【2024最新版】法科大学院ランキング|人気13校の難易度・実績を徹底比較!

「おすすめロースクールのランキングについて知りたい!」

「ロースクールの難易度や合格率を比較してほしい!」

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか?

司法試験に臨む上でロースクールに通う方は多くいますが、ロースクールでも特徴や難易度は異なります。

今回の記事では、おすすめの法科大学院のランキングを紹介していきますが、作成に当たって

  • 費用
  • 合格実績
  • 独自性
  • 受験難易度
  • 大学院の信頼性

以上の5つの観点から講座を評価しました。

こちらの記事を読んで、自分に合う法科大学院・ロースクールが分かるはずです。

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おすすめ法科大学院ランキング

合格率のグラフ

以下では、上記で示した5つの指標をもとにおすすめの法科大学院をランキング形式でご紹介していきます。

1位:東京大学

東京大学の法科大学院の特徴

  • 国公立で費用が安い
  • 日本トップクラスの合格者数
  • 超有名な講師陣による指導
  • 日本最高レベルの教育

東京大学法科大学院の最大の特徴は、非常に有名な講師陣からレベルの高い授業を受けることができる点です。

35~60名という規模のクラスで授業が行われるため、講師と近い距離で指導を受けられる点も大きな魅力です。

また、学習相談や自習室といった生徒へのサポートも充実しているため、確実に学力を伸ばせるでしょう。

東京大学の評価項目

国立大学の学費は基本的に一律で、東大ロースクールも入学金が28万2,000円、年間の授業料が80万4,000円に設定されています。

なお、法学部卒などの既修者は2年間・未修者は3年間通うことになりますが、学費は以下の表の通りです。

  • 未修者コースの場合

282,000+804,000×3=2,694,000円

  • 既修者コースの場合

282,000+804,000×2=1,890,000円

令和4年度の司法試験において、東大ロースクールは117名もの合格者を輩出しており、これは京都大学に引き続き2番目に多い数でした。

合格率で表すと60.9%で、どちらの項目においても優れた実績であることから、信頼性に関しては申し分ありません。

この背景には、東大には優秀な生徒が集まりレベルの高い授業が行われていることが理由として挙げられるので、東大ロースクールに入れれば確実に合格に近付けることが分かります。

東大ロースクールでは多様な授業が行われている点も特徴的で、基本的な法律科目や法律実務基礎科目に加えて様々な教科の授業を学ぶことができます。

さらに、海外から教員を招いて英語を用いた授業が行われたり、夏に行われる「グローバル・ビジネスロー・サマープログラム」など、国際的に活躍できるような学びの場が提供されています。

グローバルに活躍したいと考えている方にとっては魅力的なプログラムなので、入学した際にはぜひ参加すると良いでしょう。

東大ロースクールでは、第一段階として外国語・学部成績による選抜が行われます。

英語能力の証明書はTOEICかTOEFLの成績の提出が求められていることからも、入試にあたって英語の能力も必要とされていることが分かります。

また、法学既修者の第二段階選抜においては公法系・民事系・刑事系の3つから各1題ずつ論述式の問題が出題されることから、確かな法律知識と論述力も求められます。

商法・手形法を含めた基本7法に関して問われる可能性もあるので、満遍なく勉強して対応力を鍛えておく必要があります。

東京大学ロースクールは日本で最も優れた合格実績を誇り、法学界で有名な講師陣から質の高い授業を受けられるため、信頼度は抜群です。

在籍する学生も東大法学部出身者をはじめ、優秀な人材が多く揃っていることから、東大ロースクール出身者というだけで高い評価を得られるでしょう。

学校そのものの信頼性が高いことで、司法試験の合格に必要にあたり必要な学力を確実に習得できるため、安心して勉強に集中できる点も魅力です。

東京大学の評判・口コミ(一部抜粋)

私は、学費が安いこと、そして副次的に就職活動に有利であること、が決め手で東大ローに入学しました。入学して1年間近く経ちますが、勉強だけでなく、課外活動でも楽しめる場を見つけることができ、とても楽しいロースクール生活を過ごせています。 東京大学法科大学院の生徒の声より

