TOEIC1ヶ月前からの勉強法とは?パート別の対策方法からおすすめ参考書まで紹介!
「TOEIC試験の1ヶ月前に最適な対策ってどんなもの?」
「TOEIC試験1ヶ月前からでも700点を取る勉強法ってあるの?」
TOEICの勉強をしている人の中には、このような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
近年はTOEICの点数が一定以上なら就職に有利になるので、勉強している人が増加中です。
テスト1ヶ月前という非常に大切な時期であるからこそ、適切な対策を行って目標スコア達成を目指したいですよね。
そこでこの記事ではTOEICを1ヶ月前から学習して少しでも高いスコアを目指せる効果的な勉強法やおすすめの参考書などを紹介していきます。
TOEIC1ヶ月前からでも結果が出る勉強法についてざっくり説明すると
- 初学者が700点を1ヶ月で目指すのは難しい
- 正しい勉強をすれば600点は目指せる
- 効果的な学習には質のよい参考書も必要
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TOEIC1ヶ月前でも高スコアが取れる?
今まで英語の勉強をしたことがないような初学者の人はT、OEICを1ヶ月勉強して高得点が取れるのか気になると思います。
そこでまずTOEICの試験1ヶ月前から勉強を始めて高スコアを取れるのか、ズバリ説明していきます。
初心者が700点以上を取るのは難しい
結論から言うと、初学者がたった1ヶ月の勉強で700点以上という高スコアを取るのは難しいです。
よく「短期間の勉強で800点以上を取る方法」などをうたった本やブログがあります。
しかし、ほとんどは「英語の基礎的な知識がある」ということを前提としています。
英語の勉強をほとんどしたことがないような人は基礎的なところから学ばなければならないので、なかなか700点以上の高得点を取れないのが現実です。
しかし、1ヶ月の期間があれば履歴書にかけるレベルの点数を目指すことはできます。
1ヶ月なら600点を目指すのが現実的
初学者が1ヶ月で取れる点数は600点です。 600点を目指せる理由はTOEICの試験は頻出するフレーズや決まった出題傾向があるからです。
これらをしっかりと頭に入れた上で勉強をすれば、スコアを伸ばしやすくなります。
もちろん簡単に取れる点数ではありませんが、試験対策をしっかりとすれば1ヶ月でもある程度の高スコアを取れます。
まずは試験まで毎日3~4時間の勉強を実行することを目標にしてください。
欠かさずに学習を続ければ、履歴書に書ける「600点以上」というスコアを取れる可能性が出てきます。
TOEIC1ヶ月前からの勉強法
ではどのような勉強をすればTOEIC1ヶ月前でも600点以上が取れるのでしょうか。ここでは具体的な勉強法を紹介していきます。
まずは1ヶ月間のスケジュールを決める
TOEICで高スコアを狙うのであれば、まずは試験までの学習スケジュールを決めなければなりません。
いつどのような学習をするのかを決めておくことで、効率的な勉強ができるようになるのです。
例えば毎日の勉強時間を決めて、そこに単語の暗記やリーディング・リスニングの時間などを埋め込んでいきます。
あるいは「この分野の学習はいついつまでに終わらせる」などの目標を設定するのも良いです。
ただ何となく勉強をしていたのでは効率的な学習ができません。特にTOEICにはいくつものパートがあり、それぞれに特徴があるので闇雲に勉強していては時間をロスする可能性すらあります。
「何をいつまでに終わらせる」 「いつからどのセクションの勉強をする」 などを細かく決めておくことが高得点のためには必要です。
単語・文法の学習は毎日必ず行う
英語初心者はまず単語や文法の学習を毎日時間を決めて必ずするようにしてください。
なぜなら単語や文法は、リスニングやリーディングの演習をする際に絶対に必要な基礎知識だからです。
いくら単語だけを知っていても文法がわからなければ意味を訳すことはできません。文法に関しても同様です。つまり基礎的な部分を固めれば固めるほど点数を取りやすくなるのです。
そのため単語と文法それぞれ20分以上は毎日勉強をするようにしましょう。
特にTOEICには頻出単語やフレーズなどがあるので、TOEIC用の単語帳などを購入して頻出ワードを中心に学習していくとより効果的です。
