P検4級ってどんな検定?タイピング練習法から問題内容・受験料まで徹底解説!

P検4級ってどんな試験なの?

タイピング練習はどうする?過去問はある?

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

P検は基本的なパソコンスキルを幅広く測定する検定試験です。P検4級は中学生レベルの試験内容で、パソコン入門者向けの試験になります。

今回はP検4級について、試験内容やタイピング練習法、受験料などを詳しく解説します。

これを読めば、P検4級の全体像がよく把握できるはずです。

P検4級についてざっくり説明すると

  • 入門的な内容で合格率は90%程度
  • 公式サイトで「無料タイピング練習」が利用可能
  • 受験料は一般3,060円・学生1,530円

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P検4級はどんな検定試験なの?

笑顔の少女 P検は総合的なパソコンスキルを測る検定試験です。1級・2級・準2級・3級・4級・5級までのレベル分けがされており、初心者からプロフェッショナルまで様々な人が受験します。

P検4級は中学生レベルの内容で、文部科学省が定める「情報」の学習指導要領に準拠した試験です。コンピュータ操作や情報通信に関する基本的な知識が試されます。

パソコン入門者向けのP検5級よりは難易度の高い試験です。ちなみにP検5級は、Webから誰でも無料受験が可能な試験になります。

4級合格がその後のパソコン学習の基礎となる

P検4級で扱われるのは、パソコン利用者としては基礎レベルの内容です。一般的に履歴書に書けるのはP検3級以上と言われており、就職・転職に役立てたり、現職でのスキルアップを目指したいなら、3級以上を取得しましょう。

ただし、全くのパソコンに馴染みのない人であれば、いきなり3級以上を受験することに不安を感じる場合もあるでしょう。その場合はますはP検4級から受験することをおすすめします。

試験会場で受験するP検としては4級が最も簡単なレベルになるため、基本的な内容から徐々に高度なICTスキルを身に付けていくのが良いでしょう。

難易度は易しめ

スマホを見る女性 P検4級は比較的合格しやすい試験です。パソコン初心者でも十分合格が目指せます。

社会人の合格率は約90%

P検は級が上がるごとに試験内容が高度になるため、合格率も低下していきます。P検4級は下から2番目の難易度なので、合格率はかなり高めです。

以下は2021年度におけるP検4級の合格率を受験者別にまとめたものになります。

社会人(大学生を含む) 中学生・高校生(※P検アプリ使用なし) 中学生・高校生(※「P検アプリ」を使用した場合)
4級 91.0% 67.2% 85.3%

社会人の合格率は約90%であり、合格しやすい試験と言えるでしょう。またP検4級は中学生レベルの内容なので、中学生・高校生も例年多く受験します。

中学生・高校生の場合は、「P検アプリ」を使用した方が合格しやすいことが分かります。ただし、P検アプリを使用しない場合でも、中学生・高校生受験者の3人に2人は合格できる試験です。

ちなみにP検アプリとは、ワープロ及び表計算の実技テストを事前受験できる制度になります。P検アプリに合格すると、試験本番では該当するカテゴリーの受験が免除となります。

合格基準点は6割以上の得点

P検4級の試験はタイピングとそれ以外に分けられます。それぞれの合格基準点は以下の通りです。

満点 合格基準点
4級 300点/タイピング100点 180点/30点

タイピング以外の試験問題・計50問では、60%以上の得点率が必要になります。またタイピングで合格基準点を突破するには、5分間で日本語を225文字以上、もしくは英字を383文字以上入力しなければいけません。

勉強時間は20時間以上が目安

P検4級に合格するには、パソコン初心者の場合で約40時間の勉強が必要と言われています。多少のパソコンスキルを有している場合は、20時間程度の勉強でも合格できるでしょう。

またP検5級を取得している場合は、上記よりも短い勉強時間で合格できることもあります。P検5級はWebからいつでも無料受験が可能なので、試験勉強も兼ねて受験してみると良いでしょう。

普段からパソコンをよく使う人は、入念な対策を行ってP検3級以上に挑戦するのもおすすめです。

一定以上のパソコンスキルがあるからといって、全く対策せずにP検4級を受験するのは得策ではありません。予想問題を解くなどして最低限は勉強してから臨みましょう。

そもそもP検とは?