以上のように、学費が安く授業の質が高いという声が確認できました。

その実績から、就職にも有利になるメリットがある上に勉強以外の充実させることができるため、楽しみながら勉強に励むことができるでしょう。

2位:京都大学

京都大学の法科大学院の特徴

  • リーズナブルに学びやすい
  • 令和4年度は司法試験合格者数・合格率共にNo.1
  • 対話重視の少人数教育
  • 学習支援や就職サポートも充実

京都大学法科大学院では、少人数による討議を通して実践的な対話を重視している点が特徴です。

論証パターンに則って答案を記述するだけでなく、しっかりと法学について思考できる能力を習得できるため、司法試験対策はバッチリです。

学習環境は整備されている上に生徒への就職サポートも手厚いため、安心して司法試験の勉強に専念することができます。

京都大学の評価項目

前述したように国立大学の学費は基本的に一律で、入学金が28万2,000円、年間の授業料が80万4,000円となっています。

既修者は2年間、未修者は3年間に渡ってロースクールに通い専門的に法律を勉強します。

費用の面だけでなく、勉強を継続できるかどうかも含めて入学するか否かをしっかりと判断していきましょう。

京都大学の令和4年度司法試験合格者数は119名、合格率は68.0%となっており、この数字は全国でもトップです。

さらに、司法試験累積合格率は約80%にもなるため、実績も信頼性に関しては申し分ありません。

関西にはロースクールはそもそも少ないですが、非常に優れた実績を誇ることから人気が高い点も京都大学の特徴です。

司法試験の学習を進めるにあたり法律の答案作成はパターン化しがちですが、残念ながらこれだと良い点数に結びつきません。

司法試験に合格する上で重要なのは、法律問題に関する思考力・分析力・対話力であり、京都大学ではこれらの力を鍛えるべく、討議・対話を重視しています。

また、少人数による授業が行われることで濃度の高い勉強が可能なので、着実に法律の学力を高めることが可能です。

京都大学の出題形式は、他の大学院と同様に適性試験・法律科目試験から構成されています。

適性試験の難易度は他のロースクールとあまり変わりませんが、法律試験科目に関しては基本三法と商法・民訴法・刑訴法が出題されます。

各科目の重要論点などのポイントを確実に押さえて勉強することが重要なので、過去問の分析は入念に行いましょう。

京都大学ロースクールは、前述したように多くの司法試験合格者を輩出しています。

優れた合格実績はロースクールの信頼性の高さを表していることに他ならないため、安心して受講できるでしょう。

教授の質の高さ・カリキュラムの充実具合・学習環境のどれを取ってもトップレベルなので、安心して学習に励むことが可能となっています。

京都大学の口コミ・評判(一部抜粋)

それでは、京都大学ロースクールの評判や口コミについて見てみましょう。

大変でも挑戦したいという方には、私は京都大学法科大学院を強くお勧めします。

それは、最高の教授陣と最高の同級生がいるからです。法律を学ぶ上で一番大事なことは、記憶や暗記ではなく、論理的に物事を考える力だと思いますが、その力を鍛える上で、ここの授業はとても有効です。

