薬膳・漢方のおすすめ資格8選!取得に必須の通信講座から上位資格まで徹底解説!

「薬膳の資格ってどんなものがあるの?」

「薬膳の資格取得って難しいのかな?」

現在健康志向の高まりとともに薬膳が注目されており、薬膳の資格もさまざまあります。

薬膳の資格は国家資格ではありませんが、仕事に役立てられたり、料理のレパートリーが増えたりとメリットがたくさんあり、取得をおすすめできる資格です。

そこで、今回は薬膳の資格のおすすめを8つご紹介します。

現在、薬膳に興味がある方はぜひ参考にしてみてください!

薬膳の資格のおすすめについてざっくり説明すると

  • 薬膳の資格を取ると、仕事・プライベート両方にメリットがある
  • 食や介護に関する仕事をしている方には薬膳の資格取得がおすすめ
  • 薬膳の資格は国家資格ではないが、民間資格が充実している

薬膳・漢方資格取得のメリット

薬剤師

近年は薬膳料理がブームです。火鍋やカレーなど、薬膳料理を提供するレストランやカフェが話題になっています。

近年、中国伝統の医薬学である中医学への注目が高まっており、それに伴って薬膳への注目も高まっています。

薬膳・漢方の資格取得は、仕事面でもプライベート面でもメリットがたくさんあり、充実した生活を送るのに役立ちます。

健康管理スキル向上

薬膳・漢方の知識を得ることにより、健康な体作りを促す食事が作れます。

肌荒れ、冷え性、肩こり、むくみなど、体の不調に悩む方は、薬膳・漢方の資格取得を通じて体調を改善するために必要な知識を身に付けるのがおすすめです。

また薬膳・漢方の資格取得は、家族の健康が心配な方にもおすすめです。

体質に合わせた薬膳レシピを知ることにより、毎日の食事で体質改善を図ることができるでしょう。

仕事につながる

薬膳・漢方の資格は、介護職、調理師、栄養士、食品メーカーの方も多く取得しています。

薬膳の知識は、老化防止や健康維持のサポートに活かせるからです。

特に食関係の仕事に従事されている方、医療・健康に関する仕事に従事されている方は、薬膳・漢方の知識がキャリアアップに繋がることもあります。

また、薬膳・漢方の資格を取得したあと、さらなる上位資格を取得することにより、薬膳・漢方に関する仕事や、カフェ・レストランの開業にも役立ちます。

多種類なレシピで毎日が楽しくなる

薬膳・漢方は、日々の食事に健康的なメニューを取り入れたい方におすすめです。

薬膳・漢方の知識があると、体の状態や季節に合わせたレシピを自分で選べるようになるため、料理の知識やレパートリーが増えていき、生活の質を高めることができます。

料理のレパートリーが増えることにより、食卓をより豊かに彩ることができるようにもなり、食生活を楽しむこともできます。

毎日の生活が、薬膳・漢方を取り入れた料理によってより楽しくなることでしょう。

資格取得のためのおすすめ通信講座の選び方

本をめくる様子

薬膳・漢方の資格を取得するには、多くの場合通信講座を選ぶことになります。

ここからは、薬膳・漢方の資格取得で通信講座を選ぶ際、押さえておきたい点をご紹介します。

上位資格・国家資格を狙えるか

通信講座を選ぶポイントとしては、その通信講座が上位の資格取得も見据えられるかが重要です。

通信講座での資格取得は、初級講座のみで終わってしまう場合もあります。

資格を取ったあと、さらに深く学びたいと思った際に、上位資格があった方が学ぶモチベーションが高まります。

上位資格へ繋がる講座としては、中国からの認定を受けているのは本草薬膳学院の「薬膳コーディネーター」と、日本中医食養学会の「薬膳アドバイザー」の2つです。

上位資格まで狙うかどうか、どの資格を取るかどうかはよく検討するようにしましょう。

勉強しやすいかどうか

通信講座では、テキストのわかりやすさが重要です。

通学ではないため、わからないところを講師に直接質問し、解決することはできません。

そのため、一読してすぐ理解できるテキストであることが、学習のモチベーション維持のためには非常に大切です。

特に、図解やイラストが用いられていることや、用語解説がわかりやすいかといった点をしっかりチェックしましょう。

また、自分の生活スタイルに合った講座を選ぶこともポイントです。

例えば、紙のテキストではなく、スマホやパソコンだけで履修する講座もあります。

