IELTS5.5のレベル・難易度は?初心者のための勉強法からおすすめ参考書まで紹介
「IELTS5.5のレベル・難易度はどのくらい?」
「初めて受験する際におすすめの勉強法は?参考書はどれを使うべき?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
結論から言うと、IELTS5.5を取得するのはそれほど難しくありません。
しかし、取得するメリットは多いので、初めて受験するなら5.5を目標にするのも良いでしょう。
今回はIELTS5.5のレベル・難易度について、TOEIC・TOEFLの換算点や初心者におすすめの勉強法・参考書などを含めて解説します。
これを読んで、IELTSの目標スコアを決める際の参考にしてください。
IELTS5.5のレベル・難易度についてざっくり説明すると
- TOEICに換算するなら600〜740点
- 日本人の平均スコアは5.8
- リスニング・リーディング中心に対策すれば取得できる
- 塾やスクールで対策を行うのもおすすめ
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IELTS5.5の難易度とは
英語圏の大学・大学院への入学を目指す人ならIELTS6.0以上を取得することも多いので、IELTS5.5はそこまで高い英語力の証明にはなりません。
ただし、初めて英語学習をするのであれば、IELTS5.5を目標に勉強を始めるというのも良いでしょう。以下ではIELTS5.5の難易度・レベルについて詳しく解説します。
そもそもIELTSってどんなテスト?
IELTSはリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4技能全ての能力を評価する国際的な英語試験です。英語圏への留学や移住の際に、英語力を証明する手立てとしてそのスコアが用いられます。
ちなみにIELTSのスコアには、4技能それぞれで算出される0.5刻みのバンドスコアとそれらの平均であるオールオーバースコアがありますが、一般的に用いられるのは後者です。
またIELTSの試験問題はケンブリッジ大学英語検定機構やブリテッシュ・カウンシルなどが作成しているため、TOEFLやTOEICとは異なり、イギリス英語を対象にした試験になります。
5.5はIELTS初心者レベルのスコア
IELTS公式によると、日本人のIELTSの平均スコアは以下の通りです。
- リスニング:5.9
- リーディング:6.1
- ライティング:5.4
- スピーキング:5.6
- オーバーオール:5.8
以上より、概ね平均スコアは5.5を超えていることから、IELTS5.5は初心者レベルであると言えるでしょう。
ただし、IELTSはTOEICや英検などに比べると受験者のレベルが高い試験であるため、上記の平均値は一般的な日本人の英語力を表したものであるとは言えません。
よって平均未満のIELTS5.5でも、英語力のレベルはそれほど低いとは言えず、取得するのもそこまで簡単ではないので注意しましょう。
IELTS5.5をTOEICスコアに換算
IELTS5.5を他の英語試験のスコアに換算すると以下のようになります。
- TOEIC:600〜740
- TOEFL iBT:46〜59
- TOEFL CBT:192〜212
- 英検:2級と準1級の間
上記より、IELTS5.5はそれほど難易度が低くないことがわかるでしょう。
例えば、TOEICの日本人平均は580点前後であり、600点以上は新卒採用で、700点以上は転職の際に英語力をアピールできる水準であると言われています。
またTOEICとは異なり、IELTSではスピーキングやライティングの試験も課されるため、IELTS5.5にはそれなりの価値があると言えるでしょう。
IELTS5.5取得までの勉強時間
全く英語の素養がない者が初めて受験するのであれば、IELTS5.5を取得するのに1,000時間以上の勉強時間が必要であると言われています。
一方で大学受験まである程度英語を勉強していたという方なら、中学英語や高校英語である程度の基礎は身についているでしょうから、もう少し短い勉強時間でも取得することができるはずです。
ちなみにIELTSのオールオーバースコアを1.0上げるには200〜300時間の勉強時間が必要だと言われているので、より正確な勉強時間が知りたいなら、一度現状のスコアを把握してみると良いでしょう。
もし現状が4.5程度なのであれば、5.5まで上げるのには250時間程度の勉強が必要です。
