ネットマーケティング検定ってどんな資格?評判や公式問題集での勉強法まで全て解説!

「ネットマーケティング検定ってどんな資格なんだろう?」

「どのくらいの難易度で、どのような勉強をすれば良いんだろう?」

このようにネットマーケティング検定のことが気になっている方はいませんか?

ネットマーケティング検定はインターネットの発達とともに人気が高まっています。公式テキストや問題集を勉強するだけで合格を目指せるため挑戦しやすい資格と言えます。

そこで今回はネットマーケティング検定がどのような資格かを紹介しながら、合格率や難易度、勉強するメリットや評判などを詳しく説明します。ネットマーケティング検定について知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。

ネットマーケティング検定についてざっくり説明すると

  • 2012年から実施されていて、6,000人以上が受験している
  • 受験資格がなく、15時間ほどの勉強で合格が目指せるため挑戦しやすい
  • マーケティング知識を基礎から体系的に学びたい方におすすめ

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ネットマーケティング検定ってどんな資格?

積まれた本 まずはネットマーケティング検定がどのような検定なのか、しっかり確認しておきましょう。

ネットマーケティング検定とは

「ネットマーケティング検定」は2012年から実施されている検定ですが、インターネットの発達やウェブを中心としたネットワーク活用のニーズの高まりとともに、年々注目度が上がっています。

ウェブ関係の検定や試験には開発者向けのものが多いですが、ネットマーケティング検定はビジネスの企画や立案にも生かせるマーケティングサイドの検定です。インターネットを活用してマーケティングを行うために必要な知識を学びます。

例えばネットを活用した新規顧客の獲得や既存顧客の維持による売上の拡大、自社と市場の関係や接点を構築のほか、顧客満足度の向上や業務の効率化の効率化など、インターネットマーケティングに関して幅広い知識が得られます。

ネットマーケティング検定の主催は?

ネットマーケティング検定を主催している株式会社サーティファイは、ほかにもソフトウエア活用能力や情報処理能力など、ビジネスシーンで活用できるスキルを認定する検定を数多く実施しています。

試験の公平性と客観性を保ってクオリティを維持するために、分野ごとに第一線で活躍している専門家で認定委員会を組織し、専門家や識者が認定した資格を提供しています。ネットマーケティング検定は「ウェブ利用・技術認定委員会」が実施しています。

株式会社インプレスや株式会社ジャストシステムが後援していることからも、注目度の高さがうかがえます。

ネットマーケティングはスマホの普及で注目される

ネットマーケティング検定の累計受験者数は6,700人以上にも上ります。

スマホの普及により、SNSやインターネットは人々にとってさらに身近な存在となりました。これに伴い、インターネットに関連したビジネスに挑戦したいと考える人も増加しています。

最近はネットマーケティングを基礎から学びたい人も増えているため、ネットマーケティング検定の人気もますます高まっています。

ネットマーケティング検定の難易度

勉強する男性 実用的で人気のあるネットマーケティング検定ですが、難易度はどのくらいなのでしょうか?

ネットマーケティング検定の試験範囲と出題形式

ネットマーケティング検定の試験項目は大きく分けてインターネットマーケティング総論、インターネットマーケティング各論、関連知識、事例問題の4つに分かれています。

試験は4択式のマークシート方式で、基本問題30問と事例問題10問の計40問が出題されます。試験時間は80分間です。

各項目の具体的な内容は以下の表の通りです。

大項目 中項目
インターネットマーケティング総論 概論
インターネット技術概論
インターネットマーケティング各論 総論
リサーチ
PR・ブランディング
広告
インターネット販売
効果測定
関連知識 外注管理
ポリシー
関連法規
コンプライアンスとCSR
事例問題 事例問題

ネットマーケティング検定の合格率・合格ライン

ネットマーケティング検定は70%以上の得点率が合格ラインで、合格率は70%程度です。資格の有効期限はありません。

公式ホームページに掲載されている勉強時間の目安が15時間となっていることからも、難易度が非常に低く易しい検定だと言えます。

公式テキストや問題集を中心にしっかり勉強すれば、だれでも十分に合格が可能な程度の難易度です。

どんな人におすすめ?

