【最新版】宅建のテキスト・問題集人気ランキング18選を徹底解説!
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宅建士
関口秀人
「宅建士試験の対策にはどんな参考書・問題集を使えば良い?」
「独学者はどのようにテキストを活用すべき?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
宅建試験は合格率10%台の難関試験です。そのため、合格するためには自分に合った参考書や問題集を選ぶことが非常に重要であると言えます。
そこで今回は宅建の勉強におすすめのテキスト・問題集をランキング形式で18冊紹介します。独学者におすすめのテキスト活用法についても解説するのでぜひ参考にしてみてください。
宅建のテキスト・問題集についてざっくり説明すると
- 教材のわかりやすさは最重要ポイント
- 出版社の信頼度も考慮に入れると良い
- 独学が厳しいなら通信講座もおすすめ
テキストを評価する際の4つの基準
宅建のテキストを選ぶ際は、以下の4点に着目すると良いでしょう。
教材のわかりやすさ
いくら良いことが書いてあってもそれを読みこなせなければ意味がないので、教材(説明など)のわかりやすさは非常に大切です。
以下の4点を重視し、自分がわかりやすいと感じる教材を選ぶのが良いでしょう。
- 初心者でもわかるような平易な表現を使っているか
- 各法律の説明の中で具体例が豊富に使われているか
- 基本的な用語から丁寧に解説がなされているか
- 説明の中で図表やイラストが効果的に用いられているか
教材のわかりやすさ、読みやすさは学習の効率にも関わってくる非常に重要な観点なので、教材を選ぶ際は何よりもそれにこだわるのが良いでしょう。
対応する問題集のクオリティ
学習の効率を高めるには一貫した教育・指導を受けるということも大切です。そのため、インプット用のテキストとアウトプット用の問題集のシリーズを揃えるのが良いでしょう。
なお、その際は問題集のクオリティが高いシリーズを選択するべきです。以下の3点を重視し、クオリティが高いと思う問題集とそれに対応する参考書を選びましょう。
- 解説が充実しているか
- 難易度ごとに問題が分類されているなど、演習しやすい工夫はなされているか
- 頻出範囲を重点的に演習できるようになっているか
出版社の信頼性は必須
宅建向けの参考書は数多く出版されており、それぞれ個性的なので、どれを選べば良いか迷ってしまうという場合もあるでしょう。
そのような場合は、出版社の知名度という観点で候補を絞り込むのがおすすめです。宅建試験対策においる知名度・実績が十分な出版社であれば、テキストのクオリティもおそらく申し分ありません。
よって知名度の高い出版社の参考書を選んでおけば、失敗することはまずないでしょう。
購入者による評判・口コミ
出版社による書籍の紹介では、基本的に自社の商品に対する魅力を伝えることに終始しているため、公式の情報からでは各書籍のウィークポイントを知ることはできません。
しかし、完璧な教材というのはおそらくないので、テキストを選ぶ際はその弱点まで把握した上で比較・検討するべきです。
よって、公式の情報でその強みを知るだけでなく、ショッピングサイトのレビュー欄などで購入者の評判・口コミをチェックし、その弱点も調べるのが良いでしょう。
なお、その際はレビューの星の数も参考にすれば、そのテキストの本当の実力をより一層知ることができます。
1位:みんなが欲しかった!宅建の教科書
第1位は「みんなが欲しかった! 宅建士の教科書」です。著者は滝澤ななみ、TAC出版より3,300円で出版されています。
この参考書の特徴は以下の通りです。
みんなが欲しかった!宅建の教科書の評価項目
簡潔にわかりやすく解説!
