美容系のおすすめ資格16選を紹介!各資格の概要・難易度も合わせて徹底解説
「美容系の資格なら何がおすすめ?」
「人気資格の概要・難易度は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
美容部員やエステティシャン、ネイリストなど美容関連の仕事をするなら、資格を取得して知識やスキルを磨くことは大変有意義です。
また美容師や理容師など働くためには国家資格の取得が必須である職種もあります。
今回は美容系のおすすめ資格16個を、各資格の概要や難易度などとともに解説します。
これを読んで、ご自身にぴったりの美容系資格に挑戦してみてください。
美容系のおすすめ資格についてざっくり説明すると
- まずは自分が就きたい職種を選ぶのが良い
- 美容師・理容師は国家資格が必須
- 日本化粧品検定は非常に人気
美容関連の仕事に資格は必須?
美容関連の仕事は資格を取得しなくても働けることが多いです。例えば、以下のような職種・仕事では、特別な資格がなくても活躍することができます。
- スキンケアのスペシャリスト
- エステティシャン
- アロマセラピスト
- デパートなどの化粧品専門店で様々な化粧品を販売する美容部員
- 化粧品代理店での仕事
しかし、これらの仕事ではお客さんの肌に直接触れたり、それぞれの大事な体に影響を与える商品を扱うことになるため、豊富な知識があることに越したことはありません。
よって資格を取得して知識を補強することは仕事をする上では必ずプラスになるはずです。顧客対応のクオリティ向上にもつながるため、信頼関係も築きやすくなるでしょう。
また資格は一定の知識やスキルを有する人材であることを客観的に証明してくれるので、就職や転職の際に他の候補者と差をつけることもできます。
美容師・理容師は資格が必須
例外的に美容師・理容師に関しては資格の取得が必須です。
美容師の場合は美容学校で2〜3年以上の課程を卒業し、国家資格である美容師免許を取得するための試験に合格しなければいけません。
また理容師の場合も同様で、理容学校を卒業してから理容国家試験に合格して理容免許を取得する必要があります。
自分のなりたい職種毎に資格の種類は豊富
一口に美容関連と言っても、職種や資格の種類は実に豊富です。よって、美容に関わる仕事に携わりたいという場合は、まずは自分がなりたい職種を絞るのが良いでしょう。
なぜなら、ネイリストに役立つ資格とエステティシャンに役立つ資格は全く違うので、職種が決まっていないと取るべき資格も定まらないからです。
なので最初になりたい職種を決めて、その上で必要になる知識やスキルが習得できる資格を取得しましょう。
人気の美容資格5選
まずは人気の美容資格を5つ紹介します。
日本化粧品検定
日本化粧品検定は、化粧品や美容に関する専門的な知識を体系的に学ぶことができる検定試験です。化粧品・美容関連業界で働く人が多く受験しています。
ちなみに日本化粧品検定は、雑誌やテレビなどのメディアで数多く取り上げられている人気No.1の美容資格です。受験者数はこれまでに47万人を超えており、このことからも人気の高さが窺えるでしょう。
また検定には1級・2級・3級の3つがありますが、それぞれの内容は以下の通りです。
- 1級:化粧品の成分にも精通し、活用法をアドバイスできるコスメのプロになる。
- 2級:肌悩みごとの化粧品・メイク方法や、紫外線や食事などと美肌の関係などを理解し、美容を語れる人になる。
- 3級:間違えがちなコスメの常識を目指す、キレイになる。
なお、各級の対策には破格の低価格を誇るユーキャンの「コスメ検定講座(日本化粧品検定講座)」を活用するのが良いでしょう。
短期間でも効果を実感できる講座となっているため、そのクオリティは抜群であるといえるでしょう。
以下では日本化粧品検定の試験概要をお伝えします。
項目 | 内容 |
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試験形式 | 1級・2級:筆記試験(マークシート方式) 3級:WEB試験(四択チェック方式) |
問題数 | 1級・2級:60問 3級:20問 |
試験時間 | 1級:60分 2級:50分 3級:20分 |
受験資格 | 制限なし |
合格基準 | 1級・2級:正答率70%前後 3級:正答率80%以上 |
受験料(税込) | 1級:13,200円 2級:6,600円 3級:無料 |
メイクアップ認定講師
美容業界などでの就職や独立開業に向けてスキルアップしたいという方には、PBアカデミーのメイクアップ認定講師資格がおすすめです。
資格を取得すれば、美容業界やウェディング業界で活かせるスキルを習得することができます。またフリーランスのメインアップアーティストや介護医療業界で活躍するメイクセラピストになることも可能です。
さらに自宅の一室を改装してサロンを開業するのも良いでしょう。
なお、この資格はPBアカデミーのメイクアップ認定講師資格取得講座を受講し、合格審査をパスすることで取得することができます。
