【最新版】法科大学院対策のおすすめ予備校・通信教育ランキング|主要3社を比較

【最新版】法科大学院対策のおすすめ予備校・通信教育ランキング|主要3社を比較

「法科大学院入試の対策に予備校を活用したいけど、どれを選べば良いかわからない・・・」

「選ぶ際にはどのようなポイントに注目すべき?独学で対策はできる?」

などとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

法科大学院入試は合格率が比較的低く、問題のレベルも高い場合も多いので、独学ではなく、予備校を活用して対策を行うのが賢明であるといえるでしょう。

しかし、法科大学院入試の対策講座を開講する予備校はいくつかあるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。

そこで今回は以下5つの観点から3つの予備校を比較し、ランキング形式で紹介します。

  • 講座費用
  • 教材や指導の内容
  • 学習サポート
  • 講師の充実度
  • 会社の信頼性

上記5項目や独学の難しさなどについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

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法科大学院対策のおすすめ予備校ランキング

以下では、法科大学院対策を行う際におすすめの予備校3つをランキング形式で一挙紹介していきます。

1位:アガルート

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アガルートの特徴

  • リーズナブルな価格で講座を受講できる
  • 講師は全員現行司法試験合格者
  • 整ったオンライン受講環境は大きな魅力

アガルートの魅力として第一に挙げられるのは、受講料のリーズナブルさです。

50万円台でオーソドックスな法科大学院入試対策を行うことができる点はアガルートにしかない大きな強みとなります。

またオンライン学習を充実させられることも大きな魅力の一つです。

映像授業やデジタルテキストが閲覧できることはもちろん、ネットを介して添削も受けられるので、通信生の方でも安心して勉強を進められます

アガルート法科大学院講座の評価項目

アガルート法科大学院講座には、関東・関西の2コースがありますが、講座の内容はほとんど同じです。

2025年4月入学目標の場合、それぞれの「法科大学院入試(ロースクール入試)専願カリキュラム」は、以下の金額で受講できます。

コース名 価格(税込)
法科大学院入試専願カリキュラム(関東圏) 547,800円
法科大学院入試専願カリキュラム(関西圏) 547,800円
法科大学院入試専願カリキュラム(全法科大学院) 657,800円

このように、アガルートなら大変リーズナブルな価格で講座を受講することができると言えるでしょう。

アガルート法科大学院対策講座のテキスト 画像出典:アガルート公式HP

アガルートの講座で用いるオリジナルテキストは、フルカラー仕様です。これに加えて図解も効果的に用いられているため、視覚的に理解しやすい優良な教材であると言えます。

言葉だけでなく、イメージでも記憶することができるので、受験に必要な知識を効果的に定着させることができるでしょう。

法科大学院受験の対策をする予備校のうち、独自のフルカラーテキストを用意しているのはアガルートだけですので、わかりやすいテキストを求めるならアガルートがおすすめです。

アガルートは、通信生でも安心して学習を進められるようなサポート体制がしっかりと整えられています。

例えば、映像授業の視聴については、再生速度の7段階の調整とテキストの同時表示の機能が使用可能です。自分に合った速度で、テキストを見ながら動画を視聴できるため、効率的・効果的に授業を見ることができます。

また、予備試験論文式試験や難関法科大学院入試レベルの予想問題を解いて、実際に添削してもらえる機会も準備されており、一人ではブラッシュアップしづらい論文答案の精度も高めることができるのです。

