一級建築士試験の合格点の目安は?学科・製図それぞれの合格ラインや足切り点を紹介!
「一級建築士試験の合格点の目安ってどのくらい?」
「学科・製図試験の合格率は?おすすめの勉強方法はある?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
一級建築士試験の合格点は「各科目は過半の得点、総得点は概ね90点程度」で設定されますが、受験者の出来によって補正がなされるため、合格点は例年若干変動します。
今回は一級建築士試験の合格点の目安について、学科・製図試験の合格率や勉強方法と共にお伝えします。
これを読めば、一級建築士試験の合格点とそれを突破するための方法がよくわかるはずです。
一級建築士試験の合格点の目安についてざっくり説明すると
- 各科目の足切りは概ね5〜6割程度
- 学科試験の令和4年度の総得点に対する合格点は125点中91点
- 製図試験はランクI〜IVのうち、ランクIだけが合格
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一級建築士試験とは
合格点の話をする前に、まずは一級建築士試験の概要を解説します。
毎年2万人以上が受験する人気国家資格
一級建築士試験は例年2万人以上が受験する人気の国家資格です。試験の合格者には国土交通省から資格が交付されます。
なお、資格を取得するには学科試験と設計製図試験の両方に合格しなければなりません。二つの試験の総合合格率は、例年10%程度で推移しており、かなりの難関試験だと言えるでしょう。
しかし、難易度が高い分資格の評価も高いので、一級建築士を取得すれば幅広い活躍が期待できます。
ちなみに一級建築士の偏差値は66程度で、国家資格では電気主任技術者第1種や中小企業診断士と同水準の偏差値です。
一級建築士は全ての建築物を扱える
建築士には一級建築士・二級建築士・木造建築士の3つがあり、それぞれで設計・工事監理ができる範囲が異なります。詳細は以下の通りです。
種類 | 業務範囲 |
---|---|
一級建築士 | 全ての構造・規模・用途の建築物の設計・工事監理ができる |
二級建築士 | 比較的小規模な建築物の設計・工事監理ができる |
木造建築士 | より小規模な木造建築物の設計・工事監理ができる |
上記の通り、一級建築士はあらゆる建築物に関する設計・工事監理を認められているので、建築士として活躍するには一休建築士を目指すべきです。
ただし、二級建築士であっても、独立して成功できる可能性は十分にあります。
建築士の業務範囲の詳細
建築士の業務範囲をさらに詳しく見てみましょう。
延べ面積 | 木造(高さ≦13mかつ軒高≦9m) | 木造以外(高さ≦13mかつ軒高≦9m) | 全ての構造(高さ>13m又は軒高>9m) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
S(㎡) | 階数1 | 階数2 | 階数3以上 | 階数2以下 | 階数3以上 | |
S≦30 | - | - | 一級・二級 | - | 一級・二級 | 一級 |
30<S≦100 | - | - | 一級・二級 | 一級・二級 | 一級・二級 | 一級 |
100<S≦300 | 一級・二級・木造 | 一級・二級・木造 | 一級・二級 | 一級・二級 | 一級・二級 | 一級 |
300<S≦500 | 一級・二級 | 一級・二級 | 一級・二級 | 一級 | 一級 | 一級 |
500<S≦1000(一般) | 一級・二級 | 一級・二級 | 一級・二級 | 一級 | 一級 | 一級 |
500<S≦1000(特定) | 一級 | 一級 | 一級 | 一級 | 一級 | 一級 |
1000<S(一般) | 一級・二級 | 一級 | 一級 | 一級 | 一級 | 一級 |
1000<S(特定) | 一級 | 一級 | 一級 | 一級 | 一級 | 一級 |
※「-」は誰でもできるが延面積が50㎡を超える建築物で、延面積の1/2以上を居住の用に供するものは建築士の資格が必要。
上記より、一級建築士でなければできない業務はかなり多いことが分かります。
なお、「特定」とは「学校・病院・劇場・映画館・観覧場・公会堂・オーディトリアムを有する集会場・百貨店」を指します。
建築士は業務独占資格及び名称独占資格
建築士法には建築士の業務独占と名称独占に関する規定があります。詳細は以下の通りです。
- 一定の建築物の設計・工事監理は建築士でなければ行ってはならない(業務独占)
- 建築士でない者が建築士名称を使うことや、建築士が有していない種別の建築士名称を使うことを禁ずる(名称独占)
