インテリアコーディネーターの難易度はどれくらい?合格率や勉強時間などから考察!

「インテリアコーディネーターの難易度はどれくらい?」

「合格率や勉強時間などはどうなっているの?」

そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

人気のあるインテリアコーディネーターの難易度は高いのではないかと気になる方もいるでしょう。

ここではインテリアコーディネーターの難易度・合格率・勉強時間などを分かりやすく解説します!

インテリアコーディネーターの難易度についてざっくり説明すると

  • 難易度は比較的高く、合格までには300時間ほどの勉強が必要
  • 2018年度の合格率は23.8%であり、例年23%前後で推移している
  • 試験は1次と2次に分かれており、特に二次試験の対策が困難
  • 合格基準点は定まっていないが、おおよそ7割の得点で合格可能

インテリアコーディネーター試験の難易度は高い

難易度はどれくらい?

インテリアコーディネーター試験は、1次試験と2次試験に分かれております。1次試験と2次試験の両方を合算した合格率は、2018年度が23.8%です。合格率が20%台と低い数字のため、難易度は高くなっています。

試験の難易度が高い理由について、これから説明してきましょう。人気のあるインテリアコーディネーターの資格を受験する前に、現状をしっかりと把握しておくと良いです。

1次試験の範囲が広い

インテリアコーディネーター試験の難易度が高くなっている理由の1つとして、1次試験の範囲が広いことが挙げられます。

1次試験の合格ライン・合格点は正式に発表されていません。一般的に全体の約7割となっており、出題科目を平均的に勉強する必要があります。

以下が1次試験で出題範囲される9つの項目です。

  1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景
  2. インテリアコーディネーターの仕事
  3. インテリアの歴史
  4. インテリアコーディネーションの計画
  5. インテリアエレメント・関連エレメント
  6. インテリアの構造・構法と仕上げ
  7. 環境と設備
  8. インテリアコーディネーションの表現
  9. インテリア関連法規、規格、制度

1次試験では、インテリアコーディネーターの誕生・背景・仕事内容やインテリアの歴史・エレメント・構造・仕上げの知識が問われます。

また、インテリアコーディネーションの表現やインテリア関連の法規・規格・制度など現場で必要となる知識と、出題範囲はかなり広いです。そのため、全ての項目を完璧に覚えることはかなり難しいでしょう。

自分が得意な項目については高得点を目指して、理解を深めていきましょう。苦手な項目は6割~7割の正答率を目標にして1問でも多く解けるようにすると良いです。

勉強方法のコツとして、1つの項目に力を入れ過ぎずに広く浅く学んでいくことです。

2次試験は製図が大きな壁

2次試験の内容は論文試験と製図試験に分かれています。論文試験と製図試験は、勉強する準備内容が異なりますので、注意しましょう。製図試験はプレゼンテーションの中で行うため、難易度が高くなっています。

製図試験は専門知識が必要となり、知識を活かした応用力が求められます。まずは基礎の知識をしっかりと身に付けていき、実力を上げていきましょう。簡単には知識や能力が身に付きにくい点から、難易度が高くなっています。

インテリアコーディネーター試験の受験資格

インテリアコーディネーターの受験資格はなく誰でも受験が可能です。受験資格の制限がないため、受験のハードルが低くくなっています。

しかし、2次試験は1次試験に合格しなければ受験することはできません

また、1次試験に合格・2次試験が不合格となった方は3年間、1次試験が免除されます。この場合は2次試験から受験が可能になりますので、覚えておくと良いです。

難易度偏差値は53

インテリアコーディネーター試験の偏差値は53になっています。この数値を他の資格と比べてみると標準的なレベルと言えます。

決して簡単な試験ではありませんが、しっかりと対策を取ることで初学者からでも合格が狙える試験と解釈できるでしょう。

この偏差値は、様々な試験方式の資格の中での偏差値となっています。そのため、偏差値は参考程度にしておくと良いです。試験の中には、難易度がグッと上がる出題もあります。

難易度を他の視点から考察

新たな見方。

上記でインテリアコーディネーター試験の難易度・合格ライン・合格点・偏差値について解説しました。極端に難しい試験ではありませんが、2次試験の製図試験が合否のポイントとなります。

