販売士試験の難易度は高い?1・2・3級の合格率・必要な勉強時間まで徹底解説!
「販売士の資格取得を考えてるけど、どのくらい難しいんだろう?」
「販売士の資格を取得したらどんなメリットがあるの?」
このように販売士の資格取得や販売士資格に関して興味がある人はいませんか?
販売士は「リテールマーケティング」と言われることもあります。1級・2級・3級があり、どの試験を受けるかによって試験内容や難易度が異なります。
そこでこの記事では各級の特徴や合格率を紹介しながら、それぞれの難易度を丁寧に紹介していきます。販売士の資格を取得するメリットや独学で勉強する際のポイントについても解説していくので、資格取得を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
販売士試験の難易度についてざっくり説明すると
- 販売士には1級・2級・3級があり、1級がもっとも難易度が高い
- 級によって求められる能力や難易度が異なるため、合格率にも差がある
- 2級と3級の合格率には大きな差はないが、1級になると合格率が下がる
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販売士(リテールマーケティング)試験の難易度は?
販売士は平成27年度から「リテールマーケティング(販売士)検定」と名称が変わったこともあり 「リテールマーケティング」 とも呼ばれます。商工会議所が実施する試験で1級・2級・3級があります。
級が上がるほど身につけるべき内容が狭く深くなっていきますが、2級と3級の合格率はそこまで大きく変わりません。しかし1級になると合格率はおよそ20%と、ぐっと低くなります。
とはいえ、しっかりと対策をしたうえで勉強すれば、十分に合格を目指すことは可能な試験です。
販売士試験の科目数は5科目
販売士試験ではどの級においても共通した5科目から出題されます。ただし級によって問題の量や問われるレベルが異なり、試験時間にも差があります。
試験形式も2級と3級の試験はすべてマークシート式の選択問題で出題されるのに対して、1級では選択問題に加えて記述式問題も出題されるという違いがあります。
販売士試験で出題される科目は以下の通りです。
- 小売業の類型
- マーチャンダイジング
- ストアオペレーション
- マーケティング
- 販売・経営管理
級ごとの難易度
すべての級において同一の試験科目が課される販売士試験ですが、難易度は級によって大きく異なります。ここではそれぞれの級で求められる人物像や能力を紹介します。求められる能力から試験の難易度も見てみましょう。
1級で求められる能力は?
販売士1級では店長や経営者のようなマーケティングの責任者やコンサルタントレベルの知識や技量が身につきます。
戦略的に企業経営に関わっていくために、店舗や企業の経営に関する知識や、商品の計画、マーケティング、人事や労務などのマネジメントなど、幅広く高度な内容を学びます。必要な専門知識も多いため、難易度が高いです。
2級で求められる能力は?
2級は売り場の管理者やマネージャー向けの内容で、仕入れや在庫の管理、従業員の育成や指導など店舗を管理する上で欠かせない知識について学びます。
3級レベルの流通や小売の基礎知識があることが前提となっていて、販売員としての能力だけでなくマネジメント能力も問われます。
3級で求められる能力は?