IELTS5.5を取得するメリット
上述の通り、IELTS5.5は極めて高いスコアとは言えないものの、そこまで低いレベルでもないので、取得することで様々な恩恵を受けることができます。
IELTS受験で英語力が向上する
スコアに関わらず、IELTSを受験するということ自体にそもそもメリットがあります。特に英語学習の経験が乏しい人であれば、試験勉強によって英語力は大きく向上するでしょう。
英語力が向上すれば、日常生活や仕事などで英語を活用することができるため、日々の充実度は間違いなく高まるはずです。
またIELTS5.5を取得すれば、語学留学や移住の際に英語力を証明することもできるので、活動・活躍の幅も広がります。
さらに英語圏の大学・大学院に入学するための英語力の基礎が作れるというのも魅力的です。
IELTSが大学受験で有利になることも
IELTS5.5を取得すれば、国内の大学においても出願資格が得られたり、英語の試験で加点されるなどの恩恵を受けることができます。具体例は以下の通りです。
<IELTS5.5で出願資格が得られる大学>
- 法政大学 法学部(法律学科・国際政治学科)
- 法政大学 経済学部(国際経済学科)
- 立教大学 異文化コミュニケーション学部
<IELTS5.5で英語が満点にある大学>
- 立命館大学 国際関係学部
- 専修大学 全学部
- 東洋大学 全学部
このように有名私立大学の入試において様々な優遇措置が用意されているので、受験生も余裕があればチャレンジしてみましょう。
【初心者向け】IELTS5.5取得の対策方法
初心者がIELTS5.5の取得に向けて対策をする場合は、まずは以下の内容を頭に入れおきましょう。
IELTSテストの4技能別出題内容
以下ではIELTSにおける4技能それぞれの出題内容や特徴を紹介します。
IELTSリスニングの出題内容・特徴
IELTSリスニングは「日常会話」「日常説明」「会話」「説明」という4つのパートで構成されており、問題数は各パート10問ずつの計40問です。
バンドスコア5.5を取得するには、そのうち19〜22問に正解しなければなりません。
パートごとの難易度ですが、最も簡単なのはパート1なので、5.5を取得するにはパート1でいかに得点を稼げるかが重要になります。
またパート1とパート4では、単語の穴埋め問題が頻出なので、5.5の取得にはスペリングの正確さも必要です。
IELTSリーディングの出題内容・特徴
IELTSリーディングでは、1,400文字程度の長文に関する問題がそれぞれ13〜14問ずつ、計40問出題されます。バンドスコア5.5を取得するには、リスニング同様、40問中19〜22問の正解が必要です。
なお、リーディングは出題パターンが豊富で、穴埋め問題や選択問題、内容一致問題など様々な出題に対応しなければならないので、制限時間内に必要な正解数をクリアするには問題の取捨選択も重要になります。
IELTSライティングの出題内容・特徴
IELTSライティングでは、150字と200字のエッセイを1題ずつ執筆することが求められます。
グラフや表の説明をさせる問題と、トピックに関して自分の意見を述べる問題が出題されるので、それぞれの出題パターンに慣れておかなければなりません。
ちなみに採点はIELTSの定める評価基準に則って行われますが、バンドスコア5.5を取得するには以下のようなライティングが必要です。
- 問題のタイプごとに適切な書き方ができる
- 質問に対して的確な解答ができる
- 時間内に全てのタスクを終了する
- 単語や文法のミスが少ない
IELTSスピーキングの出題内容・特徴
IELTSスピーキングは、「自己紹介(Part1)」「2分間のスピーチ(Part2)」「Part2に関する試験官との質疑応答(Part3)」の3つで構成されています。15分以内で終了する短い試験です。
採点ですが、独自のスピーキング評価基準に則り、「流暢さと一貫性」「語彙力」「文法知識と正確さ」「発音」という4つの観点から総合的な評価がなされ、バンドスコアが算出されます。
バンドスコア5.5を取得するには、いかに流暢に話せるかということが重要になるため、話す練習をとにかくたくさん積むのが良いでしょう。
IELTS5.5は比較的簡単なスコア
IELTS5.5を取得するのはそれほど難しいことではありません。大学受験の勉強をしっかりやった経験がある人など、ある程度英語力の基礎が身に付いている人であれば、初めての受験で取得できることもあるでしょう。
各セクション・各パートの対策をきちんと行った上で、過去問演習を繰り返し行えば、比較的簡単に取得することができるはずです。
