検索技術者検定ってどんな資格?難易度・合格点・受験者数・テキストまで解説!

「検索技術者検定ってどんな資格なの?」

「検定技術者検定の難易度や合格点について知りたい!」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

誰でも気軽にインターネットを扱える時代になり、世の中には情報が溢れかえっています。

その中で、偽の情報に踊らされないためにも正確に必要な情報を集めて活用するスキルは非常に重要です。

こちらの記事では、検定技術者検定の難易度や合格点、また資格の特徴や活用方法について解説していきます!

検索技術者検定についてざっくり説明すると

  • 正確にデータを検索するスキルを身に着けることができる
  • 1級と2級の合格点は不明
  • テキストと過去問を活用すれば独学でも取得を目指せる
  • 統計や調査の業務に携わっている方は取得がおすすめ

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検索技術者検定ってどんな資格?

ホワイトボードとマーカー

まずは、検索技術者検定とはどのような資格なのか、解説していきます。

サーチ技術の専門家を養成する試験

検索技術者検定は、サーチ技術の専門家を養成するための試験です。

企業・大学・組織などにおいて研究やマーケティングに携わる方は特に必要とされており、ビジネスの現場で必要とされる信頼性の高い情報を入手し、しっかりと活用できる「サーチ技術の専門家」の育成を目的としています。

なお、この検定試験は1985年に社団法人情報科学技術協会が開始した「データベース検索技術者認定試験」が前身になっており、2014年からは検索技術者検定という名称で試験が実施されています。

前身を含めると35年以上の歴史がある検定であるため、社会的な信頼性は非常に高いと言えるでしょう。

主催団体は情報科学技術協会

検定技術者検定は、一般社団法人情報科学技術協会が主催している試験です。

検索技術に関する講習会等も実施されており、これらの講習会に参加することで様々な知識や実務上のスキルを学ぶことができます。

例えば、「サーチャー講座21 ―検索技術者検定2級 対策―」という講座は「検索技術者検定 2級」試験対策を主目的として、熟練の講師陣による徹底した解説を行います。

試験対策だけでなく、最新の情報検索知識に関する講義もしてくれるため、非常に有意義な講座と言えるでしょう。

累積受験者数は3万人以上

検定技術者検定の受験者数は3万人を超えており、情報サーチ技術の必要性を認識している人々から受験されています。

1級レベルになると受験者数は少なくなる傾向にありますが、熱心な受験者や就職・転職・仕事などで検索スキルを活かしたいという方は積極的に1級まで目指すと良いでしょう。

多くの方が受験していることから認知度も高いため、情報やデータを扱う仕事に関わっている方にとっては取得メリットの大きい資格と言えます。

そもそも情報検索技術はなぜ重要なのか?

スマートフォンやインターネットの発達もあり、現代社会ではネットで検索をすれば必要な情報を簡単に入手できるようになりました。

小学生や中学生でもインターネットを使いこなせる時代になり、自分の知りたい情報を素早く検索することが可能です。

しかし、実際に企業や大学・組織などにおいて必要な情報検索スキルとは、情報を検索できる基本的な技術にとどまりません。

調査への支援や利用者教育、さらにはマネジメントまで幅広い分野のスキルが必要とされているため「ただ欲しい情報を検索できる」だけでは足りないのです。

検索技術者検定で学ぶような総合的な情報検索技術を身に着けることで、高度な情報検索技術を要する仕事ができるようになるのです。

このような総合的な情報検索技術を体系的に習得する機会として、検索技術者検定は多く利用されています。

検索技術者検定の難易度は?

