保育士は性格が悪い?性格がキツくなる理由や向いている性格まで解説!
「保育士は性格が悪いって本当?」
「自分が保育士に向いてるか自信がありません!」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
「保育士は性格が悪い人が多い」とよく言われていますが、残念ながら一概に間違いとは言い切れません。
付き合いづらい人と仕事をしていくのはかなりストレスですが、うまくあしらったり付き合うことでストレスを軽減することができます。
こちらの記事では、保育士の性格が悪いと言われる理由や保育士に向いている人の特徴を解説します!
保育士の性格などについてざっくり説明すると
- 女性社会特有の面倒くささがある
- 性格の悪さにもいろいろな種類がある
- 職場環境の悪さが、性格が悪くなる一因でもある
- うまく受け流す方法を体で覚えると良い
保育士は性格が悪いって本当?
保育士は「性格が悪そう」という印象が持たれがちです。
保育園に実際にいる性格の悪い保育士の特徴は、以下の通りです。
気分によって態度を変える
いわゆる気分屋な保育士です。
保育士は子どもとの遊び方や園内の環境について自分たちで決めていく必要がありますが、気分によってコロコロと変えてしまう保育士がいます。
このような保育士は、保育に関することも気分によって変えてしまうため、周りの保育士に迷惑をかけてしまうのです。
気分が良いときは子どもたちとも積極的に関わりますが、機嫌が悪い時は子どもたちとあまり関わろうとしない保育士もおり、現場の人間が混乱する事例が多くあるようです。
その結果、子供たちもその保育士の態度の変わりように戸惑ってしまい、安定した信頼関係を築くことが難しくなる場合があります。
承認欲求が強い
保育士は女性が圧倒的に多い仕事なので、女性特有の面倒くささがあります。
承認欲求が強い保育士は、職場においてもプライベートにおいても度が過ぎた自慢話ばかりをしてくるため、関わるだけでストレスになってしまいます。
一方で、他人の話には興味がなく聞いていないことが多く、コミュニケーション能力が著しく低い保育士も残念ながら存在します。
もちろん、これは一部の例に過ぎず、多くの保育士は子どもたちへの愛情を持ち、専門性や責任感をもって日々の業務に励んでいます。
人によって態度を変える
人によって態度を変える人の傾向として、自尊心が高くいつも自分の評価を気にしているという点があります。
そのため、自分の仕事の評価にはあまり関係がない同僚や後輩に対する態度は不親切な一方で、園長や副園長・先輩保育士など自分よりも立場が上の人に対してはペコペコしているのです。
自分より立場が下と思っている人に対する態度と立場が上の人に対する態度の差が非常に大きく、多くの人が辟易してしまっています。
人に嫌なことを言う
自分本位な考え方を押し通して、平気で人に対して嫌なことを言う人もいます。
このような人は何でも自分の価値観や基準で判断するため、自分と価値観が合わない人に対してはずっと文句を言ってくる特徴があります。
相手に嫌味を言うことでストレスを解消しており、仕事中も子どもを巻き込んで「〜先生の声小さいね」「〜先生の絵は下手だね」などと間接的に嫌味を言ってくる保育士がいるようです。
しかし、その背後には深い不安や自己評価の低さが隠れていることもあり、その表現方法が他者への攻撃として現れてしまっているのかもしれません。
他人の噂が好き
人の噂が大好きで、個人的な話まで突っ込んでくる性格の悪い人もいます。
このような人は他の保育士の噂や悪口で盛り上がるため、巻き込まれてしまうと職場で疎外感を感じさせられることもあるため注意が必要です。
特に女性は人のうわさ話や陰口で盛り上がることが多いため、特に性格が悪い人の相手をするのはかなり疲れるでしょう。
偉そう
こちらから何もアドバイスを求めていないのに、先輩ヅラして自ら偉そうに口出しをしてくる保育士もいます。
このような人は自分に自信を持っていて自分のことを過大評価しており、周りの人を見下していることが多いです。
また、なんでも自分が正しいと思いこんでおり、保育方針や子どもとの関わり方について自分とは違う意見が出た際は、その人を冷遇したり排除したりしてくるため注意が必要です。
自分より弱い立場の人をいじめる
特に性格が悪い人は、部下や自分より立場が低い人をいじめることがあります。
まだ仕事に慣れていない新人保育士を人前で叱り飛ばしたり、揚げ足を取るようなことを指摘して精神的に攻撃してくることが多いです。
