TOEIC試験に音読は効果的?おすすめ教材や勉強法・リスニングへの影響まで解説!
「TOEIC対策で音読は効果があるの?」
「TOEIC対策で音読をしたいのだけれど、良い教材や勉強法は?」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
TOEIC対策の一環として音読は効果があるという話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。実際に、TOEIC対策として音読という勉強法を取り入れている人もかなり多く存在します。
この記事では、TOEIC対策での音読の効果について解説します。
更に、音読学習に有効な教材や勉強法についても紹介しますので、参考にしてください。
TOEIC対策での音読の効果や教材についてざっくり説明すると
- 音読はリスニングにもリーディンにも効果がある
- 音読を効果的に学習するためには発音が鍵
- 音読に最適な教材選びが重要
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TOEIC対策に音読は有効なの?
TOEIC対策で最も多く取り入れられている勉強法は、公式問題集を使用した演習です。
繰り返し公式問題集を解くことで演習量を増やし、理解度を上げていくという勉強法が、実戦演習として最も効果があります。
一方で、音読を取り入れるのもTOEIC対策では大変有効な勉強法です。リーディングとリスニングの両方の力をつけることができると考えられています。
音読でリスニング力もリーディング力もつく
TOEIC対策として音読の勉強法を取り入れていると、リスニング力とリーディング力の両方の力が伸びるというメリットがあります。音読で自分が発音した英語を聞きながら、英文を読むということをしているからです。
ただし、ただ単に音読していたのでは英語そのものの理解度は強化されにくいという難点もあります。
そのため、音読と合わせて語彙力を身につけるための対策や勉強法も同時に取り入れることをおすすめします。
中学以上の英語力がある人が対象
TOEIC対策に音読を取り入れることで、英語力を総合的に高めることができます。しかし、誰にでも目に見える効果が得られるというわけではありません。
音読が有効なTOEIC対策の勉強法になりうるのは、中学生以上の英語力がある人です。
何故なら、中学生以上の英語力がある人は、ある程度の単語力や語彙力が身についているからです。
音読と同時に英語の意味も理解するがあります。そのためには、中学生以上の英語力はどうしても必要です。
自分の英語レベルが中学生以上に満たない場合は、単語力や語彙力を先に強化しましょう
文法を直感的に攻略できるメリットも
英文の音読経験を積むと、直感的に文法の正誤に気づくことができるようになります。
音読をする中で、「何となくおかしい」という違和感を感じるアンテナが発達するからです。
文法に関する問題はパート5や6で多く出題されます。直感的に文法の正誤に気づくことができるようになれば、パート5や6は得点源として候補に上がります。
素早く解答を導き出すことも可能になるという点で、大きなメリットがあるのです。
実際にTOEICのスコアは上がる?
音読を中心にTOEIC対策を行うと、スコアは確実に上げることが可能です。
実際に音読を中心にした勉強法を採用した主婦の方で、900点以上を安定して取得することが可能になった、というケースが存在します。
音読は公式問題集などを活用した演習量を増やすという勉強法に比べると、即効性という点では劣るでしょう。しかし、長期的な目で見た場合、音読で着実に英語力は身についていきます。
3ヶ月でも効果が上がる
音読の効果を確実に感じたいのなら、1カ月間は毎日続けることをおすすめします。長いと感じる人もいるかもしれませんが、まずは習慣化することが重要です。
1カ月間毎日続けることで音読が習慣化されます。すると意識しなくても音読をする癖がつき、3カ月くらい経つとスムーズに英語を発音することができるくらいにまで上達しているでしょう。
繰り返し音読するのが大切
効果的な音読をするためには、回数も重要となります。同じフレーズを音読する回数を増やすことで、リスニング力やリーディング力が身についていきます。
複数の問題を並行して音読するのではなく、1問についての音読回数を増やしましょう。
最低でも3回は音読することをおすすめします。すると、自然にリスニング力やリーディング力が身についていくでしょう。
スコアが伸び悩む方は勉強法を見直そう
TOEICのスコアが伸び悩んでいる人は、勉強法を見直してみることをおすすめします。その場合、特におすすめなのが音読を取り入れた勉強法です。