楽しそうなカップル

試験範囲と出題形式

検索技術者検定は難易度が3級・2級・1級に分けられています。

1級・2級はビジネスで必要とされる信頼性の高い情報を入手して活用し、企業や大学等の情報管理部門で情報調査の支援や利用者教育、情報分析と提供などを行う 「情報プロフェッショナル」になることが期待されています。

一方で、3級は情報調査のリテラシー能力を検定するもので上位の級への入門的な位置づけになっています。

つまり、情報リテラシーに関して初学者の方はまず3級からスタートし、徐々に知識や見識が高まってきたらステップアップとして2級や1級に挑戦する流れとなります。

3級

3級の試験時間は60分間で、出題は全部で70問です。

「情報検索技術に関する知識と実践」「情報組織化と流通」「さまざまな情報資源」「情報の利活用」「情報の最新技術」の5分野を中心に出題されます。

問題は情報資源の組織化や理論演算子などに技術的な内容をはじめとして、ネットワーク社会の法制度といった法律に関する分野まで幅広く出題されます。

そのため、インターネットを正しく活用するという観点も含めて、浅く広く勉強することがおすすめです。

とはいえ、3級は基本的な情報調査のリテラシー能力を検定するものであくまでも入門的な位置づけです。

一般の社会人や情報関係の授業を履修した大学生、専門学校生、図書館員等を対象として想定しており、試験の難易度は易しく対策はしやすいでしょう。

なお、2020年からはCBT方式というコンピュータ画面上に表示された問題に解答する方式で出題されています。

2級

2級では「情報検索技術に関する知識と実践」「情報の組織化と流通」「専門分野の情報」「情報の利活用」「情報の最新技術」「情報の伝達と評価」の主に6分野から出題されます。

試験は選択式問題と記述式問題を組み合わせた形式の筆記試験となり、3級よりもかなり難易度は上がります。

勉強の進め方としては、まずは参考書に記載されていることを理解できるようにすると良いでしょう。

その上で、自分の得意な分野のシステムやデータベースを中心に楽しみながら勉強し、徐々に興味を広げて周辺への理解を広げると効率的です。

なお、2級試験の対象者は組織において情報検索業務に従事している人、自身のために情報収集活動を実施している人、情報関係の大学で情報活用についての授業を履修した人、図書館員等を想定しています。

1級

1級は筆記試験の1次試験と面接試験の2次試験に分かれており、筆記試験は前半の記述式と後半の小論文問題に分かれています。

1次試験の試験時間は前半1.5時間と後半1時間の計2.5時間、小論文試験では1600文字の制限が設けられています。

なお、2次試験では面接試験が行われ、30分のプレゼンを行う形式となっています。

筆記試験の内容は「情報検索技術に関する知識と実践」「情報組織化と流通」「専門分野の情報」「情報の利活用」「情報の最新技術」「情報の伝達と評価」「教育・指導能力調整・提案能力」の7分野から出題され、出題範囲はかなり広いです。

論文試験ではインフォプロとしての経験、考え方が問われるため、インフォプロ、社内での情報調査のあり方に関する自分自身の考え方を日頃から整理しておくこと良いでしょう。

面接試験では決められた課題に関するプレゼンテーションを行うだけでなく、情報検索関連業務についての考え方や企画力、情報検索技術と問題解決能力を組み合わせた情報サービスのスキルなどに関する知識が問われます。

また、情報関連の対外活動(各種団体・活動への参加、口頭発表、文献発表など)も評価の対象となります。

なお、1級試験は組織において情報検索業務に従事しており、実務経験が豊富な人や情報活動に関する高い知識とスキルを有する上級情報担当者等を想定しています。

検索技術者検定の合格率・合格点は?

検索技術者試検定試験の累計合格率は1級では19%、2級では41%、3級では80%となっています。

3級は非常に多くの受験者が合格しているため比較的易しいレベルですが、1級になると2次の面接試験まで課されるため難易度は一気に高くなります。

5人に1人しか合格できない合格率が、難易度の高さを物語ってると言えるでしょう。

なお、2010年から2019年の各級の合格率は以下の表のとおりです。

3級 2級 1級
2010年 82% 45% 29%
2011年 84% 45% 50%
2012年 83% 46% 16%
2013年 82% 46% 54%
2014年 84% 43% 70%
2015年 84% 44% 40%
2016年 84% 46% 39%
2017年 85% 45% 50%
2018年 85% 49% 74%
2019年 83% 46% 38%

