高卒におすすめの資格10選!資格取得のメリットから就職に有利な国家資格まで解説

「高卒におすすめの資格はどれ?」

「資格取得にはどんなメリットがある?就職に有利な国家資格は?」

などと疑問をお持ちの方も多いでしょう。

高卒の方は就職や転職などの場面で、大卒よりも不利になりがちですが、有用な資格を取得すれば、学歴をカバーして大卒よりも優位に立つことも可能です。

そこで今回は高卒におすすめの資格を10種類紹介します。資格取得のメリットや就職に有利な国家資格についても解説するので参考にしてください。

高卒におすすめの資格10選についてざっくり説明すると

  • 資格を取得すれば就職・転職で有利になる
  • 資格取得で高卒特有の将来的な不安も解消できる
  • 資格試験の対策には通信講座の活用がおすすめ

高卒の資格取得はメリットが沢山

高卒の方で、就職・転職活動を有利に進めたい方や、キャリアアップを目指す方などにとっては、資格を取得するのが王道です。

比較的簡単に取得できる民間資格から難関の国家資格まで、その種類は様々なですが、基本的には自分の仕事や目標にあったものをおすすめします。

下記では、高卒の方が資格を取得することによるメリットを紹介していきます。

就職や転職の際に学歴以上の武器になる

資格を取得すれば、特定の知識やスキルが客観的に証明されるので、場合によっては学歴を補うことができます。

また専門性が高い資格や取るのが難しい資格であれば、高卒の有資格者が大卒の無資格者よりも、就職・転職の選考で有利に立つということも珍しくありません。

そのため、就職・転職を成功させたい高卒の方には、資格の取得がおすすめです。

高卒の不安を解消できる

高卒には社会人になるのが早い分、色々な経験を積むことができ、体力や気力が評価されやすいという強みがありますが、大卒にはない不安材料があることも事実です。

とくに「将来についての不安」を抱える高卒者は多いですが、これは資格を取得して専門性を高めることである程度解消できる場合があります。

また資格の勉強をする中では自らの適性を知ったり、興味・関心の幅を広げたりすることもできるため、将来の仕事の選択肢を増やしたければ、早めに資格取得に乗り出すのがおすすめです。

