二級建築士の難易度は高い?一級・木造建築士との合格率の比較や勉強方法まで解説

「二級建築士の難易度って高いの?」

「一級や木造建築士とはどう違う?おすすめの勉強方法は?」

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

二級建築士は合格率や合格基準からして、比較的に難易度の高い資格であると言えます。しかし、需要が多い資格であるので、挑戦する価値は十分にあるでしょう。

今回は二級建築士の難易度について、一級・木造建築士との合格率比較やおすすめの勉強方法と共に解説します。

これを読めば、二級建築士の難易度が比較的高いということがよくわかるはずです。

二級建築士の難易度についてざっくり説明すると

  • 合格率は二級が20%、一級が10%、木造が30%前後
  • 各科目で100点中60点以上取らなくてはならない
  • 独学でも合格することは可能

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二級建築士の難易度は比較的高い

二級建築士の難易度表

過去5年間の二級建築士試験の合格率は以下の通りです。

学科 設計製図 総合
平成30年度 37.7% 54.9% 25.5%
令和元年度 42.0% 46.3% 22.2%
令和2年度 41.4% 53.1% 26.4%
令和3年度 41.9% 48.6% 23.6%
令和4年度 42.8% 52.5% 25.0%

データ出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター 試験結果

上記より、二級建築士の難易度は比較的高いと言えるでしょう。

なお、設計製図に関しては、試験の3ヶ月前にデザインのテーマが発表されるため、比較的試験対策がしやすく、合格率も高くなっています。

ちなみに設計製図の試験が受けられるのは学科試験の合格者だけなので、受験するならまずは学科合格を目指さなければいけません。

二級建築士試験の科目数は4種類

二級建築士の難易度が比較的高い要因は、科目数の多さにあると考えられます。4科目を満遍なく勉強する必要があるため、試験勉強は大変です。

特に学科Ⅲの建築構造と学科Ⅳの建築施工に関しては、力を入れて対策する必要があります。新しい傾向の問題が出題されることもあり、この2科目は特に難易度が高いと言われているからです。

以下では二級建築士の試験内容を科目ごとに紹介します。

計画

学科Ⅰの建築計画は、建築各論・環境工学・建築士・建築設備の4分野で構成されています。

基本的は過去問と同様の問題が多く出題されますが、環境工学と建築設備には難問も含まれるため、この2分野はしっかり対策しなければいけません。

法規

学科Ⅱの建築法規では、建築基準法をはじめとする法令に関する様々な問題が出題されます。

建築法規は「法令集」と問題文を比較検討して、問題文の正誤を判定するという独特な形式で行われるため、練習を積んで法令集を使いこなせるようにしておかなければいけません。

また計算問題も一部出題されるので、こちらも過去問演習を十分にこなす必要があります。総じて、対策に時間のかかる分野と言えるでしょう。

構造

学科Ⅲの建築構造は、苦手とする受験生が多い二級建築士試験の鬼門です。構造力学・各部構造・材料の3分野から構成されています。

問題の難易度は高いですが、公式を用いた計算問題の解法パターンは決まっているため、それさえ覚えれば問題なくクリアすることができるでしょう。

施工

学科Ⅳの施工は、施工計画・各部工事・測量・積算・契約の5分野から構成されています。特に施工計画と各部工事の二つは出題数が多いので、重点的に対策する必要があります。

なお、施工では新しい傾向の問題が出題されることも珍しくないため、基本知識を柔軟に応用する力が必要です。

二級建築士試験の受験資格

二級建築士の受験資格は、建築に関する学歴また資格等に応じて定められた実務経験年数の用件を満たした者に与えられます。詳細は以下の通りです。

学歴または資格等 実務経験年数
大学・短期大学・高等専門学校・高校・専修学校・職業訓練校などにおいて指定科目を修めて卒業した者 最短0年
建築設備士 0年
外国大学を卒業した者などその他都道府県知事が特に認める者 所定の年数以上
建築に関する学歴なし 7年以上

以上より、二級建築士はそもそも受験資格を得るのが大変な資格だと言えるでしょう。特に建築に関する学歴がない場合は、7年以上の実務経験が必要なので骨が折れます。

二級建築士資格の偏差値は56

二級建築士の偏差値は56程度と言われています。これは一級建築士よりは低いものの、資格全体で見ればやや高い水準です。

そのため、二級建築士は比較難易度の高い試験だと言えるでしょう。

ただし、偏差値60超えの資格もたくさんあるため、手が付けられないほど難しいというわけではありません。ちなみに一級建築士の偏差値は66程度です。

二級建築士試験の合格率はどのくらい?

