メンタルトレーナーのおすすめ資格11選!各通信講座の比較や資格の難易度まで調査!
「メンタルトレーナーってどんな資格なの?」
「メンタルトレーナーになるには、どの資格を取ればいいの?」
メンタルトレーナーに興味がある方は、メンタルトレーナーの資格講座を受講しようとしても、どれがよいのか迷ってしまうのではないでしょうか。
メンタルトレーナーは各団体・協会で認定資格があるため、メンタルトレーナーと一言で言っても、たくさんの資格があります。
そこで、この記事ではメンタルトレーナーの資格が取れるおすすめの11資格・通信講座をご紹介します。
ぜひこの中から、学びたい資格を見つけてみてください!
メンタルトレーナーの資格についてざっくり説明すると
- メンタルトレーナーとは、スポーツなどで目標達成するためにメンタルサポートをする仕事
- メンタルトレーナーは国家資格ではなく民間資格
- メンタルトレーナーになるには、メンタルトレーニングを行っている団体・協会の資格を取るのがよい
そもそもメンタルトレーナーとは?
メンタルトレーナーとは、脳科学や心理学をもとに、クライアントの精神面の問題に向けてケアを行う職業であり、現在スポーツ界、教育業界などさまざまな業界で注目されている職業です。
具体的な仕事内容として、クライアントがスポーツなどで目標達成ができるよう、メンタルサポートを行うことに重点を置きサポートします。
メンタルトレーナーの資格を取って得た知識は、クライアントのメンタルケアに活かせるのはもちろんのこと、自分のメンタルケアにも活かすことができます。
メンタルトレーナーになるには
メンタルトレーナーは民間の団体や協会が認定している資格であり、国家資格ではありません。
民間の団体・協会が主催する検定・試験に合格するか、講座を受講すると、メンタルトレーナーに必要な知識が得られます。
また、大学の心理学科で学ぶことでも同じような知識を得ることができます。
さらに、メンタルトレーナーを知る上での注意点として、メンタルトレーナーという資格名はなく、誰でも自由にメンタルトレーナーを名乗ることができるという点です。
そのため、メンタルトレーニングの資格を取得しておくと、信頼性を高められます。
メンタルトレーニングの団体・協会が公認している資格を取れば、他のメンタルトレーナーと差別化でき、クライアントからも信頼を得られるでしょう。
メンタルトレーナーに必要な知識
メンタルトレーナーとして仕事をするには、脳科学、心理学、生理学、行動科学などの知識が必要です。
さらに、実際にクライアントに対してメンタルケアをする上では、面談をスムーズに進める能力も必要です。
具体的には、
- クライアントの話に傾聴できる能力
- 悩みや精神的な課題に寄り添う能力
- クライアントの目標達成のため適切なケアができる能力
などが求められます。
メンタルトレーナー資格の難易度
メンタルトレーナーの資格は、数か月間自分で学習すれば取得可能であり、難易度はそれほど高くないと言えます。
ただ中には、スポーツメンタルトレーニング指導士など難易度の高いものもあります。
スポーツメンタルトレーニング指導士を見てみると、大学院でスポーツ心理学など、メンタルトレーニングに関連する分野の修士号を取得する必要があます。
また、学業成績、研究実績、指導実績も求められるため、取得難易度は非常に高いと言えます。
このように、メンタルトレーナーの資格には大学院修了が条件となるものもある一方、スクールへの通学や通信教育で取得できる難易度の低い資格も多くあります。
メンタルトレーナー資格11選
メンタルトレーナーの資格はさまざまな民間団体が認定しています。
その中から、11種類のメンタルトレーナー資格・講座をご紹介します。
スポーツメンタルトレーナー(JADP認定)
スポーツメンタルトレーナーを取得すると、スポーツをする子供たち・選手たちに対して、メンタル面で大きな支えとなることができます。
現在スポーツにおいては、肉体的なトレーニングだけではなく、メンタル面でのトレーニングも当たり前になっており、有名なアスリートや強いクラブチームには専属のメンタルトレーナーをつけて本番で実力を発揮できるよう、日頃からメンタルトレーニングを行っています。