以下では高卒者によくある不安をいくつか紹介するので、同じような不安を持っている方は、資格取得を検討してみてください。

将来に対する不安に多数の声

大卒と比べると、高卒は就職や転職の際の書類選考や面接で落とされやすい傾向にあります。また昇進や昇給のペースも、平均を取れば大卒者より遅いです。

出世が難しいことを実体験として痛感したときや、結婚や出産などを真面目に考え出したときに、不安が大きくなっていく方がたくさんいます。

非正規雇用が特に女性に多い

高卒は非正規雇用が多く、正規雇用が少ないという事実もあります。とくに女性は56%が非正規雇用であるとされており、ワーキングプアに陥る可能性が通常よりも高いです。

また正社員として就職できたとしても、結婚や出産などで一度退職してしまえば、正規雇用として復職できないこともあります。

学歴コンプレックスに陥りやすい

昨今は大学の進学率が高く、大卒者が多いため、就職の際に高卒者が不利になるという状況は、かつてよりも切実だと言えます。

初任給や生涯賃金、仕事内容などで、あからさまな差が生まれることも珍しくなく、学歴コンプレックスを抱える人は多いです。

ただし、実際の仕事現場では学歴よりも、スキルや経験、人間性などが重視される傾向にあり、実力さえあれば、高卒が大卒以上に出世するというケースもあります。

そのため、あまり学歴を気にしすぎないことも大切です。

スキルや専門性をアピールできる

資格を取得すれば、一定以上のスキルや知識があることを、客観的に証明することができます

難関資格であれば、専門性や学力が高いことのアピールにもなるため、就職や転職などに有利です。

さらに選考では、資格取得の背景にあった努力や姿勢なども評価されるため、人間力の高さを示す材料にもなります。

学習の目的が生まれ勉強に励みやすい

勉強が苦手でなかなか続かないという場合でも、資格試験の合格という明確な目標ができることで、学習が継続しやすくなるパターンは多いです。

また通信講座やスクールを活用すれば、用意されたカリキュラムに沿って勉強すれば良いので、勉強の仕方がわからない方や計画性がない方でも問題ありません。

カリキュラムがあれば、日々達成感を得ながら勉強できるため、独学よりも勉強が捗りやすいです。

高校を卒業せずに高卒認定資格取得も可能

中卒の場合は、通信制高校の社会人向けコースや定時制高校の卒業、高卒認定の取得などによって、社会人になってから高卒になることもできます。

とくに高校卒業程度の学力を評価する高卒認定試験であれば、最短数ヶ月での合格が目指せるので、手早く高卒になりたい方にはおすすめです。

高卒認定試験なら、学校に通って10代や年下と一緒に勉強する必要がなく、社会人でも気兼ねなくチャレンジできます。

ただし、高卒認定資格を取得しても最終学歴は中卒のままであるという点には注意してください。

履歴書などに学歴を記載する際は、「中卒 高卒認定試験合格」というように書かなければなりません。

高卒者はどうやって資格を選ぶ?

ここからは高卒者が取得する資格を選ぶ際に、意識すべきポイントを紹介していきます。

キャリアに役に立つかどうか

第一に自分の興味・関心や好みに合った資格を取得することをおすすめします。そのような資格であれば、将来的に仕事で活かせる可能性が高いです。

また希望する就職先・転職先がある場合は、そこで資格保有者と実務経験者のどちらが優先されるのかを確かめておきましょう。

なお、資格は取得に至るまでの過程も評価の対象となるため、たとえ実務経験者優先の職場であっても、資格が全く無駄になることはありません。

受験資格がないものがおすすめ

資格試験には、実務経験や学歴などの受験資格が設けられていることも多いです。

高卒では受験できないこともあるので、気になる資格がある場合は、まず受験資格を確認しましょう。

なお、受験資格の制限がない国家資格や公的資格もあり、それらは就職・転職に有用なので、高卒であるから良い資格が取得できないというようなことはありません。

国家資格など世間で認められている資格

国家資格や公的資格は、知名度や権威性があるので、就職や転職では役に立ちます。しかし、それらは一般的に取得するのが難しいです。

一方で民間資格には取得が簡単なものもたくさんあります。そのため、手軽に資格を取りたい方には適しています。

しかし、誰でも取得できる資格にはあまり価値がないため、就職や転職で活用したいなら、そこそこ難易度が高い資格がおすすめです。

就職・転職で有利になるか否かチェック

将来のために資格を取得するなら、希望する就職先や転職先で活かせそうな資格を選ぶべきです。

そのため、気になる資格については、それが志望の業界や世間一般でどのように評価されているのかを、よく調べておきましょう。

具体的な業務に活かせる資格や、業界での評価が高い資格を取得すれば、採用担当者から即戦力の人材であると見なしてもらえます。

自分の実力に合っているのがベスト

難易度の高い資格に挑戦するのはおすすめですが、難しすぎると挫折のリスクが高まるので注意しましょう。

また学力だけでなく、生活スタイルも考慮し、無理なく取得できるかを判断すべきです。例えば、スキマ時間でしか勉強できない人が、いきなり1,000時間程度の勉強が必要な超難関資格に挑むのは無謀だと言えます。

資格取得には一定の時間が必要ですし、忙しい中で勉強を続けていると精神的ストレスもそれなりにかかります。そのため、取得が現実的かどうかを総合的によく検討しましょう。

汎用性がある

幅広い分野の仕事に役立てられる資格なら、将来的に活用しやすいのでおすすめです。汎用性がある資格は色々な職場で評価されるため、就職に役立つ資格だと言えます。

ただし、汎用性が高ければ高いほど、専門性は低くなってしまいます。転職やキャリアアップには専門性も重要なので、資格をどのように活用したいのかも考慮しなければなりません。

高卒におすすめの資格10個一覧

以下では高卒の方におすすめの資格を10個紹介します。いずれも就職に役立つ資格なので、学歴をカバーしたい方や将来の不安を軽減したい方は、前向きに取得を検討してみてください。

宅建

宅建士は国家資格の中でも、受験者数がかなり多い有数の人気資格です。不動産系資格の中では定番中の定番であり、独占業務も持っているので、不動産業界では大いに役立つこと間違いなしです。

不動産や住宅メーカー、金融業など、活用できる就職・転職先は限られていますが、その効力は絶大であるといえるでしょう。

また難関の国家資格であるので、直接的な関係はない職種・業種であっても、努力や行動力、学力などは高く評価されます。

以上より、総合的に見て、就職にはかなり有用な資格です。

資格の基本情報

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 年一回の択一式形式
合格率 17.9%(2022年10月)
15.6%(2022年12月)
難易度 国家試験の中では比較的易しい
受験料 8,200円
勉強時間 300時間程度