教授陣は、授業の中で的確に学生の答えの矛盾や問題点を指摘したり、また論点を整理し、議論を正しい方向に導いたりしてくれます。 京都大学法科大学院の生徒の声より

以上のように、京都大学ロースクールの授業を通して論理的思考力が身に着き、確実に学力が高まった旨の口コミが見られました。

共に学ぶ生徒や講師陣のレベルも高いため、集中して授業に取り組めば着実に司法試験に合格できるレベルに到達できるはずです。

3位:一橋大学

一橋大学の法科大学院講座の特徴

  • 国公立で費用が安い
  • 85名ほどの少数精鋭である
  • トップレベルの授業
  • 毎年合格率では日本一を争う名門

一橋大学ロースクールの特徴として、募集人数が少ない点が挙げられます。

他の大学院では1学年200~300人ほど募集しているところもありますが、一橋大学の法科大学院は未修コースが20名、既習コースが65名程度です。

つまり、少数精鋭でレベルの高い学習を受けられるため、早くレベルアップを目指せるでしょう。

一橋大学の評価項目

繰り返しになりますが、国立大学の学費は基本的に一律で入学金が28万2,000円、年間の授業料が80万4,000円です。

既修者は2年間、未修者は3年間通うカリキュラムも共通しており、一橋大学も同様です。

ロースクールで勉強でする期間貯金を切り崩して学費を払う人が多いため、学費が安い点は国立大学のメリットと言えます。

一橋大学の令和4年司法試験の結果は、合格者が66名・合格率は60.0%という数字になりました。

全国の平均合格率は45.5%なので、15ポイント以上高く、合格率は全国トップクラスの数字を誇ります。

つまり、非常に優れた合格実績を残していることから、クオリティの高い授業や優れた学習環境が整っていると容易に想像できるでしょう。

一橋大学では、単に必要となる知識をインプットするだけでなく、実践での知識の活かし方にも重点が置かれています。

議論する機会も授業の中で確保されていることから、司法試験合格後も役立つ能力を授業を通じて身に付けることができるのです。

将来的な活かし方や活躍も視野に入れた授業を受けられる点は一橋の大きな魅力と言えるでしょう。

一橋大学ロースクールの入試は、書類審査・論文式試験・面接の3段階の選抜試験が行われます。

第一次選抜ではTOEICの結果が必要で、受講生の平均スコアは700~750点程度となっていることから、高い英語スキルも必要となります。

面接試験では志望動機や予備試験受験のの意志が聞かれ、ロースクールで学ぶ上での適性や法曹としての適性がチェックされます。

2次試験の論述では

  • 民法
  • 民事訴訟法
  • 憲法
  • 刑法
  • 刑事訴訟法

以上の5科目が試験範囲で行政法は試験範囲に含まれないことから、行政法が苦手な方は一橋の受験を検討するのも良いでしょう。

一橋大学ロースクールでは、ただ司法試験に合格するだけでなく、将来的な活躍も視野に入れた実戦的なカリキュラムで質の高い学習が行われます。

結果的に、そのカリキュラムが司法試験の合格実績にも反映されており、令和2年度の合格率は全国でもトップとなりました。

つまり、ロースクール信頼性は申し分なく、着実に法曹を目指せるはずです。

一橋大学の口コミ・評判(一部抜粋)

