TOEIC初心者の勉強法とは?独学で満点をとる戦略やおすすめ参考書を詳しく紹介!

「TOEIC初心者でも独学が可能なの?」

「初心者のTOEIC勉強法のポイントは?」

こうした疑問を持っている人は、TOEIC初心者には特に多いのではないでしょうか?

TOEICのような英語の試験は受験者の英語の実力を点数で判定してくれるものですから、点数にこだわらないのであれば、独学での受験が可能です。

この記事では、独学や勉強法などで悩んでいる人のために、「TOEICを独学で満点をとる勉強法や戦略、おすすめ参考書」を紹介します。

TOEIC勉強法のポイントについてざっくり説明すると

  • 英語の学習を習慣化すると良い
  • 単語と文法を徹底的に学習するのが大事
  • インプットとアウトプットの繰り返しが基本

このページにはプロモーションが含まれています

初心者のTOEIC勉強法・ポイント

知ってる?

ここでは、TOEICの初心者が実践したい勉強補とそのポイントについて、詳細に解説します。

初心者はTOEICに特化しすぎない

TOEICの高スコアを目指して勉強に取り組む人は、次の点を大原則にしなければなりません。

一定の英語力がある人や英語の認定試験に慣れている人はTOEICに特化した勉強でも良いのですが、そうでない人は、まず基本的な英語力そのものを強化することです。

以降では、基本的な英語力を上げる勉強法について紹介します。

英語を習得する上で非効率

TOEICではL&Rテストが一般的ですから、「リスニング」と「リーディング」だけ強化すれば良さそうに思えます。

しかし、英語学習では「聞く・読む・話す・書く」の4つの技能を同時に鍛える方が、成果があがるのです。

人間の脳は、インプットだけよりアウトプットも繰り返す方が記憶を定着させることが、科学的に証明されています。

つまり、「聞く・読む」の勉強だけ頑張るのは、英語力を付けるうえでは非効率なのです。

初めての方が英語学習を習慣化するには

初心者が英語学習を習慣化するには、どのように取り組めば良いのでしょう。

次に、重要なポイントを2つ紹介します。

無理しない程度に勉強する

英語学習を習慣化する上で最も重要なことは、「無理をしないで、短時間でも毎日英語に触れること」と言えます。

つまり、1回当たりの勉強時間が長いことより、無理をしないで少ない時間でも毎日継続することが重要なのです。

3日に1回・3時間の勉強をするよりも、毎日1時間でも英語に触れ続ける方が学習効果を挙げます。

自分のレベルにあった勉強法

英語は積み重ねを求められる勉強なので、レベルに合わない勉強は、いくら続けてもほとんど意味がありません。

初心者がまず取り組むべきことは、基礎力(特に文法や単語)をしっかりと身に付けることです。

自分のレベルにあった英語の基礎力を身につけることは、最短で英語力を高めることにつながります。

英単語学習を徹底的に行う

英語の基礎力を身に付けることが最短で英語力を高めることは、すでに紹介したとおりです。

以降では、英語の基礎力を付けるための英単語勉強法について紹介します。

まず覚える単語数は約3,000語

まず覚えなければならない英単語は、『大学英語教育学会』作成の語彙表の最重要語3,000語です。

この最重要語の使用頻度はTOEICに出てくる全単語の92.3%、試験だけではなく日常・ビジネス英会話など全ての状況で使用される英語の80〜90%をカバーできます。

