消防設備士の資格にはどんな種類がある?合格率や需要・おすすめの資格まで解説!

「消防設備士の資格にはどんな種類があるの?」

「試験の合格率や需要はどうなっているのか?」

そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

消防設備士の資格は種類が多くあるため、どれを目指していいのか悩む方もいるでしょう。

この記事では、消防設備士の資格の種類・合格率・需要などを詳しく解説していきます。

最後まで読んでいただくことで、間違いなく資格取得に向けて意欲が出てくるはずです!

消防設備士の資格についてざっくり説明すると

  • 消防設備士には乙種・甲種・甲種特類がある
  • 甲種は5類・乙種は7類に分かれている
  • 甲種特類の難易度が最も高い

このページにはプロモーションが含まれています

消防設備士の資格にはどんな種類があるの?

どんな種類があるのか?

消防設備士は、建物ごとに設置されている消防設備の点検・整備・工事を行っていきます。免許を持った方は建物に設置されている消防設備について正常に動くのか、しっかりと確認していくのです。

しかし、消防設備士の資格は複数の種類に分かれています。資格の種類によって業務内容が変わってくるのです。

そのため消防設備士の資格を習得する時は、自分に必要な能力を把握して受験する種類を選びましょう。

以降では、消防設備士の資格の基本的な情報について、項目に分けて解説します。資格習得を目指す方は、消防設備士の基礎知識をしっかりと理解しておきましょう。

甲種と乙種に分かれる

消防設備士の資格は、大まかに2種類に分かれています。種類と仕事内容については、以下の通りです。

  • 乙種

「消防設備の点検」・「整備を行う」

  • 甲種

「消防設備の点検」・「整備を行う」・「工事を行う」

消防設備士の乙種・甲種の仕事内容には、類似している部分がありますが、違いとして、甲種は工事が行える点が挙げられます。この点は大事になるので、しっかりと覚えておくと良いです。

また、各種の受験資格・合格率・難易度などは専門性に違いがあるため、大きく異なっています。消防設備士の甲種は1類~7類で対象となる設備が違うので、難易度が変わってくるのです。

1類から7類・特類と種類が分かれる

上記で、消防設備士は甲種と乙種の2つに分かれていることを解説しました。それ以外にも、消防設備士の資格はより細かく分類することができるのです。

乙種は1類~7類・甲種が1類~5類・甲種特類のようになっています。それぞれの資格で扱える消防設備が変わってくるので、しっかりと確認しましょう。取得している資格の種類によって行える業務が大きく違ってきます。

以下に、消防設備士の乙種・甲種の資格ごとの対象となる設備をまとめてみました。

分類 甲種 乙種 対象とする設備
1類 ある ある 屋内消火栓設備、屋外消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備
2類 ある ある 泡消化設備
3類 ある ある 不活性ガス消火設備、ハゲロン化物消火設備、粉末消火設備等
4類 ある ある 自動火災報知設備、消防機関へ通報する火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備
5類 ある ある 金属製避難はしご、救助袋、緩降機
6類 ない ある 消火器
7類 ない ある 漏電火災報知器

上記のように、それぞれの類で扱える消防設備が決まっています。

資格の種類で対象となる設備が違うため、自分が受験する種類の内容を把握しておきましょう。間違えて、自分が望んでいる消防設備を扱えないような資格を受験しないよう、注意して下さい。

消防設備士の資格と扱える設備

種類との内容。

消防設備士は免許種類によって、扱うことができる設備が異なってきます。それに伴い、業務の内容についても変わってきます。自分に必要な資格がどれなのか、しっかりと知っておく必要があるのです。

ここでは、消防設備士の免許の種類ごとに設備・業務内容について詳しく解説していきましょう。資格の種類ごとにできる内容をしっかりと把握しておくことで、新たな資格習得をする場合にも必ず役に立つはずです。

まず、自分が必要となる資格について、しっかりと確認しましょう。取得する資格が具体的に扱える設備・業務を認識することで、周囲からも信頼されて責任のある仕事を任されるでしょう。

