TOEICが聞き取れない原因は?苦手を克服する勉強法からPart別対策法まで紹介
「TOEICが聞き取れない原因は?」
「苦手を克服する勉強法からPart別対策法は?」
このような疑問を感じている方がいるのではないでしょうか。
TOEICリスニングは、しっかりと聞き取って内容を理解しなければいけません。
この記事ではTOEICが聞き取れない原因や苦手を克服する勉強法からPart別対策法を紹介していきます。
読み終わった頃には、リスニング力を身に付けるための対策法までバッチリです!
TOEICで聞き取れないことについてざっくり説明すると
- 勉強時間が足りず耳が慣れていないのが主な原因
- TOEICリスニングは、試験時間が約45分間で100問が出題される
- ひっかけ問題にも対策を行う
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TOEICリスニングが聞き取れない原因
ここでは、TOEICリスニングが聞き取れない原因について見ていきます。TOEICリスニングで聞き取れないのは、どのような原因があるのか知っていきましょう。
TOEICリスニングの構成
TOEICリスニングは、試験時間が約45分間で100問が出題されます。
以下がTOEICリスニングの「概要」・「問題数」・「出題内容」です。
Part | 概要 | 問題数 | 出題内容 |
---|---|---|---|
Part1 | 写真描写問題 | 6問 | 1枚の写真に対して、4つの短い説明文から的確な描写しているものを選ぶ |
Part2 | 応答問題 | 25問 | 1つの質問・文章と3つの答えから、正しいものを選ぶ |
Part3 | 会話問題 | 39問 | 複数人の会話を聞き、4つの答えから正しいものを選ぶ |
Part4 | 説明文問題 | 30問 | アナウンスやナレーションを聞き、4つの答えから正しいものを選ぶ |
Part1からPart4の各項目で、概要や問題数が異なっています。この中でも、「Part3」の会話問題の問題数が多いです。
効率の悪い勉強法をしている
リスニングの勉強法にはコツがあるので、その方法を実行していくようにしましょう。もし、コツを掴むことができれば、苦手が克服できる可能性があります。特にスコアが伸び悩んでいる方は、コツを掴むようにしましょう。
しかし、このコツを知らずに非効率な勉強法をしている方が多くいます。例えば、英文の内容を理解しないまま、聞いている方が当てはまるでしょう。ただ英文を聞いているだけでは意味がありません。
これでは自分が発音できない単語を自覚できずに、音読が疎かになってしまいます。自らが発音できない単語を把握するようにしましょう。
勉強時間が単純に少ない
リスニングが上達するためには、耳で慣れる必要があります。ちなみに、リスニングは英語4技能の中で伸びるために最も時間がかかるのです。そのため、時間をかけて少しずつリスニングの能力を伸ばしましょう。
勉強法にはコツがありますが、地道に勉強を続けることが大事になります。しかし、勉強時間が足りていない方が多くいるのです。勉強時間の確保が難しい方は、通勤・通学中の隙間時間を使うと良いでしょう。
リスニングが苦手な方は隙間時間を上手く利用するようにして、勉強時間を増やしていきましょう。
リスニングが聞き取れない場合の対策法
続いて、リスニングが聞き取れない場合の対策法について見ていきます。もし、聞き取れない場合にどのような対策を取れば良いのか、知っておきましょう。
ひっかけ問題にも対策をしっかり行う
TOEICのリスニングには、引っ掛け問題が出題されることがあるので注意しましょう。
例えば、「workとwalk」「trackとtruck」など発音が似ている単語です。発音が似ている単語は、間違いやすいため注意すると良いです。
他にも提案で使われる「Why」「How」にも気を付けるようにしましょう。例えば、「Why don’t we take a break?」を訳すと「休憩しませんか?」となります。
リスニングの引っ掛け問題の対策を、事前に行っておきましょう。
リスニングで満点(全問正解)は狙うべき?
