ロースクール入試に落ちた...浪人時にすべきことから司法試験逆転合格の方法も解説

「ロースクール入試に落ちたけど、これって普通のことなの?」

「ロースクール目指して浪人する人ってどれくらいいるの?」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

司法試験の受験資格をクリアするために法科大学院(ロースクール)へ入学しようと考えている方は多いでしょう。

ロースクール入試も決して簡単ではないため、落ちたとしても過度に落ち込む必要はありません。

こちらの記事では、ロースクール入試に落ちた方へ向けて、浪人期間中にやるべきことやおすすめの勉強法を詳しく解説していきます。

ロースクール入試浪人についてざっくり説明すると

  • 落ちた原因をしっかりと究明しないと、同じ失敗を繰り返す
  • 本気で合格を目指すなら予備校を利用しよう
  • 長期間の勉強を乗り越えるための工夫も欠かせない

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ロースクール入試に落ちるのは普通のこと?

悲しむ子供

ロースクールとは法科大学院を指し、法科大学院に入学するのは簡単ではありません。

実際に、既習コースの倍率は2~3倍程度で合格率は30~60%となっているので、およそ半分の受験者は不合格となります。

さらに、未習コースでは募集定員が少ない上に一部の大学院では倍率が4倍程度、合格率が25%程度となったいるため、こちらは4人に3人が不合格となっています。

「法科大学院入学は簡単」という声はインターネット上で散見されますが、主要法科大学院の入試はかなり厳しく、落ちたとしても不思議ではないレベルであることを知っておきましょう。

合格者の声を信用しきってはいけない

試験が終わった直後、インターネットやSNS上では合格者の声が多く見られます。

当然のことながら、合格者は合格した喜びをアピールしたい欲求を持っているので、合格者の方が情報発信する機会が多くなります。

しかし、前述したようにロースクール入試では半分以上の受験生が不合格になる事実を忘れてはいけません。

つまり、不合格者の声は届きにくく合格者の声ばかりが目立ってしまうので、このような情報に踊らされないようにしましょう。

ロースクール入試で浪人している人に

暗い中で生きる人々

ロースクールを目指されている方は、法曹としてのキャリアを考えているでしょう。

簡単ではない道を選び努力を継続するのは大変であることは想像に難くなく、浪人して勉強を続けるのは素晴らしいことです。

しかし、不合格になり浪人してしまうことには必ず原因があるため、その原因を究明して対策をしっかりと練る必要があります。

正しく勉強を進めないと不合格を繰り返し浪人期間が長引いてしまうため、勉強を省みて工夫を重ねていきましょう。

成功者と失敗者の違いは何なのか

入試で失敗してしまう要因は、主に以下の3つです。

  • 学習スケジュール設計のミス
  • 効率の悪い勉強法
  • 勉強時間の絶対量の不足

特に、独学で勉強している方には、学習スケジュールが非効率だったり勉強法が間違っているケースが少なくありません。

逆に言えば、効率的なスケジュールを組んで正しく勉強すれば合格できるレベルに到達できるので、自分の勉強を冷静に振り返り同じ失敗をしないようにしましょう。

来年度入試で合格するための勉強法とコツ

パソコンを見る女性

ロースクール入試に落ちた原因の究明

入試に落ちてしまった要因は様々ですが、「法律科目試験の点数が悪かった」という点はだれでも当てはまる普遍的なものです。

得点力を伸ばすためには、とにかくインプットとアウトプットを繰り返して勉強するしかないため、勉強時間を確保することを最優先してください。

また、得意な分野ばかり勉強して苦手分野の勉強をおろそかにしてしまった、など勉強方法に問題がなかったのかも振り返ってみましょう。

さらに、勉強は量だけでなく質も非常に重要なので、生活習慣を見直すなどして勉強のパフォーマンスを高めていきましょう。

ロースクールに本当に行きたいのか?

