公務員におすすめの資格8選!役立つ資格や市役所で働く際に有利な資格を徹底解説!
「公務員におすすめの資格はあるの?」
「地方公務員が取得すると役立つ資格があれば知りたい!」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
安定というイメージがある公務員ですが、資格を取得するなどの自己研鑽を積むことでキャリアにより良い影響を及ぼすことができます。
実務でも役立つ資格は多くあるため、ぜひこちらの記事で紹介する資格取得を目指してみてください。
こちらの記事では、公務員におすすめの役立つ資格を8つピックアップし、詳しく解説していきます!
公務員におすすめの資格についてざっくり説明すると
- 公務員からの転職を目指している方は、資格取得がおすすめ
- 将来的な独立を考えている方にもおすすめ
- 業務に関連している資格を取得できれば、大きな武器になる
- 働きながら勉強するのは簡単ではない点に注意
公務員になるためには資格が必要
まずは、公務員になるために必要な資格について見てみましょう。
国家公務員試験と地方公務員試験
公務員になるためには公務員試験を突破しなければなりませんが、そもそも公務員そのものが資格の一種です。
国家公務員試験と地方公務員試験は混同されがちですが、試験内容や実施主体が異なるため、注意しましょう。
国家公務員になりたい場合は国家公務員試験を受け、地方公務員になりたい場合は地方公務員試験を受け、合格しなければなりません。
一部の職には別途資格が必要な場合も
公務員の中には専門職があり、公務員資格以外の資格が必要になる職種があります。
それらは一般的に資格免許と呼ばれており、代表的な職種と業務内容は以下の表の通りです。
資格の名称 | 資格の説明 |
---|---|
看護師 | 公営の病院や福祉施設での看護業務 |
保健師 | 保険期間などの医療機関で保健指導などの業務 |
獣医師 | 公営機関でペットや家畜の衛生業務や研究 |
栄養士 | 公立の保育所や幼稚園、児童相談所などで保育業務 |
薬剤師 | 公的な病院や保健所など関係機関で調剤業務 |
司書 | 図書館で図書資料の発注や蔵書管理などを事務的な業務 |
衛生監視員 | 自治体の保健所で地域の食品衛生を管理する |
教員 | 小学校や中学、高校で教員として生徒を指導 |
以上の他にも司書・衛生監視員・社会福祉職・心理援助職・教員などがあるため、公務員と一口に言っても様々な職種が存在します。
人の健康に直接関わり、医療機関で働く際に必要となるものが多いため、該当資格を取得しておけば様々な場面で役立つでしょう。
公務員試験の受験資格について
公務員試験を受けるためには5つの受験要項をクリアしなければなりませんが、その内の一つの要件が前述した資格要件です。
こちらのトピックでは、他の4つの要項について解説していきます。
共通要件
まずは共通要件についてですが、共通要件には以下のような欠落条項が記載されています。
-
禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの者
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懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない者
-
日本国憲法施行の日以後において.日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者
以上の条項は「国家公務員法第38条」と「地方公務員法第16条」に定められていますが、一般人の方はこの要件を満たすことができるため、特段心配する必要はありません。
年齢要件
公務員試験には年齢要件があり、受験する資格の枠によって大きな差があります。
高卒程度が20代前半まで、大卒程度が30代前半まで、社会人枠が年齢制限なしという要件を定めているケースが多いため、年齢制限については事前にチェックしておきましょう。
受験する職種や自治体によって年齢制限は異なるため、必ず自治体や省庁のホームページで確認してください。
なお、年齢制限が設けられていない社会人枠は経験豊富な志望者も多く、合格も難しくなる傾向にあります。
学歴要件
公務員試験は学歴別に実施されているため、自分が合格を狙えるレベルの試験を選ぶ必要があります。
ただ注意点として、学歴要件はあくまでも試験問題のレベルを表したいるだけであり、受験するための要件として設けられているわけではありません。
よって、受験にあたって学歴に関する制限は基本的にありませんが、一部の試験では受験資格として大卒や大学院卒を設けている資格もあります。
そのため、受験にあたっては細かい受験要項まで目を通す必要があるのです。
身体要件
