食育実践プランナーってどんな資格?難易度・過去問・独学勉強法まで全て解説!
「食育実践プランナーに興味があるけれど、どんな資格なんだろう?」
そのような疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
食育を学ぶのに最適な資格である食育実践プランナーですが、まだそこまでメジャーな資格ではないため周囲に相談しても難易度やメリットなどの情報があまり得られないですよね。
しかし食育実践プランナーはこれからどんどん人気が出ると思われる資格です。
この記事では食育実践プランナーの難易度やメリットだけでなく、必要な勉強時間、費用などを詳細にご紹介してまいります。
記事を読んだ後はそのまますぐ食育実践プランナーの勉強を始めることができますよ!
食育実践プランナーについてざっくり説明すると
- 実生活に役立つメリットがたくさんある
- 受験資格が限られている
- 70%以上の得点率で合格できるため難易度は比較的低い
- 試験は自宅で受けられる
食育実践プランナーってどんな資格?
食育実践プランナーは、食や栄養に関する仕事をしている人だけでなく子育て中の主婦からも注目が集まっている資格です。
最近は芸能人が取得したということもあり特に話題に上る機会が増えてきました。
食育実践プランナーの資格は、どのようなところが魅力的なのでしょうか。
食育実践プランナーとは
食育実践プランナーは、名前の通り食育の知識を習得できる資格です。
食育を毎日の生活で実践し、さらに指導ができるようになることがこの資格の目標です。子供から大人まで全ての方に役立ちます。
おいしさへの知識が深まる
味覚の役割への考え方を深めることができますので、普段食べている食事のおいしさをより感じることができるようになります。
また食材選びの目も養うことができます。
食べることは体の健康に直結しますから、健康的な食生活を送りたい方や体に良い料理の作り方を知りたい方には最適の資格と言えます。
食育実践プランナーの主催団体
食育実践プランナーは通信講座で有名なユーキャンの協力のもと、一般社団法人日本味育協会が主催している資格で、1~4級に分かれています。
食育実践プランナーは、より良い食生活を叶えるための知識やノウハウを子供からお年寄りまで多くの方に伝えるスペシャリストを養成する目的で創設されました。
家庭内だけでなく学校や会社などでの教育、また地域活動など幅広いシーンで使うことが想定できます。
「食育」ブームで一躍話題に
食育への関心が高まってきていることから、食育実践プランナー以外にも食生活アドバイザーや食育アドバイザーなど、食育系資格は数多くあります。
最近では元HKT48の菅本裕子さんが食育アドバイザーの資格を取ったことも話題になりましたし、はんにゃの川島章さんやギャル曽根さんなど、芸能人が食育関連の資格を取ったこともブームに火をつけるきっかけになりました。
食育実践プランナーの資格もその一環として脚光を浴びており、今もその人気は衰えていません。
そもそも食育とは?
食育という言葉は知っていても、具体的にどういったものかは詳しくないという方もおられるでしょう。
食育とは、食についての知識を教えて育むことです。
食べ物はおいしい、まずいというだけでなく体の栄養バランスを整えるためにも重要な役割を果たします。
どういった食事をすれば健康な生活を送ることができるかを知識として身に着けることは子供も大人も関係なく、どなたにとっても重要と言えるのです。
食育が必要とされるワケ
現代は飽食の時代ですから、多くの人が望めば望む分だけの食べ物を得られるようになりました。
しかし好きなものばかりを食べていては、健康的な生活を送る上で必要なビタミンやミネラルといった栄養を十分に摂ることができません。
危険な食材を知ることもできる
危険な食材に対する知識がないと、肥満や学力の低下、免疫不全といった不具合を引き起こすことにもなります。
自分で食べ物を選んでいける時代だからこそ、食育による知識を身に着けることが重要になるというわけです。
食育実践プランナーの難易度
食育実践プランナーが役に立つ仕事であることがわかってきましたね。
しかしここで気になるのが試験の難易度です。 食育実践プランナーに合格するための難易度はどれくらいなのでしょうか。
食育実践プランナーの試験範囲と出題形式
出題範囲としては、鶏肉や豚肉の部位といった知識、また食べ物が消化・吸収される仕組みなど食べ物についての幅広い知識となります。出題形式はマークシート方式です。
受験は自宅ででき、試験日も自分で決めることができます。ですから試験会場に足を運ぶ必要はありません。
制限時間も特に無し
