HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2とは?勉強法・対策テキストまで紹介!
更新
「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2ってどんな試験なの?」
「良い勉強方法や対策テキストはある?」
など、HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2に関する疑問をお持ちの方もいるでしょう。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2は、名前の通りHTML5に関する実践的スキルを身に付けるための資格です。
HTML5はIT業界で重宝されている技術なので、資格を取得することで就職や転職をかなり有利に進められます。
今回は、HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2について、勉強方法や対策テキストなどの紹介も含めて詳しく解説します。
これを読めば、HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2の概要と勉強方法がよく分かるはずです。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2をざっくり説明すると
- 取得すれば就職・転職で引く手あまたに
- HTML5初心者の独学は比較的難しい
- 試験はCBT方式で実施される
このページにはプロモーションが含まれています
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2はどんな試験なの?
HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5やCSS3、レスポンシブWebデザインなど、基礎的なマークアップ技術及び知識の習得を目指した試験です。
2017年3月1日からはVer2.0試験が実施されています。
認定試験にはレベル1と2があり、レベル1は基礎的な内容を扱う試験です。
一方でレベル2試験では高度なHTML5活用スキルが求められます。
合格者像としては、マルチデバイスに対応したパフォーマスの高い動的コンテンツを制作できるレベルです。
また、動的な高いユーザビリティを持つリッチユーザインターフェイスアプリケーションを開発できるスキルも必要となります。
さらにレベル2試験ではJavaScriptのスキルも問われます。これはレベル1では扱わない内容です。
幅広くエンジニアとして活躍できる資格
この試験はHTML5に特化したプロフェッショナルな内容のため、Webデザイナーや技術者をはじめ様々な人に有用な資格です。
例えば以下のようなエンジニア職に携わる人におすすめできます。
-
Webデザイナー
-
フロントエンドプログラマー
-
HTMLコーダー
-
Webディレクター
-
Webシステム開発者
-
スマートフォンアプリ開発者
-
サーバーサイドエンジニア
これらの職業ではHTML5を活用することが多いです。
そのため、HTML5プロフェッショナル認定試験によってスキルを証明することは、職務上の大きなメリットと言えるでしょう。
やっぱり難易度は高いの?
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2の難易度はどのくらいなのでしょうか。
以下では合格ラインや勉強時間、合格率を参考にその難易度を考察してみましょう。
約7割程度の得点が合格ライン
HTML5プロフェッショナル認定試験では明確な合格点は公表されていません。
しかし、公式によると約7割程度の正答率で合格できるように設定されているようです。
ちなみにその設定にはサイコメトリック(計量心理学)が利用されています。
サイコメトリックとは知能や才覚、認知などの人間心理の構成要素を、統計学的な手法を用いて客観的に測定しようとするものです。
勉強時間は40時間以上が目安
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2に合格するためには、一般に360時間程度の勉強時間が必要と言われています。
つまり、1日に平均2時間勉強したとすると6ヶ月程度かかる計算です。同様に毎日1時間勉強するなら1年間を要します。
またHTML5に馴染みがない場合はそれらの目安よりもさらに時間がかかることになるでしょう。
レベル2では発展的な内容が出題されるため、難易度が高い試験です。
そのため最低でも6ヶ月以上は勉強期間を確保し、時間的に余裕のある試験対策を行うことをおすすめします。
合格率は非公開
HTMLプロフェッショナル認定試験の合格率は公表されていません。
しかし、合格までに6ヶ月以上の勉強時間を要することを考えると、レベル2に関しては比較的難易度が高いと言えるでしょう。
ちなみにレベル1は一般的に2ヶ月程度の勉強期間があれば合格できると言われています。早ければ1週間という声もあり、レベル1は比較的易しい試験です。
そもそもHTML5プロフェッショナル認定試験とは?
改めてHTML5プロフェッショナル認定試験の基本情報を紹介しましょう。
主催団体はLPI-Japan
HTML5プロフェッショナル認定試験の主催団体は、特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)です。
2000年7月28日に設立されたNPO法人になります。
開かれた技術を意味する「オープンテクノロジー」をコンセプトに、エンジニアのキャリア形成を支援する目的で様々な認定試験を実施する団体です。
英名の正式名称と略称もあるの?
