保育士はやめとけと言われる理由は?ブラックな保育園・幼稚園の特徴を解説!

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「保育士ってどんな仕事なの?」

「保育士の現状について詳しく知りたい!」

このように感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

保育士はブラックな職場が多く、重労働であるため、よく「やめとけ」と言われたり、実際に働いてもすぐに「辞めたい」という声も耳にします。

しかし、その分大きなメリットがあったり、やりがいを感じたりすることのできる職業なのです。

今回は、そんな保育士という職業について、「やめとけ」と言われる理由や保育士として働くメリットなどプラスな面とマイナスな面の両方の角度から詳しく解説していきます。

保育士の価値についてざっくり説明すると

  • 保育士はブラックな職場が多い。
  • 人手不足で需要が高い
  • AIに代替されない職業である

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保育士がやめとけと言われる理由

パズル

保育園・幼稚園がブラックで辞めたい

まず、保育士がやめとけと言われている理由の一つに、勤めている職場の保育園、幼稚園がブラックであるという点が挙げられます。

ブラックと一括りにまとめても、残業などの労働時間の面や人間関係の面など様々な面でブラックと言われているのです。

ここから、保育園と幼稚園のブラックな特徴を解説していきます。

労働時間が過多

まずブラックな保育園と幼稚園の特徴として挙げられるのが、労働時間が多過ぎるという点です。

この労働時間の長さが保育士はやめとけと言われる最も大きな原因です。

また、残業はサービス残業が当たり前で残業代は一切支払われないという保育園・幼稚園も多くあります。

保育士は行事の準備など、仕事量が膨大であるため、こういったことが多く起こってしまうのです。

人間関係で問題

保育園や幼稚園の職場では、人間関係で揉めてしまうことも多く、その結果として職場を退職してしまうことがよくあります。

また、園長に仕事の面だけではなく、プライベートにまで干渉されたり、職場でのいじめが問題となっています。

保育士という仕事はただでさえ仕事量が膨大であるにも関わらず、こうした人間関係の問題も複雑化していることも保育士はやめとけと言われている要因の一つです。

有給休暇が取得できない

世間一般では、労働者が有給休暇を使うことは当然の権利です。

しかし、保育園や幼稚園では、人手不足を理由に有給休暇を取得できないことが少なからずあります。

このように、有給休暇の取得の申請を断られることのある保育園、幼稚園はブラックな職場であると言えます。

費用が出ない

保育に関して、道具を使う場合など材料費が出ないことが多く、自腹で払わなければならないことがあります。

例えば、保育のために折り紙やシールが必要な場合があります。

これらの費用はもちろん保育園に請求されるべきものですが、自腹で払わせるというケースも多いのです。

転職しづらいパターンも

労働環境がブラックな保育園では、保育士をやめて、転職する際に様々な心ない質問がなされる場合もあります。

場合によっては、その影響で転職を諦めてしまうパターンもあるため、保育士を辞めたい場合には自分で強い意志を持って最後までやり遂げる必要があるのです。

お給料がごまかされる場合も

タイムカードに書かれている時間を偽るなどして、給料を偽装しているケースが稀に存在します。

この場合、偽装されたタイムカード分の時間しか給料に計上されず、労働者は損をしてしまうため細心の注意が必要です。

また、タイムカードが設置されておらず勤務時間がきちんと記録されずに、サービス残業とカウントされてしまうケースも多いため、自らの勤務時間を自分で正確に把握しておくことも重要になってきます。

給料が低い

一般的に保育士がやめとけと言われている理由として、給料が低いという面が挙げられます。

厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査によると保育士の平均年収は約383万円です(決まって支給する現金給与額*12+年間賞与その他特別給与額で計算)。

国税庁による令和3年度民間給与実態統計調査によると日本人全体の平均年収は443万円であることを考えると、保育士の平均年収は日本人全体の平均年収をやや下回ることになります。