食育実践プランナーの試験は、時間の制限がありません。 ご自身の都合の良い時に落ち着いてゆっくりと試験を受けることができます。
なぜこのような形態で受験することができるのかは後程ご説明いたします。
食育実践プランナーの合格率、合格ライン
食育実践プランナーの合格ラインは得点率70%です。受験期間内であれば再受験もできますから、難易度はそこまで高いものではありません。
正確な合格率が公表されているわけではありませんが、比較的取得しやすい資格と言えるでしょう。
食生活アドバイザーとの違いは
先ほど挙げた食育関連の資格で、食育実践プランナーとよく比較されるのが食生活アドバイザーの資格です。
どちらも学ぶ分野は栄養と健康、食文化、食品学などで、特に違いはありません。しかし資格を使う場面において違いが出てきます。
食生活アドバイザーは主に会社で必要
食生活アドバイザーは食品を扱う企業で必要とされることが多い資格です。ですから衛生管理や流通の仕組みなども含めた内容になっています。
食育実践プランナーは家庭での実用を目指した内容になっていますので、 ご自身の目指す理想像によってどちらを取得するかを選ぶと良いでしょう。
食育実践プランナーの勉強法
資格の勉強をする時に気になるのが勉強方法です。 独学でできるのか、また勉強時間はどれくらいなのか等をまとめました。
独学ではなく通信講座で
結論から申し上げて、食育実践プランナーは独学で勉強することはできません。
食育実践プランナーは、ユーキャンでの通信講座を受講していることが受験資格となります。本屋などで問題集が販売されてはいますが最終的にはユーキャンの講座を受講することになりますので、最初から申し込んでおくことをおすすめします。
課題は6回分
講座は6回分の添削課題を提出することになります。6回目の課題が資格試験となっており、これが7割の得点率を越えていれば合格となります。
課題は全て自宅で記入できます。資格試験である6回目もそうです。
ですから資格試験を受けるのは自宅でOKというわけです。
勉強のポイントは?
ユーキャンの講座をしっかり受けていれば特にご自身で勉強時間を調整することなく、自然に理解が深まっていくでしょう。
テキストではどこが重要なポイントなのかまで分かりやすく記載されているので、初めて食育について学ぶという方でも安心です。
1日にどれくらい勉強すれば良いのか
ユーキャンの提唱する勉強時間は1日あたり30分~1時間からでOKとされていますので、仕事や家事の合間などに無理なく続けることができるでしょう。
テキスト1冊あたり、概ね1ヶ月ほどで修了できる内容になっています。
講座費用と受講期間
気になる受講費用は一括払いで39,000円、分割払いの場合は3,300×12回で39,600円となります。
期間は6ヵ月で修了ですが、最長12ヶ月まで延長することもできます。
過去問は存在しない
資格試験を受ける時に重要とされるのが過去問ですが、食育実践プランナーには過去問が存在しません。これはユーキャンの受講内容がそのまま資格試験となっていることが関係しています。
ですから過去問を使うという王道のテスト対策をすることはできません。
もし不安であれば本屋などで市販されているテキストも利用されるのも良いですが、基本的にはユーキャンの指導要領にしたがって学習すれば大丈夫でしょう。
食育実践プランナーの勉強をするメリット
資格を取る時には、やはりメリットが気になります。 食育実践プランナーは実用的な資格ですので日々の生活だけでなく仕事にも役立つ機会があることでしょう。
詳しくご紹介していきます。
毎日の献立がよくなる
食育実践プランナーは様々な食材や料理に関する知識を勉強します。
栄養や健康についてだけでなく「おいしい!」を学ぶ内容になっていますので、自然と毎日の献立に役立っていくことでしょう。
旬の食材の知識が深まる
現代ではほとんどの食材が一年中手に入ります。しかし旬の食材は他の時期よりも栄養面やおいしさが勝っています。
食育実践プランナーの勉強をすれば旬の食材についての知識も身に着けることができます。料理の元となる食材の買い出しをする際にもこれまでとは違った楽しさが見つかるでしょう。
ご家族の皆さんに喜ばれるお料理のレパートリーを増やすことができます。
食に関するマナーが身につく
食事においては料理の内容だけでなく作法も大切です。
食育実践プランナーを勉強する過程では食に関するマナーも身に着けることができますので、お子さんに食事のマナーを教える時にも役立ちます。
特に食に関するマナーは良好な人間関係を保つ上でも大切になってくるので、資格取得を通じて身に付けておく価値は非常に大きいでしょう。
食に関する仕事に活かせる
意外と知らない方もおられるのですが、食育実践プランナーの資格は履歴書に書くことができます。