講座ではメイクアップの知識・スキルを体系的に学ぶことができるので魅力的です。
美容師
美容師は、美容室などでヘアカットやセット、パーマなどの施術を行う職業のことです。またメイクや着付け、ネイルなどの施術に携わることもあります。
先述した通り、美容師になるには美容専門学校を卒業し、美容師国家試験に合格することが必要です。
ちなみに試験では筆記試験と実技試験の両方をパスしなければなりません。
理容師
理容師は理容室などで、カッティングや顔剃りなどの施術を行う職業のことです。
美容師との違いですが、ヘアセットやメイクなども行って容姿を美しくする美容師に対し、理容師はシェービングなど容姿を整える施術を行います。
女性を相手にすることが多いのが美容師なのに対し、男性の「散髪」を担当するのが理容師だと考えるのも良いでしょう。
なお、理容師の場合も専門学校卒業後に国家試験に合格する必要があります。
メイクセラピー検定
メイクセラピーとは、メイクアップと心理カウンセリングのメソッドを融合した技法・化粧療法のことです。
メイクセラピー検定では、特級・1級・2級・3級の各レベルに合わせたメイクセラピーの知識やスキルを身に付けることができます。ちなみに各級の概要は以下の通りです。
級 | 取得後のレベル |
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特級 | メイクセラピーのプロフェッショナルとして働ける |
1級 | 様々な業界でメイクセラピーを活かせる |
2級 | セカンドライセンスとして資格を活用できる |
3級 | メイクセラピーの基礎を理解している |
以下ではメイクセラピー検定の試験概要を紹介します。
項目 | 内容 |
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試験形式 | 特級:筆記試験(記述式)+実技試験 1級・2級:筆記試験(マークシート+記述式) 3級:筆記試験(マークシート) |
試験時間 | 特級:80分(筆記30分+実技50分) 1級:90分(筆記50分+実技40分) 2級:90分(筆記60分+実技30分) 3級:60分 |
受験資格 | 特級:1級合格・活動報告書・認定講座受講 1級:2級合格 2級・3級:制限なし |
受験料 | 特級:13,200円(認定講座受講料58,300円) 1級:11,000円(筆記または実技の再受験7,150円) 1級:8,800円(筆記または実技の再受験5,500円) 3級:5,500円(オンライン試験は3,300円) |
おすすめのネイル資格4選
続いてはおすすめのネイル資格を4つ紹介します。
ネイリスト技能検定
ネイリスト技能検定は、国際的に通用するネイリストに必要な正しい知識や技能を習得できる検定試験です。
23年間で84万人が受験したという実績を持つ由緒正しき試験なので、ネイリスト資格としての権威性も申し分ありません。
ちなみにネイリスト技能検定には1級・2級・3級という3つのレベルがあります。各級の概要は以下の通りです。
- 1級:トップレベルのネイリストが持つべき総合的な知識・技術を習得
- 2級:サロンワークで活用できる様々な知識・技術を習得
- 3級:ネイリストに必要となる基本的な知識・技術を習得
なお、各級の対策にはユーキャンのネイリスト講座を活用するのが良いでしょう。
教材のクオリティが非常に高いため、充実の学習のもと合格を目指せます。
以下ではネイリスト技能検定の試験概要を紹介します。
項目 | 内容 |
---|---|
試験形式 | 1級:筆記試験(択一問題・マークシート)+実技試験(ネイルイクステンション[スカルプチャネイル・チップ&オーバーレイ]・ネイルアート[ミックスメディアアート]) 2級:筆記試験(択一問題・マークシート)+実技試験(前半:ネイルケア 後半:チップ&kラップ・カラーリング・ネイルアート) 3級:筆記試験(択一問題・マークシート)+実技試験(ネイルケア・カラーリング・ネイルアート) |
問題数(実技) | 1級:スカルプチャネイル左手5本・チップ&オーバーレイ右手中指と左手人差し指・ミックスメディアアート右手薬指 2級:ネイルケア両手10本・チップ&ラップ左手人差し指・ネイルアート右手人差し指・カラーリングその他8本 3級:ネイルケア両手10本・カラーリング両手10本・ネイルアート右手中指 |
試験時間 | 1級:筆記40分+実技事前審査10分+実技160分 2級:筆記35分+実技事前審査10分+実技前半35分+実技後半55分 3級:筆記30分+実技事前審査10分+実技70分 |
受験資格 | 1級:2級取得者 2級:3級取得者 3級:義務教育修了 |
合格基準 | 【1級】筆記:100点満点中80点以上 実技:50点満点中38点以上 【2級】筆記:100点満点中80点以上 実技:50点満点中38点以上 【3級】筆記:100点満点中80点以上 実技:50点満点中38点以上 |
