終活の人気資格6選！仕事への活かし方からプロの収入事情まで徹底解説！

終活に関する資格はいくつか種類がありますが、全て民間資格です。

資格を取得することで、プライベート面でも仕事面でも役立つことがあるので、興味がある方はぜひ取得を検討してください。

取得目的・活用方法を明確に

終活に関する資格を取得しようとする目的は人それぞれでしょう。

「家族・自分の終活に役立てたい」「終活をサポートする仕事に就きたい」「今の仕事のスキルアップに役立てたい」など、プライベートの面でも仕事の面でも活用できます。

取得を目指す目的や終活へのアプローチ方法などで取得すべき資格も変わってくるので、まずは取得目的や活用方法を明確にしておきましょう。

資格協会・団体がきちんと活動しているか

終活は昔から行われていたわけではなく、2010年前後に注目が集まりました。

しかし、2020年代に入ると資格を運営している団体が形骸化していないケースも少なくなく、例えば「終活マイスター」「終活診断士」などの資格はホームページのストップしてしまっています。

意味のある資格を取得して生活に活かすためにも、あらかじめ試験の運営主体がきちんと活動しているかどうかを確認しましょう。

勉強期間・費用を確認

資格によって取得できるまでの勉強時間が大きく異なるので、自分の勉強スケジュールなどと照らし合わせながら最も合う資格を選びましょう。

最短1日で取得できるものもあれば、数ヶ月の勉強が必要になるものもあるので、「いつまでに取得して、どのように活かしたいのか」を整理しておいてください。

また、自分の生活スタイルや勉強習慣から受講期間を見極めることも重要で、難易度が高すぎたり受講期間が長すぎたりすると、途中で挫折してしまう恐れがあるので要注意です。

また、取得までにかかる費用についても調べておき、予算との折り合いをつけることも忘れずに行いましょう。

それでは、おすすめの終活に関する資格を6つピックアップし、紹介していきます。

各資格で学べる内容や特徴を意識すると良いでしょう。

終活ライフケアプランナー

終活ライフケアプランナーを持っていれば、終活に関する基礎知識や終末期ケアに関する基礎知識、終活の業務に関する知識を備えていることを証明できます。

勉強を通じて、終活が関連する事項について基礎からじっくりと学べるので、初学者の方におすすめです。

具体的には、医療・介護・葬儀・お墓・相続・遺言など様々な視点から終活について学べるので、広い視野を持って就活のカウンセリングができるようになるでしょう。

なお、試験は自宅受験が可能でテキストを見ながら回答できるので、取得のハードルは低く、誰でも気軽に挑戦することができます。

終活ライフケアプランナーがおすすめの人とは？

終活ライフケアプランナーの取得がおすすめなのは、以下のような方が挙げられます。

• 葬儀業界、保険業界で働く方
• 医療・福祉業界で働く方
• 家族と持ち物や気持ちの整理をするきっかけが欲しい方
• 死生観や終末期ケアも詳しく学びたい方

終活と聞くと葬儀を真っ先にイメージしがちですが、医療や福祉の業界でも学んだ知識は活かすことができます。

基礎からじっくりと学べるので、何かをきっかけに興味を持ち、手始めに資格取得を目指す場合にもおすすめできる資格です。

キャリカレ通信講座でも人気No.1

終活ライフケアプランナーの取得を目指す際には、キャリカレを含む認定機関の講座を受講し、修了することが必須条件となります。

終活ライフケアプランナー講座は、キャリカレの福祉・介護カテゴリで第一位を獲得している人気講座なので、利用者からの評判も非常に優れています。

キャリカレでは、無制限の質問対応や添削指導などの受講生サポートも充実している点が強みです。そのため、独学よりも効率的に分かりやすく勉強を進めることができるでしょう。

また、カラフルでわかりやすいテキストと解説が丁寧な映像授業も強みで、自分の都合に合わせて無理なく資格取得を目指せます。

キャリカレの終活ライフケアプランナー講座は29,700円、終活ライフケアプランナーの受験料は5,600円なので約3万円で終活ライフケアプランナーの資格を取得することができます。