3級ではマーケティングの基本的な考え方や接客マナーなど、売り場の販売員として必要な基本的な知識や技術を学びます。
直接お客さまと関わることが多い流通業や小売業の方だけでなく、BtoCサービスを学ぶために卸売業や製造業の方が勉強するケースも少なくありません。
科目免除制度も存在する
販売士試験には科目免除制度が存在するため、条件を満たせば一部の科目が免除されます。科目免除の対象は以下の通りです。
級 | 対象者 | 免除科目 |
---|---|---|
1級 | 販売士試験で科目合格している(直近の2回のみ対象) | 70点以上得点した科目 |
2級 | 各地商工会議所が開催する「2級販売士養成講習会」を修了し、予備試験に合格 | 販売・経営管理 |
2級 | 商工会議所指定の通信教育機関による「養成通信教育講座」を修了(スクーリング含む) | 販売・経営管理 |
3級 | 各地商工会議所が開催する「3級販売士養成講習会」を修了し、予備試験に合格 | 販売・経営管理 |
3級 | 商工会議所指定の通信教育機関による「養成通信教育講座」を修了(スクーリング含む) | 販売・経営管理 |
3級 | 全国商業高等学校協会主催の「商業経済検定試験」の所定の科目に合格 | 合格した科目により異なる |
科目免除制度の申請方法
科目免除を受ける場合は販売士試験の受験申し込みの際に免除「有」で登録します。
「販売士科目免除申請書」に必要事項の記入と、受験料払い込み受領証の添付が完了したら、それぞれに定められた書類を添えて商工会議所に送付します。
1級の場合は「科目別合格証明書」、2級と3級の場合は対象の「修了証明書」または「合格証書(合格証明書)」のコピーが必要です。
販売士試験の受験資格はない
販売士試験には年齢や職歴などの受験資格がないため、だれでも受験できます。
どの級から受験することも可能なため、一番難しい1級からの挑戦もできます。また1級と2級、2級と3級など併願受験も可能です。
販売士資格の偏差値は?
資格の偏差値は資格の難易度を数値化して分かりやすくしたもので、あくまで目安ですが販売士1級の偏差値は54程度だと言われています。
同じく偏差値54程度の資格には簿記1級や秘書検定1級があります。また少し難易度が上がる偏差値55程度の資格には、英検2級やカラーコーディネーター1級があります。
これらのことから、販売士はもっとも難しい1級でも決して難しい資格ではなく、勉強をすれば十分に合格が可能だということが分かりますね。
販売士試験の合格率は高い?
ここからは販売士の合格率や合格基準点から、各級の難易度について見てみましょう。必要な勉強時間の目安と、どのような方たちが受験しているかについても説明します。
級別の合格率は?
ここでは各級の実際の合格率を参考にしながら、難易度を見ていきましょう。合格率は日本商工会議所のホームページで公表されています。
3級の合格率は約6~7割
販売士3級の過去10回の合格率の平均は60.7% です。合格率が47.7%と低い回もありますが、およそ55~70%なことが多いです。比較的やさしい試験だと言えます。
回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
ネット試験(2022.4.1~2023.3.31) | 9,720名 | 8,981名 | 5,130名 | 57.1% |
ネット試験(2021.7.28~2022.3.31) | 9,427名 | 8,894名 | 5,607名 | 63.0% |
87回(2021.2.17) | 10,284名 | 9,613名 | 6,863名 | 71.4% |
85回(2020.2.19) | 8,860名 | 8,125名 | 4,441名 | 54.7% |
84回(2019.7.13) | 8,159名 | 7,534名 | 5,082名 | 67.5% |
83回(2019.2.20) | 10,012名 | 9,244名 | 6,370名 | 68.9% |
82回(2018.7.14) | 9,120名 | 8,418 名 | 5,293 名 | 62.9% |
81回(H30.2.21) | 11,416名 | 10,485名 | 5,492名 | 52.4% |
80回(H29.7.8) | 10,070名 | 9,335名 | 6,095名 | 65.3% |
79回(H29.2.15) | 11,344名 | 10,540名 | 5,025名 | 47.7% |
2級の合格率約5〜6割
販売士2級の過去10回の合格率の平均は57.6% です。もっとも合格率が低い回は43.9%でしたが、逆に73.4%と高い回もありました。
合格率はおよそ50~60%なことが多く、3級と比較すると多少難易度が上がっていることが分かります。しかし合格率の差は10%程度なので、そこまで大きな差はないと言えるでしょう。
回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
ネット試験(2022.4.1~2023.3.31) | 6,920名 | 6,374名 | 3,531名 | 55.4% |
ネット試験(2021.7.28~2022.3.31) | 6,054名 | 5,655名 | 3,136名 | 55.5% |
87回(2021.2.17) | 5,608名 | 5,149名 | 3,778名 | 73.4% |
85回(2020.2.19) | 5,472名 | 4,916名 | 2,979名 | 60.6% |