TOEICに出題される問題の傾向を把握する
学習を始める前にTOEICではどのような出題がされるのか、パートごとにザッと確認することが大切です。
すでに触れている通り、TOEICには出題傾向などが決まっています。そのため傾向を把握することでアプローチの仕方がわかり、問題演習の効率をグッと高められるのです。
後述しますが、出題傾向を理解してからパートごとの解き方のテクニックを掴むように勉強をすることがおすすめです。
公式問題集を用いて何度も練習すれば、英語力がつくと共に試験形式になれることができるため、自然にTOEICの点数が上がっていきます。
何の準備もせずにTOEICの学習をするのではなく、まずはそれぞれのパートでどのような問題が出るのか確認するようにしましょう。
TOEIC公式問題集を解きまくる
TOEICには公式の問題集があるので、勉強期間1ヶ月の人にとってはそれを解きまくるのが有効な勉強法です。
どのような試験でもただ単に問題を解くだけでは試験対策としては不十分です。時間を測りつつ、まるで本番であるかのように解くのが良いでしょう。
TOEICの場合は、公式問題集を用いて本試験と同じような形式で実際に何度も解いてみるのです。
安定したスコアを取るためにはこの繰り返しが欠かせません。学習時間が短いのであれば短いほど本試験に不安を残さないように公式問題を解くようにしましょう。
特にTOEICは途中でリスニング問題が入るので、時間を測った上でリズムよく解けるように対策をしてください。
復習にも力をいれる
TOEICの公式問題集を解いても解きっぱなしにしてはいけません。必ず復習をして理解を深めていくことが大切です。
同じ問題でも解説を読みながら復習することで新たな知識が得られることがあります。
1ヶ月しかないからこそ他の問題集に目移りせず、復習をして解ける問題を確実に解けるようにしておくことが有効なのです。
また本番と同じ形式で問題を解いたなら、時間配分が適切であるのかも確認しておきましょう。
とにかくTOEICでは公式問題集を極めることが安定して高スコアを出す秘訣です。問題集をたくさん買って新しい問題を解くのではなく、公式問題集を中心に学習を進めてください。
TOEICのセクション別勉強方法
「TOEIC1ヶ月前からの勉強法」を説明しましたので、次はセクションごとの勉強法を紹介していきます。
これを実践することで学習効率が高まりますので、参考にしてください。
短期間でリーディング力を伸ばす勉強方法
短期間でリーディングセクションの点数を伸ばす際に必要なのは、ズバリ「パート5・6を極める」ことです。
理由として、パート5と6はどちらも文法事項についてしっかりと理解しておけば即答できる問題が多いから、と言うことが挙げられます。
つまり、文法についての理解を深めて、その知識を少し応用させることで十分に対策ができます。
しかもTOEICには頻出ワードがあるので、それらを把握して重点的に学習することでスコアアップが狙えるのです。
なお長文問題であるパート7に関しては、最悪読むだけの勉強でも構いません。少しでも英語の長文に慣れることができれば解きやすくなります。
短期間でリスニング力を伸ばす勉強方法
TOEICのリスニング問題の点数を上げるためには「英語耳を鍛える」必要があります。
英語には英語独特のリズムや音があるので、それらを理解しなければ得点は重ねられません。
そのようなリズムを理解するためにはとにかく英語を聞く他ないのです。そのため時間があればとにかく英語を流してリスニングをするようにしましょう。
リスニングは英語の「知識」というよりも「慣れ」がものをいいますので、常に英語に触れておくと効果的です。
なお、リスニング問題を解くテクニックは後述で紹介します。それを把握した上で、問題演習を行うようにしてください。
TOEICはパート別の対策も必須
TOEICはパートごとに出題形式が決まっているので、パートごとに対策をすれば問題を解きやすくなります。
そこで、ここからはパートごとのコツ・テクニックを紹介していきます。
パート1は頻出語彙を確実に暗記
パート1で最も大切なことは頻出語彙をしっかりと記憶してしまうことです。 このセクションで設定されている場面には一定のパターンがあります。
そのため出てくる単語もある程度決まっているのです。そんな頻出単語をすべて暗記すればかなり点数を取りやすくなります。
