電気工事士試験合格に必要な勉強時間は?2種試験の難易度から独学法まで解説!
「電気工事士試験に合格するにはどのくらいの勉強時間が必要?」
「第2種試験の難易度って?独学での勉強方法は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
電気工事士試験に臨むなら、第2種の場合は2ヶ月前、第1種の場合は3ヶ月前頃から対策を始めるのが一般的です。
試験の難易度としては、上位資格の第1種であってもそれほど高くありません。
今回は電気工事士試験の勉強時間について、第2種試験の難易度や独学での対策法を含めて解説します。
これを読んで、電気工事士試験に向けた学習スケジュールを立てる上での参考にして下さい。
電気工事士試験の勉強時間についてざっくり説明すると
- 第2種筆記試験の対策には50〜100時間が必要
- 第1種・第2種共に比較的取得しやすい
- 独学でも対策可能だが通信講座の利用がおすすめ
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電気工事士になるには勉強時間は最低100時間?
第1種・第2種電気工事士試験には、どちらも筆記試験(1次試験)と技能試験(2次試験)があります。
筆記試験に合格するには、第2種試験の場合、50〜100時間程度の勉強時間が必要です。
一方で第1種試験は第2種よりも難易度が高いため、第2種の1.2〜1.5倍程度の勉強時間が必要と言われています。よって、第1種筆記試験の勉強時間としては60〜150時間程度が目安になるでしょう。
なお、筆記試験終了後から2次の技能試験までは、1ヶ月半〜2ヶ月程度の時間があります。
そのため、技能試験に関しては第1種・第2種共に、筆記試験が終わってから本格的に勉強を始めれば良いでしょう。
また通信講座などで電気工事士試験の対策講義を受講する場合は、一般的に上記の時間よりも短期間で合格することが可能です。
1日1時間は勉強しよう
知識を効率的に定着させるには、継続的に勉強を行うことが重要です。そのため、試験勉強は毎日行うことをおすすめします。
特に試験日の2ヶ月前あたりからは、1日1時間程度勉強するのが良いでしょう。
1日1時間勉強したとすると、第2種試験なら1ヶ月半〜4ヶ月程度、第1種試験なら2〜5ヶ月程度の勉強期間があれば、合格することができます。
受験資格はないため受験のハードルは低い
電気工事士試験には、第1種・第2種共に受験資格がありません。そのため、受験資格を得るための勉強は必要ないので、受験ハードルの低い国家試験と言えるでしょう。
また技能試験に関しては、筆記試験の合格者と筆記試験の免除者に受験が認められています。
筆記試験免除の条件
第1種・第2種電気工事士試験では、以下のいずれかに該当する場合、それぞれの筆記試験が免除されます。
【第1種試験】
-
前回の第1種筆記試験に合格した者
-
第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の取得者
-
旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の有資格
【第2種試験】
-
前回の第2種筆記試験に合格した者
-
第一種・第二種・第三種電気主任技術者免状の取得者
-
鉱山保安法第18条の規定による試験で、電気保安に関する事項を分掌する係員の試験に合格した者
-
旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の有資格
第2種試験対策は2ヶ月前には開始しよう
電気工事士試験では、まず筆記試験の対策を行い、筆記試験合格後に技能試験の対策を始めるのが一般的です。
筆記試験の対策は試験の2ヶ月前頃から行うべきです。
筆記試験合格までの平均勉強時間は50~100時間
先述した通り、第2種電気工事士筆記試験の合格に必要な勉強時間は、50〜100時間です。
ちなみに、電気工事士の筆記試験は全問4肢択一のマークシート方式なので、試験対策としてはそれほど難しくありません。
過去問の類似問題も多数出題されるので、過去問演習を中心にきちんと対策を行えば、問題なく合格できるでしょう。
技能試験合格までの平均勉強時間は50~100時間
技能試験の対策は、筆記試験終了後から始めるのが一般的です。
電気工事士試験では筆記試験終了後に、電気技術者試験センターのホームページで13パターンの候補問題が公表されます。
そのため、範囲を絞って練習できるので、こちらの対策もそれほど難しくありません。50時間以内で対策を終えられる場合も多いでしょう。
第1種電気工事士試験合格までのフロー
第1種電気工事士試験は第2種の上位資格なので、試験内容も高度になります。よって第2種以上に勉強時間が必要です。
しかし、筆記試験と技能試験という構成は変わらないため、試験勉強の流れは同じになります。
また第2種の合格者は基本的な知識を備えているため、より短い勉強時間で合格できるでしょう。
筆記試験合格までの平均勉強時間は60~120時間
第1種電気工事士筆記試験に合格するには、60〜120時間程度の勉強時間が必要になります。ただし、これは第2種を取得してから第1種に進む場合です。
そのため、第1種から挑戦するという場合は、上記よりも長い勉強時間を要するでしょう。
短時間で第1種筆記試験に合格したいという場合は、通信講座を利用して効率よく学ぶのがおすすめです。
技能試験合格までの平均対策時間は2種と同様
第1種技能試験も第2種技能試験より難易度は高くなりますが、筆記試験後に公表される候補問題は10パターンと少ないので、対策時間はそれほど変わりません。
そのため第2種同様、筆記試験合格後から本格的に対策を始めれば十分間に合うでしょう。必要な対策時間としては50〜100時間程度が目安となります。
ただし、第1種から挑戦するという場合は、こちらも少し長めに勉強期間を確保しておくのが良いでしょう。
合格に必要な勉強時間はどう判断したらいいの?