これらの規定により、「建築士」を名乗って建築士としての活動を行うには必ず建築士の資格が必要です。また二級建築士や木造建築士が一級建築士を名乗ることはできません。
大学で建築を学んだ者が多く合格する試験
一級建築士試験の受験資格は以下の者に与えられます。
- 大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等において指定科目を修めて卒業した者
- 二級建築士
- 建築設備士
- その他国土交通大臣が特に認める者(外国大学を卒業した者等)
一級建築士試験では、上記のうち「大学において指定科目を修めて卒業した者」が合格するケースが非常に多いです。令和元年度試験では、合格者の73.4%が大学出身者でした。
ちなみに令和3年度試験では、以下5つの大学出身者の合格が特に多かったようです。
大学 | 合格者数 |
---|---|
日本大学 | 153名 |
東京理科大学 | 128名 |
芝浦工業大学 | 96名 |
近畿大学 | 87名 |
早稲田大学 | 79名 |
一級建築士試験の合格点と配点
一級建築士の学科試験は125点満点で実施されますが、5つの試験科目と総得点のそれぞれに合格点が設けられています。
合格点は試験回ごとに変動するため、受験する際は予備校が発表している合格基準予想を確認すると良いでしょう。
学科試験は四肢択一式で125点満点
一級建築士試験の学科試験は、「計画」「環境・整備」「法規」「構造」「施工」の5科目で構成されています。各科目の出題数及び試験時間は以下の通りです。
出題科目 | 出題数 | 試験時間 |
---|---|---|
計画 | 20問 | 環境・設備と合わせて計2時間 |
環境・設備 | 20問 | |
法規 | 30問 | 1時間45分 |
構造 | 30問 | 施工と合わせて計2時間45分 |
施工 | 25問 |
なお、出題形式は四肢択一式です。また配点は1問1点の計125点満点になります。
一級建築士試験の合格基準点
令和4年度・令和3年度の一級建築士学科試験の配点及び合格基準点は以下の通りです。
年度 | 計画 | 環境設備 | 法規 | 構造 | 施工 | 総得点 |
---|---|---|---|---|---|---|
令和4年度 | 11/20 | 11/20 | 16/30 | 16/30 | 13/25 | 91/125 |
令和3年度 | 10/20 | 11/20 | 16/30 | 16/30 | 13/25 | 87/125 |
上記より、一級建築士学科試験に合格するには、第一に各科目で半分程度の得点が必要であることが分かります。
各科目で半分くらいの点を取る必要がある
上の表を見ると、一級建築士学科試験では、計画・環境設備・法規・構造・施工の各科目で5〜6割程度の得点が必要であることが分かります。
なお、合格基準点は若干変動することがあるので注意しましょう。令和元年度試験では、各科目の合格点に変動はなかったものの、総得点に関する合格点が6点アップしています。
ちなみに製図試験に進めるのは学科試験の合格者のみなので、学科試験の合格基準を把握しておくことは重要です。
学科試験には足切りが存在する
一級建築士学科試験では、各科目ごとに「足切り」が存在します。一つでも足切りを下回ったらいくら総得点が良くても製図試験には進めないので注意が必要です。
よって、全ての科目を十分に対策しておかなければなりません。一つでも苦手科目があると危険なので、苦手科目がある場合は重点的に特訓するのが良いでしょう。
補正措置が加わる可能性もある
国土交通省は、一級建築士学科試験の合格基準点を「各科目は過半の得点、総得点は概ね90点程度を基本的な水準」として設定しています。
しかし、この基本的な水準を適用した場合に国土交通省が想定していた合格率と実際の合格率との間に乖離が見られる時は、合格基準点の補正が行われることがあります。
年度によって合格基準点が若干変動するのはこのことが理由です。
ちなみに過去4年間(平成28年度〜令和元年度)では、各科目のボーダーラインについては一定で、総得点に関する合格基準点のみが変動しています。それ以前に関してはこの限りではありません。
製図試験の合格ラインは厳しい
製図試験の採点区分は以下のようになっています。
ランク | 内容 |
---|---|
ランクI | 「知識及び技能」を有するもの |
ランクII | 「知識及び技能」が不足しているもの |
ランクIII | 「知識及び技能」が著しく不足しているもの |
ランクIV | 設計条件・要求図面等に対する重大な不適合に該当するもの |
上記の中で合格できるのは「ランクI」の評価を受けた者だけです。そのため、製図試験の合格基準も比較的厳しいと言えるでしょう。
一級建築士の合格率はなぜ低い?