ここからは二級建築士試験の合格率や合格基準についてお伝えします。

二級建築士の合格率はおよそ20%

先ほども少し紹介しましたが、過去5年間の二級建築士試験の最終合格率は以下の通りです。

年度 最終合格率
平成30年度 25.5%
令和元年度 22.2%
令和2年度 26.4%
令和3年度 23.6%
令和4年度 25.0%

データ出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター 過去5年間の二級建築士試験結果データ

上記より、二級建築士試験の合格率は例年20%前後であることがわかります。よって合格率の観点からも、難易度は比較的高いと言えるでしょう。

合格点と選抜条件(足切り)が厳しい

二級建築士の学科試験の合格基準点は原則各科目13点以上かつ総得点が合計60点以上となります。

ただ、本試験において想定される合格率との乖離が生じたケースでは、合格基準点が補正されることがあります。

2022年試験では、建築法規・建築構造の2科目で以下の通り合格基準点の補正がありました。

科目 合格点
計画 25点中13点
法規 25点中14点
構造 25点中14点
施工 25点中13点
合計 100点中60点

このように各科目で6割以上の正答率が必要になるため、合格するのは難しいと言えるでしょう。

なお、合格点に関しては年度によって変動する可能性があるため、受験する際は最新情報をチェックすることをおすすめします。

製図試験は4段階評価

製図試験では、以下のような4段階評価がなされます。

ランク 内容
ランクI 「知識及び技能」を有するもの
ランクII 「知識及び技能」が不足している
ランクIII 「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクIV 設計条件・要求図面等に対する重大な不適合に該当するもの

このうち、合格できるのは「ランクI」だけです。よって、合格率自体は学科試験よりも高い製図試験ですが、この合格基準からすると難易度は高いと言えるでしょう。

なお、「知識及び技能」とは二級建築士に求められる「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」のことを指します。

最低でも500時間の勉強時間が必須

ネットの口コミを総合すると、二級建築士試験に合格するには500〜1,000時間の勉強時間が必要です。

もちろんそれぞれの学力や状況によって個人差はありますが、初学者の場合は少なくとも「1,000時間」は見積もっておいた方が良いでしょう。

よって合格するには長期的に学習を継続しなければならないため、モチベーションの維持が課題となります。

二級建築士試験の合格者層

建築技術教育普及センターが公表しているデータによると、二級建築士試験合格者の学歴・資格別、職務内容別の属性は以下の通りです。

以下は令和4年度学科試験の合格者層の数値となります。

  • 受験資格別
区分 構成比
大学 68.9%
二級建築士(※1) 8.7%
専修学校 5.7%
建築設備士(※2) 1.4%
その他(※3) 3.9%
  • 職務内容別
区分 構成比
建築設計 34.5%
施工現場管理 22.2%
構造設計 7.3%
工事監理 5.7%
学生・研究生 4.7%
その他(行政、設備設計、積算、研究教育等) 25.6%

データ出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター 試験合格者の主な属性

受験資格別のデータを見ると、受験者の大半は大学生の段階で受験することがわかります。

また職務内容別のデータからは、建築設計や施工現場監理など、建築関連の職業に就かれている方の受験が多いと言えます。

他の建築系資格との難易度比較

以下では二級建築士と他の建築系資格の難易度を比較してみましょう。

一級建築士との違い

一級建築士・二級建築士は、共に建築物の設計・監理の専門家であるため、計画力が求められる資格及び職業であることは変わりません。

しかし、両者では取得の難易度やメリット、収入などが異なります。

一級建築士の資格概要

一級建築士と二級建築士ではそもそも資格概要が異なります。一級建築士は国土交通省から交付される資格であるのに対し、二級建築士の資格を交付するのは各都道府県知事です。

