インテリアコーディネーターの独立時の仕事とは?独立時の年収から詳しい方法まで解説

インテリアコーディネーターとして独立するメリットは?

インテリアコーディネーターとして独立する際には、どんな準備が必要なの?

このような疑問をお持ちの方も多いでしょう。

今回は、インテリアコーディネーターとして独立するときの手順や、独立するメリット、デメリットなどについて紹介します。

この記事を読み終える頃には、インテリアコーディネーターとして独立する際に必要な準備が分かるでしょう。

インテリアコーディネーターの独立についてざっくり説明すると

  • 独立することで自由な時間が増える
  • インテリアコーディネーターは人脈が大切
  • 独立することで経理管理の負担が大きくなる

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インテリアコーディネーターが独立した際の仕事内容

机に置かれたスケジュール帳とスマホ

インテリアコーディネーターは、住宅やオフィスなどの公共施設のインテリアについて、提案やアドバイスをすることが仕事です。

また、インテリアを提案する際は、クライアントの要望などを聞く必要があり、クライアントとのコミュニケーションを取ることも大切な仕事内容になっています。

インテリアコーディネーターとして独立して働く場合も、仕事内容は大きく変わりません。

しかし、企業でインテリアコーディネーターとして勤めていたときと比べ、独立して働く場合は、営業や経理などの仕事も一人でこなさなければならず、業務内容が増える可能性が高いでしょう。

更に独立後、従業員を雇う場合も面接も一人で行い、雇った後も従業員の育成などが必要になり、人を見極め育てる力も必要になってきます。

独立時の年収は大きく変改しやすい

貯金箱と積まれた小銭

インテリアコーディネーターとして企業で勤めている場合は、会社員なので基本的に勤めている企業から、安定した収入を貰うことができます。

しかし、インテリアコーディネーターとして独立して働く場合は、クライアントからの仕事が無ければ、収入を得ることができず、収入が不安定になります。

企業に勤めているインテリアコーディネーターと、独立して働くインテリアコーディネーターの年収を合わせた平均年収は419万円となっています。

419万円という平均年収は、日本のサラリーマンの平均年収が441万円であるため、インテリアコーディネーターの年収は少し低めになっています。

独立しても、インテリアコーディネーターとして実力があれば、クライアントから多くの依頼が舞い込み、高い収入が得られる可能性もあります。

独立の際のメリット

机に置かれたマグカップとパソコン

インテリアコーディネーターとして独立することで、収入が不安定になり、収入面で大きなリスクがあります。

しかし、独立して働くことで、たくさんのメリットもあります。

そこで、インテリアコーディネーターとして独立することで、得られるメリットを紹介します。

スケジュールを柔軟に管理できる

企業の一社員として働いていたときは、基本的には同じ時間に出勤し、残業が無ければ同じ時間に退社し、決まった勤務時間で働く必要があります。

しかし、インテリアコーディネーターとして独立した場合は、クライアントや仕事関係者とのアポイントメントが入っている時間を除けば、スケジュール管理は自分次第になり、自由な時間が増えます。

そのため、独立することで家庭との両立が出来たり、小さいお子様がいる家庭でも働きやすくなります。

また、自由な時間が増えることで、インテリアコーディネーターとして実力を身に付けるための勉強などに時間を費やすことができるため、スキルアップも可能になります。

自分の得意分野を仕事にしやすい

インテリアコーディネーターの仕事は、住宅や店舗など様々な場所でインテリアを手配する仕事であり、場所の規模も様々で仕事内容も多岐に渡ります。

そのため、同じインテリアコーディネーターの仕事でも、規模の大きさなど仕事内容によって、人それぞれ得意な分野が存在します。

企業で勤めている場合は、仕事を選ぶことは不可能ですが、独立することで、インテリアコーディネーターの仕事の中から、自分が得意な分野の仕事を選ぶことができます。

このように独立することで、時間や仕事内容など様々なことを自分で自由に選択することが可能になります。

メリットの反面デメリットも存在

電卓を担ぐ人

インテリアコーディネーターとして独立する際に生じるメリットを紹介しましたが、もちろん独立することでデメリットも発生します。

続いては、インテリアコーディネーターとして働く上で生じるデメリットを紹介します。

収入や仕事が安定しない

企業に勤めている場合は、基本給を貰える場合が多く、仕事の出来高に関係なく、安定した収入を得ることができます。

しかし、独立することで仕事の出来高が収入に直結するため、収入は不安定になります。

企業で勤めているときは、仕事を与えられて、こなすことが多いですが、独立すると自分で営業を行い仕事を取りに行き、仕事を依頼されなければ、収入を得ることができません。