音読は自分の口と耳と目の3種類を同時に使って学習します。複数の感覚を同時に使用することでそれが刺激となり、英語力が効率よく伸びるのです。
上記のように、同じ英単語や英文を繰り返し音読することを意識してください。音読の回数を増やせば増やすほど、リスニング力やリーディング力が伸びていくでしょう。
音読を有意義な学習にするコツ
音読の効果を上げるには、いくつかのコツやポイントがあります。学習する上でどのような点を理解しておかなければいけないのか、以下で詳しく解説をします。
正しい発音で音読しよう
音読で最も重要なポイントは正しい発音です。どれだけ音読の回数を増やしても発音が間違っていると、本来の効果が得られません。
誤った発音のまま音読を繰り返すと、特にリスニングの際に大きな影響を及ぼします。
試験本番で流れてくる英語の問題文を聴き取ることができず、正しい回答を導き出すことができなくなるのです。
単語帳などを活用し、正しい発音を身につけましょう。その上で、音読を行うと英語力は着実に伸びていきます。
正しい発音がリスニングの基礎
本来の英語の発音では、複数の英単語が続けて発音されることが多々あります。
単語の並びによっては、3つの英単語が1つか2つ程度の英単語に聞こえることもあるでしょう。
そのため、音読を行う際には、単語同士の音のつながりも意識しましょう。
自分で単語同士をつなげた発音をすることで、どのような音になって聞こえるのかがわかります。実際のリスニングでも戸惑うことは少なくなるでしょう。
日本語訳も上手に活用しよう
TOEICの参考書や問題集は公式問題集も含めて、日本語訳がついているものが多数存在しています。これは、英語だけではわかりにくい部分をフォローするためです。
英語に慣れていない段階では、英語だけで学習を進めても、理解度を伸ばすことは難しいでしょう。日本語訳を活用し、しっかり意味を理解することが重要です。
意味を理解することで音読の際にも、頭の中で日本語が浮かんでくるようになります。リスニングの際にも力が発揮されるので、日本語訳をフル活用しましょう。
音読に使える教材選びの方法
音読の重要性について解説してきました。しかし、単純に音読を勉強法に取り入れただけではその効果を充分得ることは難しいと言えます。
音読の効果をフルに得るためには、教材選びが重要です。そこで、具体的な教材選びのポイントから、音読におすすめの教材まで詳しく紹介をします。
公式問題集の音読がオーソドックス
一番おすすめの音読用教材は、TOEICの公式問題集です。
公式問題集は本試験で出題される問題が数多く掲載されています。音読用教材として活用することで、本番でも力が発揮されやすいというメリットがあります。
具体的な勉強法として、公式問題集の問題を解いた後、英文の音読を行うことをおすすめします。
問題を解くことで理解力が増しているので、音読の際にも意味を無意識に考えることができます。
リスニング問題は付属の音声がついています。この音声ファイルを活用してディクテーションすることも可能です。最高の教材と言えるでしょう。
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』は現在vol.9が最新版となっています。
楽しめる教材選びもおすすめ
音読は単純作業になりがちな勉強法とも言えます。
このような勉強法は長続きしないため、充分な力が身につく前に挫折する可能性が高いです。
音読は何度も繰り返すことが重要です。参考書や問題集を活用した場合には、1冊を最低3周はすることで音読の本来の効果を得ることができます。ただ、飽きてしまう可能性が高いことも事実です。
楽しみながら音読を継続させるには、教材を選ぶ際に工夫をすることが大切です。好きな映画やイラストがたくさん描かれた英語の本などを活用し、継続が容易になるよう力をしましょう。
フレーズの暗記も有効
TOEIC試験はビジネス英語に特化した内容です。ビジネス英語には決まったフレーズが多数あるため、TOEIC試験でも決まったフレーズの英語が多く出題されます。
そのため、音読をする際には、フレーズ単位で行うことも重要です。
特に頻出度の高いフレーズは、意味をしっかり理解した上で、そのフレーズが出現する英文の音読回数を増やすことをおすすめします。
フレーズ単位で暗記することで、リスニングでの正確性も高まります。また、リーディングの速度も速くなるので、Part7のような長文読解の問題でも素早く読み進めることができるでしょう。
重要フレーズはこれ一冊でマスター
重要なフレーズを学ぶ際には、「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」を利用すると良いでしょう。
