MOSの試験会場はどこ?試験日や検定受験までの申し込み等の注意点まで解説!
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「MOS試験の会場はどこ?」
「MOS試験日はいつ頃なの?」
こんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
世界に通用する国際的なパソコン資格を得られるとして、MOS資格が注目を集めています。
MOS試験を受けるにあたり「MOSの試験会場がどこか知りたい・MOSの試験の基本的な情報を知りたい」という人は多いのではないでしょうか。
この記事では、試験会場を含めたMOSの試験の基本的な情報をすべて紹介します。
この記事を読めば、MOSに関して知りたい情報を確実に収集できるはずです!
MOSの試験会場についてざっくり説明すると
- 随時試験の試験会場はオデッセイに登録されたパソコン教室など
- 随時試験では受験者が特定の会場を選択可能
- 一斉試験の試験会場は「地域」の選択はできるが、具体的な「会場」はオデッセイが指定
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MOSの会場はどのように決まっているの?
MOSは「Microsoft Office Specialist」の略称で、「モス」と読みます。
マイクロソフト社が提供するWordやExcelなどのMicrosoft Officeのソフトウエアを扱うスキルを客観的に検定する資格です。
MOS試験は世界約200カ国で同じ基準で実施されているので、MOSはMicrosoft Officeのスキルを証明する国際的な資格と言えるでしょう。
そうしたこともあって累計受験者数は、440万人(2020 年2月29日現在)を超えています。
このMOSの試験は『随時試験』と『一斉試験』の2つの実施方法があり、申込方法は異なりますが受験料、試験内容、合格認定証などは同じです。
随時試験では、MOSの運用を担っている『株式会社オデッセイコミュニケーションズ』の認定を受けて登録をした企業や各種教育機関、パソコンスクールなどが会場に設定されます。
現在、試験会場として登録されている教育機関・パソコンスクールなどの数は、全国で約1700カ所です。
試験会場は、随時試験の申込みの際に「登録試験会場」の中から都合のいい会場を選択できます。
なお、一斉試験は、オデッセイが8地域に分割したうえで特定の都市(たとえば北海道・東北地域の場合は6都市)に設定した会場での実施です。
一斉試験では「地域」の選択はできますが「会場」の選択はできません。
全国一斉試験についてはマイクロソフト公式認定組織が決定する
MOSの随時試験の日程は試験会場に認定パソコンスクールなどが自由に決定しますが、一斉試験の日程はMOSの運用を担うオデッセイが決定します。
一斉試験は全国一斉試験で、通常は月1~2回・主に日曜日(月1回の場合は第3日曜日)に実施されます。
なお、一斉試験の場合は特定の会場を指定することはできず「地域」の選択しか認められませんし、試験開始時間の選択もできません。
受験者へは試験日の10日前までに届けられる受験票で、「会場所在地と試験時刻」が伝えられます。
一方で、随時試験の場合は試験の日程を認定されているパソコンスクールなどが自由に決定できます。そのため随時試験は毎日実施している会場も少なくありません。
随時試験はパソコン教室等での開催が多い
MOSの随時試験の会場としてオデッセイに登録されるには、次のような要件を満たす必要があります。
- 試験監督をできるMOSエキスパートレベルの資格を持っている人が1人以上在籍している。
- オデッセイの試験運用に関する説明会にも参加し、内容を理解するとともに了解している。
- 試験に使うパソコンに必要なスペックが備わっている。
- 試験専用の部屋か、受験者以外の者をシャットアウトできる受験スペースを備えている。
- 試験会場の規模は、「1試験で1人」以上の受験に対応できる。
上記の要件を満たしオデッセイに登録されたパソコン教室等は全国各地に存在します。週に1・2回試験を実施する会場が多く、毎日試験を実施している会場もあります。
随時試験では受験者が試験日と試験会場の選択をすることが可能です。 つまり随時試験の方が融通がききます。一斉試験と随時試験では難易度も変わらないため、忙しい人は随時試験を選択すると良いでしょう。
出願方法はインターネットまたは郵送
MOSの試験の受験料、試験内容、合格認定証などは一斉試験でも随時試験でも同じですが、出願(申込)方法は異なります。
- 一斉試験の場合
インターネットか郵送で、オデッセイコミュニケーションに申し込みます。
申し込みの際に試験会場や受験時間の選択はできませんが、第1~第3希望までの「実施地域」の選択は可能です。
- 随時試験の場合
MOS公式サイトから試験会場を探し、直接試験会場へ申し込みます。
随時試験は近所の試験会場を選択できますが、試験日はそれぞれの試験会場が独自に決定していますので注意が必要です。
