オラクルマスターってどんな資格?難易度や受験料・問題内容まで全て解説します!

更新日時 2020/05/30

オラクルマスターってどんな資格なの?

それぞれのグレードの難易度はどのくらい?

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

オラクルマスターはデータベース技術者向けの資格です。オラクル製品の活用スキルが試されます。

オラクル製品は日本で大きなシェアを誇るため、取得すれば仕事上でかなりの好影響があるでしょう。

今回はオラクルマスターについて、難易度や試験内容、受験料などを解説します。

これを読めば、オラクルマスターの全体像がよく分かるはずです。

オラクルマスターについてざっくり説明すると

  • ゴールドまでは40時間程度の勉強で合格できるレベル
  • プラチナはIT系資格の中でも有数の難易度
  • 受験料は13,600円〜
目次
  • オラクルマスターってどんな資格?

  • オラクルマスターの難易度

  • 試験内容を詳しく解説!

  • オラクルマスターの取得のメリットは?

  • オラクルマスターの勉強法は?

  • 試験日程・会場・申し込み方法など試験情報を確認しよう

  • オラクルマスターと合わせて取りたいおすすめ資格

  • オラクルマスターについてまとめ

オラクルマスターってどんな資格?

上を見る犬 オラクルマスターは「Oracle Database」の管理スキルを測る資格試験です。

またオラクルマスターの勉強では、SQLの基礎知識を身に付けることもできます。SQLとは「Structured Query Language」の略語で、リレーショナルデータベース(RDB)を扱うためのコンピュータ言語です。

つまりオラクルマスターは、RDBに関する幅広い知識が問われる試験と言えるでしょう。

オラクルマスターはデータベース技術者に必要なスキルを証明する資格

オラクルマスターでは「Oracle Database」に関する最新の技術を習得することができます。オラクルマスターを取得したデータベース技術者は、自身のスキルを客観的に証明することが可能です。

オラクルマスターの試験勉強を通して、データベース管理に必要な知識を体系的に学ぶことができるため、仕事の幅を広げることにつながります。

具体的には日常業務に新機能を取り入れたり、プロジェクトを立ち上げたりすることができるでしょう。

受験者数等の詳細なデータは公表されていませんが、資格保持者の総数は26万人以上と言われる人気資格の一つです。

ちなみにオラクルマスターにはBronze、Silver、Gold、Platinumの4グレードがありますが、この体制になったのは2003年の制度改定以後のことになります。

主催団体は日本オラクル社

オラクルマスターの主催団体は日本オラクル社です。日本オラクル社はアメリカのオラクルコーポレーションの日本法人であり、国内を拠点にソフトウェア製品の販売をはじめとする様々なサービスを展開しています。

ちなみにオラクルはマイクロソフトとIBMに並ぶ世界三大ソフトウェア会社で、主力製品であるOracle Databeseを中心に世界で高いシェアを誇る会社です。

日本のリレーショナル・データベース管理ソフトウェア市場では、Oracle製品が1993年以来トップのシェアを続けており、その数は全体の約50%に及びます。

世界に通用するOCPとの連携も

オラクルマスターでは、データベースの管理や運用に関するスキルに加え、データベースを扱う上で重要なSQLに関しても学びます。取得することでデータベース技術者に必須のスキルを体系的に習得できる試験です。

またオラクルマスターは基本的に日本国内向けの資格ですが、2013年の制度改革以降は国際資格であるOracle Certification Program(OCP)との連携が行われています。

OCPの同時認定が受けられる

オラクルマスターの各グレードに合格すると、それぞれに対応するOCPのグレードも同時に認定されます。以下がオラクルマスターとOCPの対応表です。

オラクルマスター OCP
Silver Oracle Certified Associate
Gold Oracle Certified Professional
Platinum Oracle Certified Master