アガルートの講座にはこのような体制が整備されていることから、通信生であっても過度な不安を感じることなく受験対策を進めることができるのです。

アガルートの講師は全員が現行司法試験の合格者であり、そのクオリティは非常に高いです。

また各講師は法科大学院受験の指導についても豊富な経験を持っているため、質の高い受験指導を期待できます。

入試における頻出問題や注意すべき問題に関して、授業で的確に教えてもらえるのでその点は非常に魅力的です。

アガルートは難関法科大学院をメインに高い合格実績を誇ります

公式HP上で公表されている2022年度試験の合格者数・合格大学の一覧は下記のとおりです。

大学名 合格者数
早稲田大学 既習6名(内全額免除・半額免除各1名)
京都大学 既習4名(内全額免除1名)
中央大学 既習9名(内全額免除2名・半額免除1名)
東北大学 既習5名(内全額免除1名)
北海道大学 既習1名(内全額免除1名)
東京大学 既習1名
一橋大学 既習1名
明治大学 既習4名
慶應義塾大学 既習2名
大阪大学 既習1名
神戸大学 既習1名

全額・半額免除を獲得する合格者も多く輩出していることから、アガルートの法律学習メソッドが法科大学院入試でもしっかり生きていることが実証される結果であると言えます。

最低限の支出で難関法科大学院入学を果たしたいとお考えの方におすすめの講座であると言えるでしょう。

アガルートの口コミ・評判(一部抜粋)

試験直前期には法科大学院入試過去問解析講座を受講し,志望していた早稲田大学の出題傾向を把握しました。これにより,試験当日は知識面・精神面ともに万全の状態で受験することができたと思います。

アガルートのテキストは,きちんとこなしていけば,特に変わった学習方法をとらなくても短期間でかつ着実に力がつくように作られているのだと思います。 アガルート合格者の声より

アガルートで勉強を開始するまでほとんど勉強していなかった私が,効率的に勉強できたのはアガルートのカリキュラムのおかげだと思います。 アガルート合格者の声より

上記の通り、アガルートのテキストや講義は非常に良質で、短期間での合格を目指すにはもってこいの講座であるといえます。

アガルートの教材を愚直にこなすことで、多くの受講生が合格を果たしていることから信頼度の高い講座であると言えるでしょう。

アガルートの公式サイトはこちら

アガルート法科大学院講座の詳細は以下の記事をチェックしてください!

2位:伊藤塾

itojuku

伊藤塾の特徴

  • 他を圧倒する合格実績が魅力的
  • 豪華ラインナップを誇る講師陣
  • 網羅性の高いテキスト

伊藤塾最大の魅力は、他の予備校を圧倒する法科大学院合格実績です。

東大・京大をはじめとする数々の難関法科大学院に合格者を輩出していることから、司法試験で培われた指導力の高さを法科大学院入試のフィールドでも存分に発揮しているといえるでしょう。

これらの実績をたたき出す要因として、特に講師陣のレベルの高さが挙げられます。

伊藤塾長をはじめとした数々の合格者を輩出してきた講師陣から手厚い指導を受けられる環境が整えられているため、受講生は安心して学習に励むことができる点は大きな魅力といえるのです。

伊藤塾の法科大学院講座の評価項目

コース名 価格(税込)
法科大学院1年合格コース 本科生+リーガルトレーニング 992,700円
法科大学院1年合格コース 本科生 932,500円

伊藤塾の法科大学院講座は、他の予備校と比べると高額となっており、最安値のアガルートの1.6倍程度の金額を支払わなければなりません。

よって、価格面の負担が大きい点については事前に把握したうえで講座を受講する必要があります。

ただ伊藤塾では、全科目をセットで受講することもできれば、受講したい講座だけを選択して申し込むこともできます。そのため、予算に合わせて科目を選択し、受講料を調節することは可能です。

伊藤塾のテキストは、網羅性の高さに定評があります。出題範囲をほとんどカバーしているため、抜け目のない学習を行うことが可能です。

また、内容ごとの出題頻度も明示されているため、網羅的な学習はもちろん、範囲を絞った効率的な学習に対応することもできます。

よって、講義内ではもちろん、自習時におけるメリハリのついた学習にも大きな効果を発揮するテキストであると言えるでしょう。

少人数制の基礎論文書き方ゼミでは、各生徒の進捗や性格などを踏まえて、一人ひとりに適した丁寧な指導をしてもらえます

またクラスの規模が小さく、特定の受講者たちと頻繁に関わるため、勉強仲間として打ち解けやすいことも魅力です。友達と切磋琢磨しながら勉強したいと考える方におすすめのサービスです。