何かを指差す少年 ここでは改めてP検の基本情報をおさらいしてみましょう。

開催年数・主催・運営団体のいずれも実績は十分

P検の主催団体はパソコン検定委員会です。また実施・運営に関しては、株式会社ベネッセコーポレーションにより行われています。

P検は1996年から実施されている歴史のある検定試験です。ちなみに2014年4月まではパソコン検定という名称でした。

また、実施・運営を行うベネッセコーポレーションも教育関連の事業に強い会社です。進研ゼミや進研模試、スタディーサポートなどのサービスを提供しています。

実施年数や運営元の実績を考えると、P検は十分信頼のおける検定試験だと言えるでしょう。

「ICTプロフィシエンシー検定」が正式名称

P検の正式名称はICTプロフィシエンシー検定です。かつてパソコン検定と言われていましたが、現在はP検という略称で親しまれています。

P検は社会、世界に通用する「ICTを活用した問題解決力」の測定を目的とした検定試験です。単にパソコンをはじめとするICTに関する知識を身に付けるだけでなく、実践的な操作スキルが習得できます。

そのため、日々の仕事の遂行に有用な資格と言えるでしょう。具体的には表計算ソフトの活用やプレゼン資料の作成などがスムーズに行えるようになります。

ワードやエクセル、パワーポイントはあらゆる職場で利用されているため、それらのスキルを身に付けられるP検は、実務の役に立つ資格と言えます。

受験者数も多い試験

P検の累積受験者数(1996年12月〜2022年3月)は、約2,201,000人です。これはP検タイピング・P検アプリ受験者を除いた数字であり、実際にはさらに多くの人が受験していることになります。

また2021年度のP検受験者数は以下の通りです。

試験 受験者数
P検 約100,000人
P検タイピング 約81,000人
P検アプリ 約20,000人
合計 201,000人

このようにP検は圧倒的な受験者数を誇る人気の資格であり、注目度の高さや信頼性・権威性は十分と言えるでしょう。

ちなみにP検4級は、中学生・高校生が多く受験する試験です。

P検4級を取得する魅力

こちらを見る親子 P検4級は取得するメリットが多い資格です。以下ではP検4級取得の魅力をいくつか紹介します。

人生を豊かにする趣味として学ぶひとも

P検4級や5級は、パソコンやネットワークの初心者が多く受験する試験です。高齢の方が新たな学びの第一歩として受験するケースも目立ちます。

P検4級は昇進などに直結する資格ではないため、パソコンスキルを学んでみたいという純粋な知的好奇心から受験することをおすすめします。特に中高生やお年寄りであれば、そうした心持ちでチャレンジすることができるでしょう。

もちろんP検4級で得たスキルは、実生活において有用です。現代人はICT機器に囲まれて生活しているため、P検で得られる知識は我々の暮らしを豊かにしてくれるでしょう。

また、P検4級や5級は子供から大人までアクセスしやすい内容になっているため、家族で一緒に学ぶ楽しさを味わいながら、デジタルリテラシーを向上させるきっかけともなります。

就職・転職につながる資格を取得しよう

P検ではパソコンスキルを幅広く習得することが可能です。昨今はあらゆる企業がパソコンを活用した業務を行っているため、パソコンの基本的な操作スキルを証明するP検を取得しておいて損はありません。

P検4級ではパソコンをはじめとしたICTに関する知識やスキルの基礎を身に付けられるため、就職や転職の際にも一定のアピールができるでしょう。

ただし、P検4級は中学生レベルの試験内容なので、就活・転活での本格的なアピールに役立てたい場合はP検3級以上を目指すべきです。

P検4級はパソコン初心者でも比較的短期間で取得できるため、積極的に挑戦することをおすすめします。

エントリーシートや面接での高評価へのスタート地点

P検では基本的なパソコンスキル全般を手広く習得できるため、パソコン操作を基礎から学びたいという人におすすめです。

また就職・転職で一定のICTスキルをアピールする資格としては、知名度の高いP検が適任と言えるでしょう。

特にスマホ世代の若者はパソコンに疎いという傾向があるため、P検を取得しておけば採用側に安心感を与えることが可能です。

エントリーシートや面接で資格を最大限活用するには、受験の動機やパソコンスキルと関係する自らの長所などを含めてアピールすると良いでしょう。

先述したように、就職や転職で有利に働くのはP検3級以上からです。そのため、P検4級は3級以上を取得するための第一歩と捉えましょう。

P検4級の履歴書での事情

P検は知名度の高い資格なので、3級以上を履歴書に記載すれば、自らのパソコンスキルをアピールすることができます。

特に事務職や営業職などへの就職・転職には、P検3級以上が有用です。ワードを用いた文書作成やエクセルでのデータ管理、パワーポイントを駆使したプレゼンなどのスキルを有する人材であると見なされるでしょう。