暗記すべき単語の選択方法

最重要語の3,000語をある程度覚えたら、この段階からTOEICに頻出する単語を覚えることで、さらに語彙を増やしていきます。

長文読解などの文章から重要な単語を自分で選び出して覚える、といったことは非現実的です。

ですから、TOEIC受験をめざしている初心者には、TOEICの頻出単語を集めた単語帳の使用をおすすめします。

単語を脳へ定着させるには

英単語を懸命に記憶しても、一般的には、24時間後に67%・6日後に75%・31日後に79%忘れます。

しかし、ウォータールー大学(カナダを代表する理工系の大学)の研究結果によれば、記憶後に次のような復習を3回行えば、記憶をほぼ100%維持できるのです。

●1回目:24時間以内に10分間・2回目:1週間以内に5分間・3回目:1カ月以内に2~4分間

つまり、タイミングの良い復習をすれば、単語を脳へ定着させられます。

単語集は定番の金のフレーズ

単語集でおすすめするのは、単語集のバイブルとも言える単語集のバイブルとも言える教材教材の『TOEIC L & R TEST 出る単特急金のフレーズ』です。

この単語集は、TOEICで満点を7回も取った著者が必ずTOEICで使われる単語だけをまとめた「TOEIC用単語集」で、次のような特長があります。

  • どこまで単語を覚えるべきかわかりやすい
  • 例文がシンプルなので効率よく覚えられる
  • 全単語やフレーズの無料音声付きのうえ低価格

英文法の基礎をしっかりと

英語力を身に付けるためには、最重要と言われる単語とともに文法を覚えることが必要です。

特にTOEICの受験を考えている人には重要で、リーディングのPart5、Part6では文法知識が問われますし、Part7の長文問題も文法の知識がなければ解けません。

そこで以降では、初級者におすすめの英文法の参考書を紹介しておきましょう。

初級者におすすめの文法参考書

英文法の学習は、中学・高校時代に学んだ英文法の復習から始めます。

教材は中学・高校時代の英文法の教科書か、『高校英文法をひとつひとつわかりやすく』という英文法の参考書がおすすめです。

この参考書は中学英語の復習から教えてくれるので、高校英語に不安がある人でも安心して勉強ができます。

また、豊富な練習問題が付いており、知識のインプットとアウトプットが可能です。

インプットとアウトプットの両方が必須

英文法に限らず、記憶したことを脳に定着させるには、インプットとアウトプットの両方が必要と言われています。

英文法の知識を参考書などでインプットし、演習などでアウトプットするのです。

アウトプットすることで理解していなかったことや誤って理解していたことが明らかになるので、それらを参考書で修正したうえであらためてインプットします。

このようにインプットとアウトプットを繰り返すことによって、正しい知識を定着させることができるのです。

英語脳を作るトレーニング戦略

英語を短期間で習得して自分で使えるようになるには「英語脳(英語回路)」が必要なことは、脳科学研究で明らかにされています。

英語を流暢に使えるようになるためには、この英語脳を作らなければなりません。

ネット上には英語脳を作るさまざまなトレーニング法が紹介されていますが、代表的には次の3つと言えるでしょう。

  • 日本語と異なる英語の語順に順応
  • 日本語に変換しないで英語のまま理解
  • 英語の独特な発音や音声変化を体得

次に「英語の語順に順応」について解説しておきましょう。

英語をそのままの語順で理解する

「英語をそのままの語順で理解する」とは、次の英文を聴いた場合、下表の1.のように受け止めて2.のままで理解することで、3.のような日本語の語順に置き換えて理解しないことです。

●The computer which my father bought for me was easy to use

項目 区分1 区分2 区分3
1,語順 The computer which my father bought for me was easy to use
2.英訳 ①コンピューターは ②父が私に買ってくれた ③とても使いやすい
3.和訳 ②父が私に買ってくれた ①コンピューターは ③とても使いやすい

Part別の初心者向けTOEIC勉強法

?

TOEIC(L&R)はリスニング(4つのPart:100問:約45分)・リーディング(3つのPart:100問:75分)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式のテストです。

以降では、このTOEICの「初心者向けPart別勉強法」について紹介します。

リスニングセクションの学習戦略

はじめに、リスニング・セクション(Part1~Part4)の学習戦略から解説しましょう。

TOEICリスニングの特徴

リスニングセクションにおける各パートの概要や出愛内容は、下表のとおりです。

パート 概 要 出題内容
Part1 写真描写問題 ・1枚の写真に対し、4つの短い説明文が1度だけ放送
・写真を最も的確に描写している説明文を選び解答用紙にマーク
Part2 応答問題 ・質問または発言に対し、3つの答えが1度だけ放送
・設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマーク
Part3 会話問題 ・1度だけ放送される2~3人の会話に関し、問題用紙に記載の4つの答えから最も適当なものを選び解答用紙にマーク
Part4 説明文問題 ・1度だけ放送されるミニトークに関し、問題用紙に記載の4つの答えから最も適当なものを選び解答用紙にマーク

リスニングの時間対策のコツ

リスニングセクションにおける各パートの時間配分は、下表のとおりです。

パート 問題数(問) 時間配分(分)
Part1 6 約3
Part2 25 約9
Part3 39 約17
Part4 30 約16

各パートの開始前には問題の説明と回答についての指示音声が流れますので、回答方法を知っている人は音声が流れている間に問題を先読みすれば、スコアアップにつながります。