スポーツメンタルトレーナーの資格を通して、心理学に基づいた選手の精神状態の理解、スポーツをする子供たちへの接し方、正しい声掛けの方法、共感・励ましの仕方、課題の分析などが学べます。
また、当資格を取得する上で必要なスポーツメンタルトレーナー資格取得講座は、オリンピックメダリストのメンタルトレーナーを務めたプロが監修しており、本物のメンタルトレーニングをしっかりと学べる点も大きな魅力です。
資格取得のメリット
スポーツメンタルトレーナーの資格を取得すれば、お子さんのスポーツにおけるパフォーマンス向上をメンタル面でサポートできるでしょう。
強い相手に対して果敢に挑戦できるメンタルの獲得、集中力アップ、ミスをしたときの切り替え、自分から動けるようになることなど、さまざまな成長が期待できます。
キャリカレの通信講座で取得可能
スポーツメンタルトレーナーは、キャリカレの「スポーツメンタルトレーナー資格取得講座」を受講することで受験資格が得られます。そのため、キャリカレの受講は必須です。
キャリカレは実践的な教材と映像講義で学習を行うため、初心者でも安心して始められます。
週2・3日の学習、3ヶ月という短期間で必要なスキル・知識を身につけられる効率的なカリキュラムを敷いており、忙しい方でも無理なく学習を続けられる講座である点も大きな魅力です。
1人でも学習できるよう質問や相談が無料でできるサポートもあるため、途中で諦めることなく最後まで学習を続けることができます。
メンタルトレーニングスペシャリスト
メンタルトレーニングスペシャリストとは、緊張・不安などに由来する精神面の課題を自分で乗り越え、目標を達成できるようにクライアントのサポートをする資格です。
メンタルトレーニングに必要な
- 自己分析
- 目標設定
- セルフコントロール
- イメージトレーニング
- リラックス法
の5つの分野を学び、メンタルトレーニングの専門的知識を習得します。
メンタルトレーニングに関する総合的な知識が身に付くため、自分自身のメンタルコントロールが可能となる他、どのような人に対してもメンタルトレーニングのサポートができるようになります。
資格取得のメリット
メンタルトレーニングスペシャリストは、メンタルトレーニングに関するさまざまな知識が身に付きます。
そのため、スポーツ業界はもちろん、教育機関や企業でも知識を活かして働くことが可能です。
また、自分や家族、友人などの日常的な場面でのメンタルトレーニングも可能となります。
formieの講座受講が必須
メンタルトレーニングスペシャリストを取得するには、formieの資格講座を受講することが必須です。
formieは、スマホやパソコンがあればどこでも学習でき、忙しい方でも学びやすいサービスです。
通学通勤や休憩時間といったスキマ時間に勉強を進めることができるので、無理なく学習が続けられます。
メンタルトレーニング検定(日本メンタルトレーナー協会公認)
メンタルトレーニング検定は、メンタルトレーニングにより力を発揮させる知識やスキルがあることを証明できる資格で、難易度に応じて3級から1級までがあります。
3級ではメンタルトレーニングとは何か、2級ではメンタルトレーニングの基礎的知識、1級ではメンタルトレーニングのスキルを学びます。
資格取得のメリット
メンタルトレーニング検定1級取得後、指定の単位を取得することによって「全国心理業連合会認定」の「プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)」の受験資格が得られます。
また、1級を取得したあと条件を満たすと、協会公認メンタルトレーナーとして活動することも可能です。
もちろん、検定に合格しただけでも、日常生活でメンタルトレーニングをすることで、よりよい生活に変えていくことが可能になります。
メンタルトレーナー3,2級(日本心理学アカデミー公認)
メンタルトレーナーは、心の健康を維持するには、どのようなアプローチが必要なのかを学ぶ資格です。
メンタルトレーナー3級では、自分のメンタルをよい状態に維持するスキルが学べます。
また、上位資格の2級では、指導者・管理者として、部下や指導する選手など周囲の人たちのメンタルを支えるスキルが学べます。