公式サイトでは和名と英名両方の正式名称及び略称が掲載されています。内容は以下の通りです。
正式名称(和名) | 略称(和名) | 正式名称(英名) | 略称(英名) |
---|---|---|---|
HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2 | HTML5 レベル2試験 | ProfessionalCertification Level.2 Exam | HTML5 Level.2 Exam |
履歴書や職務経歴書に記載する場合は正式名称を用いる必要があるため、上記を参考にしてください。
HTML5のコーディングは注目のスキル
HTML5プロフェッショナル認定試験の受験者数は公表されていません。
しかしWebデザイナー白書2013-14では、HTML5プロフェッショナル認定試験が「取得したいと考えている資格」で第一位に選ばれています。
また、資格よりも実力が重視されIT業界において、エンジニアの10.6%が取得したいと答えた資格です。
さらに同白書において「近いうちに習得した技術」としてJavascript、マルチデバイス対応、HTML5がトップ3に選ばれています。
HTML5レベル2はそれら全てを試験範囲に含むため、需要の高い資格だと言えるでしょう。
HTML5のコーディングは多くの人が身に付けたいと思っている技術なのです。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2に合格することのメリット
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2は、合格のメリットが大きい資格です。
HTML5は守備範囲の広さが魅力
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2を取得を通して、様々な実践的スキルを身に付けることができます。
それらは実務に繋がる大変有効な技術です。
例えばHTML5を使ったWebコンテンツの作成においては、ユーザー体験を考慮したコンテンツ設計にするなどの高度な作成が可能です。
またスマートフォンや組み込み機器など、様々なデバイスに対応するようにコンテンツを調整することもできます。
どうしてそれらのことが可能になるかというと、HTML5レベルに試験を通して、HTML5に関わる基礎知識を幅広く習得できるからです。
HTML5で何ができるか、またどのように技術を使うべきなのかということに確かな知識を得ることができます。
就職・転職も引く手あまたに
HTML5を活用するスキルがあれば、就職・転職市場においてはかなり重宝されます。
そもそもHTML5の特徴は、従来のHTML4に比べて大幅にコードが簡略化されている点です。それによってコーディングの生産性は格段に向上しました。
そのため、HTML4規格では取り扱いが難しかった動画や音声などのマルチメディア技術の実装に関しても、比較的容易に行えるようになったのです。
HTML5はIT業界をはじめとする様々な業界において、かなり有用な技術だと言えます。
このような事情があり、HTML5プロフェッショナル認定試験の合格者は各業界から引く手あまたなのです。
特にレベル2は即戦力として働けるため、就職・転職にはかなり有利と言えるでしょう。
昇級や給料アップにもつながる資格
LPI-Japanが2016年3月末に実施した統計では、アンケートに答えた70%以上の企業がHTML5プロフェッショナル認定試験の受験者及び合格者に対し、インセンティブを与えていることが分かりました。
1,187人もの受験者がHTML5試験の受験・合格によって、一時金や昇給などの恩恵を受けています。
この結果からも、企業がHTML5を活用できる人材を強く求めていることが分かるでしょう。
同時に社員がHTML5スキルを高められるように後押しする体制が整っていることも分かります。
資格試験においてはそのような優遇措置が取られることはそう多くありません。
このことからもHTML5試験の重要度が伺えます。
試験範囲・試験内容を確認しよう
試験を受ける前に、試験範囲や試験内容をチェックしておきましょう。
試験時間は実質80分である点に注意
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2の試験時間は90分です。
試験では40〜45問が出題され、最後の10分ほどで秘密保持契約及びアンケートが実施されます。
つまり問題の答える時間は実質80分です。
試験時間80分で問題数は40〜45問なので、1問あたり2分程度で解かなくてはいけません。
そのため試験ではスピード感のある解答が求められます。試験勉強の際は80分以内に収めるような工夫をしましょう。
解答する時間が90分あると勘違いしないように注意が必要です。
また、余裕を持った解答時間を目指すためには、定期的なタイムトライアルを取り入れると効果的です。
出題される各分野を詳しく分析
HTML5試験レベル2の問題は以下の9分野から出題されます。
-
JavaScript
-
WebブラウザにおけるJavaScriptAPI
-
グラフィックアニメーション
-
マルチメディア
-
ストレージ
-
通信
-
デバイスアクセス
-
パフォーマンスとオフライン
-
セキュリティモデル
一方でレベル1の試験範囲は以下の5分野です。
-
Webの基礎知識
-
CSS
-
要素
-
レスポンシブWebデザイン
-
APIの基礎知識
上記二つを比較すると、レベル2の方が難易度の高い試験だということが分かります。
基礎的な内容が出題されるレベル1よりも、レベル2の方が内容も発展的で出題分野も多いからです。