単語の発音は必ず確認

単語を記憶する際に忘れてはならないのは、次の2点です。

  • 「単語」だけではなく、「英文」で記憶
  • 正しい「アクセント」で発音し、つづりを書きながら記憶

この取組みができれば、初心者であっても短期間で3,000語を記憶できます。

暗記するまでCDを聞いて音読

英語の学習法としておすすめは、もともと通訳訓練法に採用されている「シャドーイング」です。

CDなどを利用し、単語でも英文でも、ネイティブの発音・アクセント・リズムなどをそっくり真似て発音します。

これを、暗記するまで繰り返すのです。

このことで英語のスピードに慣れ、これまで聞き取れなかった単語や英文が分かるように英語脳が変化してきます。

リスニングは問題を先読み

「リスニングの時間対策のコツ」で紹介したとおり、リスニング問題を処理する場合は、問題の先読みが重要です。

リスニングでは各パートの開始前には問題の説明と回答の指示音声が流れますが、毎回ほぼ同じ内容ですから、この時間を利用して設問の先読みをします。

回答方法が分かっている人は、音声が流れている間に問題を先読みすれば、スコアアップにつながるのです。

TOEICリスニングが得意になる教材

TOEICのリスニング対策用の教材には、『TOEIC(R)テスト新形式精選模試リスニング2』をおすすめします。

この参考書はリスニング対策のエッセンスが詰め込まれた500問の演習ができるうえ、CD-ROM1枚とMP3音声無料DLが添付されており、TOEICのリスニングが得意になれる教材です。

なお、すべての設問には「正答率」が掲載されており、本番でのスコアも予測できます。

TOEICリーディングの勉強法

リスニングに続き、以降ではリーディングの勉強法について紹介します。

リーディンセクションの概要

リーディンセクションにおける各パートの概要や出愛内容は、下表のとおりです。

Part 概 要 出題内容
Part5 短文穴埋め問題 ・文章の空欄に入る最も適切なものを、4つの選択肢から最も適当なものを選び解答用紙にマーク
Part6 長文穴埋め問題 ・文章の空欄に入る最も適切なものを、4つの選択肢から最も適当なものを選び解答用紙にマーク
Part7 長文読解問題 ・いろいろな文書と設問を読み、4つの選択肢から最も適当なものを選んだり新たな一文を挿入する箇所を選んだりして解答用紙にマーク

リーディングのおすすめの時間配分

Part 問題数(問) 時間配分(分) 1問当たりの時間(秒)
Part5 30 10 約20
Part6 16 10 約37
Part7 54 55 約61

Part5・Part6は知識がなければ解けない問題が多いのでスピーディーに解き、Part7に時間を残しておくようにします。

長文読解は最初に設問を読む

Part7の「長文読解問題」を解く際に必ず実践したいのは、文章よりも「設問」を先に読むことです。

設問対象の長文を読む前に設問を読むことで、長文のどこを丁寧に読めば良いのかがわかります。

なお、Part7は傾向として長文と設問の順番が一致しており、設問が3つの問題なら設問1は文章の前半・設問2は中盤・設問3は終盤にヒントがあるケースが多いようです。

長文問題対策におすすめの問題集

TOEICリーディング対策用の問題集としては、『TOEIC®テスト新形式精選模試リーディング2』をおすすめします。

この参考書は、頻出パターンを網羅した500問が掲載されており、一冊やりきればリーディング問題のほぼ全てに対応が可能です。

また、セクションごとに時間配分や攻略法、学習ポイントなども掲載されていることから、初心者でも効率良くスコアアップを期待できます。

初心者から満点を狙う学習スケジュール

スケジュール

TOEICに特化した勉強がTOEICスコアをアップさせる勉強法と考えられがちですが、初心者の場合はTOEICに特化せず総合的に英語力を上げる学習をするのが一般的です。