自分より弱い立場の人をいじめることでストレスを発散しており、自分の強さを示して従わせたいという意図も持っています。
保育士の性格がキツくなってしまう原因
仕事がハードなため周りに気を遣えない
保育士の仕事は、子どもの相手を一日中したり、隙間時間に連絡帳を書いたりするため肉体的にとてもハードです。
また、保護者相手のクレーム対応をしたり、言うことをなかなか聞かない子どもたちの世話をしなければならないため、精神的にも疲れてしまいます。
仕事がきついため、一緒に働いている保育士に対して細かい気遣いをする余裕がなく、その結果として性格が悪い印象を与えてしまうことがあるのです。
厳しい女社会
保育士は独特な労働環境で、男性が非常に少ない女社会となっています。
女社会ならではの面倒くささがあり、また女社会で自分の地位を確立しなければいけないため自然と競争心や嫉妬が生まれやすいのです。
このような環境だとお局様が生まれやすく、その結果職場の雰囲気が悪くなってしまい性格の悪い保育士が増えていってしまうのです。
休みが少ないためストレスがたまる
保育士は早朝から出勤し、子ども達のお迎えが来た後も仕事をしなければなりません。
また、運動会などの行事が重なると休日も返上して出勤しなければならず、自然と休みが少なくなってしまいます。
休みが少ないため、プライベートの時間やゆっくりと過ごせる時間を確保できない場合があり、その結果ストレスが溜まりやすくなってしまうのです。
本来の性格が出やすい
保育園には、子どもと女性の保育士しかいないため、自分を良く見せようとしたり取り繕ったりする必要がありません。
意識するような男性の存在もなく、気を使うような人がおらずもともとの自分の性格が出やすい環境と言えるでしょう。
また、子どもと関わっていると大人とのテンションの違いからストレスを感じることも多くあり、これも精神的に疲れてしまう要因と言えるでしょう。
仕事がハードなため周りに気を遣えない
前述したように、保育士は多くの仕事をこなさなければならず肉体的にとてもハードです。
そのため、自分のことで手一杯になってしまい他の保育士に気遣う余裕がなく、結果として性格がきつくなってしまうこともあります。
このように、決して恵まれていない就労環境であることも、保育士が追い込まれてしまう要因となっています。
保育士の仕事の大変さについては以下の記事で詳しく解説しています。
保育士に向いている性格
朗らかで元気な性格
保育士を目指す人は子どもが好きな人が多いため、もともとの性格が明るい人が多いです。
保育士の仕事は元気な挨拶から始まり、常に元気いっぱいな子供たちと一緒に遊ぶため、明るい性格でないと務まりません。
また、子どもは元気な人や大げさに反応を示してくれる人に懐きやすいため、保育士には元気な人が多いのです。
世話好きな性格
子どもは自分のことをすべて自力でこなすことはできず、0歳時や1歳児クラスだとほぼつきっきりで面倒を見なければなりません。
食事の補助や着替え、トイレなどほぼすべての日常生活の面倒を見る必要があるため、保育士には面倒見のいい人が多いです。
また、保護者と良好な関係を築くためにもコミュニケーション能力に優れて気配りができることも、保育士に向いている人の特徴です。
責任感が強い性格
家族にとって大切な存在である、小さな子どもを預かることは大きな責任がつきまといます。
そのため、適当なことを言ったり無責任な発言をすることなく、他の保育士とも連携をとっていく必要があります。
自分の担当しているクラスの子どもの健康状態や遊んでいる様子に常に注意し、責任を感じながら仕事をこなすことができる人は保育士に向いています。
保育士に必要なこと
自分の仕事に責任をもつ
小さい子供を預かることには大きな責任が伴います。
万が一子どもが怪我をしてしまった場合は、保護者に対して状況や理由説明と謝罪が求められるため、大きなストレスとなります。
そのため、自分の仕事に責任感を持って取り組み、もしミスをしてしまったときは潔く非を認めて謝罪することも必要となります。
仕事をこなす体力
保育士の仕事は、子どもの相手がメインなので体力が求められます。
元気な子供の相手をしたり机や椅子などの重いものを運んだり、園内の掃除をこなしたりする必要があるため、体力的にきつい仕事は多くあります。
また、おむつ交換も重要な仕事なので、このような汚物の処理などもテキパキとこなさなければなりません。
いろいろなことに気を配れる
保育士は、ケガをしないように常に子どもを見守らなければなりません。
危険な行動をしていないか、誤飲してしまうような危ないものはないか、しっかりと監視しなければなりません。
