文系から公務員を目指すのは有利?受かりやすい学部や公務員の種類を一挙公開!

更新日時 2020/01/02

「文系の人が公務員を目指すのにオススメの職種ってあるの?」

「学部によって有利・不利があったりするの?」

文系の人たちにとって、公務員は今や人気の就職先の1つです。先行き不透明な現代において、その安定性や世間体の良さは非常に魅力的と言えるでしょう。

しかし、公務員を目指している人たちの中には、こんな疑問を持っている人もいることでしょう。

そこで、今回の記事では、「文系から公務員を目指す」ことのメリット・デメリット、またオススメの職種なども含めて詳しく紹介していきます。

この記事を読めば、「文系から公務員を目指す」ことについての理解が深まることでしょう。

「文系から公務員」についてざっくり説明すると

  • 文系学部の中でも有利となる学部とそうでない学部とがある
  • 公務員を目指すことにはメリットもデメリットもある
  • 文系の人にオススメな公務員の職種がある

公務員になる人が多い学部

大学の学部をイメージした画像

文系から公務員を目指す際には、公務員試験の出題内容という観点からすれば、出身学部による有利・不利が少しだけ存在します。

ここでは、公務員の中でも募集採用数が最多である「事務職」(行政区分)を受験するという想定で、公務員になる人が多い学部について考えていきます。

文系なら法学部や経済学部が有利

公務員の学歴を見てみると、色々な学部の出身者がいますが、その中でも「法学部」と「経済学部」出身者が比較的多いということが分かります。

では、なぜ「法学部」や「経済学部」出身者が多いのでしょうか?

その答えは公務員の採用試験で課される一次試験にあります。

一次試験は、筆記試験で高校レベルの一般知識を問う「教養試験」と、専門的知識を問う「専門試験」から成り立っていますが、この内の「専門試験」では、政治学、憲法、行政法、民法、経済学から出題されることが多いです。

そのため、普段から法律に関する知識や経済学に関する勉強をしている法学部生・経済学部生は、公務員試験においてアドバンテージを持っているということが言えるでしょう。

理系なら工学部や理学部が有利

次に、理系学部の中ではどの学部の人が多いのでしょうか?

結論を言えば、「工学部」や「理学部」出身者が多くなっています。

1つめの理由としては、単純に医学部や薬学部、農学部などの他の理系学部と比べて、工学部や理学部の人数が多いためであることが挙げられます。

2つめの理由としては、工学部・理学部出身者は、数値計算などが得意な傾向にあることから、公務員の採用試験の教養分野で課される知能分野(数的処理)で高い得点をねらいやすいためであることが挙げられます。

また、最近では採用試験の教養分野での数学Ⅰ・A範囲からの出題が増えてきているため、理系の出身者が法学・経済学の勉強をして公務員試験を受けるパターンが急増している傾向にあります。

公務員に不利な学部は?

それでは逆に、公務員になるのに不利になるというような学部は存在するのでしょうか?

結論としては、公務員になるのに不利というような学部は基本的には存在しません。誰でも努力すれば公務員になることができます。

ただし、文系学部のなかでも教育学部や外国語学部、人文学部などは大学の講義などで公務員試験と関連のある分野を扱うことが少ない傾向にあります。

そのため、法学部出身者や経済学部出身者に比べると、相対的に不利であるとも言えます。しかしながら、この有利・不利は受験勉強の中で十分挽回可能な範囲でのデメリットにすぎないので、さほど気にする必要はありません。

文系公務員のメリット・デメリット

メリットとデメリットを比較したイメージの画像

ここでは、文系から公務員を目指して就活をする際に知っておきたいメリット・デメリットを紹介していきます。

文系から公務員のメリット

まず、文系で公務員を目指す主なメリットとして、3つの事項が挙げられます。

1つめは、講義や研究で忙しい理系と比較すると、文系は自由な時間を持っている傾向にありますので、その時間を就職活動にも割くことができるということです。

2つめは、先ほども述べたとおり、大学の講義などを通して素養となっている法律の知識や経済学の知識がそのまま試験勉強でも生きてくるため、公務員試験の対策がしやすいということです。

3つめは、公務員として採用された後でも、比較的仕事のイメージが文系寄りであるため、業務を行いやすいということです。

学校で学んだ内容がそのまま試験内容にも被り、業務でも役立ちます。文系から公務員になるのは比較的簡単であり、尚且つ自分がこれまで培った専門性を生かせるという点で向いているとも言えます。

文系から公務員のデメリット

次に、文系で公務員を目指すことの主なデメリットとして、2つの事項が挙げられます。

1つめは、公務員試験に失敗しても研究室の教授のツテによってメーカーなどの一般企業に就職することができる理系と比べて、文系の場合は公務員試験に失敗すると就職浪人する可能性があることです。