続いて、インテリアコーディネーター試験の合格率・受験者数・受験層を紹介していきましょう。また、試験に合格する勉強時間の目安も伝えていきます。

合格率は23%前後と低い

インテリアコーディネーター試験の一次試験と二次試験を合算した合格率は約23%です。

試験の合格率は、2019年度の25.1%が近年で最も高くなっています。5年間の合格率を平均すると数値は低いです。しかし、1次試験と2次試験で合格率を見ていくと大きな差が出てきます。

1次試験の合格率は30%前半で、2次試験が50%を超えています。試験勉強をしっかりと行っていれば十分合格は可能です。

合格ラインは決まっていない

インテリアコーディネーター試験の合格ライン・合格点は、はっきりとした数字が決まっていません。しかし、一般的に1次試験が全体の7割、2次試験も7割を解くことができれば良いです。

1次・2次の両試験とも正答率7割を超えるようにしましょう。

合格までには長期の勉強時間が必要

試験に合格するために必要な勉強時間は、初めての方で300時間です。

この時間を分けると1次試験に200時間2次試験が100時間となります。出題範囲の広い1次試験を勉強する時間が多くなるでしょう。

試験時間は受験する方によってそれぞれ異なるため、目安の時間より長くなる可能性もあります。勉強期間は1日1時間ずつ進めていくと、約10カ月ぐらいかかるでしょう。暗記する量が多いので、勉強時間は必然と増えていくのです。

男女別・年齢別合格者層

インテリアコーディネーター試験の年度ごとの合格者数・男性数・女性数は次のようになっています。

年度 合格者数 男性 女性
2015年 2063人 526人 1537人
2016年 2055人 532人 1523人
2017年 1931人 436人 1495人
2018年 2135人 516人 1619人
2019年 1896人 342人 1554人

次に2019年度の合格者の年齢層です。

年齢層 男性 女性
24歳以下 51人 278人
25~29歳 54人 341人
30~39歳 108人 496人
40~49歳 104人 332人
50歳以上 25人 107人

合格者数を男女別で見てみると、圧倒的に女性の合格者が多くなっています。また、年齢別ですと40代より若い年齢の合格者が多いです。

他のインテリア系資格と難易度を比較

他と比較する。

ここでは、インテリアコーディネーター以外のインテリア系の資格について解説していきます。他のインテリア系の資格を知ることで、受ける時に役に立つでしょう。

インテリアプランナー

インテリアプランナーとは、各生活様式に合わせたインテリア空間を高いレベルで提案するインテリア設計のスペシャリストです。

試験内容はインテリアコーディネーターと同じで、筆記試験と設計製図試験に分かれています。学科試験の合格率は6割~7割台と、合格しやすくなっています。

しかし、製図試験に関しては合格率が3割を切っており、グッと難しくなります。製図試験では高い実技レベルが求められるため、難易度が高くなっています。

インテリア設計士

インテリア設計士は生活者が安全で快適な住生活ができるように、計画・設計並びに生産・施工・監理する技術を身に付けています。

この資格は、家具を含めて室内全体の設計・企画・デザイン・施工を行います。幅広い知識・技術やコミュニケーション能力も求められる資格です。

仕事の範囲については新築・リノベーション問わず、住宅・商業施設・公共交通機関など多岐に渡ります。クライアントの要望から、自らのアイデア・技術・センスを発揮できる資格と言えるでしょう。

合格率は2級が約80%・1級で50%となっているので、難易度は低めです。

試験に合格するための勉強期間は2級が約3カ月・1級で3カ月以上が目安となっています。

受験資格は1級・2級のインテリア設計士とも、それぞれ条件があります。例えば、1級のインテリア設計士を受ける条件の1つとして「この種の大学を卒業後、1年以上の実務経験がある者」があります。

マンションリフォームマネージャー

マンションリフォームマネージャーはマンションの専有部分のリフォームにおいて、管理組合や施工者と協力しながら、居住者に付加価値の高いリフォームを企画・提供する仕事です。

試験内容は学科試験と設計製図試験に分かれており、受験資格の制限がなく誰でも受験が可能になっています。

2019年度のマンションリフォームマネージャー試験の合格者は129人で、合格率が31.1%です。難し過ぎる試験ではなく、しっかりと試験勉強を行えば合格できます。難易度は受験資格の制限もないため、高くないでしょう。

