スマート介護士とは?資格の概要・需要・難易度を所長に直接取材してきました!

更新日時 2020/01/25

今、介護業界で大きな注目を集めている資格が、社会福祉法人善光会サンタフェ総合研究所が主催している「スマート介護士」です。

スマート介護士は介護業界の深刻な人手不足問題に一石を投じるべく誕生した資格であり、介護ロボットなどの技術を用いた介護現場の生産性の向上を目的としています。

今回はスマート介護士の実態を知るべく、サンタフェ総合研究所の方々に直接取材してきました!

取材ではサンタフェ総合研究所の所長である松村昌哉様と、広報の奥村実穂様にお話を伺うことができました。

今回の取材では

  • スマート介護士とはどんな資格なのか
  • スマート介護士の取得メリット
  • 試験の難易度や合格ライン

など、気になるポイントについて、内部の方ならではの貴重なお話を伺うことが出来ました。

スマート介護士試験の動向や資格の今後の展望など、ここでしか見られない情報も満載です!

ぜひ最後までご覧ください!

スマート介護士とは

インタビューの様子

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近藤

本日はお忙しい中、取材のお時間を頂き誠にありがとうございます。資格Timesを運営しております、株式会社ベンドの近藤と申します。

本日のインタビューを通じて、スマート介護士の認知度拡大や、資格についての正しい情報提供のお手伝いができればと考えております。よろしくお願いいたします。

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松村様

サンタフェ総合研究所 所長の松村です。よろしくお願いいたします。

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奥村様

サンタフェ総合研究所 広報担当の奥村です。よろしくお願いいたします。

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近藤

よろしくお願いいたします。それではまず、スマート介護士資格を主催している善光会、およびサンタフェ総合研究所についてと、松村様について、それぞれ簡単にご紹介いただきたいです。

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松村様

まず善光会についてですが、善光会は他の社会福祉法人など介護業界にいるプレイヤーがやっていないような、テクノロジー分野での活動をこれまで行なってきました

具体的には、サービスの品質を保ちつつ、介護ロボットやAIなどの科学的手法を活用して業務効率を向上させ、より少ない人員で施設を運営できるようにしていくことを目指して活動してきております。

こうした活動を通じて、介護業界にテクノロジーをどのように生かしていけば良いのかというノウハウが当法人に溜まってきていたところ、外部からテクノロジーの介護利用に関するコンサルティングのご依頼をいただく機会が多くなってきました。

そこで、このようなコンサルティングを正式に事業として請け負っていく部門を作ろうということで、サンタフェ総合研究所を2017年10月に設立しました。

私については、設立当初からサンタフェ総合研究所の責任者として携わっている、といったところになります。

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近藤

善光会といえば、介護現場にセグウェイを導入した事例などが注目されていますよね。

人手不足が叫ばれる現代の介護業界において、サービス品質を担保しながら、テクノロジーの力を駆使して業務効率を高めていく流れは今後ますます加速していきそうですね。

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松村様

そうですね。また、単に業務効率を改善するだけでなく、介護の「質」というものも上げていかなければならないと考えています

介護の質を高めつつ、人員不足も解決する、ということを目指した取り組みを行なっているということですね。

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近藤

なるほど!ありがとうございます!

スマート介護士資格誕生の経緯

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近藤

そういった活動の中で「スマート介護士」という資格を2019年3月に立ち上げられたということですが、スマート介護士という資格はどういった経緯で誕生したものなのでしょうか。

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松村様

まず、スマート介護士の資格で学ぶ内容そのものは、元々法人内の研修プログラムで勉強しているものでした。

その中で、法人内だけではなくて外部への介護ロボット系の導入支援が多くなってきていて、我々も高頻度でコンサルタントを派遣し続けるのも難しいということで、

それなら当法人で培った導入ノウハウなどを本にまとめて、先方の介護職員の方々に読んでいただこうという話になりました。

ただ、本にしたところで自主的に読んでくれるかといえば、まあ実際に読む方は少ないですよね。

そこで、なんとか自分が勉強したくなるような方法はないものかと考えていたところ、資格制度を作ることで、自分で勉強したいという風に思っていただけるような形にできるだろうと考え、スマート介護士の資格を作ることになりました。