隙間時間や移動時間にスマホやパソコンで勉強したい方は、スマホやパソコンで履修するスタイルの講座がよいでしょう。

作りやすいレシピが豊富に掲載されているか

薬膳・漢方の資格では、薬膳レシピを学ぶことができる講座が多いです。

特に料理の面で専門的な知識を得たい方、日々の料理の腕を上げたい方、薬膳料理が作れるようになりたい方は、講座で学べるレシピをチェックしましょう。

例えば、自分の好みに合ったレシピが付いているのか、作りやすいレシピなのかは、勉強する上でモチベーションの維持には重要です。

まずは資料請求すれば、資格を学ぶ上で取り扱っているテキストの一部が見られます。

その中のレシピがどのようなものかチェックし、自分が作りたいものかどうか確認することをおすすめします。

試験の難易度が高すぎない

資格試験の修了試験があまりにも難しすぎる講座はおすすめできません。

難しさの目安としては、テキストの内容を7割以上理解すれば合格できるレベルの資格がおすすめです。

また、自分の確保できる勉強量などから、自分のレベルに合った資格を選ぶのが大事です。

あらかじめ、資格の試験情報には必要な勉強時間や、合格に必要な理解度などが紹介されているものもあります。

講座を決める前に、必ずいつかの講座の資料請求をして、自分が受かりやすそうなのかチェックしましょう。

薬膳・漢方の資格を徹底網羅

吹き出し

ここからは、各通信講座で取れる薬膳・漢方の資格が、それぞれどのような資格なのか、基本情報をご紹介します。

通信講座の会社名も併せて紹介していますので、資格を選ぶ上で会社も重視している方は、会社名もチェックしてみてください。

薬膳コーディネーター《ユーキャン》

項目 内容
取得できる講座 薬膳コーディネーター講座
費用 44,000円(税込み)
受講期間の目安 4か月
次の上位資格 国際薬膳師
添削 あり

ユーキャンの薬膳コーディネーターは、中国薬膳研究会が認めている日本の本草薬膳学院が認定している薬膳の民間資格です。

薬膳の基本はもちろん、簡単に実践できる薬膳レシピ、美容効果のあるレシピが学べます。

また、

  • 簡単に作れるレシピが掲載された計100点のレシピ集
  • 中医学の診断方法の一つである、舌の状態から体調をチェックする「舌診」を学べる「舌診ボード」
  • 薬膳料理や普段の料理に使える行平鍋

といった副教材が豊富に付いてくることも魅力です。

本草薬膳学院は、タレントの麻木久仁子さんも資格取得のため学んだことでも知られている著名な講座であり、本格的な薬膳を学びたい方におすすめです。

薬膳インストラクター《キャリカレ》

項目 内容
取得できる資格 和漢薬膳職食医
費用 58,800円(税込)(WEB申込時)
受講期間の目安 4か月
次の上位資格 和漢薬膳職食医
添削 あり

キャリカレの薬膳インストラクターは、日本能力開発推進協会(JADP)が認定する民間資格です。

中医学の基礎的な知識はもちろん、スーパーなどで簡単に手に入る食材をもとに作る薬膳料理が学べます。

また、薬膳レシピに関する知見を学ぶことにより、薬膳がどのような効能をもたらすのか、深い知識を得ることができます

その他、五臓六腑の生理・病理、食材の特徴・効能といった薬膳に関する専門知識と調理法、スーパーで手に入る食材で出来るレシピも学べます。

薬膳マイスター(和漢薬膳師)《がくぶん》

内容
取得できる資格 和漢薬膳師
費用 38,700円(税込み)
受講期間の目安 4か月
次の上位資格 国際薬膳食育師
添削 あり

薬膳を、日本人の味覚や体質に合うようにアレンジしたものを和漢膳といいます。

薬膳マイスター(和漢薬膳師)は、和漢薬膳医学会が提唱する、この「和漢膳」の知識を認定する民間資格です。

がくぶんの薬膳マイスター(和漢薬膳師)ではこの和漢膳の知識や、体質・症状に合わせた食材を取り入れた調理法が学べます。

また、日本の薬膳指導の第一人者である板倉啓子先生が指導・監修している講座であることから、信頼度は非常に高い講座である点も大きな魅力の一つです。

この講座は「和漢膳」について学ぶため、日本人になじみやすいレシピが多く作ることができるようになり、日ごろの料理のレパートリーとして加えやすい点も大きなメリットです。