伊藤塾の講師陣は、人数も知名度も業界トップクラスなので非常に豪華です。伊藤先生をはじめとする実力十分の人気講師たちから、質の高い対面授業を受けられます。

また伊藤塾の講師は実務経験を持っているので、将来的な仕事に活かせる実践的な内容を学ぶことが可能です。

伊藤塾 合格実績 画像出典:伊藤塾公式HP

2022年の司法試験では、伊藤塾の有料講座受講者から1,132名の合格者が出ました。全体の合格者数は1,403名だったので、5人に4人が伊藤塾の利用者という圧倒的な合格実績です。

また法科大学院入試に関しての実績も申し分ありません。2022年度でみると、難関国立と難関私立特待生を併せて530名の合格者を輩出しているので、授業はかなり高いことがうかがえます。

伊藤塾の口コミ・評判(一部抜粋)

上には上がいると常に感じることができ、勉強のモチベーションを保つことができました。また、ゼミに入ることにより、同じ目標を持った同志と自主ゼミを組むこともできたことも大切な経験でした。 伊藤塾合格者の声より

伊藤塾に入って良かったと思う点は、法律事務所のサマーインターンで出会ったほとんどの学生が伊藤塾に通っていたため、そこで新たな勉強仲間を見つけられたことです。

私の場合、1人で勉強すると、モチベーションの維持が難しいですが、切磋琢磨できる仲間がいることで、今も頑張れていると思います。 伊藤塾合格者の声より

伊藤塾合格者の声として、切磋琢磨する仲間が豊富にいたことでモチベーション高く学習を継続できたとの声でした。

つらい試験対策も、仲間の存在により乗り越えることができるでしょう。

3位:LEC

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LECの特徴

  • 受講料は相場~やや安い
  • 教材で出題される問題の質が高い
  • 充実した学習サポート

LECは早期割引などの割引制度が豊富なので、低価格で受講できるチャンスが広がっている点が大きな魅力です。

また予想問題の的中率が高いため、実践的かつ効果的な問題演習ができることも魅力です。

アウトプットの質は試験に合格する上で最重要事項の一つであるため、ここのクオリティの高さが保証されていることで受講生は実力をグングン伸ばすことができるでしょう。

LECの評価項目

LECの法科大学院講座では、直前対策講座として用意しているものや、難関法科大学院を基礎から目指せる難関法科大学院コースがあります。

コース名 コース形態 価格(税込)
矢島のスピードチェック講座(2023年合格目標) 通信Web・音声DL可・スマホ視聴可【一括】 56,100円
矢島のスピードチェック講座(2023年合格目標) 通信DVD【一括】 72,600円
2024年入学目標:個別大学院対策講座(法律) 通信Web・音声DL可・スマホ視聴可 33,000円
2024年入学目標:個別大学院対策講座(法律) 通信DVD 44,000円
2024年入学目標:ロースクール直前答練 自宅受験【7科目一括】 60,500円
難関法科大学院コース 通学(Webフォロー付)音声DL可・スマホ可 答練・模試会場 702,590円
難関法科大学院コース 通信Web・音声DL可・スマホ視聴可 (模試・答練通信) 667,450円

既習者パックはリーズナブルなので、学部で法学を修めた方や過去に法律系資格の勉強をした方などは、低価格で受験対策が行えます。法学未修者に関しても、標準的な金額で講座を受講可能です。

またLECでもセールが実施されることがあり、時期によってはかなりお得に受講できます

LECの強みは、司法試験の予想問題の的中率が高いことです。試験本番で出題されるような問題で練習ができるため、効率的に得点力を磨けます。

法科大学院入試の予想問題については、的中率は不明ですが、同様に質が高いと推測されます。個別大学対策講座やロールスクール直前演習などで、質の高い問題演習ができるのが魅力的であるといえます。