一級建築士試験は合格率が非常に低いことで有名ですが、上記で解説した厳しい合格基準も合格率を下げる要因になっていると考えられます。
以下では一級建築士試験の合格率が低い理由について解説します。
記念受験者が合格率を下げている?
過去8年間における一級建築士学科試験の受験者数及び合格者数、合格率は以下の通りです。
年度 | 学科試験の受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和4年 | 30,007人 | 6,289人 | 21.0% |
令和3年 | 31,696人 | 4,832人 | 15.2% |
令和2年 | 30,409人 | 6,295人 | 20.7% |
令和元年 | 25,132人 | 5,729人 | 22.8% |
平成30年 | 25,878人 | 4,742人 | 18.3% |
平成29年 | 26,923人 | 4,946人 | 18.4% |
平成28年 | 26,096人 | 4,213人 | 16.1% |
平成27年 | 25,804人 | 4,806人 | 18.6% |
一級建築士試験を受ける人の中には、いわゆる「記念受験」の受験者も一定数いると考えられます。一級建築士試験は年に一回しか行われないので、「ダメ元で受験しておこう」と考えてもおかしくないからです。
記念受験の受験者は、一般の受験者よりも勉強量・勉強時間共に少ないため、合格できる可能性は高くありません。
そのため、彼らの存在は一級建築士試験の合格率を下げる要因になっていると言えるでしょう。
合格率と難易度が必ずしもマッチしない
一級建築士試験の合格率が「記念受験」によって下げられているとすれば、合格率と難易度は必ずしも一致しないと言えるでしょう。
つまりきちんと勉強した者にとって一級建築士試験は、「10人に1人しか合格できない」ほどには難しくない可能性があるということです。
そのため、合格率が10%台であっても、決して合格を諦めるべきではありません。十分に対策をして試験に臨めば合格できるチャンスは大いにあります。
科目数が多くそれぞれ難易度が高い
一級建築士試験は学科試験の5科目に加えて製図試験もあるため、対策すべき項目が非常に多いです。
学科試験だけでも幅広い分野について学習しなければならないので、科目数が少ない試験に比べると対策が難しい試験と言えるでしょう。
勉強量が多くなれば、その分勉強時間も長くなるので、試験勉強は大変です。このことも一級建築士試験の合格率を下げる要因になっていると考えられます。
試験勉強を十分に行うのが難しいことから、どうしても記念受験、もしくはそれに近いレベルの受験者が増えてしまうのです。
製図試験の合格率は高い
過去7年間における一級建築士製図試験の合格率は以下の通りです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和4年 | 10,509人 | 3,473人 | 33.0% |
令和3年 | 10,499人 | 3,765人 | 35.9% |
令和2年 | 11,035人 | 3,796人 | 34.4% |
令和元年 | 10,151人 | 3,571人 | 35.2% |
平成30年 | 9,251人 | 3,827人 | 41.4% |
平成29年 | 8,931人 | 3,365人 | 37.7% |
平成28年 | 8,653人 | 3,673人 | 42.4% |
平成27年 | 9,308人 | 3,774人 | 40.5% |
上記より、製図試験の合格率は学科試験に比べると高いことが分かります。
確かに厳しい合格基準の試験ではありますが、そもそも学科試験に合格した人だけが挑戦するということで、受験者のレベルが高く合格率も高めです。
一級建築士試験の総合合格率は10%程度