このシステムによって、オラクルマスターを取得すれば世界にデータベース技術者としてのスキルを証明することが可能になります。

オラクルマスターの難易度

旅行に出かける少女 ここではオラクルマスターの難易度を、合格率及び勉強時間の観点から考察してみましょう。

合格率は非公開だが受験者数は多い

オラクルマスターの合格率は公表されていません。受験者数などのデータも非公表のため、合格率を推定することもできません

ただし、オラクルマスターの資格保持者は26万人以上存在するということは公式サイトから確認できます。

オラクルマスターの合格基準

参考までに各グレードの合格基準を見てみましょう。

グレード 試験 合格基準
Bronze Bronze SQL基礎I 70%
12c SQL基礎 65%
Bronze DBA12c 70%
Silver Oracle Database 12c Administration 64%
Gold Oracle Database 12c: Advanced Administration 60%

中には70%以上の正答率が必要な試験もあり、合格基準の設定は比較的高いと言えるでしょう。

勉強時間は20時間以上確保しよう

ブロンズ、シルバー、ゴールドの各グレードを取得するには、それぞれ20〜40時間程度の勉強が必要と言われています。

一方で実技試験であるプラチナの難易度は圧倒的に高く、勉強時間の目安は350時間程度です。

またゴールド及びプラチナに関しては、試験を受験する前に研修を受けなければならないので、その分の時間が上記にプラスされます。

ただしこれらの勉強時間はあくまで目安です。必要な勉強時間は各人で異なります。例えば、全くのデータベース初心者の場合、合格までに半年を要することもあるでしょう。

一方で経験方法なデータベース技術者であれば、上記より短い時間で合格できる可能性もあります。

一般的にゴールドまでは比較的短い時間で取得できるため、年齢や性別を問わず様々な人が毎年オラクルマスターに挑戦しています。

試験内容を詳しく解説!

スマホを見る女性 ここからは各グレードの試験内容について詳しく解説していきます。

ブロンズ

ブロンズは、データベース管理者の業務に必要な一連のスキルを証明する資格です。エンジニアにとっては当たり前の内容がですが、Oracleに馴染みのない人には難しい試験だと言えます。

ブロンズを取得するには「Bronze SQL基礎I 」もしくは「12c SQL基礎」のどちらかに合格した上で、「Bronze DBA12c」試験に合格しなければなりません。

Bronze SQL 基礎Ⅰの出題内容

Bronze SQL 基礎Ⅰの出題内容は以下の通りです。

出題項目 内容
基本的なSQL Select文の作成 SQL SELECT文の機能理解及び基本操作など
単一行関数 SQLに使用する関数の説明及び使用など
グループ関数を使用したデータの集計 使用可能なグループ関数の理解及び使用など
データ操作 データ操作言語(DML)の理解及び実行
データの制限およびソート 問合せで取得される行の制限及びソート
複数の表からのデータの表示 等価結合・非等価結合を用いたSELECT文の記述など
副問合せを使用した問合せの解決 副問合せのガイドライン理解及び構文記述など
オブジェクトの作成および管理 表の作成や制約の作成・保守など

試験時間は90分で、出題数は40問になります。合格ラインは70%です。

12c SQL 基礎の出題内容

12c SQL 基礎では以下の内容が出題されます。

出題項目 内容
概要 Oracle Database 12cの機能やリレーショナル・データベースの理論面・物理面の説明など
データの制限とソート 問合せで取得する行の説明及びソートなど
変換関数と条件式の使用 SQLで用いる変換関数の説明やSELECT文における条件式の適用など
結合の使用による複数の表のデータの出力 等価結合・非等価結合を用いたSELECT文の記述など
DML文の使用による表の管理 データのTruncateや表の行の挿入・更新など
SQLのSELECT文の使用によるデータの取得 SELECT文の機能説明及び基本操作の実行
単一行関数の使用による出力のカスタマイズ 文字・数字・日付関数のSELECT文での使用など
グループ関数の使用による集計データのレポート グループ関数の識別や使用についての説明など
副問合せの使用による問合せの解決 副問合せの定義や集合演算子の使用など
データ定義言語の概要 主なデータベース・オブジェクトの分類や表の構造についての説明など