LEC 画像出典:LEC公式HP

「教えてチューター」というサポートでは、LECの専門スタッフを相手に、質問や学習相談をすることができます。また「教えてメイト」では、受講者同士で質問し合ったり、情報を共有したりすることが可能です。

また講座ごとの受講状況をひと目で確認できる「進捗率」や、曜日ごとにやるべきことを明記でき、目標までの日数がカウントされる「カレンダー」などのコンテンツもあります。

これにより、スケジュール管理もばっちりで行えるといえるでしょう。

LECの法科大学院講座の講師は3人ですが、いずれも難関大学の法学部卒業者かつ司法試験合格者です。そのため、講師の実力と信頼度の高さは申し分ありません。

なかには大学でゼミを担当している講師もいるため、わかりやすい授業をしてもらえる点は大きな魅力であるといえるのです。

1979年創立のLECは、大学院入試や国家試験向けの予備校としては長い歴史を持っているため、信頼度は高いです。

法科大学院入試の合格実績は公開されていませんが、司法試験では1993年以降5,000名以上の合格者を輩出しており、実績面も申し分ありません。

LECの口コミ・評判(一部抜粋)

2019年入学目標ロースクール直前答練を受講しました。・・・第一志望であった一橋大学法科大学院ではこの答練で扱った問題(間接正犯)の論点が出ており、この答練で答案を作成していた段階ではあまりかけていなかったため復習をしていたことが功を奏し、本番では自信をもって問題をとくことができました。

一日の時間を全てロースクール対策に注がなくても一橋法科大学院に合格できたのは、本講座が問題を10題程度に精選していただいたおかげだと考えています。 LEC合格者の声より

司法試験以外の受講生も多く開放的な雰囲気があると感じました。第2については、平日は自習室に余裕がありいつ来ても大体好きな席に座って教材を広げられます。全体的に明るくきれいな教室でした。

Webでのフォローが充実しているところが良かったです。答練の結果もWeb上で閲覧することができます。 LEC合格者の声より

上記のように、LECの講座で練習していたのと同様の問題や論点が、試験本番で出題されたとの声もあり、法科大学院入試に関しても的中の精度は高いことがうかがえます。

良質な問題が厳選されているため、数を絞って効率的な対策ができることにも定評があります。

また後者の口コミにもあるように、教室の雰囲気や自主室の環境も良く、Webでのフォローも手厚いです。

LECの公式サイトはこちら

法科大学院の予備校・通信教育比較一覧表

講座名 特徴 総合点 費用 教材 サポート 講師の充実度 会社の信頼性
アガルート ・講座価格は非常にリーズナブル
・評判の高いフルカラーのオリジナルテキスト
・通信受講のコンテンツが充実
97 20 20 20 18 19
伊藤塾 ・人数や知名度がトップクラスの豪華な講師陣
・少人数のゼミ勉強仲間と共に細やかな指導が受けられる
・圧倒的な合格実績を持つ
94 17 20 18 19 20
LEC ・出題傾向を踏まえた演習問題の質が高い
・学習サポートが充実
・既習者は特にお得に受講できる
89 18 17 18 18 18

上記の通り、予備校ごとに法科大学院講座の特色は異なります。それぞれ魅力的ですが、総合的に見ると最もおすすめなのはアガルートです。

アガルートの講座はリーズナブルであり、尚且つ教材・学習サポート・講師陣の全てにおいてレベルが高いので、3つのうちどれかで迷う方にはアガルートを推奨します。

料金面での比較表

ここでは主要3社を料金面で比較していきます。

講座名 料金(税込)
アガルート 547,800円
LEC 667,450~702,590円
伊藤塾 932,500〜992,700円

上記の表からも分かるように、アガルートの法科大学院講座の費用は50万円台で受講することができ、非常にリーズナブルな価格設定になっています。

そのため、法科大学院入試の対策はしたいけど出来るだけ費用は安く抑えたいと考えている人はアガルートの講座をまず検討してみるといいでしょう。

実績面での比較表

法科大学院入試の実績を公表している講座はアガルート・伊藤塾の2つとなります。

それぞれの合格実績は下記の通りとなります。

講座名 合格実績
アガルート 35名
伊藤塾 530名

上記の表からも合格実績面で比較すると伊藤塾が圧倒的な結果を残していることが分かります。

伊藤塾は法科大学院試験だけでなく、司法試験や予備試験においても高い合格実績をほこり、2022年予備試験ルートからの司法試験合格者の92.2%が伊藤塾を利用していたという驚異の実績を残しています。