水系消防設備を扱う第1類

消防設備士の第1類は、消火栓・スプリンクラーなど水系の消防設備の点検・整備・工事を行える資格です。消火栓やスプリンクラーの消防設備は、ビルやマンションなど多くの建物に設置されています。

業務上で消防設備の点検・工事を行う方は、第1類を取得していると良いでしょう。また、上下水道などの仕事をしている方も実用的な資格になっています。可能であれば、積極的に資格習得を目指しましょう。

泡消火設備を扱う第2類

消防設備士の第2類は、泡消火設備の点検・整備・工事を行えます。主に、パッケージ型消火設備・自動消火設備などの消防設備を扱う資格です。

消防設備の1つである泡消火設備は、駐車場・ヘリポートなどにあります。この消防設備は水での消火効果が弱いところや火災が拡大しやすいリスクのある場所に設置されています。

泡消火設備は火災が発生した際に、被害を最小限に抑えることができる能力があるでしょう。

消火設備の設置数は、他の消火設備である消火栓・スプリンクラーより少ないです。現時点では、第2類の需要はあまり高くありません。しかし、場所によっては泡消火設備がなければ困ることもあります。

ガスや粉末を用いる第3類

消防設備士の第3類は、ガス系の二酸化炭素・窒素や粉末を使って消火する設備の点検・整備・工事を行えます。

不活性ガス・ハロゲン・粉末などを使った消火設備は、電気室・美術館・精密機械・電気通信気質などに設置されています。この消火設備は、機器の損傷を抑えて、復旧を少しでも早く行うことが可能です。

そのため、危機の損傷や復旧を早く行いたい施設に設置されることが多くなっています。ガス関連の仕事をする方に便利な資格で、おすすめです。

火災報知設備の第4類

消防設備士の第4類は、火災報知設備の点検・整備・工事を行えます。一般的に使用する火災報知器だけではなく、通報設備や共同住宅の放置設備なども扱うことが可能です。

一般的な火災報知器は住宅・マンション・病院など、多くの建物に設置されています。そのため、消防設備士の第4類はとても需要のある資格です。

第4類の甲種・乙種の試験は受験者数が多く、人気のある資格になっています。消防設備の会社の会社で働く方には、資格取得をおすすめします。

避難器具の点検を行う第5類

消防設備士の第5類は、建物内で発生した火災の際に使用する避難器具の点検・整備・工事を行います。避難器具の例として、救助袋・緩降機などを扱うことが可能です。

避難器具の設置数は、スプリンクラー・火災報知器より少ないです。そのため、第5類の需要はあまり高くないでしょう。しかし、火災など発生した際に必要となる設備なので、資格を習得していた方が良い場合もあります。