試験時間は120分で、出題数は75問になります。合格ラインは65%です。

Bronze DBA12cの出題内容

Bronze DBA12cの出題内容は以下の通りです。

出題項目 内容
Oracleデータベース管理の概要 RDBの構造及びSQLの使用方法の説明など
Oracle Enterprise Manager Database Express およびSQL管理ツールの使用 Enterprise Manager Database Express の起動や使用方法の説明など
Oracleインスタンスの管理 Oracleインスタンスの起動及び停止や構成に使用するパラメータの表示・変更など
ユーザーおよびセキュリティの管理 ユーザー及ぶロールの作成・管理など
データベースの監視およびアドバイザの使用 パフォーマンス・アドバイザを用いたデータベース・パフォーマンスの最適化など
Oracleデータベースのインストールおよびデータベースの作成 Oracleデータベースの作成及びソフトウェアのインストール
Oracle Network環境の構成 Oracle Networkの説明やリスナー制御ユーティリティの使用など
データベース記憶域構造の管理 データベース記憶域構造の確認・作成・管理など
スキーマ・オブジェクトの管理 データベースのバックアップ作成及び管理やフラッシュバック機能の使用など
Oracleデータベース・ソフトウェアの管理 最新バージョンのソフトやパッチを用いたOracleデータベース・ソフトウェアの更新など

試験時間は120分、出題数は70問になります。合格ラインは70%です。

シルバー

シルバーは大規模データベースの管理者が対象で、バックアップやリカバリなどの必須スキルを持っているかどうかを試されます。

シルバー以上の試験に合格するには実務経験がないと厳しいとされており、難易度の高い試験と言えるでしょう。

シルバーはOracle Database 12c Administration試験に合格することで取得できます。受験資格はブロンズの合格です。

Oracle Database 12c Administrationの出題内容

Oracle Database 12c Administrationの出題内容は以下の通りです。

出題項目 内容
Oracle Databaseのアーキテクチャの確認 アーキテクチャ・コンポーネントの列挙やメモリー構造の説明など
Oracle Databaseインスタンス 初期化パラメータ・ファイルの理解やOracleデータベース・インスタンスの起動及び停止など
データベース記憶域構造の管理 表のデータのブロックへの格納方法の説明や表領域の作成・管理
領域の管理 Oracleデータベース・サーバが自動で行う領域管理方法の説明など
データの並行性の管理 ロック・メカニズムとOracleによるデータ並行性の管理方法の説明など
バックアップとリカバリの概念 チェックポイント・REDOログファイル・アーカイブログファイルの重要性に関する説明
データベースのバックアップの実行 一貫性のあるデータベースのバックアップや増幅バックアップの作成
データの移動 データの移動方法やOracle Data Pumpの一般的なアーキテクチャの説明など
パフォーマンスの管理: SQLチューニング SQLチューニング・アドバイザの使用
DBCAの使用によるOracle Databaseの作成 DBCAを使用したデータベース作成スクリプトの生成・管理
DBAASの概要 DBaaSインスタンスの理解やユーザー認証・ロールなど
Oracle Databaseの管理ツール データベース管理ツールの使用
Oracleネットワーク環境の設定 Oracle Net Serviceやクライアント側ネットワークの設定など
ユーザー・セキュリティの管理 データベース・ユーザー・アカウントやロールの作成及び管理など
UNDOデータの管理 DML・UNDOデータの生成の説明やUNDO保存の設定など
Oracle Database監査の実装 標準的なデータベース監査・統合監査の有効化
バックアップとリカバリの設定 高速リカバリ領域及びARCHIVELOGモードの設定
データベースのメンテナンスの実行 サーバーが生成したアラートの使用
Oracle Schedulerの使用によるタスクの自動化 Oracle Schedulerを用いた管理タスクの簡素化やジョブ・チェーンを用いた関連タスクの実行など
Oracle Databaseソフトウェアのアップグレード データ移行方法やアップグレード・プロセスの説明