合格率や勉強時間を見ると、国家資格の中では比較的取得しやすいと言えます。もちろん合格は簡単ではありませんが、他の国家資格と比較すると十分合格する可能性が高いといえるでしょう。

質の高いフォーサイトの通信講座がおすすめ

宅建士試験の対策には、フォーサイトの「宅建・宅地建物取引士通信講座」がおすすめです。

フォーサイトは2022年の宅建士試験で、全国平均の4.41倍に相当する75.0%という非常に高い合格率を記録しています。これは業界最高水準とも言える合格実績なので、信頼性は抜群です。

テキスト、映像授業、スマホ学習のコンテンツなど、教材はどれをとってもクオリティが高く、サポートも2020年度から始まった不合格者への全額返金制度を筆頭に、かなり充実しているため、多くの方が合格を目指すことができるでしょう。

医療事務

医療事務は、受付業務や診療報酬明細書の作成、カルテ管理などの業務に充実する職種で、これに関連する民間資格がいくつか存在します。

医療事務は無資格でも働けますが、業務に関する知識やスキルがあったほうが就職には有利に働くので、医療事務を目指す方は資格を取得すべきです。

なお、高卒の方には「医療事務認定実務者」をおすすめします。

2016年に始まったばかりの資格ながら、2018年時点ですでに出願者数15,000人を突破している注目の医療事務資格であるため、ぜひ一度検討してみるとよいでしょう。

資格の基本情報

医療事務認定実務者の基本情報は以下の通りです。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 学科30問/実技(外来1症例)
合格率 79.2%(2022年)
難易度 持ち込み可能なので比較的簡単
受験料 5,000円

ユーキャンの通信講座がおすすめ

医療事務資格を通信講座で手軽に取得したい方は、ユーキャンの医療事務講座で「医療事務認定実務者」を取得するのがよいでしょう。

医療事務認定実務者は、上記で紹介したメディカルクラークと異なり、自宅で試験を受験・資格を取得することができるため、資格取得の負担を減らしたいと考えている方に特におすすめです。

ユーキャンは、現役の医療事務員が1番おすすめする医療事務講座で2年連続No.1に選ばれている講座であり、顧客満足度は88.4%であることからもそのクオリティの高さが伝わってくるでしょう。

通関士

通関士は、税関に関わる業務を遂行する職種及び国家資格です。具体的には、通関書類の作成や通関手続き、申請が受理されなかった場合の不服申し立てなどの業務をおこないます。

この資格があれば、資格手当を受け取れたり、会社によっては管理職になるための条件を満たしたりすることができるので、貿易業界での活躍や収入アップを目指す方にはおすすめです。

資格の基本情報

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 年1回のマークシート方式
合格率 19.1%(2022年)
難易度 宅建士よりも難しいが士業資格の中ではまだ簡単
受験料 2,900円
勉強時間 400~500時間程度

通関士試験は合格率は低めですが、宅建士よりは簡単です。マークシート方式なので、比較的対策もしやすいと言えます。

フォーサイトの通信講座で最短合格

通関士資格を取りたいなら、フォーサイトの「通関士通信講座」で勉強するのがおすすめです。

2022年度の試験では、57.9%という全国平均の3.03倍に相当する非常に高い合格実績を残しており、合格実績の点では群を抜いています。

満点ではなく合格点を狙って効率的に勉強できるフルカラーのテキストには、図表が豊富に用いられているので、非常にわかりやすいと評判です。

加えてラーニングシステムで、学習計画の管理や講義の復習が常時行えるのも魅力的であり、忙しい方でも無理なく勉強を継続できます。

基本情報技術者

エンジニアの登竜門ともされる基本情報技術者試験では、IT企業に入社したての人が身につけるべき内容を中心とした出題がなされます

そのため、就職時に取得しておけば、新入社員がこれから習得する知識やスキルをすでに持っているというアピールになります。

よってIT業界への就職、エンジニアやプログラマーとしての活躍などを思い描いている方におすすめです。国家資格ということで信頼度も十分に高く、就職にはかなり役立ちます。