受験料 | 1級:12,500円 2級:9,800円 3級:6,800円 |
JNAジェルネイル技能検定
JNAジェルネイル技能検定は、サロンワークでジェルネイルの施術をするプロに必要なネイルの正しい知識と安全な技術を習得できる検定試験です。
以下のように初級・中級・上級の3つのレベルがあります。
- 初級:ネイルケアのベーシックマスター及びジェルネイルの施術に必要となる基礎的な知識・技術を習得する
- 中級:ネイルケアとジェルネイルのプロのサロンワークに必要となる専門的な知識・技術を習得する
- 上級:ジェルネイルのスペシャリストに必要となる総合的な知識・技術を習得する
ちなみにJNAジェルネイル検定では、実技試験だけで合否が判定されるので、マークシートの筆記試験も実施される他のネイル資格とは毛色が異なります。
なお、学習の際はたのまなのネイル講座が初級~上級まで対応しているため、こちらの講座を活用して行うとよいでしょう。
ネイルサロン衛生管理士
ネイルサロン衛生管理士は、ネイル従事者に必要なネイルサロンの衛生管理に関する知識の習得を証明できる資格です。
お客さんに安全性をアピールし、安心して施術を受けてもらうためには必須の資格であると言えるので、独立開業の際はぜひ取得してください。
なお、ネイルサロン衛生管理士を取得するにはJNA認定校での講習会を受講し、そこで課される筆記試験に合格する必要があります。
項目 | 内容 |
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講習内容 | 第1部 理論講習 約180分間 第2部 確認テスト 20分間 第3部 試験問題解説・まとめ・成績発表 |
合格基準 | 100点満点中80点以上 |
受講料(税込) | 一般価格:10,560円 JNA会員価格:6,160円 |
ジェルネイル認定講師資格
PBアカデミーのジェルネイル認定講師資格は、ネイル業界や美容業界などで活かせるネイルのスキルを習得することができる資格です。
資格を取得すれば、企業のネイル講師やフリーランスのネイル講師として活躍するのに役立てることができます。
また作品販売やネイル教室開講などに活用することも可能です。
なお、先述したメイクアップ認定講師同様、この資格を取得するためにはPBアカデミーのジェルネイル認定講師資格取得講座を受講し、合格審査(課題提出)をパスする必要があります。
スキンケアのおすすめ資格4選
美容部員やエスティシャンは、顧客に対して化粧品などの提案を行うことがありますが、より良い提案をするにはスキンケアに関する豊富な知識が必要です。
どうしてその商品を提案するのかという根拠を示すことで顧客に安心感を与えることができるので、様々なニーズに対応するためには体系的に知識を備えておいた方が良いでしょう。
そうすれば、顧客に正しい情報を伝えられるようになるので、より説得力のある提案ができるはずです。
よって顧客からの信頼度を高めるためにも、以下のスキンケア関連資格を取得するメリットは大きいと言えるでしょう。
スキンケアスペシャリスト
スキンケアスペシャリストは、皮膚科学・化粧品科学やスキンケアに関する豊富な知識とスキルを有する専門家です。
取得することで美容業界への就職やサロン開業などに活かすことができます。
なお、これはformieのスキンケアスペシャリスト資格取得講座を受講することで取得することができる資格です。
1ヶ月程度の講習で専門的な知識やスキルを効率的に習得でき、資格も取得できるため、受講は非常に有意義だと言えます。
スキンケアアドバイザー
スキンケアアドバイザーは、一般社団法人日本スキンケア協会が認定している資格です。
日本スキンケア協会は医師や大学教授などで理事や顧問が構成されており、厚生労働省自研究班や大学などと共同研究をするような団体なので、信頼度は非常に高いと言えます。
そのため、資格としての信頼性・権威性も抜群です。
なお、この資格は協会の認定講座を受講することで取得することができます。
スキンケアカウンセラー
スキンケアカウンセラーは、スキンケアアドバイザーの上位資格です。スキンケアアドバイザーよりも高度な知識に加え、顧客へのカウンセリングを行う上でのスキルを習得することができます。
取得することで顧客とのコミュニケーションスキルを高めることができるので、エステティシャンやアロマセラピスト、美容部員などの業務に役立てることができるでしょう。
また介護福祉士やホームヘルパーの仕事にも活かせます。
なお、こちらも日本スキンケア協会の認定講座を受講することで取得できる資格です。
スキンケアマイスター
美容総合検定 スキンケアマイスターは、美容の学問である「美容学」に関する検定試験です。
科学的な根拠に裏打ちされた美容業界全般に必須の総合的かつ専門的な知識を得ることができます。
ちなみにスキンケアマイスターの試験概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