そのため、営業を行う際には、報酬や仕事内容の交渉次第で利益が変わり、収入が大きく変動することになります。

経理管理の負担が大きい

インテリアコーディネーターの仕事は、契約をクライアントと交わし、契約が成立してから実際に手元に報酬が来るまでに時間がかかります。

そのため、収支管理を徹底しなければ、収入が減るだけでなく、家賃が払えず生活できなくなる可能性があります。

特に独立してすぐは、クライアントから仕事が依頼されても、報酬が入るまで時間がかかるため、独立する際には、ある程度の資金が必要になってきます。

出来るだけ収入を安定させるためにも、独立しても仕事を貰えるような人脈を作っておいたりと、独立前に準備することが大切になってきます。

インテリアコーディネーターとして独立するための手順

階段を上る人

インテリアコーディネーターとして独立することで収入が不安定になるというデメリットを紹介しましたが、このデメリットを最小限に抑えるためには、準備が大切になってきます。

続いては、インテリアコーディネーターとして独立するために必要な手順を紹介します。

しっかりと手順を踏み、独立に向けて準備することで生活できなくなるなどといったリスクを回避することができるでしょう。

資金をある程度確保しておく

インテリアコーディネーターとして独立する場合は、資金をある程度確保することが大切です。

自宅をオフィス替わりにして開業する場合は必要ありませんが、オフィスなどを借りる場合は、賃貸料備品代などが必要になってきます。

また、独立した際に他の従業員を雇いたい場合にも、従業員に払うお金などの人件費が必要になります。

このように独立してすぐの時期は、何かとお金が必要になってくるため、しっかり資金を貯めた上で独立することが大切です。

また、資金に余裕を持つことで、独立した後の自社の宣伝などにお金を使うこともでき、宣伝をしっかりと行うことで仕事の依頼が来やすくなるでしょう。

経験も併せて積む

インテリアコーディネーターとして独立する際には、実績が必要になってきます。

インテリアコーディネーターとして経験が浅い時期に独立しても、仕事の依頼が来ず、失敗する可能性が高くなります。

まずは、インテリアコーディネーターとして経験を積むためにも、住宅メーカーやデザイン事務所などでインテリアコーディネーターの仕事を学び、実力と経験を積むことが大切です。

特に、インテリアコーディネーターの業務に関する実践的な知識や実務経験を積むことで、インテリアコーディネーターとしての高い能力が身に付きます。

更に様々な企業でインテリアコーディネーターとして働くことで、様々な角度で経験を積むことができます。

インテリアコーディネーターとして独立したいならば、インテリアコーディネーターとしての高い能力を身に付け、様々な企業に転職しながら、実務経験を積むことが大切です。

円満に退職することが大切

インテリアコーディネーターとして独立する前に働いていた会社との関係性も大切です。

独立する際には、円満退社が理想です。

インテリアコーディネーターとして仕事を貰うには、良好な人間関係が大切であり、時にはコネが必要な場合もあります。

特に、インテリアコーディネーターとして独立したての時期は、新規のクライアントよりも以前の会社でもお世話になったクライアントから仕事を受注される機会が多いでしょう。

そのクライアントと良好な関係を築くことで、次の仕事にも繋がります。

つまり、以前勤めていた会社と良いお付き合いをすることで、その会社関係者のクライアントをゲットできる機会が訪れる可能性が高くなります。

会社を退職する際は、出来るだけ円満に行い、会社と良い関係を継続することを心がけましょう。

開業届を出す

インテリアコーディネーターとして独立する際には、開業届を出す必要があります。

開業届には、個人事業主と会社を設立する法人の2つがあります。

個人事業主と法人では、納める税金の種類が違ったり、確定申告の方法が異なったりと様々な面で違いが出てきます。

個人事業主と法人で開業届を出す場合、それぞれに必要な手続きを紹介します。

個人事業主の場合

個人事業主として手続きする場合は、「開業届の提出」と「青色申告承認申請書」の2つが必要になります。

確定申告には、青色申告と白色申告があります。青色申告は、帳簿を付けることが義務付けられており、少し面倒ですが、その分、白色申告では受けられない控除を受けることができます。

青色申告の場合は、申請書を提出する期限が決まっています。新しく設立した会社の場合は、開業日から2ヶ月以内となっています。

起業したばかりで、控除を受けるまでの収入が得られない場合は、青色申告する必要が無く、自動的に白色申告となります。

会社設立の場合

会社を設立して法人となることで、クライアントからの信頼を得やすく、所得税より法人税の方が安い場合が多く、節税効果があるなどメリットがたくさんあります。

しかし、手続きに関しては、個人事業主より必要書類が多く、登記書類の提出や資本金の払い込み、開業届、会社名の決定、定款を作成および公証役場での認証など様々な手続きが必要になります。

独立の際に注意すべきポイント

星を指さす手元

インテリアコーディネーターとして独立するには、どのようなことに注意しなければ、ならないのでしょうか?