⇨キャリカレの公式サイトはこちら

終活アドバイザー

終活アドバイザーの勉強を通して、年金・医療・介護保険などの社会保険制度や、葬儀全般の流れや知識を学びます。

また、相続トラブルを防ぐための保有資産の管理方法なども幅広く学べるので、終活を始める方をサポートできるスキルを身に付けることができます。

直面した課題に対して、専門家として的確にアドバイスを行い総合的なライフプラン設計をサポートするスキルを習得できるので、様々な場面で頼られるでしょう。

終活アドバイザーがおすすめの人とは？

終活アドバイザーの取得がおすすめなのは、以下のような方が挙げられます。

• 資格取得後も継続的に終活について学びたい方
• 時間をかけてゆっくり終活について学びたい方
• 手厚いサポートを受けながら勉強したい方

終活アドバイザー資格は主にユーキャンの講座を通じて取得できる資格となっており、当講座では最長8か月の学習サポートが実施されています。

また、キャリカレの終活ライフケアアドバイザー講座よりも専門的な知識を学べる講座となっています。

このことから、ユーキャンでは初学者でもついていけるようなカリキュラムになっているといえ、時間をかけてじっくりと終活について学びたい方におすすめです。

後述しますが、質問対応などのサービスを受けながら学習を進めることができるので、独学だと不安な方にもおすすめできます。

定番のユーキャンで資格取得

終活アドバイザー資格を取得するためには、ユーキャンの通信講座を受講する必要があります。

ユーキャンでは4ヶ月という短期で勉強を完結させるカリキュラムで構成されており、終活アドバイザーに必要な知識やスキルを基礎から素早く学ぶことができます。

終活アドバイザー講座は非常に多くユーザーから高い評価を得ているので、初めての方でもしっかりと必要な知識を蓄えることのできる魅力的な講座となっています。

ユーキャンの講座は35,000円で、講座に資格の受験料も含まれています。

資格取得後に払う費用としては、終活アドバイザー協会の入会金が4,000円、年会費が6,000円となっています。

ユーキャンの公式サイトはこちら

終活ライフコーディネーター

終活ライフコーディネーターの勉強を通じて、相続準備やエンディングノートの対策などの事前準備をはじめ、大切な人との関係を見直すきっかけを作り、余生を豊かに生きるためのライフプラン設計をサポートするスキルを習得できます。

具体的には、健康寿命を延ばすための身体の備えや生前と死後のお金の備えと手続き、身辺整理・エンディングノートの書き方などの最後を迎える前に行うべき事柄を一通り学びます。

また、知識だけでなく終活の必要性や意味なども併せて学べるので、信頼できる終活の専門家を目指す方にピッタリです。

終活ライフコーディネーターがおすすめの人とは？

終活ライフコーディネーターの取得がおすすめなのは、以下のような方が挙げられます。

• 忙しい中気軽に資格取得に取り組みたい方
• スマホで勉強を完結させたい方
• 総合的なライフプラン設計について学びたい方

終活ライフコーディネーターはformieの講座受講を通じて取得できる資格となっています。

formieでは忙しい毎日の中でも効率よく資格取得が可能なので、まとまった学習時間の取れない方がスキマ時間を縫って取得を目指すには最適な資格であるといえます。

また、formieはスマホで学習から資格取得まで完結するため、スマホで学習を進めたいとお考えの方にもおすすめです。

忙しい方はformieの通信講座がおすすめ

終活ライフコーディネーター資格の取得を目指す際には、formieの講座受講が必須となります。

formieはスマホ一つでインプットとアウトプットができ、資格取得まで可能な注目の資格サービスです。

スキマ時間を活用して効率良く勉強できるカリキュラムとなっているので、忙しくてまとまった勉強時間が取れない社会人でも安心して受講できます。

formieの講座は、サブスクプランが月額3,980円、個別購入が35,200円で、受験料も講座費用に含まれています。

終活ライフケアアドバイザー

終活ライフケアアドバイザーの勉強を通して、遺言書やエンディングノートの書き方、相続の仕組みなどの人生の最期における重要かつ身近な事柄について学ぶことができます。

銀行口座の凍結問題や詐欺・悪徳商法から財産を守るすべなどについても学ぶことができるので、トラブルを未然に防ぐことができる専門家になれるでしょう。

特に、遺言書の書き方のルールは民法で厳格に定められているので、遺言書に書き方の精通している専門家の存在はかなり貴重です。

終活ライフケアアドバイザーがおすすめの人とは？

終活ライフケアアドバイザーの取得がおすすめなのは、以下のような方が挙げられます。

• 医療や介護の業界に携わっている方
• 高齢者が望むライフプランをサポートしたい方
• 人生を最期まで自分らしく歩みたい方

終活における重要な事項をマスターできるので、医療や介護の業界で働いている方や、高齢者の残りの人生をサポートしたいと考えている方に、終活ライフケアアドバイザー資格はおすすめです。

話題のラーキャリで資格取得

終活ライフケアアドバイザーの資格取得を目指す際には、ラーキャリの通信講座の利用がおすすめです。

ラーキャリは女性向けの資格を多く取り扱っている通信講座サービスであり、添削課題を提出せずに試験に望むことができたり、資格によっては最短2週間で取得することができます。