ただし、全く英語学習をしたことがないという人であれば、苦戦する可能性もあります。先述した通り、初心者の場合は1,000時間程度の勉強時間が必要になるため、取得までの道のりは比較的険しいと言えるでしょう。
IELTS5.5取得の具体的なスコア戦略
先ほど紹介した日本人の平均スコアを見ても分かる通り、ライティングとスピーキングは日本人にとってはスコアが伸ばしにくい分野です。
そのため、IELTS5.5を狙うのであれば、ライティング・スピーキングよりもリスニング・リーディングを重視して対策し、それらで点数を稼ぐのが良いでしょう。
具体的なスコア戦略を紹介するなら、大体以下のようなスコア分布になるように対策を進めるのがおすすめです。
- リスニング:6.0
- リーディング:6.0
- ライティング:5.0
- スピーキング:5.0
- オールオーバー:5.5
リスニングとリーディングの6.0は簡単
上記のスコア戦略では、リスニングとリーディングのスコアを6.0に設定していますが、これらを取得するのは比較的簡単です。
実際、日本人平均はリスニング5.9、リーディング6.1なので、多くの受験者が6.0以上を取得していることがわかります。
ちなみにリスニングとリーディングで6.0を取得するには、それぞれ40問中23問の正解が必要です。
つまり解ける問題から順番に半数強に正解すれば取得できるということなので、これを考えてもかなりハードルは低いと言えるでしょう。
センター試験の英語で8割が取れるくらいの基礎力がある人であれば、初めての受験でもそのくらいは可能なはずです。
IELTS5.5を取得に向けて対策ポイント
IELTS5.5を取得するには、まず高校英語レベルの単語や文法をきちんとマスターし、英語力の基礎を盤石にすることから始めるのがおすすめです。
そして基礎をしっかり固めた後は、下記で紹介するような問題集を用いて演習を行うのが良いでしょう。
また演習を重ねるうちに、自らの苦手パートがわかってくるはずなので、それが把握できたら弱点克服のための勉強も並行して行うのがおすすめです。
なお、高校レベルの単語をマスターした後は、IELTS専用の単語帳を用いてさらなる語彙力強化に励みましょう。IELTSに頻出の単語やイギリス英語のスペリング・発音を学ぶことで、より学習が捗るはずです。
IELTS受験で役立つ攻略法・テクニック
IELTSを攻略するために覚えておきたいテクニックは、「言い換え表現に注目する」ということです。
リスニング・リーディング・ライティングでは、本文の表現が設問では同意味の異なる表現に言い換えられていることがあります。そのことを頭に入れておけば、スムーズに解答を進めることができるでしょう。
またスピーキングセクションにおいても、同じ意味内容を様々な表現で話すことができれば、話の流暢さも高まるはずです。
なお、単語を暗記する際は類義語も合わせて覚えるようにすると、言い換え表現に対応したり、自身でも様々な表現を使えるようになるでしょう。
IELTS5.5を取るためのおすすめ勉強法
ここからはIELTS5.5を取得するための勉強法について解説します。
リスニングは学習の継続が大事
英語を聞く耳を作るには、たくさんの英語を聞くことが大切です。よって毎日リスニングの音源などを聞く習慣を作り、英語を聞く経験を重ねるのが良いでしょう。
またIELTSのリスニング問題を数多く解き、イギリス英語の発音やIELTSの出題形式に慣れておくことも重要です。
さらにPart1とPart4に頻出の単語の穴埋め問題では、スペリングの正確性も求めれらるので、イギリス英語のスペリングに注意しつつ、単語を書けるように練習しておくことも大切だと言えます。
なお、YouTubeにはイギリス英語のスピーチ動画などが大量にアップロードされているので、積極的に活用することをおすすめします。
リーディングは精読力を向上させる
リーディングで5.5を下回るなら、難しい文章を正確に読解できるだけの力がまだついていないと言えるでしょう。
よってまずはスピードよりも正確性を重視し、英文を精読する練習を重ねるのがおすすめです。
ゆっくり読んで文章をしっかり理解できるようになれば、各パートの問題演習を繰り返し行い、豊富な出題パターンに慣れるのが良いでしょう。
なお、問題演習の際は時間を測り、限られた時間の中でたくさんの問題を処理する練習をしておくべきです。
時間制限を設けることによって次第に読解スピードは速くなっていくはずですが、読解の精度を落とさないためにも、問題を解いた後はしっかりと復習を行いましょう。