まずは公式問題集に出てきたことがある単語にわからないものがないようにしましょう。
また、パート1を解くテクニックとして、「写真をしっかりと見ること」も非常に重要です。
なぜなら写真に載っていない単語を含むものは答えではないからです。こうして選択肢を絞っていくと自然に答えを導き出せます。
パート2は5W1Hをよく聞く
パート2は質疑応答問題となっているので、はじめの疑問詞をしっかりと聞き取るように集中してください。 ここを聞き逃すと何を聞いているのかわからなくなります。
もし「Why~」であれば理由を聞いているとわかりますし「What~」であれば何かものごとについて聞いていることがわかります。
ただし、「Why don’t you~」で勧誘の場合もあるので、最初の5W1Hだけに紛らわされないようにしましょう。
またTOEICでは設問と同じ単語が答えになることはないので、同じ単語が出てくれば答えから除外できます。
同様に似たような発音の選択肢も答えではないことが多いので、言い換え表現に注意しつつ、選択肢から除外してしまいましょう。
パート3・4は問題を先読みしよう
パート3・4で高得点を取るテクニックは「問題の先読み」です。 なお、パート3では会話形式の、パート4ではナレーション形式のリスニング問題が出題されます。
これらの問題では出題の前にナレーションが入るので、その間に選択肢を先に読んでおくのです。
すると、ある程度どのような問題なのかが予測できるので、リスニングの問題を聞き取りやすくなります。
何の情報もない状態で聞くのとは全然違うので、少しでも多くの選択肢を読んでおくようにしてください。
なお、パート3・4ではマークシートをキレイに塗りつぶしている時間はないので、解答用紙にチェックだけを入れてリスニング問題が終わってから塗るようにしましょう。
パート5・6はとにかく時間をかけない
TOEICで高スコアを出すためには、パート5・6に時間をできるだけ使わないことが大切です。 パート7の難易度が高いので、そちらに時間を回せるようにしましょう。
またパート5・6は文章の空欄に単語や文章を埋める問題ですので、文法を把握していればすぐに解ける問題が多々あります。それらを優先して解いていくようにしましょう。
反対に、すぐに解けない問題は後周しにしてパート5・6をまずは解き切ってしまってください。
パート5・6を合計15分で解いて、残り1時間程度をパート7に費やすのが理想的な時間配分です。
公式問題を解くときは、時間を最も意識して練習を積むようにしましょう。
パート7はシングルパッセージを重点的に
パート7は長文問題で、文章が1つだけの「シングルパッセージ」といくつかの文章からなる「マルティプルパッセージ」の2つのパターンがあります。
初学者が600点以上を目指すなら、シングルパッセージの問題をできるだけ落とさないようにすることが大切です。
シングルパッセージは基本的に設問の順番と文中での該当部分の出現順番が同じであることが多いので解きやすくなっています。
また、「When(いつ)」や「Where(どこで)」、「Who(だれが)」など具体的な答えのものは比較的解きやすい傾向にある、と言う点も覚えておくと良いです。
一方、マルティプルパッセージは文章ごとの情報を関連づけなければならないので、解くのに時間がかかります。
時間がかかりそうであれば捨てて、他の解けそうな問題に時間を回しましょう。
1ヶ月で点数を上げるための参考書・通信講座
ここまでTOEICで1ヶ月で点数を上げるための勉強方法や解くテクニックを紹介してきました。
しかし、TOEICの問題を解く力をつけるためには、質のよい参考書が必要になります。
ここでは短期間で安定したスコアを出すための良書を紹介していきます。
直前でも高スコアが取れる参考書
おすすめの参考書の1つは 「TOEIC® L&Rテスト 直前の技術-受験票が届いてからでも間に合う11日間の即効対策プログラム」 です。
これはTOEICテストを受ける多くの人から支持されている良書です。 とにかく出題傾向や解答技術など短期間で高得点を取るためのテクニックが詰め込められています。
またスコアが上がりやすい順番にセクションが構成されているので、どれから手をつければ効率的かもわかります。そのため初学者にとってかなりおすすめの参考書です。
もちろん、それぞれのパートの勉強法まで書かれているので、1ヶ月間迷うことなく学習ができます。
600点の取得にフォーカスした単語帳