警察官・消防官・刑務官・議員の衛視などの職種であれば受験にあたって身体要件が設けられています。
これらの職種は職務内容からしても、身体能力に職務の遂行が依存してくるため一定の要件が設けられているのです。
身長・視力・聴力など生まれつきの身体条件や体重や肺活量・握力など、鍛えれることで数値を上げることができる条件まであるため、これらの職種を目指している方は勉強だけでなく肉体的なトレーニングもしておくと良いでしょう。
公務員として働きながら資格を取るメリット
公務員として働きながら資格を取るメリットは非常に大きいです。
転職に役立つことも
公務員は転職しづらい職種といわれています。
その理由として、公務員の仕事の中で身に着くのは行政組織内でしか通用しないスキルに過ぎず、民間企業で活用できる汎用的な能力が習得しづらい点にあります。
よって、公務員として働き続けるつもりが無く、将来的に転職を考えている方は資格を取得することで、転職市場でアピールできるスキルを身に付けることができ、転職を有利に進めることができます。
このように、将来的なキャリアプランを見据えた資格取得やスキルの磨き方は、公務員から民間への転職を考えている方々にとって、非常に重要な戦略となり得るので、早い段階で計画的に取り組むことが推奨されます。
キャリアアップで有利に立てる
公務員は組織内での異動が多くありますが、それは評価される機会が多いということに他なりません。
資格を取得してることで能力が備わっていることを証明できるため、自分にとってベターな環境の職場や希望する業務を担当できる可能性が高まります。
もちろん、資格を取得するだけでなく日々の業務にも誠実に取り組み、コツコツと信頼を積み重ねることも重要です。
資格を持つことと日々の業務での実績は相互補完的な関係にあるため、両方を高めることで、より自分のキャリアを形成しやすくなるとともに、自己成長と組織への貢献も促進することができるでしょう。
将来において独立を目指せる資格を取れる
コツコツと勉強を継続することで、将来的にも独立を目指せる資格を取得できます。
公務員は高い安定性をイメージする方が多くいますが、公務員を辞めて独立を目指している方は「独立はリスクが大きい」ということを予め知っておくべきでしょう。
とはいえ、ダラダラと公務員を続けるよりも挑戦する人生の方が刺激があると感じる人も中にはいるでしょう。
そのような方は、独立に役立つスキルを身に付けられる資格の取得を介した上で独立を検討してみるのがおすすめです。
公務員として働きながら取れるおすすめ資格5選
それでは、こちらのトピックで公務員として働きながら取得を目指すのにおすすめの資格を紹介していきます。
日商簿記
簿記は企業会計やお金の流れに関する知識を証明できる資格であり、知名度と汎用性の高い資格として知られています。
2級以上を取得できれば昇進や転職を目指す際に有利に作用するため、キャリアアップを目指す方におすすめです。
1級の難易度は非常に高いため、まずは3級から取得して2級を取得できれば十分でしょう。
公務員として働く場合にも簿記の知識が必要になる部署は存在しますが、配属後に勉強しようと思っても業務と勉強の両立はなかなか難しいため、早い段階から勉強に着手することをおすすめします。
スマホ学習が売りのスタディングがおすすめ
スタディングはスマホ学習を展開しているオンライン通信講座であり、スマホさえあれば時間と場所を問わず勉強できます。
通勤時間や昼休みなどの隙間時間などを有効活用して勉強できるため、社会人にはぴったりの講座と言えるでしょう。
講座費用が安い上に学習サポートも充実しているため、初学者でも継続して勉強できるはずです。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は宅建とも呼ばれ、土木や建築系の部署に配属された際に役立ちます。
また、不動産関係の仕事の転職に有利になるため、将来転職を目指している方も取得の検討をおすすめします。
一方、独立を目指す際には宅建だけだと心許ないため、この際は同じ関連不動産資格であるマンション管理士や不動産鑑定士などをダブルライセンスとして取得することでそのような道を探るとよいでしょう。
確実に合格を目指すならフォーサイト
フォーサイトの宅建士講座はとにかくクオリティが高く、宅建の合格率は全国平均の4倍という圧倒的な実績を誇ります。
他社よりも受講費用値段は高いですが、不合格になってしまった場合の全額返金制度があるため、安心して勉強に集中することができます。
講座の質は非常に高く安心して受講できるため、気になる方は受講を検討してみてください。
FP(ファイナンシャルプランナー)
FPは家計管理や資産運用をはじめとするお金の問題日を解決するプロフェッショナルです。
特に、税金に関して高いレベルの知識を有していることを証明できる資格なので、税務関係の仕事が多い公務員の職場では重宝されるでしょう。
