証券会社員におすすめの資格8選!就職での資格の必要性や役立つ資格の特徴まで解説
「証券マンにオススメの資格は何があるの?」
「証券会社に勤めている人のキャリアアップに繋がる資格は何?」
このような疑問をお持ちの証券マンの方、いらっしゃいませんか?
金融機関は人気の就職先なので、証券会社への就職や転職を目指している方も多いでしょう。
また、証券会社入社後のキャリアアップや収入アップに繋がる資格は多くあるので、それらの資格を取得して職業人生を豊かにしていきましょう。
こちらの記事では、証券会社員におすすめの資格や、証券会社への就職に役立つ資格について、詳しく解説していきます!
証券マンのおすすめ資格についてざっくり説明すると
- 知識や営業スキルを習得できる資格がおすすめ
- 早い段階から勉強に着手しよう
- 実務にも繋がる資格取得がおすすめ
そもそも証券会社とは?
証券会社は株式や債券などの金融商品を取引する際の窓口の役割を果たしており、野村證券や楽天証券などと聞くとピンと来る方も多いのではないでしょうか?
証券会社は直接金融商品を売っているわけではなく、あくまで金融商品を取引する際の仲介役です。
投資家に対して金融商品の営業を行う仕事が多いため、営業スキルとして株や債券、投資信託に関する知識を備えておく必要があります。
金融に関する豊富な知識を持っているアピールとして資格の取得は非常に有効なので、自分の成績やスキルを高めるためにも有意義です。
証券会社に就職するために資格は必要なのか
証券会社に就職するために必須の資格は特に無く、入社にあたって絶対に取得しておくべき資格はありません。
しかし、選考の際に業務に関連する資格を取得しておくと有利になるのは言うまでもなく、また転職を目指す際のアピール材料にもなります。
また、取り扱っている金融商品の特徴などを正確に把握しておくことで説得力も増し、営業成績も上がりやすくなるでしょう。
証券会社で重宝される資格の特徴
以下では証券会社で役立つ資格の主な特徴について解説していきます。
就職から入社後まで有利になる資格を選ぼう
証券マンとして就職するために必須となる資格はありませんが、就職前に関連資格を取得しておけばスムーズに業務に入れるでしょう。
就活はもちろんのこと、入社後に仕事ぶりや成績でも周囲と差を付けることができる、有益で実用的な資格の取得をおすすめします。
また、このような資格は入社後に取得を目指す方も多いですが、証券マンは時間がなく学習を両立させるのは至難の業です。
よって、基本的には証券会社入社前の大学生の段階、または証券会社に転職する前に目星をつけて取得を目指すのがおすすめになります。
投資の際に必要な金融知識が身につけられる資格
証券会社では金融商品を売る仕事に従事することになるので、投資家に対して投資を促すような営業トークを展開しなければなりません。
その際には、説明力はもちろんのこと、投資に関して豊富な金融知識を持っておかないと魅力的なセールスができないため、必須となる金融知識は早めに習得しておくのがおすすめです。
この際、投資に必要である金融知識を身に付けられる資格を取得することで、求められる知識を素早く身に付け営業成績アップにつなげることができます。
投資先企業を正しく評価できるスキルが身に付く資格
証券マンとして投資先を紹介する際には、投資対象の経営状況などを分析して投資価値があることを説明しなければなりません。
つまり、企業の決算書を正しく読み取り、その業界に関する知識を踏まえて投資先と競合他社を比較しつつ「投資する価値がある」ことをアピールする必要があるのです。
これらのスキルが身につく金融系資格の取得を通じて証券マンとしての株が上がっていきます。
個人の資産設計をプランニングできる
証券マンは投資家の資産設計をプランニングしながら、自社を介して魅力的な投資案件を紹介する仕事を行います。
信頼を得るためには、正しく個人の資産設計を行った上でリスクの許容範囲を把握し、投資家に納得してもらえるプランニングを立てる必要があります。
豊富な金融知識を持っていないと納得してもらえる提案ができないため、資格勉強を通して幅広い知識を吸収していきましょう。
具体的には、FPは資産運用や金融商品、社会保険制度について幅広く学べるため、非常におすすめです。
証券マンにおすすめの資格8選
それでは、証券マンにおすすめの資格について、具体的に紹介していきます。
資格の概要を掴み、積極的に勉強に着手してみてください。
証券外務員
外務員は顧客に対して金融商品の販売や勧誘を行う者を指しますが、外務員として働くためには金融庁に証券外務員として登録する必要があります。
