TACと大原の税理士講座どっちがおすすめ?合格実績や教材・サポート面を徹底比較!

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税理士

脇田弥輝

「TACと大原の税理士講座はどっちがおすすめ?」

「両者の合格実績は?それぞれの教材やサポートはどう?」

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

教材や学習サポートのクオリティ、合格実績などから判断すると、税理士予備校に関してはTACと大原が二強だと言えます。

実際、両者のどちらを受講すべきかで迷っている方も多いでしょう。

そこで今回は、TACと大原の税理士講座なら、どちらがよりおすすめかについて解説します。

それぞれの合格実績や教材・サポートの特徴なども紹介するので、自分に合った講座を選ぶ上での参考にしてください。

TACと大原の税理士講座についてざっくり説明すると

  • 合格実績がダントツで高いのは大原
  • 大原では講師から手厚いサポートも受けられる
  • カリキュラムの効率性に優れているのはTAC
  • TACは通信生でもスクーリングの機会が豊富

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TACと大原の税理士講座を比較

大原とTACのロゴ

項目 TAC 大原
価格(税込)※ 235,000円~ 230,000円~
実績 合格者248名(2021年度実績) 官報合格者占有率50.0%(310/620名・2022年度実績)
講義の特徴 ライブ授業・映像通学・Web・DVD ライブ授業・映像通学・Web・DVD
質問対応 直接・電話・メールにて対応 直接・電話・メールにて対応

※必須科目である簿記論を対策する場合の金額

上記はTACと大原をいくつかの項目で比較した表です。以下ではそれぞれの特徴について、詳しく解説します。

大原の税理士講座の特徴

大原の税理士講座の主な特徴は以下の通りです。

  • 2022年の合格者占有率が50.0%という驚異の合格実績
  • 優秀な講師陣が合格まで徹底的にサポートしてくれる
  • 初学者でも無理なく合格を目指せるカリキュラムが用意
  • 「時間の達人シリーズ」ではスキマ時間の勉強も充実

大原の税理士講座は充実の講師陣の元、圧倒的な合格実績をたたき出しています。

圧倒的合格者占有率を誇る

大原の税理士講座で何よりも魅力的なのは、他社と比べて合格実績が圧倒的であることです。

2022年度の試験で、5科目合格(最終合格)を意味する官報合格を果たした受講者は310名に上り、50.0%という驚くべき占有率を記録しています。

50%を超えていることから、官報合格者占有率で大原に勝る他社はおそらくありません。よって講座のクオリティに関する信頼度は抜群に高いと言えます。

TACの税理士講座の特徴

TACの税理士講座の主な特徴は以下の通りです。

  • 忙しくても合格を目指せる戦略的合格カリキュラム
  • 実務家講師と専任講師の両方から学べる
  • 試験の傾向を徹底分析してテキストを作成
  • 例年多数の合格者をコンスタントに輩出

TACは徹底した試験分析をもとに、効率よく試験合格を目指せる戦略的合格カリキュラムを提供している点が大きな魅力となります。

戦略的合格カリキュラムを採用

戦略的なカリキュラムに沿って、合格に向けて効率よく試験対策を行えることが、TACの税理士講座の大きな特徴です。

TACでは、各科目の特色や最新の出題傾向を踏まえて合格に必要な要素を抽出し、科目ごとに試験勉強の戦略が練られています。

必須の勉強内容だけを、最適な順序で学ぶことができ、無駄のないスリムな勉強で合格を目指すことが可能です。

そのため、とりわけ忙しくてたっぷりと学習時間が確保できない方などにおすすめします。

TAC・大原の講座費用を比較

お金とペン

各講座の簿記論合格を狙うコースの価格は以下の通りです。

講座 コース名 価格(税込)
大原 初学者一発合格コース 230,000円
TAC 完全合格コース+上級コース 235,000円

上記の通り、費用の面では、大原とTACにほとんど差はありません

続いて、各講座の主要コースの価格一覧表を紹介していきます。

大原の料金表

講座名 通常価格(税込)
初学者一発合格コース 簿記論 230,000円
初学者一発合格コース 財務諸表論 230,000円
初学者一発合格コース 所得税法 251,000円
初学者一発合格コース 法人税法 251,000円
初学者一発合格コース 相続税法 251,000円
初学者一発合格コース 消費税法 155,000円
初学者一発合格コース 国税徴収法 155,000円
初学者一発合格コース 住民税法 155,000円
初学者一発合格コース 事業税法 155,000円
初学者一発合格コース 固定資産法 155,000円