職場内での需要も高いため、昇進など目に見える効果を発揮する場合もあります。
更に、仕事のみならず日常生活での家計管理や資産運用などで得た知識が活かせるため、汎用性が高い点も魅力です。
万全な環境で勉強したいならフォーサイト
フォーサイトの受講生は全体の約2倍の合格率をマークしており、非常に優れた実績を持ちます。
標準的な価格でありながらハイクオリティな講義を展開し、さらに充実した学習サポートを受けることができる点が魅力です。
FP通信講座の中でも最高峰の学習環境を提供しており、忙しい公務員の方でも万全の態勢を整え合格を目指すことができます。
中小企業診断士
中小企業診断士は中小企業の財務や会計を客観的に評価するプロフェッショナルです。
企業を評価する立場にあるため、ビジネスをしている経営者と対等に話せるレベルの経営知識を習得できるでしょう。
これらの知識を取得しておくことで取引の際に優位性を持ちながら議論できるメリットがあり、企業を相手にする部署において役に立ちます。
低価格で合格を目指せるスタディング
中小企業診断士は独学での対策が難しいため、取得を目指している公務員の方は忙しい方でも効率よく合格を目指せるスタディングの中小企業診断士講座の受講がおすすめです。
オンラインのスマホ学習に特化した通信講座であり、スマホさえあれば時間と場所に関係なく質の高い勉強が可能です。
また予備校とは違って校舎を持たず、テキストにかかるコストも削減している強みを生かし、他社よりも圧倒的に安い受講価格で提供している点もスタディングの大きな強みです。
行政書士
行政書士は行政と一般市民を繋ぐ業務を担っており、普段は書類を提出される側にいる公務員にとっては勉強しやすい資格です。
通常は試験を通じて行政書士資格取得を目指しますが、公務員には特認制度が存在します。
これは公務員として通算17年以上(中学校卒業程度の場合は20年以上)勤務することで、試験を受けなくても行政書士の資格を得ることができるというものであり、ここからも公務員は行政書士の資格を取得しやすいことがわかります。
しかし、書類を提出される側にいる公務員と提出する側の行政書士は規定上兼業できないため、行政書士として独立開業をする場合は公務員を辞める必要がある点には注意が必要です。
最短ルートでの合格ならフォーサイト
特認制度を待たずに行政書士を目指す公務員の方も多いでしょう。
そのような方は、仕事とうまく両立して合格を目指せるフォーサイトの通信講座の受講をおすすめします。
フォーサイトでは最短ルートで合格を目指すことが可能で、試験で頻出される部分を中心に学習する非常に効率的なカリキュラムが組まれており、これにより確実に合格を勝ち取ることができるのです。
市役所等で働く公務員におすすめな資格3選
続いて、市役所で働く公務員におすすめの資格を紹介していきます。
VBAエキスパート
VBAとはマイクロオフィスに搭載されているプログラミング言語であり、これによりExcelの操作を自動化することができます。
市役所などの公務員は特に細かい事務作業が非常に多いため、VBAを使った作業の自動化は大きな効果が期待できます。
この自動化により、作業の生産性を格段に引き上げることができ、他の人よりも多くのアウトプットを出すことができます。
その結果として職場内での評価も大きく上がるため、その点は大きなメリットであるといえるでしょう。
MOS
MOSはマイクロソフトオフィスを使いこなせることを証明できる資格であり、ほぼ全ての企業や省庁で身に付けたスキルを活用できます。
なお、資格にはスペシャリストとエキスパートの2種類があり、高いレベルを目指す方はエキスパートを目指しましょう。
マイクロソフト公認の資格であるため、信頼性と知名度は抜群に高いです。
WordやExcelはほぼ全ての職場で活用されているため、取得できれば自分の評価を高めることができるでしょう。
MOSを目指すならユーキャンがおすすめ
WordやExcel等の操作に抵抗感を持つ公務員の方は、わかりやすいユーキャンの通信講座で学習をスタートさせることがおすすめです。
ユーキャンのMOS講座はトータルで見てとても優れており、価格・教材の分かりやすさ・サポート体制の充実度など総合的に見ても欠点がほぼありません。
特に、テキストとガイドブックの一般的な教材に加えて動画講義まで付いているため、パソコン初心者でもスムーズに学習を進めることができるはずです。
自動車運転免許
市役所職員として働く際には、公用車を使ってイベントや会議に出席したり機会が多くあります。
そのため、特に地方の自治体や出先機関に勤める場合は運転免許が欠かせません。
社会人になると教習所に通う時間を捻出するのが難しいため、在学中に運転免許は取得しておくことをおすすめします。
なお、運転免許を取得するためには20~30万円程度の費用は見積もっておきましょう。