「パッと見てわかる」をコンセプトにした参考書で、宅建試験の内容を理解する上での核となる部分が、初心者でもわかりやすいような言葉を用いて丁寧に解説されています。
分量は必要最小限といった感じなので、初心者でも手をつけやすいはずです。これから試験勉強を始める人が、試験内容の全体像をざっと把握するために用いるというような場合に良いでしょう。
問題集のクオリティも最高峰
この参考書に対応する問題集は、「みんなが欲しかった! 宅建士の問題集 本試験論点別」と「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」ですが、どちらもクオリティに関しては一級品です。
特に前者はおすすめで、参考書と完全にリンクしているため、使い勝手が良いでしょう。
宅建試験の過去問から必ずマスターしておくべき270問を論点ごとに厳選・掲載しているので、参考書で得た重要な知識を確実にものにすることができます。
TACの資格対策の鉄板シリーズ
「みんなが欲しかった!」シリーズは、宅建をはじめとする多くの資格試験対策において抜群の知名度と実績を誇るTAC出版の人気シリーズなので、教材としての信頼度は申し分ありません。
利用者から圧倒的な支持を得ているシリーズおよび参考書なので、迷ったらこれを選んでおけば間違い無いでしょう。
みんなが欲しかった!宅建の評判・口コミ
わかりやすく、ポイントに目が行くような作りになっている。 amazonカスタマーレビューより
とても分かりやすいと思う。
初めから重要な所をマーキングや色を変えて描かれているのでパッと見ただけで頭に入ってくる。 amazonカスタマーレビューより
1位の参考書の口コミとして、非常にわかりやすい、要点を視覚的に捉えやすいといった意見が上がっていました。
宅建試験入門の1冊として、非常におすすめできるでしょう。
2位:宅建士合格のトリセツ基本テキスト
第2位は東京リーガルマインドから3,300円で出版されているこちらのテキストです。
宅建士合格のトリセツの評価項目
試験の要点を丁寧に解説
この参考書では、こちらも多くの資格試験対策で申し分ない知名度・実績を誇る東京リーガルマインド(LEC)の講師が、試験攻略の要点を一から丁寧に説明してくれます。
頻出範囲を中心に、図表やイラストを多用しながらわかりやすく解説してくれるので、初心者でも効率的に知識を習得してくれるでしょう。
初心者でもわかる解説が売りの問題集
対応の問題集である「宅建士 合格のトリセツ 基本問題集」は、解説が非常に充実しているので初心者にもおすすめできます。
解答の際に注目すべきポイントなども含めて各問題を丁寧に解説してくれるため、解説をよく読み込むことで、解放テクニックと必須知識の両方を学ぶことが可能です。
多数の資格で高い実績を誇るLEC出版
LECでは数多くの資格に対する対策講座を開講されており、多くの資格試験の受験者から高い評価を得ています。
宅建をはじめ主要な資格試験での実績も十分なので、こちらも信頼性の高い出版社であると言えるでしょう。
トリセツ基本テキストの評判・口コミ
覚えるべき事項を羅列するのではなくゆるキャラを使って更に表情まで付けて 問題を分かりやすくしてるから頭に入ってくる。 amazonカスタマーレビューより
充実した内容のテキストと解説付きで理解しながら問題を解ける良質な問題集が合わさった参考書です。
フルカラーでイラストも多用されていて非常にわかりやすく効率的に合格したい方に相応しいですね。 amazonカスタマーレビューより
2位の参考書の口コミとして、イラストが多用されていることから解説がスムーズに頭に入ってきたという声が多く挙がっていました。
これにより、初心者でも抵抗感なくスムーズに学習を進められるでしょう。
3位:わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト
第1位と同じTAC出版から出ているテキストです。著者はTAC宅建士講座の専任講師である木曽計行で、こちらも3,300円で販売されています。
わかって合格の評価項目
見やすいフルカラーレイアウト
このテキストの特徴は、初心者でも内容が視覚的・直感的に理解できるようなフルカラーレイアウトにあります。内容の要点をひと目で把握することができるので効率的です。
また特に勉強が苦手な人であれば、白黒のテキストよりもモチベーションが上げやすいということもあるでしょう。
問題集は分野別に持ち運べる