ネットマーケティング検定を特におすすめしたいのは、マーケティングの中でもインターネットマーケティングを中心に学びたい方や、マーケティングの知識を体系的に学びたい方です。

ネットマーケティング検定はウェブマーケティングに必要な知識を基礎から学ぶ内容になっているため、これから勉強を始めたい方にもぴったりです。

また基礎的な内容なため、自身の業務には直接関係がないものの仕事でマーケティング担当の方とやり取りがあり、マーケティング職の方が普段どのような業務を行っているのかを詳しく知りたい方にもおすすめです。

ネットマーケティング検定の勉強法

パソコンと問題集で勉強する人 ここからはネットマーケティング検定に合格するための勉強法について紹介します。公式テキストや問題集が出版されているため、独学で合格を目指せます。

ネットマーケティング検定は独学で対策!

ネットマーケティング検定は受験するために講座の受講をしなければいけない試験ではないため、独学での取得を目指す方がほとんどです。

先述の通り、公式サイトに勉強時間の目安が15時間と記載されているくらいの難易度です。仕事や家事などの空き時間を利用して勉強すれば、合格にたどり着けます。

1日1時間勉強すれば約2週間、1日30分の勉強でも1カ月ほどで学び終える計算になります。

おすすめは公式問題集

ネットマーケティング検定は公式テキストが販売されています。独学で試験に臨むならこの公式テキストを購入して、しっかり勉強しましょう。

ネットマーケティング検定の試験問題はほぼ公式テキストから出題されるため、公式テキストの内容を中心に押さえておけば合格できるはずです。

公式テキストのページ数は約350ページとボリュームがありますが、読みやすい内容になっているので抵抗感なく勉強に取り組めます。実際に公式テキストを使った方の評判を見ても「読みやすかった」「読んでいて面白かった」という声が多いです。

過去問が公式問題集で出ている

ネットマーケティング検定は過去問題集も公式から販売されています。過去問題集を使えば公式テキストの中でも特に重要なポイントや頻出問題を把握しやすくなるため、活用することをおすすめします。

実際に過去問題集を使って勉強した方の評判を見ると「解説が分かりやすかった」「オンラインで模擬試験を受けられて良かった」「少し癖のある出題のため、過去問題集は必要」という声がありました。

過去問題集には過去4回分の試験問題が正答と解説付きで掲載されています。 公式テキストと過去問題集を合わせて勉強することで確実に合格を狙いましょう。

ネットマーケティングの勉強をするメリット3選

両手を上げる女性 ここまでネットマーケティング検定の詳細や難易度について紹介してきました。ここからは実際にネットマーケティングの勉強をするメリットについて見てみましょう。

資格取得で現在のネットマーケティング事情に詳しくなる

先述の通り、ネットマーケティング検定はウェブマーケティングについて分かりやすく体系に学べます。そのためマーケティングの知識がまったくない方でも現在のネットマーケティング事情を知ったり、基礎知識やサイト構築などのノウハウを手に入れたりできます。

また実際に現在マーケティングを行っている方でも、ネットマーケティング検定の勉強で新しい知識が得られたり、実践と学習の差に気づいたりすることがあるので、勉強する価値はあるはずです。

ただしネットマーケティング検定の内容はすべての状況で有効というわけではありません。試験では正解だった答えが実際の現場では不正解という可能性もあるため、選択肢の一つと考えて柔軟に取り入れましょう。

転職における評判は?

ネットマーケティング検定に必要な勉強時間の目安から見ても、難易度が高くない資格だと分かります。そのためこの資格を持っているからといって、就職や転職において必ずしも有利に働くほど評判が良いわけではありません。

しかし資格を持っているということは合格に必要な知識を持っているという証明になるため、無資格者より有利に働く可能性は十分にあります。 前向きに勉強しているアピールにもなるため、初めの印象を良くすることができるはずです。

ネットマーケティングはこれからも伸びる!

ネットの普及に伴い、ネットにおけるマーケティングもますます重要になることが予想されます。会社などにおいても、実際にネットマーケティングに関係する業務を行う方だけでなく、業務外の方も教養として身につけておくと良いでしょう。

特に業務上でマーケティング部門の担当者と接することが多い方は、相手の話を理解しやすくなることで話が通じやすくなるためおすすめです。

ネットマーケティング検定の試験日程・会場・申し込み方法

パソコンを操作する女性 ネットマーケティング検定の受験を目指すなら、試験頻度や申し込み方法を確認して計画的に勉強に取り組みましょう。

ネットマーケティング検定の基本情報

ネットマーケティング検定の実施予定月と実施予定会場は以下の表の通りです。

実施予定月 7月、2月(年2回)
実施予定会場 札幌、東京、名古屋、大阪、福岡(5都市)
申し込み締め切り 試験実施日の約3週間前まで

2020年度のネットマーケティング検定は2020年7月19日(日)と2021年2月14日(日)に予定されています。

7月19日はすでに実施されているため、次の試験予定日は2021年2月14日(日)申し込み期間は2020年7月20(月)から2021年1月24日です。

ネットマーケティング検定の申し込み締め切りは、試験実施日の約3週間前までとなっています。申し込み忘れがないように気をつけましょう。

ネットマーケティング検定に受験資格はある?