TOEIC900点以上を目標にしている方は、リスニングで満点を目指すと良いです。リスニングで満点を取ることは不可能でないため、積極的に狙ってみましょう。
もし、TOEIC900点以下の点数を目指す方は、「Part1」「Part2」で高いスコアを取れるようにすると良いです。一度に全てのPartを完璧にするのは難しいため、1つずつ高いスコアを取っていきましょう。
スコア別の目標正答数
以下がリスニングのスコア別の目標正答数になります。
リスニング目標スコア | 正答数 |
---|---|
475~495 | 96~100 |
435~495 | 91~95 |
405~475 | 86~90 |
370~450 | 81~85 |
345~420 | 76~80 |
320~390 | 71~75 |
290~360 | 66~70 |
265~335 | 61~65 |
235~310 | 56~60 |
210~280 | 51~55 |
TOEICスコア500点を目標にしている方は約6割、900点の方は9割以上を目指すと良いです。受験する方は自らの目標スコアを設定して、達成できるようにしましょう。また、目標スコアよりも少し高いスコアを目指しましょう。
TOEICリスニングPart別の解き方・コツ
次にTOEICリスニングのPart別の解き方・コツを紹介していきます。各Partごとに解き方やコツは異なっているため、それぞれに合った方法を覚えて学習を進めていきましょう。
全Part共通で指示文は聞かない
TOEICでは、各partの最初に指示文が流れるようになっています。しかし、内容に関しては類似しているため、試験前に公式問題集などで把握しておくと良いです。
試験当日は指示文が流れている間に、次の問題を読んでおくようにしましょう。少しの時間でも、有効的に使っていくとスムーズに問題が解けるはずです。試験の時は時間に余裕を持つようにしましょう。
Part1は頻出表現を暗記しておく
TOEICのリスニングPart1は、人物や風景の写真で頻出表現があるので暗記しておくようにしましょう。特に「across」「by」「behind」「next to」などの前置詞は必須のため、覚えておくと良いです。
Part1の問題を1問でも多く解けるように、しっかりと勉強をしておきましょう。ミスがないようにすると正答率も上がります。確実に解ける問題を増やして、スコアを伸ばしていきましょう。
Part2で把握しておきたいポイント
Part2では「5W1H」で聞かれる質問に対して、最初の疑問詞に注目しましょう。例えば、「Where」から始まる質問文の場合は、どこの場所か答えるようになります。質問ではどこを問われているのか、内容を把握しましょう。
また、「Could you」や「Shall we」など助動詞から始まる質問文の場合は「依頼」「提案」などの意味を持ちます。そのため、答え方が幅広くなるので、注意しておきましょう。
Part3は質問文を先読みする
Part3は、質問文の内容を事前に読んでおきましょう。これは試験で流れる内容から適切な情報を把握しやくなります。事前に質問文を読んでいる時に、キーワードにマークを付けておくと良いです。
質問文では、「会話の状況や概要」「登場人物の具体的な行動」「特定の発言の意図」「図表を用いたもの」の4種類を問われます。どの種類が出題されても良いように問題演習を行い、慣れておくようにしましょう。
試験当日、4つの種類に慣れていくとどの内容が出題されても対応できます。また、苦手な種類を作ららないように満遍なく勉強をすようにしましょう。
Part4は会話の種類を抑えておく
Part4はPart3と同じで、質問文の内容を事前に読んでおきましょう。また、試験で流れる内容の最初の方で会話の種類について触れているため、聞き逃してはいけません。
例えば、「Question 71thorough 73 refer to the following conversation.」です。
会話の種類では、「アナウンス」「スピーチ」「電話メッセージ」「ニュース放送」などがあるので、覚えておきましょう。また、どの種類が出題されても解くことができるようにすると良いです。
リスニングの苦手を克服するTOEIC勉強法
次にリスニングの苦手を克服するTOEICの勉強方法を紹介します。苦手を克服したい方がどのよう勉強をすれば良いのか、見ていきましょう。
基本的なリスニング力をつける
リスニングを克服したい方は、基本的なリスニング力を付けるところから始めます。いきなり、応用の問題を解くことはできないため、基礎から学んでいくと良いです。
基礎の部分を固めていくことで、リスニングに対しての苦手意識がなくなっていきます。これは、勉強を進めることで理解できるようになるからです。基本の部分を理解して、次々と難しい問題が解けるようにしましょう。