なお、登録するための条件として証券外務員としての資格が必要になるため、証券会社に就職後、早い段階での証券外務員資格の取得は必須です。
かなり公共性と汎用性が高い資格であるため、証券マンとしてのキャリアをスタートさせるためにも確実に合格しておきたい資格となります。
スタディングならコスパよく合格を目指せる
スタディングはスマホ学習に特化している通信講座であり、スマホ学習でありながらも効率よく学習できます。
予備校とは違って校舎を設けておらず、テキスト費用も削減している背景もあって 一種・二種試験単体コースは1万円以下、両種まとめて対策する場合も1万円台中盤と驚きの安さで受講することが可能です。
2022年度には受講生合格者を160名以上も出した実績も兼ね備えており、安さと高い講座品質を兼ね備えている点が大きな魅力であると言えるでしょう。
通勤時間を有効に活用したい社会人や金銭的に余裕がない学生にも受講しやすい利点があるので、金融系の仕事に興味がある方は利用してみてください。
FP(ファイナンシャルプランナー)
FPは幅広い金融知識を生かして資金計画を立て、家計管理や資産運用を通してお金の悩みを抱えている方を支える資格です。
証券マンは自社の金融商品を営業するにあたり、投資家の現状やニーズを把握して資金計画を立てるスキルが重要になるため、FPは最適な資格と言えるでしょう。
証券マンとしては最低でも2級は目指したいところですが、実務経験がない学生は3級を取得していないと受験資格が無いため注意しましょう。
金融のプロフェッショナルになるためには最終的に1級を目指すべきなので、高いレベルを目指して勉強を重ねていきましょう。
圧倒的な実績を持つフォーサイト
FPの合格を目指すにはフォーサイトが圧倒的な実績を誇っているため、おすすめです。
フォーサイト受講生のFP2級合格率は驚異の85%超えと誇っており、全国の2倍以上の実績を誇ります。
メイン教材はフルカラーで視覚的にも分かりやすい構成となっており、初心者でも楽しみながら学ぶことができるでしょう。
証券アナリスト
証券アナリストは、文字通り証券投資の分野において高度な専門知識と分析技術を応用して投資価値を正確に判断する資格です。
投資助言や的確なアドバイスを提供するためには必須の資格であり、証券アナリスト取得者は高い信頼を得られるでしょう。
企業会計や財務分析に関する幅広い知識を得られるため、営業トークに説得力を持たせることができます。
初学者の方にとっては難易度が高い資格ですが、勉強を進めると理解が深まるため、辛抱強く勉強を継続していきましょう。
CFA
CFAとは「Chartered Financial Analyst」の略称で、米国証券アナリストを意味します。
米国は世界経済の半分以上を占める巨大市場で、日本よりも投資リテラシーが高い特徴があります。
金融の中でも投資分野において有名な資格であり、世界的にも信頼性が高く大きなアピールポイントとなるでしょう。
日本人の資格保有者は約1,300人程度と非常に少ないため希少価値が高く、平均年収は約1,900万円にもなる人材への大きな一歩を踏み出すことができます。
外資系の企業でグローバルに働きたい方にはおすすめの資格なので、高みを目指して挑戦してみると良いでしょう。
プライベートバンカー
プライベートバンカーは、主に保有資産が1億を超える富裕層の資産管理を行い、適切な助言を送るスペシャリストです。
中小零細企業は後継者がいない問題を抱えていることが多く、事業の構築から事業の継承の仕方など、良い相談相手になれるでしょう。
さらに、事業承継の際の相続税対策や老後の資産管理まで得意分野は多岐に渡るため、プライベートバンカーが頼られる場面は多くあります。
大きなお金が動く証券会社において、富裕層向けの税金対策や運用方法など知識が豊富な人材は貴重なので、証券マンは積極的に取得を目指すべき資格と言えるでしょう。
DCプランナー(企業年金総合プランナー)
DCプランナーとは「Defined Contribution」の略称で、確定拠出年金を指します。
確定拠出年金に加入していながら制度を理解している方は少ないため、老後の資産問題が疑問されている日本においてDCプランナーは貴重な存在となれるでしょう。
業務内容は年金制度に加えて金融商品や投資・ライフプランの設計など多岐に渡るため、企業年金総合プランナーとも呼ばれています。
なお、業務内容は年金や福利厚生に関する相談が大半を占めているため、DCプランナーに加えてFPなどの資格を取得し、ダブルライセンスを目指すことをおすすめします。
貸金業務取扱主任者