このようにシルバー以降の試験範囲は専門的で量も膨大にあります。

Oracle Database 12c Administrationの試験時間は120分で、出題数は67問です。合格には64%以上の正答率が必要になります。

ゴールド

ゴールドでは構築やリカバリに加え、チューニングの知識も必要です。それらデータベースの技術要素に関する幅広い知識を駆使し、適切な状況判断が行えるかが試されます。

また試験の前には「オラクル認定コース」というワークショップを1つ以上受講する必要があります。

受講後、Oracle Database 12c: Advanced Administrationに合格すれば、無事ゴールドに認定されます。

Oracle Database 12c: Advanced Administrationの出題内容

ゴールドの出題内容は以下の通りです。

出題項目 内容
バックアップとリカバリ Oracleにおけるバックアップとリカバリの説明など
リカバリ能力の構成 RMANの設定の構成・管理や高速リカバリ領域の設定など
バックアップ計画の実装 RMANの様々なバックアップ・タイプ及び計画の使用
RMAN バックアップ・オプションの設定及び非データベース・ファイルのバックアップの作成 バックアップを向上させる方法の使用や非データベース・ファイルのバックアップを実行
障害の診断 自動診断ワークフローの説明及びブロックの破損の処理
RMAN を使用したファイルのリカバリ SPFILE・制御ファイル・REDOログファイルのリカバリの実行など
フラッシュバック・テクノロジの使用 フラッシュバック・テクノロジの説明やそれを用いたデータの問合わせなど
データの転送 トランスポータブル表領域及びデータベースの概念の説明・使用
RMAN の操作の監視と調整 RMANのパフォーマンスの調整
マルチテナント・コンテナ・データベースとプラガブル・データベースの作成 CDBの設定・作成や異なる方法でのPDBの作成
CDB と PDB の記憶域の管理 CDB・PDBを用いた永続表領域と一時表領域の管理
可用性の管理 CDBとPDBのバックアップの実行など
データ の移動、セキュリティ操作の実行、他の O racle 製品との統合 データポンプやSQL Loaderの使用など
基本的なバックアップとリカバリの実行 NOARCHIVELOGデータベースのバックアップ・リカバリ
RMANリカバリ・カタログの使用 RMANリカバリ・カタログの作成・使用・保護
バックアップの実行 完全及び増幅バックアップの実行・管理
RMAN 暗号化バックアップの使用 RMAN 暗号化バックアップの作成
リストアおよびリカバリ操作の実行 インスタンス・リカバリの説明・調整や完全リカバリと不完全リカバリの実行
Oracle Secure Backup の使用 Oracle Secure Backup の設定・使用
フラッシュバック・データベースの使用 フラッシュバック・データベースの構成・実行
データベースの複製 データベースを複製するための手法の選択など
マルチテナント・コンテナ・データベースとプラガブル・データベースのアーキテクチャ プラガブル・データベースのプロビジョニングの説明など
CDBとPDBの管理 CDB・PDBに対する接続の確立やパラメータ値変更の影響の評価など
CDB と PDB でのセキュリティの管理 共通ユーザー・ローカルユーザーや共通権限・ローカル権限の管理など
パフォーマンスの管理 CDBとPDBを用いた操作・パフォーマンスの監視など

試験時間は120分で、出題数は80問です。60%以上の正答率が合格ラインになります。

プラチナ

最上位であるプラチナを取得すれば、データベース技術者の中ではエリートの部類と言えるでしょう。

プラチナを取得するには以下の手順を踏む必要があります。

  • ORACLE MASTER Gold Oracle Database 12cを取得

  • オラクル認定コースを2つ以上受講

  • ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 12c 実技試験に合格

ちなみにプラチナの実技試験は、二日間(両日とも9:30am〜7:30pm)で行われます

ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 12c 実技試験の出題内容

実技試験には8つのスキルセットがあり、それぞれで合格ラインが設定されています。詳細は以下の通りです。

スキルセット 合格ライン
一般的なデータベースとネットワークの管理 60.29%
データベースの可用性の管理 46.93%
データ・ウェアハウスの管理 34.14%
データの管理 33.92%
パフォーマンスの管理 39.13%
Data Guard 43.39%
Grid Infrastructure 53.84%
Real Application Cluster Database 37.83%

また合格するには全体で59.95%の正答率に達する必要があります。試験では各人に専用サーバーが割り当てられ、高度で実践的な内容が問われます。

「g」や「c」ってどういう意味?

オラクルマスター試験の名前の最後には「g」や「c」などがついています。「g」は「グリッド・コンピューティング」、「c」は「クラウド・コンピューティング」の頭文字です。

よって今回紹介している全ての試験は、クラウド・コンピューティングに関する試験ということになります。

オラクルマスターの取得のメリットは?