それでは、一橋大学ロースクールの評判や口コミについて見てみましょう。

授業の幅は広く、興味のある授業は1つは絶対あります。 また、先生も著名な人が多く、本当にためになります。 一橋大学法科大学院 の生徒の声より

著名な先生から授業を受けられることで、質の高い学びができるだけでなく勉強のモチベーションアップに繋がります。

このような恵まれた学習環境は難関大学院ならではの醍醐味とも言えるので、多くの生徒からも好評を得ています。

一橋ロースクールは口コミの数は少ないものの、着実な合格実績を例年残している信頼できるロースクールなので、安心して勉強に励むことができます。

4位:慶應義塾大学

続いて、ランキング4位の慶應義塾大学ロースクールの特徴について紹介していきます。

慶応義塾大学の法科大学院講座の特徴

  • 講座費用は高めの私立大の水準
  • トップレベルの合格実績
  • 司法試験の累計合格者は2,000人以上
  • 学習支援も充実

慶應義塾大学ロースクールは、私立大学の中で司法試験合格率がトップで約50%となっています。

司法試験対策に特化した演習科目が組まれており、そのカリキュラムでの不快学びが高い合格率に結びついています。

また、慶應義塾では多くのコースが用意されており、生徒によって自分に最も合ったコースを選択できる点も大きな特徴です。

自習室や多くの蔵書を備えていることから、生徒の学習を支えるサポートも非常に充実していると言えるでしょう。

慶應義塾大学の評価項目

慶應義塾大学は私立の法科大学院のため、国立大学と比較すると授業料などは高めです。

入学金が100,000円、授業料などを含めると初年度で1,582,240円かかり、卒業までには260~400万円ほどの費用が発生します。

入学前に必要となる費用は把握しておき、しっかりと準備しておきましょう。

慶應義塾ロースクールは、令和2年度の司法試験において104名の合格者を輩出しており、合格率は57.5%という結果でした。

合格者数は令和4年度において全国3位であったことから、教育水準は非常に高いといえるでしょう。

募集定員も多い中でこれだけの合格率を維持しているのは、授業や学習環境といった教育水準の高さの証明であるといえるので、安心して勉強に励むことができるでしょう。

慶應義塾ロースクールは司法試験に特化した演習科目を展開しており、着実に得点力を鍛えることができます。

授業では司法試験に受かるためのポイントを押さえることができ、頻出問題や試験の重要ポイントも教えてくれることから、効率的な司法試験に向けた学習が期待できます。

このような特徴を持つことで優れた合格実績をマークしていると考えられるので、日々の授業に真摯に取り組むことで、法曹に進める可能性を大いに引き上げることができるのです。

未修コースの入試では一般的な小論文の問題が出題され、要約問題と論述問題で構成されています。

一方で、既修コースは、憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法の6科目から出題されますが、試験時間は憲法・民法が100分、刑法・商法が90分、民事訴訟法・刑事訴訟法が80分となっており、他の大学院よりも短いので注意してください。

入試問題の難易度も高く、短時間で正確に解くスキルは必須となるため、日々の演習からこの点は意識しておくと良いでしょう。

慶応義塾ロースクールの司法試験合格者数と合格率は共にトップクラスなので、安心して入学できます。

効果的な司法試験対策ができる演習科目が組まれていたり、合格に近付くためのカリキュラムが用意されている上に、生徒に対する勉強サポートも充実していることから、評判は非常に高いです。

慶應義塾大学法科大学院の口コミ・評判(一部抜粋)

慶應ロースクール出身者は、法律事務所だけでなく民間企業や官公庁でも活躍しています。

ホームページ上で卒業生の声が掲載されているので、卒業後の多様な進路に興味がある方は目を通してみると良いでしょう。

慶應ロースクールの口コミ

5位:早稲田大学

早稲田大学の法科大学院講座の特徴

  • 講座費用はやや高め
  • 高い司法試験合格率
  • 実務能力が身につく
  • 24時間使用可能な自習室が完備

早稲田ロースクールでは、付加価値を生む法曹を育成するべく高い専門性と実務能力が習得できるカリキュラムが組まれています。

司法試験対策の学習をしながら実務能力も習得できるので、幅広く活躍できる法曹を目指すことができます。

24時間使用できる自習室が用意されていたり、若手弁護士による学習サポートもあるため、学習に集中できる環境がしっかりと整備されています。

早稲田大学の評価項目

早稲田ロースクールの学費は、入学金が200,000円・授業料が1,160,000円で、その他の費用を合わせると初年度は1,470,000円の費用負担が発生します。

国立や他の大学院と比べると諸費用は高めですが、ロッカーや自習室が完備されており生徒へのサポートが充実していることを考えると、決して割高ではありません。

早稲田ロースクールの令和2年度の司法試験合格者数は75名で、合格率は36.1%という数字でした。

多くの合格者を輩出しているものの、上位4校と比較すると合格率が低く見えてしまうのは否めません。

しかし、年度によっては合格率が40%を超える年もあり、平均的に高い合格率を誇っていることを考えるとそこまで悲観する必要はないでしょう。

早稲田ロースクールは「挑戦する法曹」を輩出することを理念に掲げており、時代の流れに対応して社会に貢献する法曹を育成しています。

専門性が高く実務が学べるカリキュラムが組まれていることから、単に知識を習得する以上の学びを得ることが可能です。

単なる試験対策ではなく、その先まで見据えた学びを実践できる点は早稲田の特徴と言えます。

未修者コースの入試では書類審査と小論文が課せられ、小論文は要約問題と自らの意見を述べる論述問題となっています。

一方で、既修コースは憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法の6科目から出題され、民法の試験時間が120分・180点と最も配点比重が多いです。

そのため、民法を最優先して対策することで合格に近付けるということを押さえておきましょう。

早稲田ロースクールは合格者数・合格率で高い水準を誇っているため、実績は申し分ありません。

また、現役である若手弁護士が生徒の学習をサポートしてくれるため、勉強の途中で分からないことや不安なことがあればいつでも質問可能です。

さらに、24時間解放されている自習室などもあり学習環境も整っているので、安心して学習に専念できます。

早稲田大学の口コミ・評判(一部抜粋)