大原の税理士講座では、会計学の必須科目は230,000円、税法科目は155,000円もしくは251,000円で勉強できます。

官報合格を目指して5科目の講座を受講するとなると、100万円を超えるため、費用は決して安いとは言えません。

しかし、それなりのお金がかかるだけあって、講座のクオリティは十分に高いです。そのため、コスパは決して悪くありません。

複数科目受講でお得な割引がついてくる

大原の税理士講座における初学者一発合格コースなどでは、2科目以上を同時に申し込むことで、10%OFFの割引を受けられます

100万円分申し込めば、単純計算で10万円安くなるため、少しでも費用を抑えたい方は、同時申し込みをおすすめします。

TACの料金表

講座名 科目 価格(税込)
完全合格コース 簿記・財表 235,000円
ベーシックコース 法人税・所得税 230,000円
基礎マスター+上級コース 相続税・消費税 155,000円〜
速習コース 酒税・消費税・固定資産税・国税徴収法 105,000円

TACでは税理士試験の主要科目を、上記の金額で勉強できます。

価格はほとんど大原と同等で、費用面で両者の差がないことが上記の表から明らかであるといえるでしょう。

パックプランでお得に受講できる

TACでは、1科目ずつ講座を申し込むより、「本科生」や「パック生」のプランで受講するほうが金額が安くなります

本科生では最大40%の割引が適用され、税理士スタート講座や1科目の再受講が無料になる特典を得ることが可能です。

パック生のほうも、1科目単位の申し込みよりも割安に受講でき、こちらでも税理士スタート講座を無料で受けられます。

2社とも一般教育訓練給付制度を使える

一般教育訓練給付金とは、厚生労働省が国民の能力開発やキャリア形成をサポートするために実施している施策です。

一定の要件を満たす者が指定の教育訓練を受けた場合に、教育訓練経費の20%(上限10万円)が支給されます。

大原とTACの税理士講座は、多くのコースがこの給付金の支給対象となっているため、場合によってはかなりお得に受講することが可能です。

そのため、受講する際には、自分が給付の要件を満たすかどうかを確認してみるのがおすすめです。

一般教育訓練給付金の支給対象者

一般教育訓練給付金の支給対象となるのは、以下のいずれかに該当する方です。

対象者 条件
①雇用保険の被保険者(就業中) 教育訓練の受講開始日に雇用保険の被保険者期間が3年以上※
②雇用保険の被保険者であった者(離職中) 以下の2つを満たすこと
◯離職日の翌日から受講開始日までが1年以内(最大20年までの延長あり)
◯雇用保険の被保険者期間が3年以上※
※初めて申請する場合は、当分の間、被保険者期間が1年以上あれば良い

上記のいずれかに該当する方が、大原やTACの税理士講座を受講した場合、受講費の20%(上限10万円)の給付を受けられます。

なお、被保険者期間や適用対象期間の延長などの詳細については、大原やTACの公式サイト、厚生労働省のHPなどでご確認ください。

TACと大原のカリキュラムの違いを比較

カレンダー

以下では、カリキュラムの観点から、大原とTACの税理士講座を比較してみます。

初学者でも着実に合格に近づける大原のカリキュラム

大原の税理士講座では、税理士試験の対策に精通した熟練の講師陣がカリキュラムを設計しています。

特に必須科目の簿記論・財務諸表論に関しては、各科目を担当する講師がタッグを組み、一発合格を実現するのに最適なカリキュラムの研究を日々行なっているので、大変クオリティが高いです。