なお、履歴書に資格を記載する際は、正式名称を用いるのが基本です。ただし、通称であるP検はよく知られた名称のため、通称で記載しても問題ありません。公式サイトの記載例においても通称が用いられています。

よってP検4級を履歴書に記載するなら、「ICTプロフェッショナル検定協会主催 P検4級 合格」と書くのが良いでしょう。3級以上の取得が望ましいですが、4級を記載しても悪い印象を与えることはありません。

仕事にもつながるスキルが身につく

P検3〜5級の試験では、タイピングのテストが課されます。よってP検4級を取得すれば、基本的なタイピングスキルを身に付けることも可能です。

またP検ではこれからの時代には必須の教養であるICTに関する知識を習得できます。ちなみにICTとは「Information and Communication Technology」の略で、インターネットなどの情報通信技術の総称です。

3級以上に挑戦すれば、さらなるICTスキルを身に付けることができるため、企業にとっては頼もしい人材になることができるでしょう。

P検4級合格者にできることは多い

基礎的な内容にはなりますが、P検4級でもかなり幅広いスキルを習得することが可能です。

例えば、コンピュータの基本用語や基本操作に関する知識が身に付きます。またパソコンに限らず、情報ネットワークや情報モラル、情報セキュリティなども学べる試験です。

昨今はコンプライアンスやサイバーセキュリティに対する意識が高まっているため、これらのスキルがあれば自らの市場価値を高めることにつながります。

またワープロを用いた文書作成や表計算ソフトの操作に関する基本的なスキルを身に付けることも可能です。

ICTを活用して問題解決ができる人材となるための入門的な内容が学べるため、これからICTに詳しくなりたいという人には良いでしょう。

P検4級の試験内容と範囲

語り合う人たち ここではP検4級の試験内容及び試験範囲を確認してみましょう。

ワードやエクセルなどマイクロソフトオフィスのスキルを高めたいという人には、MOS資格もおすすめです。

試験時間の配分も確認しよう

P検4級の出題内容及び試験時間は以下の通りです。

出題範囲 試験時間
タイピング 5分
コンピュータ知識 25分
情報ネットワーク 25分
情報モラルと情報セキュリティ 25分
ICTを活用した問題解決 25分
ワープロ 10分
表計算 10分

なお、上記の試験時間には、受験者情報の入力やテストの説明の確認、テスト画面の次ページへの切替などの時間は含まれていません。

「ICTを活用した問題解決」はプロフィシエンシー問題に区分され、1.2倍の配点ウェイトで採点がなされます。

また「ワープロ」及び「表計算」は、Word・Excelを用いた実技試験です。対応バージョンは2016・2013・2010・2007になります。

出題科目を詳しくチェック

以下ではそれぞれの出題科目の詳細を見ていきましょう。

タイピング

タイピングテストは5分間で行われます。出題文字数のうち、どれだけを入力できるかが試されるテストです。

テストでは日本語入力・英字入力のどちらかを選択できます。それぞれの出題文字数は、日本語入力では750文字、英字入力では1275文字です。得点は「入力文字数」÷「出題文字数」で計算されます。