これは、TOEICに特化した勉強を続けようとする人の多くが、最終的に英語を習得できないで勉強を辞めてしまうケースが多いことに因ります。

以降では、初心者でも最終的には満点を狙える学習スケジュールについて紹介しましょう。

①最初に公式問題集でレベルチェック

学習スケジュールを策定前には、現在の自分のレベルを把握し、目標スコアとのギャップを明らかにします。

このギャップを確認しなければ、どのようなステップで高スコアを目指すのか、そのためにどれ程の時間をかけて勉強する必要があるか、といったことは分かりません。

自分の現在のレベルを知る方法は、公式問題集を1度解き、自分の現時点でのTOEICスコアを把握することです。

②目標スコアと計画を策定

TOEICスコアを取得していない人がまず行うのは、公式問題を解いて現時点の自分のTOEICスコアの確認です。

次のステップとして、最初の目標スコアとそれを目指す学習計画を策定します。

最初の目標スコアは、確認できた現在のスコアに100点くらいプラスしたスコアで設定するのが一般的です。

なお、計画はまず1カ月ごとに大まかに策定し、次に直近2週間くらいの細かい計画を立てます。

③文法と単語をしっかりと固める

英語は積み重ね型の勉強なので、基礎が固まっていないとすぐに行き詰まってしまいます。

初心者がまず取り組むべきことは、基礎力(特に文法や単語)をしっかりと身につけることです。

英文法の学習は、中学・高校時代の英文法の教科書か『高校英文法をひとつひとつわかりやすく』という英文法のテキストの利用がおすすめです。

また、英単語は、『大学英語教育学会作成の語彙表』の最重要語3,000語をまず覚えます。

④実践演習で得点力をつける

英語の基礎力である文法や単語がしっかりと身に付くと、次にはTOEICの出題傾向に慣れるよう、実践演習に取り組みます。

その際に重要なことは、問題を解いたら自分の苦手なPartや不足していることを確認し、それらを克服するための勉強をすることです。

なお、実践演習に慣れてきたら実際の試験時間に合わせて問題を解くとともに、自分なりの時間配分を把握します。

⑤直前は公式問題集とリスニング

試験直前になると、次の2点をメインに勉強を仕上げます。

  • 公式問題集をもう一度解き、知識を盤石なものにすること
  • リスニングを続け、英語を聞き慣れた常態に維持すること

なお、これらに加えて試験直前に取り組みたいのは、試験当日と同じ時間帯に模擬試験を解いてみることです。

また、試験会場まで距離のある人は、会場までの時間を実測してみることも忘れないでください。

試験本番はミスがあっても落ち着いて

本番では、緊張して準備どおりに行かなかったり思わぬミスが出たりして、大勢の人がパニックに陥ります。

試験本番でミスがあっても切り替えて次の問題に集中することが必要ですが、現実にはそれほど簡単なことではありません。

「試験本番ではだれでもミスがでる・ミスがあってもスコアが低くなるだけ・試験には何回でも挑戦できる」といったことを受験前にしっかりと理解し、覚悟しておきましょう。

なお、パニックに陥りやすい人にとっての「薬」は、TOEICの受験回数を増やして場数を踏む以外にありません。

TOEIC初心者の一般的な勉強時間

時計

以降では、TOEIC初心者に必要とされる一般的な勉強時間について紹介します。

スコアを上げるのに必要な学習時間

Oxford University Press(オックスフォード大学出版局)が、TOEIC受験者を指導する講師向けに作成した「現状のスコアから目標スコア達成までに必要な学習時間の目安」をまとめたのが次の表です。

目標スコア
現在のスコア 350 450 550 650 750 850 950
250 200 425 700 950 1150 1450 1750
350 - 225 450 700 950 1225 1550
450 - - 225 450 700 975 1300
550 - - - 225 450 725 1050
650 - - - - 225 500 825
750 - - - - - 275 600
850 - - - - - - 325

初心者は公式問題集を解いて現在のスコアを確定し、目標スコアから必要な学習時間を算出します。

たとえば、現在の250点の人が450点にスコアアップするには、425時間の学習時間が必要です。

忙しい方は隙間時間を活用しよう

既婚者や仕事に就いている受験者が会社や家庭と調整をつけ、まとまった勉強時間を毎日確保するのは簡単なことではありません。

そうした人にとって必要なのは、隙間時間の活用です。

以降では、忙しい人の隙間時間の活用法について紹介します。

通勤・通学など移動中はスマホで

英語学習で一番大切なのは、「1回当たりの時間数よりも毎日継続すること」だと言われています。

隙間時間は1回当たりの時間は短くても毎日継続することから、蓄積されればかなりの勉強時間になるのです。

この隙間時間にスマホのアプリでリスニングなどの勉強をすれば、効率的な英語学習ができます。

ランチやお風呂の時間も

隙間時間は通勤時や通学時だけではなく、昼食後の休憩時間も隙間時間として単語などの暗記に利用できます。

さらに入浴時間も、覚えた英文を口に出したり防水仕様のプレイヤーで英語を聞いたり、といったことができるのです。

隙間時間をムダに過ごすのではなく、有効に活用することで勉強時間は確保できます。

就寝前は暗記事項を確認

ウォータールー大学の研究結果によれば、記憶したことを24時間以内に10分間復習すれば、その記憶をほぼ100%復活させられます。

その日に暗記したことを寝る前に確認の復習をすることで、記憶に残せるのです。

こうした復習をしないと、せっかく記憶をしても24時間後には67%、31日後には79%も忘れてしまいます。

TOEICは初心者でも独学が可能なのか?