「わかって合格(うか)る宅建士 分野別過去問題集」は、基本テキストに完全リンクした問題集です。分野ごとの構成になっているので、各分野を重点的に対策することができます。
また取り外しができる4分冊形式になっているので、持ち運びにも便利です。外出先でのスキマ時間を利用し、特定分野の問題演習に取り組むというのも良いでしょう。
安心のTAC出版
この参考書の出版社は第1位と同じく、多くの資格試験対策で圧倒的な知名度・実績を誇るTAC出版です。
また特にこのテキストはTAC宅建士講座の専任講師によって作成された教材なので、より信頼度は高いと言えるでしょう。
わかって合格の評判・口コミ
オールカラーで読みやすい字体です
マーカー部分も程々でなるべく見開きで完結されているので読みやすく感じます amazonカスタマーレビューより
オールカラーで不動産取引の具体例の掲載や図解も多く、わかりやすい構成の宅建士のテキストです。 amazonカスタマーレビューより
3位の参考書の口コミとして、フルカラーレイアウトでテキスト自体が非常に読みやすいという意見が挙がっていました。
色味の有り無しで勉強のモチベーションは大きく変わるため、この点は非常に魅力的であるといえるでしょう。
4位:出る順宅建士 合格テキスト
第2位と同じ東京リーガルマインドから2,530円(①権利関係)で出版されているテキストです。
出る順宅建士 合格テキストの評価項目
深い知識まで内容を網羅
宅建のテキストとしては珍しいことに、この合格テキストは「①権利関係」「②宅建業法」「③法令上の制限・税・その他」の3分野に関するテキストそれぞれが出版されています。
3つに分けることによって、試験に必要な情報を細部に至るまで完全網羅しているため、3冊すべて読み込めばかなり知識を深めることができるでしょう。
過去問題集も科目毎に分かれる
テキストと同様、対応の「出る順宅建士 ウォーク問過去問題」も「①権利関係」「②宅建業法」「③法令上の制限・税・その他」の3冊が出版されています。
よって、細かい部分を含めて各分野の知識を盤石にしておきたいという方におすすめです。
なお、この過去問題集には、特に正誤判定の根拠に関する解説が非常にわかりやすいという特徴があります。
LECの定番シリーズ
「出る順宅建士 合格テキスト」の出版社は第2位と同じLECなので、出版社の信頼度は申し分ありません。
また「出る順宅建士」はこれまでに多くの宅建試験受験者から愛読されてきたロングセラーシリーズなので、シリーズに関する信頼度も十分です。
出る順宅建士の評判・口コミ
3冊分冊なので一見すると学習が大変ではあるが、前述のように「まとめ」の前段の説明が不十分だと「まとめ」の暗記になってしまうが本書は説明が詳細なので理解して記憶に残りやすい。 amazonカスタマーレビューより
4位の参考書の評判として、分冊ならではのボリューミーな解説量について賛否が分かれる形となりました。
人によって合う合わないがあるため、直接書店に足を運んで書籍のボリュームはあらかじめ確認しておいた方がよいでしょう。
5位:らくらく宅建塾
第5位の「らくらく宅建塾」は、宅建学院より3,300円で出版されている参考書です。
らくらく宅建塾の評価項目
覚えやすい工夫が満載
この参考書では、図表や語呂合わせなどが効果的に用いられているため、知識の覚えやすさという観点では非常に充実した参考書です。
また「心裡留保」は「冗談」、「善意有過失」は「うっかり」など、難解な法律用語を簡単な言葉に言い換えて説明してくれるため、初心者でも無理なく読み進めることができるでしょう。
過去問は勉強しやすいレイアウト
この参考書に対応する「宅建士問題集 過去問宅建塾」は、左に問題・右に解説というレイアウトになっているため、効率的にアプトプットを行うことができます。
また「1巻 権利関係」「2巻 宅建業法」「3巻 法令上の制限その他の分野」という3分冊になっているため、問題の量も十分です。
宅建学院が出版
宅建学院は、宅建試験専門のDVD通信講座や参考書・問題集を提供している事業所及び出版社です。
この出版社から出ている8冊のテキストはミリオンセラーを達成しているため、出版社及びテキストは十分に信頼できると言えるでしょう。
うかる!宅建速攻テキストの評判・口コミ
他社のテキストで勉強するのが辛いなら、このテキストも読んでみるのもありだろう。変わった角度から理解度が増したり、理解の糸口が見つかるかもしれない。 amazonカスタマーレビューより