多くのTOEIC受験者のバイブルとして、大変人気の高い参考書です。
掲載されているフレーズを何度も音読しましょう。TOEICで頻出度の高いフレーズを集中してマスターすることができます。
シャドーイングが有効
音読はただ単に英語を読むだけだと考えている人もいるかもしれません。「音読なんて簡単」と思っている人も一定数存在します。
実際に行ってみるとわかりますが、音読は想像以上に難しいのです。完璧な発音で音読をするのは特に難しく、いきなり正しい発音で音読できる人はほとんどいません。
そのため、音読に慣れていない人は、シャドーイングから始めることをおすすめします。
シャドーイングは流れてくる音声を追いかける形で音読する方法です。聞く力が養われ、正しい発音で音読できるようになります。
おすすめのシャドーイング教材はこちら
スタディサプリTOEICのアプリを使えば、TOEICに出題される文章のシャドーイングを行うことができます。
シャドーイングだけでなくディクテーションも用いて学習ができるため、リスニング力を大幅に高めることが可能です。
これら以外にも、豊富な講義動画や演習問題も備わっており、スマホ一つで総合的なTOEIC対策を行うことができます。
ベルリッツで正しい発音練習を
ベルリッツのTOEIC対策講座では、単語を必ず口に出して練習することで正しい発音を学ぶことはもちろん、リスニング力も鍛えていきます。
ベルリッツでは実践的な英語を学ぶことに重点が置かれているため、実際の英会話を想定した発音練習や発話力アップが見込めるでしょう。
他にも、進捗管理やTOEIC対策選任の日本人講師が文法の基礎固めを手助けしてくれるため、効率的にスコアアップを狙うことができます。
回数指定の「音読パッケージ」もよい参考書
音読を勉強法に取り入れる際には、回数指定の「音読パッケージ」も良い教材としておすすめできます。
回数が指定されることで、毎日繰り返し学習できるというメリットがあるからです。
特におすすめの音読パッケージ教材が、「みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング」です。
この音読パッケージを活用したことで、TOEICスコアが上がったという人も少なからず存在します。
また、この音読パッケージには、リスニングや音読、リピーティングやシャドーイングなど、バラエティに富んだ音読法が収録されています。
飽きずに対策ができる音読パッケージという点でも、特におすすめの一冊です。
音読は試験本場でどう活きる?
音読の勉強法をTOEIC対策に取り入れることで、試験本番でどのように活かすことができるのでしょう。
上手に音読できれば聞き取れる
正しい発音で音読をすることで、英文のリスニングが容易になるというメリットがあります。正しい発音で音読をすることで、耳が英語に慣れるからです。
正しい音読をしようとすると、正確に英語を聴き取ろうとする意識が生まれます。
すると、自分の耳自体が英語に慣れるので、ネイティブが発音する英語でも正確に聴き取ることが可能になるのです。
TOEIC本番ではネイティブが発音する英文が放送されます。上手に音読することでそういった英文にも抵抗感がなくなり、試験でも正確に聴き取ることが可能です。
リスニングをテク二カルに解ける
TOEICではいかに問題文を先読みするかが、高スコアを取る上での重要なポイントです。先読みをするためには、高い英文の読解力を身に着けておく必要があります。
また、音読でリスニング力を鍛えておけば、問題の先読みに集中することができます。
集中して取り組むことができれば、先読みも比較的容易になるというメリットが生まれます。
このように、音読をすることでリスニング問題を効率よく解くことも可能になるのです。
Part7対策にも音読が活きる
TOEICで一番の大きな壁となるのがPart7です。Part7は長文読解の問題が出題されますが、最低でも55分程度の時間がかかるという難問です。
TOEICで高得点を取るためには、Part7のためにどれだけの時間を残しておくことができるかという点が重要です。そのためにはPart1~6までを短時間で解く必要があります。
音読を取り入れることで、瞬時に英語の意味が理解できるようになります。すると、Part1~6にかかる時間が少なくなるので、Part7に使用できる時間が増加します。
また、音読の勉強法は英文を一つの塊として把握できるというメリットも生まれます。Part7は長文読解ですから、一つの塊として英文を読むことができれば、Part7にかける時間も短縮されます。
音読よりも効率よく学ぶ方法はある?