どちらもそれぞれ1日の講習を受ければ取得することができるので、忙しい方でも十分取得できます。
資格取得のメリット
メンタルトレーナー3級、2級を取ることで、自分自身や部下などのメンタルヘルスのマネジメント方法が学べます。
具体的な例を使って学んでいくので学んだことを実践しやすく、自分のメンタルヘルス維持、職場での生産性向上などに活かすことが可能です。
スポーツメンタルトレーニング指導士
スポーツメンタルトレーニング指導士は、スポーツ選手に心理的な指導・サポートができる専門家であることを証明する資格です。
スポーツメンタルトレーニング指導士に認定されるためには、大学院でスポーツ心理学などを学ぶことが必須です。
また、研究活動や研修会への参加、スポーツ選手への心理的な指導など、さまざまな実績を積む必要もあります。
一般的なメンタルトレーナーの資格よりも難易度が高いことや、日本スポーツ心理学会が認定していることから権威性が高い資格だと言えます。
資格取得のメリット
スポーツメンタルトレーニング指導士には、スポーツメンタルトレーニング上級指導士、スポーツメンタルトレーニング名誉指導士という上位資格があります。
これら3つの資格の取得者は、大学の体育学部などで教員やコーチを務めている人や、国立スポーツ科学センターなどの機関で勤務している人が多くいます。
教育機関や公的機関で働きたい方に適している資格です。
アイディア式メンタルトレーナー
アイディア式メンタルトレーナーは、一般的なメンタルトレーニングとは違い、カウンセリングも重視しています。
目標達成のためのコーチングと、不安・葛藤などを解決するカウンセリングを組み合わせた、アイディア独自のメンタルトレーニングが特徴です。
メンタルトレーナー基礎コースで基本を学んだあとは、上位資格のメンタルトレーナー養成実践コースの取得も目指せます。
メンタルトレーナー養成実践コースを修了すると、企業、教育、スポーツといったさまざまな現場にアシスタントとして参加し、経験を積むことができるようになります。
資格取得のメリット
アイディアはメンタルトレーナーの業界団体「一般社団法人日本メンタルトレーナー協会」の指定校であり、世界レベルのメンタルトレーニングを学ぶことが可能です。
アイディアのコース修了生たちは、企業、団体、オリンピック・世界選手権などの世界的なスポーツ大会でメンタルトレーナーとして活動しており、幅広い活躍の場が期待できる点も大きなメリットとなります。
スポーツメンタルトレーナー(JTA公認)
スポーツメンタルトレーナーとは、スポーツ選手のメンタル面をサポートし、スポーツ選手がよいパフォーマンスができるようにする専門家です。
この資格では、メンタルトレーニングの基礎、実力を発揮するための理論と実践、ケース別のノウハウ、心理的スキルなどを学びます。
スポーツメンタルトレーナーとしてすぐに実践できる、幅広い知識・スキルを学ぶことができるのです。
一般的なスポーツトレーナーの資格にはない、種目別のメンタルテクニックも習得できるのがこのメンタルスポーツトレーナーの魅力です。
資格取得のメリット
受講は通学かSkypeが選べるため、Skypeでの学習を選べば、忙しい方でも自宅などで学習することが可能です。
コースを受講したあとは、JTAスポーツメンタルトレーナーに認定されます。
スポーツの場面でメンタルトレーナーとして働きたい方にはおすすめです。
アドラー流メンタルトレーナー資格取得講座
アドラー流メンタルトレーナー資格取得講座では、アドラー心理学に基づいた理論でメンタルトレーナーを育成します。
アドラー心理学の5つの理論とは
- 認知論
- 目的論
- 勇気づけ
- 課題の分離
- 共同体感覚
です。
これら5つの理論に基づいてワークショップを行い、自己の振り返りをし、それを応用して自分の生活で実践してきます。
そのことにより、自分自身の心理的課題を乗り越え、他者をより理解できるようになります。
スポーツトレーナーとしても選手のメンタル面をよく理解し、サポートが上手くできるようになるのです。
資格取得のメリット
アドラー流メンタルトレーナー資格は、ZOOMで2日間の集中講座を受講することで取得できます。