中国漢方ライフアドバイザー《キャリカレ》

内容
取得できる資格 中国漢方ライフアドバイザー
費用 58,800円(税込)(WEB申込時)
受講期間の目安 4か月
次の上位資格 なし
添削 あり

キャリカレの中国漢方ライフアドバイザーは、日本能力開発推進協会(JADP)認定の民間資格です。

この資格を取ることにより、中医学と漢方治療に関する知識、日常生活に漢方薬を正しく取り入れるノウハウを身に付けていることが証明できます。

この資格では、暮らしにすぐ取り入れられる漢方の活用法、疲れを溜め込まない体や病気になりにくい体質の特徴、漢方の正しい処方の仕方・応用方法まで学ぶことができます。

漢方に関する知識がゼロの状態でも、1日20分、おおよその受講期間の目安4ヶ月で資格取得が目指せます。

薬膳漢方マイスター《formie》

内容
取得できる資格 薬膳漢方マイスター
費用 月額3,980円(サブスクプラン価格、個別購入は36,300円で可能)
受講期間の目安 1か月
次の上位資格 なし
添削 なし

formieの薬膳漢方マイスターでは、薬膳の理論から料理への取り入れ方、美容・健康への役立て方といった食以外での薬膳の活用法まで学べます。

薬膳に関する幅広い知識が得られることにより、ご自身やご家族の体調に合わせて健康的な食材を選べるようになります。

formieの薬膳漢方マイスターの特徴は、紙のテキストが一切ないことです。スマホを用いて最後まで受講でき、資格が取れます。

また、1カ月で合格可能なため、忙しい方や隙間時間に勉強したい方にピッタリです。

薬膳料理アドバイザー《ヒューマンアカデミー》

内容
取得できる資格 薬膳料理アドバイザー
費用 38,800円(税込み)
受講期間の目安 1か月
次の上位資格 なし
添削 あり

ヒューマンアカデミーの薬膳料理アドバイザーでは、薬膳の知識を深く学べる点が特徴的です。

薬膳に関する基礎知識はもちろん、食材の性質・効能、体質や症状に合わせた食材の選び方など、薬膳の基本的な活かし方を学べます。

料理研究家で国際中医薬膳師である西岡麻央講師の料理を学べるため、薬膳料理を実践的に学ぶことも可能です。

レシピがよいと受講者の女性の方々から好評を得ており、特に効能別薬膳スイーツの作り方の評判が高いことも売りの一つです。

漢方養生指導士(初級)《たのまな》

項目 内容
取得できる資格 漢方養生指導士(初級編)
費用 59,000円(受験費用込み・税込み)
受講期間の目安 3か月
次の上位資格 漢方臨床指導士
添削 あり

たのまなの漢方養生指導士(初級)では、初心者にわかりやすいテキストとDVD教材によって「漢方基礎理論」を体系的に学べます。

「漢方基礎理論」では、養生の考え方、季節に合わせた漢方養生、薬膳レシピといった、漢方・薬膳の基礎的な知識が学べます。

また、ツボ健康法、入浴法といった、生活に役立つ情報も学ぶことができます。

本格的な漢方を学ぶ第一歩としておすすめの資格です。また、こちらは初級の資格であるため、上位資格を目指し、キャリアアップしたい方にもピッタリでしょう。

初級といえども内容はかなり充実していますので、仕事に活かしたい方はもちろん、ご自身やご家族の健康管理に役立つ知識を得たい方もぜひ取得を検討してみてください。

この講座は残念ながら現在休止中です。

薬膳アドバイザー養成通信講座《東京カルチャーセンター》

内容
取得できる資格 なし(薬膳アドバイザーの修了証を得られる)
費用 39,800円(税込み)
受講期間の目安 4か月
次の上位資格 中医薬膳指導員
添削 あり