インテリアコーディネーターとして独立し、成功するために必要なことも合わせて紹介します。

自分なりの営業方法を持っておく

インテリアコーディネーターとして独立し、営業を行い仕事を取ってくるためには、営業力を身に付ける必要があります。

営業を行う際は、作戦をいくつか用意することが大切です。

クライアントを獲得する際に、インターネット経由のみ、人からの紹介のみなどといった偏った営業は止めましょう。

また、営業する際は自分の強みを見せることが大切です。

他の会社との違いは何か、インテリアコーディネーターとしての今までの実績など、自分を売り込むことで契約に繋がる可能性が高まります。

自分はインテリアコーディネーターとして、どのような能力が高いかなど、自己分析をすることで独立後に上手く営業することが出来るでしょう。

強みを必ず見つける

インテリアコーディネーターの資格は、資格を所有している者だけが業務を行える医者や薬剤師などと同じ独占業務ではありません。

また、インテリアコーディネーターの仕事内容は、インテリアプランナーや建築士などの業務と重なる場合も多くあります。

更に、インテリアコーディネーターの認知度が低いため、インテリア関連の仕事をインテリアコーディネーターに依頼しようとならない場合もあります。

そのため、インテリアプランナーや建築士、他のインテリアコーディネーターと差別化する強みを見つけることが大切です。

この強みは、今までのインテリアコーディネーターとしての実績などを考慮して、自分の得意分野などから見つけ出すと、自分にしかない強みを見つけることができるでしょう。

仕入れ先や外注先を見つける

インテリアコーディネーターとして独立し起業する場合、仕事で必要になるモノは、自分自身で仕入れや制作作業を行う必要があります。

そのため、仕入先や外注先の確保が必須です。

また、信頼できる仕入先や外注先を確保することで、クライアントからの細かい要望に応えることができます。

仕入先や外注先との関係性を築くことも、インテリアコーディネーターとしての大切な仕事であり、他の競合店との差別化を図ることにも繋がります。

人脈を作ることが大切

インテリアコーディネーターの仕事は、先ほども紹介したように、良好な人間関係が仕事に繋がることが多くあります。

人脈を作るためには、ICの団体に加入することをおすすめします。

ICの団体は各地域に存在し、加入することでインテリアコーディネーターにとって有益な情報を入手しやすくなります。

また、ICの団体に加入することで、他のインテリアコーディネーターなどのインテリア系の仕事をする人との人脈を築きやすくなります。

知識やスキルを磨くことも大切

現代は流行などの変化が激しい時代であり、クライアントのニーズも変化しやすくなっています。

そのため、インテリア関係の商品や色味などの流行も変化が激しく、常に知識や情報をアップデートすることが必要になってきます。

インテリアコーディネーターとしての経験も大切ですが、今、何が求められているのかを理解することも大切です。

インテリアコーディネーターとしての仕事をする際は、今までの経験に捕らわれず、新しいモノに順応する能力も身に付けましょう。

ダブルライセンスも独立に有効

2冊のノートと鉛筆

先ほども紹介しましたが、インテリアコーディネーターは独占業務を持つ資格ではありません。

そのため、インテリア関係の仕事は、他のインテリア系の資格を取得していても、インテリアコーディネーターと同じ業務を行うことができます。

知識を増やし、自分自身の得意分野を伸ばすためにも、インテリアコーディネーターの資格だけでなく、インテリアプランナーなどのインテリア関係の資格を取得することもおすすめです。

更に資格を複数持つことで、自分の実績や能力だけでなく、知識量が多い事や複数の資格を取得できるような努力家であることが証明されます。

そのため、営業する際などクライアントに自分の実力や能力を資格取得と絡めることができ、アピールしやすくなります。

インテリアコーディネーターの独立についてまとめ

インテリアコーディネーターの独立についてまとめ

  • 独立することで収入が不安定になる
  • 独立する前に、ある程度の資金を確保することが大切
  • 複数の資格を保持することで営業の際にアピールポイントが増える

インテリアコーディネーターとして独立する場合は、収入が不安定になるなどといったリスクもありますが、努力次第では、収入が上がる可能性もあります。

更に独立することで、自由な時間が増え、自分の生活に合った働き方をすることができます。

このように独立することでのメリットもたくさんあります。

そんなインテリアコーディネーターになるために、通信講座などを利用しながら、インテリアコーディネーターの資格取得を目指しましょう!

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