直近の出題傾向に対応していることはもちろん、最新の試験攻略法も教えてもらえるため、効果的に得点力をアップさせることが可能になります。

最短ルートの合格を追求するTAC

TACの税理士講座では、専任講師と実務家講師が試験の傾向を徹底的に分析した上で、それぞれの科目で合格戦略を作成します。

その戦略は、科目ごとの特徴や傾向を踏まえた効果的かつ効率的な内容になっているので、最短ルートで効果的に試験合格を目指すことができるのです。

また講義や教材、カリキュラム、学習サポートなどの各要素が互いに連関しているため、一貫性のある学習ができる点も最短合格に向けてありがたいポイントの一つになります。

TACと大原の教材の違いをチェック

教材内容の観点では、大原とTACの税理士講座には以下のような違いがあります。

わかりやすさ・使いやすさにこだわった大原の教材

大原の教材

画像出典:大原公式HPより

大原の教材には、図解や具体例が豊富に掲載されているため、無理なく理解を深めることが可能です。

また理解すべき箇所と暗記すべき箇所が明確に分けられており、メリハリの効いた勉強ができます。

このように、わかりやすさと使いやすさにこだわって設計されていることが、大原の教材の大きな特徴です。

さらに問題集には問題ごとに重要度ランクが記されており、優先順位の高いものから勉強できることも魅力的だと言えます。

TACでは合格に必要なエッセンスをもれなく吸収できる

TACの教材

画像出典:TAC公式HPより

TACの教材は、カリキュラムや講義と密接に連動しているため、効率よく知識をインプットできます。

また専任講師と実務家講師の両方が作成に携わっているので、学術的な問題と実務的な問題の両方に対応することが可能です。

両方の問題種をバランスよく対策できる点はTACの大きな魅力であるといえるでしょう。

さらに演習問題に関する詳しい解説が載っており、対策が必要な計算問題と理論問題についての万全な準備ができるという強みもあります。

TACと大原の講師・講義を比較

講義中の講師

続いては、大原とTACの税理士講座を、講師・講義の点から比較していきます。

講師陣を徹底比較

大原とTACの講師陣には、それぞれ以下のような特徴があります。

講師からの徹底したサポートが魅力の大原

大原の税理士講座では、講師は講義を担当するだけでなく、学習の進捗管理や演習問題の添削を含め、試験対策を全面的にサポートしてくれます。

例えば、サクセスミーティングでは、講義以外の学習を充実させることをテーマに、講師からマンツーマンでアドバイスを受けることが可能です。

また充実した添削指導もなされるので、自分の言葉で解答しなければ正解できない理論問題の対策も十分に行えます。

その他にも様々な学習サポートがあり、多角的・包括的に支援してもらえるため、受講者にとっては大きな安心感があります。

高い満足度を誇るTACの講師陣

2022年合格目標の受講者を対象に実施されたアンケートにおいて、TACの講師の質に満足していると答えた方の割合は94.7%です。そのため、TACの講師に対する信頼度は申し分ありません。

なお、ここまで受講者満足度が高い理由としては、TACには実務家講師と専任講師の両方が在籍していることが挙げられます。

実務家試験委員と学者試験委員が問題を作る税理士試験において、両社に精通した講師陣が指導を行ってくれる点は大きなメリットであるといえるでしょう。

講義を徹底比較

今度は大原とTACの講義に関する魅力を、それぞれ解説します。

スキマ時間学習に有効な「時間の達人」シリーズ

大原の講義画像

画像出典:大原公式HPより

大原の「時間の達人シリーズ」は、忙しい社会人におすすめできるWeb通信の講座です。

教室講義スタイルと同じ内容を3分の1の講義時間で学び、捻出した時間で復習やアウトプットを行うことができます。

そのため、仕事や家事などで満足な勉強時間が確保できない場合でも、十分な試験対策が可能です。

本質をつかめる理解重視の講義

TACの税理士講座では、熟練のプロ講師による本質的な理解を重視した講義が行われます。

税理士試験は丸暗記や小手先のテクニックだけでは合格できず、内容を深いところまで把握しておかなければなりません。

TACの講師は豊富な知識を有しており、それが講義で惜しみなく伝えられるので、理解を基盤とした堅実な試験対策ができます

2社のサポート体制を徹底比較

手を突き上げる人々

税理士試験の対策を効率的・効果的に行うには、以下のような学習サポートが必要です。

  • 質問対応
  • 添削指導
  • 自習室
  • Web講義
  • 講義の振替制度
  • 受講科目の変更

大原とTACの税理士講座は、どちらも上記の基本サポートを全て備えているため、安心して勉強できます。

下記では、両者の特筆すべき学習サポートを一つずつ紹介します。

サクセスミーティングが魅力の大原

先ほども少し解説した通り、大原の税理士講座では、講師とマンツーマンのサクセスミーティングが行われ、学習法に関するアドバイスが送られます。

税理士試験の対策は3〜4年の長期戦になることが多く、順調に勉強を進めていくには、学習の進捗管理が非常に重要です。

そのため、定期的なミーティングで講師から助言をもらい、勉強を軌道修正できる大原の講座は、非常に魅力的だと言えます。

このサクセスミーティングにより、多くの受講生が道を誤らずに学習を適切に進めることができ、結果として高い合格実績につながっているのです。

通信生におすすめのスクーリング制度

TACの通信講座では、スクーリングのサービスが用意されており、通信受講生でも教室講座のクラスに入って学習できます

通信講座の場合、孤独な学習が続くことでモチベーションが保てなくなる人もいますが、TACならスクーリングで通学生から刺激を受けたり、講師と直接話したりすることが可能です。

