アルクの日本語教師養成講座の評判・口コミは？費用や教材の特徴・合格実績まで解説

画像出典：アルク公式HP

まずは、アルクの日本語教師養成講座の特徴を紹介していきます。

• 費用はやや高め
• メインテキストは24冊と教材が充実
• 別売のDVD特講で著名講師の講義を視聴できる
• 専用サイトで学習を徹底サポート
• 就職サポートまで行ってくれる
• 現在講座は休止中

かつて公表されていたアルク利用者の日本語教育能力検定試験の合格率は6割以上であり、これは平均の2.8倍の数字です。

このような優れた実績を誇っている理由には、ボリューム満点の教材と学習サポートが挙げられ、多くの利用者から好評を得ています。

教材はテキスト24冊と問題集、キーワード集など非常に充実しており、専用サイトでは学習の進捗状況の記録や学習相談など、合格を支援するための幅広いサポートが準備されています。

しかし、今現在日本語教師養成講座のHPは確認できないため、受講をご希望の方は注意が必要です。

アルクの日本語教師養成講座は「NAFL日本語教師養成プログラム」が用意されており、受講価格は税込み103,400円となっています。

なお、他社と費用を比較してみると以下の表のようになります。

以上のように、アルクは他社と比べるとやや安めの価格設定と言えるでしょう。

費用面で優れている上に、教材や指導は優れている上に学習サポートは充実しているので、コストパフォーマンスに関しては不安に思う必要はありません。

画像出典：アルク公式HP

それでは、アルク日本語教師養成講座の教材の特徴について紹介していきます。

なお、以下では最も一般的な講座である「NAFL日本語教師養成プログラム」の教材を紹介していきます。

テキストのボリュームが多い

アルクの日本語教師養成講座では、テキストが24冊・CDが7枚付いているなど、合格するために必要十分量の知識を身に着けることができます。

さらに、日本語を学習する側の心理や異文化対応など、日本語教師になってからも役に立つ知識を学べるので、実践的なスキルも習得できます。

また、持ち運びに便利なキーワード集や問題集など、受講者が勉強しやすいような工夫が施されているので、様々なニーズに対応している点が魅力です。

CDで発音やリスニングの指導法を習得

教材の中にはCDが7枚含まれており、様々な国籍を持つ人に対して日本語を分かりやすく教えるために、出身国別の発音の特徴が収録されています。

この特徴を知っておくことで、日本語のリスニング・スピーキングを分かりやすく外国人に教えることができるので、様々な場面で役立つ知識を習得できます。

また、使用するテキストとCDは対応しており、視覚と聴覚の両方をフル活用して勉強に臨むことで、インプットの質を高めることができるでしょう。

充実した問題演習で実力をつける

各テキストの巻末には実力診断テストが付いており、自分の理解度を確認しながら着実に進めることができます。

丁寧に進めることで知識を身に着けることができるので、各問題にしっかりと取り組みましょう。

また、別冊で問題集と模擬テストが付いているので、自分の実力を測る機会が豊富に設けられている点も特徴です。

反復練習用のCDや詳しい解答・解説も付いているので、何度も反復練習することで日本語教師としてのスキルを高めることができるでしょう。

続いて、アルクの受講生サポートの内容について紹介していきます。

これらのサポートをフル活用することで学習効果を高めることができます。

1人でも計画的に進められる

通信講座は1人で勉強を進めることになるため、計画的に進めないと途中で挫折してしまう恐れがあります。

また、途中でモチベーションを失ってしまうと、教材を溜めてしまい試験日までに勉強が間に合わなくなってしまうこともあります。

そこで、アルクではコースガイドに学習プランの立て方を掲載しており、こちらを参考に学習を計画的に進めることが可能です。

また、学習の進捗状況を管理できるウェブシステムも利用できるなど、計画から実行までをトータルでサポートしてくれる点が魅力的と言えるでしょう。

記述式の添削指導が2回ある

日本語教師試験の記述式問題は、採点基準が分からないので独学での対策が難しいのが実情です。

アルクでは、経験豊富なプロが採点してくれる上に解答に対して丁寧なコメントを返してくれるので、理解度のアップやモチベーションの維持に役立ちます。

添削をしっかりとチェックすることで減点された理由を把握することができるので、見直しをすることが非常に重要です。