ちなみに日本語入力でカウントされるのは、入力済みひらがなの文字数です。

コンピュータ知識

コンピュータ知識では以下のスキルが試されます。

  • コンピュータの基本用語の説明

  • コンピュータの起動・終了

  • 日本語入力システムやファイル・フォルダの基本的な利用・操作

  • 入力装置・出力装置・記憶装置の基本的な役割の説明

  • デジタル作品の概要の説明

  • コンピュータを用いた計測・制御の基本的な流れの説明

コンピュータ知識では、基本的なパソコンスキルに関する内容が幅広く出題されます。

情報通信ネットワーク

情報通信ネットワークでは以下のスキルが求められます。

  • インターネットの概念に関する説明

  • インターネットで利用できるサービスに関する説明

  • インターネットを用いた情報の検索・収集

  • 電子メールの基本的な送受信

情報通信ネットワークのテーマは「インターネット」です。また、電子メールのスキルも試されるため、日常生活で役立つスキルが習得できる科目と言えます。

情報モラルと情報セキュリティ

情報モラルと情報セキュリティで求められるスキルは以下の通りです。

  • 情報社会がもたらす課題や問題点に関する説明

  • 情報モラルの必要性に関する説明

  • 個人情報に関する説明

  • 情報セキュリティの重要性に関する説明

  • 知的財産権や肖像権に関する説明

情報モラルと情報セキュリティでは、コンプライアンスやサイバーセキュリティが注目される現代において有用な知識が身に付きます。

ICTを活用した問題解決

ICTを活用した問題解決では、以下のスキルが試されます。

  • 収集または与えられた情報・環境下における何らかの判断に基づいた意思決定

  • 相互に連関する要素から構成される体系・方式・組織などの解析及び設計

ICTを活用した問題解決能力の英訳は、ICTプロフィシエンシーです。検定名にも採用されている重要な科目で、配点ウェイトは他の1.2倍になります。

ワープロ

ワープロで試されるスキルは以下の通りです。

  • 文書の編集

  • 表の作成・編集

  • 図の挿入や図形の作成

  • ページや印刷の設定

ワープロでは、Wordの基本的な操作スキルが問われます。事務職や学生などにとっては有益なスキルと言えるでしょう。

かなり初歩的な内容なので、普段からWordを使っている人なら難なく正解できる内容です。

表計算

表計算では以下のスキルが試されます。

  • 表計算ソフトの操作

  • グラフの使用・編集

  • 計算式や関数の利用

  • ページ設定及び印刷の設定

表計算でExcelの基本的な操作スキルが試されます。こちらも事務職や学生などに有益です。自宅で家計簿をつけるのにも役立つでしょう。

これはワープロにも言えることですが、P検では2010や2007といったMOSでは扱わないバージョンを使用できるため、それらのスキルを身に付けたい場合におすすめです。

実用性抜群のMOS受験もおすすめ

P検では、準2級以下で「ワープロ」「表計算」、2級で「プレゼンテーション」が出題カテゴリーに含まれます。それぞれWord・Excel、PowerPointのスキルを用いた実技試験です。

このようにP検でもマイクロソフトオフィスの活用スキルを習得することはできますが、マイクロソフトオフィスをメインに学びたいならMOSを受験するのも良いでしょう。

マイクロソフトスペシャリスト(MOS)は、マイクロソフト社公認の国際資格です。ワードやエクセルなどマイクロソフトオフィスに特化したベンダー資格のため、P検4級よりも実用的な内容が学べます。

マイクロソフトオフィスはあらゆる職場で利用されているため、MOSを取得すれば就職・転職で一定の評価を得ることが可能です。

P検の試験制度を確認しよう

パソコンを見る二人 以下ではP検の試験制度について解説します。

受験資格は不問

基本的にP検には受験資格がありません。ただし、P検1級に関しては2級合格者のみが受験できます。

2級以下に関しては受験資格はないため、パソコンスキルに自信のある人は、いきなり2級に挑戦するのも良いでしょう。

本格的に仕事に活かせるのは3級以上なので、これからパソコンの勉強を始めるという場合でも、じっくり対策して準2級や3級を取得するのもおすすめです。

このように、P検の各級は目的やスキルレベルに応じて取得できるよう設計されており、自分に合ったレベルから始めることで、スムーズにスキルアップを図ることが可能です。

PASS認定校で申し込む

P検は、全国のPASS認定校にて受験します。最寄りのPASS認定校を公式サイトより選びましょう。なお、試験日程はPASS認定校によって異なります

申し込みは試験会場へ直接行って下さい。申し込み方法は、電話もしくはメールです。

最寄りのPASS認定校はこちらから検索してください。

試験日・試験会場は非常に融通が効く

P検は各PASS認定校にて随時、試験が行われています。試験日は会場により様々です。ほぼ毎日どこかで試験があると言って良いでしょう。

PASS認定校は全国に約1,400箇所存在します。P検は試験日及び試験会場の融通が利くため、受験しやすい試験と言えるでしょう。

思い立ったらすぐに挑戦することが可能です。また不合格になった場合でも、近いうちに再挑戦することができます。

試験に関する問い合わせは、最寄りのPASS認定校ではなく、P検事務局へ行ってください。

一般受験料金は3,000円・学割価格は1,500円

P検4級の受験料は、一般価格(社会人・大学生)が3,060円、学割価格(高校生以下)が1,530円です。

高校生以下は半額の料金で受験できるため、気軽に挑戦できる良心的な試験と言えるでしょう。ちなみにMOS資格の受験料は1万円ほどかかるため、P検4級は比較的受験料の安い試験です。