※合格率は小数第一位を四捨五入した数値です。

以上の表を見ると分かる通り、例年だと3級の合格率は80%強、2級の合格率は45%前後で推移してます。

ただし、1級は受験者数が少ない(例年の受験者は15~20人程度)ため、合格率の変動が大きく、合格者数は10人弱となっています。

なお、ホームページ上で3級の合格点は「70%以上の正答率」と記載されていますが、2級と1級に関しては合格点が公式には発表されていません。

そのため、各科目をしっかり勉強して取れるべき問題をしっかり正解する意識を持ちましょう。

合格に必要な勉強時間は?

合格までに必要な勉強時間には個人差がありますが、3級の場合は試験範囲も限られていて合格率も80%以上と高くなっていることもあり、そこまで長期間に渡る勉強は不要です。

公式テキストなどを使用して効率よく勉強することができれば、1ヶ月~数ヶ月の勉強期間で合格できる可能性が高いでしょう。

一方、1級まで合格を目指す場合は「検索技術者検定2級に合格していること」という受験条件が課されるため、少なくとも2年以上の勉強期間が必要となります。

1級を目指す場合はかなり勉強が長期化してしまいますが、今後ビッグデータの管理や正確な情報収集は重要となるため、1級を取得するメリットは大きいです。

また、2級と1級の検索技術者検定の試験は試験日が年に一度しかないため、1度のチャンスを生かさなければなりません。

わずかの差で合格点に届かず不合格になってしまった場合でも次の年の試験を待つ必要があるため、一度不合格になってしまうと自然と試験勉強時間が長くなってしまう点がネックと言えます。

他のIT関連の資格ではもっと高い頻度で試験が実施されているため、検索技術者検定の合格を目指す場合は「少ないチャンスを確実に生かす」という強い意思を持って勉強しましょう。

検索技術者検定の取得をおすすめする人

検索技術者検定の取得がおすすめなのは、以下のような方々です。

  • 検索スキルを高め企業や組織等の調査業務で活躍したい人
  • 特許調査や図書館司書など高い検索スキルが必要な職種で働きたい人

企業などで調査業務に携わっている方は、正確に情報を集めなければなりません。

検索スキルを高めることで収集する情報の正確性も上がるため、自分の仕事の質も高めることができるでしょう。

また、特許調査や図書館司書として働いている方も検索スキルを高めることでメリットを享受できるでしょう。

素早く必要な情報を集めることが業務上求められるため、この検定の勉強を通して貴重な知識や経験を得ることができるのは間違いありません。

検索技術者検定の勉強法 

勉強する人たち

こちらのトピックで、検索技術者検定の勉強方法について解説していきます。

検索技術者検定に独学することは可能?

検索技術者検定の取得を目指す場合の勉強法は、公式テキストを使用する勉強が中心となります。

公式テキストでは必要な知識や情報がすべて載っているため、独学の際にはまずはこのようなテキストを繰り返し読んで知識をインプットすることが大切です。

最低でもテキストは3周読みことがおすすめで、1周目は全体像を把握するように疑問があっても飛ばし、2周目以降でじっくりと読み込むと良いでしょう。

2週目以降の読み込みで疑問や不明点があれば、飛ばすのではなくしっかりと理解するように努めましょう。

インプットが一通りできたら過去問などを活用して問題練習(アウトプット)に移りましょう。

問題練習の際には本番同様に試験時間を測りながら行うなど、緊張感を持ちながら勉強すると良いでしょう。

また、過去問もテキストと同様に3周以上は繰り返し取り組むようにして、丁寧に解説を読むことが大切です。

日頃の演習でも「本番のつもり」で取り組むことで緊張感が生まれ、質の高い勉強となるでしょう。

おすすめテキストを紹介

検索技術者検定3級の勉強をする場合のおすすめのテキストは 「検索スキルをみがく」 で、一般社団法人情報検索技術会公式が監修しています。

検索スキルをみがく 第2版:検索技術者検定3級 公式テキスト
1980円
検索スキルをみがく 第2版:検索技術者検定3級 公式テキスト
1980円

このテキストは、2018年の著作法改正と一部情報資源のサービス終了・リニューアルにも対応した最新版のテキストであるため、最新の検索に関するスキルや法律に関してしっかり学ぶことができます。