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試験形式 | Web試験(3択式) |
問題数 | 50問 |
制限時間 | 45分 |
合格基準 | 正解率80%以上 |
受験資格 | 制限なし |
受験料(税込) | 5,500円 |
おすすめのエステ資格3選
エスティシャンは、カウンセリングと施術で人の肌を美化したり、体型を矯正したりする職業のことを指します。
フェイシャルケアやボディケア、脱毛などの施術で顧客にキレイになってもらうのがエステティシャンの仕事・役割です。
なお、エステティシャンになるために必須の国家資格は存在しませんが、顧客に安心感を与えるためにも、幅広い知識や高い技術力、豊富な経験などを持ち合わせていることが望ましいと言えます。
それらを身に付けるためには以下のようなエステ資格を取得することが有意義です。
認定エステティシャン
AJESTHE認定エステティシャンは、エステに関する基本的な知識・技術と、エステティックサービスの適切な提供に必要な能力を有することを証明できる資格です。
ちなみにAJESTHE認定エステティシャンの上位資格には、AJESTHE認上級エステティシャンやAJESTHE認定トータルエステティックアドバイザーなどの資格もあります。
それらの資格を有するエスティシャンが勤務するサロンは全国に195店舗あり、資格の認定校は129校あることから、認知度の高い資格であると言えるでしょう。
なお、AJESTHE認定エステティシャンの試験概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
試験内容 | 技術試験:技術力確認試験(フェイシャル/ ボディ:手技のみ) 筆記試験:エステティシャンセンター試験(4肢択一:マークシート式・100問) |
資格取得条件 | 以下の両要件に該当する正会員者(要証明) ①エステティシャンセンター試験に合格 ②協会認定校での300時間以上コースまたは1000時間以上コースの修了・または実務経験1年以上 |
受験料 | 10,560円 |
認定ビューティセラピスト
認定ビューティセラピストは、数々の資格試験を実施している日本スパウェルネス協会主催の上級エステティック資格です。
取得すれば、トータルエステティックの知識・技術、信頼されるサービスマナーを有することが客観的に証明されます。
なお、認定ビューティセラピストの試験概要は以下の通りです。
項目 | 内容 |
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試験内容 | JEO認証ソワンエステティック上級試験(筆記)+ビューティセラピスト認定 実技試験(実技) |
受験資格 | ①認定エステティシャン資格取得後に2年以上の実務経験を積んだ者 ②エステティックスクールや専門学校等でエステティック課程1,000時間以上を修了した者(または修了見込みの者) |
受験料 | 筆記:11,000円(再受験5,500円) 実技:11,000円(再受験11,000円) |
上記の通り、AJESTHE認定エステティシャンの上位資格でもあるので、認定エステティシャンを取得したら、実務経験を積んでぜひ挑戦してみましょう。
Ajesthe認定上級エステティシャン
AJESTHE認定上級エステティシャンもAJESTHE認定エステティシャンの上位資格です。こちらは主催団体(一般社団法人日本エステティック協会)も同じなので、より関連性が強いと言えるでしょう。
以下ではAJESTHE認定上級エステティシャンの試験概要をお伝えします。
項目 | 内容 |
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試験内容 | 筆記試験:4肢択一・マークシート方式 技術確認試験・技術試験:フェイシャル手技・フェイシャル機器・ボディ手技・ボディ機器・メイクネイル |
費用(税込) | 筆記試験:11,000円 技術確認試験及び技術試験(認定校試験):22,000円 |
美容系のおすすめ資格についてまとめ
美容系のおすすめ資格まとめ
- ネイリストとエステティシャンでは役立つ資格が違う
- メイクアップ認定講師やメイクセラピー検定も人気
- ユーキャンやPBアカデミーなどが試験対策講座を開講中!
美容系のおすすめ資格を16個紹介しました。
美容関連の資格は実に豊富なので、まずは自分が就きたい職種を決めるのが良いでしょう。それぞれの職種で役立つ資格が異なるので、職種から資格を絞り込むのが合理的です。
また基本的に美容関連の仕事では資格の取得は必須ではありませんが、美容師・理容師に限っては必ず国家資格を取得しなければいけません。
なお、資格試験対策にはユーキャンのコスメ検定講座やネイル講座などを活用するのが良いでしょう。試験が億劫な場合は、講座を受講するだけで取得できる資格を選ぶのもおすすめです。
以上を参考に、ご自身にぴったりな美容系資格に挑戦してみてください。