84回(2019.7.13) | 5,217名 | 4,702名 | 2,836名 | 60.3% |
83回(2019.2.20) | 5,866名 | 5,175名 | 3,553名 | 68.7% |
82回(2018.7.14) | 5,693名 | 5,071名 | 2,981名 | 58.8% |
81回(H30.2.21) | 6,379名 | 5,632名 | 2,474名 | 43.9% |
80回(H29.7.8) | 5,853名 | 5,239名 | 2,748名 | 52.5% |
79回(H29.2.15) | 6,615名 | 5,917名 | 2,999名 | 50.7% |
1級の合格率はおよそ2割
販売士の中でもっとも難しい1級の過去10回の合格率の平均は22.2% です。合格率は一番高い回でも28.6%、もっとも低い回ではわずか17.2%しかありませんでした。
合格率は毎回20%前後なことが多く、大体5人に1人しか合格できない計算です。難易度の高さがうかがえますね。
回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
ネット試験(2022.4.1~2023.3.31) | 1,118名 | 1,033名 | 218名 | 21.1% |
ネット試験(2021.7.28~2022.3.31) | 844名 | 795名 | 137名 | 17.2% |
87回(2021.2.17) | 836名 | 695名 | 174名 | 25.0% |
85回(2020.2.19) | 1,133名 | 909名 | 194名 | 21.3% |
83回(2019.2.20) | 1,215名 | 995名 | 242名 | 24.3% |
81回(2018.2.21) | 1,217名 | 979名 | 199名 | 20.3% |
79回(H29.2.15) | 1,279名 | 1,038名 | 237名 | 22.8% |
43回(H.28.2.17) | 1,375名 | 1,144名 | 220名 | 19.2% |
42回(H27.2.18) | 1,292名 | 1,012名 | 289名 | 28.6% |
41回(H26.2.19) | 1,169名 | 929名 | 206名 | 22.2% |
販売士試験の合格基準点は?
続いて販売士試験の合格基準点について見ていきましょう。
2・3級の合格基準点について
販売士試験は2級も3級も5科目それぞれ100点が満点で、合格するために必要な条件は2つあります。「全科目の平均点が70点以上」と「50点未満の科目がないこと」 です。
つまりもし4科目で100点満点を取ったとしても、1科目だけ50点未満だったら不合格になってしまいます。苦手科目を作らないようにバランスよく勉強することが大切です。
1級の合格基準点について
1級も2級3級と同様に5科目とも100点満点で、全科目の平均点が70点以上かつ50点未満の科目がないことが合格の条件です。
2級3級と異なる点は、1級は不合格でも70点以上得点した科目があれば「科目別合格証明書」を発行してもらえることです。科目別合格証明書があれば70点以上得点した科目は、次回の試験で科目免除されます。(不合格だった試験の直後2回の試験まで)
販売士合格に必要な勉強時間の目安
販売士試験に必要な勉強時間は予備知識や経験の有無などによって個人差があるため、明確な時間はありません。
生活リズムや仕事の状況によっても確保できる勉強時間は異なるため、あくまで目安ですが、2級は1~2カ月準備すれば十分に合格を目指せる難易度だと言われています。
およそ60時間を目安にしていることが多く、毎日1時間勉強すればちょうど2カ月ほど掛かる計算です。毎日の勉強時間をもっと多く確保できれば、短期集中でさらに早い合格を目指すことも可能です。
販売士試験の受験者層
日本商工会議所のホームページでは受験者属性も公表されています。男女比は級が上がるほど男性の割合が増えます。3級ではほぼ半々だった割合が、1級ではほぼ男性8:女性2の割合になるため、販売士全体の割合は男性の方が多いです。
年齢層も級により異なります。3級では10代20代が多いですが、2級では10代20代に加えて30代の割合も増えます。1級では10代は少なく、20代30代40代が多くなります。比較的若い受験生が多い印象ですが、近年は40代50代の受験者の割合も増えています。
職業別に見ると学生を除けば圧倒的に小売業の割合が高く、中でも一般小売業が多いことから、仕事で必要性を感じて受験している人が多いことが伺えます。
販売士資格を類似資格と比較
中小企業診断士の資格を取得する人が、同時または資格取得後に販売士の資格取得を目指すことは少なくありません。これは販売士試験の出題範囲が中小企業診断士の「運営管理」や「企業経営理念」などと共通性があるため、学習に相乗効果が得られることが関係します。
特に販売士1級は店長や経営者を想定としているため、マーケティングや店舗の運営管理、人事管理など中小企業診断士の試験範囲に含まれているものが多いです。
販売士の試験範囲は中小企業診断士の試験範囲の一部であり、中小企業診断士で必要とされる知識よりもより専門的で深い内容が問われるものの、学習内容が無駄になることがないため同時に勉強しやすいのです。
また販売士1級は難易度が高く専門的な知識を問われる試験なため、中小企業診断士の資格取得者が併せて取得すると、信頼度が上がってコンサルタントとして活躍の場を広げやすいというメリットがあります。
販売士は役に立たない資格?