次に、検索技術者検定2級対策をする場合のおすすめ問題集は「プロの検索テクニック 検索技術者検定2級公式推奨参考書」です。

プロの検索テクニック:検索技術者検定2級 公式推奨参考書
2420円
プロの検索テクニック:検索技術者検定2級 公式推奨参考書
2420円

情報検索の歴史と基礎知識や各専門分野情報資源の種類、また調べて得た情報の管理や分析のための技術を解説しており、実践的なスキルを身に着けることが可能です。

また、著作権を含む知的財産権やコンピュータ・ネットワークのセキュリティに関しても学ぶことができるため、出題範囲はこの一冊でカバーできるでしょう。

試験で問われる範囲を網羅的に解説しているため、効率よく試験対策をすることが可能です。

過去問もホームページから利用可能

検索技術者検定の過去問は、 情報科学技術協会の公式ホームページで見ることができます。

解答例はホームページ上で確認できるため、ぜひ実際に目を通して本番レベルの問題に取り組んでみてください。

また、2級と1級の問題の解答は会誌『情報の科学と技術』にも掲載されているため、併せてチェックしてみると良いでしょう。

過去問を有効活用することで、本番レベルの問題を把握することができる上に時間配分を養うことができます。

何度も過去問を解くことで本試験でも対応できる学力が身に着くため、上手に過去問を活用して効率の良い学習を意識しましょう。

対策講座も活用しよう

情報科学技術協会では、「検索技術者検定2級」試験対策を主眼とした研修会やセミナーが実施されています。

この研修会では情報検索概論・ネットワーク・データベース・特許・著作権等について丁寧にしているため、実践的なスキルを学びながら試験対策をすることができます。

開催会場は東京会場と大阪会場というように限られているものの、2日間の集中講座であるため日程が合えば参加することをオススメします。

参加することで、勉強仲間を作ったり普段自分一人で勉強していても気づかない点に気付くことができるため、受講する意義は非常に大きいです。

詳しい日程等は情報科学技術協会のホーム-ページに掲載されているため、ぜひこまめにチェックしてみてください。

検索技術者検定の勉強をするメリット

懐かしいディスク

こちらのトピックでは、検索技術者検定の勉強をするメリットについて解説していきます。

情報のプロフェッショナルになり就職・転職の際評価されることも

情報技術者検定の合格者は、情報検索や情報管理のプロとして認識されます。

企業や大学等の情報管理部門で情報調査の支援や利用者教育、情報分析と提供などのフィールドで「情報のプロ」として幅広く活躍することが期待できるでしょう。

特段、無資格者であってもこのような情報管理の仕事に携わることは可能ですが、当然有資格者の方が周囲から得られる信頼度は高くなります。

特に、このような仕事に就くことを希望している場合は検索技術検定を取得していることで大きなアピールポイントになり、高い評価を得ることにもつながります。

特に1級・2級合格者は情報検索のプロフェッショナルを育成する水準の試験であるため、合格することでマネジメントや人材育成に関する仕事も任されるようになるでしょう。

このように、情報検索技術者検定に合格することで、情報のプロフェッショナルにとして就職・転職の際に有利になります。

正しい情報を得られるようになる

現代では、インターネット上で誰でも簡単に情報を得ることができるようになりましたが、信憑性に疑問があり本当に信用できるのかどうかが怪しい情報も多いです。

「フェイクニュース」という言葉もメディアに取り上げる機会も増えていますが、正しい情報を得て正しく活用することは非常に重要と言えるでしょう。

つまり、ネット社会である現代においては、単に情報を検索して集めるだけでなく情報の精度もしっかりと確認できるような人材が求められています。

検索技術検定の勉強をすることで、溢れかえっている多くの情報に対して適切な対応ができるようになり、怪しい情報を切り捨てて正しい情報を得るコツや知識を身に着けることができるようになるのです。