5位の参考書の口コミとして、知識を吸収する際の工夫が豊富になされており、知識が覚えやすかったという声が多く挙がっていました。
知識の暗記に苦戦している人は、ぜひ一度チェックしてみるとよいでしょう。
6位:スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト
「スッキリわかる宅建士(中村喜久夫著)」は、TAC出版より3,190円で出版されているテキストです。
最短合格のために必要十分な内容が学べる
このテキストには膨大な試験範囲の分析を元に頻出内容だけが厳選して収録されているため、最短合格を目指す人にはぴったりです。
またイラストや図表、事例が豊富に盛り込むことで内容が具体的に解説されているため、初心者でも無理なく理解することができるでしょう。
さらにこちらも4分冊になっており、分野ごとに取り外すことができるため、持ち運びにも便利です。
総じて時間がない人でも合格を目指せるテキストであると言えるでしょう。
「30日完成 超最速ナビ」もおすすめ
本当に時間がないという人には、同シリーズの「スッキリうかる宅建士 30日完成 超最速ナビ」もおすすめです。
このテキストでは合格に直結する知識に関する必要最小限度の説明が掲載されているので、30日間の超短期学習である程度の知識を固めることができます。
7位:ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書
この参考書は、LECから1,760円で出版されている宅建試験対策の入門書です。
入門書としてのわかりやすさは抜群
LECの人気講師が宅建の初学者に向けて執筆したオールカラーのテキストです。LECの講義をベースに作成されており、頻出ポイントを無駄なく解説してくれるので、効率よく必要な基礎知識を習得することができます。
また特に覚えるべきポイントは図表で整理されているので、メリハリのある学習が可能です。
さらに左に要点の解説、右に理解を補足する図やイラストというわかりやすい見開き構成になっており、10時間で1冊読み切れるように作られているので、短時間で基礎知識を習得したいという初学者におすすめできます。
問題集はないので注意
一つ注意すべき点は、このテキストには対応する問題集がないということです。
しかし、本書はあくまで入門書なので、このレベルで問題集を使った本格的なアウトプットをする必要は特にないでしょう。
このテキストの次に上記で紹介したような参考書を手にとって熟読し、それに対応する問題集で十分な演習を積むという流れで学習するのがおすすめです。
直前対策におすすめの問題集
直前期の仕上げには、直前対策予想問題集を使うと得点力アップに効果的です。頻出範囲を中心に演習を行うことができるので、直前期に時間を有効利用することができます。
以下ではおすすめの直前対策予想問題集を4冊紹介します。
1位:本試験をあてる TAC直前予想宅建士
この問題集では、TACが蓄積してきたデータを元に、本試験で何がどの程度問われているかが明らかにされています。
よってまずそれを一読し、頻出範囲をしっかり頭に入れた上で演習に取りかかれば、直前期に無駄のない対策ができるでしょう。
この問題集には本試験と同形式の予想問題が4回分収録されており、試験時間を測って本番さながらの緊張感でシミュレーションをすることができます。
さらにこの問題集の活用法を含めた合格アプローチも解説されているため、それを参考にすればさらに学習効果を高めることができるでしょう。
2位:出る順宅建士 当たる!直前予想模試
この問題集には4回分の模試が収録されているので、より多くのシミュレーションをこなしたいという方におすすめです。
なお、模試の作成にはLECが主催する「全日本宅建公開模試」の出題ノウハウが活かされているので、クオリティに関しては申し分ありません。出題傾向や問題形式も本番さながらです。
またWEB無料採点サービスを使えば、客観的な採点とともに合格可能性の判定もしてもらえるので、より正確なシミュレーションとなるでしょう。
3位:みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集
「Aランク知識」とは、宅建試験に頻出の知識、つまり合格するためには必ず押さえておかないといけない知識のことです。
この問題集はこのAランク知識が問われる問題を確実に取り切ることを目的に作成されています。