伸びをする女 オラクルマスターは知名度の高い人気資格のため、取得すれば様々なメリットが得られます。

シェアNo.1のオラクルのスキルは実用性抜群

日本のRDB管理ソフトウェア市場において、オラクル製品のシェアは1993年以来ずっと一番です。そのため、オラクルデータベースの活用スキルは多くの職場で役立ちます。

オラクルマスターは専門性の高い資格のため、特にシルバー以降は就職後に実務経験を積んでから取得するのが一般的です。

また、オラクルマスターは高度な専門性を有するエンジニア資格と言えるため、取得することによって転職にも有利に働きます。有望なポストへの起用も現実的と言えるでしょう。

さらに国際資格であるOCPとも連携しているため、取得すればグローバルに活躍することが可能です。

高収入のエンジニアも目指せる

オラクルマスターは一般職向けではなく、エンジニア向けの資格です。取得すればオラクル社のリレーショナルデータベースを使用している会社で、データベース管理者として活躍することができます。

企業のデータベース管理におけるリーダー的なポジションにつくため、安定した収入が期待できるでしょう。

ちなみにオラクルマスター取得者の平均年収は400万〜600万円と言われています。これは日本人の平均年収以上の水準です。

さらに、プラチナを保有するエンジニアになると年収1,000万円を超える場合もあります。オラクルマスターを取得すれば、最低でも平均以上の年収が見込めるため、経済的なメリットは大きい資格と言えるでしょう。

一度で合格できなくても成長がある

オラクルマスターは、たとえ不合格になったとしてもメリットのある資格と言えます。試験勉強を通じてオラクル製品の活用スキルは確実に向上すると考えられるからです。

また一度試験対策を行えば、そこで得た知識やスキルは次回の試験において大きなアドバンテージになります。そのため、諦めずに次の受験で合格を目指しましょう。

幸いオラクルマスターは受験機会の多い試験です。試験は基本的にCBT方式で行われるため、全国の会場で随時受験できます。

さらにBronze SQL基礎Iと12c SQL基礎に関してはオンライン試験となるため、自宅で受験することが可能です。

面接やエントリーシートでも評価される

オラクルマスターは仕事で活かすことのできる実用的な資格です。そのため、現職での活躍はもちろん、就職や転職にも有利な資格と言えます。

IT業界をはじめ、履歴書にオラクルマスターを記載することで高評価を得られる業界は多いです。また面接やエントリーシートにおいても良いアピールができるでしょう。

面接やエントリーシートではオラクルマスターを取得しようと思った経緯なども交えてアピールすると、高評価を得られる可能性が高まります。

オラクルマスターの勉強法は?

手をいっぱいに広げる女 オラクルマスターの試験勉強には以下の内容を参考にしてください。

独学での挑戦は可能?

オラクルマスターに独学で合格することも可能です。ただしオラクルにある程度馴染みのある人でないと厳しいでしょう。

独学で合格を目指すなら、まずは参考書などで構文などの知識をインプットすることから始めます。参考書は3周程度読み返すと良いでしょう。

ある程度基本知識を理解できたら、次は問題集に取り掛かります。問題演習では試験問題に慣れるということが最重要です。

また、実際にオラクル製品を使用しながら勉強すれば、実践的なスキルを身に付けることができます。

こうした勉強を行うことで独学での合格できる可能性があります。特にブロンズは独学でも比較的合格しやすい試験です。

対策講座も有効活用しよう

特にシルバー以上になると、オラクルマスターの独学に限界を感じる人も多いでしょう。独学に不安を覚えるなら、対策講座の活用がおすすめです。

一からオラクルマスターの試験対策が行える初心者向けの講座も存在するため、一人で悪戦苦闘するよりもプロの講師に習う方が効率的だと言えます。

受講料はかかりますが、何度の不合格になって受験料を浪費することを考えれば、対策講座の利用は合理的な選択です。

中には個別指導形式の講座もあるため、自分のレベルや予定に合わせながら、確実に理解を深められます。

具体的には、以下のような対策講座があります。

講座名 受講料 場所
KENスクール ORACLE MASTER Bronze講座 174,000円 新宿・池袋・北千住・横浜・梅田・名古屋・札幌
Tech Teacher サブコース 1時間:8,500円 家庭教師