音読はTOEIC対策において有効で効率の良い勉強法です。しかし、高い英語力につながるまでには、比較的時間がかかるというデメリットも挙げられます。
TOEIC対策では、もっと効率良く学ぶ方法があるのも事実です。その方法について、いくつか紹介します。
実践的でモチベーションも保てる英会話レッスン
実践的で高いモチベーションも保つことができる勉強法としておすすめなのは、英会話レッスンです。
決まった時間に英語を学習するので、集中的に英語力を身につけることが可能です。
英会話レッスンの中には、オンラインでできるものも存在します。通学が面倒だという人や通学している時間がないという人は、オンラインの英会話レッスンを活用することをおすすめします。
また英会話レッスンは、会話をする相手が存在します。相手がいるため、一人で音読をしているときよりも高いモチベーションで学習をできる、というメリットもあるのです。
1人1人に最適なコーチングをする講座も
多くの英会話教室が存在する中でも、特におすすめなのがプログリットです。
英会話のレッスンをしてくれるだけでなく、個別に最適なカリキュラムを作成し、提案してくれます。
プログリットの講師陣は海外でビジネスをできるレベルの英語力を有するだけでなく、英語指導者として高い能力も持ち合わせています。
独学で音読学習を続けるよりもはるかに高い学習効果が期待できます。
通信講座はよりTOEIC対策に特化
TOEIC対策の効果的な勉強法として、通信講座もおすすめです。特にTOEICに特化した通信講座は、スコア向上のためのカリキュラムを提供しています。
通信講座は通学講座と違い、通学する必要がありません。仕事などで忙しい人でも、自宅でTOEICの学習を進めることが可能です。
忙しいビジネスマンや転職を考えている人には、特におすすめの勉強法です。
スタディングなら3ヶ月で結果を出せる
TOEIC対策に特化した通信講座の中でも、特におすすめなのがスタディングです。スタディングでは、3カ月で600点以上を取得できるコースがあります。
教材はオンラインと紙媒体の2種類が用意されています。自宅学習では紙媒体を使用し、外出先や移動中はオンライン教材を活用するという使い分けが可能です。
提供されている教材は語学の指導実績が豊富なアルクが監修しています。
また、受講生からも、特にテキストのクオリティの高さが高く評価されており、安心して学習を進められる内容となっています。
TOEIC対策での音読の効果や教材についてまとめ
TOEIC対策での音読の効果や教材についてまとめ
- 音読の効果を得るには1~3カ月は継続させることが重要
- 音読に慣れていない人はシャドーイングから始めると良い
- 音読の回数を増やすことで正確に素早く問題を解くことが可能になる
TOEIC対策での音読の効果や教材について解説してきました。
音読は長期間継続させることで、その効果を感じることができる勉強法です。長期的な学習が必要です。
また、音読に慣れていない人はシャドーイングから始めましょう。シャドーイングに慣れれば音読も容易にできるようになります。
試験で絶大な効果を発揮してくれる勉強法ですので、粘り強く取り組んでみてください。