忙しい方、地方に住んでいて講習会への参加が難しい方でも取得できます。
取得後は、「アドラー流勇気づけメンタルトレーナー」の認定証がもらえます。
この認定証をもらうことにより、スポーツ、教育、ビジネスなどの業界でメンタルトレーナーとして活動していくことが可能です。
NLPファンダメンタル通信コース
NLPとは「Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)」の略です。
心理学と言語学に基づいた考え方で、1970年代に生まれました。
NLPファンダメンタル通信コースでは、ワークブック、DVD、動画、確認テストなど豊富な教材でNLPを集中的に学びます。
NLP創始者よりNLPトレーナーに認定された日本人のNLPマスタートレーナーから講義を受けられるので、本格的なNLPが学べます。
資格取得のメリット
アドラー流メンタルトレーナー資格取得講座とヒューマンアカデミーの「NLPプラクティショナーコース」を受講すれば、「NLPプラクティショナー」が取得できます。
トレーナーになりたい方は「NLPプラクティショナー」の上位資格である「NLP™トレーナー」を取得するとよいでしょう。
NLPを学び、脳や言動の仕組みや理論について知れば、その知識を目標達成や人間関係の構築などに活かせます。
そのため、スポーツ・職場などでトレーナー・メンターとしてメンタルサポートができるようになります。
スポーツメンタルコーチ
スポーツメンタルコーチとして活躍している鈴木颯人氏が主催している、スポーツメンタルコーチ養成講座です。
目標設定の仕方、モチベーションを上げる言葉がけ、感情のコントロールの仕方、パフォーマンスを上げる方法など、メンタルコーチングの方法を具体的に学びます。
プロのスポーツメンタルコーチになりたい方へのプロ講座もあります。
資格取得のメリット
7日間の受講で「日本スポーツメンタルコーチ協会®認定修了証」が取得できます。
「日本スポーツメンタルコーチ協会®認定修了証」は履歴書に書けるので、教員やスポーツ関係の仕事に就きたい方はアピールポイントとして使えます。
日常生活でも、講座で学んだことはスポーツをしている家族への対応や部活指導などで活かすことができます。
メンタルトレーニング講座
この「メンタルトレーニング講座」は、上記の10個とは異なり資格や検定ではありません。
これは心理学に基づいたメンタルトレーニングを受けることができる講座で、受講者自身のメンタルを鍛えることができるものです。
ストレス、ポジティブシンキング、コミュニケーションなどの5つのテーマから、ストレスに対処できるようになる方法を学びます。
この講座は、企業のメンタルヘルス対策支援を行っているウェルリンクが行っているため、信頼性が高く、安心して受講できることも特徴です。
講座受講のメリット
この講座を受講することによって、職場、家庭、育児などあらゆる場面で感じるストレスと上手く付き合えるようになります。
例えば職場では、講座で学んだコミュニケーション方法によって人間関係が円滑になったり、仕事の生産性が上がったりする効果が期待できます。
日常生活でも、ポジティブシンキングになれたり、育児や介護などの家庭の悩みを誰かに相談できたりするなど、楽に生活できるようになるでしょう。
ユーキャンで受講可能
メンタルトレーニング講座はユーキャンで受講できます。
テキストでの学習、実践トレーニング、電話でのコーチングの3ステップにより、メンタルトレーニングが学べます。
最短2ヶ月で弱点を克服できる効率的なカリキュラムなので、仕事や育児、介護などで忙しい方でも学習することが可能です。
ユーキャンの通信講座は1人で学習するスタイルではなく、電話でのコーチングや添削があるので、安心して学習できます。
おすすめメンタルトレーナー資格比較一覧表
資格 | 特徴 | メリット |
---|---|---|
スポーツメンタルトレーナー(JADP認定) | 子供、選手の精神状態の理解、正しい声掛けの方法などが学べる | 子供のパフォーマンス向上、メンタルの成長が期待できる |