過去13年間の一級建築士試験の総合合格率は以下の通りです。
年度 | 総合合格率 |
---|---|
令和4年 | 9.9% |
令和3年 | 9.9% |
令和2年 | 10.6% |
令和元年 | 12.0% |
平成30年 | 12.5% |
平成29年 | 10.8% |
平成28年 | 12.0% |
平成27年 | 12.4% |
平成26年 | 12.6% |
平成25年 | 12.7% |
平成24年 | 12.4% |
平成23年 | 11.7% |
平成22年 | 10.3% |
上記より、一級建築士試験の合格率は例年10%程度であることが分かります。先述した通り、記念受験も一定数存在し、製図試験の合格率は比較的高いため、合格率ほど難易度は高くないでしょう。
ただし、合格率を下げる様々な要因はあれど、難易度が高いことは確かです。そのため、合格するには対策を万全にして試験に臨むことが必要になります。
合格ラインを満たすための勉強方法
一級建築士試験は合格基準が厳しく、合格率も低い試験です。そんな難しい試験に合格するにはどうすれば良いのでしょうか。
以下では一級建築士試験に合格するための勉強法について解説します。
合格点ギリギリを目指さない
先述した通り、一級建築士試験の合格基準は毎年変動するため、「去年の合格点を目指して勉強しよう」というような態度で試験対策を行うのは危険です。
前年度の合格点ギリギリでは、受験する試験では不合格になってしまう可能性もあります。
そのため、例年の合格点よりももう少し高い水準の目標を立てるべきです。
国土交通省が発表している合格基準点の基本的な水準は「各科目は過半の得点、総得点は概ね90点程度」なので、例えば各科目で6割以上、総得点で100点以上を目指すと良いでしょう。
一級建築士試験の勉強時間は約1000時間
一級建築士試験に合格するには、初学者の場合で1,000時間程度の勉強が必要と言われています。実際、資格Timesが独自に実施した調査では800〜1500時間で合格される方が多いことが分かっています。
仮に1000時間としても1日2、3時間勉強したとしても1年程度かかる計算になるので、長期間勉強を頑張らないといけないという心算はしておいた方が良いでしょう。
また独学で挑戦する場合はモチベーション維持が課題になるため、何かやる気を高める方法を考えておくべきです。
1年間もやる気を維持する自信がないならば、後述するように通信講座を利用して効率よく学ぶことをおすすめします。
標準レベルの問題を間違えないことが大切
資格試験に合格するための秘訣は、比較的正解しやすい標準レベルの問題を落とさないことです。満点を取る必要はないので、発展レベルの問題は少々落としても構いません。
ちなみに一級建築士試験における発展的な出題には以下のようなものがあります。
- 業務委託契約約款などの「設計・工事管理に関わる問題」
- まちづくりの関連した「社会的重要性の高い改修・活用・再生の問題」
- 耐震改修工事に関係のある「構造の安全性・品質に関する問題」
時事問題が出題される可能性もある
一級建築士試験では、過去問の形式を踏襲したような問題に加え、時事問題に関連した新しい傾向の問題が出題されることもあるので注意しましょう。
具体的には「環境(省エネ・環境負荷低減)」や「最新の建築法・基準・規格」などに関する問題が出されることが予想されます。
こうした出題に対応するためには、普段から建築関連の時事問題を調べ、喫緊の社会的ニーズを把握しておくのが良いでしょう。
また通信講座を活用して、最新の出題傾向に関するプロ講師の見解を聞くのも良い参考になります。
製図試験の具体的な試験対策法
続いては製図試験の対策法について解説します。
計画・図面力を上げる