また二級建築士はアパートや戸建て住宅など、比較的規模の小さい身近な建築物が扱えるのに対し、一級建築士はあらゆる建築物を扱うことができます

なお、一級建築士の試験内容は以下の通りです。

試験の区分 出題形式 出題科目 出題数 試験時間
学科の試験 四肢択一式 学科I(計画) 20問 学科IIと合わせて2時間
学科II(環境・設備) 20問
学科III(法規) 30問 1時間45分
学科IV(構造) 30問 学科Vと合わせて2時間45分
学科V(施工) 25問
設計製図の試験 あらかじめ公表する課題の建築物についての設計図書の作成 設計製図 1課題 6時間30分

一級建築士とは受験資格も異なる

一級建築士と二級建築士では受験資格も異なります。一級建築士の受験資格は、以下の「建築に関する学歴または資格」を有する者に与えられます。

  • 大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等において指定科目を修めて卒業した者
  • 二級建築士
  • 建築設備士
  • その他国土交通大臣が特に認める者(外国大学を卒業した者等)

なお、令和2年度からは従来の「実務経験要件」が撤廃されたので、幾分か受験ハードルは下がったと言えるでしょう。

一級建築士の合格率は約10%

過去5年間における一級建築士試験の合格率は以下の通りです。

学科 設計製図 総合
平成30年度 18.3% 41.4% 12.5%
令和元年度 22.8% 35.2% 12.0%
令和2年度 20.7% 34.4% 10.6%
令和3年度 15.2% 35.9% 9.9%
令和4年度 21.0% 33.0% 9.9%

データ出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター 過去5年間の一級建築士試験結果データ

上記より、一級建築士の最終合格率は概ね10%強であることがわかります。よって一級建築士の方が二級建築士よりも難しいです。

一級建築士は資格試験の中でも有数の難関試験と言えるでしょう。

一級建築士の方が収入は高い

一級建築士の収入は300万円〜1,000万円と言われています。一級建築士の中でもかなりの収入格差があるものの、概ね二級建築士よりは高い水準です。

一級建築士の方が取得の難易度が高く、扱える建築物の範囲の広いので当然と言えば当然ですが、高収入を望むなら一級建築士を狙うのが良いでしょう。

ただし、独立開業した場合の収入は青天井なので、独立して成功すれば二級建築士でも並の一級建築士の収入を超えることは十分に可能です。

一級と二級建築士ならどちらがおすすめ?

一級建築士は二級建築士と違い、扱える建築物の規模に制限がないため、受験資格があるのであれば、一級建築士を受験するのが良いでしょう

しかし、一級建築士は非常が取得の難易度が高い資格です。そのため、はなから戸建て住宅などしか扱うつもりがないのであれば、二級建築士でも十分でしょう。

二級建築士でも十分独立して成功することはできるので、取得のしやすさを優先するという選択肢もあります。

一級と二級で申込方法が異なる

建築士免許を取得する流れは以下の通りです。

  1. 受験申込(4月頃)

  2. 受験資格審査(有資格者に受験票を送付)

  3. 学科試験

  4. 学科試験の合格者発表

  5. 製図試験

  6. 製図試験の合格者発表

  7. 建築士免許申請(一級は国土交通省・二級は都道府県知事)

上記の通り、一級と二級では建築士免許の申請先が異なります。また取得の手順に関しても受験資格のように変更される可能性があるので、受験する際は最新情報を確認してください。

木造建築士資格との比較

木造建築士は小規模な木造建築物を専門とする建築士で、昔ながらの住宅や歴史的建造物の工事に携わることができます。

そのため、二級建築士とは扱える建築物の種類が異なります。また二級建築士とは違い、木造建築士には大工の専門知識も必要です。

なお、過去5年間における木造建築士試験の合格率は以下の通りです。

学科 設計製図 総合
平成30年度 57.4% 64.9% 35.8%
令和元年度 56.1% 59.4% 33.3%
令和2年度 53.0% 72.1% 37.8%
令和3年度 49.9% 67.7% 33.0%
令和4年度 62.6% 59.0% 35.5%