なお、会社によってはこの資格の取得を推奨しているところもあるため、できるだけ早く取得しておくとよいでしょう。

資格の基本情報

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 年2回のCBT方式(予定)
合格率 56.4%(2023年春)
難易度 エンジニアにとっては初級レベルだが合格率は低い(やや難しい)
受験料 7,500円
勉強時間 200時間程度

スタディングの通信講座が高評価

基本情報技術者試験の対策には、スタディングの通信講座を活用するのがおすすめです。

スタディングの講座は、業界で1、2を争う低価格で受講でき、スマホ学習のコンテンツが充実しているため、とくに忙しい方には向いています。

スマホさえあれば、基本的な知識のインプットから実践的な問題演習まで、全ての学習を行えるので、スキマ時間だけでもメキメキ実力をつけることが可能です。

映像講義では、午前・午後試験のそれぞれに関してピックアップされた要点が、図や表も使いながら明快に解説されており、初学者でも無理なく勉強が続けられます。

行政書士

行政書士は書類作成のエキスパートです。権利義務や事実証明に関する書類、官公庁に提出する書類の作成に携わります。

合格率の低い国家資格であり、取得は決して簡単ではありませんが、独立・開業も目指せる夢のある資格です。

また試験勉強を通じて、民法や会社法などの知識を習得できるため、企業の法務部など、法律関係の業務に携わる現場で重宝されます

さらに士業資格の中では難易度の低い部類に入るので、高卒でも挑戦しやすいと言えます。

資格の基本情報

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 年1回の択一式・記述式
合格率 11.2%(2022年)
難易度 難しいが司法書士よりは簡単
受験料 10,400円
勉強時間 500~1000時間程度

上記の通り、合格率が低く、かなりの勉強時間が必要ですが、受験資格の制限がなく、司法書士などの士業資格よりは簡単なので、士業資格を取りたい方はぜひチャレンジしてみてください。

フォーサイトの通信講座が人気

行政書士試験の対策には、フォーサイトの「行政書士通信講座」が最もおすすめです。2022年度の試験では全国平均の4.46倍である54.1%という合格率を記録しており、合格実績は申し分ありません。

また不合格時の全額返金保証制度があるため、お金の心配をすることなく受講できます。合格するか、無料で講座が受講できるかの2択なので、この点は非常に魅力的です。

さらに試験で出題されやすいところだけに学習範囲を絞って勉強できるため、効率的に学習したい方にも適しています。テキストや映像講義のクオリティも十分に高く、総じて優秀な講座であるといえるでしょう。

簿記

簿記は企業の財政を記録するスキルのことですが、これは経営状況を客観視するためにとても重要です。

経理事務には欠かせない技術であり、どの企業にも経理は必要であることから、簿記資格の取得者は即戦力の人材として評価されます

新入社員の研修に簿記の勉強を盛り込む企業もあるくらいなので、簿記の資格があれば、就職や転職を有利に進めることが可能です。

事務職の場合はもちろん、資格をどの活用するかをうまくアピールすれば、営業職などの選考でも採用担当者に良い印象を与えられます

資格の基本情報

簿記は1~3級まで存在しますが、今回は一般的に取得者の多い2・3級の基本情報について紹介していきます。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 CBT方式(選択式・入力式)
※ペーパーテスト(統一試験)もある
合格率 3級:36.5%(2023年2月)
2級:24.8%(2023年2月)
難易度 3級は比較的簡単・2級はやや難しい
受験料 3級:2,850円
2級:4,720円
勉強時間 100~150時間程度(3級)
200~250時間程度(2級)

スタディングは安さとクオリティの高さが人気

簿記資格を取得したいなら、スタディングの「簿記講座」を受講するのがおすすめです。

格安の料金で受講でき、クオリティの高いスマホ学習のコンテンツが使えるので、お金をかけずに充実した試験対策が行えます。

いつでもどこでも手軽に勉強できる通信講座として、大変人気です。受講者数も急速に増加しており、現在では累計で100,000人を超えています。

なるべく出費を抑えたい方やスキマ時間を使ってコツコツ勉強を続けたい方などにぴったりです。

FP

ファイナンシャルプランナー(FP)も人気の国家資格です。お金にまつわる知識を身につけることができるので、就職・転職や副業はもちろん、日常生活でのお金のやりくりにも役立ちます