また、添削が不合格だった場合は再提出が回数無制限で可能なので、理解が深まるまで繰り返しトライすることができます。

就職サポートまで完備

受講生は、アルクが開催している就職サポートセミナーに参加することができます。

このセミナーでは面接対策のコツなどを教えてくれるので、就職に不安を抱えている人にお役立ちの面接ノウハウを吸収することができます。

試験に合格することがゴールではなく、日本語教師として働き始めることで初めて資格を取得した意味が現れます。

就職のサポートが無いと不安な方は、ぜひアルクを受講しましょう。

ただし、現在はサポートが停止中です。

日本語教師の登竜門とされている「日本語教育能力検定試験」は、合格率が23%程度の難関試験です。

つまり、独学で合格を目指しても不合格を繰り返してしまう恐れがあるので、確実に合格を目指したい場合は独学はおすすめしません。

一方、過去に公開されていた情報によると、アルク修了生の日本語教育能力検定試験合格率は66.3％を誇ります。

これは平均合格率の2.8倍の数字を叩き出していることから非常に信頼できる講座であることが分かります。

上述した手厚いサポートや教材をもとに学習を進めることで、高い確率で合格までたどり着くことが証明されているといえるでしょう。

基本的には多くの人におすすめできるアルクの講座ですが、以下のような残念なポイントも存在します。

• 講座の費用がやや高い
• サポートがない

以上のように、講座の費用は平均的なものの、資格が取れる講座の中では高額なので、この点をネックに感じる方も多いでしょう。

また、「NAFL 日本語教育能力検定試験合格セット」はかつてアルクで8万人が受講した「NAFL日本語教師養成プログラム」の教材と日本語教育能力検定試験対策用のテキストがセットになった商品です。

オンライン勉強会も受講できるものの通信講座ではないため、通信講座に通常ついている質問対応などのサポートが一切ついていません。

そのため、自習できる自信のない方にとっては残念に感じるでしょう。

それでは、アルクの講座はおすすめできる人とできない人の特徴を紹介していきます。

アルクの講座受講をおすすめする人

まずは、アルクの日本語教師養成講座がおすすめできる人の特徴を紹介します。

• 充実したテキストを求めている方
• 発音やリスニングを重点的に学びたい方

アルクはテキストのボリュームやCDの内容が充実しているので、充実した教材を求めている人におすすめです。

しかも、教材は過去に高い実績を残しているアルクの日本語教師養成講座をもとにしたものなのでしっかり取り組めば取り組むほど合格に近づくことができるでしょう。

アルクの講座が向いていない人

逆に、アルクの日本語教師養成講座がおすすめできない人の特徴は以下の通りです。

• 安価な講座を受講したい方
• しっかりしたサポートを受けたい方

内容は非常に充実してますが、やはり費用面とサポート面をネックに感じる人にはおすすめできません。

特にサポートについては、添削や質問対応など1人では難しいことも当セットでは自力で解決する必要があります。

安さを追求する方や自習する自信がない方にとって、アルクは第一候補にはならないでしょう。

「NAFL 日本語教育能力検定試験合格セット」についての口コミは残念ながら見つかりませんでした。

代わりに、このセットのもとになっているアルクの日本語教師養成講座を利用した人の口コミをご紹介します。

丁寧な解説をありがとうございます。独学ではいくら考えても思いつかないことを教えていただき、非常にためになりました。 アルクの口コミより

解説は本当に凄い丁寧でわかりやすいです。初めて知ることが沢山あります。

仕事をしてるので、勉強する時間が基本は行き、帰りと早く出勤して一時間位しか時間がないですが、短時間でやるなら、この授業を選んで良かったなと思える回答をいつも頂いてます。 アルクの口コミより

以上のように、解説が分かりやすいと評価する声や、短時間でも効率よく勉強できたという口コミが見られました。

また、学習サポートが充実しているので、疑問があっても丁寧に回答してくれる点も評価されています。

アルクの日本語教師養成講座の評判は高く、初学者でも効率よく学習を進めることができます。

教材はもちろん、様々なサポート体制も整っているので、着実に合格に近付けるでしょう。

日本語教師の需要と将来性は高い為、興味がある方はぜひアルクの受講を検討してみてください！