JavaScript
この分野では「JavaScript文法」に関する問題が出題されます。
HTML5試験レベル2の中で最も重要度が高い(重要度10)項目です。
JavaScriptの構文に関する知識に加え、他の言語との違いやJavaScriptにまつわる様々な概念などが必要となります。
それらの知識を駆使した効率的なコーディングスキルが試される分野です。
知識問題及びコードリーティング問題、記述問題が出題されます。
WebブラウザにおけるJavaScriptAPI
この分野では以下の6項目が出題されます。各項目の詳細及び出題種別、重要度は以下の通りです。
項目 | 出題種別 | 重要度 |
---|---|---|
イベント | 知識問題・コードリーティング問題・記述問題 | 8 |
ドキュメントオブジェクト/DOM | 知識問題・コードリーティング問題 | 6 |
ウィンドウオブジェクト | 知識問題・コードリーティング問題 | 8 |
Selectors API | 知識問題・コードリーティング問題 | 7 |
History | 知識問題・コードリーティング問題 | 7 |
テスト・デバッグ | 知識問題 | 6 |
「イベント」と「ウィンドウオブジェクト」が特に重要となります。
「イベント」では、イベントの発生タイミングの理解やイベント処理のコードを記述するスキルが求められます。
「ウィンドウオブジェクト」で必要なのは、Widowオブジェクトのプロパティに関する知識やウィンドウの移動などの表示制御のコードを記述するスキルです。
グラフィックアニメーション
この分野における出題項目及び出題種別、重要度は以下の通りです。
項目 | 出題種別 | 重要度 |
---|---|---|
Canvas(2D) | 知識問題・コードリーティング問題・記述問題 | 8 |
SVG | 知識問題 | 2 |
Timing control for script-based animations | 知識問題・コードリーティング問題 | 2 |
重要度8の「Canvas(2D)」では、Cavasの特徴に関する知識が問われます。
またCanvasを用いた描画を行うコードやそのコードの活用について理解していることも重要です。
マルチメディア
マルテメディアでは「メディア要素のAPI」に関する問題が出題されます。
重要度は5で、出題種別は知識問題及びコードリーティング問題です。
動画や音声を再生するコードから、ブラウザ上での動きや問題点を読み取る能力が試されます。
ストレージ
ストレージの出題項目及び出題種別、重要度は以下の通りです。
項目 | 出題種別 | 重要度 |
---|---|---|
Web Storage | 知識問題・コードリーティング問題 | 7 |
Indexed Database API | 知識問題 | 5 |
File API | 知識問題・コードリーティング問題 | 5 |
バイナリーデータ | 知識問題 | 4 |
ストレージでの重要項目である「Web Storage」では、Web Storageの特徴・使用及び読み込み・書き込みのコードの理解が問われます。
通信
通信の出題項目は以下の3つです。出題種別及び重要度と共に紹介します。
項目 | 出題種別 | 重要度 |
---|---|---|
Web Socket | 知識問題 | 5 |
XMLHttpRequest | 知識問題・コードリーティング問題 | 5 |
Server-Sent EventsI | 知識問題 | 1 |
「Web Socket」ではWeb Socketの特徴や通信の際に必要な知識が問われます。
また「XMLHttpRequest」では、XMLHttpRequestの特徴の理解と通信結果を適切に処理するためのプラグラムを読む能力が必要です。
デバイスアクセス
デバイスアクセスの出題項目及び出題種別、重要度は以下の通りです。
項目 | 出題種別 | 重要度 |
---|---|---|
Geolocation API | 知識問題 | 5 |
DeviceOrientation Event | 知識問題 | 1 |
「Geolocation API」では、Geolocation APIに関する基本的な知識と利用上の注意を理解しているかが試されます。
パフォーマンスとオフライン
パフォーマンスとオフラインでは以下の5項目が出題されます。それぞれ出題種別と重要度と共に紹介します。
項目 | 出題種別 | 重要度 |
---|---|---|
Web Workers | 知識問題・コードリーティング問題 | 5 |
オフラインアプリケーションAPI | 知識問題・コードリーティング問題 | 3 |
Page Visibility | 知識問題 | 2 |
Navigation Timing | 知識問題 | 1 |
この分野で重要度が高いのは「Web Workers」です。
Web Workersの特徴や並列処理・エラー検出を行うコードとその動作に関する理解が求められます。
セキュリティモデル
セキュリティモデルの出題項目は以下の2つです。出題種別・重要度と共にまとめました。
項目 | 出題種別 | 重要度 |
---|---|---|
クロスオリジン制約とCORS | 知識問題 | 4 |
セキュリティモデルとSSLの関係 | 知識問題 | 4 |
「クロスオリジン制約とCORS」では、ブラウザーのセキュリティ機構の一つであるクロスオリジン制約に関する問題が出題されます。
制約に関する基本的な理解や制約の条件が問われる項目です。
また「セキュリティモデルとSSLの関係」では、ブラウザーのセキュリティモデルとSSLの関係性についての理解が試されます。
試験制度もチェック!