最初から応用の問題を解かずに、基礎から確実に勉強を進めると良いです。基礎が固まってきた方は、応用問題を少しずつ解いていきましょう。問題が解けるようになると、自信が付いてくるはずです。
習慣的にコツコツ聴き続ける
リスニング力を身に付けるためには、一定の勉強時間が必要になります。早くリスニング力を身に付けたい方も、近道がないことを覚えておきましょう。毎日、コツコツと勉強を進めていくことが大事です。
例えば、「通勤」「通学」「家事」などの時間を使って、少しの時間でも英語を聞くようにすると良いです。毎日英語に触れていくことで少しずつリスニング力が身に付いていくでしょう。
語彙力・文法知識は欠かせない
TOEICの英語4技能の全てに共通していることですが、リスニングの際には「単語」と「文法知識」をしっかりと覚えている必要があります。もし、試験中に分からない単語や文法があると、内容を理解することできません。
リスニング力を身に付けるためには英語を聞き取ることも大事ですが、前提として「語彙力」「文法知識」が必要となります。そのためにも、日々勉強を積み重ねていきましょう。
地道にディクテーションに取り組む
「ディクテーション」は、聞き取った英文を書き取ることです。これは同じ英文を何度も聞く必要があるため、一定の時間がかかるでしょう。しかし、リスニング力は確実に身に付く勉強法になっています。
英文を聞き取って書き取ることで、「a」「an」「the」などの冠詞や「in」「at」などの前置詞の部分まで分かるようになるでしょう。最初は聞き取るだけで大変なはずですが、慣れてくると細かい部分まで分かります。
問題演習でひたすら慣れる
リスニングが苦手な方は、基礎的なリスニング力を身に付けていきます。基礎の部分を身に付けることができれば、次のステップに向かいましょう。それは、TOEICのリスニング問題集で問題形式に慣れていくことです。
TOEICの問題形式に慣れていく時には、しっかりと復習をしていきましょう。ただ、問題形式になれるだけではなく、復習をすることで基礎が固まってきます。
会話の流れをある程度予測しよう
リスニング力を身に付けるために、問題演習を解いていきます。この問題演習を解くことで、会話の流れが予測できるようになるのです。
ちなみに、完璧に会話の流れが分からなくても、問題ありません。会話の内容がある程度、予測できるように良いです。また、英文の始めの副詞はヒントになるため、注目しましょう。
例えば、「Unfortunately」があれば、自分や相手の希望に反する内容になると予測ができます。
リスニング力を伸ばす音読練習法
リスニング力を伸ばすためには、音読練習法が良いです。
ここでは音読練習法について理解を深めていきましょう。
まずはリピーティング
リスニング力を伸ばすためには、「リピーティング」をすると良いです。この「リピーティング」とは、音声を1文ずつ止めて教材を見ながら発音していくことです。
これを行うことで、単語の発音を1つずつ確認していきネイティブな発音ができるようになります。単語を1つずつ確認することで、苦手な部分が克服できるでしょう。
英語力に自信がある方は教材を見ずに、正しい音声ができるのか試してみると良いです。途中で分からなくなった場合は一度止めて、しっかりと確認しましょう。
オーバーラッピングもおすすめ
「オーバーラッピング」とは、教材を見ながら流れてくる音声と同じタイミングで発音する方法です。
同じタイミングで発音することで、リズムや速さに慣れることができます。さらに英語のリズムや速さを身に付けることも可能です。
ただ、1度では完璧な英語を発音することは難しいでしょう。そのため、何度も繰り返していくことが大事になります。
慣れたらシャドーイング
「シャドーイング」とは、音声を追って発音をしていく方法です。この方法をする時は、教材を見ながら行っていきましょう。慣れてきた方は、教材を見ずに発音していくと良いです。
ちなみに「シャドーイング」は、集中して音声を聞く必要があります。最初は相当大変ですが、確実にリスニング力が身に付くでしょう。
音読をする際のポイント
続いて、音読をする時のポイントについて紹介してきます。文章を声を出して読んでいくことは大事ですが、コツがあります。ただ、文章を読むだけでは効率的にリスニング力を身に付けることはできないでしょう。
効率的にリスニング力を身に付けるように、ポイントを押さえていきましょう。
始めは低速で精読しよう
英語が苦手な方はネイティブのスピードに合わせる必要はありません。もし、スピードを合わせたとしても、内容が聞き取れずに意味がないです。
勉強を始めた当初は低速に設定して、丁寧な精読をするようにしましょう。
状況をイメージしながら行う
全Partの中でも「Part3」・「Part4」は、他の人と会話するなどイメージをしながら勉強を進めていくと良いです。勉強をする時に状況をイメージすることで、内容がより理解できて、能力が身に付きやすくなるでしょう。
