インテリアコーディネーターは意味ない資格?必要性や取得メリットの実態を調査!

「インテリアコーディネーターは意味ないって本当?」

「必要性はある?取得するメリットは?」

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

インテリアコーディネーターは、インテリア業界をはじめとする住まいに関わる業種で役立つ民間資格です。

就職・転職にも役立つ女性に人気も高い資格ですが、「取得しても意味ない」というようなネガティブな意見も存在します。そうした意見によって、取得の意志が揺らいでいる方もいるでしょう。

そこで今回はインテリアコーディネーターは本当に意味ない資格なのかについて、必要性や取得のメリットなどを含めて解説します。

インテリアコーディネーターは意味ないのかをざっくり説明すると

  • 取得するメリットは豊富
  • 専門知識を効果的に習得でき、仕事にも好影響
  • 独立・開業も目指せる

このページにはプロモーションが含まれています

インテリアコーディネーターは意味ない資格なの?

インテリアコーディネーターは、インテリア業界においてかなり知名度が高い民間資格です。

合格率は例年25%前後と難易度が高く、取得すればインテリアに関する知識や計画立案・プレゼンテーションのスキルなどを有することを証明できます。

インテリア業界やその他の関連業界で役立ち、女性人気も高い資格ですが、インテリアコーディネーターを取得しても無駄」「あまり価値はない」などといった意見もあります。

しかし、インテリアコーディネーターの資格を取れば、以下のようなメリットを享受できるため、取得するのは大いにおすすめです。

専門知識を効率よく取得

インテリアコーディネーターを取得すれば、試験勉強を通じて、総合的なインテリアコーディネートに必要な様々な知識を、体系的に身につけることができます。

独学だと断片的な勉強になりがちであり、効率よく知識を習得したい場合には資格を取るのがおすすめです。

また時代の流れとともに住環境の特質が変化していくにつれ、インテリアのトレンドも変わっていきますが、そのトレンドを積極的に学ぶための足掛かりにもなります。

トレンドの傾向や新しいアプローチに適応し、常に最新の情報と技術を取り入れるための基盤となるでしょう。

よって、インテリアコーディネーターとしてのスキルアップの一環で取得するのも有意義です。

さらに資格を取れば、知識やスキルを客観的に証明できるため、インテリアコーディネートの仕事に自信を持てるようにもなるでしょう。

就職でプラスに働く

実務経験がない場合、インテリアコーディネーターの資格は、就職・転職の場での良いアピール材料になります。

資格があることで経験の浅さをカバーでき、就労意欲のアピールにもなるので、採用担当者に良い印象を与えやすいです。

また結婚・出産などで休職・離職した人が、再就職する際にも、インテリアコーディネーターの資格は役に立ちます。

ブランクを心配する会社を安心させる良い材料になり、知識やスキルが錆びつくことを防止する上でも有用です。

職場の選択肢が広がる

インテリアという観点から住環境に関わるインテリアコーディネーターの資格は、様々な職場で活かすことができます。

住宅や住宅設備の販売や設計といった事柄に関連する幅広い業界において有用です。具体的の職場としては、以下のような例が挙げられます。

  • オーダーメイドカーテンの店舗
  • 家具屋
  • ホームセンター
  • 住宅関連機器メーカー
  • インテリアショップ
  • 百貨店や大型チェーン店のインテリア部門

そのほか、インテリア販売の営業や賃貸マンションのインテリアコーディネートなどにも、資格を役立てられます。

よってインテリアコーディネーターは、インテリア業界や住まいに関わる業界で働きたい方にとっては、取得しておいて損のない資格です。

そうした業界への就職や転職を有利に進めたいと考える方は、積極的に挑戦してみましょう。

比較的難しい資格なので学力や意欲のアピールにも

公益社団法人 インテリア産業協会によると、過去5年間におけるインテリアコーディネーター資格試験の合格率は以下の通りです。

合格率
2022年 24.5%
2021年 23.5%
2020年 24.1%
2019年 25.1%
2018年 23.8%

出典:公益社団法人インテリア産業協会

上記の通り、インテリアコーディネーター試験の合格率は例年25%程度であり、資格試験としては比較的難しいと言えます。

そのため、取得すれば、学力や努力、行動力、仕事に対する意欲などが評価される可能性もあります

顧客や業者から高評価

インテリアコーディネーターを取得すれば、インテリアコーディネートに関する専門的な知識やスキルを有することを証明できます。

またインテリア業界やその他の関連業界におけて、この資格の信頼度はかなり高いです。

そのため、取得すれば顧客や業者からの信用を得やすくなり、業務の成功に好影響を得られます

よってインテリアコーディネートの世界で活躍したいなら、取っておくのは非常におすすめです。

法律知識やプレゼンスキルも証明される

インテリアコーディネーター資格試験の出題範囲は以下の通りです。

<一次試験の出題範囲>

  1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること

  2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること

  3. インテリアの歴史に関すること

  4. インテリアコーディネーションの計画に関すること

  5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること

  6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること

  7. 環境と設備に関すること

  8. インテリアコーディネーションの表現に関すること

  9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること

<二次試験の出題範囲>

  • インテリア計画及びプレゼンテーションに関すること

このようにインテリアコーディネーター資格試験の出題範囲は実に幅広く、合格すれば様々な知識やスキルを証明できます。

それらの中には法律知識やプレゼンスキルなども含まれており、やはり顧客や業者に信頼感や安心感を持ってもらうのに有用な資格だと言えるでしょう。

開業や独立も狙える

インテリアコーディネーターの資格を、独立・開業に役立てることも可能です。

独立すれば、得意分野に特化して収入アップを狙ったり、より自由な働き方を実現できたりします。

書籍の執筆やメディア出演などでの活躍を狙うという選択肢もあります。

ただし、開業には仕事や収入が安定しなくなるなどのリスクもあるため、慎重な検討と十分な準備の上で挑戦するのがおすすめです。

経験や人脈がなくて成功した例もある

独立して活躍するには、豊富な実務経験や人脈が必要であると思われがちですが、インテリア業界での経験やコネがないところから成功を収めたインテリアコーディネーターもいます。