キッチンスペシャリスト

キッチンスペシャリストは、新築・リフォームなどの住まい手のニーズを受けて、快適で使いやすいキッチン空間を提案する仕事です。主に建築・リフォーム・インテリア・住宅設備業界で資格を活かすことができます。

試験内容はマークシートによる学科試験と記述式の実技試験になっています。2019年度のキッチンスペシャリスト試験は合格者222人で、合格率が31.6%です。さらに受験資格もないため、難易度は高くないでしょう。

照明コンサルタント

照明コンサルタントは、照明を学ぶことで住宅・店舗・事務所など日常生活に役立つ知識や照明計画・照明コンサルティングに必要な技術を身に付ける資格です。

資格を習得するためには、通信教育講座を受講することになります。照明に興味のある方なら誰でも受講が可能です。講座内のカリキュラムに定めた科目が合格点に達すれば,修了したことを証明する称号が与えられます。

また、上位資格として照明士もあり照明コンサルタントと同様で通信教育講座を受講するようになります。

照明コンサルタントの資格認定期間は5年間となっており、5年ごとにレポートの提出とスクーリングの参加で更新できます。

福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターは、高齢者・障がい者に対して住みやすく環境を提案する仕事です。医療・福祉・建築など幅広い知識を学び、様々な方と連携を取りながら適切なアドバイスを行います。

試験内容については3級の場合、マークシート形式で公式のテキストから出題されます。合格点は100点中70点以上となっており、2019年度の合格率が58.0%です。3級の難易度はあまり高くなく、受かりやすくなっています。

2級・3級の受験資格は特にありませんが、1級を受ける場合は条件があります。1級の受験する方は、2級に合格していなければなりません。

インテリアコーディネーターの人気の理由とは?

理由を探す。

インテリアコーディネーターは他のインテリア系の資格と比べて、受験者数が多くなっており人気の資格です。この資格の人気である理由はいくつかありますが、詳しく解説していきましょう。

顧客に信頼される

インテリアコーディネーターという仕事の認知度が高まり住空間にこだわりを持つ方も増えています。そのため、能力の高いインテリアコーディネーターをが求められるようになっているのです。

また、この資格を持っているかどうかを重視して、相談する相手を選ぶ方もいます。インテリアコーディネーターの資格をもっていることは、相手に安心感と信頼感を持ってもらえるでしょう。

就職・転職で使える資格

人気の高いインテリアコーディネーターですが、無資格者でも仕事ができます。そのため、競争率が高くなっているのです。

しかし、インテリアコーディネーターの資格を持っていれば、就職・転職の時に有利になります。書類選考の時には履歴書に資格を記載していれば、アピールポイントになるでしょう。

インテリアコーディネーターを募集する求人には、即戦力や資格保有者を求めている場合もあるので有利です。

インテリア全般の知識が広がる

インテリアコーディネーターの試験を受けることは、幅広い知識を得られます。独学で学習する場合は、勉強する内容に偏りが出てしまう可能性があります。

しかし、資格を取得する場合は平均的に学習するため、自然と様々な知識を得ることができます。こうして身につけた知識は、インテリアコーディネーターとして働く時に役立つでしょう。

また、試験に合格することで自分のスキルに自信がつき、仕事にも活かすことができるでしょう。

人脈を築ける

この資格を習得すると、社団法人インテリア産業協会が主催するセミナーや展示会の情報を手に入れることができます。セミナーやイベントに参加することで同業者との交流が可能になり、ネットワークを広げることができます

インテリアコーディネーターとして人脈を広がり情報交換するだけではなく、独立するきっかけにもなるでしょう。

インテリアコーディネーター試験は独学可能

可能か考える。 インテリアコーディネーターの資格は、適切な試験対策を行うことで独学での合格も不可能ではありません

独学で合格を目指す方に試験勉強のコツについて、基本事項をお伝えしていきます。

まずは学習スケジュールを立てる

インテリアコーディネーターの試験は年に1度、10月に行われております。今から勉強を始めようとする方は、試験日を逆算してスケジュールを立てていくようにしましょう。

勉強のスケジュールを立てる場合は、時間に余裕を持つようすることが大切です。新たな予定が入ったり、勉強が遅れた場合に時間の余裕を持っていれば修正も可能になります。

テキスト選びも重要なポイント

試験勉強をする時に使用するテキストは、自分の知識に合っているものや学習しやすいものを選びましょう。

しかし、初めて受験する方や全く知識が無い方はテキストを選ぶ時に迷うはずです。テキストを選ぶポイントは、簡単で見やすい参考書を使うように良いです。購入する時には、分かりやすい参考書かどうか、最新版であるか、を中心に確認しましょう。