飲食店などの職を扱う仕事への転職を考えている方は、食育実践プランナーの資格を持っていることをアピールすれば食に関する知識があることの証明になります。
食に直接関わりのない仕事にも役立つ
例えば保育士、学校教師、介護福祉士など、食事そのものが業務の一環となっている仕事は非常に多いです。幅広い職業への転職において、食育実践プランナーの資格が役立ちます。
また単にその仕事に就くというだけでなく、資格を持っていることで待遇にも変化が出ることがあるかもしれません。
食育実践プランナー取得者の感想・口コミ
ここでは実際に食育実践プランナーを取得した方や、食育実践プランナーの勉強中の方のリアルな口コミを確認していきましょう。
食育実践プランナーの資格学習をされた方からは、「楽しく勉強ができた」「合格できて嬉しい」といったポジティブな意見が非常に多かったです。
また、学んだ知識を「自身や家族の食生活に活かしている」といった声も多く、実践的な内容が学べる資格であることも伺えました。
食育実践プランナーの試験日程・申し込み方法
上述の通り、食育実践プランナー試験は自宅受験である上に、ユーキャンの講座内で受験となるため明確な試験日程は存在しません。
講座内で指定された期間中に試験に合格すれば良いので、試験日程を気にする必要は全くないでしょう。
また、ユーキャンの講座を食育実践プランナー講座を受講することで資格をとることができますが、受講にあたっては条件等存在しないので、講座費用を支払えば誰でも受講することが可能です。
また、ユーキャンの講座は通年で開講しています。そのため資格取得をしたいと思ったら、時期を気にすることなくいつでも申し込みをすることができます。
以下のボタンからユーキャンの講座申し込みページに飛ぶことができますので、「食育実践プランナー講座」をそのままお申し込み頂けます。
食育実践プランナーと合わせて取りたいおすすめ資格
最後に、食育実践プランナーと一緒に取っておくと良い資格をご紹介します。
食生活アドバイザー
先ほどもご紹介した食生活アドバイザーは、食育実践プランナーと合わせてぜひ取っておきたい資格です。
食生活アドバイザーの資格は食育系の中でも特に人気があり、歴史もあります。
家庭内では食育実践プランナー、企業内では食生活アドバイザーと両方の側面から使うことができるため、より幅広い場面で役立つことでしょう。
食生活アドバイザーでもユーキャンの講座を受講して勉強することができます。ユーキャンは資格団体であるFLAネットワーク協会の認定講座なので、安心して受講することができるでしょう。
より上位の資格「マスターコース」
食育実践プランナーの基本コースに合格された方を対象に、マスターコースがあります。また、さらに上のプロフェッショナルコースもございます。
ユーキャンの講座受講と違い、マスターコースもプロフェッショナルコースも、会場に出向いた上で実践的な講座を受けます。(マスターは1日。プロフェッショナルは3日。)
日本味育協会による「おいしさ学」をマスターした専門家を養成するカリキュラムになっていますから、より深く食についての知識が身に着くことでしょう。
受講費用はマスターコースが22,000円、プロフェッショナルコースが98,000円+テキスト代2,500円となります。
子供向けの食育に特化した資格
食育実践プランナーを目指す方の中には、ご自身のお子さんに食育指導をすることを目的としている方もおられることでしょう。
そのような方におすすめなのが、子供向けの食育に特化した資格です。具体的には以下のようなものがあります。
- 幼児食マイスター
- ベビーフードインストラクター
- 幼児食インストラクター
- 幼児食アドバイザー
- 子供食育健康管理コーディネーター
家庭内や転職どちらにも役立つ
上記で挙げたどの資格もご家庭内でお子さんに食育を教えることに役立つのはもちろんのこと、お子さん自身の健康増進にも貢献することができます。
また幼稚園や保育園などで働く方にとっても大きく役立つでしょう。履歴書に書くことで転職活動が有利になることが考えられます。
よろしければこうした資格にも目を向けてみてください。
食育実践プランナーの資格まとめ
食育実践プランナーの資格まとめ
- 食育実践プランナーはユーキャンの講座で受験可能
- 自宅で受験でき難易度はあまり高くない
- 日々の生活だけでなく転職を考える時にもメリットがある
食育実践プランナーの資格を取ることの魅力を様々な視点でお伝えしてまいりました。意外なメリットもたくさん見つかったのではないでしょうか。
ぜひあなたも食育実践プランナーの資格を取り、一つ上のステップを目指してみてください!