授業では司法試験を意識した解説を聞くことができ、文書作成の力を自然と養えたのも良かったです。

また、同研究科は施設面も充実しており、自習室の24時間利用など、学修に集中できる時間と場所を確保できたことが司法試験合格につながりました。 早稲田大学法科大学院の生徒の声より

以上のように、質の高い授業だけでなく、学習に専念できる恵まれた環境を高く評価する声が見られました。

司法試験に合格するためには長期に渡って膨大な学習量をこなす必要があるため、便利な環境が用意されていることが生徒の大きな助けとなります。

中央大学法科大学院

中央大学ロースクールは伝統ある老舗で、初年度にかかる費用は1,600,000円と、他校と比べるとかなり高額となっています。

募集定員は200名とかなり多くの枠がある点も中央大学の特徴で、多数の仲間と切磋琢磨しながら学習できる環境が整っています。

令和4年度の司法試験合格率は26.2%、合格者数は50名とスケールメリットを生かして多数の合格者を法曹界に輩出していることがうかがえます。

生徒の学習サポートも充実しているので、中央大学も安心して入学できるロースクールと言えるでしょう。

大阪大学法科大学院

大阪ロースクールは国立なので、初年度にかかる費用は一律で1,080,000円程度です。

合格率が毎年高い点が特徴で、令和4年度の司法試験合格率は45.9%という結果でした。

上位ランキングで挙げた法科大学院と同じレベルの質の高さを誇っているため、入学後の勉強も充実させることができます。

24時間利用可能な自習室やインターネット環境が整備されており、学習環境も申し分ありません。

神戸大学法科大学院

神戸大学は、ワークショップ企業内法務・外国法教育・海外インターンシップに注力している点が特徴です。

制度の学習支援などは整備されており、3年次の飛び入学の制度もあるため、早期に大学院に入学できるチャンスもあります。

令和4年度の司法試験合格率は48.6%となっており、合格者数も54名と多くの法曹を送り出している名門法科大学院の一角に数えられます。

東北大学法科大学院

東北大学は「優れた法曹」の養成を理念に掲げており、カリキュラムを通して人々から信頼される法曹を目指せます。

理論的基礎・法曹実務教育・少人数クラスによる授業を通じて質の高い学びを得ることができます。

令和4年度の司法試験合格率は56.3%と非常に高い数字を記録したことから、少人数体制でのきめ細かい指導を期待することができます。

名古屋大学法科大学院

名古屋大学は幅広い教養と優れた専門能力を備えた法曹の養成を目指しており、カリキュラムを通じて様々な問題に対応できる知識を習得できます。

具体的には、国際的に活躍できる法曹・企業法務に強い法曹・情報やITに強い法曹を目指せことができます。

入学試験にも特徴を持ち、「営利法人と非営利法人の違いは?」などといったほかの法科大学院ではあまり見られない一行問題の出題が公法・民事・刑事の3科目で毎年出題されます。

広島大学法科大学院

広島大学では、高い倫理観を持ち高度な法務知識を備えた精神的に強靭な法曹の養成を理念に掲げています。

模擬法定教室などが整備されているので、実践的な法曹としての実務も学べるでしょう。

令和4年度司法試験の合格率は22.7%、合格者数は5名と上位の法科大学院と比較すると少なめになっていますが、中国・四国地方の法科大学院の中では有力な選択肢の一つになるロースクールなのです。

九州大学法科大学院

九州大学は、創造的思考による問題解決能力・深い洞察力と倫理観・広い視野を持った総合的分析能力の養成を目的としています。

自習時間を多く確保している点が特徴で、自発的に学ぶことで法曹としてのスキルを伸ばすことができます。

令和4年度の司法試験における合格率は33.3%、合格者数は22名となっており、順調に実績を伸ばしている今注目の法科大学院です。

創価大学法科大学院

創価大学では、法曹として求められる専門的な知識・能力を習得し「創造的な法曹」の養成を理念に掲げています。

図書館や自習室はもちろん、模擬法廷教室もあるので、実践的なスキルを培うことができるでしょう。

合格率は比較的高い水準となっており、令和4年度司法試験では合格率37.5%、合格者数12名となっています。

諸経費について見てみると、授業料は960,000円、入学金は100,000~200,000円、在籍料60,000円、教育充実費として200,000円の費用負担が発生します。