HTML5プロフェッショナル認定試験の試験制度もよく理解した上で受験しましょう。
受験資格は不問だが認定条件には注意しよう
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2に受験資格はありません。
ただしレベル2の認定条件は、「HTML5レベル2試験に合格し、かつ有意なHTML5レベル1認定を保有していること」です。
また各レベルの認定の有意性の期限は5年間と定められています。
つまり、HTML5レベル2の取得者として認定されるには、レベル1の合格後5年以内にレベル2に合格するか、レベル2の合格後5年以内にレベル1に合格しなければなりません。
ちなみに受験申し込みの際は、EDUCO-IDを取得する必要があります。
取得はこちらから行ってください。
申し込みは電話かWebにて
HTML5レベル2試験の申し込み方法は電話かWebの2通りです。
申し込みの際はまず上記のページからEDUCO-IDを取得します。
続いて受験チケットを購入し、電話もしくはWebで試験予約を行うという流れです。
HTML5試験では「ピアソンVUE」というコンピュータ配信のシステムを用いて試験を行うため、試験予約にはビアソンVUEアカウントの作成が必要になります。
また、法人や団体で申し込むことも可能です。
試験会場・試験日は随時選択制
HTML5試験はCBT方式(コンピュータベースドテスト)で実施されます。
出題はマウスによる選択問題がほとんどですが、キーボードで入力する問題も多少出題されるようです。
先述した「出題種別」における「記述問題」がそれに当たります。
CBT方式のため、合否は試験終了と同時に会場で開示されます。
ちなみに実技試験や面接試験などはありません。
HTML5試験では、全国各地に試験会場が設置されます。試験会場に関する詳細はこちらからご確認ください。
一般受験料金は15,000円・団体割引もある
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2の受験料は15,000円(税別)です。
また法人・団体で申し込む場合には団体割引も適用されます。
具体的には50枚以上100枚未満の受験チケットを購入すれば5%割引、100枚以上の場合は10%割引を受けることが可能です。
受験チケットはクレジットカード及びコンビニ決済で購入できます。
合否はすぐさま判定
HTML5試験はCBT方式で実施されます。CBTとは「Computer Based Testing」の略語で、コンピュータを用いて行う試験のことです。
CBT方式ではコンピュータで情報が素早く処理されるため、試験終了後すぐに結果を知ることができます。
そのためCBT方式では随時受験ができ、日時を自由に選択することが可能です。
またHTML5試験では団体用のPBT(ペーパーテスト)も存在します。
PBTの場合は、試験終了から数週間後に郵送などで結果が通知されます。
レベル2試験の勉強方法は?
HTML5試験レベル2は独学でも合格が可能な試験になります。
また試験対策講座の活用もおすすめです。
独学も挑戦する人も
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2に独学で合格する人も一定数存在します。
しかしそれらの合格者は、レベル1に余裕で合格できるような実力を持った者で、HTML5初心者には独学は厳しいと言えるでしょう。
独学で勉強する場合、まずは参考書の読み込みから始めます。HTML5のコーディングについて理解を深めることが重要です。
初めは理解が難しいことも多いですが、何周も繰り返し読み続けることで自然と理解は深まります。そのため、根気よく読み返すことが大切です。
この際は参考書の章末問題にも挑戦し、実力アップを図りましょう。
上記のインプット作業がある程度完了したら、問題演習に進みます。試験問題に近い問題集を使うのがおすすめです。
勉強を始める前に公式サイトのサンプル問題を解くのも良いでしょう。一度例題を解いてみて、独学でも合格できそうか判断することをおすすめします。
「サンプル問題/例題解説」はこちらからアクセス可能です。
おすすめの対策テキスト・問題集を紹介
HTML5レベル2試験の独学におすすめのテキストは、「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2 対策テキスト&問題集 Ver2.0対応版」です。
レベル2において最重要となるJavaScriptを、「速習入門」と「リファレンス」の二部構成で効果的に習得することができます。
またテキストと問題集がセットになっているため、これ1冊で一連の対策が可能です。
問題集は最新の試験内容に対応しているため、安心して活用することができます。
さらに、このテキストは実際の試験での出題傾向を踏まえた構成となっており、的確な対策を行うのに適しています。
おすすめ対策講座を紹介
エディフィストラーニング株式会社では、「Programming in HTML5 with JavaScript and CSS3」を実施しています。