またAランク知識を効率的に再学習できる「Aランク知識完全おさらいブック」も収録されているため、Aランク知識に関するインプット・アウトプットをこれ1冊で行うことが可能です。
「合格の80%はAランク知識で決まる」というのが本書のコンセプトになっており、これ1冊をマスターすれば合格に大きく近づくでしょう。
4位:これで合格!宅建士直前予想模試
本試験の過去問分析より割り出した今年度(令和5年度)の出題予想論点を網羅的にカバーした問題集です。
本試験3回分の予想問題と重要ポイントについてのアドバイスが収録されており、本書の繰り返し解いて理解を深めれば、着実に力を付けることができるでしょう。
またこの問題集の購入者は特典として「法改正データ解説」の動画を視聴することもできるので、民法改正に関する知識を補強することも可能です。
さらに宅建士試験の傾向と対策に関する特集など、直前に読んでおきたい情報も満載なので、試験前の強い味方となるでしょう。
入門編として初めに買っておきたいテキスト
宅建士に求められる法律知識は非常に多く、内容も難しいので、特に初心者の場合は勉強のとっかかりが見つからないということもあるでしょう。
そのような場合は、まずは必須の基本テーマだけを手ごろに学べる入門編のテキストで勉強を始めるのがおすすめです。以下ではそのような入門書をいくつか紹介します。
1位:うかる!マンガ宅建士入門
このテキストでは、1項目4ページのマンガを読むだけで宅建士試験の重要テーマを把握することができるので、試験内容の全体像を理解する上では非常に便利です。
最初に全体的なイメージを持っておけば、その後細部を学ぶ際にもスムーズに理解できるでしょう。
よって、このテキストを足掛かりとして上で紹介したような参考書に移行すれば、内容の難しさに抵抗を覚えることなく試験対策が進められるはずです。
特に参考書を読んでも内容が全く頭に入ってこないというような場合は、「急がば回れ」でまずはこのマンガを読むことから始めてみましょう。
2位:みんなが欲しかった!合格へのはじめの一歩
スタートアップ講座と入門講義の二部構成となっているオールカラーの入門書です。
スタートアップ講座では、宅地建物取引士の仕事内容や活躍できる業界、資格取得の流れなど、宅建士資格の基本情報を知ることができます。
一方で学習の初期段階で身に付けておくべき必要最低限の基礎知識を、身近で平易な表現を使って解説してくれるのが入門講義です。
資格の概要を含めて宅建士試験の全体像を捉えることができるので、非常に充実した入門書であると言えるでしょう。
3位:ユーキャンの宅建士 まんが入門
4コマ漫画とわかりやすい解説で、宅建士の全体像をサクッと把握できる入門書です。漫画のストーリーが非常に面白いので、話の展開を楽しみながらテンポよく基本的な知識を習得することができます。
また「試験の全体像」というページでは、各試験科目に対する効果的な学習方法が掲載されているため、合格に必要な知識だけでなく、試験勉強のノウハウも学ぶことができるので魅力的です。
さらにこのテキストは「ユーキャンの宅建士 速習レッスン」というインプット用の参考書の内容とリンクしているため、2冊を続けて用いるというのも良いでしょう。
4位:これだけまんが宅建士
こちらも宅建士試験に必要な知識が漫画で学習できるというテキストです。
このテキストの特徴は、完全に漫画だけで学習できるということで、解説も全て漫画に組み込まれているので、参考書を読むのが苦手な人や漫画好きの人にとっては良いでしょう。
なお、「これだけまんが宅建士」は、「権利関係編」「宅建業法編」「法令・税その他」の3冊が出版されているので、特に理解しにくいと感じる分野だけを購入するというのもおすすめです。
スキマ時間の勉強におすすめ1問1答式問題集
スキマ時間を活用して宅建の勉強をするなら、1問1答形式の問題集がおすすめです。特に以下の3点を兼ね備えている問題集が良いでしょう。
- 持ち運びに適している
- 暗記シートがついている
- 頻出範囲を厳選して収録している
1位:出る順宅建士 逆解き式 最重要ポイント555
宅建士試験の最重要ポイントを凝縮した555項目を学べるテキストです。結論を先に提示し、その後に無駄のない解説だけを記載するという「逆解き式」なので、エッセンスを効率よく学ぶことができます。
また暗記シート付きのハンディサイズなので、持ち歩いて暗記学習をするのにも非常に便利です。