販売士と検索すると「役に立たない」というワードが出てくることがあるため、取得するべきではないのかと不安に思うかもしれません。しかしそれは早合点です。
販売士はどういう資格で、取得するとどのような面で役立つのか見ていきましょう。
平均年収は約380万円
販売士と名乗るものの、弁護士や医師のように「販売士」という名前の職業はありませんし、販売士の資格がなくても商品を売ったり、店長業務などを行うことは可能です。
そのため販売士の年収というよりも、正しくは「販売士の資格を持っている方の年収の概算」となります。
卸売業や流通業などの様々な業種の中で販売員や営業職として働いている方が多く、平均年収はおよそ380万円です。
販売士は就職・転職に有利に働く
販売士は小売業や流通業だけでなく、卸売業や製造業、サービス業など販売業務に携わるさまざまな業種で役立つ資格のため、就職や転職の際に幅広く役立てることができます。
しかし業種や職種によっては資格取得が前提になっていることがあるため、特に転職の場合は資格取得に加えて実務経験の有無が重要視されます。
販売士資格を就職や転職に活かしたいなら、資格と経験を揃えてアピールするとより効果的です。
実際の職場でのスキルが求められる場合も多いため、販売士資格を取得するだけでなく、実際の販売経験を積んでおくと、将来的に更なるキャリアアップの道が広がるでしょう。
キャリアアップする毎に年収も上昇
販売士資格を取得して店長などに昇進すれば年収はもちろん上昇します。資格を取得することで、資格手当が支払われることもあります。小売業などでは資格取得を推奨している会社も多く、中には昇給や昇進の条件としているケースもあります。
販売士の中でも特に1級や2級の内容に当たるマネジメント経験を積むことで、管理職や経営層へのキャリアアップや年収が上昇する可能性が上がります。
このような資格取得の効果は、自分の専門知識とスキルを証明するものとして、自信につながり、職場での信頼を高める要素にもなるでしょう。
販売士は「販売のプロ」
販売士は資格取得する際に接客や商品知識だけでなく、仕入れや在庫管理などの販売に関する業務や知識について幅広く身につけるため、いわば「販売に関するプロフェッショナル」だと言えます。
販売士資格は更新が必要なものの、一度取得すれば一生使えるスキルです。そして販売士には定年がないため、何歳でも資格を活かしながら長く働けます。
老後の資金に対する不安が高まっている中で、いくつになっても資格を生かしながら収入を獲得できる販売士は、とても魅力的な資格です。
販売士資格は更新が必要
販売士資格は1級2級3級それぞれ、5年ごとに更新手続きを行わなくてはいけません。これは変化の激しい業界の中で多様化するニーズに対応する力や、時代に即した販売スキルなど、常に役立つスキルを身につけるためです。
更新する際には日本商工会議所が主催する「資格更新講習会」か「資格更新通信教育講座」のどちらかを受講または修了しなくてはいけません。
販売士に独学で合格するには?