調べものが上手になる

日頃の仕事や生活の中で調べ物をする機会が多いものの、その都度時間がかかってスムーズに情報収集が進まないという悩みを抱えている方は多いです。

検索技術検定の勉強を通じて検索や情報収集の正しい仕方を体系的に身に着けることができるため、調べ物が上手になります。

調べ物もスムーズに行えるようになることで得られる情報の質も高まるため、正確な情報を活用することも可能となります。

試験日程・会場・申し込み方法など基本事項をチェック

ノートとコーヒー

試験日程は冬頃

試験日程は級に応じて異なっており、3級の場合はCBT方式で試験が実施されるため試験日程は11月下旬から翌1月末頃までとなっています。

3級は期間内に何回でも受験することができるため、その分合格できるチャンスも多いです。

2級は11月下旬頃が試験日で、1級の一次試験は11月下旬頃、2次試験は2月上旬頃となっています。

2級と1級の試験申し込みは9月から10月にかけて行われるため、ホームページ上で確認しておくことをオススメします。

試験会場は3級では全国で受験可能

次に、試験会場について見ていきましょう。

試験会場は、3級では全国47都道府県に設置された約200会場から選択できるため、多くの会場から選択することができます。

一方で、2級と1級の1次試験は北海道・東京・名古屋・京都・大阪・福岡から試験会場を選択することになります。

3級と比べると受験会場が一気に減るため、注意が必要です。

なお、1級の2次試験は東京のみ開催されます。

申し込み時期は11月から1月

試験の申し込み期間は、3級の場合は11月下旬から翌年1月末までとなっています。

また、1級と2級の場合は9月上旬から10月下旬頃までが申し込み期間となっています。

試験の申し込みはJ-Testingのサイトからパソコンやスマホで申し込みすることができ、すべてインターネット上で完結します。

出願が無事終わった後の注意点としては、受験当日に「本人確認書類」と「確認書(受験詳細)メール」を忘れずに持参しましょう。

検索技術者検定に受験資格はある?

検索技術者検定の受験資格は、3級・2級では特に設けられておらず学歴や実務経験に関係なく誰でも受験することが可能です。

1級では、「2級または旧試験である情報検索能力検定に合格していること」が受験資格として設けられています。

つまり、自信のある方であれば3級を飛ばして2級に挑戦することも可能なので、積極的にトライしてみると良いでしょう。

1級に関しては、1次試験を突破して2次試験で不合格となった方は、翌年度に限り1次試験が免除される恩恵があります。

また、車椅子使用者など障害を抱えている方に対しては受験上の特別措置がとられるため、主催者に確認しておくと安心です。

受験料は6,600円から

検索技術者検定の受験料は、税込価格で3級が6,600円・2級が6,600円・1級が11,000円となっています。

筆記試験と面接試験を実施していて、しっかりと合否を判定する試験でこの受験料は良心的であると言えるでしょう。

とはいえ、不合格を繰り返すと出費も増えてしまうので、できるだけ一発合格を目指しましょう。

検索技術者検定と合わせて取りたいおすすめ資格を紹介

勉強する男性

検索技術者検定の難易度は、他のIT資格と比較すると1級で「やや難しいレベル」という位置づけになります。

こちらのトピックでは、類似する難易度でおすすめのITや情報通信技術を紹介していきます。

Linux技術者認定試験(LPIC)レベル3

Linux技術者認定試験レベル3は、検索技術者検定試験1級とほぼ同程度の難易度であるため取得を目指しやすいと言えます。

LinuCとは「Linux Professional Certification」の略でリナックと読み「日本市場に最適化した試験・運用サービス」をスローガンに掲げ、日本の市場のニーズにあわせた試験を行うということを目的としています。