消火器のスペシャリスト第6類

消防設備士の第6類は、消火器の点検・整備を行えます。また、第6類は甲種にはなく乙種のみで、工事を行うことはできません。

日常生活でよく見かける消火器は、消防設備の中で設置数が最も多くなっています。そのため、第6類は需要が非常に高くなっているのです。

日頃の生活を送る中で必ず目に入ってくる消防設備であるため、仕事が多いのも当然と言えるでしょう。

第6類を受験する時に受験資格は特にありません。そのため、消防設備士の資格の中で一番といって良いほど、人気の高い資格です。

仕事上で資格習得が必要な方・消防設備士の資格を初めて取得しようとする方には、おすすめです。まずは、乙6のような難易度の低めである資格から受験しましょう。

漏電火災警報機を整備する第7類

消防設備士の第7類は、漏電火災報知器の点検・整備を行えます。第7類も乙種にしかなく、工事も行うことはできません。ち

なみに漏電火災報知器は漏電を検知する機械であり、木造建築や大きい建築物に設置されています。

この機械は設置数が少なくなっており、現場の実用性は低いです。しかし、資格を取得していることで幅広く仕事を行うことができるようになります。

より幅広い知識を身に付けたい方は習得してみましょう。

特殊消防用設備を扱う特類

消防設備士の甲種特類は、総務大臣の認定を受けた特殊消防用設備などの点検・整備・工事を行えます。甲種特類は受験資格があり、ハードルが高くなっています。

受験資格を得るために「甲種1類~3類うち、どれか1つ」・「甲種4類」・「甲種5類」の3つの条件をクリアしなければなりません。

最低でも3つの資格を習得しなければ、甲種特類を受験できませんので注意して下さい。

仕事上で特殊消防設備を行う方は取得しても良いでしょう。資格習得をする際には焦らずに1つずつ知識を深めていくことが必要です。

しかし、特類の資格は一般的な消防設備の点検・工事を行うのであれば、そこまで需要が高く無いことも事実です。この点も踏まえて、取得を目指すか決断しましょう。

消防設備士の資格の選び方

選び方とは?

ここまで、消防設備士の種類ごとに分けて詳しく説明しました。種類ごとで扱える設備や工事が可能かなど、様々な点が異なってきます。

しかし、種類ごとの特徴を理解したとしても、どの資格を取得して良いのか、分からない方も多いはずです。

そこで、消防設備士の資格の選び方やおすすめの資格について、以降で紹介していきます。

一体、自分にはどの資格が合っているのか、知りたい方も多いはずです。消防設備士の資格の種類が多いため、迷っている方は参考にしてみて下さい。

仕事内容から資格を決める

消防設備士の資格は、自分が将来就きたい仕事・現在行っている仕事から取得する資格が異なります。特に現在行っている仕事に関連する資格を取得する場合は、選択しやすいでしょう。

この資格は、全種類を取得する必要がありません。自らに役に立つ資格だけを取得すれば、全く問題ないです。

それぞれの資格の仕事の内容を比べて、取得するべき順番を決めることが大事になっています。

例を挙げるとビルメンテナンスの仕事の場合は、第1類・第4類・第6類などを取得しておくべきです。自分が携わる仕事で自然と取得する資格が見えてくるでしょう。

受験資格から取得する資格を選ぶ

各種の受験資格から受験する種類を選んでも良いです。消防設備士の乙種・甲種・甲種特類は、それぞれ受験資格が違うので、この点を確認することは非常に大事と言えるでしょう。

条件を満たしている種類から受験していくことをおすすめします。

今後、消防設備の業界で働きたい方で、まだ知識がない場合は、乙種から取得すると良いでしょう。

乙種の中でも6類は受験資格がなく実用性も高くなっているため、初心者におすすめの資格です。まずは受験しやすい種類から挑戦していきましょう。

需要の多い資格を取得しよう

仕事の需要が多い資格から、取得する方法もありでしょう。仕事の現場で活用できる資格を取得すると、非常に効率的に資格を活かすことができます。

需要が多い資格の中でも「消火器を扱える」・「設置数が多い」などの条件から、乙種6類の取得がおすすめです。

他にも、甲種4類・乙種4類・甲種1類の資格も需要が高くなっており、おすすめの資格になっています。

乙6の資格を習得後に甲種4類・乙種4種・甲種1類にも挑戦してみましょう。自分にできる仕事の範囲が広くなり、活躍の場も増えてくるはずです。

それぞれの試験の難易度

難易度を知る。

消防設備士は、乙種・甲種・甲種特類の順番で難易度が高くなります。難易度が高くなるにつれて、受験資格も厳しくなるので、しっかりと確認しましょう。特に甲種特類に関しては、ハードルがかなり高くなります。

ここでは甲種・乙種の合格率や試験範囲・合格ラインについて、解説していきます。これらを具体的に把握することで、それぞれの難易度をしっかりと理解するようにしましょう。