メンタルトレーニングスペシャリスト | メンタルトレーニングの専門的知識を習得できる | 教育機関や企業でも知識を活かして働くことが可能 |
メンタルトレーニング検定(日本メンタルトレーナー協会公認) | 力を発揮して目標達成するためのメンタルトレーニングの専門家である証明ができる | 条件を満たすと協会公認メンタルトレーナーとして活動することが可能 |
メンタルトレーナー3,2級(日本心理学アカデミー公認) | 心の健康を維持するためのアプローチ方法を学ぶ | 具体的な例を使って学ぶので、自分や職場などで実践しやすい |
スポーツメンタルトレーニング指導士 | スポーツ選手に心理的な指導・サポートができる専門家であることを証明する資格 | 教育機関や公的機関で働く人が多数取得している |
アイデア式メンタルトレーナー | コーチングとカウンセリングを組み合せた独自のメンタルトレーニングが学べる | 「一般社団法人日本メンタルトレーナー協会」の指定校なので世界レベルのメンタルトレーニングが学べる |
スポーツメンタルトレーナー(JTA公認) | スポーツ選手がよいパフォーマンスができるようにメンタル面をサポートする専門家を育成する資格 | 資格取得後はJTAスポーツメンタルトレーナーに認定され活動できる |
アドラー流メンタルトレーナー資格取得講座 | アドラー心理学を取り入れたメンタルトレーナーを育成する資格 | 資格取得後は「アドラー流勇気づけメンタルトレーナー」の認定証がもらえる |
NLPファンダメンタル通信コース | NLPマスタートレーナーから本格的なNLPを学ぶ | スポーツ・職場などで、NLPに基づいた理論を使ってメンタルサポートができるようになる |
スポーツメンタルコーチ | 目標設定の仕方、モチベーションを上げる言葉がけなど実践的なメンタルコーチングを学ぶ | 「日本スポーツメンタルコーチ協会®認定修了証」がもらえるので、就職でアピールできる |
メンタルトレーニング講座(ユーキャン) | 受講者自身のメンタルを鍛えることができる講座 | あらゆる場面でストレスと上手く付き合えるようになる |
上記の表をもとにしてぜひ自分に合ったメンタルトレーナー資格を見つけてください!
メンタルトレーナー資格のメリット
ここからは、メンタルトレーナーの資格を取得するメリットについて解説します。
メンタルトレーナーを取得するメリットは、主に3つあります。
様々な業界から注目されている
メンタルトレーナーは、スポーツ業界はもちろん、教育業界、ビジネス業界、子育て業界など、現在さまざまな業界から注目されている資格です。
メンタルトレーナーの求人はまだ少ないため、収入を安定させるのは難しいのが現状です。
しかし、メンタルトレーナーは将来性がある資格ですので、今から資格を取っておき、経験を積んでおけば将来有利になると考えられます。
日常でも知識を活用できる
メンタルトレーナーの知識は、日常生活でも活かすことができます。
例えば、子育て中の方ならお子さんのメンタルサポートをすることができます。
また、友人の悩みに寄り添い、解決の手助けができることもあります。
仕事でも、同僚が悩んでいるときに同僚のメンタル面をサポートすることで、仕事の成果を出すことも可能です。
自分自身のメンタルコントロールができる
メンタルトレーナーは、クライアントにたいしてケアを行う仕事ですが、資格取得を通して得た知識は、自分自身に対しても活かすことができます。
メンタルトレーニングを学ぶことで、自分のメンタルヘルスの安定、緊張の緩和、大事な場面で実力を発揮できるメンタルの維持などに役立ちます。
自分自身のメンタルヘルスに気を配ることで、生活がより豊かになっていくでしょう。
メンタルトレーナーにおすすめな人の特徴
このトピックでは、メンタルトレーナーに向いている人の特徴について解説します。
メンタルトレーナーは人の精神面に関わる資格であるため、誰でもできるわけではなく、向き・不向きが分かれるのです。
メンタルトレーナーに向いている人には、主に3つの特徴があります。
プライバシーを守れる人
メンタルトレーナーは、クライアントの精神面、特に悩んでいることや個人情報といったプライバシーに大きく関わります。
