マンション管理士の年齢層はどれくらい?年齢別の就職事情や平均年収も徹底解説!

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「マンション管理士になりたいけど、自分の年齢でなれるかな?」

「マンション管理士の受験者の年齢層が知りたい!」

マンション管理士に興味がある方は、このように思っているのではないでしょうか。

今回は、マンション管理士の年齢層などについてご紹介します。

マンション管理士を目指す方は、中高年の方が多いのではないでしょうか。

中高年の方の場合、資格取得を目指すにあたってはいくつか不安に思う点があるでしょう。

そこで今回は、まずマンション管理士試験の年齢層、合格者、合格率といった試験の基本情報をお伝えします。

また、資格取得後就職できるのか、マンション管理士の年収など、マンション管理士の実態も詳しくご紹介します。

マンション管理士の年齢についてざっくり説明すると

  • マンション管理士の受験者は40~60代が多い
  • シニア層の年齢でも合格・就職が狙える
  • 年齢が高めであっても応募できる求人は多い

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マンション管理士の受検者・合格者の年齢層

マンション管理士の試験は、どのような年齢層が受けているのでしょうか。

令和2年度試験での、年齢別の受験者・合格者数は以下のとおりです。

年齢 受験者数 合格者数 合格率
~29歳 1,043(8.6%) 84(8.0%) 8.1%
30~39歳 1,922(15.8%) 167(16.0%) 8.7%
40~49歳 3,011(24.7%) 282(27.0%) 9.4%
50~59歳 3,369(27.6%) 217(20.8% 7.6%
60歳~ 12,198(100.0%) 1,045(100.0%) 8.6%

マンション管理士の受験者の多数派層は、40~60代となっています。

また、合格者の平均年齢が48.5歳、最高合格年齢は85歳です。受験者の年代は全体的に高めであると言えます。

一般的な試験では若い層が多数派を占めることが多いですが、マンション管理士は中年~シニア層が多数受ける資格です。

一般的な資格では、年齢的に資格取得が難しいこともありますが、マンション管理士の場合は、年齢に関係なく合格が狙える資格であると言えるでしょう。

マンション管理士の合格率は7%台~9%で、簡単な試験ではありません。

しかし、40代~60代の年齢でもこのくらいの合格率になる試験であることから考えると、難易度が高すぎる試験でもないと言えます。

例えば、覚える内容が多すぎて負担になるなどの、年齢が高めであることから生まれるハンデは感じにくい試験内容であると言えます。

20代~30代の受験者も一定数はいますが、40~60代の受験者と比較すると少ないのが特徴です。

マンション管理士は、全体的に受験者の年齢層が高いと言ってよいでしょう。

このように、マンション管理士試験には、他の資格には見られない傾向があると言えます。

マンション管理士受験者・合格者の男女比や学歴

マンション管理士の受験者や合格者の男女比は学歴に傾向はあるのでしょうか。

男女比は圧倒的に男性優勢

区分 受験者数 合格者数 合格率
男性 10,579人(86.7%) 913(87.4%) 8.6%
女性 1,968(13.6%) 1,619(13.3%) 8.2%

受験者・合格者ともに男性が9割に迫る勢いになっています。

マンション管理士は、男性の合格者数が圧倒的に多い資格であるという特徴があるのです。

ただ、女性にはチャンスがないというわけではありません。

合格率を見ると、男性と女性はほぼ同率の数字になっています。

つまり、女性の受験者は少ないものの、合格率は男性とほぼ同じであり、性差はないということです。

受験したい女性の方は、十分合格のチャンスがありますので、ぜひチャレンジしてみてください。

学歴が低くても十分合格可能な資格

マンション管理士試験には受験資格がありません。そのため、学歴は関係なく誰でも受験することができます。

合格率は10%を切りますので、難易度は高いと言えるでしょう。

ただ、実際は受験者の中に記念受験する人も混ざっています。

そのような方は試験の準備が足りないまま受験しますので点数が低く、不合格になります。そのため、合格率を下げる原因になってしまうのです。

つまり、実態としては、真面目に受験勉強をした方だけで考えると、合格率はもっと高くなると考えられます。

そのため、合格率が低いからといっても、合格を諦める必要はありません。しっかり試験対策をすれば、合格を視野に入れることは十分可能です。

また、問題は全てマークシート方式で行われ、記述式問題はありません。

そのため、要所要所を押さえて正しい試験対策をすることで、合格点を超えることは十分可能です。

ただ、マークシート方式は、塗りつぶしの位置がずれてしまうといったミスが生まれがちです。

市販のマークシートや、マンション管理士問題集に付属しているマークシートを使い、マークシートでの解答に慣れておきましょう。

マンション管理士取得後の年齢別就職事情

マンション管理士の合格者は全体的に年齢層が高めですが、実際に資格を取得したあとの就職事情はどのようになっているのでしょうか。

年齢が高めでも、マンション管理士の資格を活かして働くことはできるのか、解説します。

年齢による求人制限は存在する?