働きながら取る資格を選ぶ際の基準
こちらのトピックでは、働きながら勉強をする上でどのように資格を選ぶべきかを解説していきます。
ミスマッチがあるとせっかく取得した資格の価値を最大限生かすことができないため、自分との相性も加味しながら学ぶ資格を選びましょう。
自分にあった難易度であるか
資格を取る際には、自分の学力に合っている難易度のレベルの資格を選ぶ必要があります。
難易度が高い資格は価値がありますが、自分にとって難しすぎるといつまで経っても合格できず、費用と時間を無駄にしてしまいます。
例えば、社内での昇進を目指す場合であれば「取得しやすさ」を主眼に置いて、汎用性が高く難易度もそれほど高くないものを取得するのがおすすめです。
しかし、独立を目指す場合であれば、難易度の高い中小企業診断士や税理士などの資格にチャレンジする必要があります。
必要な募集要件を満たしているか
一部の資格には、受験するにあたって実務経験などの条件が設けられていることもあるため、自分がクリアできているかを必ず確認しましょう。
勉強を始めてから受験資格の存在に気付き勉強をやめるのは非常にもったいないため、時間を無駄にしないためにも選ぶ段階から要件は確認してください。
例えば、FP1級や2級は実務要件が求められているため、試験内容だけでなく受験資格の欄も見落とさないようにしましょう。
通信講座が提供されているか
公務員として働きながら勉強を両立するのは簡単ではありませんが、少しでも学習効率を高めるためにも通信講座を活用できる資格を取得するのがおすすめです。
なお、知名度と人気の高い資格ほど扱っている企業が多く、各々の講座によって受講費用や学習サービスなどに違いがあります。
教材の内容やカリキュラムなど、自分に適した講座を受講することで効率良く知識を習得できるため、ホームページの閲覧や資料請求を通して情報収集を行ってください。
社会人が仕事と両立するための勉強方法
社会人は学生と違って勉強に割ける時間少ないです。
こちらのトピックでは、社会人が仕事と勉強を両立するための勉強方法について解説していきます。
スキマ時間を有効活用する
フルタイムで働いていると活動時間の大半を仕事に割かれてしまうため、隙間時間を有効活用することが勉強を進める上で非常に重要になります。
スキマ時間を絞り出せば毎日一定量の学習時間を確保できるため、自分の時間の使い方を見直して一日の時間を有効活用するように心がけましょう。
また、スキマ時間を最大限活用するためにはオンライン上のコンテンツが充実していない予備校よりも、スキマ時間の活用に大きな強みを持つ通信講座を用いて学習を進めることがスキマ時間を最大限生かすためにおすすめの選択肢です。
通信講座ならではの自由な学習時間と場所の選択が可能なため、通勤中や休憩時間など、さまざまなシーンで学習を進めることができます。このような形態であれば、忙しい日常の中でも目標に向かって確実にステップを踏み出すことができるでしょう。
仕事のない休日に学習を進める
平日に仕事をしている公務員の方にとって、1日中勉強できる休日は貴重です。
休日をフル活用することで一気に内容の理解を深めることができるため、図書館やカフェなどの勉強に集中できる環境に籠もって勉強すると良いでしょう。
逆に、平日はまとまった勉強時間が確保できないため、休日で勉強した内容の復習や暗記などを行うのがおすすめです。
上手にメリハリを付けて、勉強のパフォーマンスを上げていきましょう。
効率アップのために通信講座を利用する
独学だと教材を選んだり自分で勉強スケジュールを管理するなどの手間が発生するため、勉強以外の負担が大きくなりがちです。
また、勉強の途中で不明点や疑問点があっても質問できないため、挫折してしまうリスクが大きいです。
公務員であればよほど荒れた生活を送っていない限りは金銭面にも余裕があるはずなので、確実に合格を目指すためにも通信講座を受講すると良いでしょう。
勉強方法で悩んでいる方は、通信講座を使って限られた時間を有効活用しながら、最短ルートでの合格を目指しましょう。
公務員におすすめの資格まとめ
公務員におすすめの資格まとめ
- 自分が目指しているキャリアをイメージして資格を決めよう
- 資格の難易度や自分の学力についても考慮しよう
- スキマ時間をうまく生かすことが合格への大きなカギ
ここまで公務員の方におすすめの資格を紹介してきました。
「公務員は安定しているから」と胡座をかくことなく、資格取得などを通して自己研鑽を積んでいきましょう。
キャリアアップに有利になり、再就職や転職の際に役立つ資格は多くあるため、自分と相性の良さそうな資格を見つけて積極的に勉強してみてください。
安定している身分でありながら確かなスキルを備えていれば大きな安心を得られるため、ぜひこちらの記事で紹介した資格取得を目指してください!