忙しい方でも安心して自己研鑽に励むことができるので、時代のニーズに合っているサービスと言えるでしょう。

ラーキャリの終活ライフケアアドバイザーは49,500円で受講できます。

終活カウンセラー

終活カウンセラー試験は「一般社団法人終活カウンセラー協会」が主催しており、自分のエンディングノートを書くための知識を習得することを目的としています。

また、介護保険の仕組みや相続・葬式に関する知識も学べるので、終活にまつわる幅広い知識を習得できるでしょう。

オンラインで受講可能で、基礎的な内容からじっくりとレクチャーしてくれるので初学者でも安心です。

終活カウンセラーには以下3種類の資格があります。

1級カウンセラーの講座は2級を持っていないと受講できないため、まずは2級からチャレンジしてみましょう。

2級の受講料は試験代込みで15,000円と他の講座よりお得になっています。

終活カウンセラーがおすすめの人とは？

終活カウンセラーの取得がおすすめなのは、以下のような方が挙げられます。

• 短期集中型で終活の勉強をしたい方
• 自分の終活、他の方の終活、終活の理解と教える力の定着など目的がはっきりしている方

終活カウンセラー資格は1日で取得することができるので、短期集中型で知識を習得したい方におすすめです。

また、各単元で「誰向けか」の違いが明確になっているので、学ぶ目的が明確になっている方も終活カウンセラーの取得を目指すと良いでしょう。

終活ガイド資格

終活ガイド資格は「一般社団法人終活協議会」が主催しており、3級・2級・1級に分かれています。

最も簡単な3級は「ベーシック」という位置づけになっており、終活に関する基礎知識を習得することを目的としているので、非常に簡単です。

2級は「アドバイザー」という位置づけになっており、終活に関わる知識を実践の場で活用できるスキルを取得し、周囲の人に対して適切なアドバイスができるレベルになれます。

1級は「プロフェッショナル」という位置づけになっており、難易度はかなり高いです。

終活に関する悩みや問題を解決できるレベルである、「終活のプロフェッショナル」を目指している方であれば、1級の取得を目指しましょう。

他の資格とは違い、2級や3級を持っていなくても1級をいきなり受験することができます。

受講料は以下のようになっています。

終活ガイドがおすすめの人とは？

終活ガイド検定の取得がおすすめなのは、以下のような方が挙げられます。

• 短期集中型で終活の勉強をしたい方
• 特に1級は終活に関する知識・最新情報を余すことなく学べるため、終活を仕事にしたい方におすすめ
• 終活のプロとして、セミナー講師や相談活動、葬儀やお墓の仲介など行いたい方

3級と2級は1日で取得することができるので、短期集中で基礎知識を習得したい方におすすめです。

また、1級になるとプロフェッショナルとして課題を解決できる専門家に慣れるので、終活問題を扱うことを仕事にしたい方は1級の取得を目指すと良いでしょう。

それでは、紹介してきた終活に関する資格の特徴や魅力についてまとめてみましょう。

以上のように、終活の関する資格は多くあるので、自分の目指しているレベルやキャリアに合致するものを選びましょう。

基礎的な内容に留まるものからプロを目指せるものまであるので、徐々にレベルアップを目指すというやり方も可能です。

こちらのトピックでは、終活資格を取得するメリットや活かし方について紹介していきます。

具体的な資格の活かし方をイメージして、仕事探しに役立てていきましょう。

家族のために知識を活かせる

終活に関する知識を得ることで、自分や家族の終活を滞りなく進められるようになります。

終活は、単純に残された家族の負担を軽減するだけでなく「後悔のない最期を迎えるための準備やよりよい人生を謳歌するための準備」にも通じているので、自分のためでもあるのです。

つまり、終活について学ぶことで、自分や家族の人生の満足度を高めることができるメリットがあると言えるでしょう。

これまでの人生を振り返るきっかけになり、家族の負担を減らして持ち物や気持ちの整理もできるので、「残された時間を大切にしよう」という意識も芽生えるはずです。

終活のカウンセラー・プランナーとして働く

終活をサポートしたり適切なアドバイスをする仕事に就くにあたり、終活に関連する資格を保有しておくことで選考を有利に進めることができます。

「資格を持っていれば必ず仕事に就ける」というほど甘い世界ではありませんが、資格を保有していることで自分の価値が高まり「仕事が得られるチャンス」を確実に増やすことができます。