このように保育士は給料が高いとは言えないことがやめとけと言われる理由の1つのようです。

実際、「東京都保育士実態調査」によると、保育士の退職理由として給料の低さが全体の2位となっています。

人手不足で労働環境が悪い

保育士は現在人手不足の面で問題となっており、十分な人数の職員が揃っていない保育園・幼稚園では、仕事量が多くなってしまうことが多くあります。

保育士の人手が足りていない環境では、その分一人一人にかかる負担が増えるため、その結果として労働環境が悪化してしまいます。

このように、人手不足で労働環境が悪いということも保育士がやめとけと言われている要因の一つです。

本当に保育士はやめるべきか

疑問を浮かべる女性

確かにブラックな保育園・幼稚園がはびこっている現状はあるが、それは全体の一部分です。

保育士は現在需要がとても高く、自分の職場の選び方次第では最適な職場になり得る可能性もあります。

また、政府による保育士への待遇改善も実施されているため、こちらも併せて紹介していきます。

政府による待遇改善

現在保育士の人手不足が本格的に問題となっており、政府が処遇改善に乗り出しています。

平成31年度から保育士確保集中取組キャンペーンが実施されており、保育士の給与面、保育園の労働環境の改善に注力しています。

例えば、令和4年2月から保育士の収入の3%程度(月額9,000円)の賃上げを行う措置が行われています。

このように、政府主導の取組により保育園の労働環境は改善の兆しが見え始め、安心して働き続けられる職場になってきています。

保育士の需要は高い

少子高齢化が急速に進んでいる日本において、保育士の将来性は低いように感じますが、その需要は未だ健在です。

その理由は主に2つあります。

1つ目は、待機児童が年々増加しているという点です。この問題を解決するために保育士を増やすことは必要不可欠であると言えます。

2つ目は、共働き世帯の増加です。近年、共働き世帯が急速に増加しており、子供の面倒を見る保育園の需要はその分高まっています。

このように、少子高齢化が進んでいる日本であっても保育士の需要はまだまだあると考えられます。

AIに代替されない

現在、AIが急速に発達しており、将来多くの職業がAIに代替されることが危惧されています。

しかし、保育士という職業はAIに代替されることのない職業であると言えます。

なぜなら、保育士は子どもの面倒を直接見る必要があるからです。子どもの感情を読み取ることは私たち人間同士であっても大変難しいことです。

そのため、保育士はAIに代替されることのない、人にしかできない仕事であると言えます。

保育士が向いている人は?

マイク

子供が好きな人

まず、大前提として保育士になるためには、最低でも子供が好きでなければなりません。

保育士というのはただ子供の遊び相手になればいいというわけではなく、時に厳しく叱るなど、子供の成長を手助けする職業です。

そのため、優しく接しつつも、しっかりと厳しい面を持ち合わせているような、子どものことを思いやれる人が保育士に向いていると言えます。

周囲の大人からの愛情は、子供の人格形成に必要不可欠なものであり、愛情の欠如が子どもの成長を妨げることは明白です。

そのため、ご両親が仕事や事情などで子どもの面倒を見てあげられない時間に、専門の保育士が愛情を持って子どもたちに接してあげることで、子どもたちはすくすくと成長できます。

また、保育士は子どもと接するため、体力が必要とされます。そのため、子供が好きでなければこの重労働とも言える仕事を勤めるのは難しいと言えます。

しかし、よくやめとけといわれる保育士ですが、子どもが好きな人にとっては天職と言えるでしょう。

コミュニケーション能力がある人

保育士は子どもたちや職場の人とはもちろんのこと、保護者や近隣の住民の方々ともコミュニケーションをとる必要があります。

保育士は大切なお子さんを預かるため、保護者の方々からの信頼は必要不可欠です。人と人が信頼関係を築く際に、会話はなくてはならないものですので、相手に気を配り、笑顔で明るく接することで信頼を少しずつ築くことができます。

そのためには、やはりコミュニケーション能力が大事になってきます。人と話すことが苦手であったり、表情が暗い人は子どもたちや保護者の方々からの信頼を獲得するのは難しいでしょう。

また、保育園では子どもの遊び声や行事の音など、地域住民の方とトラブルになることが稀にあるため、ここでもコミュニケーション能力が大切になってきます。

このように、保育士は様々な人と交流する機会があるため、コミュニケーション能力は必要不可欠です。

ポジティブな人

保育士として働く以上子どもと接するときにネガティブになることはできません。

保育園や幼稚園にいる子どもたちはまだ心が成長しておらず、先生の影響を強く受けることになります。

先生が「できない」といったネガティブなワードをよく使うと、子どもたちは、自分に自信を持てない、積極性を持てないといったマイナスな影響を受けてしまいます。

そのため、たとえ、プライベートや職場で何かトラブルが起きた場合であっても、子どもたちの前では常に明るく、笑顔で接することが求められます。

保育士の価値についてまとめ

保育士の価値についてまとめ

  • 大変な仕事である分やりがいが大きい
  • 人手不足で売り手市場である
  • AIに代替されず、仕事がなくならない

ここまで保育士という職業について詳しく解説してきました。

保育士は決して楽な職業でありません。実際、保育士はやめとけという声もよく耳にします。

しかし、その分、とてもやりがいのある仕事であり、子どもが好きな人にとっては天職であると言えます。

また、保育士はAIに代替されることがない、売り手市場であるという大きなメリットを持つ職業でもあります。

職を失うことがなく、先の見えない不透明な世の中でも安定した収入を確保することが可能です。

この記事を読んで、自分が保育士に向いているなと思う人は是非チャレンジしてみてください。

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