1ヶ月で600点以上を目指すなら 「キクタンTOEIC® L&Rテスト SCORE 600」 を利用するのが特におすすめです。
TOEIC関連の単語帳にはさまざまなものがありますが、600点を目指すならそれに見合ったものを選ぶ必要があります。
なぜなら短期間では覚えられる単語の量に限りがあるためです。
キクタンTOEIC® L&Rテスト SCORE 600は、600点以上を取るためには必ず知っておかなければならない単語に絞って掲載されています。
つまり、時間を無駄にすることなく効率的に600点以上を目指した学習ができるのです。
公式問題集は全受験者必携
TOEICを受験する人なら必携と言えるのが 「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9」 です。
本試験を受ける前に過去問のような問題を解いておく必要があります。TOEICには過去問がありませんが、公式問題集はその役割を担うことのできる教材です。
そのため試験を受ける前に、公式問題集を必ず解いておくようにしましょう。
もしこれだけでは問題数が足りないという場合は、以下のような目標スコア取得に特化した模試形式の参考書がおすすめです。
これで総仕上げを行うのも良いでしょう。
自分用にカスタマイズされた通信講座もおすすめ
ベルリッツのTOEIC® 専門個別レッスンでは、受講者のスケジュール、英語力、および目指すスコアに合わせて、個別にカスタマイズされた学習計画が提供されます。
このカリキュラムによって、自分のペースで効果的に学習を進めていくことができるため、TOEICスコアの効率的な向上が見込めます。
また、ベルリッツの各レッスンは120分間と設定されており、これはTOEICの実際の試験時間と同じです。この設定によって、受講者は試験中に集中力を維持する方法を自然と習得し、試験時のパフォーマンスを最大限に引き出すことができるようになる点も魅力的なポイントの1つです。
アプリを使って隙間時間も勉強しよう
初学者が1ヶ月の短い学習期間でTOEICの600点以上を取るためには、かなりの勉強が必要です。そのためには少しの時間も無駄にはできません。
そこでおすすめなのがTOEIC用のアプリを利用することです。これならちょっとした隙間時間でもTOEICの学習にあてられるようになります。
TOEIC用のアプリはいくつかありますが、その中で最もおすすめなのが 「スタディサプリのTOEIC対策講座」 です。
例えば、TOEIC20回相当の演習問題や短時間の講義など充実の内容となっています。もちろん、基礎から自分が学びたいパート別の攻略法の解説まであります。
そのため通勤や通学など時間があれば、いつでもスコアを上げるために、最適な学習が行えるのです。
時間に限りがあってまとまった学習時間を取れない人でも、TOEICのスコアアップにとことんまでこだわった「スタディサプリのTOEIC対策講座」なら高スコアが望めます。
他にも英語教育で有名な講師が解説してくれるなど、おすすめポイントが多いアプリです。興味がある人は公式サイトで詳しい内容を確認してください。
TOEIC1ヶ月前についてのまとめ
TOEIC1ヶ月前についてのまとめ
- TOEIC初学者が1ヶ月で定める目標は600点がおすすめ
- TOEIC試験までの1ヶ月スケジュールを作って実行する
- セクションごとの特徴を把握して学習する
- 隙間時間を有効に使うためにアプリを検討するとよい
TOEICの試験1ヶ月前からでも結果が出る有効な方法はあります。 しかし英語初学者の場合は高スコアを出すには時間が足りません。
そのため600点以上を目標にするのが現実的と考えてください。
ただし600点以上を取得するのも簡単なことではありません。600点を実現するためには試験までの1ヶ月の学習スケジュールをしっかりと作って実行することが大切です。
そして単語や文法などの基本はもちろんですが、TOEICにはセクションごとに決まった特徴があります。
まずは質のよい教材をそろえて、特徴を把握しながら勉強するようにしましょう。
そうすればスムーズなスコアアップがしやすくなります。それでも不安を感じる人はTOEIC用のアプリを利用するようにしてください。
特に「スタディサプリのTOEIC対策講座」はTOEICに特化したアプリですので、短時間でも利用することで大きな力になってくれます。