「なぜ自分はロースクールに行きたいのか」を、冷静に考えて直してみましょう。

明確な目的や目標があれば良いですが、ただ「何となくかっこいいから」という弱い動機しか無い方は、要注意です。

ロースクールを経た後に挑む司法試験は非常に難関で、数年に渡る挑戦で合格を掴み取る方もいるため、心から法曹になりたいという強い意志があるかどうかを確認しましょう。

心から法曹になりたいという自分の強い思いを再確認できれば、これからの1年を後悔なく過ごすことができるはずです。

どの試験を次受けるか考える

ロースクールには以下のような試験種別があるため、自分がどの試験を受験するのか確認しておきましょう。

法科大学院に再チャレンジ

法科大学院再チャレンジを受験する場合、まずは今年度の入試日程を確認しておきましょう。

また、進学したいロースクールがあるかも確認し、目標を明確にしておくことをおすすめします。

スケジューリングは戦略的に行い、ゴールから逆算して勉強法を工夫していきましょう。

予備試験の受験も検討

希望しているロースクールの受験機会が無い場合や、入試や入学にあたっての費用面で不安がある方は、予備試験の受験も検討すると良いでしょう。

予備試験も決して簡単な試験ではありませんが、しっかりと対策して勉強すれば合格を掴み取ることは不可能ではありません。

ロースクールの入試対策と並行して勉強を進めることも可能なので、選択肢の一つとして考えておくと良いでしょう。

合格できる勉強法をチェック

予備試験の基礎講座を学習

予備校や通信講座が展開している予備試験の基礎講座では、入門段階における科目や範囲を網羅的に学ぶことができます。

独学だと勉強量や難易度に圧倒されてモチベーションを失ってしまいがちなので、本気で合格を目指す場合は予備校を利用するべきです。

予備校では分かりやすい講義を行ってくれるだけでなく、勉強方法のアドバイスも授けてくれるので、効率よく合格を目指すことが可能です。

大学の授業や独学で合格を目指すのは茨の道なので、こちらはおすすめしません。

愚直にインプットを繰り返す

予備試験で問われる問題は細部に渡るため、判例や条文などを正確にインプットしなければなりません。

試験範囲は広く、一見すると挫折してしまうかもしれませんが、実際の出題範囲は限られるので無理にすべての範囲を勉強する必要はありません。

予備校の講義では、過去問を分析して重要ポイントに的を絞って効率的に勉強できるため、高い学習効果を得られるはずです。

予備校までの移動時間など、スキマ時間も上手に利用しつつ愚直にインプットを繰り返し、記憶を定着させていきましょう。

行きたいロースクールの過去問を分析する

ロースクールごとに出題傾向は違うため、自分の目指しているロースクールの過去問を分析することも重要です。

予備校では過去問分析講座も行っているので、目標が決まっている方は受講すると良いでしょう。

過去問の分析は、無駄な勉強を省いて学習効果を高める効果もあるので、抜かりなく行いましょう。

プロの力に頼ることが大事

ロースクールの入試倍率は2~3倍程度で「簡単に合格することはできない」ということを、まずは自覚しましょう。

特に、自分が不合格になってしまった原因や効率的な勉強法が分からない場合、非効率な勉強を続けてしまい不合格を繰り返してしまう恐れがあります。

やはり、本気で合格を目指す場合はプロから指導を受けながら正しい学習スケジュールを組むことが欠かせません。

独学よりも圧倒的に学習効率が高まるので、失敗を繰り返さないためにも予備校は必須と言えるでしょう。

アガルートで効率よく合格を狙おう

法科大学院入試を本気で突破したいとお考えの方は、充実の指導環境の元学習を進められるアガルートを受講するのが良いでしょう。

1年の学習で効果的に法科大学院入試を突破できるカリキュラムに仕上がっており、難関法科大学院を中心にこれまで数多くの合格者を輩出しています。

公式サイトでぜひその指導のすごさを体感してみてください!

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ロースクールの入試難易度は高くない

倍率が高いのは間違いありませんが、実はロースクールの入試難易度はそこまで高くなく、司法試験と比較するとかなりハードルは低いです。

法律知識の基礎学力を高めれば対応可能なので、じっくりと基礎固めをして丁寧にインプットとアウトプットを重ねましょう。

入試問題に取り組むにあたり、応用論点や詳細な判例分析は不要なので、落ちた経験がある方は効率を重視するためにも余計な勉強をしないようにしましょう。

1年間あれば十分ば勉強量を確保できますが、非効率な勉強方法で進めていると合格レベルには到達できないため、注意してください。

睡眠時間などは確保すること

入試に落ちた後に気を取り直し、再チャレンジする場合は1年間の勉強期間を確保できます。

1年間に渡って勉強に集中するのは簡単ではありませんが、継続することが何よりも重要なので、スケジュールやペース配分を常に意識して毎日コツコツと継続して勉強することを肝に銘じてください。

例えば、毎日スパートをかけるような勉強法を続けていると途中でガス欠を起こして体調を崩してしまい、最終的に総勉強時間は減ってしまうことになりかねません。

勉強を頑張ることは非常に重要ではありますが、プライベートの時間やリフレッシュの時間を適度に設けて、ストレスとも上手に付き合っていきましょう。

浪人している間でも「休むことも勉強の一部」という点を意識し、心身の健康バランスを保っていきましょう。

司法試験合格も「精神論」

「法曹になりたい」「弁護士として困ってい人を助けたい」という純粋な気持ちを大切にし、最後まで諦めずに頑張ることができれば、合格を掴み取れるでしょう。

勉強法やスケジュールの立案などのテクニックの部分で重要なポイントがあるのは確かですが、司法試験のような最難関資格試験に臨む際には精神論の部分が非常に重要となります。

司法試験に合格して法曹となる道は長く険しいですが、自分を信じて諦めずに頑張りましょう。

一度落ちたくらいで挫折するのはもったいないので、強い気持ちを持って浪人期間中も勉強を継続してください。

ロースクール入試浪人まとめ

ロースクール入試浪人まとめ

  • 一度落ちたとしても、過度に落ち込む必要は無い
  • 勉強法やスケジュールを見直し、プロから指導を受けるのがおすすめ
  • 合格するための強い意思を持ち、モチベーションを保とう

ロースクール入試に落ちたとしても、過度に落ち込む必要はありません。

しっかりと落ちた理由を分析して正しい勉強法を実践できれば、最終的に司法試験の合格までたどり着けるでしょう。

入試に失敗して落ち込んでしまう気持ちはよく分かりますが、しっかりと切り替えて自分のベストを尽くしていきましょう。

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