申し込み時の注意点
MOS試験申し込みにはいくつかの注意点があります。
- 試験実施日と申込み締切日を確認すること
- 受験する際には、受験者IDの登録(無料)をすること
- 受験科目だけではなく、バージョン(一般レベル・上級レベル)も指定すること
- 随時試験の場合は、希望時間帯での受験ができるかどうかを確認すること
- 学割制度が利用できるかどうかを確認すること
一斉受験の会場の方が広告などで目立ちがちなので、随時試験を受験したい人は積極的な情報収集が必要です。
特に初めて受験する人は、MOS公式サイトでしっかり確認してください。
申し込みは試験1週間前まで可能
MOSの受験申込みの受付期限は、一斉試験と随時試験で取扱いに違いがあります。
一斉試験の場合は実施要綱に「申込受付期間」を明示していますので、その期間内であれば申し込みは可能です。受験日の約一ヶ月前までの申し込みが可能です。
なお、郵便の場合は、「申込書が封入された郵便物の消印日」が申込日とみなされます。
一方、随時試験の場合は、試験実施日の10日から1週間前までに申し込めば、希望する日時での受験が可能です。
MOSの資格検定会場はパソコン教室がメイン
全国一斉試験はオデッセイコミュニケーションズが指定した会場で行われます。各都道府県で1~3か所の会場が指定されています。
全国一斉試験で会場となる施設も大きめのパソコン教室の場合がほとんどです。
一斉試験と同様に、随時試験も主にパソコン教室で開催されます。MOSの随時試験会場は全国で約1700カ所が登録されていて、登録要件の関係から、パソコン教室での開催が圧倒的に多いです。
随時試験では各試験会場が各自で会場と実施日時を決定しているので、キュリオステーションのように毎日試験を開催しているところもあります。
試験日当日に注意すべきこと
MOSは他の多くの資格試験と異なりCBT方式で行われるため、ペン等の筆記用具は不要です。当日は受験票を忘れないように注意しましょう。ここでは、MOS試験当日に注意すべきことについてまとめました。
- 試験会場への持ち込み禁止物
- 外部と通信ができるもの(携帯電話・スマートフォン・ウェアラブルデバイスなど)
- 試験内容を複写、記録できるもの(メモ用紙・筆記具・USB・カメラ・ビデオなど)
- 時計、スマートウォッチ
- 問題集、テキスト
- 飲食物、ガム、アメ
- トラブル対応
- 遅刻した場合
連絡なしに遅刻した場合は、欠席とみなされて受験料などは返金されません。また振替試験も行なわれません。
- マシントラブルの場合
発生時点で速やかに試験官に申告すれば対処してもらえます。試験の実施が困難と判断された場合は再試験を受験することが可能です。
持っていくべき物
試験当日は下記の3点(学割申込者は4点)を持参します。
- 受験者IDとパスワード
試験申込み前に受験者IDとパスワードの登録(無料)が必要です。
- 受験票
会場によっては「受験票」を発行しない場合があります。詳細は、試験の申込みをした試験会場に直接問い合わせてください。一斉試験では試験日の10日前までに郵送されます。
- 写真付きの身分証明書
運転免許証、パスポート、個人番号カード、社員証などのいずれか1点の原本提示が必要です。健康保険被保険者証、国民年金手帳、住民票なども身分証明書として認められます。
- 学生証
学割価格で受験する学生は、持参しないと受験できなくなるので注意が必要です。
MOSの試験日程・時間配分
MOSの試験日程は、随時試験の場合はそれぞれの会場が自由に設定します。
一斉試験の場合はマイクロソフト公式認定組織のオデッセイが設定した日程です。
試験科目は主にWordとExcelですが、PowerPoint・Access・Outlookなども準備されていますので、申し込む際に確認してください。
またWordとExcelは、一般レベルと上級レベルの2種類の科目が用意されています。
1教科の試験時間はすべて50分ですから、複数科目の受験は十分に可能です。
試験開始時間については、随時試験は各試験会場が設定した開始時間から受験者が選択できます。
一斉試験はオデッセイが下記の表のように開始時間帯を4つに分けて設定しています。会場と開始時間は受験票に記載されています。
項目 | 第1回目 | 第2回目 | 第3回目 | 第4回目 |
---|---|---|---|---|
受付開始 | 09:30 | 11:20 | 14:00 | 15:50 |
受付終了・試験開始 | 09:40 | 11:30 | 14:10 | 16:00 |
試験終了予定 | 11:10 | 13:00 | 15:40 | 17:30 |
試験科目の詳細
ここでは、MOSの試験科目であるWordとExcelの出題範囲を、2つのレベルそれぞれについて解説します。
スペシャリストWord
Wordのスペシャリストレベル(一般レベル)では「Wordの基本的な操作」が問われます。
具体的な出題内容は以下の通りです。
- 文字サイズやフォントの変更
- 文書作成
- 文書装飾
- 表の作成
- グラフィックの挿入