LinuC試験にはレベル3・レベル2・レベル1という3つの試験区分に分かれており、自分のレベルに合わせて受験するレベルを選ぶと良いでしょう。

各レベルの合格のために必要な勉強時間の目安としては、レべル1の場合は1~3カ月程度、レベル2の場合は3~6カ月程度、レベル3の場合半年~1年程度と言われています。

また、LinuxはWindowsやMacと同様に普通のパソコンとしてWEBの閲覧やオフィスワーク、メールのやりとりなどに活用できるため日ごろの生活や仕事にも密接に関わっています。

さらに、サーバや開発環境、DTP環境、DTM環境、動画編集環境、CAD環境としても利用できるため非常に実用性が高いのです。

そのため、Linux技術者認定試験(LPIC)レベル3を取得するメリットは大きく、検索技術者検定と併せて取得することで自分のパソコンスキルを大きく向上させることができるでしょう。

MOS

MOSは検索技術者検定2級とほぼ同程度の難易度であると言われており、エクセル・ワード・パワーポイントなどのマイクロソフトオフィスの機能を使いこなすスキルを証明できる資格です。

多くの企業ではマイクロソフトの機能を活用しているため、MOSの受験を通して仕事上必要なスキルを身に着けることができるでしょう。

MOSで習得できる知識やスキルはすべての業界のすべての職種でも利用することができる必要な知識であるため、MOSを取得することで就職活動や転職活動において影響を及ぼすことができるでしょう。

受験者数も多く非常に人気の資格なので、ぜひ積極的にMOSの受験を検討してみてください。

P検

P検2級と3級は、検索技術者検定の2級とほとんど同じ程度の難易度です。

P検は総合的なパソコンの活用技術を見る試験であり、「まずパソコンに関する知識を総合的に身に着けたい」という方に人気の試験です。

難易度は1級・2級・準2級・3級・4級・5級に分かれており、初心者からプロフェッショナルまでの様々なレベルに対応しています。

就職活動を控えた学生をはじめとする若い層の受験者数も多く、老若男女問わず人気の資格と言えるでしょう。

パソコンや情報通信について広く知りたいという方に特におすすめの資格で、P検で習得できる技術は職種問わず幅広く活用できる点が大きな魅力です。

まずP検を取得して検索技術者検定に合格することで、総合的なパソコンスキルに加えて検索に関する専門的な知識を学ぶことができるためおすすめです。

データベーススペシャリストと相性も良い

寝そべる子供

検索技術者検定と同じく、正確にデータを管理するスキルを見る試験にデータベーススペシャリストがあります。

データベーススペシャリストは高度IT人材として確立した専門分野を持ち、データベースに関係する技術を活用して最適な情報システム基盤を作るデータ管理のスペシャリストです。

多くの企業において、データベースを企画開発したり、運用や保守に携わる業務に従事しデータ管理者として情報システム全体のデータ資源を管理する役割が求められるでしょう。

検索技術者検定とデータベーススペシャリストに合格することで、信頼できるデータを収集し、その上で厳正かつ正確にデータを管理することが可能です。

データの運用や活用がますます重要視される将来において、このようなスキルを持つ人材は非常に重要であるため、ぜひデータベーススペシャリストも併せて受験してみてください。

検索技術者検定のまとめ

検索技術者検定のまとめ

  • 1級は難易度が高いが、取得メリットも大きい
  • 正しい情報を検索するスキルは今後ますます重要になる
  • 合格すれば就職や転職の際に役立つ
  • 関連する資格を併せて取得しておくとより効果的

情報で溢れかえっている現代において、検索技術者検定の勉強をすることは非常に大きな意味を持ちます。

普段の生活でも仕事においても正確に情報を集めるスキルは重要なため、非常に役に立つ勉強となるでしょう。

取得することでたくさんのメリットを享受できるため、興味がある方はぜひ検索技術者検定の取得を目指してみてください!

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