【2024】今取りたい家計に強くなる資格ランキング|お金や税金周りで役立つ資格を紹介
- 「家計管理は少し苦手…」
- 「お金に関する知識がないけど何からやっていいかわからない…」
このようなお悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、家計に役立ち、お金に強くなるための資格TOP7について紹介します。
資格を取得することは節税、投資、貯蓄、さらには資産運用まで、幅広い知識を身につけるためにとても役立ちます。
この記事を読むことで、どの資格があなたの家計管理や経済的な目標達成に最適かを理解し、最適な家計管理を実現するための一歩を踏み出すことができます!
【2024年】家計に役立つ・お金に強くなる資格TOP7
こちらのランキングは下記の調査方法・調査結果をもとに算出しています。
調査実施概要
- 調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)
- 調査期間:2024年1月8日〜1月15日
- 調査概要:家計管理に役立つと思う資格に関するアンケート(複数選択可能)
- 調査対象:20代〜50代の社会人の方1,114名
<投票結果>
順位 | 資格名 | 投票数 |
---|---|---|
1位 | FP | 811 |
2位 | 簿記 | 405 |
3位 | 家計管理アドバイザー | 320 |
4位 | 年金アドバイザー | 183 |
5位 | 相続アドバイザー | 121 |
6位 | マネーマネジメント検定 | 97 |
7位 | 証券外務員 | 44 |
1位:FP
FP(ファイナンシャルプランナー)資格試験は、1級、2級、3級と分かれていて、知識レベルに応じて選択できます。
試験は主に選択式問題で、家計のライフプランニングや資産運用、リスク管理などの幅広い分野をカバーします。
現在、新NISAのスタートに伴い、この制度に関する包括的な知識もFP試験で学ぶことが可能です。そのため、今投資を始めようと考えている方にとって、FP資格は非常に有益なものと言えます
取得するメリット
FP(ファイナンシャルプランナー)資格の取得は、金融資産運用や家計管理、税金対策などの知識を得ることができ、これらの知識は仕事だけでなく個人の生活にも大きく役立ちます。
また、資格取得によって就職や転職が有利になるケースが多く、特に金融や保険関連の業界で高い評価を受ける可能性があります。
さらに、日常生活での家計管理や資産運用の知識を深めることができ、家族や友人の相談に乗ることも可能になります。
選ばれた理由
以下に実際の調査で得られたコメントを記載します。
ファイナンシャルプランナーの資格は将来設計がしやすい知識が付くので、家計に役立つと思います。 資格Times実施アンケートより
お金に関する幅広い知識を得ることができ、金銭的な損をする確率が減るため 資格Times実施アンケートより
ファイナンシャルプランナーは、投資、節約、保険、税務、退職計画など、家計に関する様々な側面について専門的な知識を持てるので役立つと思います。 資格Times実施アンケートより
これらのコメントを見てみるとやはりファイナンシャルプランナーが家計に役立つと選ばれた理由は、将来設計をサポートする知識を提供し、投資、節約、保険などの分野で金銭的な損失のリスクを減らす幅広い知識を身につけることと考えられているから、ということがわかります。
2位:日商簿記
日商簿記検定は、商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算などの知識を評価する試験で、1級から3級までのレベルがあります。
1級は最も難しく、大企業の経営管理や経営分析に関する深い知識が求められます。
2級は中小企業の経理担当者や経理事務員に必要な知識レベルで、財務諸表の読解力を養います。
3級は零細企業の経理担当者や補助者に適した初歩的な商業簿記の知識を問います。
合格率は、1級が10%前後、2級が20~30%程度、3級が40~50%程度で、合格点は全級共通で100点中70点以上です。
取得するメリット
日商簿記資格の取得は、お金に関する知識を深め、家計管理をスムーズに行うことができるようになるなど、個人生活においても大きなメリットがあります。
また、会計は時代を問わず重要とされるビジネススキルの一つであり、英語やプログラミングと並んで、現代社会で必要とされる**「3つの言語」**の一つとして位置づけられています。