マンション管理会社によって違いがあり、確かに新卒のマンション管理士を採用したいという会社もあります。

しかし、マンション管理士は需要が高まっている資格ですので、年齢制限を特に設けない求人も多いと考えられます。

中高年の方は、そのような求人に応募し、採用を目指しましょう。

マンション管理士は、中高年からでも始められる職業ですので、いずれにせよ、年齢が高めだからと就職を諦める必要はありません。

中高年の実務未経験者でも十分チャンスあり

マンション管理組合のコンサルタント業務は幅が広いことが特徴です。

例えば、マンションの住人に対しての対応、マンションの電機設備のチェック、管理組合の資金を管理・運用する業務などさまざまあります。

このような業務では、前職の経験を活かすことができます。

前職で接客業、電機設備関係、金融業など、マンション管理士の仕事にも活かせる経歴がある方は採用が有利になるでしょう。

また、需要の面でも安心できると言えます。新築マンションが建てられていく限り、マンション管理士の需要はどんどん増えていくからです。

マンション管理士の需要が減っていく状況は考えにくいと言えます。

また、マンション管理会社は法令上、管理組合に担当者を一定の割合で設けることが義務付けられています。

そのため、AI化し作業が自動化されて仕事が減るという心配もありません。

このようなマンション管理業界特有の事情があることから、マンション管理士の需要は年々高まっています。

マンション管理が未経験の方でも、十分転職できる可能性があるのです。

60歳以上の定年後の再就職にも生きる資格

マンション管理会社の中でも、管理組合担当者のフロント業では、定年を迎えた方は積極的に採用されるというわけではありません。

住民からの依頼にスムーズに対応したり、非常時にイレギュラー対応をしたりなど、さまざまな対応をすばやく行う必要があるからです。

ただ、フロント業務を補助する部署・職種がある場合や、窓口管理員・コンシェルジュを統括する責任者を設けている管理会社もあります。

このような場合、60歳以上で定年を迎えている方を採用してることも多く見られます。

マンション管理の専門知識を持っているマンション管理士は、このような場合採用率が一般的なマンション管理士の求人よりも高くなり、再就職が有利になります。

若手で一定の実務経験があることで重宝される

マンション管理士は、住民への対応スキルや建物の修繕に関する専門的な知識を持っていることなど、実務経験が必要となります。

そのため、マンション管理士は社会人経験が豊富な年齢層が多い傾向にはありますが、若い方が採用されないとうわけではありません。

マンション管理に活かせる一定の実務経験があれば、若い方でマンション管理の実務経験がなくても、採用は可能です。

マンション管理士年齢階層別の平均年収

マンション管理士に年収について公表されているデータはありません。

ただ、求人情報やリサーチ会社の情報を見ると、日本の一般的な企業の平均年収とほぼ同じ年収になります。

今回は、それに基づいて、マンション管理士の年収事情を考えていきます。

国税庁の「年齢階層別の平均給与(男女)」を参照すると、一般的な平均年収は以下のようになります。

年齢階層 平均年収
30~34歳 450万円
35~39歳 499万円
40~44歳 520万円
45~49歳 537万円
50~54歳 568万円
55~59歳 546万円
60歳以上 404万円

全体の平均は467万円です。マンション管理士も、これと同じくらいの年収であると予想されます。

マンション管理士試験の対策には通信講座がおすすめ

マンション管理士試験の対策を行う際には、独学ではなく通信講座を活用して効率よく合格を狙っていくのがおすすめです。

働きながら限られた時間で合格を目指していく方は特に、合格のためのノウハウが詰まった通信講座は効果的に学力をつけていくために最適な手段であるといえるのです。

マンション管理士試験対策の通信講座は多くありますが、その中でも特にフォーサイトのマンション管理士講座は高い教材クオリティと実績を兼ね備えた1番のおすすめ講座になります。

特に気になる講座の合格実績は、2020年度でみると全国平均の3.01倍と圧倒的な合格率を叩き出していることから、その講座クオリティの高さに疑いの余地はないといえます。

これから対策を始めたいと考えている方は、ぜひこの機会にフォーサイトのマンション管理士講座をチェックしてみてください。

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マンション管理士の年齢についてまとめ

マンション管理士の年齢についてまとめ

  • マンション管理士は、中高年の年齢層でも十分合格が狙える資格
  • 中高年でマンション管理の経験がなくとも、前職の経験を活かして就職することが可能
  • 現場責任者は60歳以上の高齢な方を採用していることもあるため、定年後の方でもチャレンジできる資格

マンション管理士試験の受験者層は、一般的な資格試験と違い、40代~60代の中高年層が多いことが特徴です。

また、近年新築マンションの建設が増えていることから、マンション管理士は需要が高まっている資格です。

中高年の方であれば、特に前職が接客、電機設備関係、金融業など、マンション管理に役立つ経験・スキルがあれば、さらに就職できる可能性が高まります。

さらに、マンション管理士の年収は一般的な企業の給与と同じくらいであるため、中高年の方でも安心して転職することが可能です。

マンション管理士は中高年の方にピッタリな資格・職業であると言えますので、現在資格取得を検討している方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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