また、保護者からの信頼を得るためにもいろいろなことに気を配れる能力は保育士として必須です。
また、育児に関する保護者の相談に乗ったり、保育園での子どもの様子を詳しく伝えることで信頼関係を築いていかなければなりません。
人と関わるのが好き
保育士は高いコミュニケーション能力が求められます。
子どもたちだけでなく、保護者や一緒に働く保育士ともうまくコミュニケーションを取っていかなければなりません。
いくら保育に関する知識があっても、コミュニケーションが苦手で社交性が低いと信頼を得ることはできません。
また、スムーズに情報伝達ができないと信頼関係を築くことができないため、積極的に人と関わることができる人でないと保育士の仕事は務まらないでしょう。
突然のことにも対応できる
保育士の仕事は何が起きるかわからないため、突然の事態にも対応できる人が求められます。
具体的には、急に子供の体調が悪くなったり怪我をしたり、子ども同士のけんかが起きるなど、トラブルの事例は数多くあります。
そのような予期しない出来事が起きても、臨機応変に対応できる柔軟さを持っている人は保育士に向いています。
自分と向き合い反省できる
保育士は保育のプロとはいえ、仕事をしていると子どもを傷つけてしまったり、怪我をさせてしまうなど失敗することもあるでしょう。
そのような失敗をしてしまった時は、素直に自分の非を認めて反省する誠実さが必要です。
また、いつまでもクヨクヨと悩むのではなく、うまく気持ちを切り替えて反省を生かしていく精神的な強さも必要です。
自分を過大評価せず努力をする
保育園には様々な子どもが入園してくるため、常に向上心を持つ必要があります。
自分の仕事に満足することなく、謙虚な心を持ち続けることで向上心に繋がっていきます。
自分を過大評価していると、向上心が失われてしまうだけでなく周りの保育士から嫌われてしまいます。
また、謙虚な気持ちを持っていることで保護者からの信頼を得ることができるようになるでしょう。
嫌な保育士との付き合い方
前述したような性格の悪い保育士とうまく付き合っていくには、うまく対応するか適度な距離をおくと良いでしょう。
こちらのトピックで、具体的な対策を解説していきます。
嫌なことをされても放っておく
嫌味や妬みを言ってくる保育士に対しては、うまく聞き流すことが重要です。
全て無視していると相手の怒りを増幅させてしまい、状況が悪化してしまう恐れがあるため、反省している演技をしておくと良いでしょう。
「そういえば何か言ってたな」程度に捉え、深く受け止めないようにしましょう。
悪口を言われても乗らない
向こうから言いだしてきた悪口や噂話に便乗してしまうと、自分側の人間であると勘違いされ状況が悪化してしまう恐れがあります。
そのため、悪口や噂話を持ちかけられたときはは軽く流したり、興味の無いことをアピールしていきましょう。
自分の悪口や噂話をされた時も同様の対応を取ると、相手も次第に関心を失って何も言ってこなくなります。
気にしないようにする
人の考え方や性格を変えるのは難しいため、自分が割り切ることも有効な手段です。
「この人は悪口ばっかり言う人だから仕方ない」と割り切り、嫌なことをされても深く受け止めないようにすることを意識すると良いでしょう。
このように割り切り、適度な距離感を取ることであまり気にならなくなり、ストレスを軽減できるでしょう。
関わるのを控える
関わりたくない保育士は、できるだけ避けて距離を置くと良いでしょう。
仕事上必要最低限のコミュニケーションはとりつつも、仕事以外の場面では関わらないようにすると、お互いにいい距離感をキープできます。
関わることが少なくなれば自然とストレスも減ってくるため、関わり方を見直すなどしてうまくやりすごすようにしましょう。
やめてほしいと伝える
思い切って、やめてほしい旨や鬱陶しいから話しかけないでほしい旨を伝える手段もあります。
勇気がいりますが、はっきりと言われることで委縮して大人しくなる人もいます。
「遠慮せずにバシバシ言ってくる人」というイメージを与えることができれば、相手も嫌がらせをやめてくることがあります。
ただし、今後の人間関係に影響を及ぼすため言い方やタイミングには注意が必要です。
労働環境の悪い保育園で働くことによる影響
人を蹴落とす保育士がいるところは注意
自分のことしか考えていない保育士の特徴として、子どもの前で態度をガラッと変えることが挙げられます。
また、常に他の保育士の欠点やミスを指摘しないと満足できない保育士もいるため、注意が必要です。