甲種・乙種・特類の試験範囲

消防設備士の乙種・甲種・甲種特類の試験範囲や出題数について、見ていきましょう。各種でどのような試験科目が出題されるのか、しっかりと確認する必要があります。

まず、乙種の試験範囲や出題数に見ていきましょう。

乙種の試験範囲 出題数
消防関係法令(筆記) 10
基礎的知識(筆記) 5
構造・機能及び工事、整備の方法(筆記) 15
鑑別等(実技) 5

筆記試験30問・実技試験5問の合計で35問になっています。

筆記試験の中で「構造・機能及び工事、整備の方法」が最も出題数が多いです。実技試験もあるため、しっかりと試験対策をしましょう。

続いて、甲種の試験範囲や出題数です。

甲種の試験範囲 出題数
消防関係法令(筆記) 15
基礎的知識(筆記) 10
構造・機能及び工事、整備の方法(筆記) 20
鑑別等・製図(実技) 7

筆記試験45問・実技試験7問の合計で52問になっています。

甲種の筆記試験でも「構造・機能及び工事、整備の方法」の最も出題数が多いです。

最後に、甲種特類の出題範囲や出題数です。

甲種特類の試験範囲 出題数
工事設備対象設備などの構造・機能・工事・設備(筆記) 15
火災及び防火(筆記) 15
消防関係法令(筆記) 15

筆記試験45問で、実技試験はありません

上記のように、乙種と甲種は出題数が異なってきます。

甲種で出題される問題の「製図」は相当難しく、合格率が下がる理由になっています。この問題を解くことができるか、合否のカギになっているようです。

合格基準については同様

甲種・乙種の試験内容や難易度に差がありますが、合格ラインはほぼ変わりません。2種とも合格ラインが変わらないため、同じ目標の数値で試験勉強が行えます。

具体的には、甲種・乙種の筆記試験は科目ごとで40%以上、全体で60%以上の正解率が必要です。実技試験に関しては、60%以上の正解率が求められます。

問題数が少ない実技試験は1問ごとが重要になるため、部分点を取れるように試験対策をしましょう。

乙種は受験資格がなく受けやすい

消防設備士の乙種は受験資格がなく、受けやすくなっています。しかし、甲種は受験資格があり受験するまでのハードルが高いです。

また、甲種特類の資格試験は甲種の資格を複数取得しなければならないという条件が発生します。そのため、受験するまでの難易度が一段と高くなります。甲種特類の資格習得を目指す方は、計画的に学習を進めていかなければなりません。

甲種の方が合格率は低い

以下に甲種・乙種の過去5年間分の平均合格率をまとめています。

消防設備士の甲種・甲種特類の合格率は、以下のようです。

試験 平均合格率
甲種特類 26.4%
甲種1類 27.2%
甲種2類 34.0%
甲種3類 37.5%
甲種4類 35.2%
甲種5類 36.0%

消防設備士の乙種の合格率は、以下のようです。

試験 平均合格率
乙種1類 31.1%
乙種2類 36.0%
乙種3類 32.7%
乙種4類 34.2%
乙種5類 29.0%
乙種6類 40.1%
乙種7類 58.0%

乙種の平均合格率は38〜40%になっており、偏差値は45です。最も合格率が高くなっているのは乙種7類で、60%近くなっています。

一方、甲種に関しては平均合格率が30%程度で、偏差値50と難しくなっています。乙種に比べて、甲種の合格率はグッと低くなるのです。

消防設備士試験の合格までの勉強期間

消防設備士の甲種・乙種によって合格率や偏差値に大きな違いがあります。乙種と甲種の平均合格率は約10%ほどの差があるのです。

それに伴って、試験勉強する時間も大きく異なってくる、と言えるでしょう。

勉強期間の目安としては、乙種を受験する方は1〜2ヶ月ぐらいです。一方、甲種を受験する方は3ヶ月の勉強時間を確保すると良いでしょう。あくまでも目安の時間のため、人によって差が出てくるはずです。

甲種を受験する方の中には、乙種の資格を取得している方もいます。また、他の資格を持っており免除を受けている方もいるでしょう。

様々な受験者がいるため、自分に合った勉強スタイルを確立する必要があります。

受験者は自らの条件に合った勉強時間・勉強内容をしっかりと把握・確保するべきです。そして、気持ちに余裕を持って勉強を進めていきましょう。

過去問を効果的に使って対策する

消防設備士の試験対策として、過去問を解くと良いでしょう。これは他の資格試験と同じであり、過去問を繰り返し解くことが大事になるのです。

消防設備士の過去の問題については、一般財団法人消防試験研究センターのホームページで全て見ることが可能です。公式の過去問があることで、しっかりとした試験対策ができるでしょう。