さらに、公認会計士や税理士などの専門職への登竜門ともなっており、他の資格取得へのステップアップにも役立つことが多いです。
選ばれた理由
以下に実際の調査で得られたコメントを記載します。
簿記は、家計簿をつけるにあたって、適切かつ正確な家計管理ができるようになると思うからです 資格Times実施アンケートより
企業の中でのお金の管理というとても重要な仕事を担当する人に必要な資格なので、家計内のお金の管理は簿記を持っている人なら、より簡単にできそうだから。」 資格Times実施アンケートより
家計管理に役に立つからです。 実際上に簿記2級を持っていますが、役に立っているからです。 資格Times実施アンケートより
これらのコメントを見ると日商簿記資格が家計管理に役立つと選ばれたのは、家計簿の適切かつ正確な管理能力を高めることができる点、企業レベルでの財務管理の知識が家計にも応用できると考えられているためだということがわかります。
実際に簿記資格を持つ人は、その知識を日々の家計管理に活かし、効果を実感しているようです。
3位:家計管理アドバイザー
家計管理アドバイザーの資格は、自分自身や他者の家計整理に役立つスキルを身につけることを目的としています。
2級講座(基礎コース)では、6時間の講義と実技の後、30分の筆記試験が行われ、90%以上の回答率で合格となります。
1級講座(指導者養成コース)では、14時間の講義と実技を経て、実技試験があります。これらの講座は、家計管理を改善したい個人や、家庭や職場で知識を活用したい方向けです。
2級講座はオンラインでも受講可能で、家計整理の基本からお金と心の関係、行動経済学の視点など、家計整理に関連する多様なトピックを学びます。
取得するメリット
家計管理アドバイザーの資格取得は、個人の家計整理スキルの向上に役立ちます。2級講座では、自身の家計を整え、無駄遣いを減らし、貯蓄を増やす方法を学びます。
1級講座を修了すると、2級講座を指導できる家計整理アドバイザー認定トレーナーとなり、家計整理の専門家としてキャリアを築く道が開かれます。
これらの資格は、個人生活の改善だけでなく、家計整理に関連する職業においても専門性とキャリアの発展に役立ちます。
選ばれた理由
以下に実際の調査で得られたコメントを記載します。
家計整理アドバイザーは直接的に家計簿の管理と節約などに役立つと思うので。 資格Times実施アンケートより
家計整理についてのノウハウを学ぶことができるから。 資格Times実施アンケートより
家計整理とそのままのネーミングで、保険、年金、証券などひっくるめて整理、管理できそうだから。 資格Times実施アンケートより
これらのコメントを見ると、この資格が家計簿の管理と節約に直接的に役立つこと、家計整理に関する包括的なノウハウを提供し、保険や年金、証券を含む家計の全般的な整理と管理に適していると認識されていることが選ばれた理由であることがわかります。
4位:年金アドバイザー
年金アドバイザーの資格試験は、2級、3級、4級の3段階に分かれており、各級に応じた年金に関する専門知識が評価されます。
2級は記述式、3級と4級はマークシート方式で実施され、試験時間は2級が180分、3級が120分、4級が90分です。
合格基準は満点の60%以上で、試験は全国の選択した会場で行われます。特に金融機関等で働く方に推奨される資格で、年金に関する実用的な知識を体系的に学ぶことができます。
取得するメリット
年金アドバイザーの資格を取得することで、家計に対するメリットとしては、年金に関する基礎知識を深めることができる点が挙げられます。
この知識は、年金に関する相談業務において信頼を得るために役立ち、より適切なアドバイスを行うことが可能になります。
また、社会保険労務士(社労士)試験の年金科目の学習の下地としても役立つため、社労士試験を目指す方にとっては、年金科目の得意分野を作る上でのステップとなり得ます。
ただし、年金アドバイザー資格自体は金融機関の職員などに特に推奨される資格であり、金融機関に勤務していない場合は、直接的なメリットは限定的かもしれません。
選ばれた理由
以下に実際の調査で得られたコメントを記載します。
高齢者が増えている現状、年金等分からないこと求める人が多くなると思うため 資格Times実施アンケートより
やはり少子高齢化が進み、年金に不安を抱える人が増える可能性が高いということを考えると、これからの需要が高まると考えられるという声が多かったです。