そのため、一般的な通信講座よりもやる気を維持しやすいと言えます。

またスクーリングで答練を行うことで、本試験のような緊張感で問題を解くことで、本番慣れできる点もスクーリング制度の大きな魅力であるといえるのです。

合格実績は大原に軍配が上がる

大原の合格実績画像

画像出典:大原公式HPより

2社の合格実績はそれぞれ以下の通りとなります。

合格実績
大原 官報合格者占有率50.0%(310/620名・2022年度実績))
TAC 合格者248名(2021年度実績)

上記の通り、合格実績の点ではTACよりも大原のほうが優れています

大原の税理士講座では、優秀な講師陣が教材・講義・サポートの全てを高いレベルに仕上げており、それぞれの受講生に対して真剣な指導・支援が行われます。

その結果が上のような高い合格実績であり、信頼度はこの上ありません。

よって合格実績や信頼度の高さを重視するなら、大原の税理士講座を選ぶのが良いでしょう。

大原ならではの強み

分析画像

大原の税理士講座に特有の強みとしては、主に以下の2点が挙げられます。

圧倒的占有率を誇る合格実績

2022年度の税理士試験における大原の官報合格者占有率は50.0%です。

官報合格者の半数以上が大原の税理士講座を利用していたことになるので、同講座は税理士試験対策の王道と言って良いでしょう。

また複数社の講座を併用していた合格者がわずかであると仮定すれば、合格実績の点では大原がダントツの一番です。そのため、講座のクオリティに関する信頼度は圧倒的だと言えます。

なお、大原の官報合格者占有率が高いのは、2022年度に限ったことではありません。少なくとも過去10年においては、コンスタントに50~60%前後の占有率を記録しており、その実績はゆるぎないものとなっているのです。

あらゆる観点で講師陣のサポートが充実

大原の税理士講座では、ハイクオリティな講義や教材を作成する講師陣が学習サポートも担当します。

先ほど紹介したサクセスミーティングや添削指導、質問対応をはじめ、総合的に手厚いサポートをしてくれるので、安心して勉強を進めることが可能です。

勉強がキツくなってきたときにサポートを活用して踏ん張ることもできるため、挫折の心配が少なく、順調に合格レベルまで実力を高められます。

TACならではの強み

ルーペで事実を探す様子

一方でTACの税理士講座には、以下のような特筆すべき魅力があります。

効率性を重視したカリキュラム

税理士試験の勉強は長期間に及ぶのが普通ですが、途中でマンネリ化してモチベーションを落とさないためにも、無駄なく学習して、できるだけ勉強期間を短くすることは重要です。

TACの税理士試験講座のカリキュラムは非常に効率性が高く、短期集中型で合格を目指す場合に適しています

カリキュラムは、各科目の特性や出題傾向などを反映した戦略的な内容になっており、受講生は最小限の時間と労力で最大限の学習効果を得ることが可能です。

レベルの高い講師が勢ぞろい

TACの税理士講座には、200名を超える講師が在籍していますが、いずれも優秀な先生ばかりです。

全員が税理士試験に関する深い知識を持っており、本質的な理解につながる指導をしてくれます。またそれぞれの人柄も良く、時には熱い励ましのアドバイスももらえるため、受講者にとっては非常に心強い存在です。

知識や解法テクニックを教授してくれることはもちろん、モチベーション維持にも一役買ってくれるので、抜群の安心感の元学習を進めることができるでしょう

大原・TACの悪い点

お化け

大原とTACの税理士講座には、以下のような惜しい点もあります。

大原の注意点

大原の税理士講座では、スクーリングの機会は模擬試験しかないので注意しましょう。

通信生の場合、他の受講者から刺激を受けたり、講師と直接話したりするチャンスがほとんどありません

そのため、孤独な学習に閉塞感を感じ、モチベーションを落としてしまうケースも想定されます。

またスクーリングは自らの実力を客観視し、その後の勉強を軌道修正したり、改めて気持ちを入れ直したりする良いきっかけにもなるので、そうしたことができない点もデメリットです。

特にスクーリングの機会に魅力を感じている方は、TACの受講を検討するのも良いでしょう。

TACの注意点

TACの税理士講座の受講を検討する際に注意すべきなのは、同講座ではスキマ時間の学習を充実させにくいことです。

TACの講義は160分もしくは180分なので、ちょっとした空き時間に視聴するのには向いていません

そのため、通勤中など講義での学習を進めていきたいと考えている方は気をつけてください。

スキマ時間を活用し、多忙ながらもコツコツ勉強を積み重ねていきたい場合は、大原の「時間の達人シリーズ」もおすすめです。

TAC・大原の受講はどっちがおすすめ?