また、消防設備士の練習問題もインターネットで検索すると多く見つけることができます。本試験で様々な問題が解けるように、1問でも多く問題に慣れておきましょう。

受験者は本試験で緊張するため、実力を発揮できない可能性があります。そのようなことがないように練習問題・過去問を解いて、自信をつけておきましょう。問題を1問でも多く解くことに損はありません。

通信講座で効率的に学習する

ここまで解説したように、消防設備士の資格はしっかりとした対策をしないと合格することができません。「独学では不安だ」と感じた人も多いのではないでしょうか。

そういった方々には「たのまなの消防設備士講座」をおすすめします。最もコストパフォーマンスの高い講座である上に、開講している会社の信頼性も高いので、確実に合格まで導いてくれます。

独学で不安を持ったまま学習を進めるより、ずっと賢い選択であると言えるでしょう。

たのまなの公式サイトはこちら

免除の種類と対象の免許・資格

免除と対象

受験者の中には消防設備士の資格を取得する際に、試験の免除を受ける場合があります。指定されている他の資格をすでに取得している場合です。

すでに消防設備士の資格を取得している方や次に挙げる資格を取得している方に関しては、本試験の筆記試験の免除を受けられます。

  • 電気工事士資格
  • 電気主任技術者資格
  • 技術士資格

次の項目で、それぞれの資格とその免除について、詳しく解説していきます。各資格の免除がどのような内容になっているのか、しっかりと把握すると良いです。

電気工事士資格を取得している場合

電気工事士は一般社団法人電気技術者試験センターが主催している資格です。この資格はビル・工場・一般住宅などの電気設備の安全を守るために工事が行うことができます。

この資格を取得している場合は、消防設備士の筆記試験で出題科目される消防関係法令を除いた「基礎的知識」・「構造・機能及び工事・整備の方法」の電気に関する部分が免除になります。

また、筆記試験のみならず実技試験の甲種4類・乙種4類の「鑑別試験の問1」が免除対象です。更に乙種7類に関しては、全問免除になります。

免除に該当する消防設備士の資格を受験する方で、すでに電気工事士を取得している方は受けやすくなっています。

さらに、消防設備士の試験で出題される電気に関する問題は、電気工事士の資格を持っていれば解答しやすいでしょう。科目の免除を受けている場合は試験全体の点数の底上げができなくなる可能もあります。

電気主任技術者や技術士の資格の場合

電気主任技術者は電気工事士と同じく、一般社団法人電気技術者試験センターが主催している資格です。

この資格を習得すると、発電所・変電所などの受電設備や配線の電気設備の保安監督として働くことが可能です。電気主任技術者は、社会的にも評価が高い資格となっています。

電気主任技術者の資格を持っている方は、筆記試験の「基礎的知識」・「構造・機能及び工事・整備の方法」の電気に関する部分が免除になります。

工事を行う資格ではない電気主任技術者は、実技試験の免除を受けることはありません。あくまでも筆記試験で免除される部分があることを覚えておきましょう。

最後に技術士についても資格がある場合、「基礎的知識」・「構造・機能・工事・整備の方法」の全般が免除になります。

消防設備士の資格と種類まとめ

消防設備士の資格と種類についてまとめ

  • 甲種は消防設備の工事ができるが乙種はできない
  • 乙種の合格率は38〜40%、甲種の場合は30%まで下がる
  • 乙種の勉強時間の目安は1~2ヶ月だが甲種の場合は3ヶ月以上が望ましい

消防設備士の資格とその種類、さらには業務内容や合格率についても解説をしてきました。

乙種と甲種では、消防設備の「工事ができるか」という点で大きく異なります。それぞれで資格の種類も変わってくるため、自分にあった資格の見極めが必要です。

また、消防設備士の資格はそれぞれで合格率・難易度が大きく変わります。その点も具体的に把握して、自分にあった学習方法を選択しましょう。

この記事を機に、消防設備士の資格取得を目指してください!

資格Timesは資格総合サイト信頼度No.1