通信講座を利用すれば働きながらでも合格できる

多忙で勉強時間が満足に取れない社会人には通信講座の利用がおすすめです。

通信講座なら自宅や通勤時間に勉強ができるため、帰宅後の数時間やスキマ時間を有効活用することができます。

2万円以下の低価格でブロンズレベルから丁寧な対策が行えるコスパの良い通信講座も存在するため、働きながら試験勉強を行う際にはぜひ利用してみましょう。

通信講座としては以下の講座がおすすめです。

講座名 受講料
ナレッジサーブ ネット講座で安心!Oracle Master GOLDまでサポートします 13,371 円

おすすめのテキスト・問題集を紹介

オラクルマスターの試験対策におすすめの参考書は、「ORACLE MASTER Bronze[Bronze DBA 12c]完全詳細+精選問題集」です。価格は3,564円で、SBクリエイティブから出版されています。

ブロンズの試験範囲に関する網羅的かつ丁寧な解説と262問もの模擬問題が収録されたボリューム満点の参考書です。

日本オラクル認定インストラクターが執筆しているため、内容のクオリティは間違いありません。

インプットとアウトプットの両方をこれ一冊で行えるため、独学でも充実した試験対策を行うことが可能です。

無料勉強サイトも活用しよう

オラクルマスターの問題演習が無料で行えるサイトも存在します。サイトによって問題内容が異なるため、用途に応じてサイトを使い分けることが重要です。

各サイトの名称及び問題内容は以下の通りになります。

サイト名 問題内容
OraBro Oracle Master Bronze SQL基礎I
オラクルマスターへの道 Bronze DBA 12c・Oracle Database 12c Administration
Ping-t 12c SQL基礎

特にブロンズ・シルバーの対策に関しては、上記のサイトを利用すれば十分な問題演習が可能です。

過去問演習もして本番試験に慣れよう

オラクルマスターでは公式による過去問の公開は行われていません。また過去問題集と銘打たれたテキストも存在しないようです。

過去問を手に入れたい場合は「オラクルマスター(ORACLE MASTER)過去問題」というサイトを利用しましょう。このサイトでは一部ではありますが、解説付きの過去問を閲覧することができます。