販売士試験は日本商工会議所が取り扱うハンドブックから多く出題されるため、傾向や対策の立てやすい試験だと言えます。しかし販売員としての経験がないと独学で合格を目指すのは難しいでしょう。
特に2級以上になるとより深い専門知識が必要になるため、独学で合格する難易度が上がります。
独学で勉強する際のポイント
販売士の試験は専門用語が多くて難解なため、長期間一人で勉強するのは大変です。独学の場合、分からない問題や用語が出てきても自分で解決しなければいけません。そのためモチベーションが保てなくて挫折する方も少なくありません。
また独学者向けの教材はあるものの、どの会社もあまり力を入れていないため予備校に比べると質・量ともに劣ってしまいます。
独学での資格取得を目指す場合は、上記のような点を覚悟した上で勉強に取り掛かりましょう。ここからは独学で勉強する際のポイントを紹介します。
合格から逆算した計画設定が大事
販売士試験に合格するためには、継続して勉強することが何よりも大切です。途中で挫折することなく試験範囲の勉強を完了させるためにも、まずは学習スケジュールを立てましょう。
スケジュールを立てることで合格までの道筋が見えるため、勉強が継続しやすくなるだけでなく、効率良く進められるようになります。
傾向分析も忘れずに
販売士は級によって日本商工会議所が取り扱うハンドブックから出題される割合が公表されていることもあり、傾向を分析して対策を立てやすい試験です。
手当たり次第に勉強するのではなく、配点の高い科目や出題頻度の高い範囲を中心に勉強しましょう。
過去問演習で実践力強化
販売士の試験問題は過去問からも多く出題されます。過去問を解くことで頻出範囲や出題傾向を学ぶこともできるので、独学の際は必ず過去問演習を取り入れましょう。
過去問を繰り返し解くことで試験問題を解く力が身につきますが、ただ解くだけでなく頻出範囲や出題傾向の研究を入念に行うことも大切です。
独学におすすめのテキストは?
上記のように販売士の試験対策には「傾向の分析」と「過去問演習」の二つが欠かせません。そのため過去問題集を学習の際に必ず用意するようにしましょう。
資格Timesでは問題集として「1回で合格!リテールマーケティング(販売士)検定過去問題集」をおすすめしています。
6回分と過去問掲載数が充実しているだけでなく、解説の内容も商工会議所のハンドブックに即した内容となっているため、効率の良い得点アップが可能です。
忙しい社会人には通信講座がおすすめ
仕事等で忙しく、日常的に勉強時間を確保できない、という方には通信講座の利用がおすすめです。
特に「スタディングの販売士講座」であれば、充実したスマホ教材が利用できるため、隙間時間での効率的な得点アップができます。
さらに、講座価格も業界最安水準となっています。気軽に受講を検討できる点も、魅力の一つと言えるでしょう。
販売士試験の難易度まとめ
販売士試験の難易度についてまとめ
- 販売士試験はどの級でも共通する5科目から出題されるが、試験時間や出題量は級によって異なる
- 2級と3級の合格率は大きく変わらないが、1級だけは合格率20%程度で難易度が高い
- 販売士試験は出題範囲や傾向が掴みやすく対策が立てやすいため、傾向を分析しつつ効率良く勉強することが大切
販売士は受験する級によって難易度は異なります。必要な勉強時間は予備知識や経験の有無などによって個人差がありますが、いずれにしても勉強しないで合格できるほど簡単な資格ではありません。
独学で資格取得を目指すなら、合格までのスケジュールを立てるなど挫折しない工夫も大切です。特に2級以上は販売に必要な基礎知識に加えて経営やマーケティング知識も必要となり難易度が上がるため、しっかりと勉強しましょう。
販売士は販売のプロとして一生資格を活かして働けます。キャリアアップやスキルアップのために資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?