【速報】令和2年度(2020年)宅建試験合格発表結果|難易度や来年度の展望を徹底解剖!

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宅建士

関口秀人

令和2年度(2020年)宅建試験10月分合格発表結果

全体 登録講習修了者
申込者数 204,163人 51,057人
受験者数 168,989人 45,492人
受験率 82.8% 89.1%
合格者数 29,728人 8,902人
合格率 17.6% 19.6%
合格点 38点 33点

本日2020年12月2日、令和2年度宅建10月試験の合格発表が行われました。本試験を受験された皆様、大変お疲れ様でした。

本年度の試験は民法大改正初年度の試験ということもあり、難易度がどう転ぶか気になっている人も多いのではないでしょうか?

試験は、民法大改正の影響を受けて民法が難化したのに対し、宅建業法の難易度は易しくなったことから、全体としては平均的な難易度となっています。

以下では、令和2年度の10月分の宅建試験の受験者数の概要や、例年と比較して難易度がどう変化したかについて詳しく解説していきます。

ぜひ、今年の宅建試験を今一度振り返る機会にしてください!

2020年度10月宅建試験の特徴をざっくり説明すると

  • 受験者数は試験が2分割されたことにより10月度試験は減少
  • 合格点は過去最高の38点とハイレベルな勝負となった
  • 合格率は17.6%

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試験が2分割されたことにより受験者数は減少

項目 2020年(10月試験) 2019年 2018年
申込者数 204,163人 276,019人 265,444人
受験者数 168,989人 220,797人 213,993人
受験率 82.8% 80.0% 80.6%
合格者数 29,728人 37,481人 32,644人

今年度の宅建試験は、新型コロナウイルスによる会場不足が発生したことから、例年の1回の試験が10月と12月の2回の試験に振り分けられるという異例の事態となっています。

10月試験に20万人ほどの人が、12月試験に5万人ほどの人が割り当てられており、10月度でみると受験者数は168,989人という結果となりました。

これは例年の10月度試験と比較するとかなり少ない数字であるといえますが、受験率でみると、82%越えと例年通りの数字となっています。

よって、12月度試験も同様の受験率を記録すると仮定すると、宅建試験全体の受験者数は昨年の最高値よりもやや下がることが予想されます。

合格点は例年と比較して上昇

今年の宅建試験の特徴として、民法大改正で難化が予想された事前の予想に反して、例年通りのベーシックな難易度に収まった点が挙げられます。

以下では、今年の合格率・合格点を、過年度の数字と比較しながら見ていきましょう。

2020年度10月宅建試験の合格率は17.6%

上のグラフは過去10年分の宅建試験の合格率を示したグラフとなります。

本年度の宅建試験の合格率は17.6%でした。

今年の試験は冒頭でもふれたように、民法の難易度が大改正の影響で上昇しているため、最新の情報を踏まえた対策が不十分だった方は得点を伸ばすのが困難だったでしょう。

一方、宅建業法は個数問題の減少が影響して、全体的に取り組みやすい問題が増えたため、ここで如何に得点を伸ばすかが合否の分かれ目となりました。

この2つの要素が相まって全体の難易度は例年通りとなっているため、合格率は昨年と比較しても上昇しています。

合格点は38点と過去最高を記録

上のグラフは直近7年間の宅建試験の合格点の推移です。

本年の合格点は38点と、易化した宅建業法で得点を稼ぎやすかった影響もあり、過去最高の得点を記録しています。

これはここ数年の合格点と比較しても高い数字であることから、かなり高得点争いの年なったといえるでしょう。

不合格者がするべき2021年試験への準備

今年度は合格点が例年よりもかなり高い試験であったことから、例年なら合格していた人たちも不合格に陥るという事態が発生しています。

ただ、このような人たちも本番まで蓄えてきた試験の知識が無駄になることはなく、来年の試験を進めるうえでの大きなアドバンテージになるといえるでしょう。

以下では、来年度の試験に向けて押さえておくべき情報を徹底解説していきます。

2021年度宅建試験の難易度を徹底予想

今年度は民法大改正の初年度ということもあり、難易度が上がるのではないかと予想されましたが、蓋を開けてみると合格点は事前の予想よりも高い結果になりました。

よって、来年度はこの合格点の高止まりに歯止めがかかり、ある程度合格点は下がっていくのではないかと予想されます。

また、受験者数の観点でみると大幅な受験者数の増減は見込めないため、競争率が大きく上昇したり低下したりすることはないと考えてよいでしょう。

盤石なカリキュラムに則った学習が合格のカギに

今回の宅建試験の大きな合否の分かれ目として、合格に必要な要素がもれなく詰まった盤石なカリキュラムで学習を行ってきたか否かが挙げられます。

特に、範囲の広い宅建業法を適切に対策できた方々は、ここでしっかりと得点を稼いで合格ラインを超えることができたはずです。

この観点でみると、通信講座や予備校では各講座で試験傾向を徹底分析した必要十分なカリキュラムで学べるので、非常に高い学習効果が期待できると言えるでしょう。

したがって、受講生の合格率は一般的な受験生と比較すると大きく上昇していると考えられます。

一方、独学者の場合はそのようなカリキュラムが存在せず、自分で一から効率的な学習手順やその参考書を調べて学習を進める必要があるので、学習のクオリティは通信講座や予備校の受講生と比較するとどうしても下がりがちです。

そのため、今回の試験に独学で挑み、対策不足を感じている方は、通信講座や予備校の利用を検討することをおすすめします。

通信講座での対策がおすすめ

合格率を飛躍的に高める手段として特におすすめなのが、通信講座の受講です。

通信講座では大手予備校と同等以上の高品質な講義を、自宅や電車内など場所や時間を選ばずに受講することができるので、学習効率を圧倒的に高めることができます。

特に、フォーサイトの宅建講座は2019年度の受講生合格率が71.5%と、全国平均の4.21倍の数字を記録しています

さらにフォーサイトには不合格時の全額返金保証制度もついているため、今年残念な結果に終わった人でも、安心してリスタートを切ることができるでしょう。

来年度試験で確実に宅建資格を勝ち取りたいという方は、是非一度フォーサイトの宅建講座をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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令和2年度10月宅建試験の結果まとめ

2020年度10月宅建試験の結果まとめ

  • 受験者数は12月度試験も踏まえると昨年比でやや減にとどまると予想
  • 合格点は過去最高の38点を記録
  • 合格率は17.6%でこちらも高い数字

2020年度の宅建試験の結果についてここまで解説してきました。

無事合格をつかみ取った人は、この資格を基に今後のキャリアをより良いものにしていってください。

惜しくも不合格になってしまった人も、ここで切り替えて早め早めの対策を行うことで来年度の合格に大きく近づくはずです。

また、今年度は12月27日も試験が行われるため、そこに割り当てられている人は、最後のラストスパート頑張ってください!

盤石の態勢を固めて、確実に合格を狙っていきましょう!

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