またBronze DBA 12cに関しては公式サイトでサンプル問題が公開されているので、一度解いてみましょう。

こうした問題を活用して問題形式に慣れることは重要です。さらに参考書の読み込みや実際にオラクル製品を使ってみることも実力アップに効果的と言えます。

試験日程・会場・申し込み方法など試験情報を確認しよう

勉強する子供 ここからはオラクルマスターの受験に必要な基本情報をお伝えします。

随時試験は実施

オラクルマスターは全国の会場で随時試験を受けることが可能です。申し込みも随時行われています

そのため、たとえ試験を不合格になったとしてもすぐに再挑戦することが可能です。再受験は年に5回まで認められています。

このように受験のチャンスが多いことも、オラクルマスターの魅力の一つです。再受験の際は後述する再受験ポリシーに注意しましょう。

申し込み方法は複数存在

試験の申し込みは試験日の数ヶ月前から可能で、空席があれば当日申し込みもできます。休日は満席の恐れがあるため、早めに申し込むようにしましょう。

申し込みは基本的にピアソンVUE社経由で行います。その際にはピアソンVUEアカウント及びOracle.comのアカウントが必要です。

またプラチナの実技試験及び一社試験に関しては、Oracle Universityコールセンターに電話で申し込みを行います。

さらにテストセンターによっては直接申し込みが可能な場合もあります。

申し込みの流れ

まずはピアソンVUE社のホームページでアカウント登録を行い、「Oracle Tesiting ID」を入手します。

続いてオラクルのウェブサイトでOracle.comアカウントを取得し、CertView(オラクル認定システム)の初回認証作業を行ってください。

それらが済めば試験予約が行えます。Web上で受験日及び試験会場を選択しましょう。

ピアソンVUEアカウントの作成は、こちらで行うことができます。

支払い方法も多数

受験料の支払い方法は、基本的には以下の2通りです。

  • 試験予約時にピアソンVUE社へ直接支払う

  • オラクルユニバーシティが発行する「受験チケット」を購入する

またテストセンターに直接申し込んだ場合は、当日の現金支払いが可能なこともあります。

受験チケットを購入する際の支払い方法は、銀行振込・Learning Credits・クレジットカードの3通りです。

ちなみに個人での購入に関してはクレジットカードが推奨されています。受験チケットが手元に届くまでには、申し込もから3営業日以上かかるため、余裕を持って手配するようにしましょう。

受験料はオンライン受験と会場受験で異なる

オラクルマスターの受験料は、グレードではなく会場試験かオンライン試験かによって料金が異なります。詳細は以下の通りです。

会場試験 オンライン試験
26,600円(税抜) 13,600円(税抜)

なお、オンライン試験はBronze SQL基礎Iと12c SQL基礎の二つになります。それ以外は全て会場試験です。Bronze DBA12cは会場試験になるので注意しましょう。

オンライン試験は、ピアソンVUE社で試験予約を行えばすぐに受験することが可能です。ただし予約から48時間以内に受験しないと予約が無効になるため気をつけましょう。

受験料割引キャンペーンも利用しよう

「再受験無料キャンペーン」などのキャンペーンを利用すれば、お得にオラクルマスターを受験することが可能です。

再受験無料キャンペーンでは、申し込み時にプロモーションコードを入力すると、その試験を不合格となった場合に無料で同一試験を受けられます

ただし、1回目と2回目それぞれの受験を指定の期間内に終了する必要があるため、キャンペーン期間をよく確認しておきましょう。

なお、プラチナの実技試験に関しては当キャンペーンの対象外となります。

割引受験チケットも存在

受験チケットは公式サイトではなく楽天市場などでも購入することが可能です。

公式サイトで買うよりもいくらか割安になることもあるので、少しでもお得に受験したい場合は探してみましょう。

具体的にはオンライン試験の場合は1,200円程度、会場試験の場合は2,400円程度安い値段でチケットを入手することが可能です。

試験会場は全国各地に

オラクルマスターの会場試験は、全国各地のピアソンVUE社テストセンターで受験することができます。テストセンターは北海道から沖縄まで全国に多数存在するため、近隣の会場を選びましょう。

一方で実技試験はトレーニングキャンパス赤坂(2020年度)で行われます。受験の際は事前に会場の場所をよく確認しておき、間違えたり遅れたりすることがないよう注意しましょう。

ちなみにオンライン試験をピアソンVUE社テストセンターで受験することも可能です。その場合もオンライン試験用の受験チケットが使えるため、受験料は半額の13,600円になります。

レベルごとに受験資格が課される

オラクルマスターの受験資格は各グレードによって異なります。受験資格の詳細は以下の通りです。

グレード 受験資格
ブロンズ なし
シルバー ブロンズの合格
ゴールド シルバーに合格・要履修コース(1クラス)を受講
プラチナ ゴールドに合格・要履修コース(2クラス)を受講

各試験は下位試験に合格できる実力があることを前提に設計されているため、これらの受験資格は妥当なものと言えるでしょう。

なお、ゴールド及びプラチナに関しては、試験合格後に要履修コースの修了申請が必要です。

試験はCBT方式で実施

オラクルマスターの試験はCBT方式で行われます。CBTとは「Computer Based Testing」の略語で、コンピューターを用いて受験する試験のことです。