ライティングはまず書き方を押さえる
ライティングで5.5に届かないという人は、説得力のある文章が書けていない場合が多いです。よって、論理的に書くことを心がけると共に、「導入・本文・結論」などのエッセイの型を覚えるのが良いでしょう。
またIELTSのライティングは出題のパターンごとに書き方が異なるので注意が必要です。
例えば、「What are the advantages and disadvantages?」「Discuss both these views.」などの設問では、与えたれた情報を客観的に分析してまとめることが求められているので、自分の意見は含めません。
一方で「What is your opinion?」「Do you think〜」という設問に対しては、自分の意見を述べる必要があります。
なお、どのように書いて良いかわからない場合は、問題集の模範解答など上手なエッセイを参考にするのが良いでしょう。
スピーキングは英語を話すことに慣れる
スピーキングセクションで5.5を取得するには、「流暢さ」と「発音」の2点に焦点を当てて対策を行うべきです。
具体的には、IELTS教材の音声を用いてシャドーイングをしたり、イギリス人の話ぶりを真似てみたりするのが良いでしょう。
またどのようなトピックに関してもある程度自分の意見を主張できるように、話の展開や主張をストックしておくのもおすすめです。
なお、スピーキングを上達させるには、英語を話すことに慣れるということが非常に重要になります。よってオンライン英会話を利用するなどして、英語を話す機会を増やす工夫をしましょう。
IELTS5.5を目指す人におすすめの参考書
以下ではIELTS5.5の取得を目指す人におすすめの参考書をいくつか紹介します。
単語帳は定番の一冊でカバー
単語帳はIELTS受験者の定番である「実践IELTS英単語3500」を用いるのが良いでしょう。
5.0以上の取得に必要な「基本語1000」と7.5以上もカバーできる「重要語2500」が収録されているため、IELTS5.5を目指す方にはぴったりです。
なお、重要語は5段階のレベルで500語ずつ掲載されているため、無理なく徐々に語彙力を高めていくことができます。
また類義語をまとめて覚えやすいようなレイアウトにもなっているため、先述した「言い換え表現」に関するテクニックをマスターする上でも便利です。
リスニング教材はYouTubeでもOK
日本語で書かれたIELTSリスニング対策の参考書には良書がないため、海外で人気のこちらの参考書を用いるのが良いでしょう。
またリスニング対策にはYouTubeを活用するのもおすすめです。特に「TED」などはIELTSの試験内容にも合致したアカデミックなスピーチをたくさん聞くことができるので、良い対策になるでしょう。
YouTubeなら英語字幕も出ますし、無料でいくらでも視聴することができるので、是非積極的に活用してみてください。
なお、ブリティッシュアクセントに慣れるためにも、イギリス英語のスピーチを中心に聞き取り学習をするのが効率的です。
リーディングは長文読解の参考書を用いる
リーディングで5.5に届かない場合は、精読の力が不十分である可能性が高いので、IELTSの対策の前にまずは難関大学受験用の参考書で、読解力を磨くのが良いでしょう。
「英文解釈の技術100」では、100の読解テクニックを学ぶことで、どんな複雑な構造を持つ英文にも対応できるだけの読解力を身につけることができます。
立体的な図解も用いながら、複雑な英文の構造を把握して、意味を正確に把握するためのノウハウを学ぶことができるので、これ一冊を完璧にマスターすれば、IELTS5.5に大きく近付くでしょう。
アカデミックライティングの基礎を学べる参考書
この参考書では、日本人が苦手とする「アカデミックライティング」のノウハウを基礎から学ぶことができます。
英語で執筆された参考書ですが、IELTS受験者からの評判は非常に高いため、是非活用してみましょう。
またIELTSライティングの採点基準を意識した例文も掲載されており、得点に直結する書き方を具体的に学ぶことができるので魅力的です。
なお、この参考書はバンドスコア4.5〜7.5レベルの学習者を対象にしているため、アカデミックライティングの初心者でも、これ一冊でバンドスコア7.5以上の上級者を目指すことができます。
パターンごとにスピーキング対策ができる参考書
「実践IELTS技能別問題集スピーキング」は、IELTSスピーキングの各パートの攻略法を具体的に学べる実践的な参考書です。