法科大学院の比較表

それでは、これまで紹介してきたロースクールの特徴などをまとめた表をご覧ください。

講座名 特徴 特徴
東京大学 有名講師陣による講義
京都大学 討議、対話を重視した授業
一橋大学 実戦的な内容を含んだカリキュラム
慶應義塾大学 司法試験に特化した演習科目
早稲田大学 実務的な内容まで学習
中央大学 伝統があり、学習環境は充実
大阪大学 合格率が高く、実績豊富
神戸大学 飛び級入学があり、1年早く大学院入りできるチャンスがある
東北大学 質の高い学びを享受できる
名古屋大学 幅広い分野に特化した法曹を目指せる
広島大学 実践的なスキルを習得できる
九州大学 想像力を備えた法曹を目指せる
創価大学 費用は高いが、学習環境の充実度が魅力

気になる大学については、ホームページのチェックや資料請求を通して、細かく情報収集をしていきましょう。

法科大学院を選ぶ際に大切なポイント

選び方

それでは、法科大学院を選ぶ際に大切なポイントを紹介していきます。

ポイントを押さえることで自分と相性の良い人ロースクールに入学できるので、参考にしてください。

費用

法科大学院での学費は一般的にかなり高額で、入学から卒業までトータルで見ると200~700万円程度の負担は覚悟しなければなりません。

また、学校によって費用がかなり違うため、事前にしっかりと調べておく必要があります。

国立は一律で安い一方で、有名私立の法科大学院はかなり高くなるため、費用も学校を選ぶ際の基準にすることをおすすめします。

合格発表の状況

司法試験の合格を目指す上で、合格発表の状況はかなり重要な指標です。

合格率が60%を超える優れた大学院もある一方で、10%以下の法科大学院もあるので、実績を重視している方は必ずチェックしましょう。

合格実績は学校の信頼度に直結する重要なデータなので、学校選びの軸になるでしょう。

独自性

学校ごとに授業の独自性があり、例えば対話を重視する大学院や実戦的な内容が学べる大学院など、特徴は様々です。

司法試験の合格を目指すという共通の目標はありますが、大学院ごとに雰囲気やカリキュラムは様々なので、キャリア構成なども踏まえて自分に合った大学院を探しましょう。

受験難易度・偏差値

法科大学院の入試倍率は2~3倍程度が一般的で、入学することも大変であることが分かります。

レベルの高いロースクールの方が司法試験に合格しやすいため、できれば受験の段階から高いレベルを目指すことをおすすめします。

法科大学院には難易度を示す偏差値は算出されませんが、今回紹介したランキング順が偏差値ランキングと考えて差し支えありません。

また、大学院によって出題される科目に差があるので、自分の得意不得意という面から学校選びをしても良いでしょう。

大学院の信頼性

信頼性の高い講座の方が学習に集中できるのは言うまでもありません。

信頼性を測る上で基準となるのは合格実績なので、やはり合格実績は重視することをおすすめします。

合格実績以外にも、その大学院の評判や口コミなども有益な情報となるので、多くの情報を集め分析した上で受験する学校を決めてください。

2023年法科大学院ランキングまとめ

2023年法科大学院ランキングまとめ

  • 東京大学や京都大学は、学費が安い上に講義の質も高い
  • 多くの法科大学院で学習に集中できる環境が整っている
  • 各学校で入試の際の出題科目に違いがあるので、要確認
  • 費用や司法試験の合格実績なをトータルで見て、入学する学校を決めよう

多くの法科大学院がある中で、こちらの記事で紹介した学校は特に評判が優れています。

特に、上位の学校は実績や講師の質が優れていることから、安心して入学できるでしょう。

法曹を目指している方は、こちらの記事を参考にして後悔の無い法科大学院選びをしてください!

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