独学

ここでは、初心者によるTOEICの独学の可能性について解説します。

初心者の独学が厳しい訳

TOEICではビジネスシーンの英語が中心ですが、独学の場合には、そうしたシチュエーションを再現することは困難です。

また、大学受験や他の英語の検定試験などで英語の勉強経験がないと受験対策の仕方がわからず、学習計画さえ立てられない可能性もあります。

こうしたことから、初心者の独学でのTOEIC受験は「不可能ではないが、非常に厳しい」というのが現実です。

独学で失敗する人によくある勉強法

独学で失敗するタイプで一番多いのは、モチベーションを保てずダラダラと勉強してしまうことです。

これは、独学のデメリットの1つとして挙げられることで、独学をする際には特に注意しなければなりません。

また、問題を解きっぱなしで復習しないのも、独学で失敗する人によくある間違った勉強法です。

記憶していない、誤って記憶していた知識を明らかにするために問題を解くのですから、解きっぱなしでは何の意味もありません。

TOEIC初心者におすすめの教材

教材

ここでは、TOEIC初心者におすすめの教材を紹介します。

なお、実際に教材を入手する場合は必ず手に取って内容を十分に確認し、納得したうえで購入してください。

公式問題集は必須

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9
3300円
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9
3300円

TOEICの公式問題の教材として、初心者には『公式TOEIC Listening & Reading問題集』をおすすめします。

この教材は、テストを開発しているETSが本番のテストと同じプロセスで作成した公式問題集です。vol.9が最新版となっています。

付属CDの音声に加え、特典としてリーディングセクションの一部の音声をスマートフォンやパソコンにダウンロードして聴けます。

TOEICの受験を考えている人には必須の問題集ですし、TOEICスコアを取得していない人には最初に自分の実力や出題形式などを把握する際に使える問題集です。

TOEICを初めて受験するなら

はじめて受ける TOEICテスト パーフェクト入門
2200円
はじめて受ける TOEICテスト パーフェクト入門
2200円

初めてTOEICを受験する人には、『はじめて受ける TOEICテスト パーフェクト入門』という参考書をおすすめします。

500〜730点を目指す人におすすめの内容で、スコアアップのための攻略法や学習法のほか、TOEICの試験形式を1から学べる参考書です。

単語・語句集の付録つきで、リスニング音声は付属のCD・リーディング音声はダウンロードできます。

この参考書は、TOEICだけでなく英語を学ぶ際に勉強全体に使える技術も記載されていることで、良書として高い評価を得ている要因でしょう。

アプリなら楽しみながら勉強できる

近頃は、TOEICもアプリを使って勉強できます。

TOEIC対策にアプリを利用することのメリットは、次の2つです。

  • 隙間時間を有効活用しながら対策できる:携帯アプリを使えば、通勤通学の電車の中でも会議や講義の待ち時間などでも、すぐ勉強を始められる。

  • 分野別に対策できる:「リスニングアプリ」「単語アプリ」と用途を絞っているアプリがそろっているので、特定の分野に特化して学習できます。

非常に多くのアプリがApp Storeなどで販売されていますが、中でも「スタディサプリのTOEIC対策講座」は、隙間時間でも基礎から本格的なTOEIC対策ができるため、特におすすめです。

スタディサプリの公式サイトはこちら

ベルリッツで自分のレベルに合した勉強をしよう

初学者の方は自分のレベルに適した学習を進められるベルリッツの講座がおすすめです。

ベルリッツのTOEIC対策講座は、個々の英語の能力と達成したい目標を把握し、それに応じた教育計画を提案しており、TOEICの準備に特化した、目標スコア550点、650点、750点を達成するための3レベルのコースを受講可能です。

また、学習者の進捗度に応じて英語スキルの定期的なチェックも実施しており、適切な時期にレベルアップするための調整を行っています。

このアプローチを通じて、学習者は自身の能力に合わない過度に困難な内容や、すでに学習した内容の無駄な繰り返しを避けることができるため、英語力をより効果的に向上させることが可能です。