オラクルマスターではマウスによる選択問題が出題されます。ただし実技試験だけは例外です。

合否の発表・合格証書の申請方法

オラクルマスターの試験は基本的にCBT方式で行われるため、合否は試験終了直後に画面上で確認できます

このような高速合否判定はコンピュータで行うCBT方式ならではの特徴です。

合格証に関しては新認定システム(CerView)上で、PDF形式の認定証がダウンロードできます。またEmailで資格証明書の配送手配を行うことも可能です。

資格が認定されると申し込みフォームのURLが記載されたメールが送られてくるので、そちらから申請を行って下さい。

再受験制度にも注意しよう

オラクルマスターを複数回受験する場合は、以下の再受験ポリシーを遵守する必要があります。

  • 同一科目に関する2回目以降の受験については、「前回の受験日を含め14日間」は再受験ができない

  • オンライン受験の場合は14日間を待たずに受験が可能

  • すでに合格した試験を再受験することはできない

  • ベータ試験の再受験はできない

  • 同一科目を年に5回以上受験することはできない

  • Master Assignmentに関する不合格の通知を受け取った場合は、30日以内にMaster Assignmentを再提出する必要がある

上記のように無制限に再受験が認められているわけでないので、一度の受験で合格するのが望ましいと言えます。

履歴書での書き方は?

オラクルマスターを履歴書に書けば、就職や転職では良いアピールになります。履歴書に書く際は必ず正式名称を使用するようにしましょう。

例えばオラクルマスターのブロンズを取得した場合、「○月△日 ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c 取得」のように記載します。他のグレードの場合も同様に書きましょう。

オラクルマスターと合わせて取りたいおすすめ資格

こちらを見る女性 オラクルマスターにおける各グレードの偏差値は以下の通りです。

グレード 偏差値
ブロンズ 50
シルバー 55
ゴールド 65
プラチナ 67以上

上記を参考に似た難易度のIT関連資格を合わせて取得すれば、スキルアップ及びキャリアアップに効果的です。

Javaプログラミング能力認定試験1級

Javaプログラミング能力認定試験は、プログラミング言語の一つであるJavaに関するスキルを測る試験です。

1級はオラクルマスターブロンズと同程度の難易度と言われているため、合わせて取得することをおすすめします。

アプリケーションなどの開発に関する実用的なスキルが身に付くため、仕事の幅を広げることができるでしょう。

MOSエキスパート

マイクロソフトスペシャリスト(MOS)は、ワードやエクセルなどマイクロソフトオフィスの活用スキルを測る試験です。

マイクロソフト社公認の国際資格のため、日本国内だけでなく世界的にスキルを証明することができます。

マイクロソフトオフィスはあらゆる職場で活用されているため、MOSを通じてワードやエクセルのスキルを向上させることはキャリアアップにつながるでしょう。

MOSにはスペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)の2つがありますが、エキスパートがオラクルマスターブロンズと同程度の難易度と言われています。

CAD技術者検定1級・準1級

CAD技術者検定は、コンピュータを用いた設計支援ツールであるCADの活用スキルに関する資格です。

CAD技術者検定の1級・準1級の難易度は、オラクルマスターのシルバーと同程度で、一般的には比較的易しい試験と言われています。

CADの活用スキルがあれば立体的なモデリングができるようになるため、これからの時代には需要の高い資格です。

日商マスター

日商マスターは情報通信技術一般に精通し、かつ最新の情報ツールを活用する能力を持つIT人材の育成を目的とした制度です。

日商マスターの難易度はオラクルマスターゴールドと同程度であり、比較的難しい試験と言えるでしょう。

2019年3月時点で日商マスターは102名しか存在しないため、希少価値の高さがうかがえます。

ITサービスマネージャ試験(SM)

ITサービスマネージャの役割は、業務の改善を通じてITサービスにおける安全性と信頼性を向上させ、IT投資効果を最大化することです。

その難易度はオラクルマスターのプラチナと同程度と言われています。

IT系国家資格の最高峰である高度情報技術者試験の一つに数えられる難関試験です。ちなみに受験資格はないため、誰でも受験が可能です。

オラクルマスターについてまとめ

オラクルマスターについてまとめ

  • ブロンズは独学でも十分合格できる
  • シルバー以上は対策講座や通信講座の利用がおすすめ
  • 国際資格であるOCPとも連携している

今回はオラクルマスターについて解説しました。

日本のRDB製品市場において、オラクル製品のシェアは1993年以来トップなので、オラクルマスターで習得できるスキルはかなり実用的だと言えます。

キャリアアップや就職・転職には間違いなく有利に働くため、ぜひチャレンジしてみましょう。試験対策の際は対策講座や通信講座の活用がおすすめです。