ネットマーケティング検定には受験資格がないため、年齢や職歴に関係なく誰でも受験できます。受験するためになにかの講座を受講する必要もありません。

勉強時間がそれほど必要でなく難易度も高くないうえに、受験資格がないことでさらにハードルが下がるため非常に受験しやすい試験だと言えます。マーケティングに興味関心があるなら受験してみるのもおすすめです。

ネットマーケティング検定の申し込み方法

ネットマーケティング検定の申し込みはホームページから行えます。まずユーザー登録を行ってマイページを作成する必要がありますが、試験が終わってから郵送で試験結果が送られてくる前に合否速報のチェックできます。

マイページでは受験履歴や支払い記録を保管でき、申し込み履歴の確認ができます。

ネットマーケティング検定の受験料は6,000円(税込) で、支払方法はクレジットカード・銀行振込・コンビニエンスストアから選択できます。

団体で受けたいときは?

団体受験を希望する場合は自らが設置、所有する施設を試験会場として申請します。大学などの教育機関や企業などが認定試験会場として認められれば、実施団体の都合に合わせて自由に試験日時を設定できる特典が認められる可能性があります。

団体受験会場の場合は受験申込時の受験料とは別に、1試験1回につき受験申込手続料2,240円が必要になります。

団体割引が適用されることもありませんが、わざわざネットマーケティング検定の実施予定場所に行かなくても受験できるため、団体で受験するなら活用する価値があります。

ネットマーケティング検定と合わせて取りたいおすすめ資格

ノートに記入する手 ネットとパソコンが普及している現在、ネットマーケティング検定以外のコンピューター系の資格を取得するのもおすすめです。

MOS

MOSとはエクセルやワードなどのマイクロソフトオフィス機能に対して、どのくらいのスキルを持っているかを客観的に証明できる資格です。知名度が高いため、就職や転職の際も評価されやすいというメリットもあります。

いくつかの科目やレベルがありますが、いずれも会社でパソコンワークをする際に役立つものばかりです。

一般的に使われる文書作成のワード、表計算のエクセルのほかに、プレゼン資料を作成する「パワーポイント」やデータベースを管理する「アクセス」などがあり、それぞれのソフトについて実用的な技能が習得できます。

p検定

P検もパソコンスキルを測る試験ですが、ひとつのソフトごとに取得するMOSと異なり、パソコンの活用技術を総合的に学びます。

初心者レベルの5級からプロフェッショナルレベルの1級まで、さまざまなレベルがあるため、自分の実力に合わせて受験できます。

若い受験者が多いのもP検の特徴のひとつ。ワープロや表計算のような事務作業に特化したスキルだけでなく、タイピングやコンピュータ知識、情報モラルやICTを活用した問題解決などのパソコンに関する基礎的な内容を浅く広く学べます。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定はネットワークエンジニアの技能を認定する資格です。エンタープライズやコラボレーションなど分野ごとに分かれているため、職務や業界に合わせて適切な試験を選べます。

主に学生やエンジニア、ソフトウェア開発者などが、それぞれの業界で重視される業務を成功させるために必要な知識とスキルが得られることを目的とした試験です。

シスコ技術認定は5つのグレードに分かれていますが、その中でもっともポピュラーで受験者数が多いのはアソシエイトレベルに属する「CCNA」 です。

ネットマーケティング検定についてまとめ

ネットマーケティング検定についてまとめ

  • ネットマーケティングの基礎を体系的に学べるため、スマホやインターネットの普及に伴って人気が高まっている
  • 合格率70%、勉強時間の目安が15時間程度で受験資格も不要のため挑戦しやすい
  • 必ずしも転職で有利に働くほど評判の良い検定ではないが、Webマーケティングについて体系的に学べる

ネットマーケティング検定はスマホやインターネットの普及とともに人気が高まっていますが、今後はさらにネットマーケティングが重要になると予想されるため、まだまだ需要が伸びると見込まれています。

合格率や勉強時間の目安などを見ても、独学での合格を目指しやすいことが分かります。これからネットマーケティングについて学びたいと考えている方は、ぜひ勉強してみてはいかがでしょうか?

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