昨今はインターネットが普及しており、ホームページやブログ、SNSなどを駆使すれば、一から顧客を獲得していくことは十分に可能です。

もちろんいきなりそれを生業にするのはリスキーですが、例えば、主婦の方の副業であれば、大いに挑戦する価値があるでしょう。

なぜ無駄な資格と言われてしまうのか?

疑問を浮かべる男性

上述の通り、インテリアコーディネーター資格の取得にはメリットが多いです。

それにもかかわらず、「インテリアコーディネーターは意味ない」「取っても無駄」などと、資格の必要性や価値を疑問視する声もあります。

以下ではそうしたネガティブな意見が生まれる背景について解説します。

資格がなくても仕事はできる

インテリアコーディネーターは民間資格であるため、国家資格のように法律で定められた独占業務や独占的な名称はありません

そのため、有資格者が身につけているような知識やスキルがない素人でも、インテリアコーディネーターとして活動することは可能です。

このことが資格の必要性や価値を評価しない人が一定数存在する要因だと言えます。

しかし、インテリアコーディネーターの資格に意味がないわけではありません。

取得すれば、試験勉強を通じて業務に必要な知識やスキルを体系的に身に付けられますし、それらを客観的に証明することもできます

インテリアコーディネーターの資格は業界内での評価や信用を高める一助となり、品質の高いサービスの提供が期待されます。

よって無資格者に比べて、キャリアや就職・転職の場で有利に立てる可能性も高いです。

実務経験の方が大事

インテリア業界やその他の関連業界では、資格を有していることよりも、現場での経験の豊富さが重視されることが多いです。

そのため、インテリアコーディネーターを取得することが、必ずしもキャリアアップなどにつながるとは限りません。

しかし、資格を取得すれば、試験勉強を通して確実にスキルアップができるので、実務での活躍には直結するでしょう。

また資格を取ることが、就労意欲や努力の才能、行動力などのアピール材料になることも多いです。

さらに未経験からインテリアコーディネーターを目指す場合は、資格が大いに役立ちます

多少は経験の浅さをカバーすることもできますし、「働きたい!」という熱意を採用担当者に伝えることも可能です。

センスがない有資格者が多い

インテリアコーディネーターとして活躍するには、資格が証明する知識やスキルのほかにも、様々な能力が必要です。

例えば、努力やセンス、プロ意識、営業力、人脈などがなければ、資格を持っていても成功するのは難しいと言えます。

しかし、残念ながら資格はあるものの、そうした能力に乏しくて、十分な活躍ができていないインテリアコーディネーターも一定数存在します。

また資格にあぐらをかいて、スキルアップや知識の習得を怠っている人もいないわけではありません。

「意味ない」「取得しても無駄」といった否定的な意見は、そうしたインテリアコーディネーターに向けられたものである可能性もあります。

求人が少ない

「インテリアコーディネーター」という専門職に関する求人の数は少ないです。

そのため、インテリアコーディネーターの資格を取得しても食べていけないと誤解されることも珍しくありません。

しかし、インテリアコーディネーターの有資格者を対象にした求人はたくさんあります。営業や店舗スタッフをはじめ、色々な職場でインテリアコーディネーターが必要とされています。

またインテリアコーディネーターの資格を活かして活躍している人の数も多いです。

なお、インテリアコーディネーターは実務経験が重要視される職種なので、経験を積んでスキルを磨けば、数少ない専門職の求人でも内定を勝ち取れます。

インテリアコーディネーターの年収は平均以下?

ネットを調べると、インテリアコーディネーターの平均年収が400万円前後だという情報が見つかりますが、これは誤情報である可能性があります。

多くのサイトでは「賃金構造基本統計調査によると〜」といった文言が見られますが、賃金構造基本統計調査に「インテリアコーディネーター」という職種の区分はありません

また求人の給与から平均年収を算出しているサイトもありますが、それがインテリアコーディネーター全体の平均年収だと言うのには無理があるでしょう。

求人に掲載されている給与は入社したての新人がもらう金額であり、実際にはそれより高い給料をもらう場合も多いからです。

インテリアコーディネーターは意味ないのかまとめ

インテリアコーディネーターは意味ないのかまとめ

  • 業界では資格より実務経験が重視されることは事実
  • 取得すれば専門知識を体系的に習得できる
  • 顧客や業者からの評価も得やすくなる

インテリアコーディネーターは意味ない資格なのかについて解説しました。

結論を言うと、インテリアコーディネーターは決して意味のない資格ではありません。

第一にこの資格を取れば、インテリアコーディネートに必要な専門知識を、体系的かつ効率的に習得できることが魅力的です。

また上司や採用担当者、顧客、業者からの評価が得やすくなり、仕事での活躍に繋がります。さらに資格を活かして独立・開業を目指すことも可能です。

インテリア業界やその関連業界で働くなら、持っておいて損のない資格であるため、現在試験勉強をしている方は引き続き頑張ってください。これから取得を目指すのもおすすめです。

資格Timesは資格総合サイト信頼度No.1