上記で紹介した勉強時間はあくまで目安であり、実際に必要な勉強時間は受験者の状況次第で異なります。
電気に関する知識が既にある人
電気に関する知識に精通しているのであれば、電気工事士試験の対策は比較的容易でしょう。
電気に関する知識をすでに持っているとは、例えば、第2種を取得してから第1種に挑む場合や電気主任技術者の資格を保有している場合などです。
大学や工業高校などで電気系の分野を専攻していたという場合でも、試験対策にはそれほど苦労しないでしょう。
もちろん油断は禁物ですが、筆記試験の過去問を一度解いてみて感触が良ければ、先述した目安より短く勉強時間を設定しても問題ありません。
ただし、予想より勉強が捗らない可能性もあるので、遅くとも試験の2ヶ月前には過去問を一度見てみるようにしましょう。
これから電気の専門家になりたい人
電気工事士試験に関する予備知識を全く持っていないという場合でも、合格することは十分可能です。ただし、この場合は事前知識がある人よりも入念な対策が必要になります。
初学者が電気工事士試験に挑戦する場合は、上記で解説した通りの勉強時間、もしくはそれより少し長めの勉強時間を確保するのが良いでしょう。
例えば第2種筆記試験の対策なら、3ヶ月ほど前から勉強を開始すれば、初学者でも余裕を持って対策が行えます。
ただし、独学では行き詰まる可能性もあるため、不安な場合は通信講座で学ぶのがおすすめです。
気になる電気工事士試験の難易度は?
ここからは電気工事士の難易度について、合格率や合格基準、出題形式などを解説します。
合格に必要な勉強時間は?
まずは電気工事士試験の合格に必要な勉強時間をおさらいしておきましょう。
第2種電気工事士筆記試験の場合、合格には50〜100時間程度の勉強が必要です。そのため、試験の2ヶ月前からは対策を開始するのが良いでしょう。
一方で第1種電気工事士筆記試験の合格に必要な勉強時間は、60〜120時間程度です。ただし、これは第2種をすでに取得している場合なので、いきなり第1種に挑戦するならもう少し長めに勉強するのが良いでしょう。
技能試験の対策は、第1種・第2種共に筆記試験終了後から開始すれば十分間に合います。
電気工事士試験の合格率は?
第1種・第2種電気工事士試験の合格率はそれぞれ以下の通りです。
第2種試験
第2種筆記試験には例年120万人程度が受験します。合格者は70万人程度なので、合格率は50%強です。
また技能試験は筆記試験免除者も含めて85万人程度が受験しますが、そのうち60万人程度が合格します。よって第2種技能試験の合格率は75%程度です。
第2種試験全体で見ると、受験申込者150万人程度(受験者は120万人)のうち、1/3強の55〜60万人程度が合格します。
なお、ここ2年は受験者数が増加していますが、その分合格者数も増えているため、合格率自体は変わりません。
第1種試験
一方で第1種筆記試験には、例年約4万人が受験し、そのうち2万人程度が合格します。よって、第1種筆記試験の合格率は50%強です。
また技能試験には筆記試験免除者も入れて2万人強が受験しますが、1.2〜1.5万人程度が合格するため、合格率は60%前後でしょう。
全体としては受験申込者5万人程度(受験者は4万人)のうち、こちらも1/3強の1.2〜1.5万人程度が合格します。
偏差値は第1種が52・第2種が45程度
第2種電気工事士試験の偏差値は45程度です。よって比較的簡単な部類と言えるでしょう。偏差値では、ボイラー溶接士や消防設備士乙種と同程度の水準です。
一方で第1種電気工事試験の偏差値52程度と言われています。よって、こちらもそれほど難しい試験とは言えないでしょう。
同程度の偏差値の資格としては、消防設備士甲種特類や配管技能士1級などが挙げられます。
合格基準ラインは?