また金融業界や不動産業界などで役立つ資格であるため、それらの業界でのキャリアアップを目指す方にもおすすめです。

資格の基本情報

項目 内容
受験資格 2級:3級合格もしくは2年以上の実務経験など
3級:なし
試験形式 筆記(マークシート形式)・実技(記述式・マークシート形式)
合格率 3級:学科88.25%・実技86.83%
2級:学科48.82%・実技58.61%
※日本FP協会2023年5月のデータ
難易度 2級・3級ともに国家試験の中では比較的簡単
受験料 3級:6,000円
2級:8,700円
勉強時間 30~120時間(3級)
150~300時間程度(2級)

高い合格率を誇るフォーサイトの通信講座

FPの取得を目指すなら、フォーサイトの「ファイナンシャルプランナー・FP通信講座」を活用するのがおすすめです。

FP試験においてもフォーサイト受講者の合格率は高く、全国平均の1,83倍という高水準を記録した年度もありました

FPはもともと合格率が高めの試験なので、フォーサイトの通信講座を受講すれば、合格できる確率はかなり高いと言えます。

頻出のポイントを重点的に学べるような内容であるため、効率的に学習して、最短距離での合格を目指すことが可能です。

登録販売者

登録販売者はドラッグストアなどで一般用医薬品の販売に携わる職種であり、その資格は女性を中心に高い人気を誇ります。

柔軟な働き方ができるようになるので、子育てや家事との両立も可能です。

また試験勉強の過程で医薬品や健康に関する知識が身につくため、その知識を日常生活に活かすこともできます。

さらに医薬品業界だけでなく、製薬メーカーや介護業界などでも評価されることのある資格です。

資格の基本情報

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 都道府県ごとのマークシート方式
合格率 44.4%(全国平均)
難易度 比較的易しい
受験料 13,600円(東京都)
勉強時間 400時間程度

登録販売者の試験は各都道府県で行われるので、合格率や受験料にはばらつきがあります。そのため、場合によってはどの都道府県で受験するのかという戦略も大切です。

ユーキャンの通信講座がおすすめ

登録販売者を目指すなら、ユーキャンの「登録販売者講座」で勉強するのがおすすめです。

7回の添削指導や学習計画の作成代行など、手厚いサポートが用意されているので、充実した試験対策が行えます。

受講費用はやや高いですが、金額に見合うだけの良質な講座であるため、初学者や仕事が忙しい方など、試験勉強に不安がある方にはおすすめです。

中小企業診断士

中小企業診断士は、日本版MBAとも言われる経営コンサルタントの資格では唯一の国家資格です。

資格を取得すれば、管理部門でバリバリ活躍することができるようになり、就職や転職にも効果抜群です。

また経営コンサルタントとして独立・開業することもでき、その場合、年収は平均で700〜800万円になるので、収入アップを目指す方にもおすすめできます。

資格の基本情報

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 1次(マークシート形式)・2次(筆記・口述)
合格率 1次:28.9% 2次:18.7%(両方2022年のデータ)
難易度 行政書士よりやや難しい
受験料 1次試験:14,500円
2次試験:17,800円
勉強時間 1,000時間程度

1次・2次試験の合格率の合計(1次×2次)は、2022年度でみると5.5%と、国家資格の中でもかなり低い数字となっていることからも、その難易度の高さが伺い知れるでしょう。

スタディングの通信講座の口コミが高い

中小企業診断士を取得したいなら、スタディングの「中小企業診断士講座」を活用するのがおすすめです。

多くの中小企業診断士講座が100,000円前後する中、スタディングのスタンダードコースは53,900円で受講できるため、かなり出費を抑えられる非常にお得な講座です。

スタディングの看板講座ということもあり、多くの合格者の声が掲載されていることからもそのクオリティの高さを伺い知ることができ、信頼度は非常に高い講座であるといえるでしょう。

保育士

保育士資格は、保育園などに勤務して子供の面倒を見たり、保護者に保育指導を行ったりするのに必要な資格です。

保育士の仕事は大変ですが、子供の成長を身近で見守ることができるため、やりがいを感じながら働けます。

また昨今は保育士不足が顕著であり、資格を取得することで働き口がたくさん見つかります。そのため、需要や将来性のある資格を取得したい方にもおすすめです。

資格の基本情報

項目 内容
受験資格 高卒の場合は実務経験が必要
試験形式 筆記試験(マークシート方式)・実技試験
合格率 29.9%(2022年)
難易度 国家資格の中では比較的簡単
受験料 12,700円
勉強時間 60~180時間程度