また、メンタルトレーナーは、守秘義務を徹底するという前提があるからこそ、クライアントと信頼関係を築くことができます。
そのため、メンタルトレーナーは、プライバシーをしっかり守れる人が向いていると言えるのです。
人を助けることが好き
メンタルトレーナーは相手の悩みを解決したり、目標達成のためのサポートをしたりします。
そのため、人を助けることが好きな人に向いている資格だと言えます。
また、メンタルトレーナーは相手に寄り添い、陰から支えることによってサポートすることができます。
「陰からそっと相手を支えたい」「自分が目立たなくても構わない」と考えている人に向いているとも言えます。
相手の気持ちを考えることができる
クライアントのメンタルサポートをするには、クライアントの気持ちを考えられる能力が必須です。
心理カウンセラーとは違い、メンタルトレーナーはクライアントの目標達成に重点を置くため、共感のみばかりするわけにはいきません。
しかし、相手に共感したり、相手の気持ちを推しはかったりする能力は必須であるため、そのような能力に長けている人には向いています。
メンタルトレーナーの就職先
メンタルトレーナーは現在さまざまな業界で注目されています。
しかし、求人はそれほど多くはないため、就職先を見つけるのは簡単ではありません。
メンタルトレーナーは国家資格ではなく民間資格であるため、資格を持っていても、就職に必ず有利に働くとは考えにくいと言えます。
そのため、メンタルトレーナーは兼業で行っている人が多いのが現状です。
それでも、資格を取得すれば仕事に活かすことはできます。
メンタルトレーナーの資格が活かせるのは、主にスポーツ業界、医療業界、ビジネス業界、アーティスト業界です。以下に詳しく説明します。
スポーツ関係
スポーツメンタルトレーナーは、多くのスポーツチームや選手に対し、試合での緊張を和らげ、実力を発揮できるよう精神面のサポートをしています。
現在、スポーツ界ではメンタルトレーニングは一般的になってきています。
スポーツ業界ではメンタルトレーナーが活躍できる場面は増えており、求人は他の業界よりも比較的多いと言えます。
医療業界
医療業界では、病院・クリニックなどでメンタルトレーニングをすることがあります。
病院によっては、スポーツメンタルトレーニングの専門科を設けているところもあります。
ただし、メンタルトレーニングを行うのは精神科医、臨床心理士、公認心理士であることが一般的です。
医療業界でメンタルトレーニングの仕事をするには、これらの資格を取得する必要があるでしょう。
ビジネス業界
ビジネス業界では、講師として各企業にメンタルヘルストレーニングの講習・研修を行っているメンタルトレーナーがいます。
また、取締役、管理職といった責任の重い役職にいる人を精神面でサポートする仕事に就く人もいる考えられます。
ただ、その場合は企業の内部情報に関わる必要があるため、企業向けのメンタルトレーナーになることは簡単ではありません。
アーティスト業界
歌手、演奏者、俳優、パフォーマーなどアーティストとして活躍する人は、大勢の観客の前でパフォーマンスするため、かなりの緊張と重圧を感じています。
そのため、アーティストはメンタル面でのサポートが必要です。
働き方としては、フリーランスでメンタルトレーナーとして働く中で、アーティストのメンタルトレーニングも担当する形が多い傾向があります。
メンタルトレーナーの資格についてまとめ
メンタルトレーナーの資格についてまとめ
- 通信講座で数か月受講すれば取れる難易度の低い資格から取るのがおすすめ
- メンタルヘルスの重要性は高まっているので、メンタルトレーナーは将来性がある職業
- メンタルトレーナーは、人を助けることが好きで、相手の立場になって気持ちを考えられる人に向いている
メンタルトレーナーとしての就職はまだ簡単ではないのが現状です。
しかし、スポーツ界、教育界、企業などではメンタルトレーニングの重要性は常識になってきており、メンタルトレーナーは将来性のある仕事だと言えます。
資格を取ることで、スポーツ選手への指導、企業での講習など、実際に仕事ができるようになることもあります。
メンタルトレーナーになりたい方は、ぜひ資格取得をしてみてはいかがでしょうか。