実際、介護業界の方は資格取得に対して積極的な方が多いので、勉強のモチベーションを高めていただく手段として非常に良い方法だったと思っています。

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近藤

確かに今後介護オペレーション改善の需要が高まっていく中で、限られた人員からコンサルタントを派遣し続けていくのはあまり現実的ではないのかもしれませんね。

それならば、スマート介護士の資格取得を通じて介護職員の方々に自ら知識をつけていただこう、という方針に至ったということですね!

スマート介護士の資格で学ぶ内容

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近藤

実際にスマート介護士の資格取得を通じて学ぶ内容というのは、具体的にはどのようなものになりますか?

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松村様

もちろん介護ロボットとは何か、というようなところもあるのですが、

介護ロボットは単なるオペレーションツールに過ぎないので、そういったツールの捉え方・考え方、導入にあたってどのようなことを考慮する必要があるか、何をしなければならないのか、といった知識や考え方をまとめております。

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近藤

介護ロボットの導入にあたって必要な知識というと、例えばどのようなものがございますか?

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松村様

まず、介護ロボットを導入する目的は、介護の質の向上か業務効率化だとは思うのですが、どちらがどういう状況になるかを考えながら導入していくことが非常に大切になってきます

例えば、自動排泄処理装置というものがあってですね、おむつにホースがついていて、排泄をした場合におむつが排泄を感知して、排泄物を吸って温水が流れる、というものなのですが、

これを使えば排泄介助が必要なくなるね、おむつ交換が必要なくなるね、というのは誰でも分かると思うのですが、色々考えるべきところは実はまだ沢山残されています。

それによってお客様に起こる影響とか、職員の業務の流れがどう変化するのか。何に気をつけなければいけなくなって、逆に何を気にしなくて良くなるのか。

スマート介護士では、このようにツール導入の際の「考える方法」を学ぶことになります。

スマート介護士の価値・メリット

松村様の写真

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近藤

スマート介護士を取得することによるメリットには、どのようなものがございますか?

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松村様

スマート介護士を取得すると、「正しい介護業務のあり方を作り出せる」ようになります

ここに「介護ロボット」という言葉は出てこなかったのですが、介護ロボットというのはあくまでツールに過ぎないということを改めて強調しておきます。

スマート介護士の資格取得を通じて、ツールを使った最適な介護業務を設計する力を身に付けることができ、その効果として自分たちの施設の生産性などを向上させることができるでしょう

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松村様

一方で、スマート介護士のメリットを引き出すためには、施設内の資格取得者を一定人数以上確保することが必要になります

これについてもう少し詳しくお話しすると、

介護施設ではお客様がどんどん入れ替わっていったり、お客様の状態が変化していくなど、かなり状況の変化が激しいという特徴があります。

そのため施設長だけがスマート介護士のノウハウを持っていても実際にはあまり意味がありません。業務全てを施設長が管理・変更するというのは無理だからです。

もちろん標準化みたいな形でお客様の状態の変化などに依存しない形で作ることも可能なのですが、それは本来あるべき姿ではないです。

結局、職員一人一人がそういうオペレーション設計の知識を持つことで初めて、実際に変革していくことができるようになるといえるでしょう。

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近藤

スマート介護士は、介護施設をより良くしていくポテンシャルは秘めているものの、実際に効果を発揮するためには一定人数以上の職員の方に取得していただいて、施設全体のリテラシーを高めていく必要があるということですね!

スマート介護士はどんな人が取得しているのか

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近藤

現在のスマート介護士試験(2020年1月時点)には受験資格が設けられていませんが、実際にスマート介護士を取得されている方というのは、やはり介護業界の方がほとんどなのでしょうか?

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松村様

そうですね。

施設の管理者も含め8割9割くらいが介護職員の方でした。あとは1割くらいがメーカーの方です。

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近藤

おお!

介護ロボットを作られているメーカーの方も受験されているのですね!

