃っています。
『TOEIC®テスト新形式精選模試リスニング3』は2よりも難易度が高いため、不安な方は『TOEIC®テスト新形式精選模試リスニング2』の購入をお勧めします。
また、リスニングのパートごとに攻略法や出題パターンが解説されているので、解き方のコツを掴みたい方にもおすすめです。
TOEIC750点のおすすめ参考書(リーディング)
『TOEIC®テスト新形式精選模試リーディング2・3』はリスニングのおすすめでご紹介した参考書『TOEIC®テスト新形式精選模試リスニング』と同じシリーズです。
こちらも頻出パターンを網羅できる500問が収録されており、一冊をやり切れば、リーディング問題のほぼ全ての出題に対応可能です。
また、リーディングのパートごとに時間配分や攻略法を詳しく解説してくれるため、スコアアップに直結する学習ができます。
こちらも『TOEIC®テスト新形式精選模試リーディング3』の方が難易度が高めに設定されています。
スタディサプリのアプリも活用しよう
インターネット予備校「スタディサプリ」の英語学習アプリ「スタディサプリTOEIC」もおすすめです。
単語や文法、リスニング対策など、総合的なTOEIC対策がこのアプリ一つでできます。
さらに、カリスマ講師の関正生先生から「単語の効率的な覚え方」まで教えてもらえますので、単語学習の効率が一気に上がります。
その他にも、TOEICテスト20回分の演習問題や、1回数分間の講義動画などがあり、非常に内容が充実しているアプリです。
また、無料体験もすることができるため、自分にあっているかどうか試してみることもおすすめです。
TOEIC750点以上を取得するためには?
TOEIC750点からさらに点数を伸ばして800点台を取るためにはどのような対策をするえばよいのでしょうか。詳しく解説します。
TOEIC800点台が必要となる場合
TOEIC800点以上は、日本のトップ企業に就活をする際必要となることが多いスコアです。
800点は、例えば以下のような企業・職種で足切りのスコアに設定されています。
- 楽天 800点
- UBS証券 In-House Environment Program Part Time 800点
- 日本IBM マーケットデベロップメント部門(インターン) 860点
- 野村ホールディングス グローバル型社員 860点
- 三菱東京UFJ銀行 グローバルCIB 900点
また、5大総合商社、外資家コンサルティングファームなどの採用者は、TOEIC800点~900点以上のスコアを取得している場合がほとんどになっています。
高いスコアレベルまで対応した通信講座
TOEIC800点以上の取得は非常に難易度が高く、独学では達成するのが困難です。膨大な勉強時間も必要となります。
そのため、ハイレベルまで対応した通信講座で学習をすることも、おすすめの勉強方法と言えるでしょう。
多くのTOEIC通信講座がある中でも、高いスコアレベルを目指すのであれば「アルクのTOEIC対策講座」が特におすすめです。
塾やスクールの受講もおすすめ
より高い学習効率や本質的な英語力を求めるのであれば、費用が高くなってしまいますが塾・スクールを利用するのもおすすめです。
特にベルリッツのTOEIC対策講座では、受講者の現在の英語能力を基に設定された550点、650点、750点の目標スコアに合わせた三つの異なるレベルのコースを用意しています。
そのため、現在の英語力に乖離した難しすぎる内容や既に習得済みの内容を学び直すことがないため、無駄なく効率的に目標スコアに向かって歩むことが可能です。
また、ベルリッツの教育プログラムは、日常生活で頻繁に使用される英語表現の理解に重点を置いています。これによって、一般的な文法を中心とした学習方法と異なり、実用的な英語能力を伸ばすことができる点も魅力的です。
このように、質の高い指導を提供しており会社の知名度も高い「Berlitz」は、高いスコアを目指す人であればどのような人にもおすすめすることができます。
TOEIC750点についてまとめ
TOEIC750点についてまとめ
- 初心者がTOEIC750点までになるには、目安として900~950時間必要
- 効果的な勉強法としては、まず毎日勉強する習慣をつけることが重要
- 750点を取得できない人の体験談では、解き方のコツがわかっていない人が多い
TOEIC750点はどれほどのレベルなのかについて、難易度や就活での評価など具体的に解説してきました。
TOEIC750点は高い英語力があると評価されるレベルです。取得難易度は高いですが、取得できると就活時や就職後、転職時にメリットが得られます。
750点を取得することは簡単ではないですが、毎日少しでも勉強する習慣をつけ、根気よく勉強していけば取得は可能です。
今回ご紹介した参考書やアプリを使って、TOEIC750点を目指してください。