ベルリッツの公式サイトはこちら

TOEIC試験の本質を知ろう

試験

ここでは、TOEICのスコアがどのようなものなのか、本質的な部分について具体的に紹介していきます。

目標スコア別の必要正答数

TOEICのリスニングとリーディングセクションにおける「スコアと必要とされる正答数の関係」は、下表のとおりです。

リスニング
セクション
リーディング
セクション
正答数(素点) 目標スコア 正答数(素点) 目標スコア
91~100 435~495 91~100 425~495
81~90 370~475 81~90 370~465
71~80 320~420 71~80 310~415
61~70 265~360 61~70 250~365
51~60 210~310 51~60 195~305
41~50 155~255 41~50 140~240
31~40 105~205 31~40 95~180
21~30 60~145 21~30 80~120
11~20 5~90 11~20 30~75
0~10 5~60 0~10 5~40

正答数(素点)が高いほど良いスコア(目標スコア)が出るのは間違いありませんが、正答数とスコアの関係は試験ごとに異なるため、この表はあくまで目安として捉えてください。

TOEIC点数別のレベル目安

ここでは、TOEICの満点獲得を目指してチャレンジを開始する初心者のために、TOEICのスコアごとにどのようなレベル目安なのかを紹介します。

400点以下は初心者レベル

400点以下のスコアでは、まだ、資格としてアピール出来ないレベルです。

英語の基礎ができていない状態ですから、まずは中学や高校レベルの単語や文法を復習することが必要と言えます。

英検の4〜3級程度の英語力で、英語の通常会話でも困難なのがこのスコアのレベル目安です。

500点は社会人の平均レベル

TOEICスコア500点は社会人の平均レベルと言われるスコアですが、近年、中途採用(転職)で求められているスコアは600点を超えています。

英検では3〜準2級レベルですが、文章や会話を理解するのにはまだ単語力や文法力が不足で、さらなる基礎力の勉強に加えてTOEIC用の学習が必要なレベル目安です。

履歴書に書くなら600点から

TOEICの社会人受験者の平均スコアが600点程度ですから、初受験者が目標とするスコアです。

600点は上場企業が社員に期待するスコアですし、履歴書でアピールができるようになるスコアでもあります。

英検の準2~2級レベルで、単語や文法の基本的な部分をほぼクリアしており、英語での平易な内容の説明であれば大筋を理解できるレベル目安です。

700点から評価される

TOEICスコア700点は、一般企業への就職や転職で英語力をアピールでき、ほとんどの企業でかなり評価されるスコアです。

英語を読んだり聞いたりして理解できるレベルですが、外資系企業を志望するには不十分と判断されるケースも見られます。

また、英検の2級〜準1級レベルですが、留学や英語でのリーダーシップや交渉力を求められる業務では、さらなるステップアップが必要なレベルです。

800点は英語力が高い

800点は、一般企業で高く評価されるだけではなく、外資系企業でも募集要件を満たすレベルです。

英検の準1級レベルで、英語での意思疎通や打ち合わせなどは十分にこなせます。

TOEICスコア800点以上の受験者は上位約15%の程度ですから、わが国における英語エリートと言えるレベル目安です。

900点はネイティブに近い

2020年10月のTOEIC試験で900点以上を獲得したのは全受験者のわずか5%程度で、コミュニケーション能力はネイティブに近いレベルです。

わが国のほとんどの企業で非常に高い評価を得られるレベル目安と言えます。

なお、スコアが900点を超えた企業人の場合は、満点を目指すよりも現場で実戦的な英語力を身につけることが重要になるようです。

TOEIC勉強法のポイントのまとめ

TOEIC勉強法のポイントについてのまとめ

  • 自分のレベルにあった無理のない勉強法で英語学習を習慣化
  • 中学や高校レベルの英文法の復習と約3,000語の英単語を記憶
  • インプットとアウトプット両方の繰り返しが必須
  • 英語を語順のまま理解するトレーニングが「英語脳」作りに最適

TOEICの初心者向けの勉強法について解説しました。

一般企業への就職や転職でTOEICのスコアで英語力をアピールできるのは、近頃は700点以上です、

TOEICの受験を考えている初心者は、この700点のクリアをまず目指すのが一般的といえます。

満点までは長い道のりなので、一日も早く勉強へ着手してください!

資格Timesは資格総合サイト信頼度No.1