第1種・第2種筆記試験の合格基準は、どちらも100点満点中60点以上の得点が目安になります。ただし、難易度によって若干の変動があるようで、例えば2014年下期の第2種試験は56点が合格ラインでした。
しかし、合格ラインが60点より上に来たことはないため、60%以上の正答率があればほぼ確実に合格できるでしょう。
筆記試験は全問マークシート方式なので、きちんと対策すれば60点以上取るのはそれほど難しくありません。
一方で技能試験の場合は、試験回ごとの判断基準に基づいてそれぞれの完成品が審査されます。目立った欠陥がなければ合格です。
技能試験では事前に候補問題が公表されることもあり、こちらもきちんと練習してさえいればそれほど難しくありません。
対策しやすい出題形式と試験内容
電気工事士の筆記試験は、第1種・第2種共に四肢択一のマークシート方式で実施されます。マークシートなら正誤の判定さえできれば良いので、対策は比較的容易です。
過去問とよく似た出題も多いので、過去問演習をきちんと行えば十分合格できます。
試験時間は120分で、配点は各2点×50問の100点満点です。合格基準は先述した通り、60点以上であることが通例となります。
受験資格はないため、誰でも受験が可能です。
一方で技能試験では、配線図に従って、実際に配線の作業・施工を行います。問題は事前公表された候補問題から1問が出題されます。
候補問題は第1種試験が10パターン、第2種試験が13パターンです。試験時間は40分で、合格基準は「目立った欠陥がないこと」になります。
電気工事士がメリットの多い人気である理由
電気工事士は取得するメリットが豊富であるため、例年数多くの人が受験する人気資格です。
しっかりと対策すれば合格できるコスパのよさ
電気工事士は比較的取得しやすいコスパの良い国家資格であることから、多くの受験者を惹きつけます。
筆記試験は全問マークシートで過去問の類似問題も多いため、きちんと対策を行えばほぼ間違いなく合格可能です。
また技能試験も予め試験問題が公表されるため、候補となる完成品を作成できるようにしておけば問題なく合格できます。
さらに受験資格がなく、誰でも気軽に挑戦できることも人気の要因です。
しかし、人気が高いため合格率が低い時もあり、過信せずにしっかりと準備をすることが大切です。
実用的で実務に直結する業務独占資格
電気工事士は電気設備の工事に関する業務独占資格です。そのため、取得しやすいだけでなく、現場から重宝される資格でもありまう。
太陽光発電やオール電化などの技術が注目されて久しいですが、昨今の電力自由化もあり、電気工事士の需要及び注目度は増しています。
そのため、電気工事士の活躍の機会は今後増加すると予想され、取得のメリットは十分です。
もちろん筆記試験や技能試験は実務に直結する内容であるため、試験を受験するだけでもスキルアップに繋がります
人材不足の市場で就職・転職しやすい
電気工事士には団塊の世代が多かったこともあり、現在は人材不足の状態が続いています。そのため、今電気工事士を取得すれば就職・転職には有利です。
また電気工事士の仕事は多様化しているため、様々なキャリアの選択肢が考えられます。
例えば電力自由化に伴い最近はガス会社でも電気を扱うため、電気工事士が重宝されます。さらに電気工事士はLAN配線も扱うことができるので、あらゆる職場で活躍できるでしょう。
このように、技術と知識が求められる現代社会で、電気工事士のスキルは多岐にわたる分野での扉を開く鍵となります。
短期合格するという決意を持とう
電気工事士試験は年に2回しか実施されないので、受験のチャンスはそう多くありません。
きちんと対策すれば数ヶ月で合格可能なので、直近の試験を目標に短期間での合格を目指しましょう。
対策前半は筆記試験に集中でよい
電気工事士試験では技能試験も実施されるので、そちらの対策も気になるところですが、まずは筆記試験の対策に集中しましょう。
筆記試験の対策はテキストの読み込みと過去問演習が基本になります。特に電気工事士試験の場合は過去問の類似問題が多いため、テキストである程度の知識を蓄えたら、早速過去問演習を始めましょう。
間違えた問題や分からない箇所は適宜テキストに戻って復習すれば、試験に必要な知識を効果的に定着させることができます。
技能試験は筆記試験後から本格的な対策を
技能試験の対策ですが、筆記試験が終わるまでは、工具の基本的な使い方を確認したり、複線図の読み方を把握する程度で良いでしょう。
本格的に対策を始めるのは筆記試験終了後で十分です。筆記試験の自己採点で合格基準を突破していれば、早速公式サイトで候補問題を確認しましょう。
全ての候補問題を問題なく完成できる状態で試験に臨めば、ほぼ確実に合格できます。一度全ての課題を作成してみて、苦手な問題があれば重点的に対策しておきましょう。
おすすめの勉強法は?
