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社労士独学者のための過去問活用術|何年分をいつから解けばいい?

更新日時 2019.09.12

社労士試験合格を独学で目指そうと考えている人も多いと思います。

社労士に限らず、資格試験において「過去問が重要」とはよく言われることです。それに乗じて過去問題集は買ったものの、いつ取り組めば良いのか、どれくらいやったら良いのか、わからないまま何となく過去問を解いている、という人も多いのではないでしょうか。

そこでここでは社労士試験における過去問の正しい使い方を独学者向けに解説します

この記事を読めば過去問の重要性と取り組み方の疑問がすっきり解決するはずです!

社労士独学者のための過去問活用術をざっくり説明すると
  • 過去問には早めに取り掛かる
  • 過去問は最低でも5年分、出来れば10年分は解くようにする
  • 何度も繰り返し解くことで知識を定着させる

独学のメリット・デメリット

「メリット」のイメージ

資格試験のための勉強を独学で行う最大のメリットは費用が安く済むことでしょう。自分で教材を揃える必要はありますが、資格学校等を利用するのに比べれば確実にコストは抑えられます。

自分のペースで勉強できる好きな教材を自由に組み合わせられることも独学のメリットです。資格講座等を利用すると、学習ペースはその講座のペースになります。教材も、講座で用意されたものになるので、自分に合うかどうかはわかりません。

いろいろ見比べて自分に合うテキストを使って、自分のペースで学習を進めていけることも、独学の大きなメリットです。アクティブラーニングの面から考えても、自分の力で勉強していくことは知識の定着にも効果的です。

しかし、これらはデメリットにもなり得ます。自己管理がしっかりできていないと、計画通りに行かなかったり、効率的に教材を使えなかったりする可能性もあります。

独学者はいつから過去問を解くもの?

「いつから」のイメージ

独学を効率的・効果的に進めていくためには、過去問の使い方がポイントになってきます。では、具体的にどのように過去問に取り組めば良いのでしょうか?

よく「一通り試験範囲を学習してから、テスト的に過去問を解く」というやり方をしている人がいますが、それでは遅過ぎます

特に、社労士など難関資格で勉強期間がある程度長くなることが予想されるものであればなおさら、過去問には早めに触れておく必要があります。

基本は勉強開始から1ヶ月後

社労士の試験範囲全体をざっと確認したら、単元毎に学習を進めていきますが、同時進行で過去問も解いていきます。全範囲を確認するのにおおよそ1ヶ月として、その時点で一旦、一回分の過去問を解くのが基本です。

その間も、例えばテキストの一章分だけ進んだら、まずはその部分の過去問を解くなど、進捗に合わせて過去問も解き進めていきます。この様な使い方をするには、論点別で一問一答形式になっている問題集が使い易いです。

勉強開始直後から確認しても良い

学習初期の段階で、試験範囲を確認しながら、対応する箇所の過去問を見ていくのも良い方法です。

早めに出題の雰囲気を知っておいて損はないですし、その後の学習を進めて行く上でのポイントを押さえることにも役立ちます。

3ヶ月以上過去問に手を付けないのはNG

3ヶ月というのは一つの目安に過ぎませんが、社労士試験の勉強を開始して、何ヶ月も過去問に手を付けない、というのはお勧めできません。

勉強を始めて数ヶ月経って「一通り試験範囲を網羅したから一度過去問を解いてみよう」といって初めて過去問を解くと、思ったほどの正答が得られなかったということが多くあります。

解き方に慣れてない、時間配分を間違えた、出題の切り口が想定外で戸惑う等、理由はいくつかありますが、いずれにしても、一通り勉強したつもりで解いた過去問があまり良い結果でなかった・・・、となると、自信を喪失し、その後の学習のモチベーションの低下に繋がります。

過去問は、解けるようになってから解き始めるものではありません。試験本番に「解けるようになっておく」ための参考書や問題集の一つとして過去問があるに過ぎないことを認識しておきましょう。

また、ただテキストを読んだり写して書いたりするだけの学習より、過去問を解きながら自分の頭の中の情報を検索して「思い出す」という行為の方が記憶を定着させるとされています。

そういう意味でも、何ヶ月も過去問に触れないのは得策ではありません。

過去問は何年分解くのがおすすめか

「何年分」のイメージ

では、過去問は何年分解けば良いのでしょうか。独学者はそれも自分で決めなければいけません。社労士の過去問題集は、過去5年分のものもあれば、10年分のものもあります。

10年分は解いておく

明確な答えがあるものではありませんが、10年分が必要十分であると言えます。最低でも、5年分は必要です。

試験形式を知るためだけなら一年分だけでも良いですが、傾向を掴み、内容を理解し把握するための学習として過去問を使うなら、数年分を解いていく必要があります。

ただし、やれば良いというものではありません。10年分以上やってもそれは構いませんが、過去問をすること自体が目的となって、やりっ放しで復習ができていない、という事態は避けなければなりません。

ただ解くだけではなく完璧にする

5~10年分の過去問を、ただ「解く」だけでは意味がありません。本番試験で同系統の問題がでたら確実に得点できるようにしておくことが重要です。

頻出問題は全て覚えてしまう

過去問をやっていると頻出問題というのが出てきます。全く同じ問題ではなくても、出題のされ方が違うだけで同じことを問われている、ということもあります。

そのような問題は、問題も解答も覚えてしまうまでやり込みましょう。

これは「暗記しろ!」と言っているのではありません。自然と答えられるまで取り組み、理解するということです。

繰り返し解くのが何よりも大切

完璧にするための近道は、繰り返し何度も解くことです。繰り返すことで知識が定着します。同じ過去問でも定期的に繰り返し解いて、しっかりと自分の知識として落とし込むことが必要です。