貸金業務取扱主任者は金銭の賃貸借契約で違法な行為を取り締まるために生まれた資格であり、消費者が安心して金銭を借りられるように社会に貢献しています。
以前は違法な取り締まりや厳しい取り立てが社会問題化していましたが、有資格者は貸金業者の従業員が法令を遵守するように指導を行うため、貸金業者にとっては必須の資格と言えるでしょう。
貸金業者において昇格や昇進を目指している方にとっては必ず役立つ資格と言えるため、ぜひ積極的に取得を目指しましょう。
なお、試験の合格率は低く難易度も高いため、金融リテラシーを高める意味でも有意義な資格となるはずです。
スタディングなら低価格かつ高品質
忙しい社会人の方はスタディングで効率よく貸金業務取扱主任者の資格取得を目指しましょう。
スタディングはスマホ学習に特化している点が特徴で、時間や場所を問わずにスマートに学習できます。
また、完全にオンラインに特化したサービスで、コストを抑えていることから安い受講費用を実現しています。
インプットからアウトプットまでスマホさえあれば全てこなすことができるため、忙しい社会人の方でも効率よく勉強を進めることができるのです。
MBA
MBAは資格ではなく学位ですが、高いレベルの経営スキルを備えていることの証明となります。
取得までに2年以上の学習が必要となりますが、取得者は非常に高い評価を受けることができるため、証券会社の就職の際にも役立つでしょう。
ファイナンスに関する専門家として入社後にも一目置かれる存在となれるため、キャリアアップを目指す上でも有意義です。
アガルートで確実なMBA合格を目指そう
多くの方が入学を目指す国内MBA大学院の対策を行うなら、アガルートの講座がお勧めです。
アガルートの国内MBA講座では各大学院の傾向に沿った対策を行うことができるため、非常にクオリティが高い講座となっています。
業界での指導歴20年程を誇るベテラン講師から的確な指導を受けられるため、初めての方でも安心して合格を目指すことができます。
伝え方コミュニケーション初級検定
伝え方コミュニケーション初級検定は、証券マンとして営業を行う際に重要となるコミュニケーションについて学べる資格です。
性格統計学に基づいた充実の内容の講座をリーズナブルに受講できるため、質の高い学習が可能となっています。
Web動画なのでちょっとした隙間時間に勉強できるため、集中して取り組めば3時間程度で資格を取得できます。
手軽に営業マンとしてもトークのスキルを習得できる上に裏付けとなる肩書まで入手できるため、営業スキルを高めたい方は取得を目指してみてください。
ジェイ・バンが提供している資格
伝え方コミュニケーション初級検定はジェイ・バンが提供している資格で、取得もジェイ・バンの講座を通じて行うことになります。
知名度はそこまで高くない講座ですが、性格統計学を専門にしている会社であるため信頼性は非常に高いです。
営業マンとしてのコミュニケーション能力に自信がない方やトークのスキルを高めて営業成績を伸ばしたいと考えている方にとっては、非常におすすめとなっています。
ビジネスマナー検定
ビジネスマナー検定はビジネスの場において習得しておくべきマナーについて学べる講座です。
マナーをわきまえていない営業マンから提案されたものを買おうという方はいないため、早い段階でビジネスマナーについて学んでおくことをおすすめします。
また、投資家の中にはグレードの高い方が多くいるため、営業をする際にはビジネスマナーを身に着けておかないと相手にされないでしょう。
ビジネスマナーを身につけるならたのまな
ビジネスマナーを効率よく身に着けるには、たのまなの講座の受講がおすすめです。
たのまなでは「ただビジネスマナーを身に付けるだけでなく、ビジネスマナーに関する資格を取得したい」という方のニーズに合致している点が魅力です。
受講すればビジネスマナーと同時に秘書検定も取得できてしまうため、まさに一石二鳥の講座と言えるでしょう。
社会人として日が浅い方や満足な研修が受けられていない方など、マナーに関して自信がない方はたのまなを利用すると良いでしょう。
資格取得を目指す際のおすすめ勉強法
それでは、資格取得を目指すにあたっておすすめの勉強法を紹介していきます。
自分にとってベストな勉強法を見つけて、スキルアップを目指しましょう。
初学者は難易度が低い資格を目指そう
証券マンにおすすめの資格にはかなり難易度が高いものも存在しますが、いきなり難易度の高い資格勉強をしても、思うように理解が進まずに挫折してしまう恐れがあります。
また、もし無理に取得を目指して不合格になってしまうと、かけてきた時間と費用が無駄になってしまうため非常にもったいないです。
このような事態にならないためにも、まず最初は難易度が低い資格を取得し、徐々にレベルの高い資格取得を目指すと良いでしょう。