5位:相続アドバイザー
相続アドバイザー資格は、相続に関する手続きや実務に必要な知識を測る民間資格で、2級と3級があります。3級は相続の基礎知識や金融実務、相続税の相談に関する知識を、2級は相続対策やアドバイス方法、相続手続きに関する知識を評価します。
試験は年2回(3月と10月)実施され、3級は約120分、2級は約180分の試験時間が設定されています。出題形式はマークシート式と記述式で、合格基準は100点満点中の60点以上です。
取得するメリット
相続アドバイザーの資格取得は、家計において相続に関する包括的な知識を身につけるメリットがあります。
この資格を持つことで、相続時の複雑な手続きや必要な書類の準備についての正確なアドバイスを受けることができ、不必要な手間や費用を削減できます。
また、相続に関連する法律、税務、金融の知識が家計管理に役立ち、相続プロセスをスムーズに進めることが可能なります。
ただし、相続アドバイザーはあくまで相談役であり、実際の法務や税務手続きは専門家が必要です。
選ばれた理由
以下に実際の調査で得られたコメントを記載します。
将来的に相続の問題には必ず直面するので。父方の実家に広い土地があり、相続で損をしたくないから。 資格Times実施アンケートより
やはり、この資格を取ることで、身の回りで実際に直面する可能性の高い相続という課題に対して、解決の手助けになると考えられていることが大きな理由となっているようです。
6位:マネーマネジメント検定
マネーマネジメント検定は、日本余暇文化振興会が監修・認定を行う検定試験で、金融学習協会が主催しています。
この検定は「今日から役立つお金の検定」というコンセプトのもと、一般的な経済知識やお金に関する考え方、貯金の方法、家計管理、資産形成など、生活に密着した知識を習得することを目的としています。
マネーマネジメント検定には1級と2級があり、1級ではリスク管理や資産形成に活きる知識・実践法を学ぶ内容が含まれ、2級では基礎的な知識を獲得し、お金に関する判断基準を身につけることが目標です。
ただし、現在新規の検定申込みは受け付けていない状況です。
取得するメリット
マネーマネジメント検定を取得することで得られる家計に対するメリットは、お金の教養を身に着けることができる点にあります。
この検定では、お金についての考え方、貯金の方法、家計管理や資産形成など、日常生活に密接に関連する金融知識を習得できます。
具体的には、1級ではリスク管理や資産形成に役立つ知識や実践法を学び、2級では基礎的な知識を身につけ、お金に関する適切な判断基準を得ることができます。これにより、家計に関する意識を高め、より効率的なお金の管理が可能になります。
選ばれた理由
以下に実際の調査で得られたコメントを記載します。
マネーマネジメントはいまの暮らしに直結するすべ、生活が豊かになる方向に家計を見渡せる、見直させる技術だと思うから。 資格Times実施アンケートより
やはり、家計に直結するマネーリテラシーを身につけられるという部分が魅力的に映る方が多いようです。
7位:証券外務員
証券外務員資格試験は、金融商品取引法を根拠に日本証券業協会が認定する公的資格で、一種と二種の2種類があります。一種は幅広い金融商品の取扱いが可能で、二種はより基本的な範囲に限定されます。
試験は〇×問題と五肢択一選択方式で行われ、パソコンを用いたCBT方式で全国のテストセンターで受験可能です。一種試験は100問、二種試験は70問で出題され、出題範囲には法令・諸規則、商品業務、関連科目が含まれます。
合格には一定の得点が必要で、合格率は約65%程度です。
取得するメリット
証券外務員の資格を取得することで、家計に対しては直接的な収入増には繋がらないものの、間接的なメリットが見込めます。
この資格を通じて得られる金融商品や市場に関する知識は、自身の資産運用や家計管理に活かせるため、賢いお金の管理や運用が可能になります。
また、金融業界では必須の資格とされているため、金融業界での就職や転職を考えている場合、資格を持っていることがその意欲を示すことになり、就職活動時に有利に働くことが期待できます。
選ばれた理由
以下に実際の調査で得られたコメントを記載します。
証券外務員はやっぱ投資といったお金のスペシャリストで長期的に増やせそう。 資格Times実施アンケートより
新NISAが始まるということもあり、投資を家計管理に役立てたいという声も多く、証券外務員をとっておく重要性が高まってきているようです。