そのため、講座選びにおいて合格実績を重視する方は伊藤塾の講座を初めに検討してみることをおすすめします。

法科大学院講座を選ぶ上で重要な点

法科大学院講座の選び方

法科大学院講座を選ぶ際には、以下5つの項目に注目するのがおすすめです。

講座の受講費用

極力安い講座を受講したいと考えることももっともですが、安さを重視するあまり、他の観点からの検討をおろそかにしてはいけません

受講料がどれだけ安くても、十分な学習効果が得られなければ、お金を無駄にしてしまうからです。

また割引を用意している予備校も多いので、通常価格では手が出なくてもセール中なら受講できることもあります。そのため、少しでも安く受講したいと考える方は、割引の情報にも気を配っておきましょう。

今回紹介した法科大学院講座を開講する3社の受講料の平均金額は約76万円です。受講料が高いか安いかを判断する際には、この金額を目安に判断するようにしましょう。

授業や教材の質

授業と教材が良質で、理解しやすいかどうかも要チェックです。どちらか一方でも程度が低いと十分な学習効果を得られない可能性があるので、必ず両方の質が高いことを確かめておきましょう

また最近はスキマ時間で受講できるオンライン授業が人気です。Web授業ならちょっとした空き時間を使って効率良く勉強を進められるので、学業や仕事が忙しく、まとまった勉強時間が確保できない方におすすめします。

学習サポートの有無

質問・相談の対応といった学習サポートは、順調に勉強を進める上で重要なので、こちらも確認しておきましょう。

通信受講の場合は、校舎でのサポートを満足に受けることが難しいので、Web上での学習サポートがどれだけ充実しているかは要チェックです。

アガルートのように、講師との定期カウンセリングが実施される予備校なら、悩みや不安を放置することなく、快適に勉強を継続できます。

講師のクオリティ

講師によって解説の仕方や授業の雰囲気は異なるので、それらが自分の好みや性格とマッチしているかも確認すべきです。

また講師の指導力や信頼度を知りたい場合は、それぞれの実績や経歴を参考にしてみましょう。

体験授業が用意されている場合は、積極的に受けてみてください。実際に身をもって試してみることが最良の判断方法だと言えます。

予備校の信頼性

合格実績と予備校の信頼度は概ね比例すると考えられます。そのため、合格できる可能性を少しでも高めたいなら、できるだけ高い実績を誇る予備校を選ぶべきです。

法科大学院入試に関する合格実績が公開されていない場合は、予備試験や司法試験など、関連する試験の実績を調べてみることをおすすめします。

また予備校の信頼性を評価する指標としては、その予備校の創立年や開講年数などを参考にするのも良いでしょう。一般的には歴史の長い予備校・講座ほど、信頼度も高いと判断するのが妥当です。

法科大学院の入試は独学で合格できる?

<主要大学の法科大学院入試の合格率(2022年)>

既習コース 未修コース
東京大学 28.6% 20.0%
京都大学 46.5% 21.5%
一橋大学 17.2% 12.2%
早稲田大学 34.6% 20.7%
慶應義塾大学 32.4% 37.2%
中央大学 50.3% 28.5%
平均 34.9% 23.4%