一級建築士の設計製図試験では、テーマに合わせたデザインを考案し、それを実際に設計することが求められます。そのため、計画力と図面力の両方が必要になります。
計画力に関しては、ゾーニングやグルーピングなど計画立案の手順を明確にしておき、手順通りに計画を作る練習をするのが良いでしょう。
また試験を突破するには図面力も必要になりますが、一番大事なのはスピードです。試験本番では3時間程度で作図をしなければならないので、普段から作図のスピードは意識しておきましょう。
加えて「矩計図」や「梁伏図」などの難易度が高い図面に関しては、スピードに加えて正確性も必要になります。
記述力を高めるような勉強を
製図試験では、6時間30分という制限時間の中で、デザインを考えて実際に作図し、さらに作った図面に対して分かりやすく合理的な説明を記述しなければいけません。
そのため、製図試験を突破するには素早く的確な説明を加えられるだけの記述力が必要になります。
なお、記述は自らの図面における設計の合理性・正当性をアピールするものでなければならないので、デザインの段階から記述の内容考えながら作業を進めるのが良いでしょう。
実際の図面と記述が整合していなければ「ランクI」の評価を得るのは難しいので注意が必要です。
学科試験は過去問対策が重要
一級建築士学科試験では、過去問をベースとして出題が多いので、試験対策としては過去問演習を繰り返して、問題形式や出題傾向に慣れることが重要です。
参考書を使ったインプットももちろん大切ですが、知識を丸暗記するだけでは合格点を取るのは難しいので、十分なアウトプットを行うことが必要になります。
また過去問演習で間違った問題や理解できていないと感じた箇所については、参考書に戻って復習することが肝心です。適宜知識の穴を埋めていくことで、得点能力を効果的に伸ばすことができます。
なお、法規の問題を解く際は法令集も用意しておいた方が勉強が捗るのでおすすめです。
新傾向の問題の対策も必須
試験対策は過去問演習中心に進めるのがおすすめですが、一級建築士試験では過去問では見られないような新しい傾向の問題も出題されます。よって、そうした出題に対応するには過去問以外を使った対策も必要です。
例えば、オリジナル問題を収録した問題集で演習を行うのが良いでしょう。また参考書を深く読み込んだり、時事問題を調べたりするのもおすすめです。
なお、新傾向の問題に対応するには、基本的な知識の応用力が必要になるため、参考書や過去問の内容をただ丸暗記するのではなく、自らよく考えて内容理解を深めようとする姿勢を持つことが大切になります。
通信講座なら安心して合格を目指せる
上記のように難易度の高い一級建築士試験であるため、安心して合格を目指す際には通信講座の利用がおすすめです。
一級建築士試験対策の講座は多くの会社から開講されていますが、その中でも最もおすすめなのは「スタディングの一級建築士講座」です。
価格が非常にリーズナブルなだけでなく、充実した教材内容となっているため、忙しい人でも合格を目指すことができます。
一級建築士試験の合格点の目安まとめ
一級建築士試験の合格点の目安まとめ
- 合格率を調整するために合格点は補正される
- 合格点ギリギリを狙って勉強するのは危険
- 通信講座なら安心して勉強できる
一級建築士試験の合格点の目安について解説しました。
国土交通省によると、一級建築士試験の合格点は「各科目は過半の得点、総得点は概ね90点程度」を基準に定められます。
しかし、合格率を調整するために補正が行われることもあるので、この基準ギリギリを狙って試験に臨むのは危険です。
少なくとも各科目で6割以上、総得点で100点以上は安定して得点できるように勉強するのが良いでしょう。
なお、通信講座ならそうした学習プランも含めて指導してもらえるのでおすすめです。
以上を参考に、一級建築士試験合格を目指してください。