データ出典:公益財団法人 建築技術教育普及センター 過去5年間の木造建築士試験結果データ

上記より、木造建築士の方が二級建築士よりも取得しやすい資格であると言えるでしょう。

ちなみに木造建築士の受験資格は、二級建築士のそれと同じです。

二級建築士の需要は大いにある

日本には小規模な建物が非常に多いので、二級建築士の需要は大きいです。

安定した収入を得られる可能性が高い

二級建築士の年収は300万円〜700万円程度と言われており、収入にはかなりの格差がありますが、建築事務所などに就職すれば安定した収入を得ることができます

また二級建築士の資格があれば、独立開業することも十分可能です。二級建築士の需要は大いにあるため、うまくやれば年収1,000万円超えも夢ではありません。

就職や転職にも有効

二級建築士は需要が多い資格なので、取得しておくと就職や転職では有利に働くでしょう。

なお、建築士として活躍したいのであれば、建築施工管理技士や福祉住環境コーディネーターの資格も合わせて取得するのがおすすめです。

ちなみに前者の合格率は40%前後、後者の合格率は40〜50%前後なので、二級建築士の合格者であれば問題なく取得できるでしょう。

建築施工管理技士の基本情報

建築施工管理技士は、建設工事の現場における主任技術者もしくは監理技術者として、施工管理や安全管理を行うのに必要な資格です。

建築士と同じように1級と2級の区分があり、1級建築施工管理技士はあらゆる規模の工事に携わることができます。

二級建築士の有資格者であれば、1級建築施工管理技士の受験資格が得られるため、合わせて挑戦すると良いでしょう。

ちなみに過去5年間における1級建築施工管理技士の合格率は以下の通りです。

年度 学科 実地
平成30年度 36.6% 37.1%
令和元年度 42.7% 46.5%
令和2年度 51.1% 40.7%
令和3年度 36.0% 52.4%
令和4年度 46.8% 45.2%

データ出典:一般財団法人 建設業振興基金 昨年度の実施状況

福祉住環境コーディネーターの基本情報

福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障害者に対する住環境のアドバイザーです。

医療や福祉、建築に関する幅広い知識を駆使し、各種の専門職に協力を仰ぎながら顧客により良い住環境のプランを提示します。

高齢化によって福祉分野の需要が高まっている現代では、持っておいて損はない資格と言えるでしょう。

なお、福祉住環境コーディネーターには特別な受験資格がありません。ただし、1級を受験するには2級に合格する必要があります。

また過去5年間における福祉住環境コーディネーター2級の合格率は以下の通りです。

年度 合格率
平成30年度 28.6%
令和元年度 37.7%
令和2年度 46.8%
令和3年度 67.8%
令和4年度 39.9%

データ出典:福祉住環境コーディネーター検定試験®とは

キャリアアップにも役立つ

二級建築士を取得すれば、一級建築士の受験資格が得られます。一級建築士の方が業務の幅が広いので、建築士としてのキャリアアップを目指すなら、一級を狙うのがおすすめです。

なお、二級建築士に合格できるだけの知識と技能があれば、一級建築士の勉強もスムーズに進められるでしょう。

二級建築士に合格したら、試験勉強の知識を忘れないうちに一級の勉強に取り掛かるべきです。

二級建築士には定期更新が必要

二級建築士の需要は多いので、安定性や将来性は十分な資格だと言えるでしょう。しかし、二級建築士として仕事を続けるには定期的に資格の更新を行わなければいけないので、その点には注意が必要です。

具体的には建築士事務所に属する建築士は、3年ごとに建築士定期講習を受けることが建築士法によって義務付けられています。

二級建築士の独学での勉強方法

勉強する少女

二級建築士を取得するには、職業訓練校や専門学校、通信教育などで勉強するという方法が考えられますが、独学で挑戦するという選択肢もあります。

二級建築士は比較的難易度の高い試験ではありますが、過去問演習を中心にうまく対策を行えば独学での合格も可能です。

モチベーションの維持に気をつける

先述した通り、二級建築士試験に合格するには1,000時間程度の勉強が必要です。1日3時間勉強したとしても1年近くかかる計算になるので、独学だとモチベーション維持が課題になるでしょう。

そのため、日々集中して効率よく勉強することを意識しつつ、モチベーションを高める工夫もしなければいけません

モチベーション維持の工夫としては、毎日小さなノルマを設定することがおすすめです。ノルマをクリアすれば達成感が得られるので、その都度やる気を高めることができるでしょう。