答えるべき内容や話の展開の仕方などが詳しく学べるため、答えにくい質問にも切り返せるスピーキングスキルを身につけることができます。
また各パートごとに「表現ドリル」が付いており、スピーキングの評価基準に適切な表現を覚えることができるというのも魅力的です。
さらに2回分のPractice Testを含めた豊富な問題が収録されており、全問題の回答例音声をダウンロードすることができるので、充実したアウトプットとその復習もできるでしょう。
過去問題集・公式問題集は必須
この2冊はどちらもIELTSの実施団体であるブリティッシュカウンシル公認の対策書です。
特に4技能それぞれの出題形式や攻略法の解説に加え、豊富な練習問題が収録されている公認問題集は全受験者必携の良書と言えるでしょう。
過去問演習だけでは演習量が不十分であることも多いので、公認問題集も活用してさらなる演習を重ねれば、本番に向けてこの上ない試験対策ができるはずです。
また「公認本番形式問題3回分」にはライティングとスピーキングの模範解答例も付属しているので、特に独学者にとってはかなり役立つでしょう。
IELTS6.0や6.5を取得するには
先述した通り、IELTS5.5を取得するのはそれほど難しくありません。また英語圏の大学・大学院への入学の際などに利用するには、5.5では不十分です。
よって5.5を足掛かりに、IELTS6.0や6.5などのさらなる高みを目指すのが良いでしょう。
まずはリーディング・リスニングを鍛える
IELTS6.0や6.5を目指す場合でも、重点的に対策すべきなのは、やはりリーディングとリスニングです。
リーディングに関しては精読によって読解の精度をさらに上げることに加え、試験時間内にできるだけ多くの問題を取れるような解答スピードを培うことも重要になります。
一方でリスニングは、英語に耳を慣らす段階から、聞いた単語を自分で発話して再現できるようになる段階へと移行することを目指しましょう。
聞いた音声をそっくりに再現できるのなら、その英語は完璧に聞き取れているということなので、シャドーイングを繰り返して、そのようなリスニング力を身につけるべきです。
スピーキングの対策を行う
バンドスコア6.5や7.0が取得できるレベルまでリーディングとリスニングを仕上げたら、足を引っ張らない程度にライティングとスピーキングのレベルもアップさせるのが良いでしょう。
ただし、ライティングに関しては日本人はスコアを伸ばしづらいと言われているので、どちらかというとスピーキング中心に対策を進めるのがおすすめです。
ちなみにIELTS5.5と比較すると、6.0では「発音」の採点がより厳格になります。そのため、特に発音を重点的に強化しましょう。
練習法としてはスピーキングのハイスコア取得者の発音を動画などで確認し、それを真似するのが効果的です。
また流暢さにも磨きをかけるべきなので、パラフレーズを上手に活用して意見を述べる練習をするのも有意義だと言えます。
IELTS対策のできる塾・スクールに通う
IELTSはスピーキング・ライティングのスキルもしっかりと鍛えないと、高得点を取ることが難しいテストです。
そのため、プロの講師に指導を受けつつ学習をするのが賢明と言えるでしょう。
また、英語学習において重要な「学習の継続」という点も、独学では毎日続けられないケースも多いです。
多くのスクールが存在する中でも「PROGRITのIELTSコース」では、選任コーチによる指導や徹底した学習サポートが受けられるため、本気でIELTS高スコアを目指したいという人には特におすすめです。
IELTS5.5のレベル・難易度まとめ
IELTS5.5のレベル・難易度まとめ
- 全くの初心者なら取得までに1,000時間かかることも
- 「言い換え表現に注目する」ことが大切
- 塾やスクールで6.0以上を目指すのもおすすめ
IELTS5.5のレベル・難易度について解説しました。
IELTS5.5を取得するのはそれほど難しくありません。ある程度の基礎があるなら、初めての受験でも取得できるでしょう。
ただし、TOEICに換算すれば600〜740点程度なので、決してレベルが低いというわけではありません。
勉強法に関しては、点数が伸ばしやすいリスニングとリーディングの対策を重点的に行うのが良いでしょう。加えて「言い換え表現に注目する」ことも覚えておくべきです。
また塾やスクールを活用して6.0以上を狙うというのもおすすめできます。
以上を参考に、IELTS5.5もしくはそれ以上を目指しましょう。