予備試験に落ちたのは当たり前?何年も不合格になる人の特徴やおすすめ勉強法を紹介!
「予備試験に一度落ちたら、合格は諦めなければならないの?」
「予備試験に合格するための対策が知りたい!」
予備試験を受ける予定の方や、受けた結果落ちた人はこのような悩みや思いを抱いていることでしょう。
予備試験は非常に難しい試験であるため、落ちたことがある受験生は多いです。
そこで、この記事では予備試験に落ちた人、予備試験に落ちるのが怖い人に向けて、予備試験に何年も不合格になってしまう原因や、効果的な勉強法をお伝えします。
予備試験に落ちたからといって落ち込む必要はありません。予備試験には、何度も受験して合格する人もたくさんいます。
ぜひ今回の記事を参考に、次回の予備試験での合格を目指しましょう!
予備試験に落ちた人についてざっくり説明すると
- 予備試験の合格率は3~4%
- 特に1~2年目は落ちたとしても普通のことで、受かる方が稀
- 予備試験に何年も合格できない人もいる
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予備試験に落ちるのは普通?
予備試験は合格率3~4%と、資格試験の中では断トツの難しさになっています。
予備試験に落ちることは普通のことであり、受かることの方が稀なのです。
SNSでは合格者の声を見かけることもありますが、合格者はそれほど多くはありません。
予備試験は超難関試験であるため、生半可な努力では合格できません。受験するには、簡単に諦めず、絶対に合格するという覚悟が必要なのです。
SNSで見るほど合格者の割合は高くない
SNSでは、予備試験に合格したという声を多く聞くイメージがある方もいるでしょう。
しかし、それは不合格者の声が入って来ないだけであり、実際よりも合格者が多くいるように感じているだけなのです。
もしSNSで合格者の声を聞き落ち込んでしまっても、予備試験は不合格者の方が圧倒的に多いですので、他人の合否よりも自分の立てた学習計画を進めることに専念しましょう。
生半可な努力では合格できない
仕事を辞めて試験勉強に専念するなど、生活の全てをかけて予備試験の勉強をしたにもかかわらず合格できない人もいます。
しかし、予備試験の平均学習時間は1,000時間~5,000時間ととても多いため、合格するには膨大な学習時間が必要なことが前提です。
試験勉強に専念していても、勉強時間が足りていないケースがあります。
また、どれほど勉強しても、予備試験は上位4%に入らないと合格できないため、生半可な努力では合格できない試験です。
試験勉強に専念したのに落ちてしまった人は、次に解説する「不合格になる原因」に自分が当てはまっていないか、振り返ってみてください。
予備試験に何年も合格できない人へ
予備試験に何年も挑戦しているのに合格できない人は、何回も不合格になる理由を知るために、自分と合格者の違いを知る必要があります。
合格者と不合格者の違いとして挙げられるのは、
- メンタル的な問題
- 誤った勉強法をしている
- 勉強する必要がないところまで勉強している
この三点です。自分に当てはまる部分を改善していくことにより、合格に近づくでしょう。
以下に、不合格になる人の特徴について、詳しく解説していきます。
メンタルが弱い
予備試験は合格率がとても低いことや、受験者のレベルが高いことから、自分が合格できるのかと不安になってしまうこともあります。
しかし、そのような精神状態では勉強のモチベーションを維持することが難しいでしょう。
また、本番の試験でも委縮してしまい、実力が出せないことも考えられます。
予備試験は確かに合格率が低く、受験者は高学歴と言われる大学の出身者も多いですが、予備試験を受ける人は基本的に法律初学者で、ゼロから試験勉強をしている人です。
条件は自分と同じであることを意識すれば、弱気になることもなくなるでしょう。
誤った勉強法をしている
いくら長い勉強時間をかけて勉強していても、誤った勉強法で勉強していては、試験で点数が取れるようにはならないため、意味がありません。
合格者の勉強法を知り参考にすることや、独学をするのではなく予備校や通信講座で勉強法を学ぶことも必要です。
以下では、合格するために効果的な勉強法をご紹介します。
勉強法を根本から改善する
勉強は継続すること、つまり復習することが一番重要です。
何度も復習することで理解力を向上することができ、記憶の定着に繋がります。
何年も不合格になっている人は、勉強法が合っていない可能性が高いですので、根本から勉強法を見直してみましょう。
例えば、インプットを重点的にしていた人は、インプットだけではなくアウトプットをすることを意識しましょう。
アウトプットをすることで、試験本番で生かせる形で知識を定着させることができます。
もちろん、アウトプット以前にテキストや動画講義を利用して最低限知識を身につける必要があります。しかし、知識の定着や試験本番の問題がなかなか解けないと感じている場合は、アウトプットの機会を増やすことで学習状況が打開されることもあるでしょう。