以下でも合格しやすい対策方法と非効率な対策方法をそれぞれ紹介します。試験勉強の参考にしてください。
合格しやすい対策方法
効率の良い対策法としては、配点の大きい分野から勉強していくことが挙げられます。合格ラインである60点を突破すれば良いだけなので、全てを満遍なく対策する必要はありません。
また電気工事士の筆記試験対策では、特に過去問演習が有効です。過去問は電気技術者試験センターのホームページから入手できるので、複数回分を反復して解くのが良いでしょう。
さらにスキマ時間を有効活用することも大切です。特に働きながら取得を目指す場合は潤沢に勉強時間を確保できるわけではありません。
通勤時間や昼休みなども利用しながら、勉強量を増やすのが良いでしょう。
このように、効率的な学習方法を取り入れながら、日常の中での小さな時間を有効活用することが、合格への近道となります。
筆記試験の配点をチェック
第1種・第2種電気工事士筆記試験の出題構成は以下の通りです。
- 第2種試験
出題内容 | 問題数 |
---|---|
電気に関する基礎理論 | 5問 |
配電理論及び配線設計 | 6問 |
電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具 | 7問 |
電気工事の施工方法 | 5問 |
一般用電気工作物の検査方法 | 4問 |
配線図 | 20問 |
一般用電気工作物の保安に関する法令 | 3問 |
- 第1種試験
出題内容 | 問題数 |
---|---|
電気に関する基礎理論 | 5問 |
配電理論及び配線設計 | 4問 |
電気応用 | 2問 |
電気機器・蓄電池・配線器具・電気工事用の材料及び工具並びに受電設備 | 6問 |
電気工事の施工方法 | 9問 |
自家用電気工作物の検査方法 | 3問 |
配線図 | 10問 |
鑑別 | 5問 |
発電施設・送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性 | 3問 |
一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安に関する法令 | 3問 |
上記を見ると、どちらの試験も配線図問題のウェイトが大きいことが分かります。
なお、出題構成は試験回によって若干の違いがあります。
スキマ時間にはスマホアプリがおすすめ
スキマ時間にはスマホアプリを使って問題演習を行うのがおすすめです。
例えば「第二種電気工事士試験 過去問チャレンジ」を利用すれば、平成24年下期から平成30年上期までの過去問を解くことができます。
また「Studyplus」などの学習管理アプリを利用するのも良いでしょう。勉強時間や勉強内容を記録して学習の進捗を可視化しておけば、モチベーションアップに繋がります。
特に多忙な社会人にとって勉強を継続するのは大変なので、やる気がアップするような工夫をすることは重要です。学習管理アプリの数値を目安に短期のノルマを設定するのも良いでしょう。
非効率的な対策方法とは?
電気工事士試験のそれほど難易度の高くない試験ではありますが、一夜漬けで勉強できるほど甘い試験でもありません。
そのため、短期で合格を目指すといっても少し余裕のある学習スケジュールにしておくべきです。また電気系の事前知識がある場合でも全く対策せずに臨むのは得策ではありません。
さらに配点や頻出範囲などを理解せず、全てを一様に対策するのは非効率です。より効果的に得点能力を上げることにこだわって、メリハリのある勉強をするように心がけましょう。
なお、一人で効率の良い勉強をする自信がない場合は、通信講座を利用するのもおすすめです。通信講座なら出題傾向を踏まえた講義で、試験合格に必要な知識を誰でも身に付けることができます。
加えてカリキュラム通りに勉強すれば良いので、自分で学習スケジュールを立てる必要もありません。
短い時間で効率よく試験対策するには
短期間で効率よく電気工事士試験に合格したいという方は、以下の内容を参考にしてください。
独学での対策は可能?