この講座では、HTML5やCSS3、JavaScriptの入門的な内容を学ぶことが可能です。
オンデマンドで随時開始することができるので、ここで基本的なプログラミングスキルを身に付けてから試験対策に臨むのが良いでしょう。
受講料は10,7800円(税込)です。
ちなみにエディフィストラーニング株式会社ではレベル1向けに「HTML5プロフェッショナル認定試験(レベル1)受験対策1 要点集中講座」も開講されています。
こちらで基本的な知識を身に付けてからレベル2の勉強に進むのも良いでしょう。
1日で終了する講座のため、気軽に受験することができます。こちらの受講料は40,000円(税抜)です。
過去問演習もしよう
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2の過去問は存在しません。
そのため、上記で紹介した問題集で演習をよく行うことをおすすめします。
また、先述した公式のサンプル問題を活用するのも良いでしょう。
一方で、HTMLレベル1に関しては過去問を入手することができます。
「@IT」というサイトの「ITイメトレ」というページなどから閲覧可能です。
基礎知識の確認として解いてみるのも良いでしょう。その際は時間を測って本番の時間配分を想定しながら解くのがおすすめです。
対策テキストで理解を深めることも重要ですが、問題集や過去問で演習することも大切になります。
問題の形式に慣れ、習得した知識を試験で使う練習をしなければいけません。
HTML5道場を利用する
公式サイトではHTML5の初心者に向けて、HTMLプロフェッショナル認定試験合格のためのコラムを掲載しています。それが「HTML5道場」です。
全10回のコラムが公開されており、HTML5に関わる入門的な内容を学ぶことができます。
HTML5に馴染みのない状態からスタートする人は、まず「HTML5道場」から始めるのも良いでしょう。
HTML5道場には、こちらからアクセス可能です。
学習に役立つメルマガ
LPI-JapanはHTML試験の受験者に向けて『HTML5プロフェッショナル認定試験(HTML5)通信』というメルマガを無料配信しています。
HTML5試験の例題解説やHTML5関連ニュース、合格者の声など、HTML5試験の受験者に役立つ情報を入手することが可能です。
公式のセミナーに参加するのも良い
公式では試験対策に関する無料イベント・セミナーを実施しています。
試験のポイントを演習デモなどを用いてわかりやすく解説してくれるため、特にHTML5初心者の場合は勉強方法に取り入れても良いでしょう。
また過去セミナーの参考資料は公式サイトからダウンロードできるため、それを読むだけでも十分良い勉強になります。
HTML5試験の再認定ポリシーについて
HTML5プロフェッショナル認定試験では、有意性の期限(再認定ポリシー)が定められています。
具体的には、レベル1・レベル2共に認定日から5年間という期限です。
期限内に再認定を受けることで、「ACTIVE」な認定ステイタスを維持できます。
受験履歴及び認定ステイタスに関しては、受験者マイページから確認が可能です。
有意性の期限が切れた場合は認定ステイタスが「INACTIVE」と表示されます。
再認定の方法
再認定を行うには、認定日から5年以内にレベル1もしくはレベル2に再度合格する必要があります。
そうすればさらに5年間「ACTIVE」なステータスを維持することが可能です。
レベル1とレベル2の両方の認定を持っている場合は、レベル2の再認定を受けることで両方の有意性を5年間維持することができます。
「ACTIVE」の特権
HTML5試験の認定を取得すれば、認定証・認定カードが貰えます。それらは受験から約3週間後に郵送されるようです。
ちなみに、HTMLレベル2試験の場合は、レベル1とレベル2の両方に合格することで認定を取得できます。
認定を受ければ「HTML5 Level.2」と書かれた認定者専用ロゴを名刺などで使用することが可能です。
また「HTML5プロフェッショナル認定 レベル2」認定プロフェッショナルを名乗って活動することも認められます。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2まとめ
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2まとめ
- HTML5のスキルは仕事でかなり役に立つ
- レベル1とレベル2両方の合格が必要
- 勉強方法としては試験対策講座の活用もおすすめ
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2について解説しました。
HTML5のスキルはあらゆる業界で重宝されるため、資格を取得すれば就職・転職では引く手あまたです。
勉強方法としては独学も可能ですが、試験対策講座を活用するのが良いでしょう。
独学の際は今回紹介した対策テキストがあれば、インプットから問題演習まで全て1冊で行うことができます。
取得すればキャリアにかなりの好影響を与えるので、ぜひチャレンジしてみましょう。