このように、人のミスやトラブルを喜ぶ保育士がいる保育園は職場環境が悪いため、このような職場に当たってしまったらストレスをためないように工夫しなければなりません。
意見が言いにくい保育園も注意
変化を受け入れることに消極的で保守的な性格が強い保育園だと、意見の違う保育士を排除しようとする風潮があります。
このような風通しの悪い保育園だと、若手保育士は自分の意見を言いづらくなってしまい、イエスマンとなって働かなくてはなりません。
息苦しい保育園で働かないためにも、園長などがしっかりと若手の意見を受け入れてくれるかを確認しておきましょう。
自分も嫌な保育士になってしまうかも
若手の内は、近くで性格の悪い先輩保育士を見ていても「自分はこんな風にならない」と思いがちです。
しかし、そのような雰囲気の保育園で勤めていると次第に影響を受けてしまい、自分も客観的に見ると性格が悪い保育士になってしまうことがあります。
その風土に染まってしまうと、ふと気づいたときに自分も同じような道を辿ってしまっている場合があるため、注意が必要です。
自分の性格にも影響が出る
人は周りの環境の影響を受けやすいため、上下関係が厳しい保育園や同僚に冷たい保育園で長く勤めていると、自覚がない内に自分の性格や価値観に影響を及ぼしていることがあります。
つまり、保育士として勤めているうちに人を気遣えない人間になってしまっているのです。
そのため、雰囲気が悪く長く勤めるのに相応しくない職場にいる場合は、転職も選択肢の一つとして考えておきましょう。
今の職場が嫌になったら転職という選択肢も
保育士は人手不足であり求人は多くあるため、今の職場で続けていく自信がない場合は転職を考えてみましょう。
転職をする場合は、次のことを実践すると失敗しません。
自分の希望にあった職場を知る
まず、現状や自分の考えをまとめるために、今の職場での不満点や悩みを書き出してみましょう。
しっかりと自分の求めているものや目指しているものを明確にすることで、自分がどのような職場を求めているのかを知ることができます。
冷静に分析することで、転職後に「もっと考えて仕事先を決めればよかった」という後悔を減らすことができます。
職場を選ぶときのポイント
求人情報が頻繁に出ている職場は人の入れ替わりが激しく、職場環境が良くないことがうかがえます。
そのため、頻繁に求人情報が出ていない事業場を軸に探し、具体的な求人情報の内容もしっかりと確認するようにしましょう。
他の求人情報があれば細かいポイントまで比較し、興味のあるものがあれば見学をしてみてください。
見学することで、文字情報だけでは分からない雰囲気などを体感することができるためです。
具体的な仕事の探し方
いざ転職を決意しても、すぐに自分が希望する転職先が見つかるとは限りません。
そこで、在職中の時からこまめに求人情報を集めておくことをオススメします。
今はインターネット上で簡単に条件を指定して仕事を探すことができるため、こちらのトピックでおすすめの仕事の探し方を紹介します。
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保育士バンク
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マイナビ保育士
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ハローワーク
保育士バンクとマイナビ保育士は、その名の通り保育士に特化した求人情報を扱っているため、保育士資格を生かした転職をしたいならこれらを軸に転職活動をすると良いでしょう。
また、ハローワークは誰でも無料で気軽に利用できる国の機関です。
保育士を絞って仕事を探すことができ、保育士以外の仕事も視野に入れている場合であっても、専門的なスタッフが有益なアドバイスをしてくれます。
保育士の性格などのまとめ
保育士の性格などのまとめ
- 実際に性格の悪い保育士は多くいるため、あしらい方を知っておこう
- 保育士はストレスが溜まりやすいため、精神的に強い人が向いてる
- 嫌な保育士とうまく距離を置き、ストレスをため込まないようにしよう
- もしもストレスで耐えられなくなったら、転職も考えよう
保育士の仕事はきついため、ストレスを溜め込まないように気を付けましょう。
精神的にタフで、嫌いな人との付き合い方を心得ている人は保育士に向いてると言えます。
大変な面も多いですが、将来性も非常に高い仕事なので、子ども好きの人はぜひ保育士資格の取得を目指してみてください!