2つめは、専門的な知識が要求される民間のIT企業や公務員の技官採用などは受けにくくなるため、就職活動の中で受けることのできる業界・職種の領域が狭められるということです。

ただし、どちらも首尾よく公務員になることができれば関係ない話ですので、公務員になりたいと思ったら、是非真っ直ぐに目指すことをおすすめします。

文系におすすめの公務員の種類

公務員として働いているイメージの画像

公務員には、単なる事務職だけでなく、教員や消防士、外交官など様々な職種が存在しています。

ここでは、文系の人におすすめしたい公務員の種類を紹介していきます。

公務員にはたくさん種類がある

一口に「公務員を目指す」といっても、霞が関の省庁オフィスで働く国家公務員から、県庁・市役所などで働く地方公務員、さらには税務署職員や裁判所職員など、実に様々な職種があります。

ここでは、文系の方が就職先として選ぶという観点で、おすすめの公務員の職種を紹介していきます。

文系におすすめの国家公務員職

文系におすすめの国家公務員職としては、「国税専門官」・「労働基準監督官」・「国立国会図書館職員」があります。

以下、それぞれについて解説していきます。

国税専門官

文系の人が国家公務員を目指す場合、まずはいわゆる「キャリア官僚」と呼ばれる国家公務員や国家一般職などを目指す人たちが多いです。

しかし、これら2つの職種は激務なことで知られており、また、その割には報酬は少ないことから、あまり割に合わないと言えるでしょう。

一方で、この国税専門官とは、納税申告が足りない人や脱税容疑のある会社に立ち入り検査を実行する仕事をメインとしています。

国税専門官の業務自体は同じくハードですが、給与はしっかりと高いこと、また、23年間勤務すれば税理士の資格がもらえるというアドバンテージがあるため、オススメなのです。

労働基準監督官

労働基準監督官は、従業員に非常識的な給与形態や勤務形態を強制する、いわゆる「ブラック企業」に対して立ち入り検査を行ったり、改善命令を出したりするのがメインの仕事です。

これまではあまり目立っていませんでしたが、労働問題がクローズアップされブラック企業の摘発が相次いでいる現在では、非常に需要の高い仕事であると言えます。

また、今後「働き方改革」の取り組みが進むことになれば、ますます注目度は上がっていくことでしょう。

国立国会図書館職員

一般的な図書館で働くにあたっては、司書の資格が必要となりますが、国立国会職員の場合は一般の図書館と違って司書の資格が無くてもなることができます。

また、基本的には国立国会図書館がある永田町から転勤がない(まれに京都の国立図書館への転勤がある程度です)ので、転勤したくないという人にとっては希望候補になります。

出版された書籍の収集・保存、蔵書の整理、政策立案のための資料の収集などがメインの業務ですので、昔から本が好きだという人にはぴったりの仕事であると言えるでしょう。

文系におすすめの地方公務員職

文系におすすめの地方公務員職としては、「市役所職員」と「独立行政法人職員」があります。

以下、それぞれについて解説していきます。

市役所職員

地方公務員と聞いて、まず思いつくのが市役所の窓口で働いている人たちだと思います。

もちろん、部署によって差があったり、繁忙期と閑散期でも差がありますが、市役所職員は基本的に週休2日・定時退勤が守られている部署が多いという噂が流れているようです。

また、業務についても肉体的・精神的に比較的楽なものが多かったり、その割には給与も世間一般で言われている平均以上はもらえるため、お得度は高いと言えるでしょう。さらに、世間体の高さもメリットの1つでしょう。

独立行政法人職員

独立行政法人で働く職員は準公務員という扱いにはなりますが、採用試験にSPIなどを導入しているところもあるため、民間企業と併願しやすい点でおすすめと言えます。

また、利益をそれほど追及しなくても良いところも多いため、業務が比較的楽であるケースが多いという点もおすすめポイントです。

なお、多様なバックグラウンドを持つ人材を募集しているため、学歴などはあまり求められないというケースも多いです。その点は、比較的学歴を重視する他の公務員との相違する部分です。

文系と公務員の関係まとめ

「文系から公務員を目指す」のまとめ

  • 経済学部と法学部が若干有利
  • 他の学部からも十分問題なく公務員を目指すことができる
  • 文系から目指すことのメリットは大きい
  • 国税専門官や市役所職員など、国家公務員・地方公務員のそれぞれでオススメの職種が存在する

今回資格Timesでは、「文系から公務員を目指す」ことについて、様々な観点から紹介してきました。

文系の人にとって公務員は学んだことがそのまま生かせる職場の一つであり、その安定性は民間企業にはない魅力です。

公務員試験には年齢制限もありますので、若いうちにぜひキャリアプランの1つとして検討してみてください!