- 作成した文書や表の印刷
普段実務でWordを使用している人であれば問題なく合格できるレベルの試験でしょう。
スペシャリストExcel
スペシャリストExcelでは「Excelでの基本的な操作」を理解しているかどうかが問われます。
この試験の出題内容は以下の通りです。
- テーブルやグラフの作成や編集
- 数式や基本的な関数の作成
- セルの書式設定
- グラフ作成
業務で日常的にExcelを使用している人は、すでに習得しているレベルの試験であると言えます。
エキスパートWord
Wordのエキスパートレベルでは「Wordでの高度な機能」について問われます。
この試験の出題範囲は以下の通りです。
- スタイル機能
- 目次や索引作成などの長文機能
- 他のアプリケーションソフトからのデータ取り込み
試験では、これらの高度な機能を理解したうえで操作できるかどうかを問われることから、使用頻度の少ない機能も使えるような十分な準備が必要です。
エキスパートExcel
エキスパートExcel は、Excelの上級レベルの試験に位置付けられます。
この試験の出題範囲は以下の通りです。
- 複数のデータ管理や高度な関数
- ピボットテーブルなどのデータ分析
- 条件付き書式や入力規則の設定
- マクロの作成や編集
試験では効率的なアプリケーションの使用が求められます。
MOS試験の気になるポイント
ここでは、受験者の多くが持っているMOS試験の気になるポイントを、3つ取り上げて解説します。
一般受験料は約1万円
ここでは、MOSの試験の受験料を紹介します。
一般価格10,780円/学割価格8,580円の科目
- Word 365&2019 スペシャリスト
- Word 2016 スペシャリスト
- Word 2013 スペシャリスト
- Word 2013 エキスパートPart1
- Word 2013 エキスパートPart2
- Excel 365&2019 スペシャリスト
- Excel 2016 スペシャリスト
- Excel 2013 スペシャリスト
- Excel 2013 エキスパートPart1
- Excel 2013 エキスパートPart2
上記の科目の受験料は一般価格が10,780円、学割価格が8,540円です。
一般価格12,980円/学割価格10,780円の科目
- Word 2016 エキスパート
- Excel 2016 エキスパート
上記2科目の受験料は一般価格12,980円、学割価格10,780円です。
このようにMOS試験を受験するためには1万円程度かかります。1万円は決して安い費用ではないため、一度で合格できるようにしっかりと試験対策をしましょう。
学割制度もある
MOS試験には学割制度があり、次のように運用されています。
- 学割価格
一般価格より全科目とも税込みで2,200円割引
- 学割対象の学生
- 試験当日に小学校、中学校、高等学校、短期大学、大学、大学院、高等専門学校、専修学校、専門学校
- そのほかマイクロソフト社が認める次の学校や学生 (学割証の発行される予備校生、各種学校で1年以上連続した就学期間に通う学生、留学生などで国際学生証を所持している者、盲学校、聾学校、養護学校、防衛医科大学校、気象大学校などの「大学校」)
- 申込み方法
- 一斉試験の場合は、インターネットまたは郵送で申込みの際に学割で申し込む
- 随時試験の場合は、学割価格で受験したいことを申込み時に申告
試験当日に学生証を提示すれば学割が適用されます。
受験資格はなく誰でも受験できる
MOS試験には受験資格が設定されていません。
つまり、受験を希望する人は原則としてだれでも受験できます。
ただし、次の2点については運用上のルールが設定されていますので注意してください。
- 未成年者は保護者の同意が必要
受験料を徴収することから、未成年者の場合は必ず保護者の同意が必要になります。
2.同じ科目の再受験に関するルール
これは、MOS試験で同一科目を複数回受験する際に適用されるルールです。具体的には次のように定められています。
-
同一科目を2回目に受験する場合、前回の受験から1日(24時間)以上待つ必要があること
-
同一科目を3回目以降受験をする場合は、前回の受験から2日(48時間)以上待つ必要があること
1度目の試験で不合格になってしまった際に、同じ科目を繰り返し受験する場合には上記のようなルールが適用されますので注意が必要です。
MOSの試験会場はどこ?についてのまとめ
MOSの試験会場についてのまとめ
- 随時試験は全国各地の約1700カ所のパソコン教室等で開催される
- 随時試験の試験会場は受験者が選択できる
- 一斉試験の試験会場で受験者が選択できるのは「地域」だけ
- 受験会場や試験日時を指定したい場合は随時試験を受けるとよい
MOSの資格は世界的に通用するパソコン操作の資格です。
パソコンを日常的に利用している人にとっては、それほど難易度の高い試験ではありません。
少し試験勉強をすれば、確実に国際的な資格を取得できます。
あなたもぜひMOS資格取得にトライしてみてください!