過去問を解くこともアウトプットの一環になり、試験の傾向を掴むこともできます。
過去問を解くのは勉強期間の最後に取っておくのではなく、最低限の学習をしたところで短答試験の過去問などに取り組み、こまめにアウトプットをしていくことがおすすめです。
勉強計画を立てる
試験日から逆算し、自分に必要な学習範囲や日程を決めて勉強計画を立て、それに従って学習を進めることが必要です。
インプットに時間をかけているとモチベーションが下がってしまいます。
学習計画を立てるときには、インプットは早めに終わらせ、過去問を解くなどアウトプットをする学習にかける時間を多めに設けることがおすすめです。
学習量と質を両立させる
勉強するときは、ただ長時間勉強すればよいわけではなく、勉強の質を向上させることが重要です。
また、勉強する範囲を最初に見極めることも必要です。
出題範囲外のものを勉強しても試験には出ないため、無駄な勉強になってしまいます。そのため、過去問を分析して必要な勉強範囲を知り、それに基づいて勉強を進めるようにすると良いでしょう。
忙しくて勉強時間が足りない人は、通勤・通学などの隙間時間を有効活用して勉強するのがおすすめです。
予備校や通信講座では、スマホを使って受講できるサービスが増えてきています。
忙しい方は予備校や通信講座を利用し、学習時間を確保しましょう。
必要ないところまで勉強する
予備試験は、出題範囲以外の部分から問題が出題されることはありません。
何年も合格できないからと焦り、勉強する範囲が足りていないのだと勘違いして出題範囲以外の部分まで勉強することは避けましょう。
オーソドックスに、出題範囲内の重要な部分を中心に学習を進めていくことが大切です。
来年度の試験に合格するために
今年度は予備試験に落ちた人が来年度こそ合格するためには、どうすればよいのでしょうか。
プロの講師に任せる
予備試験は超難関試験であり、勉強しなければならない範囲も広いため、独学による合格は難しいと言えます。
そのため、予備校や通信講座でプロの講師に教えてもらうことをおすすめします。
特におすすめできるのがアガルートの予備試験講座です。受講料は相場よりも安く、割引込みで691,614円(税込)で受講することができます。
アガルートの予備試験講座では、1年での合格を目指すコースもあり、短期集中の講座でコスパよく学習することができます。
アガルートの予備試験講座は比較的新しい通信講座ですが、司法試験合格者の半分がアガルートの通信講座を利用しているという実績があります。
貴重な1年間を任せる講座としては最適だと言えるでしょう。
論文試験対策にじっくり時間をかける
予備試験では「論文試験が合格の分かれ目」と言っても過言ではありません。
論文試験に合格すれば、基本的には予備試験に合格できるものと考えてよいでしょう。そのため、学習の比重としては、短答試験よりも論文試験を重点的に勉強するのがおすすめです。
また、論文試験の勉強は短答試験の勉強で学んだことをアウトプットする機会にもなるので、時期によっては論文対策に多くの時間を割くという学習スケジュールを立ててもよいでしょう。
口述試験対策も忘れずに
論文試験に合格しても口頭試験で落ちたという人もいます。
口頭試験を受ける人はそのほとんどが合格しますが、だからといってしっかり対策せずに口答試験に臨むと、落ちてしまうことが十分あり得ます。
口頭試験の対策も忘れずにしっかりしておきましょう。
体調管理をしっかりする
勉強を頑張りすぎて、睡眠不足や体調不良になってしまう人もいます。
一生懸命勉強することは大事ですが、睡眠、食事、精神的ストレスのバランスはしっかり管理し少なくともこれらの3つに同時に大きな負荷がかかることはないようにすべきでしょう。
また、試験直前の時期は、特に体調管理をしっかりし万全の体調で試験に臨めるようにしましょう。
予備試験に落ちた場合のまとめ
予備試験に落ちた場合について まとめ
- 予備試験の受験者は法律初学者が大半であり、弱気にならないことが重要
- 短答試験過去問などを利用し、アウトプットの機会を早い段階から持つ
- 通信講座などを利用し、プロから勉強方法・スケジュールの指導を受けるのが効果的
予備試験は上位4%の人しか受からない非常に難易度が高い試験です。落ちたからといって諦めず、引き続き勉強を続けることが重要だと言えます。
しかし、ただ勉強すればよいというわけではありません。
過去問を分析して出題範囲をしっかり把握することや、インプットだけでなくアウトプットを重視するなど、勉強法が合っていることが重要です。
そのために、通信講座や予備校講座を受講し、適切な勉強法で勉強することがおすすめです。
また、予備校や通信講座を受講すると、予備試験合格の分かれ目となる論文試験について、プロの指導を受けられるのもメリットです。
一度落ちた方も自分の勉強法を見直し、次なる目標に向かって学習を進めましょう。