法科大学院対策に予備校は必要?予備校に通うメリットや独学の際の注意点を解説!
「法科大学院に行くのに、わざわざ予備校に通う必要はあるのかな」
そのような疑問を持たれる人もいらっしゃるかもしれません。
法科大学院の中でも、人気のある法科大学院は高い倍率になることもあります。
また、ライバルとの差も独学ではなかなか気づきにくいですから、予備校に通っている人の方が試験の感覚をつかみやすいでしょう。
この記事では、法科大学院を目指す際に予備校に通うメリットについて詳しく解説していきます。
これから法科大学院を目指す方は、ぜひ参考にしてくださいね!
法科大学院向け予備校のメリットについてざっくり説明すると
- 予備校は学習のペースメーカーとしての役割が期待できる
- コースごとや志望校別の対策が立てやすい
- 客観的な解答作成が学べる
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法科大学院に予備校は必要?
そもそも司法試験を目指す人は学力が非常に高く、勉強のコツそのものを把握している人も多いでしょう。
それだけの学力を持っているので、独学でも法科大学院に合格する力があると考えられ、必ずしも予備校に通うメリットを感じない人もいらっしゃるでしょう。
ただし、特に独学に慣れていない人や法学部以外の人が未修コースを目指す人などは、予備校に通うことで大きなメリットを得られます。
以下では予備校に通うことで得られる主なメリットについて紹介していきます。
学習リズムが作りやすい
予備校に通う第一のメリットは、学習リズムを整えやすい点です。
毎週決まった講義量やアウトプット課題をこなす必要が出てくるので、規則正しい学習リズムが形成されます。
一定のリズムで学習を継続することは合格における最重要要素となるため、この点はすべての方にとって大きなメリットであるといえるでしょう。
客観的なフィードバックを受けられる
予備校の大きなメリットとして、答案に対して客観的なフィードバックをもらえる点が挙げられます。
記述答案は一人でやっていてもなかなかミスに気付きにくいので、プロの第三者から指摘を受けられる環境を整えられることは非常に有意義であるといえるでしょう。
講師のアドバイスをもとに改善のPDCAサイクルを回すことで、答案のクオリティは驚くほど向上していきます。
様々なコースで勉強できる
予備校では、難関法科大学院を中心に、各々の志望校ニーズに沿ったコースを準備してくれます。
これにより、自分の受けたい法科大学院の試験傾向や突破ノウハウを効果的に学びながら学習を進めることができるのです。
志望校対策にはその志望校ならではの指導を受けることが合格への近道であるため、このような態勢が整えられている点は非常にありがたいといえるでしょう。
勉強以外のサポートも充実
予備校では、法科大学院を目指す勉強そのものだけではなく、各種講演会や学習相談などのコンテンツも用意されています。
例年7~9月が法科大学院の入学試験実施時期ですが、ここに向けた学習スケジュールのプランニングも立案してくれます。
特に未修コースの選択者は、法律の勉強そのものも本来の学部の勉強とは別に行わなければなりませんから、予備校のこのようなサポート体制は非常に心強いのではないでしょうか。
予備校はアガルートがおすすめ
法科大学院対策に特化した予備校はいくつかありますが、その中でも特に上記のメリットを最大限享受できるアガルートはおすすめの予備校といえます。
コースは関東・関西の難関法科大学院を中心に受験対応しており、志望校に沿った効率的な対策を行うことができます。
教材は難関法科大学院試験を徹底分析し、必要な知見をスムーズに身に付けられるように作られており、ここに定期カウンセリングも合わさることにより、受講生にとって最高の学習環境が整えられているといえるのです。
東大・早慶をはじめとして、多数の難関法科大学院に合格者を送り出した講座となっているので、ぜひ法科大学院対策の予備校をお探しの方は、受講をご検討されてみてはいかがでしょうか?
法科大学院を独学で対策する場合
ここからは、法科大学院を目指す場合の注意点について解説していきます。
法科大学院はそもそも独学で受かる?
既習コースの場合
法学部出身者であれば、既習コースを選ぶことになります。その入試で問われる法律知識は、基礎的なものが中心です。
一部では応用問題の出題も見られますが、ほとんどの学生は解けません。また、満点を目指す試験ではないので、テキストや過去問を用いた演習を繰り返せば、合格点には届くでしょう。
もっとも時間がない人や確実に志望校に合格したい人は、予備校などを用いた方が、学習効率がアップし確実に合格に近づけます。
未修コースの場合
既習コースでは、基礎的な問題が中心であり、独学でも対応できます。
一方未修コースの特徴として、小論文に比重が置かれる点が挙げられます。
未修コースは法律知識がないことが前提ですが、小論文に特化した参考書はほとんどありません。独学で小論文のテクニックを身に着けようとすると、ノウハウの構築は難しいでしょう。
予備校などを利用して、小論文についてのみ対策することも合格を目指す上では有効です。
既習コースを志望する場合
既習コースを独学で対策する際の注意点について解説していきます。
自律することが必要
独学の場合は、強制的に勉強する環境ではないのでそれ以外のことに時間を割く人も多いものです。
法律の学習の経験が既にあり、周りの競争相手が見えにくい環境ですから、短期的な目標設定をして、目標達成回数を増やすなどの工夫をしましょう。
客観評価の回数を増やす
独学の場合、答案を第三者からブラッシュアップしてもらえる機会が減少する傾向にあり、これにより答案の点数が最大限伸び切らないという事態につながります。
よって、事前に添削をしてくれる人を探して、客観的なアドバイスをもらえる環境を確保することが必須となるのです。
具体的には、友人に添削を頼んだり、ネットで添削を頼める人を探すなどする必要があるでしょう。
また、これらの方法で見つからない場合は、添削の部分だけ予備校のお世話になることも一つの選択となります。
未修コースを志望する場合
小論文にしっかり触れることが必要
未修コースの入試では、小論文を通じて司法試験を目指す素養があるかどうかが試されます。
法科大学院用の小論文テキストはあまり存在しないので、志望校の出題形式やステートメントなどを分析して、似た形式の問題を解かなければなりません。
客観評価だけでなく演習の回数も増やす
未修コースでは小論文中心の出題が前提など、既習コース以上に問題演習の重要性が高いと言えます。
既習コースと同じように客観評価の回数を増やすのはもちろん重要であり、合格者の先輩などを見つけて添削してもらうのも良いでしょう。
また、志望校別の小論文対策も兼ねて、既習コースと同じように予備校の添削講座のみ利用するのもおすすめです。
法科大学院予備校の必要性まとめ
法科大学院向け予備校のメリットまとめ
- 予備校を利用した方が、学習効率が良い
- 予備校ではライバルの実像が把握しやすい
- コースや志望校に合わせた対策が大切
法科大学院そのものも授業料が高額なため、その前の段階に予備校でさらに授業料を払うことにためらいのある人もいるかもしれません。
ですが、人気のある法科大学院などでは司法試験並みの知識が求められる場合もあり、既習コースで法律の学習に慣れている人でもてこずるケースもあるでしょう。
予備校を利用すると、入学試験で上位に入り学費減免制度や奨学制度を利用できる場合もあります。
法科大学院の入試で好成績を修めれば結果的に割安になることもありますから、ぜひ予備校の利用を検討してみてくださいね!