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松村様

そうなんです。実はスマート介護士はメーカーの方も受験対象にしています

介護ロボットの普及がなかなか進まない理由は大きく2つありまして、1つは現場で使いこなせないということ。そしてもう1つは、介護ロボットがそもそも使いこなせるものではないということです。

今、介護ロボットなどはホットなキーワードになりつつあって、各企業が介護ロボット開発に参入してきています。しかしながら、実際には現場で使えるものになっていないというケースも結構あります。

ユーザーがどんなことを考えているのかとか、何に気をつけなければいけないのかとか、メーカーの方こそそういったことを学んでいただくことで、製品開発に生かしていただきたいと考えています

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近藤

介護現場で起こりうる影響を事前に考える力を身につけることは、確かにより良い製品開発には必要不可欠なことだと思います!

スマート介護士資格取得者の声

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近藤

実際にスマート介護士を取得された方の感想やその後のご活躍についてお伺いしたいです!

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松村様

もちろん受験生の方々一人ひとりをきちんと把握しているわけではないのですが、一定人数の合格者の方を確保されている施設さんからは、介護ロボットの導入・運用が上手く行きましたというお声をいただいています

一定人数以上の申し込みであれば、自分たちの施設内で受験したり、メーカーさんであれば法人内で受験したりすることもできるようになっているので、

そのように、施設みんなで受けていただいた施設様からは、スマート介護士の効果を実感していただいており、継続的に毎回の試験にエントリーいただいていますね

スマート介護士試験の概要と難易度

スマート介護士の教材

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近藤

スマート介護士試験の受験者数はどのようになっていますか?

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松村様

第二回までで2,000名ほどに受験いただきました。2月に3回目の試験を控えています。

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近藤

スマート介護士試験にはBasicとExpertの2種類が用意してあるかと思います。

Basicの方が簡単で、Expertの方が難しいということですが、それぞれ難易度としてはどれくらいなのでしょうか。

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松村様

Basicについては、教科書を深く理解していなくても、ちゃんと読めば誰でも合格できるレベルです。

テキストも出来るだけ読みやすく作ってありますので、かなり勉強もしやすいと思います。とりあえず絶対に受かりたいなら、Basicを受験しておけば大丈夫かと思います笑

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近藤

なるほど笑

Basicはかなり合格しやすい試験となっているのですね!

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松村様

ただ、資格が実際に意味を成してくるのはExpert以上じゃないかなと思っています。なので、Basicは本当にエントリー編みたいな感じになるかなと。

Expertの方は内容をしっかりと理解していないと合格できないです。あんまり暗記とかを問うような内容ではなく、理解重視ですね。

こちらが実際のテキストになりますので、ぜひ中身もご覧になってください。

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近藤

ありがとうございます!

おお、かなり手に取りやすい太さで良いですね。中身も写真やイラストが多くて、かなり勉強しやすそうな印象を受けますね

ちなみに、BasicもExpertもですけど、介護の知識が全くないような状態からでも合格を目指せるものなのでしょうか?

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松村様

介護の知識がない状態からでも、問題なく合格が目指せるようになっています

こちらのテキストは全6章から成っているのですが、第2章に介護基礎論というもの入れていて、ここで介護の知識というのは一定レベル手に入るようになっています。

逆に言えば、これがないと介護経験がない人は合格できなくなってしまうかと思います。

スマート介護士合格に必要な勉強時間

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近藤

資格試験業界では資格の難易度を勉強時間で示すというのが一般的によく行われるのですが、

もちろん個人差が大きい部分かとは思いますが、Basic及びExpertの目安の勉強時間はどれくらいになりそうでしょうか

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松村様

個人的な感覚ですと、Basicが簿記3級くらいですかね…。

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近藤

なるほど笑

個人差はあるにせよ、Basicは簿記3級くらいというのは一つの難易度の指標になりそうですね!

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松村様

Expertは簿記2級までは行かないですね。Basicとの難易度差は結構大きくなりますが、それでも1~2ヶ月で合格できるレベルだと思います

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近藤

ちなみに、Twitterでスマート介護士の受験生の声を見てみると、結構「テキストよりも本試験の方が難しかった」みたいな意見が見られて、

実際のところ本試験の出題レベルは少し高めになっているのでしょうか?