上記の通り、主要な法科大学院入試の合格率は、既習コースで34.9%、未修コースで23.4%なので、どちらのコースでも半分以上の受験者が不合格になります

法科大学院入試の受験者には、法学を一定以上勉強してきた偏差値の高い大学の出身者が多いです。また入試問題のレベルも高いので、合格の難易度は高いと言えます。

ハイレベルな問題が出題される試験において、ハイレベルな受験者集団の中で上位30%程度に入れなければ合格はありません。

よって独学で中途半端に対策のではなく、予備校を活用して徹底的に勉強するのがおすすめです。

独学だとスケジュール管理が難しい

独学で効率良く対策を進めていくには、スケジュール管理をきちんと行わなければなりません。それが上手くできなければ、 学習の能率が落ちてしまうことはおろか、試験本番までに対策が間に合わない可能性もあります。

勉強が捗らなければ、モチベーションを維持することも難しくなるので、途中で挫折してしまうケースも多いです。以上より、スケジュール管理やモチベーション管理に自信がない方には、独学はおすすめしません

一方で予備校の場合は、あらかじめカリキュラムや学習内容が決められているので、自己管理が苦手な方でも学習のペースを掴みやすいです。

独学では添削指導が受けられない

小論文を含めた論述式の問題をより良く対策するには、十分な添削指導を受けるのが望ましいです。この点からも独学での法科大学院入試対策はおすすめできません。

法科大学院入試では、決まって小論文や論述問題が出題されるので、独りで対策をするのは難しいです。

自分では完璧だと思っている論述が、採点者から見れば不出来であることもしばしばなので、添削指導を受けられる予備校を活用するのが賢明だと言えます。

特に未修コースの受験者は予備校を活用すべき

上述の通り、法科大学院入試においては、既習コースよりも未修コースのほうが合格率が低いです。

また未修コースの対策では、志望校の傾向を踏まえた小論文対策をしなければなりませんが、法学の未修学者にとって、それを適切な仕方で行うのはハードルが高いと言えます。

予備校を利用すれば、行きたいロースクールに特化した小論文の書き方を教えてもらえるため、予備校を利用したほうが合格できる確率は高いでしょう。

よくある質問

法科大学院って難しいの?

はい、法科大学院入試の難易度は非常に高く、合格することは簡単ではありません。

倍率は難関法科大学院では既修・未修問わずに40%程度であるうえに、優秀な弁護士を育成するための選抜試験であるため難しい筆記試験と面接が行われます。

そのため、受験者のレベルも高いことが予想され合格するためにはしっかりとした対策を行う必要があります。

勉強時間の目安はどれくらい

はい、法科大学院入試対策として一般的にいわれている勉強時間は550~1,000時間程です。

このことから、毎日3時間~4時間の勉強を半年以上行うことが適切だといえます。

しかし、勉強時間はあくまでも目安であって法学の知識の有無によって全然変わってきます。自分がどのくらい法学について知っているかを見極めてから計画を立てていきましょう。

法科大学院の試験内容は?

はい、法科大学院入試の試験内容はそれぞれの大学によって異なってきますが、大抵の大学には1次試験と2次試験が用意されています。

1次試験は書類選考を行うことが多く、2次試験は小論文や法律系科目論述試験や面接を課されます。

小論文や論述試験などの筆記試験だけでなく面接も課されることがあるため入念な対策を行う必要があります。

予備校の費用はどれくらい?

はい、大体70万円程が受講料の平均的な目安です。

費用を出来るだけ抑えたい人には受講料が50万円台であるアガルートを受講することをおすすめします。

しかし、費用面も重要ですがそれだけで決めずに自分の性格や勉強法にあった通信講座を選ぶようにしましょう。

法科大学院対策の予備校・通信講座まとめ

法科大学院対策のおすすめ予備校・通信講座まとめ

  • 1位:アガルート
  • 2位:伊藤塾
  • 3位:LEC

法科大学院入試の対策におすすめの予備校を比較し、ランキング形式で紹介しました。

予備校を選ぶ際は、授業や教材の質、講師のレベル、学習サポートの充実度などに注目しましょう。

自分に合った講座を受講して、法科大学院試験の合格を掴み取ってください!

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