家計に強くなる資格を取得するメリット
お金の知識を体系的に学習可能
資格を取得することの大きなメリットは、学習過程で得た知識が将来的にも役立つ「一生モノ」のスキルとなることです。
資格を取得する過程では、家計管理、貯蓄、投資、税金、保険など、日常生活に密接に関わる多岐にわたる金融分野について学ぶことができます。
このような総合的な学習は、単に情報を収集するだけでは得られない、深い理解と実践的なスキルを養うことにつながります。
また、資格取得は単に知識を増やすだけでなく、その知識をいかに実生活に応用するかという点においても大きなメリットをもたらします。
例えば、予算管理や財務計画の立案に必要なスキルを習得することで、日々の支出を効果的に管理し、長期的な財務目標を達成するための戦略を立てることができるようになります。
結局のところ、家計に強くなるための資格を取得することは、金融知識の習得だけでなく、より広い視野を持って日常生活や将来の計画を考える上での土台となり、経済的な自立と安定を実現する上での大きな一歩となるのです。
節税や家計管理
家計に関する資格を勉強することで、様々な税制優遇措置の活用方法を学ぶことができます。これにより、法的な枠組みの中で最大限の税金節約を図ることが可能となります。
たとえば、所得税や住民税の控除を最大限に活用することで、手取り収入を増やすことができるでしょう。
また、家計管理においても、資産管理に対する知識をつけることで収支のバランスを見直し、無駄な支出を削減するための戦略を立てることができるようになります。これにより、日々の支出を効果的に管理し、無駄遣いを防げるようになります。
予算計画を立て、定期的な収支の確認を行うことで、家計の状態を正確に把握し、財務目標達成のための計画を立てやすくなります。
さらに、緊急時のための貯蓄や、教育資金、老後資金など、将来に向けた資金計画を立てる際にも、資格勉強で得た節税や家計管理の知識が大きな助けとなるでしょう。
就職・転職の場面でアピールできる
資格取得は、就職や転職の場面で大きなアピールポイントとなります。特に家計管理や節税などの資格は、金融業界を始め、幅広い分野での就職・転職においても有利に働くことがあります。
資格を持っていることは、その分野における専門知識を有していることの証明となり、採用担当者に対して自身のスキルと知識を客観的に示すことができます。
また、特定の資格は、その業務を遂行する上で必須とされることもあります。例えば、特定の金融商品の取り扱いを許可されている資格や、法律で定められた特定の業務を行うことができる資格などがそれにあたります。
このような資格を持っていることは、即戦力として企業に貢献できる可能性が高いことを示しており、採用の際の大きなアドバンテージとなります。
さらに、資格取得はキャリアアップのためのステップとしても機能します。資格を取得することで、専門性を高め、より高度な業務に挑戦できるようになります。これにより、キャリアの幅を広げ、将来的な昇進や転職の機会を増やすことができます。
お金・税金の勉強は今の時代に必須
お金や税金の勉強が現代において必須である理由は、税制の変更、投資市場の変動、退職金制度の変化など、金融に関する情報が目まぐるしく変化するなかで、自身の財務管理能力を高め、税金の節約や資産運用について自分自身で解決できる可能性を高めるためです。
また、お金に関する知識があると、節約すべきポイントをより具体的に考えることができ、金銭的に生活しやすい方法を見つけることが可能になります。
さらに、お金に対する意識が変わり、単に貯蓄するだけでなく、将来や家族のために幅広くお金を活用する方法を考えることができます。
例えば新NISAやiDecoなど少々専門的な知識が必要ながらも、活用することで資産管理に役立つ制度は多くできています。
さらに、資格を通じてお金の勉強をすることで、世の中で必要になってくる知識をわかりやすく学ぶことができ、就職やキャリアアップにも役立てることが可能になります。
家計に役立つ・お金に強くなる資格TOP7まとめ
この記事では、家計に役立つ資格について紹介しました。
資格勉強というと、少し身構えてしまう方もいるかもしれませんが、お金に関する知識は今後必ず必要になってきます。そして、身構えた後の小さな一歩を踏み出せるかどうかで今後の生活は大きく変わります。
みなさんも、この記事を活かして、今後の家計においての資産管理を強みにしていきましょう!