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松村様

現在テキストは2訂版なのですが、確かに最初のテキストでは中に入っている模擬試験がかなり簡単になっていましたね。

2訂版ではその辺りはガッツリ修正してあるので、ご安心いただければと思います。

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近藤

あと、これもTwitterで仕入れた情報なのですが、試験結果はDからSでランクをつけてくれるようになっているみたいですね。

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松村様

おお!よくご存知ですね笑

残念ながら不合格だった場合はD、合格だった場合も点数に応じてCからSまでの評価をつけて、自分の出来栄えがある程度わかるようになっています

ちなみにSは上位10人とかしかいないので、Sをとった方はかなりすごいですね。しかも当法人の職員が結構Sを取っちゃうので…笑

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近藤

一般の方でSランクはかなりの猛者ということになりますね!

試験にチャレンジされる方はぜひ目指してみて欲しいです笑

今後の試験難易度の動向は?

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近藤

スマート介護士試験はこれまでに2回実施されていますが、これまでの試験結果を受けて試験の難易度を変更しようといったような動きはございますか?

person3
松村様

受験生の方から「試験時間が足りない、間に合わない」といった声を多くいただいたので、問題数の調整は行なっていますね

あとは問題文や選択肢の文章の長さを変えたりだとか、そういった調整は行なっています。ただ、試験難易度を調整することで前に受験された方が不公平感を感じたりしないようには注意しています

スマート介護士試験の合格ライン

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近藤

合格ラインについては、現在公式には「およそ正答率70%」という示し方をされていらっしゃいます。

「およそ」というのは、やはり実際の解答状況を見てある程度調整を行う可能性があるということでしょうか?

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松村様

そうですね。ただそうはいっても、実際の合格ラインを見てもほとんど70%ですね

他のもっと試験範囲の広い資格試験だと、その年に出題される範囲によって合格ラインなども大きく変わってくると思うのですが、

スマート介護士については出題される試験範囲の変更はあまり行わないようにしているので、合格ラインも年度によって大きく変わることは考えにくいですね

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近藤

というと、試験合格を目指す際は70%以上得点することを目指して勉強しておけば大丈夫そうですね!

スマート介護士試験対策のための勉強法

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近藤

試験勉強に使用する教材としては、サンタフェ総合研究所公式テキストがメインとなりそうですね。

あとはオンライン講座もご用意されているということでしたが、こちらはどのように活用されることを想定されていますか?

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松村様

介護職員の方の中には文字ベースで勉強することが苦手な方もいらっしゃるということが第一回試験を実施して分かりまして、動画で学べるものも頑張って作ろうということになりました。

そうして作られたのが現在のスマート介護士のオンライン講座ですね。

オンライン講座を作るのにそこそこコストがかかってしまったので、結構高めの価格設定になってしまっていますが…笑

ただ、この動画を見ながらテキストを読み進めれば、確かに合格率はかなり上がるものになっているなとは思います

もし勉強するのに慣れている方であれば、出費を増やさない方が良いと思うのでテキストだけでも問題ないです笑

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近藤

第一回の段階ではオンライン講座はまだなかったのですね!

物凄いスピードでニーズにご対応されていてすごいです!

スマート介護士資格は拡大中

スライドの写真

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近藤

スマート介護士には今後BeginnerとProfessionalという新しいレベルも登場するみたいですね。

これらについてもお伺いしたいです!

person3
松村様

まず実施の背景についてお話しできればと思います。

今年度、厚生労働省から介護福祉士の養成プログラムの中に介護ロボットの使い方に関することを入れなさい、というガイドラインが発表されました。

でも、介護福祉士養成校の先生方って介護ロボットについての知識をそこまで持っていないので、全国の学校さんから弊社に「スマート介護士の内容を研修プログラムにしてくれ」というご要望を多くいただきました

それで、プログラムを作りましょうということで生まれたのが、Beginnerの研修プログラムです。Beginnerではスマート介護士で学べる基礎的な内容を研修形式で学べるので、Basicよりもさらに学習ハードルが低く学びやすいものとなっています。

テキストもかなり薄いですし、中に書き込みながら勉強を進められるワークブック形式になっています。

正式なローンチは今年の4月からの予定です。

person1
近藤

介護ロボットのリテラシー向上に対する需要ってかなりあるんですね!