ちなみに受験料は試験当日に持参して支払います。

合格発表はその場で行う

P検はCBT方式で実施されます。Computer Based Testing(CBT)とは、コンピュータを用いて解答する試験形式のことです。

CBT方式ではコンピュータによって素早い情報処理がなされるため、随時試験を実施することが可能になります。

また合否発表に関しても、準2級・3級・4級では試験終了直後に開示されます。合格証書もしくは不合格通知書に関しては、約1週間後の発送です。

1級・2級では、受験日から約2週間後に合否通知が郵送されます。

P検4級の勉強方法は?

腕を組む少年 P検4級の対策を行う際は、以下の内容を参考にしてください。

独学も挑戦できる

P検は独学でも合格が可能な試験です。準2級まで出題されるタイピングに関しては、毎日コツコツ練習することでスピードと正確性を高めれば、十分合格が目指せます。

ただし、P検1級・2級などの上級になると、特にパソコン初心者の場合は、独学では行き詰まることもあるでしょう。

一方でP検4級なら、パソコン初心者でも合格が可能です。試験内容は中学生向きの基礎的なものなので、問題集などを活用してきちんと対策を行えば、大抵の場合は合格することができます。

また、4級合格後は自信をつけて次の級へ挑戦することもおすすめです。一つ一つの級をクリアしていく過程で、自分のパソコンスキルの成長を実感できるでしょう。

タイピング練習は無料練習ソフトでできる

タイピングテストの対策に関しては、公式サイトの「無料タイピング練習」を活用するのも良いでしょう。

ホームポジションを意識しながら正確な指使いをマスターする練習から始め、日本語入力や英語入力などの実践練習に進むのがおすすめです。

無料タイピング練習は、こちらから利用することができます。

また以下の紹介するようなP検の対策テキストも多数存在するため、テキストを用いて試験対策を行うのも良いでしょう。

勉強に役立つテキスト・問題集を紹介!

P検の独学におすすめのテキストは、「P検合格シリーズ」です。P検のオフィシャル教材で、1級から4級までのテキストがそれぞれ存在します。

出題カテゴリーをLesson別にセミナー形式で学習できるため、苦手分野をピンポイントで対策することも可能です。完成物の作成を通して、P検合格に必要なスキルが自然と向上していきます。

ちなみにP検4級のテキストの価格は2,200円(税込)です。

P検対策講座の利用もあり

P検の試験対策を独学で行うことに限界を感じる場合もあるでしょう。特にパソコンに馴染みのない人であれば、比較的易しい4級と言えど不安を覚えることもあるはずです。

その場合は、P検対策講座を利用することをおすすめします。3ヶ月程度でP検4級の対策を行える講座も存在するため、独学でダラダラやるよりも短期集中で取得するべきです。

例えばアビバ(Aviva)などのP検対策教室では、P検合格に特化した試験対策が可能です。こうした対策講座のスケジュールに沿って勉強すれば、誰でも質の高い試験対策が行えます。

過去問の代わりにP検の無料模擬試験を活用しよう

残念ながらP検の過去問は存在しません。ただし、こちらもオフィシャル教材である「P検合格シリーズ」ドリルなどの問題集を用いれば、問題演習をこなすことは可能です。

またP検の公式サイトでは、2級〜4級の模擬試験を3回分ダウンロードすることができます。

ちなみにP検対策講座を受講している場合は、十分な実践練習の機会が与えられるでしょう。独学の場合は、過去問の代わりに問題集や模擬試験を活用するのがおすすめです。

P検4級についてまとめ

P検4級についてまとめ

  • P検3級以上を取得するための第一歩
  • 過去問はないため問題集・模擬試験で代用
  • 対策講座を利用するのもおすすめ

今回はP検4級について詳しく解説しました。

P検4級では中学生レベルの基礎的なパソコンスキルが身に付きます。これからパソコンを勉強したいという人におすすめです。就職・転職などで有用なのは3級以上のため、P検4級を第一歩とするのが良いでしょう。

4級であれば独学でも合格可能です。タイピングテストの対策には、公式サイトの「無料タイピング練習」を利用しましょう。独学が不安な人は、対策講座の活用もおすすめです。

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