暗唱できるくらいまで繰り返す
音読をする場合、繰り返して行うことが大事になります。しかし、音読をどこまで繰り返すれば良いのか、分からない方が多くいるでしょう。
目安としては何も見ることなく、暗唱できるようになるまで続けると良いです。何度も音読をしていると徐々に内容を覚えてきます。
TOEICリスニングのおすすめ対策本・通信講座
ここでは、TOEICリスニングのおすすめの対策本や通信講座を紹介していきます。勉強する際にどのような本や通信講座が良いのか、見ていきましょう。
公式問題集は必須
新形式問題にも対応した公式教材で、1番信頼のおける1冊です。これは、本番と同じプロセスで問題を作成しています。スピーカーも公式の方が作っているため、本番の雰囲気を感じることができます。
また、スコアの目安が分かるようになっているので、便利です。
初心者におすすめの参考書
累計80万部を突破した有名な講師・関正生さんが著者で、TOEIC満点の秘訣を教えてくれます。各Partの「特徴」・「傾向」・「対策」まで書かれており、全体をしっかり勉強した方におすすめです。
この本では、「聞き取りのコツ」などの重要なポイントを紹介しています。
さらにスコアを伸ばしたい方は
990点の講師が最新の500問を選んでおり、どのような問題でも対応できるようになっています。この本には、本番で予想される問題を5回分の模試にまとめているのです。
優秀な講師が全ての問題において、正解への手順と考え方を説明してきます。さらに、スコアアップするための「戦略」と「ポイント」を押さえているのです。
Part別対策なら「究極のゼミ」「特急」シリーズ
次にPart別の対策として、「究極のゼミ」「特急」シリーズを紹介していきましょう。自らが苦手なPartを対策したい時に、参考になるはずです。
Part1&2で完璧を目指すなら
この本ではスコアアップを目指して、全体が聞き取ることができる英語力を身に付けられます。
Part1とPart2は受験者の実力の差が出やすくなっており、しっかりとした対策が必要です。全体を聞き取って、内容を理解するようにしましょう。
Part3&4でも高スコアをとるなら
Part3とPart4、でスコアを伸ばしたい方におすすめです。この本では人気の講師・早川幸治さんが問題パターンを把握しており、「練習問題」・「トレーニング」が充実しています。
ベルリッツの通信講座で効率的にスコアアップ
プロの講師からの指導でTOEICスコアを効果的にアップさせたい方はベルリッツがおすすめです。
ベルリッツのTOEIC準備コースは、550点、650点、750点の3つの目指すスコアに応じてレベル別コースを提供しており、これによって全ての学習者が現在の英語力と目標スコアに最適なコースを選択することができます。
加えて、各学習者の英語能力と目標に合わせてカスタマイズされた学習計画を作成し、無理なく学習を進められるようサポートてくれるため、学習者はモチベーションを途切らすことなく、学習を進められるでしょう。
このようにベルリッツのTOEIC対策講座は、学習者が自分のペースで目標に向かって着実に進むことができる環境を整えており、スコアアップを効率的に目指すことが可能です。
勉強をする上で大事なこと
TOEICリスニングは、英語に慣れていくことが大事です。毎日、英語を聞いていると自然と慣れてくるでしょう。もし、リスニングが苦手な方は基礎から勉強を重ねていくと良いです。
リスニングが苦手な方は基礎から固めていき、1つずつ単語や文法を覚えていきましょう。基礎ができた方は応用の問題に挑戦して、少しずつ難易度の高い問題を解くと良いです。
勉強を進めていく上で、着実に理解を深めていくことが大事です。もし、練習問題を解いていた時に分からない単語や文法があった場合は、勉強し直しましょう。
そして、苦手になる部分を作らないようにすると問題が解きやすくなるはずです。
リスニングを得意にしたい方は分からない部分を作らずに、1つずつ単語や文法を覚えておきましょう。最初は時間がかかりますが、慣れてくると学習スピードが上がってきます。
本番で自らが目標とするスコアが取れるに日々勉強をしていきましょう。
TOEICの勉強法についてまとめ
TOEICの勉強法についてまとめ
- 基本的なリスニング力をつける
- Part1は頻出表現を暗記する
- 勉強法として「リピーティング」「オーバーラッピング」もおすすめ
この記事では、TOEICが聞き取れない原因はや苦手を克服する勉強法からPart別対策法まで紹介してきました。
TOEICリスニングの対策としては、基本的なリスニング力を身に付ける必要があります。
また、日頃から英語に慣れておくことが大事になるのです。
各Partの対策をして、スコアを伸ばすようにしていきましょう。