1次試験は暗記が対策のカギ

インテリアコーディネーターの1次試験は範囲が広くなっており、暗記するのが大変です。

試験勉強の時は、最初に教科書を一通り読んで知識をつけましょう。教科書を読んでいく時には、時間をかけすぎず、まずは基本的な知識をなぞることを念頭に置きましょう。

その後、過去問や問題集を使ったアウトプットにより知識を定着させていきます。問題演習でミスをした箇所は、改めてテキストを読んで理解を深めると良いでしょう。

2次試験は製図を中心に対策

2次試験は論文と製図のプレゼンテーションとなっています。その中でも、製図を中心に勉強することが大切です。製図は2次試験を合格するカギになっています。

勉強方法は、テキストを読んで図面を真似していくと良いです。この勉強方法を何回も繰り返していき感覚を掴んでいきましょう。

インテリアコーディネーターの2次試験の論文に関してはテキストを中心に学習を進めて、要点を掴むことができるようにしましょう。

また、文章が苦手な方は、正しく覚えるように心掛けると良いです。何度も書いていくと正しい文章・言葉を覚えていくことができます。

インテリアコーディネーターのおすすめテキスト

インテリアコーディネーターの試験対策におすすめのテキストは、一次試験・二次試験でそれぞれ以下のものが挙げられます。

試験種 テキスト
1次試験 インテリアコーディネーター 1次試験合格教本 上・下巻
2次試験 インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の書き方
2次試験 インテリアコーディネーター2次試験 一番わかりやすい合格論文入門

「インテリアコーディネーター 1次試験合格教本 上・下巻」は、インテリアコーディネーターのテキストの王道的ポジションであり、多くの受験生に利用されています。

インテリアコーディネーター1次試験合格教本 第11版 上巻
3190円
インテリアコーディネーター1次試験合格教本 第11版 上巻
3190円
インテリアコーディネーター1次試験合格教本 第11版 下巻
3190円
インテリアコーディネーター1次試験合格教本 第11版 下巻
3190円

図を使った分かりやすい解説も多く、とっつきやすいことから人気を集めています。

「インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の書き方」は、二次試験で問われる製図の問題に重点をおいたテキストとなっています。

インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方 第4版
2750円
インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方 第4版
2750円

同様に「インテリアコーディネーター2次試験 一番わかりやすい合格論文入門」では、論文試験の対策が可能です。

インテリアコーディネーター2次試験 一番わかりやすい合格論文入門 第12版
2750円
インテリアコーディネーター2次試験 一番わかりやすい合格論文入門 第12版
2750円

このように、インテリアコーディネーター試験対策では出題内容別にテキストを使い分けることも多く、独学の場合もそれなりに教材費がかかるので注意しましょう。

試験対策には通信講座がおすすめ

インテリアコーディネーター試験の対策は、上記のテキストを用いて独学することも可能ではありますが、やはり短期間で確実に合格を目指すのであれば通信講座の受講を強くおすすめします

通信講座では市販教材よりも合格に特化した分かりやすい教材を得られるだけでなく、合格サポート体制も充実しているので挫折することなく勉強を続けることができます。

特に業界トップの知名度・信頼度を誇るユーキャンの通信講座であれば、一次試験対策から二次試験の製図・論文対策まで一貫してサポートしてくれます

受講生からの評判も良い大人気講座なので、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。

インテリアコーディネーターの難易度まとめ

インテリアコーディネーターの難易度についてまとめ

  • 合格率は23%前後と低い
  • 勉強時間の目安は300時間
  • 二次試験の受験資格は「一次試験に合格すること」
  • 独学の場合は複数の教材を用意する必要がある場合が多いので注意

インテリアコーディネーターの難易度・合格率・勉強時間について解説してきました。

人気のあるインテリアコーディネーターは、決して難易度の低い試験ではありませんが、初学者からでも十分合格を狙うことができます。

効率よく学べる通信講座等もあるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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