ユーキャンの通信講座が大人気

保育士試験の合格を目指すなら、ユーキャンの「保育士講座」で勉強するのがおすすめです。

この講座は30年以上にわたって開講されており、過去10年間で累計14,333人もの保育士試験合格者を輩出している信頼度抜群の講座です。

オリジナルテキストは過去問を徹底的に分析して作成されており、試験に頻出の項目を重点的に学習することができます

よって効率の良い学習が可能であり、解説の仕方も非常にわかりやすいため、順調に学力を高めることが可能です。

高卒におすすめできる資格の比較一覧表

今回紹介した高卒の方におすすめの講座を、以下の一覧表でおさらいしてみましょう。

資格 種類 特徴 受験資格 難易度
宅建士 国家資格 不動産業界や金融業界で役立つ大人気資格 なし 難しい
医療事務(メディカルクラーク) 民間資格 受付業務やレセプト業務などに従事
メディカルクラークは例年2万人が受ける王道資格
なし 簡単
通関士 国家資格 通関書類の作成や通関手続きなどに従事
貿易業界での活躍や収入アップが期待できる
なし 難しい
基本情報技術者 国家資格 IT企業の新入社員が身につけるべき基本的なスキルや知識が問われる なし やや難しい
行政書士 国家資格 書類作成業務に従事
独立・開業も目指せる比較的合格しやすい士業資格
なし 難しい
簿記(日商簿記) 公的資格 経理部門で即戦力の人材になれる なし 3級は簡単・2級はやや難しい
FP 国家資格 お金にまつわる知識を色々なことに活かせる
就職・転職やキャリアアップにも有用
2級は3級合格や実務経験などが必要 標準的
登録販売者 国家試験(都道府県が実施) 一般用医薬品の販売に従事
育児や家事と仕事を両立させたい女性におすすめ
なし 標準的
中小企業診断士 国家資格 日本版MBAとも呼ばれる経営コンサルタントの資格 なし かなり難しい
保育士 国家資格 子供の成長に立ち会える
需要や将来性が十分な資格
高卒は要実務経験 やや難しい

この一覧表を参考に、自分に合う資格を探してみてください。

資格を効率よく確実に取得するには?

無計画に勉強すると、とくに忙しい社会人の場合は、途中でモチベーションの維持が困難になる可能性があります。そうならないためには、計画的・効率的に勉強することが重要です。

以上を踏まえると、勉強が苦手な方や計画性がない方は、独学よりも通信講座を活用して勉強するほうが良いと言えます。

通信講座の活用が最もおすすめ

資格試験に向けた勉強方法は複数ありますが、一番おすすめなのは通信講座の活用です。実際、例年多くの方が通信講座を受講して、目当ての資格試験に合格しています

ただし、どの方法にも長短があるため、自分の性格や生活スタイルを踏まえて、より良い方法を選択する必要があります。

以下では通信講座のメリット・デメリットを紹介するので参考にしてください。

通信講座のメリット

通信講座のメリットは第一に、いつでもどこでも学習できるということが挙げられます。とくにスマホ学習のコンテンツが充実している講座なら、通勤中や昼休みなどのスキマ時間にも勉強できて効率的です。スマホなどで自分のペースで学習できることは、多忙なスケジュールを持つ社会人や学生にとって大きなメリットだといえるでしょう。

また、専門学校に比べると受講費用がリーズナブルであり、通学も必要ないため、経済的にも時間的にもコストを削減できます。

さらにカリキュラムが用意されているので、何を勉強すべきかということに悩む心配がありません。基本的には与えられたものをこなすだけで良いので、勉強するのが苦手な方でも安心です。

通信講座のデメリット

通信講座ではカリキュラムは用意されているものの、それに沿って勉強するかどうかは受講者次第です。

サービスによってはある程度のスケジュールまで決めてくれるところもありますが、それをこなすのにも学習意欲が必要になります。

購入したことで満足してしまってモチベーションが続かず、十分な学習効果が得られないこともあるため、その点は注意が必要です。

またテキストの中身を申し込む前にしっかり確認できないということもデメリットです。教材内容を比較・検討するのが難しいので、自分に合わない講座を選んでしまうリスクがある点は気をつけましょう。