論点別と年代別を使い分ける

過去問題集には論点別のものと年代別のものがあります。出来れば両方を用意し、使い分けることをお勧めします。

普段の学習で取り組む過去問としては、論点別の一問一答形式のものが使いやすいです。それとは別に、模試感覚で、年代別の過去問で本番と同じ形式で解くのも大切な訓練となります。

年代別の過去問を解く場合は、時間も意識し、配分を考えながら行いましょう。

社労士独学者が過去問を利用した方が良い理由

「独学」のイメージ

学習内容の論点が明確になる

複数年分の過去問を解くことで、社労士試験の出題傾向を把握できます。どのような問題が出るのかを知ることで、テキスト学習でのポイントを掴むことができ、効率的に勉強を進めていくことができます

また、自分の苦手な分野や何度も間違える問題がわかるので、どこを重点的に勉強すれば良いかも明確になります。

比較的時間のある学生のうちに受験する人もいますが、社労士試験は多くの場合、仕事や育児をしながら、時間を捻出して勉強していくことになります。

過去問で出題傾向や不得意分野を掴み、学習のポイントが明確になることは、限られた時間で効率的に勉強を進めることに繋がります。

頻出問題に対応できる

先ほども触れましたが、試験には頻出問題というものがあります。

過去問にきちんと取り組んでいると、本番試験で「この問題見たことある」といった経験が出てくるはずです。その時に、その問題を確実に解答し得点にするには、丁寧に過去問に取り組んでおかなければなりません。

過去問は、頻出問題を確実に得点源とするための勉強法でもあるのです。

本番試験に慣れる

年度別で本番と同じ形式の過去問を解くことで、試験の形式に慣れることができます。また、時間も設定して取り組むことで、時間配分をどうするか、ということも検討し考慮することができます。

試験形式がどのようであるかを知っておくこと、事前に時間配分についてシミュレーションしておけることは、本番での自分の自信や気持ちの落ち着きに繋がります。

緊張してしまいがちな本番で普段通りの力を発揮するためには、普段から本番と同じ状況を体験しておくことが非常に有効です。

問題を解く順番を決められる

社労士試験に限らず、試験というものは時間に制限があります。その状況で、律儀に一問目から解いていったのでは初っ端に難問があればその時点で無駄に時間を使ってしまうことになりかねません。

限られた時間を効率的に使って出来るだけ高得点を取るには、問題を解く順番も考える必要があります。

確実に解ける問題から先に解いていき、それが終われば時間を要する問題に取り掛かる、というのが基本のスタイルです。

過去問で形式に慣れておくことで、全体のどの部分から初めて、どのように進めて行くかを事前に考えておくことが出来ます。

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独学者におすすめの過去問題集

「問題集」のイメージ

今はインターネットでも過去問を始め様々な問題集を入手出来ますが、基本的には紙媒体のものがお勧めです。種類としては一問一答形式年度別形式とあり、それぞれメリットがあるので、両方を揃えて用途によって使い分けるのが良いです。

インターネットの学習利用についてですが、スマートホンやPCで見た情報は、紙から得られた情報より抜けやすいとされています。また、特にスマホは、個人にとってその重要性から「そこにある」とその存在を認識しているだけでも著しく学習効率が低下する、という研究結果も出ています。

勉強している間は、別の部屋に置く、鞄などにしまい込むなど、できるだけスマホが近くにない状況を作り出した方が良いようです。

ただし、電車などでの移動時間や、待ち時間などの隙間時間に、スマホを利用して過去問を解くといった使い方は、確認作業としては効率的であると言えます。

出る順社労士本試験過去問題集

社労士の過去問集をまだ手に入れていない方であれば、大手資格予備校であるLEC東京リーガルマインドが出版している「出る順社労士本試験過去問題集」がおすすめです。

それぞれの問題が論点別で整理されているので、普段の勉強に取り入れやすく知識を定着させやすいというメリットがあります。

また、一問一答形式でもあるので1問1問の正誤の根拠を正しく識別しながら勉強を進めることができます。

もちろん解答解説も分かりやすく、過去問学習に最適な教材となっています。

社労士過去問ランドも利用する

「社労士過去問ランド」というwebアプリがあります。過去10年分以上の過去問が解説も併せて掲載されている他、交流機能があり、他のユーザーとのオンライン対戦やメッセージを通じての交流も可能となっています。

学習機能も一問一答から弱点特化、ミニテストなど充実しており、スマホやPCを利用しての隙間時間学習には便利なアプリです。

利用するには会員登録が必要ですが、登録料・利用料とも無料なので、サブ教材として利用しても良いでしょう。

社労士独学者のための過去問活用術まとめ

独学者向け過去問対策法
  • 勉強開始後1ヶ月ほどで過去問には着手し始める
  • 過去問は5年分以上は解く
  • ネット上の過去問題集だけでなく、書籍で対策をする

過去問は、「自分が今どれくらい実力があるのか」を測るためのものではないことが分かったと思います。また、数を解けば良い、というものでもありませんし、取り掛かるタイミングも重要です。

効果的に過去問に取り組むことで、知識を定着させることができますし、頻出問題を確実に得点源とすることができます。また、本番をイメージしたシミュレーションもできます。

時間と学習のスケジュール管理を全て自分で行わなければならない独学者こそ、社労士試験の難関を突破するために是非積極的・効果的に過去問を利用して欲しいと思います。

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