学習計画を立てて学習する

試験勉強はかなりの長期間に及ぶため、きちんと学習スケジュールを立てて、計画的かつ効率的に学習を進める必要があります。

合格までの道筋をあらかじめはっきりさせておけば、計画通りに勉強を進めることで達成感を得られるため、モチベーションを高めることにもつながるでしょう。

なお、学習スケジュールにはある程度ゆとりを持たせておくことをおすすめします。張り切ってやるべきことを詰め込み過ぎると、すぐに挫折してしまう可能性があるので、理想の8割くらいの計画にすると良いでしょう。

テキストで傾向を掴むのもおすすめ

独学では、参考書や過去問、法令集を使って勉強するのがおすすめです。まずは参考書を熟読し、試験の全体像を把握しましょう。

また疑問点が見つかった場合に相談できる相手を見つけておくのもおすすめです。同僚や友人などに相談してみましょう。

なお、相談相手が見つからず、疑問点が解消できない場合は、その部分は捨てて他の問題を解けるようにするのというのも一つの選択肢です。

試験本番に一抹の不安を残すことにはなりますが、いくら考えてもわからない問題にずっと頭を悩ませているよりははるかに効率的と言えるでしょう。

過去問を繰り返し解くことが大切

二級建築士試験では、過去問からの出題がかなり多いので、基本的に試験対策は過去問演習を中心に進めるのがおすすめです。

なお、過去問を解いていてわからない専門用語などが出てきた時は、参考書や法令集を使って復習することが大切になります。

適宜復習を行いながら、過去問を繰り返し解けば、ある程度得点能力を完成させることができるでしょう。

二級建築士独学におすすめのテキスト

二級建築士の独学の際におすすめのテキストとして、以下の表のようなテキストが挙げられます。

書籍名 価格(税込)
建築関係法令集 法令編 1,999円
2級建築士試験 設計製図課題集 3,300円
令和5年度版 2級建築士試験学科過去問セレクト7 Now&Next 3,630円

毎年多くの受験生に愛用される法令集

令和5年版 建築関係法令集 法令編
1999円
令和5年版 建築関係法令集 法令編
1999円

1冊目の法令関係でおすすめの参考書の特徴は、何といってもコンパクトに冊子がまとまっている点です。

これにより、試験会場に持ち込んで実際に使うこともできるので、勉強中から本番までの良き相棒となること間違いなしでしょう。

あらゆる課題に対応できる1冊

令和5年度版 2級建築士試験 設計製図課題集
3300円
令和5年度版 2級建築士試験 設計製図課題集
3300円

2冊目は設計製図課題対策の際におすすめの1冊を紹介します。

この本は、過去の試験課題を分析して、あらゆる課題に対応できる1冊に仕上げています。

令和4年度の試験対策内容もふんだんに盛り込んでいることから、今年度の試験対策もばっちり行えること間違いなしです。

過去問対策の王道となる問題集

令和5年度版 2級建築士試験学科過去問スーパー7
3630円
令和5年度版 2級建築士試験学科過去問スーパー7
3630円

最後に紹介するのは、2級建築士試験の過去問演習の際に使用をおすすめする1冊です。

この本は平成28年~令和4年度までの全7年分・700問もの問題が掲載されています。

大きな特徴として、総合資格学院が長年のノウハウと基に作成した超丁寧な解説が挙げられます。

これにより、間違った箇所もしっかりと理解を深めることができるのです。

二級建築士の難易度まとめ

二級建築士の難易度についてまとめ

  • そもそも受験資格を得るのが難しい
  • 過去問演習を中心に上手く対策すれば、独学でも合格可能
  • 通信講座を活用するのもおすすめ

二級建築士の難易度について解説しました。

二級建築士の最終合格率は例年20%前後です。また合格するには4科目の全てで100点中60点以上を取らないといけません。

よって二級建築士は比較的難易度の高い資格であると言えるでしょう。ちなみに他の建築士資格と比較するなら、木造よりは難しく、一級よりは簡単です。

しかし、難易度が高い資格であるものの、試験には過去問からの出題が多いため、過去問演習を中心に上手く対策すれば独学でも十分合格が狙えます。

また通信講座を活用して、効率よく勉強するのも良いでしょう。

二級建築士は需要が非常に多い資格なので、積極的に挑戦することをおすすめします。

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