さらに最重要ポイントの読み上げ音声をダウンロードすることもできるので、通勤時間などに聞くのも良いでしょう。耳からも情報を入れることでさらに理解が深まるはずです。
2位:ユーキャンの宅建士 これだけ! 一問一答集
宅建士試験の頻出事項を800問の○×問題で手軽に確認することができる一問一答集です。右に問題、左に解説という見開きのレイアウトになっているため、知識を効率よく定着させることができるでしょう。
解説文の重要用語は赤字になっているため、それを付属の赤シートで隠せば穴埋め問題として活用することもできます。
また新書サイズなので持ち運びがしやすく、スキマ時間の学習にも便利です。
さらに章末には分野横断的な知識をチェックするための「POINTマスター」もついているため、ややこしい知識を整理して理解をさらに深めることもできます。
3位:出る順宅建士 一問一答〇×1000肢問題集
LECオリジナルの一問一答問題が1000題収録されているというボリューム満点の一冊です。
暗記用赤シート付きのハンディサイズであることに加え、専用のアプリもあるため、スマホやタブレットなどでも学習することができます。スマホ一つで手軽に知識の確認ができるため、スキマ時間を活用して学ぶにはもってこいです。
また第4位で紹介した「出る順宅建士合格テキスト」ともリンクしているので、間違えた問題の復習も捗ります。
独学者のためのテキスト活用法
最後に宅建試験に向けた独学のためのテキスト活用方法を紹介しておきましょう。
1つのテキストを最後までやり抜く
宅建のテキストはかなりボリュームが多いため、途中で飽きてしまったり、他のテキストに目移りしてしまうということもあるでしょう。
しかし、レイアウトや解説の仕方は違えど、基本的に内容はどれも変わらないので、これだと思った1冊をとことん使い続けるのがおすすめです。
テキストを途中で変えると、学習内容に過不足が生まれたり、解説の違いに混乱してしまう可能性もあるので注意しましょう。
何度も繰り返し読むことが大切
宅建で理解・暗記すべき事柄は実にたくさんあるので、参考書を一読しただけでそれら全てを覚えるというのは不可能でしょう。
知識を定着させるには、参考書を何度も繰り返し読むことが大切です。具体的には最低3回は読み返すのが良いでしょう。
なお、1回目は全てを満遍なく読み込むべきですが、2回目以降は自分の苦手な部分や頻出事項を中心に読むようにすれば、1回あたりの負担を減らすことができます。
問題演習の際には必ず解答を読み込む
問題演習をする際は、問題をただ解いて終わりというのではなく、間違えた問題を中心にきちんと解説を読み込むべきです。
それによって苦手な箇所に関する知識を補強することができるので、得点能力を高めることにつながります。
億劫に感じる方もいるでしょうが、非常に重要な作業なのでめんどくさがらずに必ず習慣化させましょう。
テキストの勉強に行き詰ったら通信講座の活用も検討
これまで紹介してきたテキストを使用してもうまく実力が上がらずに困っている人も一定数いるのではないでしょうか?
そのような人には、合格に向けたハイクオリティな学習を比較的低価格で実現できる通信講座を活用するのがおすすめです。
その中でも、特にフォーサイトの講座は学習において必要な要素を完璧に備えているため、悩んでいる人にぜひ見てほしいイチオシ講座です。
フルカラーで頻出内容に絞ったオリジナルテキストから、スキマ時間を有効活用するスマホ学習まで非常に充実していることから、多くの人が効率よく実力を上げられるでしょう。
実績も抜群で、受講生合格率は全国平均の4.21倍という驚異の数字を誇るため、安心感も抜群です。
宅建のテキスト・問題集についてまとめ
宅建のテキスト・問題集についてまとめ
- テキストと問題集のシリーズは揃えるべき
- 購入者によるレビューも参考に
- 読み込むテキストは1冊に絞るべき
宅建のテキスト・問題集をランキング形式で紹介しました。
宅建のテキスト・問題集を選ぶ際は、第一に教材のわかりやすさを大切にするべきです。またテキストと問題集のシリーズは揃え、特に問題集のクオリティを重視するのが良いでしょう。
なお、どの教材を選べば良いかわからない場合は、LECやTACなど知名度の高い出版社から購入するのが無難です。
ちなみに独学で対策する際は、1冊のテキストを繰り返し読み、問題演習では解説の読み込みを大切にするのが良いでしょう。独学が厳しいなら通信講座を活用するのもおすすめです。
以上を参考に、今回のランキングから早速ご自身に合いそうな教材を購入してみましょう。