独学のメリットは、自分のペースで学習が進められることです。
特に多忙な社会人の場合は、予備校などに通う時間が取れないという人も多いので、独学での試験対策が向いていると言えるでしょう。
電気工事士に関していえば、筆記試験は独学でも十分対策可能です。参考書を読み込んで、過去問演習を繰り返しましょう。
一方で技能試験の練習はやや難しいと言えます。候補問題も公表され、技能試験用の工具セットも市販されているので、独学でも対策できないことはありません。
ただし、独学の場合は欠陥がないかを客観的に判定してもらったり、困った時に相談する相手がいないということがネックです。
知り合いに電気工事士の有資格者や電気工事に詳しい人がいれば良いですが、そうでないなら人から指導を受ける機会を探すのも良いでしょう。
なお、筆記試験対策の時点でテキスト内容が全く理解できないというような場合は、早めに通信講座などを利用するのがおすすめです。
DVD付きのテキストも市販されている
独学でネックになるのは技能試験の対策ですが、市販テキストの中にはDVDが付属しているものもあります。
映像で実演を見ながら練習すれば、独学でもある程度の対策は行えるでしょう。
DVD付きのテキストには、例えば以下のようなものがあります。
表題 | 価格 | 出版社 |
---|---|---|
2020年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士技能試験すい〜っと合格 入門講習DVD付 | 2,090円 | ツールボックス |
DVDで一発合格! 第二種電気工事士 筆記&技能テキスト カラー版 | 2,310円 | 西東社 |
このように比較的リーズナブルな価格で購入できるため、独学の際は活用すると良いでしょう。
勉強サイトも利用すると良い
独学で試験対策を行う際は、電気工事士向けの勉強サイトを利用すると良いでしょう。
例えば「電気の資格とお勉強」というサイトでは、試験日程や勉強方法、試験の重要語句などの情報を入手することができます。
また「HOZAN 第二種電工試験の虎」は、電気工事士技能試験の工具セットも販売しているHOZANが運営する勉強サイトです。
こちらのサイトは工具メーカーが運営しているだけあって、内容も充実しています。特に第2種技能試験の候補問題13パターンの作成方法が動画で学べるということが魅力です。
そのため、独学の際は一度それらの動画に目を通すと良いでしょう。
通信講座を利用すれば短期合格が可能
電気工事士は比較的競争率が少なく、容易に合格できるという印象を抱く人もいるのではないでしょうか?
しかし、内容自体は専門的な内容も多いため、きちんと内容を理解できない限りは合格には膨大な時間がかかってしまいます。
よって、そのような場合には通信講座を利用して短期間で合格を目指すことがおすすめです。
初心者でもわかりやすく内容を理解できる教材がそろっていることから、難しい内容も頭に入りやすくなります。
資格Timesでは、電気通工事士の通信講座を受講する際には、ユーキャンの電気工事士講座をおすすめします。
ユーキャンは、ニーズの高い第二種の講座を扱っているため、多くの人がユーキャンの講座を使って合格を目指すことができるでしょう。
テキストはわかりやすさを徹底追及したものとなっており、初心者でもわかるような様々な工夫が凝らされています。
このほかにも充実の内容が盛りだくさんの講座となっているので、通信講座の受講を検討している人はぜひ一度ユーキャンの電気工事士の講座サイトをご覧になってください!
電気工事士の勉強時間まとめ
電気工事士の勉強時間まとめ
- 第1種筆記試験には60〜120時間の勉強が必要
- 技能試験の対策は筆記試験終了後からで良い
- 独学では過去問演習が重要
電気工事士の勉強時間について解説しました。
電気工事士の筆記試験に合格するには、第2種で50〜100時間、第1種で60〜120時間程度の勉強時間が必要です。
技能試験に関しては、どちらの場合も筆記試験合格後から本格的な対策を始めるのが良いでしょう。公式サイトで候補問題が公表されてからの方が、試験対策が捗ります。
第1種・第2種共にそれほど難易度は高くないため、独学でも合格することは十分可能です。ただし、技能試験の対策にはやや苦労することが予想されるため、通信講座の活用をおすすめします。
是非合格を目指してみてください!