合格に向けてプランを立てる
資格取得は合格することが最終目標となるため、目的から逆算して学習プランを考えましょう。
闇雲に計画を立てずに勉強してもやるべきことが明確にならずに非効率な勉強になってしまうため、要注意です。
また、自分一人では無茶な計画を考えがちなので、通信講座を受講して効率的なカリキュラムに沿って学習することをおすすめします。
スキマ時間を有効活用
社会人は平日は働いているため、なかなかまとまった勉強時間を確保するのが難しいでしょう。
このような環境の中で効率よく勉強を進めるためには、通勤時間や寝る前の時間などの日常のスキマ時間を有効活用する必要があります。
短時間であっても集中して取り組むことで着実に知識を習得し、最終的に大きな成果となります。
また、そのような寸暇を惜しんで勉強する姿勢が合否を分けるため、スキマ時間を見つけたら積極的に勉強する習慣を取り入れましょう。
インプットとアウトプットを欠かさない
勉強はインプットだけでなくアウトプットの作業をこなすことも重要です。
実際の本試験では応用力や対応力が問われるため、これらを培うためにも数多くのアウトプットをこなす必要があります。
インプットももちろん重要ですが、予想問題や過去問題をこなすことでインプットした内容の理解を深めることができるので、数多くの問題に触れておくことをおすすめします。
忘却曲線に沿って復習
残念ながら人間は忘れる生き物なので、勉強を進めても人間の脳には記憶の限界を迎え、次第に記憶を忘れていってしまいます。
そのため、忘却曲線に意識して適切なタイミングで復習をする習慣を身に付けましょう。
勉強した1週間後や1か月後などのタイミングで定期的に復習を行うことで記憶を呼び戻して理解を深めることができるため、復習する作業を甘く見てはいけません。
参考書は一つに絞る
勉強がうまくいかないと様々な参考書に手を出しがちですが、それはおすすめしません。
参考書は一冊ごとに体系的にまとめられており、何冊も読み込むよりも1冊の教材をやり込む方が記憶の定着が深まっていきます。
また、結局は多くの参考書で書かれている内容は重複するので、新たな参考書に特段目新しい情報が載っているわけではないことは予め押さえておくべきポイントになります。
証券マンになるためにやっておきたいこと
続いて、資格の取得以外に証券マンを目指す上でやっておくべきことを紹介していきます。
金融業界の資産運用情報にたくさん触れる
資産運用と聞くと難しいイメージを持つ方も多くいますが、苦手意識を無くすためにも資産運用の情報にたくさん触れまましょう。
外貨預金・債権・投資信託・株式など様々な運用方法がありますが、投資家にとって考えや状況が違うためベストな方法は異なります。
証券マンとしても、日ごろから日経新聞やロイターなどを読むなどして資産運用情報にたくさん触れて、最新情報や時事に関する知識を持っておくことをおすすめします。
このような情報を毎日触れることで自然と金融リテラシーが高まり、投資家からの信頼性も得られるようになるでしょう。
株などの証券取引を実際にやってみる
証券取引を投資家に勧める際に、実際に自分で投資経験があれば投資家とスムーズにコミュニケーションを取ることができます。
最近は少額投資が可能なので、実際に数千円でも株取引や投資信託などの経験を積んでおくことをおすすめします。
また、実際に自分のお金を投資に回すことで経済情勢や政治などに興味が向き、投資家のマインドを知ることができるでしょう。
ファイナンス関連の本をたくさん読む
他の証券マンとの差別化を図るためにも、ファイナンス関連の本を読んで豊富な知識を習得しておくと良いでしょう。
近年は投資に関心を持つ方が増えていることから、マナー関連の書籍が充実しています。
具体的には、ダイヤモンド・日経新聞・日経ビジネス・日経マネーなどを幅広く読んでおくと、知識に幅が出ます。
最初は記事の内容がよく分からなくても、次第に理解できるようになるため我慢強く読む習慣を継続しましょう。
証券マンのおすすめ資格まとめ
証券マンのおすすめ資格まとめ
- 金融業界で働く上で必須となる資格を優先的に取得しよう
- 入社後よりも入社前から勉強に着手し、スキルを高めておこう
- 勉強しつつも経済ニュースに興味を持つことで、より有意義な学びになる
証券会社に勤める上で役立つ資格は多くあります。
金融商品を売る際に必須となる資格や営業スキルを高めてくれる資格などがあるため、必要に応じて取得を目指しましょう。
こちらの記事で紹介した資格を取得することでキャリアアップにも繋がるので、積極的に自己研鑽を積んでください!