また、実績と信頼を積み重ねていくことで様々な場面で頼られるようになり、相談者が増えたりセミナー講師を依頼される機会も増えるでしょう。

資格取得後も継続的に努力することで、多くの人から頼られる終活カウンセラー・プランナーになれるはずです。

エンディングノートの作成アドバイザーとして活動

終活に関する仕事としては、まずエンディングノートの作成アドバイスをする案件が仕事の中でも最もハードルが低く、始めやすいです。

多くの経験を積んでいくことでアドバイザーやプランナーとしてのスキルが蓄積されていくので、まずは案件を多く獲得することに注力しましょう。

現在は、オンラインマッチングサービスなどで簡単に顧客を見つけることができるため、資格の認定団体などを活用しながら実務経験を積んでいきましょう。

セミナー開催による講演料を獲得

終活関連のセミナー講師として活動する場合、1回のセミナーで得られる収入は1~5万円程度が相場です。

セミナー講師を務めるためには、知識が豊富であるだけでなく聴衆に分かりやすく伝えるトーク力も求められるので、営業活動などを通じてスキルを高めていきましょう。

仕事のハードルは高いものの、やりがいが大きい上に安定した収入を見込めるので、講師として招かれるレベルを目指して頑張りましょう。

専門家と顧客の仲介で活躍

終活に関するサポートは、終活アドバイザーだけが行うわけではありません。

悩みや相談内容に応じて適切な専門家への橋渡しを行うことは、終活のプロとして定番の重要な仕事です。

相談者からヒアリングを通して適切な専門家を紹介することになるので、ヒアリング能力やアドバイス能力も重要なスキルと言えるでしょう。

アドバイザーになるなど仕事のスキルアップに直結

終活のアドバイザー関連の資格を活かせる場面は多く、活躍のフィールドは広いです。

例えば、ケアマネージャーや介護福祉士などの高齢者と接する仕事をしている方であれば、日常生活のサポートに加えて終活のアドバイスができるようになるでしょう。

実際に「終活に詳しい人材」は介護・福祉業界で多く活躍しているので、資格を取得することで自分の価値をより高めることができます。

顧客満足度の向上やスキルアップにも繋がるので、更に充実した職業人生を歩めるようになるはずです。

終活の資格を活かした仕事の収入は？

終活アドバイザーの年収は勤務先の職種などによって差があるので、一概には言えません。

しかし、終活の仕事に特化して活動しているのはかなり少数なので、まずは本業のスキルアップや収入アップを狙う目的で資格取得を目指すと良いでしょう。

終活アドバイザーの資格を活かせる仕事の年収のモデルケースを紹介すると、

• 葬祭業

350〜550万円程度

• 石材業

250～500万円程度

• 保険業

500～800万円程度

• 介護蝶

250～450万円程度

以上のようになっており、かなり差があることが分かるでしょう。

とはいえ、スキルアップして自分の市場価値価値を高めていけば待遇の良い会社へ転職するチャンスも生まれるので、自己研鑽をするメリットは非常に大きいです。

それでは、終活の資格の勉強を進める上でおすすめの勉強法について紹介していきます。

自分に最も合う勉強法を実践することで、効率良く合格を目指せるでしょう。

通信講座が人気で取得しやすい

勉強に慣れていない方や終活に関する知識が無く何から始めれば良いのか分からない方は、通信講座を利用するのがおすすめです。

通信講座は自社の分かりやすい教材をあらかじめ揃えた上で自宅に届けてくれるため、手間を掛けることなく勉強に着手できます。

また、通信講座は初学者でも学びやすいようにペース配分を計算したカリキュラムを提供してくれている上に、試験に関する最新情報も提供してくれます。

そのため、勉強から離れていた社会人やキャリアチェンジを狙う方でも勉強しやすいツールと言えるので、非常におすすめです。

独学は大丈夫？

独学で勉強するという選択肢もあり、費用を抑えて自分のペースで勉強できる点が最大のメリットです。

しかし、独学だと長期に渡る勉強のモチベーションが保ちにくく、最も挫折しやすい勉強法とも言えます。

そのため、勉強慣れしていない方や一人でモチベーションを維持できる自信が無い方には、独学はおすすめできません。

なお、資格には特定の講座の受講が義務付けられていることもあるので、勉強に着手する前に必須講座がないか必ずチェックしておきましょう。

スクールやセミナー

セミナーやスクールに参加して勉強するのも、有効な手段の一つです。

対面で先生から学ぶことで、緊張感を持って勉強できる点が最大のメリットと言えるでしょう。

しかし、受講料金が高かったり講師との相性が合わないケースも考えられるので、セミナーやスクールは慎重に選ぶべきです。

インターネットで開催しているセミナーの情報を集めることができるので、信頼できる講師がいるか・信頼できる団体が開催しているかを必ずチェックしましょう。

終活の重要性や必要性は浸透しつつあるので、有資格者のニーズも高まっていくでしょう。

活躍できる場は広いので、仕事の幅を広げたい考えている方は積極的に資格取得を目指してください。

多くの人から頼られる存在になることができ、やりがいを感じることができるので、興味がある方は就活資格の取得を目指してみてください。