Professionalについてもお伺いしたいです!

person3
松村様

ProfessionalはExpertよりもさらに上位の資格で、BasicやExpertの人たちを育てられるような人を想定しています

こちらも研修形式で学んでいただくのですが、研修を受けていただくのは自治体などを想定しています。もちろん各種学校でも教えられる人がいれば教えていただく、といったことも考えています。

Professionalで学ぶ内容ですが、厚生労働省の事業で全国の有識者の教授や業界関係者で検討されているような、次世代の介護人材を育成することのできる方を育成するための研修です

また、構想ですがProfessionalの研修を受けられるのはスマート介護士Expertと介護福祉士の両方を持っている方になるかと思います。

person1
近藤

Professionalの研修を受講するためには介護福祉士の資格も必要になるのですね!

それにしても、本当にスマート介護士はこれからの介護業界を牽引していく存在になってきていますね。すごいです!

スマート介護士の現在の課題と今後の展望

集合写真

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近藤

スマート介護士という資格について、現状の課題と今後の展望についてそれぞれお伺いしたいです!

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松村様

スマート介護士試験は、次回の第三回までで2600~2800人の方に受験いただくことになるのですが、このスピードでは私たちが目標としている未来はなかなか近づいてこないなと感じています

私たちは資格取得者数を増やして儲けたいというような考えは一切なくて、スマート介護士を浸透させることで「介護現場にテクノロジーを導入する・オペレーションを工夫して生産性を高める」ということが当たり前になる世の中に繋げたいと考えているのですね。

それこそが介護の人手不足を解決する鍵になると信じているからです

今のスマート介護士の増加スピードだと介護の人材不足についていけないのではないかと危惧しています。そのため、普及スピードの拡大というのが現状の課題になるかと思います。

person3
松村様

介護業界は保守的な業界だとよく言われていて、「生産性」や「効率」という言葉を出しただけで、「そんなものは介護には必要ない」と一蹴されてしまうことも正直かなり多いです。

こうした業界のムードを変えていくためには、スマート介護士の知識をもっともっと普及させていく必要があると思っています

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近藤

介護ロボットの普及が進んでいない背景には、介護業界全体の雰囲気も関係していたのですね。

スマート介護士は人手不足を打破する一手になるか

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松村様

介護現場の人手不足は実際かなり深刻で、1人の職員が一度に10人とか20人とかを担当しています。そして、もちろんその人たち全員のことをしっかりと考えないといけません。

したがって、どういう風に、何に優先順位をつけて業務を設計していけばよいのかを考えなければならないのですが、

これについては教えてくれる人が誰もいなくて、どこにも理論がなくて、誰も研究していないのです。

そんな中、スマート介護士は日本でも初めてその部分に触れているのかなと思っています。ここを考えなければ生産性は決して上がりませんから。

また、生産性を上げるうえで注意しておかなければならないのが「介護の質」という観点で、介護の質は現状定義づけられておらず、議論も空中戦になりがちです。

そこでスマート介護士では「介護の質」というものも一定レベルで定義づけを行い、常に質への影響まで考慮して業務の設計が行えるようにしています。

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松村様

介護の質を担保しつつ生産性を高めることは今後必ず求められることです。そしてそれを実現するためにはスマート介護士のノウハウは絶対に必要だと確信しています

なので、まずはテキストを手に取ってみていただきたいですね。身につけた知見はきっと近い将来役に立つはずです!

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奥村様

次回試験は9月に開催します!ぜひ皆さんも受験してみてください!

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近藤

僕自身、スマート介護士の需要は今後ますます高くなっていくと確信しています!

本日は本当に貴重なお話をありがとうございました!

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