専門学校に通うのも定番

専門学校の資格を取得を目指す人から根強い人気があります。手厚い学習サポートを受けたい方や、スケジュール管理をしっかりしてもらいたい方などにおすすめです。

ただし、費用や通学時間も考慮し、無理なく通えるかをよく検討する必要があります。

専門学校のメリット

専門学校なら、同じ目標を持つ勉強仲間を見つけられるため、孤独な勉強になりがちな通信講座よりも、モチベーションを保ちやすいと言えます。

またわからないことをすぐに講師に質問できることも魅力的です。勉強法や受験で不安なことなどを相談することも可能なので、安心感を持って快適に勉強できます。

さらに決まった時間に授業があるため、半ば強制的に自分を勉強に向かわせることができ、サボらず通学していれば、スケジュール管理は問題になりません。

以上のことからも専門学校の環境を利用することは、共に学ぶ仲間や講師のサポートによって、目標に向かって一体感を持ちながら効果的に学習を進めることができる強力な手段と言えます。

専門学校のデメリット

専門学校に通うには通学時間がかかるため、忙しい社会人には利用が難しい場合があります。またそもそも通学できる圏内に校舎がなければ、専門学校は使えません。

そのため、地方在住の方などであれば、時間はあるのに通いたいくても通えないというケースもあるでしょう。

さらに通信講座と比較すると、受講費用が高いということもデメリットです。出費を抑えて資格を取得したい方や、試験に合格する自信がない方などには向いていません。

独学での合格は難しい?

独学で資格試験に合格する人がいないわけではありませんが、数はそう多くないのでおすすめはしません。

とくにスケジュール管理に不慣れであったり、そもそも勉強が得意でなかったりする場合は、合格できる確率は低いです。高卒者は特にそのような傾向が多いため、基本的には通信講座やスクールの利用をおすすめします。

また勉強ができる方でも、孤独な勉強スタイルである独学では、モチベーションの維持が難しくなって挫折してしまうケースが珍しくありません。

さらにカリキュラムやスケジュールを全て自分で作成・管理しなければならず、ハードルはかなり高いと言えます。

しかし、独学で簡単に資格を取得できてしまう人が、稀に存在することも事実です。

独学のメリット

独学のメリットは、なんといってもお金がかからないことです。せいぜい参考書代が数千円かかる程度なので、とくに専門学校と比較すると、数万〜数十万単位で出費を抑えられます

また自分のペースで自由に学習できることもメリットです。勉強に慣れている方であれば、得意分野はさらっと済ませて、苦手分野を重点的に対策するなどの強弱のある勉強もできるので、効率的に合格を目指せます。

通信講座ではサポート期間が設定されており、専門学校では授業の日時が決まっていますが、独学にはそうした制約はありません。

そのため、仕事が忙しくて勉強が停滞したり、急遽学習できなくなる日があったりしても、ストレスなく勉強を続けられます。

さらに自分で好きな教材を選べることも魅力的です。与えられた教材なら気に入らない部分が見つかることもありますが、自らの目利きで教材を選択すれば、納得しながら勉強できます。

独学のデメリット

上記のように、一定のメリットもある独学ですが、モチベーションの維持が難しく、挫折しやすい方法なので、基本的にはおすすめしません。

通信講座には質問対応のサポートが設けられていることがあり、専門学校なら講師に直接聞けますが、独学では質問する相手がいないことが普通です。

ネットなどで調べることは可能ですが、専門的な問題を自力で解消することは難しく、うまくいかなければ学習はどんどん停滞していきます

また学習者が手探りで自作するカリキュラムやスケジュールは、通信講座や専門学校のそれらに比べると、往々にしてクオリティが低いので、学習が長期化しがちです。

長期化すればするほど、やる気を保つのも難しくなるため、成功の確率は低いと言えるでしょう。

高卒におすすめの資格10選まとめ

高卒におすすめの資格10選まとめ

  • 将来的なキャリアに役立つ資格を取得すべき
  • 国家資格なら宅建士や通関士、FPなどがおすすめ
  • 通信講座なら効率よく資格試験の対策ができる

高卒におすすめの資格を10種類紹介しました。

資格があれば、就職や転職を有利に進めたり、高卒特有の将来的な不安を解消したりすることができるので、取得は非常におすすめであるといえます。

どの資格を取るかは、自分の興味・関心や好みを踏まえ、将来的なキャリアに役立ちような資格を選びましょう。

以上の記事を参考にして、自分に合うおすすめの資格を選ぶとよいでしょう。

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