東京カルチャーセンターの薬膳アドバイザー養成通信講座は、日本中医学院が監修した講座です。

薬膳の知識の基礎から応用、実践まで学べる本格的な講座となっています。

3冊のテキストだけで以下に挙げる薬膳の知識を本格的かつ体系的に学べるのが特徴です。

  • 150種類の薬膳食材、
  • 季節、年齢、症状・原因別の具体的な処方
  • 目的別・季節別・年齢別・体質別に100種類以上のレシピ

ただし、この講座を修了しただけでは資格取得できませんので注意が必要です。

まずはこの講座で知識を得たあと、上位資格にチャレンジすることがおすすめです。

上位資格は

  • 中医薬膳指導員
  • 中医薬膳調理師
  • 国際中医師薬膳師
  • 国際薬膳調理師

が取得可能です。

上位資格に向けてじっくり勉強したい方におすすめの講座であるといえるでしょう。

なお、この講座は現在休止中です。

おすすめの薬膳・漢方資格の比較一覧表

ここまでご紹介した、薬膳・漢方資格を一覧表にしました。

通信講座名 取得できる資格 費用 期間 上位資格
《ユーキャン》薬膳コーディネーター 薬膳コーディネーター 44,000円 4か月 国際薬膳師
《キャリカレ》薬膳インストラクター 薬膳インストラクター 58,800円(WEB申込時) 4か月 和漢薬膳職食医
《がくぶん》薬膳マイスター 和漢薬膳師 38,700円 4か月 国際薬膳食育師
《キャリカレ》中国漢方ライフアドバイザー 中国漢方ライフアドバイザー 58,800円(WEB申込時) 4か月 なし
《formie》薬膳漢方マイスター 薬膳漢方マイスター 36,300円 1か月 なし
《ヒューマンアカデミー》薬膳料理アドバイザー 薬膳料理アドバイザー 38,800円 1か月 なし
《たのまな》漢方養生指導士(初級) 漢方養生指導士(初級編) 59,000円 3か月 漢方臨床指導士
《東京カルチャーセンター》薬膳アドバイザー なし(修了証を獲得) 39,800円 4か月 中医薬膳指導員

この表を参考に、自分に合った講座を選ぶようにしましょう。

資格取得のおすすめ勉強スタイルは?

星をさす男性

資格取得にはさまざまな勉強スタイルがありますが、いかに効率よく勉強していくかが試験合格の際に重要になります。

この点を踏まえ、資格取得の際に気をつけるべきことをご紹介します。

通信講座の利用が最も効率的

勉強スタイルはさまざまであり、通信教育、独学、専門学校、セミナー受講など、選択肢は豊富にあります。

自分にピッタリの勉強スタイルを見つけるのが一番よいですが、何から始めたらいいかわからない方は通信講座がおすすめです。

通信講座は、プロフェッショナルが教材をあらかじめ揃えており自宅まで届けてくれるため、書店やネットでテキストを比較検討する時間がない方にピッタリです。

特に、薬膳・漢方の資格は、資格取得をするためには通信講座の受講が必須であることが多いため、事前に資格の取得条件などを調べておくことが大切です。

通信講座のメリット

通信講座は、通学する必要がないため、いつでもどこでも学習ができるのがメリットです。

プロが考案したカリキュラムで学ぶため、独学と違いわかりにくい点で悩むことなく最短で合格を目指せます。

また、質問や添削などの学習サポートが受けられるため、勉強時に不安を感じる必要もありません。

通信講座なら、プロによる添削を受けたり、テキストに掲載されているレシピを学んだりすることにより、着実に薬膳・漢方の知識を得ることができます。

通信講座のデメリット

以上のように通信講座にはメリットもありますが、デメリットもいくつかあります。

例えばカリキュラムを進めるにあたり、スケジュール管理は自分自身で行わなければならないため、勉強を続けるには、強い意志と計画性が必要です。

また、受講費用として数万円と初期費用がかかることも、独学よりは費用がかかるため、デメリットと言えます。

独学での勉強をおすすめできない理由は?

資格取得には独学での勉強法もありますが、薬膳・漢方の資格取得には、通信講座受講が必須であるものが多いため、注意が必要です。

よって独学での学習をご検討の方は、まず一度自分が取得する資格に講座受講が必要ないか否かを検討する必要があるでしょう。

独学のメリット

独学のメリットは、学費が要らないため、低めの予算で合格を狙えることです。

さらに、自分のペースで勉強ができる、臨機応変に勉強スケジュールを組み直すことができるのも強みです。

独学のデメリット

独学の一番のデメリットは、通信講座を受けないと資格の認定がもらえない場合が多いことです。

取得できる資格の幅が狭まるので、薬膳資格を取得したいと考えている方は、ぜひ通信講座をメインにご検討されることをおすすめします。

また、学習のスケジュールや最適な教材を自分で決定しなければいけない点も大きな学習負担となるため、注意が必要です。

薬膳の資格のおすすめについてまとめ

薬膳の資格のおすすめについてまとめ

  • 薬膳の資格を取れば、薬膳料理のレパートリーが増え生活の質が高まる
  • 上位資格まで取れる講座を選ぶのがおすすめ
  • 薬膳料理のレシピが豊富に学べる講座がおすすめ

「薬膳料理を作れるようになりたいけど難しそう」と躊躇してしまう方は多いのではないでしょうか。

しかし、今回ご紹介した資格講座では、日常的に手に入る食材で手軽に作れるレシピを学ぶことができます。

薬膳・漢方の資格は、基本的な知識を得られるのはもちろん、さまざまなレシピを知ることができるため、生活が豊かになります。

この記事を参考に、自分に最適な資格をぜひ見つけてみてください!

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