成功

ここまでの内容を踏まえ、以下では大原に向いている人、TACに向いている人の特徴をそれぞれ紹介します。

大原の講座受講が向いている人

  • 合格実績を重視して講座を選びたい人
  • 万全のサポート体制のもとで学習したい人
  • 仕事が忙しく、スキマ時間を活用して勉強したい人

第一に、合格実績を重視して税理士講座を選ぶなら、候補は大原一択です。圧倒的な合格者占有率を誇るので、信頼度はダントツに高いと言えます。

また優秀な講師から手厚いサポートを受けられることも、大原の大きな魅力です。そのため、充実したサポートをしてもらいながら、安心して勉強を進めたい方にも向いています。

さらに「時間の達人シリーズ」がある大原は、TACよりもスキマ時間を有効活用しやすいです。よって仕事が忙しい方にも適しています。

TACの講座受講が向いている人

  • 無駄のない学習で最短ルートでの合格を目指したい人
  • 理解を重視して勉強を進めたい人
  • 通信講座とスクーリングを併用したい人

効率性の高いカリキュラムに沿って、無駄のない試験勉強ができることが、TACの税理士講座の大きな魅力です。

よって、短期集中型で税理士試験に合格したい方に向いています。

またTACでは本質的な理解を重視した講義が行われるため、地に足のついた受験勉強がしたい方にもおすすめです。

さらにTACなら、通信生に対してもスクーリングの機会が豊富に用意されているので、通信講座を主体としながらも、モチベーションを落としたくない場合にも適しています。

TACと大原の実際の口コミ・評判

チェックリスト

各予備校ともに講師への感謝の声が多数聞かれました。

以下では、各予備校の税理士講座を活用して試験合格を勝ち取った方の声をご紹介します。

大原の評判・口コミ

何度挫けそうになっても、授業に行くたびにまだ諦められないと気合が入りました。コロナもあり家で1人勉強していて、試験前は不安でいっぱいでしたが、メールや動画を送ってくださり心の支えでした。

池田先生のクラスだから20ヶ月続けられました。本当にありがとうございました。 喜びの声より

一度授業を聞いてわからない項目は池田先生の授業を何度でも理解できるまで見直すほど池田先生の授業に対して絶対の信頼を置いてました。 喜びの声より

大井先生は話が常に理路整然としており、講義後に質問が1つも出ないくらいでした。

また自分が慌てやすい時に冷静なアドバイスをくださり落ち着くことができました。

上間先生は常に受講生の立場で物事を考えてくださり、成績が振るわない時も 具体策を一緒に考えてくださったり、緊急事態宣言の際はメールでのフォローなど親身になって考えてくださいました。

大原の税理士講座の口コミから、各講師がそれぞれの強みを生かして高いレベルの指導を行っていることがうかがえます。

時には熱い指導でやる気を引き出してくれるため、試験全般を通じて頼りになる存在になります。

TACの評判・口コミ

TACには実務家の講師が多く、受験だけでなく仕事上で必要なことも教えていただきました。 質問も丁寧に答えていただき、質問するのが楽しかった思い出があります。 合格者の声より

その講師と会うまでは、学習方法が分からず、税法科目に合格できずにいました。

条文を丁寧に読み込み、ときには判例を読み込んで、計算と突き合わせながらじっくり講義を進めてくれたので、理解が深まり、どの問題にも対応できるようになりました。 合格者の声より

TACの講師は実務もされている方が多かったので、仕事を背景とした説明にリアリティーがあり、おもしろかったです。 合格者の声より

TACの口コミの中には、実務家講師から学習内容はもちろん実務での貴重なお話を聞けて非常にためになったとの声が挙がっていました。

TACは専任講師と実務家講師の両方を取り揃えているため、この点は大原にはない大きな強みであるといえるでしょう。

TACと大原の税理士講座まとめ

TACと大原の税理士講座まとめ

  • 合格実績や学習サポートを重視するなら大原
  • スキマ時間を有効利用したい人にも大原がおすすめ
  • 最短ルートで合格したいならTAC
  • 理解重視の講義やスクーリングに魅力を感じる人もTAC向き

大原とTACの税理士講座では、どちらがよりおすすめできるかについて解説しました。

大原の税理士講座の魅力は、官報合格者占有率が圧倒的に高いことや講師から手厚いサポートが受けられることなどです。そのため、合格実績や学習サポートを重視する方に向いています。

一方でTACの講座の強みは、カリキュラムの効率性が高いことやスクーリングの機会が豊富であることなどです。よって最短ルートで合格を目指したい方や、モチベーション維持に自信がない通信生などにおすすめできます。

なお、受講費用に関しては、両講座に大きな差はありません。

以上を参考に、どちらも税理士講座がより自分向きかを検討してみてください。

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